JP2018185914A - リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法 - Google Patents

リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018185914A
JP2018185914A JP2017085786A JP2017085786A JP2018185914A JP 2018185914 A JP2018185914 A JP 2018185914A JP 2017085786 A JP2017085786 A JP 2017085786A JP 2017085786 A JP2017085786 A JP 2017085786A JP 2018185914 A JP2018185914 A JP 2018185914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lithium secondary
secondary battery
additive
battery
electrolyte solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017085786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6960760B2 (ja
Inventor
翔平 水野
Shohei Mizuno
翔平 水野
博史 春名
Hiroshi Haruna
博史 春名
尚平 寺田
Shohei Terada
尚平 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2017085786A priority Critical patent/JP6960760B2/ja
Publication of JP2018185914A publication Critical patent/JP2018185914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6960760B2 publication Critical patent/JP6960760B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】初期特性に優れるとともにサイクル特性にも優れたリチウム二次電池を提供する。【解決手段】B3O2(ORa)(ORb)(ORc)(OH)PO2F(ORd)(Ra〜Rdはそれぞれ独立して水素又は有機基である。)で表される化合物であるリチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池1及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法に関する
近年の携帯電話や携帯用パソコン等の移動体通信用電源はますます小型化、高エネルギー密度化(高容量化)が要望されており、電気自動車や、電力を動力の一部に利用したハイブリッド車、ハイブリッド電車の実用化が進んでいる。さらに、環境保護の観点から、深夜電力の貯蔵のみならず、太陽電池や風力発電と組み合わせた電力貯蔵用電源の開発も進んでいる。このような状況下、リチウム二次電池が注目されている。その普及に向けて電池の低コスト化が課題となる。低コスト化を実現する方法として、低コストの材料選定とともに電池の長寿命化が挙げられる。電池が長寿命化すると、1回の充放電コストが低減されるためである。
リチウム二次電池の長寿命化に関して、特許文献1に記載されているような添加剤を電解液に添加する技術が知られている。特許文献1には、容量の経時劣化が小さく、寿命特性にも優れた、リチウム二次電池に用いる電解液を提供することが記載されている。具体的には、(RO)(BO)[ここで、Rは、それぞれ独立して、炭素数が1〜6の有機基である]で表されるボロキシン化合物及びLiPFを含有することによって生成する、3価及びそれより高い価数のホウ素を有する化合物と、非水溶媒とを含むリチウム二次電池用電解液が記載されている。
特願2013−172364
特許文献1に開示されたリチウム二次電池では、初期特性については考慮されていない。
そこで、本発明は初期特性に優れるとともにサイクル特性にも優れたリチウム二次電池を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係るリチウム二次電池用展添加剤は、下記式(1)で表される化合物である〔ここでR〜Rはそれぞれ独立して水素又は有機基である。〕ことを特徴とする。
Figure 2018185914
本発明によれば、初期特性に優れるとともにサイクル特性にも優れたリチウム二次電池を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るリチウム二次電池の内部構造を模式的に表す図である。 実施例1、2、比較例4、5の質量スペクトルである。 実施例1、2、比較例4、5の質量スペクトルである。
以下、図面等を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本明細書に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更及び修正が可能である。
<添加剤>
