JP2018182957A - カバーの固定構造、およびギアードモータ - Google Patents

カバーの固定構造、およびギアードモータ Download PDF

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Abstract

【課題】支持部材にカバーを容易かつ適正に固定することのできるカバーの固定構造、およびギアードモータを提供する。【解決手段】ギアードモータ1において、歯車カバー6は第1カバー部材7と第2カバー部材8とを備えており、第1カバー部材7は、フレーム3(支持部材)の第3板部33(第1支持部)および第1板部31(第2支持部)に支持され、第2カバー部材8は、第1板部31に支持されている。第1カバー部材7と第2カバー部材8との境界部61では、第1カバー部材7の端部76と第2カバー部材8の端部86とが第1方向Xで隙間を隔てて離間しているが、境界部61には、第1カバー部材7の端部76および第2カバー部材8の端部86の一方が他方に第1方向Xに対して直交する方向から重なった重なり部が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、カバーの固定構造、および歯車伝達機構が歯車カバーで覆われたギアードモータに関するものである。
モータ本体のモータ軸の回転を、歯車伝達機構を介して回転部材に伝達するギアードモータでは、モータ本体の出力側の端部にフレームを設け、フレームの第1板部と第2板部との間に回転部材を回転可能に配置した構造が採用される(特許文献1参照)。
特開2009−124868号公報
特許文献1に記載のモータでは、歯車伝達機構に異物が付着する等の問題点があるため、歯車伝達機構を歯車カバーで覆うことが好ましい。その場合、歯車カバーを第1板部と第2板部との間でフレームに固定することになる。また、歯車カバーに貫通穴を形成しておき、回転部材の回転中心軸を歯車カバーの貫通穴を貫通させることになる。このため、ギアードモータの製造工程では、歯車カバーの貫通穴に回転部材の回転中心軸を貫通させた後、歯車カバーを回転部材と一緒に第1板部と第2板部との間に配置し、その後、カバーをフレーム(支持部材)に固定する必要があるため、カバーの設置に多大な手間がかかるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、支持部材にカバーを容易かつ適正に固定することのできるカバーの固定構造、およびギアードモータを提供することにある。
上記課題を解消するため、本発明は、支持部材に対するカバーの固定構造であって、前記支持部材は、前記カバーに対して第1方向の一方側に位置する第1支持部と、前記カバーに対し、前記第1方向に対して直交する第2方向の一方側に位置する第2支持部と、を有し、前記カバーは、前記第1支持部および前記第2支持部に支持された第1カバー部材と、前記第1カバー部材に対する前記第1方向の他方側で前記第2支持部に支持された第2カバー部材と、を備え、前記第1方向で前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とに挟まれた境界部には、前記第1カバー部材の前記第1方向の他方側の端部、および前記第2カバー部材の前記第1方向の一方側の端部のうちの一方が他方に前記第1方向に対して直交する方向から重なった重なり部が設けられていることを特徴とする。
本発明において、カバーは第1カバー部材と第2カバー部材とを備えており、第1カバー部材は、支持部材の第1支持部および第2支持部に支持され、第2カバー部材は、支持部材の第2支持部に支持されている。このため、第1カバー部材および第2カバー部材を各々、支持部材に固定すればよいので、カバーを設ける個所の構成上の問題で一体のカバーを支持部材に固定することが困難である場合でも、カバーを容易に支持部材に固定することができる。また、第1カバー部材および第2カバー部材を支持部材に固定した状態において、第1カバー部材および第2カバー部材の寸法精度等の影響で第1カバー部材と第2カバー部材との間に第1方向で離間する隙間が発生するような場合でも、第1カバー部材の第1方向の他方側の端部、および第2カバー部材の第1方向の一方側の端部のうちの
一方が他方に第1方向に対して直交する方向から重なった重なり部が設けられているため、隙間が開放状態になるような事態が発生しない等、支持部材にカバーを適正に固定することができる。
本発明において、前記第1カバー部材の前記第1方向の他方側の端部は、前記第1方向の一方側で隣接する部分より薄い板厚で前記第1方向の他方側に張り出した張出部を備え、前記第2カバー部材の前記第1方向の一方側の端部は、前記第1方向の他方側に隣接する部分より薄い板厚の薄板部を備え、前記張出部と前記薄板部とが重なって前記重なり部を構成している態様を採用することができる。かかる態様によれば、重なり部を薄く構成することができる。
本発明において、前記境界部では、前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とが隙間を介して前記第1方向で離間しており、前記隙間は、前記重なり部によって塞がれている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1カバー部材および第2カバー部材を支持部材に固定する際、第1カバー部材および第2カバー部材の寸法精度等の影響で第1カバー部材と第2カバー部材とが第1方向で干渉するという事態が発生しにくい。また、振動がカバーに伝わってきても、第1カバー部材と第2カバー部材とが第1方向で衝突して異音を発生するという事態が発生しにくい。また、第1カバー部材と第2カバー部材との境界部に形成された隙間が第1カバー部材と第2カバー部材との重なり部で塞がれているので、隙間からカバーの内側に異物が侵入しにくい。
本発明において、前記第1カバー部材および前記支持部材のうちの一方は、前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに、前記第1方向の他方側および前記第2方向の一方側の双方に対して傾いた斜め方向に前記カバーを付勢する付勢力を発生させる付勢力発生部を備え、前記第2支持部は、前記第1カバー部材に前記第2方向の一方側から当接する第1当接部と、前記第1カバー部材に前記第1方向の他方側から当接する第2当接部と、を備えている態様を採用することができる。かかる態様によれば、支持部材の第1支持部に向けて第1カバー部材を押し付けると、付勢力発生部は、第1方向の他方側および第2方向の一方側の双方に対して傾いた斜め方向に第1カバー部材を付勢する。その結果、第1カバー部材は、第2支持部に弾性をもって第1支持部に当接するとともに、第2支持部に設けた第2当接部がカバーに第1方向の他方側から弾性を当接する。従って、支持部材の第1支持部に向けて第1カバー部材を押し付けるという簡単な操作で第1カバー部材を第1支持部および第2支持部に固定することができる。また、第1カバー部材は、第1支持部および第2支持部に弾性をもって固定されるため、ガタつきが発生しにくい。