本発明の一実施形態に係る添加剤は、下記式(1)で表されるホウ素含有化合物である。
Figure 2018185914
ここで、R〜Rは水素又は有機基である。R〜Rを構成する有機基としては、直鎖状又は分枝状のアルキル基、シクロアルキル基等を挙げることができる。また、有機基中には、場合によりハロゲン、窒素、硫黄等を含有していても良い。R〜Rを構成する有機基に含まれる炭素数の上限は特に制限されないが、構造安定性の観点からは炭素数3以上10以下であることが好ましい。
式(1)で表される化合物は、電解液に添加することで正極表面に保護膜を形成させ、正極の造安定化や正極表面における電解液の酸化分解抑制効果が発現し、サイクル特性が向上する。
また、電解液中にR(BO)で表されるボロキシンを添加した場合、ボロキシン化合物が電解質塩として一般的に用いられるLiPFに作用して、フッ酸(HF)やPFが発生することがある。フッ酸は正極酸化物を酸化させ、初期特性を低下させる。また、フッ酸の生成にLiPFが使用されるため、電解液中のLiPFの濃度が低下し、初期特性が低下する。式(1)で表される化合物は、電解液中に含まれるLiPF等の電解質塩に作用してフッ酸を生成することがないため、フッ酸の生成による初期特性の低下を抑制することができる。
また、式(1)で表される化合物は、POF基を有するリン化合物であり、燃焼による酸化によって断熱層を形成するため、難燃剤としての機能を有する。
上記式(1)で表される化合物の製造方法は任意である。例えば、R(BO)で表されるボロキシン化合物と、ヘキサフルオロリン酸塩と、を有機溶媒中で混合した後、真空乾燥することにより得られる。ここで、R(BO)で表されるボロキシン化合物としては、トリイソプロポキシボロキシン((O−CH(CH(BO))、トリメチルボロキシン((CH(BO))、トリメトキシボロキシン((O−CH(BO))、トリエトキシボロキシン(O−CHCH(BO))、トリシクロヘキソキシボロキシン(O−C11(BO)等が挙げられる。ヘキサフルオロリン酸塩としては、LiPF、KPF、NaPF、NHPF、ヘキサフルオロリン酸テトラブチルアンモニウム等が挙げられる。有機溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等を用いることができる。
上記方法により式(1)で表される化合物を合成するためには、ヘキサフルオロリン酸塩に対するボロキシン化合物のモル比が過剰となるように、ヘキサフルオロリン酸塩と美ボロキシン化合物とを混合する必要がある。ヘキサフルオロ酸塩に対するボロキシン化合物のモル比が過剰でない場合は、式(1)で表される化合物が生成しないためである。具体的には、ヘキサフルオロリン酸塩とボロキシン化合物のモル比が1:2〜1:5であることが好ましく、1:3〜1:4であることがさらに好ましい。
<電解液>
本発明の一実施形態に係る電解液は、電解質、非水溶媒、式(1)で表される化合物を含む。また、式(1)で表される化合物以外の他の添加剤を含んでいても良い。
電解質としては、リチウム塩を用いることができる。リチウム塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiCFSO、Li(CFSON、Li(CSO)Nが挙げられる。これらの成分は電解質中30重量%未満とすることが望ましい。
電解質濃度としては、電池の内部抵抗の観点から、非水溶媒に対して0.6mol/l〜1.5mol/lとすることが望ましいがこれに限定されるものではない。
非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート等が挙げられる。また、これら非水溶媒については、フッ素置換体等のハロゲン化物や硫黄元素で置換したものを用いても良い。さらにこれらの非水溶媒は、単独で用いても2種類以上を混合して用いても良い。なお、2種類以上の非水溶媒を用いる場合は、環状カーボネートや環状ラクトンのような粘度の大きい溶媒と、鎖状カーボネートや鎖状エステルのような粘度の小さい溶媒との混合溶媒系を用いるのが望ましい。
式(1)で表される添加剤の添加量は、非水溶媒及びリチウム塩の合計重量に対して0.1重量%以上5.0重量%以下とすることが好ましく、0.1重量%超2.0重量%未満とすることがさらに好ましい。
式(1)で表される添加剤以外の他の添加剤としては、ビニレンカーボネート(VC)、カルボン酸無水物基を有する化合物、プロパンサルトン等硫黄元素を有する化合物、ホウ素を有する化合物等の正極及び/又は負極活物質表面に被膜を形成し電極表面の還元分解を抑制するための添加物、ビフェニル、シクロヘキシルベンゼン等の過充電抑制のための添加剤、リン酸系及び/又はハロゲンへの置換により電解液に難燃・不燃性を付与させる添加剤、正極活物質からのMnの溶出を抑制する添加剤、電解液のイオン導電性を向上するための添加剤、自己消化性添加剤、電極・セパレータ濡れ性改善添加剤等がある。添加剤は、それぞれの目的に応じて電解液に添加することができる。また、2種以上の添加剤を混合させることも可能である。これら添加剤の濃度は、合計して電解液中10重量%未満とすることが望ましい。
これらの添加剤の中でもビニレンカーボネートが添加することが好ましい。負極活物質表面には、C=O、C−H及びCOO等の表面官能基が存在し、これらの表面官能基は電池反応で電解液と不可逆な反応をすることで、SEI被膜といわれる表面被膜を形成する。SEI被膜の形成は、その生成により電荷を消費するため、電池の容量低下の一因になるが、ビニレンカーボネートを反応に関与させることでこの容量低下を抑制し、またSEI被膜により、電極界面での電解液との経時的な反応を抑制して、寿命の向上したリチウム二次電池を提供することができる。電解液中のビニレンカーボネートの濃度は、2重量%以下とすることが望ましい。
<電池構造>
図1は、本発明の一実施形態に係るリチウム二次電池の内部構造を模式的に表す図である。図1に示す本発明の一実施形態に係るリチウム二次電池1は、正極10、セパレータ11、負極12、電池容器13、正極集電タブ14、負極集電タブ15、内蓋16、内圧開放弁17、ガスケット18、正温度係数(Positive Temperature Coefficient;PTC)抵抗素子19、電池蓋20及び軸心21から概略構成される。電池蓋20は、内蓋16、内圧開放弁17、ガスケット18及び正温度係数抵抗素子19からなる一体化部品である。また、軸心21には、正極10、セパレータ11及び負極12が捲回されている。
セパレータ11を正極10及び負極12の間に挿入し、軸心21に捲回した電極群において、軸心21は、正極10、セパレータ11及び負極12を担持できるものであれば公知の任意の軸心を用いることができる。この実施の形態では、電極群は、円筒形状に形成されている。電池容器13の形状は、電極群の形状に合わせて円筒形に形成されている。
電池容器13の材質は、電解液に対し耐食性のある材料、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルメッキ鋼等から選択される。電池容器13を正極10又は負極12に電気的に接続する場合に、電解液と接触している部分において、電池容器13の腐食やリチウムイオンとの合金化による材料の変質が起こらないように、電池容器13の材料の選定を行う。
電池容器13に電極群を収納し、電池容器13の内壁に負極集電タブ15を接続し、電池蓋20の底面に正極集電タブ14を接続する。電解液は、電池を密閉する前に電池容器13の内部に注入する。電解液の注入方法は、電池蓋20を開放した状態にて電極群に直接添加する方法、又は電池蓋20に設置した注入口から添加する方法がある。その後、電池蓋20を電池容器13に密着させ、電池全体を密閉する。電解液の注入口がある場合は、それも密封する。電池密閉は、溶接、かしめ等公知の技術を用いて行うことができる。
<負極>
負極12は、負極活物質、バインダ及び集電体から概略構成され、負極活物質を、スチレンブタジエン共重合体等のバインダ及び必要に応じてカルボキシメチルセルロース等と混合して負極合剤スラリーを調製し、これを、例えば、ドクターブレード法、ディッピング法、スプレー法等によって集電体に塗布、プレスすることにより作製することができる。また、負極合剤スラリーの塗布及び乾燥を複数回行うことにより、複数の合剤層を集電体に積層化させることも可能である。
負極活物質としては、例えば、天然黒鉛、石油コークス又は石炭ピッチコークス等から得られる易黒鉛化材料を2500℃以上の高温で処理したもの、メソフェーズカーボン、非晶質炭素、黒鉛の表面に非晶質炭素を被覆したもの、天然又は人造黒鉛の表面を機械的処理することにより表面の結晶性を低下させた炭素材、高分子等の有機物を炭素表面に被覆・吸着させた材料、炭素繊維、リチウム金属、リチウムと合金化する金属、シリコン又は炭素粒子表面に金属を担持した材料等が用いられる。担持させる金属としては、例えば、リチウム、アルミニウム、スズ、ケイ素、インジウム、ガリウム及びマグネシウムより選択される金属、あるいはそれらの合金が挙げられる。また、スズ、ケイ素、鉄、チタン等の金属の酸化物を負極活物質として用いても良い。これら負極活物質は、いずれか1種を単独で又は2種以上を混合させて用いることができる。
負極活物質の粒径は、負極活物質及びバインダから形成される合剤層の厚さ以下になるように通常は規定される。負極活物質の粉末中に合剤層厚さ以上のサイズを有する粗粒がある場合、予めふるい分級や風流分級等により粗粒を除去し、合剤層厚さ以下の粒子を作製することが望ましい。
負極12の集電体には、銅箔等を用いることができる。例えば、厚さ7μm〜25μm程度の銅箔等を用いることが望ましい。
負極合剤層の厚さは、集電体の両面に塗布した場合で、それぞれ50μm〜200μm程度とすることが望ましいが、これに限定されるものではない。
バインダとしては、水に溶解、膨潤又は分散するポリマーを用いることができ、例えば、スチレンブタジエン共重合体、アクリル基を有するポリマー、シアノ基を有するポリマー等が適用可能である。負極合剤層におけるバインダの量は、負極活物質、増粘効果を向上させる目的で用いるカルボキシメチルセルロース等及びバインダの合計量に対して、例えば0.8重量%〜1.5重量%程度とすることが望ましい。バインダ成分が多くなると、内部抵抗値の増加や電池容量の低下につながる。一方で、バインダ成分が少な過ぎると、電極の密着強度が低下し、電極作製が困難になったり、電池の保存特性、サイクル特性の低下を招いたりする恐れがある。カルボキシメチルセルロース等の、合剤スラリーの増粘効果の向上を目的として加える有機物自体が、結着力向上効果を発現する場合もあり、さらに、用いる活物質により、その最適値も大きく変わり得るので、電池の初期特性や保存特性、サイクル特性等の電池試験結果を基に配合比率を決定することが望ましい。