本発明において、前記付勢力発生部は、前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに前記第1方向および前記第2方向の双方に対して傾いた斜面を前記第1カバー部材と前記第1支持部との接触面にして撓んで前記付勢力を発生する第1可撓性板部である態様を採用することができる。かかる態様であれば、第1可撓性板部によって適正な所定方向の付勢力を発生させる付勢力発生部を構成することができる。
本発明において、前記第1可撓性板部は、自由端を前記第2方向の他方側に向けて前記第2方向に延在するように前記第1カバー部材に形成されており、前記第1可撓性板部には、前記斜面が前記第1方向の一方側および前記第2方向の他方側の双方に対して傾いた斜め方向に向くように形成されており、前記第1可撓性板部は、前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに前記第1方向の他方側に撓んで前記付勢力を発生させる態様を作用することができる。かかる態様によれば、第1カバー部材自身に設けた第1可撓性板部によって付勢力発生部を構成することができるので、付勢力発生部を構成するために他の部材を付加する必要がない。
本発明において、前記斜面は、前記第1可撓性板部から前記第1方向の一方側に向けて突出した凸状接点部に形成されており、前記第1支持部には、前記第1方向の他方側に向けて開口して前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに前記凸状接点部が嵌る開口部が設けられているとともに、前記開口部の前記第1方向の他方側の開口縁が前記斜面に当接する態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1支持部と第1カバー部材との間に大きな隙間が発生することを回避することができる。
本発明において、前記第2当接部は、前記第1カバー部材に形成された凸部が嵌るように前記第2支持部に形成された穴の内周面、または前記第1カバー部材に形成された穴に嵌るように前記第2支持部に形成された凸部の外周面からなる態様を採用することができる。かかる態様によれば、簡素な構成で第2当接部を構成することができる。
本発明において、前記第1カバー部材は、前記第2方向の他方側に向けて突出して前記第2支持部に前記第2方向の一方側から係合する係合する第1フックを有している態様を採用することができる。かかる構成によれば、第1カバー部材に大きな力が加わっても第1カバー部材が第2方向の他方側に外れることを抑制することができる、また、第1カバー部材は、前記の付勢力発生部、第1当接部および第2当接部によって固定されているので、第1フックと第2支持部との間のクリアランスが大きくても、ガタつきが発生しにくい。それ故、第1フックの係合に大きな力を必要としないので、組立作業を効率よく行うことができる。
本発明において、前記第2カバー部材は、前記第2方向の他方側に向けて突出して前記第2支持部に前記第2方向の一方側から係合する係合する第2フックと、前記第2支持部に前記第2方向の他方側から弾性をもって当接する第2可撓性板部と、を有している態様を採用することができる。かかる態様によれば、第2カバー部材が第2支持部にガタつきなく固定される。
本発明において、前記第1支持部および前記第1カバー部材のうちの一方に形成された係合凸部と、他方に形成されて前記係合凸部が嵌る係合凹部とによって、前記カバーの前記第1方向および前記第2方向の双方に対して直交する第3方向の位置決めを行う係合部が構成されている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1カバー部材を第3方向で確実に位置決めすることができる。
本発明に係るカバーの固定構造は、ギアードモータに用いることができる。この場合、ギアードモータは、前記第2方向の他方側に向けてモータ軸線が延在するモータ本体と、前記モータ本体の前記第2方向の他方側の端部に固定された第1板部、前記第1板部に前記第2方向の他方側で対向する第2板部、および前記第1板部と前記第2板部とを前記第1方向の一方側で連結する第3板部を備えたフレームと、前記第1板部と前記第2板部との間に配置された回転部材と、前記モータ本体のモータ軸の回転を前記回転部材に伝達する歯車伝達機構と、前記第1板部と前記第2板部との間で前記歯車伝達機構を覆うように前記フレームに固定された歯車カバーと、を有し、前記フレームが前記支持部材であり、前記歯車カバーが前記カバーであり、前記第3板部が前記第1支持部であり、前記第1板部が前記第2支持部であり、前記境界部には、前記第1カバー部材の前記第1板部と対向する第1端板部の前記第1方向の他方側の端部に形成された第1切り欠きと、前記第2カバー部材の前記第1板部と対向する第2端板部の前記第1方向の一方側に端部に形成された第2切り欠きとによって、前記回転部材の回転中心軸が貫通する貫通穴が構成されている。かかる態様によれば、回転部材がカバーから突出している場合でも、歯車伝達機構を覆うようにカバーを容易にフレームに固定するができる。また、フレームと歯車カバーとの間にガタつきが発生しにくいので、モータ本体の回転によって振動が発生した場合でも
、異音の発生等を抑制することができる。
本発明において、前記歯車伝達機構は、前記第1端板部および前記第1板部によって両端が保持された固定軸と、前記回転部材に回転可能に支持された歯車と、が含まれている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第1カバー部材を利用して固定軸を保持することができる。
本発明において、カバーは第1カバー部材と第2カバー部材とを備えており、第1カバー部材は、支持部材の第1支持部および第2支持部に支持され、第2カバー部材は、支持部材の第2支持部に支持されている。このため、第1カバー部材および第2カバー部材を各々、支持部材に固定すればよいので、カバーを設ける個所の構成上の問題で一体のカバーを支持部材に固定することが困難である場合でも、カバーを容易に支持部材に固定することができる。また、第1カバー部材および第2カバー部材を支持部材に固定した状態において、第1カバー部材および第2カバー部材の寸法精度等の影響で第1カバー部材と第2カバー部材との間に第1方向で離間する隙間が発生するような場合でも、第1カバー部材の第1方向の他方側の端部、および第2カバー部材の第1方向の一方側の端部のうちの一方が他方に第1方向に対して直交する方向から重なった重なり部が設けられているため、隙間が開放状態になるような事態が発生しない等、支持部材にカバーを適正に固定することができる。
本発明を適用したギアードモータの一態様を示す斜視図である。 図1に示すギアードモータを第3方向の一方側からみた側面図である。 図1に示す状態から歯車カバーの第2カバー部材を外した状態の分解斜視図である。 図3に示す状態からさらに歯車カバーの第1カバー部材を外した状態の分解斜視図である。 図1に示すギアードモータの歯車伝達機構の分解斜視図である。 図1に示す第1カバー部材を第1方向の他方側および第2方向の一方側からみた斜視図である 図1に示すギアードモータにおいてフレームに歯車カバーを固定した様子を第1方向の一方側および第2方向の一方側からみた斜視図である。 図7に示す状態から歯車カバーを外した状態の斜視図である。 図1に示すフレームに対する歯車カバーの固定構造を示す説明図である。 図1に示す第2カバー部材を第1方向の他方側および第2方向の他方側からみた斜視図である。 図1に示す第2カバー部材を第1方向の他方側からみた側面図である。 図1に示す状態で歯車カバーの第1凸部を通る位置で歯車カバー等を切断した様子を示すYZ断面図である。 図1に示す状態で第2カバー部材の第2可撓性板部を通る位置で第2カバー部材等を切断した様子を示すYZ断面図である。
図面を参照して、本発明を適用したカバーの固定構造を説明する。以下の説明では、支持部材へのカバーの固定構造として、ギアードモータ1のフレーム3(支持部材)に対して歯車カバー6(カバー)を固定する場合を中心に説明する。
なお、以下に説明するギアードモータ1では、モータ本体10のモータ軸50の回転中心軸線、および回転部材4の回転中心軸線は平行であり、いずれをもモータ軸線とみなす
ことができる。以下の説明では、回転部材4の回転中心軸線をモータ軸線Lとして説明する。また、以下の説明では、モータ軸線Lが延在している方向(モータ軸線L方向)のうち、モータ軸50がモータ本体10から突出している一方側を出力側L1とし、モータ軸50がモータ本体10から突出している側とは反対側(他方側)を反出力側L2として説明する。また、モータ軸線Lに直交する方向のうち、フレーム3において、第3板部33に直交する方向を第1方向Xとし、モータ軸線Lが延在している方向を第2方向Zとし、第1方向Xおよび第2方向Zに対して直交する方向を第3方向Yとする。また、第1方向Xのうち、フレーム3において第3板部33が位置する側を一方側X1とし、第3板部33から第1板部31および第2板部32が突出している側を他方側X2とする。また、第2方向Zのうち、反出力側L2を一方側Z1とし、出力側L1を他方側Z2とする。また、第3方向Yの一方側にY1を付し、他方側にY2を付して説明する。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したギアードモータ1の一態様の斜視図である。図2は、図1に示すギアードモータ1を第3方向Yの一方側Y1からみた側面図である。図3は、図1に示す状態から歯車カバー6の第2カバー部材8を外した状態の分解斜視図である。図4は、図3に示す状態からさらに歯車カバー6の第1カバー部材7を外した状態の分解斜視図である。図5は、図1に示すギアードモータ1の歯車伝達機構9の分解斜視図である。図6は、図1に示す第1カバー部材7を第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの一方側Z1からみた斜視図である。
図1、図2、図3および図4に示すように、ギアードモータ1は、モータ本体10と、モータ本体10のモータ軸線L方向の一方側(出力側L1)の端部11に固定されたフレーム3とを有している。フレーム3は、モータ本体10の出力側L1の端部11に溶接等の方法で固定された第1板部31と、第1板部31に出力側L1で対向する第2板部32と、第1方向Xの一方側X1で第1板部31と第2板部32とを連結する第3板部33とを備えている。モータ本体10の側面には給電部12が設けられている。第1板部31には穴30が形成されており、モータ本体10のモータ軸50は、穴30を介して第1板部31より出力側L1に突出している。モータ軸50において、第1板部31より出力側L1に突出している部分にはモータピニオン55が固定されている。
また、ギアードモータ1は、第1板部31と第2板部32との間に配置された回転部材4と、モータ本体10のモータ軸50の回転を回転部材4に伝達する歯車伝達機構9と、第1板部31と第2板部32との間で歯車伝達機構9を出力側L1から覆う歯車カバー6とを有しており、歯車カバー6はフレーム3に固定されている。詳しくは後述するように、歯車カバー6は、第1カバー部材7と、第1カバー部材7に対して第1方向Xの他方側X2に配置された第2カバー部材8とを備えている。
図4および図5に示すように、第1板部31と第2板部32との間には、回転部材4の回転中心軸35が設けられている。本形態において、回転中心軸35は、固定軸であって、回転部材4をモータ軸線L回りに回転可能に支持している。回転中心軸35において、反出力側L2の端部351は、第1板部31に形成された軸穴310に嵌った状態で保持されている。回転中心軸35の出力側L1の端部352は、第2板部32に形成された穴37に嵌った状態で第2板部32に固定されている。かかる固定には、溶接、カシメ、接着等の方法を採用することができる。
回転部材4は、回転中心軸35が貫通する軸穴41が形成された軸状部材であり、外周部分には、反出力側L2から出力側L1に向かって歯車部45および螺旋溝43が順に形成されている。本形態において、回転部材4は、螺旋溝43によって送りねじやウォームとして構成されている。回転部材4は、樹脂製であり、歯車部45および螺旋溝43が一
体に形成されている。回転中心軸35は、螺旋溝43が形成されている部分を支持する部分の外径が、歯車部45が形成されている部分の外径より太い。但し、回転中心軸35は、全体が同一の外径(太さ)であってもよい。なお、回転中心軸35に対する回転部材4のモータ軸線L方向の移動は、図1および図2に一点鎖線で示すスラスト軸受49(図1、図2参照)等によって規制されている。
回転部材4において、歯車部45は、第1歯車91および第2歯車92を介してモータピニオン55に機構的に接続されており、モータピニオン55、第1歯車91、第2歯車92および歯車部45によって歯車伝達機構9が構成されている。従って、モータ軸50の回転は、歯車伝達機構9を介して回転部材4に減速して伝達される。第1歯車91は、モータピニオン55と噛み合う大径歯車911と、大径歯車911より外径が小さい小径歯車912とが同軸状に一体に形成された複合歯車である。第2歯車92は、第1歯車91の小径歯車912と噛み合う大径歯車921と、大径歯車921より外径が小さい小径歯車922とが同軸状に一体に形成された複合歯車であり、小径歯車922は、回転部材4の歯車部45と噛み合っている。
第1歯車91は、第2方向Zの一方側Z1の端部が第1板部31の軸穴313に保持された支軸910に回転可能に支持されている。第2歯車92は、第2方向Zの一方側Z1の端部が第1板部31の軸穴314に保持された支軸920に回転可能に支持されている。本形態において、支軸910の第2方向Zの他方側Z2の端部は、図6に示す第1カバー部材7の第1端板部71に形成された軸穴713に保持されている。また、支軸920の第2方向Zの他方側Z2の端部は、図6に示す第1カバー部材7の第1端板部71に形成された軸穴714に保持されている。
(歯車カバー6の構成)