また、水には溶解、膨潤又は分散しない有機系のバインダを用いることも可能である。有機系バインダを用いる場合は、負極活物質、カルボキシメチルセルロース等及びバインダの合計量に対して、例えば3重量%〜6重量%程度とすることができる。最適な配合比率は、水系バインダの場合と同様に、電池の保存特性、サイクル特性等の試験結果を基に、決定することが望ましい。
<セパレータ>
正極10及び負極12の直接接触による短絡防止を目的としてセパレータ11を用いる。このセパレータ11には、ポリエチレン、ポリプロピレン、アラミド樹脂等の微多孔質の高分子フィルムや、高分子フィルムの表面上にアルミナ粒子等の耐熱性物質を被覆した膜等が使用可能である。
<正極>
正極10は、正極活物質、導電剤、バインダ及び集電体から概略構成される。具体的には、正極活物質を、バインダ、導電剤、及び必要に応じてカルボキシメチルセルロース等と混合して正極合剤を調製し、これを、例えば、ドクターブレード法、ディッピング法、スプレー法等によって集電体に塗布した後、有機溶媒を乾燥させ、ロールプレスによって加圧成形することにより、作製することができる。また、塗布から乾燥までを複数回行うことにより、複数の合剤層を集電体に積層化させることも可能である。
正極活物質としては、LiCoO、LiNiO、LiMn、LiNi0.33Mn0.33Co0.33等が例示される。その他に、LiMnO、LiMn、LiMnO、LiMn12、LiMn2−x(ただし、MはCo、Ni、Fe、Cr、Zn及びTiからなる群から選択される少なくとも1種であり、xは0.01〜0.2である)、LiMnMO(ただし、MはFe、Co、Ni、Cu及びZnからなる群から選択される少なくとも1種である)、Li1−xMn(ただし、AはMg、B、Al、Fe、Co、Ni、Cr、Zn及びCaからなる群から選択される少なくとも1種であり、xは0.01〜0.1である)、LiNi1−x(ただし、MはCo、Fe及びGaからなる群から選択される少なくとも1種であり、xは0.01〜0.2である)、LiFeO、Fe(SO、LiCo1−x(ただし、MはNi、Fe及びMnからなる群から選択される少なくとも1種であり、xは0.01〜0.2である)、LiNi1−x(ただし、MはMn、Fe、Co、Al、Ga、Ca及びMgからなる群から選択される少なくとも1種であり、xは0.01〜0.2である)、Fe(MoO、FeF、LiFePO、LiMnPO等を用いることができる。
正極活物質の粒径は、正極活物質、導電剤及びバインダから形成される合剤層の厚さ以下になるように通常は規定される。正極活物質の粉末中に合剤層厚さ以上のサイズを有する粗粒がある場合、予めふるい分級や風流分級等により粗粒を除去し、合剤層厚さ以下の粒子を作製することが望ましい。
また、正極活物質は、酸化物系であるために一般に電気抵抗が高いので、電気伝導性を補うための炭素粉末等からなる導電剤を利用する。正極活物質及び導電剤はともに通常は粉末であるので、粉末にバインダを混合して、粉末同士を結合させると同時に集電体へ接着させることができる。
正極10の集電体としては、例えば、厚さが10μm〜100μmのアルミニウム箔、厚さが10μm〜100μmで孔径が0.1mm〜10mmのアルミニウム製穿孔箔、エキスパンドメタル又は発泡金属板等が用いられる。アルミニウムの他に、ステンレスやチタン等の材質も適用可能であり、材質、形状、製造方法等に制限されることなく、任意の集電体を使用することができる。
正極合剤層の厚さは、集電体の両面に塗布した場合で、それぞれ50μm〜200μm程度とすることが望ましいが、これに限定されるものではない。
正極に用いるバインダとしては、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、アクリル系のポ
リマー、イミド基やアミド基を有するポリマー等を用いることができる。また、正極合剤層におけるバインダの量は、多過ぎると内部抵抗値の増加や電池容量の低下につながる。一方で、バインダ成分が少な過ぎると、電極の密着強度が低下し、電極作製が困難になったり、電池の保存特性、サイクル特性の低下を招いたりする恐れがあるので、これらのバランスを考慮して適宜設定される。具体的には、正極活物質、導電剤及びバインダの合計量に対して、バインダの量を1重量%〜7重量%とすることが好ましい。最適な配合比率は、電池の保存特性、サイクル特性等の試験結果を基に決定することが望ましい。
以上の実施形態では、電極群は円筒形状に形成されていたが、例えば短冊状電極を積層したもの、又は正極10と負極12を扁平状等の任意の形状に捲回したもの等、種々の形状でも良い。電池容器13の形状は、上記のような円筒形状の他、例えば扁平長円形状、扁平楕円形状、角形等の形状でも良い。さらに軸心21は、電池形状によって、あるいは電池内部における電極の体積占有率を向上させる目的で、省略することも可能である。
以下に示す方法により、図3に示すリチウム二次電池を作製した。
下記式(2)で表されるホウ素含有化合物Aを作製し、それを添加した電解液を有するリチウム二次電池を作製し、電池の初期特性及びサイクル特性を評価した。
Figure 2018185914
<ホウ素含有化合物Aの調製>
トリイソプロポキシボロキシン(O−CH(CH(BO)(0.6g)とLiPF(0.09g)を4:1のモル比で、メチルカーボネート(10g)中において室温で24時間混合した。その後、60℃、0.1Torrで真空乾燥し、気体及び液体成分を除去し、ホウ素含有化合物Aを得た。
<電解液の調整>
電解質としてLiPFを1mol/lの濃度で、非水溶媒であるエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)の混合溶液(EC:EMC=1:2(容積比))に溶解し、さらにビニレンカーボネートを全体の1.0重量%の濃度で混合し、LiPF及び非水溶媒の合計量に対して0.5重量%の濃度でホウ素含有化合物Aを添加した。
<負極の作製>
負極活物質にはX線回折測定で得られた面間隔が0.368nm、平均粒径が20μm、比表面積が5m/gの天然黒鉛を用いた。天然黒鉛、カルボキシメチルセルロースの水膨潤体及びスチレンブタジエン共重合体を含む水分散液を回転翼のような攪拌手段を備えた混合機を用いて充分に混錬し、負極合剤スラリーを調製した。負極活物質、カルボキシメチルセルロース及びスチレンブタジエン共重合体の混合比は、重量比で97:1.5:1.5になるようにした。
この負極合剤スラリーを、厚さ10μmの圧延銅箔(集電体)の両面に実質的に均一に塗布した。乾燥後に、ロールプレス機により、負極の活物質密度が約1.5g/cmになるように圧縮成形し負極を作製した。密度調整のためのプレス後に、負極を合剤層の塗布長さ55cmと未塗布部5cmの合計60cm、塗布幅5.6cmになるように切断した。その後、未塗布部にNi製のリード片を溶接し、電流取出し部を具備した負極を作製した。
<正極の作製>
正極活物質には、平均粒径10μm、比表面積1.5m/gのLiNi0.33Mn0.33Co0.33を用いた。正極活物質と、塊状黒鉛及びアセチレンブラックを9:2に混合した導電剤とを、バインダとして予め5重量%PVDFに調整されたNMP溶液に分散させて正極合剤スラリーを調製した。スラリーの作製は、負極の場合と同様に、回転翼のような撹拌手段を備えた混合機を用いて充分に混練した。正極活物質、導電剤及びPVDFの混合比は、重量比で85:10:5になるようにした。
この正極合剤スラリーを厚さ20μmのアルミニウム箔(集電体)の両面にできるだけ均一かつ均等に、負極と同じ手順で塗布し乾燥した。その後、ロールプレス機により、正極の活物質密度が2.6g/cmになるよう圧縮成形し、正極を作製した。その後、正極を合剤層の塗布長さ50cmと未塗布部5cmの合計55cmとなるよう切断した。そして、電流を取り出すためのアルミニウム箔製のリード片を未塗布部に溶接し、電流取出し部を具備した正極を作製した。
<リチウム二次電池の作製>
作製した正極と負極を用いて図3に示すような円筒型のリチウム二次電池1を作製した。具体的には正極と負極には、それぞれ電流引き出し用の正極集電タブ、負極集電タブを超音波溶接した。正極集電タブ、負極集電タブは、長方形の集電体とそれぞれ同じ材質の金属箔から構成され、また、正極及び負極の間にポリエチレンの単層膜であるセパレータを挟んで重ね、これを、図3に示すように、円筒状(螺旋状)に捲いて電極群とし、円筒状の電池容器に収納した。電極群を電池容器に収納した後、電池容器内に電解液を注入し、正極集電タブが取り付けられた密閉用の電池蓋、ガスケットを介して電池容器に密着させ、かしめにより密閉して、径18mm、長さ650mmの円筒型のリチウム二次電池を作製した。
トリイソプロポキシボロキシンとLiPFを3:1のモル比で混合してホウ素含有化合物A´を作製したこと以外実施例1と同様にしてリチウム二次電池を作製した。
ビニレンカーボネートを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてリチウム二次電池を作製した。
ビニレンカーボネートを添加しなかったこと以外は実施例2と同様にしてリチウム二次電池を作製した。
ホウ素含有化合物Aの添加濃度を0.1重量%としたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池1を作製した。
ホウ素含有化合物Aの添加濃度を2.0重量%としたこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池1を作製した。
ホウ素含有化合物Aの調整の際に、トリイソプロポキシボロキシンに代えてトリメチルボロキシン(CH(BO)を用いて下記式(3)で表されるホウ素含有化合物Bを作製したこと以外は実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池1を作製した。
Figure 2018185914
〔比較例1〕
ホウ素含有系化合物Aを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてリチウム二次電池1を作製した。
〔比較例2〕
ホウ素含有化合物Aに代えてトリイソプロポキシボロキシン(O−CH(CH(BO)(以下、TiPBxと表記する)を用いたこと以外は実施例1と同様にしてリチウム二次電池1を作製した。
〔比較例3〕
ビニレンカーボネートを添加しなかったこと以外は比較例2と同様にしてリチウム二次電池1を作製した。
〔比較例4〕
トリイソプロポキシボロキシンとLiPFを2:1のモル比で混合してホウ素含有化合物Cを作製したこと以外実施例1と同様にしてリチウム二次電池を作製した。
〔比較例5〕
トリイソプロポキシボロキシンとLiPFを1:1のモル比で混合してホウ素含有化合物Dを作製したこと以外実施例1と同様にしてリチウム二次電池を作製した。
〔ホウ素含有化合物の質量分析〕