図7は、図1に示すギアードモータ1においてフレーム3に歯車カバー6を固定した様子を第1方向Xの一方側X1および第2方向Zの一方側Z1からみた斜視図である。図8は、図7に示す状態から歯車カバー6を外した状態の斜視図である。図9は、図1に示すフレーム3に対する歯車カバー6の固定構造を示す説明図であり、第1カバー部材7の第1可撓性板部735を通る位置で歯車カバー6等を切断した様子を示すXZ断面図である。なお、図9の上段には、フレーム3に歯車カバー6を固定する前の状態を示し、下段には、フレーム3に歯車カバー6を固定した後の状態を示してある。
図3、図4、図7、図8および図9に示すように、歯車カバー6は、歯車伝達機構9のうち、第1方向Xの一方側X1に配置された部分を覆う第1カバー部材7と、歯車伝達機構9のうち、第1方向Xの他方側X2に配置された部分を覆う第2カバー部材8とを有している。第1カバー部材7は、第1板部31に対して第2方向Zの他方側Z2で対向する第1端板部71と、第1端板部71の第3方向Yの両端部から第2方向Zの一方側Z1に折れ曲がった第1側板部72と、第1端板部71の第1方向Xの一方側X1の端部から第2方向Zの一方側Z1に折れ曲がった第2側板部73とを備えており、第1方向Xの他方側X2が開放端になっている。
第2カバー部材8は、第1板部31に対して第2方向Zの他方側Z2で対向する第2端板部81と、第2端板部81の第3方向Yの両端部から第2方向Zの一方側Z1に折れ曲がった第3側板部82と、第2端板部81の第1方向Xの他方側X2の端部から第2方向Zの一方側Z1に折れ曲がった第4側板部83とを備えており、第1方向Xの一方側X1が開放端になっている。第2カバー部材8は、第1カバー部材7に対して第1方向Xの他方側X2で隣接する位置に配置されている。従って、歯車カバー6は、歯車伝達機構9を第2方向Zの他方側Z2、第1方向Xの両側、および第3方向Yの両側から覆っている。
回転中心軸35および回転部材4は、第1カバー部材7の第1方向Xの他方側X2の端部76と第2カバー部材8の第1方向Xの一方側X1の端部86との境界部61のうち、第1端板部71と第2端板部81との境界部61で開口する貫通穴60を貫通して、歯車カバー6の内側からが出力側L1に突出している。このため、第1カバー部材7の第1端板部71の第1方向Xの他方側X2の端部716に半円形の第1切り欠き710が形成されており、第2カバー部材8の第2端板部81の第1方向Xの一方側X1の端部816に半円形の第2切り欠き810が形成されており、第1切り欠き710と第2切り欠き810とによって円形の貫通穴60が構成されている。
このように構成した歯車カバー6においては、以下に説明するように、第1カバー部材7は、歯車カバー6に対して第1方向Xの一方側X1に位置するフレーム3の第3板部33と、歯車カバー6に対して第2方向Zの一方側Z1に位置するフレーム3の第1板部31とによって支持され、第2カバー部材8は、歯車カバー6に対して第2方向Zの一方側Z1に位置する第1板部31とによって支持されている。
(フレーム3の詳細構成)
図4、図8および図9に示すように、フレーム3の第1板部31には、穴30に対して第3方向Yの両側に第1穴311が形成され、2つの第1穴311の各々に対して第1方向Xの他方側X2に第2穴312が形成されている。本形態において、第1穴311および第2穴312は貫通穴である。フレーム3の第1板部31には、第3方向Yの両側に向けて突出した凸部318が形成され、凸部318より第1方向Xの他方側X2にも、第3方向Yの両側に向けて突出した凸部319が形成されている。
フレーム3の第3板部33には、第3方向Yの略中央に、第2方向Zで離間する2個所に係合凸部331が形成されている。本形態において、係合凸部331は、第3板部33に対するプレス加工によって形成されている。このため、第3板部33の第1方向Xの一方側X1の面には、係合凸部331を形成した際に凹んだ凹部が形成されている。
フレーム3の第3板部33には、2つの係合凸部331のうち、第2方向Zの一方側Z1に位置する係合凸部331に対して第3方向Yの両側に四角形の開口部336が形成されている。図9に示すように、開口部336は、第1方向Xの他方側X2の開口縁のうち、第2方向Zの他方側Z2に位置する縁が、第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの一方側Z1の双方に対して傾いた斜面337になっている。
(第1カバー部材7の詳細構成)
図4、図6および図8に示すように、第1カバー部材7において、第3方向Yの両側に位置する2つの第1側板部72の各々には、第1方向Xの他方側X2の端部に第1側板部72から第3方向Yの両側に向けて突出した2つのフランジ部74が形成されている。2つのフランジ部74の各々には、第2方向Zの一方側Z1に突出した丸棒状の第1凸部741が形成されている。
また、第3方向Yの両側に位置する2つの第1側板部72の各々には、第2方向Zの一方側Z1に斜めに突出した後、さらに第2方向Zの一方側Z1に延在する第1フック721が形成されており、第1フック721の第2方向Zの一方側Z1の端部には、内側に向けて突出した第1爪部722が形成されている。第1フック721は、第1方向Xの中央位置に第2方向Zに延在する溝723が形成された枠形状を有している。
第2側板部73の第3方向Yの略中央部分には、フレーム3の2つの係合凸部331と重なる位置で第2方向Zに延在する溝状の係合凹部731が形成されている。本形態において、係合凹部731の第2方向Zの他方側Z2の端部は、第1端板部71に形成された
凸部734まで形成されている。
第2側板部73において、係合凹部731に対して第3方向Yの両側には、第2方向Zの一方側Z1の端部を残して溝732によって3方が切り欠かれた第1可撓性板部735が形成されており、第1可撓性板部735は、自由端を第2方向Zの他方側Z2に向けて第2方向Zに延在するように第1カバー部材7に形成されている。第1可撓性板部735は、第2方向Zの他方側Z2が第1方向Xに弾性変形可能である。
第1可撓性板部735の第1方向Xの一方側X1の面において、第2方向Zの他方側Z2の端部付近には、第1方向Xの一方側X1に突出した凸状接点部736が形成されている。凸状接点部736の第2方向Zの他方側Z2の端部は、第1方向Xの一方側X1および第2方向Zの他方側Z2の双方に対して傾いた斜面737になっている。なお、凸状接点部736の第2方向Zの一方側Z1の端部も斜面738になっている。
このように構成した第1カバー部材7において第1方向Xの他方側X2の端部76の内面側には、第1方向Xの一方側X1で隣接する部分より薄い板厚で第1方向Xの他方側X2に向けて張り出した張出部75が形成されている。本形態では、第1端板部71および第1側板部72の第1方向Xの他方側X2の端部716、726の各々に張出部75が形成されている。従って、第1カバー部材7には、第1端板部71に形成した張出部75である第1張出部751と、第1カバー部材7の第1側板部72に形成した張出部75である第2張出部752とが形成されている。それ故、第1端板部71および第1側板部72の外面側には、張出部75(第1張出部751および第2張出部752)の根元部分に第1方向Xの他方側X2に向いた第1段部719、729が形成されている。ここで、第1張出部751と第2張出部752とは繋がっている。また、第1張出部751および第2張出部752の第1方向Xの寸法(幅)は等しい。
(第2カバー部材8の詳細構成)
図10は、図1に示す第2カバー部材8を第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの他方側Z2からみた斜視図である。図11は、図1に示す第2カバー部材8を第1方向Xの他方側X2からみた側面図である。
図4、図8および図10に示すように、第2カバー部材8において、第3方向Yの両側に位置する2つの第3側板部82の各々には、第1方向Xの一方側X1の端部に第3側板部82から第3方向Yの両側に向けて突出した2つのフランジ部84が形成されている。2つのフランジ部84の各々には、第2方向Zの一方側Z1に突出した丸棒状の第2凸部841が形成されている。
また、第3方向Yの両側に位置する2つの第3側板部82の各々には、第2方向Zの一方側Z1に斜めに突出した後、さらに第2方向Zの一方側Z1に延在する第2フック821が形成されており、第2フック821の第2方向Zの一方側Z1の端部には、内側に向けて突出した第2爪部822が形成されている。第2フック821は、第1方向Xの中央位置に第2方向Zに延在する溝823が形成された枠形状を有している。
図10および図11に示すように、第3方向Yの両側に位置する2つの第3側板部82の各々には、第2方向Zの一方側Z1の端部から外側に向けて突出した第2可撓性板部87が形成されている。第2可撓性板部87は、第3側板部82から第2フック821の溝823に向けて第3方向Yに突出した腕部871と、腕部871から第2方向Zの一方側Z1に突出した先端部872とを備えており、腕部871は第2方向Zに対して弾性変形可能である。また、図11に示すように、先端部872は、第3側板部82および第4側板部83の第2方向Zの一方側Z1の端部より第2方向Zの一方側Z1に突出している。
このように構成した第2カバー部材8において、第1方向Xの一方側X1の端部86の外面側には、第1方向Xの他方側X2で隣接する部分より薄い板厚の薄板部85が形成されている。本形態では、第2端板部81および第3側板部82の第1方向Xの一方側X1の端部816、826の各々に薄板部85が形成されている。従って、第2カバー部材8には、第2端板部81に形成した薄板部85である第1薄板部851と、第3側板部82に形成した薄板部85である第2薄板部852とが形成されている。それ故、第2端板部81および第3側板部82の内面側には、薄板部85(第1薄板部851および第2薄板部852)の根元部分に第1方向Xの一方側X1に向いた第2段部819、829が形成されている。ここで、第1薄板部851と第2薄板部852とは繋がっている。また、段部819は、段部829より第1方向Xの他方側X2に位置する。従って、第1薄板部851の第1方向の寸法(幅)は、第2薄板部852の第1方向の寸法(幅)より大である。
(ギアードモータ1の製造方法)
本形態のギアードモータ1を製造する際には、図5に示すように、モータ本体10にフレーム3を固定した後、モータ軸50にモータピニオン55を取り付ける。また、第1板部31に支軸910、920の第2方向Zの一方側Z1の端部を保持させた状態で、支軸910、920に第1歯車91および第2歯車92を取り付け、第1歯車91と第2歯車92とを噛み合わせるとともに、第1歯車91とモータピニオン55とを噛み合わせる。
次に、図12等を参照して後述するように、第1カバー部材7をフレーム3に固定する。その際、図5に示す支軸910、920の第2方向Zの一方側Z1の端部を第1カバー部材7の軸穴713、714(図6参照)に嵌め、支軸910、920を保持する。
次に、フレーム3の第2板部32に形成された穴37から回転中心軸35を通し、回転中心軸35の第2方向Zの一方側Z1の端部351(図5参照)を第1板部31の軸穴310に嵌め、回転中心軸35の両側の端部351、352を各々、第1板部31および第2板部32に固定する。その際、回転中心軸35を回転部材4に通す。また、回転部材4の歯車部45を第2歯車92と噛み合わせる。
次に、図13等を参照して後述するように、フレーム3の第1板部31に第2カバー部材8を固定する。
(第1カバー部材7のフレーム3への固定構造)
図12は、図1に示す状態で歯車カバー6の第1凸部741を通る位置で歯車カバー6等を切断した様子を示すYZ断面図である。なお、図12では、モータ本体10および歯車伝達機構9等の図示を省略してある。
本形態では、第1カバー部材7をフレーム3に固定する際、第1カバー部材7を第3板部33に押し付けるとともに、第1カバー部材7を第1板部31に押し付ける。その結果、第1カバー部材7の第1凸部741が第1板部31の第1穴311に嵌り、第1カバー部材7の第1フック721に形成した第1爪部722が第1板部31の第2方向Zの一方側Z2の面31bにおいて凸部318と係合する。また、図9に示すように、歯車カバー6の第1可撓性板部735の凸状接点部736が第3板部33の開口部336の内側に嵌る。また、第3板部33の係合凸部331が第1カバー部材7の係合凹部731(図8参照)に嵌り、係合凸部331と係合凹部731とによって第1カバー部材7の第3方向Yの位置決めを行う係合部が構成される。このため、歯車カバー6を第3方向Yで確実に位置決めすることができる。しかも、第3板部33に形成された2つの係合凸部331が第1カバー部材7の溝状の係合凹部731に嵌っているため、第1カバー部材7の傾きを抑
制することができる。
その際、以下に説明するように、フレーム3の第3板部33が本発明における「第1支持部」として作用し、第1板部31が本発明における「第2支持部」として作用する。また、第1カバー部材7の第1可撓性板部735および第3板部33の開口部336が、第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの一方側Z1の双方に対して傾いた斜め方向に歯車カバー6を付勢する付勢力を発生させる本発明における「付勢力発生部」として機能する。また、第1板部31の第2方向Zの他方側Z2を向く面31aが第1カバー部材7に第2方向Zの一方側Z1から当接する本発明における「第1当接部」として機能し、第1板部31に形成された第1穴311の内周面311aのうち、第1方向Xの他方側X2に位置する部分は、第1カバー部材7に第1方向Xの他方側X2から当接する本発明における「第2当接部」として機能する。
より具体的には、図9の下段に示す状態で、第1カバー部材7の第1可撓性板部735に形成されている凸状接点部736の斜面737は、第1カバー部材7と第3板部33との接触面となって、第3板部33の開口部336の開口縁の斜面337に押圧され、第1可撓性板部735が第1方向Xの他方側X2に撓む。このため、第1可撓性板部735が撓んだ際の反力によって、図9に矢印F1で示すように、第1カバー部材7は、第3板部33から第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの一方側Z1の双方に対して傾いた斜め方向の付勢力を受ける。その結果、第1板部31の第2方向Zの他方側Z2の面31aは、第1当接部として、歯車カバー6に第2方向Zの一方側Z1から弾性をもって当接し、第1板部31に形成された第1穴311の内周面311aのうち、第1方向Xの他方側X2に位置する部分は、第2当接部として、歯車カバー6の第1凸部741に第1方向Xの他方側X2から弾性をもって当接する。