実施例1、2、比較例4、5で作製したホウ素含有化合物A、A´、B、Cについて直接イオン化法により質量分析を行った。質量分析には、大気圧イオン化飛行時間質量分析計(日本電子株式会社製JMS−T100LP AccuTOF LC)を用いた。イオン源はDART(Direct Analysis in Real Time)とし、DART用ガスにはヘリウムを使用し、ヘリウム加熱温度は350℃、オリフィス1の電圧は30V、オリフィス1温度は80℃とした。ホウ素含有化合物の質量スペクトルを図2、図3に示す。
質量分析では、測定サンプルをイオン化する際に、母体となる構造が解離し、それらの解離片から構造特定をすることが可能である。また、元素によって同位体存在比が異なるため、化合物に含有する元素の種類や数によってスペクトル形状が変化する。したがって、スペクトルの形状から特定元素の含有数を推定することができる。
構造を特定する際にホウ素を含有するピークを抽出した。図2の質量スペクトル中に、ホウ素を含有するピークには、質量数を記載した。その他のピークは、ホウ素含有化合物を作製する際のLiPF6等の原料やジメチルカーボネート等の溶媒の分解物が結合したものであり、ホウ素を含んでいない化合物に帰属されるピークである。
ホウ素化合物Aの質量スペクトル中には、ホウ素を3個含むピークが質量数485.279m/z、443.232m/z、383.175m/zに観測された。また、ホウ素を2個含むピークが質量数399.226m/zに観測された。これらのピークのうち、質量数485.276m/zに観測されたピークが母体であり、他のピークは解離片であると考えられる。解析の結果、ホウ素含有化合物Aの構造式は、式(2)で表されることが分かった。
また、ホウ素含有化合物A´についてもホウ素化合物Aと同様のピークが観測されたことから、ホウ素含有化合物A´の構造式も式(2)で表されることが分かった。
一方、ホウ素含有化合物B、Cについては、質量数485m/z付近にピークが観測されなかった。また、解離片に相当するピークも観測されなかった。
ホウ素含有化合物A、A´B、Cは調整時のLiPFに対するTiPBxのモル比異なる。質量分析の結果より、LiPFに対するTiPBxのモル比が1:1、1:2の場合は、式(2)で表される化合物が生成しないことが確認できた。
図2は、ホウ素会含有化合物A、A´、B、CのTiPBxの質量数付近の質量スペクトルである。質量数276m/z付近に観測されているピークはTiPBxに帰属されるピークである。ホウ素含有化合物B、Cについては、TiPBxに帰属されるピークが顕著に観測された。一方、ホウ素含有化合物A、A´については、TiPBxを過剰に添加したにも関わらず、TiPBxに帰属されるピークが小さく、TiPBxの量が少ないことが分かった。これは、TiPBxとLiPFとが反応したためと推察される。
以上の結果から、式(1)で表される化合物を作製するためには、LiPF6に対してR(BO)で表されるボロキシン化合物を過剰に混合する必要があることが分かった。
LiPFがボロキシン化合物に対して過剰であると、ボロキシン化合物中のすべてのホウ素にLiPFが配位し、ボロキシン環状構造が崩壊せずに維持される。一方で、ボロキシン化合物がLiPFに対して過剰であると、LiPFと配位していないホウ素が存在し、そのホウ素―酸素結合が切断され、切断部にPOFが結合すると考えられる。
比較例2のように電解液に1mol/lLiPFが含まれるリチウム二次電池にTiPBxを0.5質量%程度添加した場合は、LiPF6に対するTiPBxのモル比が21:1となり、LiPF過剰となる。そのため、比較例2のように電解液中にTiPBxを添加した場合は、式(1)で表される化合物は電解液中で生成しない。
〔初期特性およびサイクル特性の評価〕
以上のようにして作製した実施例1〜7及び比較例1〜3のリチウム二次電池について、初期特性およびサイクル特性を評価した。
初期特性は以下のように測定した。それぞれのリチウム二次電池について、25℃の高温槽内で、充電電流1400mAで電池電圧が4.2Vの定電流定電圧充電をし、15分間の休止後、放電電流700mAで電池電圧が3.0Vになるまで定電流放電した。その後、同様に充電し、放電電流3000mAで電池電圧が3.0Vになるまで定電流放電した。放電電流3000mAと700mAの放電容量の比を求めた。この放電電流3000mAと700mAの放電容量の比を初期特性比とした。初期特性比が大きい程、電流に対する特性が良く、電池の内部抵抗が小さいことを示すため、初期特性が優れていることを示す。
サイクル特性は以下ように測定した。充電電流1400mAで電池電圧が4.2Vの定電流定電圧充電をし、15分間の休止後、放電電流1400mAで電池電圧が3.0Vになるまで定電流放電することを1サイクルとして、200サイクルの負荷特性試験を行った。200サイクル目の放電容量に対する1サイクル目の放電容量の比を求め、これを容量維持率とした。容量維持率が大きい程、サイクル特性が優れていることを意味する。
表1に実施例1〜7及び比較例1〜3の初期特性比と容量維持率を示す。
Figure 2018185914
表1より、ホウ素含有化合物A、A´、Bのいずれかを添加した実施例1〜7では容量維持率が86.0%超となり、添加剤を添加していない比較例1と比べて容量維持率が向上した。また、実施例1〜7はTiPBxを添加した比較例2、3よりも初期特性比の低下を抑制できた。以上の結果より、式(1)で表される化合物を電解液中に添加することにより、初期特性に優れるとともにサイクル特性にも優れたリチウム二次電池を提供することできることが分かった。