この状態で、第1カバー部材7の第1フック721の第1爪部722が第1板部31の第2方向Zの一方側Z1の面31bと係合するが、第1フック721は、歯車カバー6に大きな力が加わった際に第2方向Zの他方側Z2に外れることを防止する機能を担い、フレーム3に対して第1カバー部材7を固定するのに直接は関与しない。すなわち、第1カバー部材7には第1板部31と弾性をもって係合する第1フック721が形成されているため、第1カバー部材7に大きな力が加わっても第1カバー部材7が第2方向Zの他方側Z2に外れることを抑制することができる。また、第1カバー部材7は、第1可撓性板部735、第1板部31(第1当接部)、および第1穴311によって固定されているので、図12に示すように、第1フック721の第1爪部722と第1板部31との間のクリアランスCが大きくても、ガタつきが発生しにくい。それ故、第1フック721の係合に大きな力を必要としないので、組立作業を効率よく行うことができる。
(第2カバー部材8のフレーム3への固定構造)
図13は、図1に示す状態で第2カバー部材8の第2可撓性板部87を通る位置で第2カバー部材8等を切断した様子を示すYZ断面図である。なお、図13では、モータ本体10、歯車伝達機構9および第1カバー部材7等の図示を省略してある。
本形態では、第2カバー部材8をフレーム3に固定する際、第2カバー部材8を第1板部31に押し付ける。その結果、第2カバー部材8の第2凸部841が第1板部31の第2穴312に嵌り、第2カバー部材8の第2フック821に形成した第2爪部822が第1板部31の第2方向Zの一方側Z1の面31bにおいて凸部319と係合する。その際、図13に示すように、第2カバー部材8に形成した第2可撓性板部87に先端部872が第1板部31の第2方向Zの他方側Z2の面31aに当接し、第2可撓性板部87の腕部871が第2方向Zの他方側Z2に撓む。このため、第2可撓性板部87が撓んだ際の反力によって、図13に矢印F2で示すように、第2カバー部材8は、第1板部31から
第2方向Zの他方側Z2に離間する方向の付勢力を受ける。その結果、第2フック821の第2爪部822が第1板部31の第2方向Zの一方側Z1の面31bに弾性をもって係合する。
(第1カバー部材7と第2カバー部材8との境界部61の構成)
図9に示すように、第1カバー部材7および第2カバー部材8をフレーム3に固定した状態で、第1方向Xで第1カバー部材7と第2カバー部材8とに挟まれた境界部61には、第1カバー部材7の第1方向Xの他方側X2の端部76、および第2カバー部材8の第1方向Xの一方側X1の端部86のうちの一方が他方に第1方向Xに対して直交する方向から重なった重なり部66が構成される。
本形態では、第1カバー部材7の他方側X2の端部76に張出部75が形成され、第2カバー部材8の第1方向Xの一方側X1の端部86に薄板部85が形成されている。従って、第1カバー部材7および第2カバー部材8をフレーム3に固定した状態で、第1カバー部材7の張出部75と第2カバー部材8の薄板部85とが第1方向Xに対して直交する方向から重なって重なり部66が構成される。本形態において、張出部75は、薄板部85に対して歯車カバー6の内面側から重なっている。
本形態では、境界部61のうち、第1カバー部材7の第1端板部71と第2カバー部材8の第2端板部81との間に位置する第1境界部611では、第1カバー部材7の第1端板部71に形成した第1張出部751と、第2カバー部材8の第2端板部81に形成した第1薄板部851とが第1方向Xに対する直交する第2方向Zで重なって、第1重なり部661を構成している。また、境界部61のうち、第1カバー部材7の第1側板部72と第2カバー部材8の第3側板部82との間に位置する第2境界部612では、第1カバー部材7の第1側板部72に形成した第2張出部752と、第2カバー部材8の第3側板部82に形成した第2薄板部852とが、第1方向Xに対する直交する第3方向Yで重って、第2重なり部662を構成している。従って、第1カバー部材7および第2カバー部材8の寸法精度等の影響等で第1カバー部材7と第2カバー部材8との間に第1方向Xで離間する隙間が発生するような場合でも、隙間が重なり部分66で塞がれる。それ故、隙間が開放状態になるような事態が発生しない等、フレーム3に歯車カバー6(第1カバー部材7および第2カバー部材8)を適正に固定することができる。
本形態のギアードモータ1では、境界部61において、第1カバー部材7と第2カバー部材8とが隙間を介して第1方向Xで積極的に離間するように構成してある。より具体的には、第1端板部71と第2端板部81との間では、第1張出部751と第2段部819が第1方向Xで対向しているが、第1張出部751と第2段部819との間には隙間G1を積極的に設けてある。また、第1端板部71と第2端板部81との間では、第1段部719と第1薄板部851とが第1方向Xで対向しているが、第1段部719と第1薄板部851の間には隙間G2を積極的に設けてある。また、第1側板部72と第3側板部82との間では、第2張出部752と第2段部829が第1方向Xで対向しているが、第2張出部752と第2段部829との間には隙間G3を積極的に設けてある。また、第1側板部72と第3側板部82との間では、第1段部729と第2薄板部852とが第1方向Xで対向しているが、第1段部729と第2薄板部852との間には隙間G4を積極的に設けてある。この場合でも、第1カバー部材7と第2カバー部材8との境界部61において、外側に向く隙間G2、G4は、第1カバー部材7と第2カバー部材8との重なり部66で塞がれている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のギアードモータ1において、歯車カバー6は、第1カバー部材7と第2カバー部材8とを備えており、第1カバー部材7は、フレーム3(支持部
材)の第3板部33(第1支持部)および第1板部31(第2支持部)に支持され、第2カバー部材8は、フレーム3の第2板部32に支持されている。このため、第1カバー部材7および第2カバー部材8を各々、フレーム3に固定すればよいので、歯車カバー6を設ける個所に回転中心軸35が位置する等の問題で一体の歯車カバー6をフレーム3に固定することが困難である場合でも、歯車カバー6を容易にフレーム3に固定することができる。また、第1カバー部材7および第2カバー部材8をフレーム3に固定した状態において、第1カバー部材7および第2カバー部材8の寸法精度等の影響で第1カバー部材7と第2カバー部材8との間に第1方向Xで離間する隙間が発生するような場合でも、第1カバー部材7の第1方向Xの他方X2側の端部76、および第2カバー部材8の第1方向Xの一方側X1の端部86のうちの一方が他方に第1方向Xに対して直交する方向から重なった重なり部66が設けられているため、隙間が開放状態になるような事態が発生しない等、フレーム3に歯車カバー6を適正に固定することができる。従って、歯車カバー6の内側への異物の侵入を抑制することができる。また、歯車伝達機構9での噛み合い部にグリス等を塗布した場合でも、グリス等が歯車カバー6から外側に漏れ出しにくい。