また、実施例1〜4より、式(1)で表されるホウ素含有化合物の他に、ビニレンカーボネートを電解液に添加することにより、容量維持率がさらに向上することが分かった。
実施例1、5、6より、式(1)で表されるホウ素含有化合物の添加量は、0.1重量%超、2.0重量%未満が好ましいことが分かった。
1 リチウム二次電池
10 正極
11 セパレータ
12 負極
13 電池容器
14 正極集電タブ
15 負極集電タブ
16 内蓋
17 内圧開放弁
18 ガスケット
19 正温度係数抵抗素子
20 電池蓋
21 軸心

Claims (9)

  1. 下記式(1)で示される構造を有するリチウム二次電池用添加剤〔ここでR〜Rはそれぞれ独立して水素又は有機基である。〕
    Figure 2018185914
  2. 請求項1に記載のリチウム二次電池用添加剤であって、
    前記式(1)におけるR〜Rは水素又は炭素数3〜10のアルキル基であることを特徴とするリチウム二次電池用添加剤。
  3. 請求項2に記載のリチウム二次電池用添加剤であって、
    前記式(1)におけるRは水素、R及びRはそれぞれ独立してCであり、RはC19であることを特徴とするリチウム二次電池用添加剤。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のリチウム二次電池用添加剤と、リチウム塩と、非水溶媒と、を含むリチウム二次電池用電解液。
  5. 請求項4に記載のリチウム二次電池用電解液であって、
    前記リチウム二次電池用添加剤を前記リチウム塩と前記非水溶媒の合計重量に対して0.1重量%超2.0重量%未満含むことを特徴とするリチウム二次電池用電解液。
  6. 請求項4又は5に記載のリチウム二次電池用電解液であって、
    さらにビニレンカーボネートを含有していることを特徴とするリチウム二次電池用電解液。
  7. 請求項6に記載のリチウム二次電池用電解液であって、
    前記ビニレンカーボネートの含有量は、前記リチウム塩と前記非水溶媒の合計重量に対して2質量%以下であることを特徴とするリチウム二次電池用電解液。
  8. リチウムイオンを吸蔵・放出可能な正極及び負極と、
    請求項4乃至7のいずれか一項に記載のリチウム二次電池用電解液と、を備えることを特徴とするリチウム二次電池。
  9. 請求項1に記載のリチウム二次電池用添加剤の製造方法であって、
    (BO)(Rはアルキル基)で表されるボロキシン化合物と、ヘキサフルオロリン酸塩と、を前記ヘキサフルオロリン酸塩に対する前記ボロキシン化合物のモル比が過剰となるように有機溶媒中で混合し、撹拌した後、真空乾燥することを特徴とするリチウム二次電池用添加剤の製造方法。
JP2017085786A 2017-04-25 2017-04-25 リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法 Active JP6960760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017085786A JP6960760B2 (ja) 2017-04-25 2017-04-25 リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017085786A JP6960760B2 (ja) 2017-04-25 2017-04-25 リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018185914A true JP2018185914A (ja) 2018-11-22
JP6960760B2 JP6960760B2 (ja) 2021-11-05

Family

ID=64356170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017085786A Active JP6960760B2 (ja) 2017-04-25 2017-04-25 リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6960760B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020241506A1 (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 宇部興産株式会社 非水電解液及びそれを用いた蓄電デバイス

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017033839A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日立化成株式会社 リチウム二次電池用正極、リチウム二次電池及びリチウムイオン二次電池用正極の製造方法
JP2017033838A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日立化成株式会社 リチウム二次電池用非水電解液及びそれを用いたリチウム二次電池