また、境界部61では、第1カバー部材7の第1端板部71に形成した張出部75(第1張出部751および第2張出部752)と、第2カバー部材8の第2端板部81に形成した薄板部85(第1薄板部851および第2薄板部852)とが重なって重なり部66(第1重なり部661および第2重なり部662)を構成している。このため、重なり部分66が薄く構成されており、重なり部66は、歯車ケース6の外面から突出していない。
特に本形態において、境界部61では、第1カバー部材7と第2カバー部材8とが隙間G1、G2、G3、G4を介して第1方向Xで積極的に離間させてある。このため、第1カバー部材7および第2カバー部材8の寸法精度等の影響で第1カバー部材7と第2カバー部材8とが第1方向Xで干渉するという事態が発生しにくい。また、振動が歯車カバー6に伝わってきても、第1カバー部材7と第2カバー部材8とが第1方向Xで衝突して異音を発生するという事態が発生しにくい。このような場合でも、第1カバー部材7と第2カバー部材8との境界部61で外側に向く隙間G2、G4が第1カバー部材7と第2カバー部材8との重なり部66で塞がれているので、隙間G2、G4から歯車カバー6の内側に異物が侵入しにくい。また、歯車伝達機構9での噛み合い部にグリス等を塗布した場合でも、グリス等が歯車カバー6の隙間G2、G4から外側に漏れ出しにくい。
また、本形態では、フレーム3に対して第1カバー部材7を固定するにあたって、第1カバー部材7を第3板部33に押し付けたときに、第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの一方側Z1の双方に対して傾いた斜め方向に第1カバー部材7を付勢する付勢力を発生させる第1可撓性板部735(付勢力発生部)を備えている。これに対して、第1板部31は、第1カバー部材7に第2方向Zの一方側Z1から弾性をもって当接する面31a(第1当接部)と、第1カバー部材7の第1凸部741に第1方向Xの他方側X2から弾性をもって当接する内周面311a(第2当接部)を備えた第1穴311とを備えている。従って、フレーム3の第3板部33に向けて第1カバー部材7を押し付けるという簡単な操作で第1カバー部材7を第3板部33および第1板部31に固定することができる。また、第1カバー部材7は、第3板部33および第1板部31に弾性をもって固定されるため、ガタつきが発生しにくい。
また、第1可撓性板部735には、斜面737が第1方向Xの一方側X1および第2方向Zの他方側X2の双方に対して傾いた斜め方向に向くように形成されている。このため、第1カバー部材7自身に設けた第1可撓性板部735によって付勢力発生部を構成することができるので、付勢力発生部を構成するために他の部材を付加する必要がない。また、斜面737は、第1可撓性板部735から第1方向Xの一方側X1に向けて突出した凸
状接点部736に形成されており、第3板部33において第1方向Xの他方側X2に向けて開口した開口部336の開口縁(斜面737)に当接する。このため、第1カバー部材7を第3板部33に押し付けたときに、第1方向Xの他方側X2および第2方向Zの一方側Z1の双方に対して傾いた斜め方向に第1カバー部材7を付勢する付勢力を確実に発生させることができるとともに、第3板部33と第1カバー部材7との間に大きな隙間が発生することを回避することができる。
また、第2当接部は、歯車カバー6に形成された第1凸部741が嵌るように第1板部31に形成された第1穴311の内周面311aであるため、簡素な構成で第2当接部を構成することができる。
また、本形態では、第2カバー部材8を第2フック821によってフレーム3の第1板部31に固定した際、第2カバー部材8に形成した第2可撓性板部87に先端部872が第1板部31の第2方向Zの他方側Z1の面31aに当接し、第2可撓性板部87の腕部871が第2方向Zの他方側Z2に撓む。このため、第2可撓性板部87が撓んだ際の反力によって、第2カバー部材8は、第1板部31から第2方向Zの他方側Z2に離間する方向の付勢力を受ける。その結果、第2フック821の第2爪部822が第1板部31の第2方向Zの一方側Z1の面31bに弾性をもって係合するので、第2カバー部材8と第1板部31との間にガタつきが発生しにくい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、第1可撓性板部735(付勢力発生部)が第1カバー部材7の側に形成されていたが、フレーム3の第3板部33の側に第1可撓性板部735が形成されていてもよい。上記実施の形態では、貫通穴からなる第1穴311の内周面によって第2当接部が構成されていたが、第1穴311が有底の凹部になっている態様を採用してもよい。上記実施の形態では、第1凸部741が第1カバー部材7の側に形成されていたが、第1凸部741がフレーム3の第1板部31の側に形成され、第1カバー部材7の側に貫通穴あるいは有底の第1穴311が形成されていてもよい。この場合、第1凸部741の外周面によって第2当接部が構成される。上記実施の形態では、係合凸部331がフレーム3の第1板部31の側に形成されていたが、係合凸部331が歯車カバー6の側に形成され、係合凹部731がフレーム3の第1板部31の側に形成されていてもよい。
上記実施の形態では、第1カバー部材7と第2カバー部材8の境界部61の全体に重なり部66が設けられていたが、第1端板部71と第2端板部81との間の第1境界部611、および第1側板部72と第3側板部82との間の第2境界部612の一方のみに重なり部66が設けられている態様を採用してもよい。上記実施の形態では、第1カバー部材7の張出部75が第2カバー部材8の薄板部85に内側から重なっていたが、第1カバー部材7の張出部75が第2カバー部材8の薄板部85に外側から重なった態様を採用してもよい。この場合、張出部75を第1カバー部材7の端部76の外面側に形成し、薄板部85を第2カバー部材8の端部86の内面側に形成することが好ましい。
上記実施の形態では、回転中心軸35が回転部材4を回転可能に支持する固定軸であったが、回転中心軸35が回転部材4と一体に回転する回転部材である場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、ギアードモータ1のフレーム3に対して歯車カバー6を固定する構造を中心に説明したが、他の支持部材にカバーを固定する場合に本発明を適用してもよい。