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017033839A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日立化成株式会社 リチウム二次電池用正極、リチウム二次電池及びリチウムイオン二次電池用正極の製造方法
JP2017033838A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 日立化成株式会社 リチウム二次電池用非水電解液及びそれを用いたリチウム二次電池

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020241506A1 (ja) * 2019-05-24 2020-12-03 宇部興産株式会社 非水電解液及びそれを用いた蓄電デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP6960760B2 (ja) 2021-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI654788B (zh) Nonaqueous electrolyte and power storage device for lithium secondary battery
JP6231817B2 (ja) リチウム二次電池用電解液及びリチウム二次電池
WO2017183696A1 (ja) リチウム二次電池及びリチウム二次電池の製造方法
JP6429172B2 (ja) 優れた電気化学的性能を有する正極活物質及びこれを含むリチウム二次電池
WO2013187211A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極材、リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、およびそれらの製造方法
JP6372823B2 (ja) リチウム二次電池、リチウム二次電池用電解液、及び、リチウム二次電池の電解液用添加剤
US20160181672A1 (en) Nonaqueous electrolytic solution for energy storage device
JP7375222B2 (ja) 正極活性材料、リチウムイオン二次電池、電池モジュール、電池パックおよび電気装置
WO2014162529A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極、リチウムイオン二次電池、およびそれらの製造方法
WO2018042925A1 (ja) 電気化学素子用添加剤、電気化学素子用電解液、電気化学素子、リチウムイオン二次電池用電解液、リチウムイオン二次電池及び電気化学素子用添加剤の製造方法
JP4867161B2 (ja) 非水電解質二次電池
JP6960760B2 (ja) リチウム二次電池用添加剤、それを用いたリチウム二次電池用電解液、それを用いたリチウム二次電池及びリチウム二次電池用添加剤の製造方法
JP2019029184A (ja) リチウム二次電池及びその製造方法
JP6258180B2 (ja) リチウム二次電池用電解液の添加剤及びそれを用いたリチウム二次電池用電解液、リチウム二次電池
JP2014116077A (ja) リチウムイオンニ次電池、それを用いた二次電池システム、およびリチウムイオン二次電池用非水電解液
WO2014188474A1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極活物質、リチウムイオン二次電池、およびそれらの製造方法
KR102129499B1 (ko) 리튬 이차 전지
KR101651142B1 (ko) 사이클 수명이 개선된 리튬 이차전지
JP2018120761A (ja) 電気化学デバイス用添加剤、電気化学デバイス用添加剤の製造方法及び電気化学デバイス用電解液
JP2015041511A (ja) リチウム二次電池用電解液の添加剤
WO2022203047A1 (ja) 非水系電解液及びそれを用いた非水系電解液電池
JP2019029252A (ja) 非水電解質二次電池
WO2015132842A1 (ja) リチウムイオン二次電池用難燃剤、リチウムイオン二次電池用電解液、リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池を利用した電源または機器システム
KR20150054683A (ko) 리튬 이차 전지

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200417

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200622

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20200420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201030

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20201030

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6960760

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150