1…モータ、3…フレーム(支持部材)、7…歯車カバー(カバー)、4…回転部材、9…歯車伝達機構、10…モータ本体、31…第1板部(第3支持部)、31a…面(第1当接部)、32…第2板部、33…第3板部(第1支持部)、35…回転中心軸、50…モータ軸、55…モータピニオン、60…貫通穴、66…重なり部、71…第1端板部、72…第1側板部、73…第2側板部、81…第2端板部、82…第3側板部、83…第4側板部、87…第2可撓性板部、311…穴、311a…内周面(第2当接部)、331…係合凸部、611…第1境界部、612…第2境界部、661…第1重なり部、662…第2重なり部、710…第1切り欠き、721…第1フック、722…第1爪部、731…係合凹部、735…第1可撓性板部(付勢力発生部)、736…凸状接点部、737…斜面、741…第1凸部、810…第2切り欠き、821…第2フック、822…第2爪部、L…モータ軸線、L1…出力側、L2…反出力側、X…第1方向、Y…第3方向、Z…第2方向、X1…第1方向の一方側、X2…第1方向の他方側、Z1…第2方向の一方側、Z2……第2方向の他方側

Claims (13)

  1. 支持部材に対するカバーの固定構造であって、
    前記支持部材は、前記カバーに対して第1方向の一方側に位置する第1支持部と、前記カバーに対し、前記第1方向に対して直交する第2方向の一方側に位置する第2支持部と、を有し、
    前記カバーは、前記第1支持部および前記第2支持部に支持された第1カバー部材と、前記第1カバー部材に対する前記第1方向の他方側で前記第2支持部に支持された第2カバー部材と、を備え、
    前記第1方向で前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とに挟まれた境界部には、前記第1カバー部材の前記第1方向の他方側の端部、および前記第2カバー部材の前記第1方向の一方側の端部のうちの一方が他方に前記第1方向に対して直交する方向から重なった重なり部が設けられていることを特徴とするカバーの固定構造。
  2. 前記第1カバー部材の前記第1方向の他方側の端部は、前記第1方向の一方側より薄い板厚で前記第1方向の他方側に張り出した張出部を備え、
    前記第2カバー部材の前記第1方向の一方側の端部は、前記第1方向の他方側より薄い板厚の薄板部を備え、
    前記張出部と前記薄板部とが重なって前記重なり部を構成していることを特徴とする請求項1に記載のカバーの固定構造。
  3. 前記境界部では、前記第1カバー部材と前記第2カバー部材とが隙間を介して前記第1方向で離間しており、
    前記隙間は、前記重なり部によって塞がれていることを特徴とする請求項1または2に記載のカバーの固定構造。
  4. 前記第1カバー部材および前記支持部材のうちの一方は、前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに、前記第1方向の他方側および前記第2方向の一方側の双方に対して傾いた斜め方向に前記カバーを付勢する付勢力を発生させる付勢力発生部を備え、
    前記第2支持部は、前記第1カバー部材に前記第2方向の一方側から当接する第1当接部と、前記第1カバー部材に前記第1方向の他方側から当接する第2当接部と、を備えていることを特徴とする請求項1から3までの何れか一項に記載のカバーの固定構造。
  5. 前記付勢力発生部は、前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに前記第1方向および前記第2方向の双方に対して傾いた斜面を前記第1カバー部材と前記第1支持部との接触面にして撓んで前記付勢力を発生する第1可撓性板部であることを特徴とする請求項4に記載のカバーの固定構造。
  6. 前記第1可撓性板部は、自由端を前記第2方向の他方側に向けて前記第2方向に延在するように前記第1カバー部材に形成されており、
    前記第1可撓性板部には、前記斜面が前記第1方向の一方側および前記第2方向の他方側の双方に対して傾いた斜め方向に向くように形成されており、
    前記第1可撓性板部は、前記第1カバー部材を前記第1支持部に押し付けたときに前記第1方向の他方側に撓んで前記付勢力を発生させることを特徴とする請求項5に記載のカバーの固定構造。
  7. 前記斜面は、前記第1可撓性板部から前記第1方向の一方側に向けて突出した凸状接点部に形成されており、
    前記第1支持部には、前記第1方向の他方側に向けて開口して前記第1カバー部材を前
    記第1支持部に押し付けたときに前記凸状接点部が嵌る開口部が設けられているとともに、前記開口部の前記第1方向の他方側の開口縁が前記斜面に当接することを特徴とする請求項6に記載のカバーの固定構造。
  8. 前記第2当接部は、前記第1カバー部材に形成された凸部が嵌るように前記第2支持部に形成された穴の内周面、または前記第1カバー部材に形成された穴に嵌るように前記第2支持部に形成された凸部の外周面からなることを特徴とする請求項4から7までの何れか一項に記載のカバーの固定構造。
  9. 前記第1カバー部材は、前記第2方向の他方側に向けて突出して前記第2支持部に前記第2方向の一方側から係合する係合する第1フックを有していることを特徴とする請求項1から8までの何れか一項に記載のカバーの固定構造。
  10. 前記第2カバー部材は、前記第2方向の他方側に向けて突出して前記第2支持部に前記第2方向の一方側から係合する係合する第2フックと、前記第2支持部に前記第2方向の他方側から弾性をもって当接する第2可撓性板部と、を有していることを特徴とする請求項1から9までの何れか一項に記載のカバーの固定構造。
  11. 前記第1支持部および前記第1カバー部材のうちの一方に形成された係合凸部と、他方に形成されて前記係合凸部が嵌る係合凹部とによって、前記カバーの前記第1方向および前記第2方向の双方に対して直交する第3方向の位置決めを行う係合部が構成されていることを特徴とする請求項1から10までの何れか一項に記載のカバーの固定構造。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載のカバーの固定構造を有するギアードモータであって、
    前記第2方向の他方側に向けてモータ軸線が延在するモータ本体と、
    前記モータ本体の前記第2方向の他方側の端部に固定された第1板部、前記第1板部に前記第2方向の他方側で対向する第2板部、および前記第1板部と前記第2板部とを前記第1方向の一方側で連結する第3板部を備えたフレームと、
    前記第1板部と前記第2板部との間に配置された回転部材と、
    前記モータ本体のモータ軸の回転を前記回転部材に伝達する歯車伝達機構と、
    前記第1板部と前記第2板部との間で前記歯車伝達機構を覆うように前記フレームに固定された歯車カバーと、
    を有し、
    前記フレームが前記支持部材であり、
    前記歯車カバーが前記カバーであり、
    前記第3板部が前記第1支持部であり、
    前記第1板部が前記第2支持部であり、
    前記境界部には、前記第1カバー部材の前記第1板部と対向する第1端板部の前記第1方向の他方側の端部に形成された第1切り欠きと、前記第2カバー部材の前記第1板部と対向する第2端板部の前記第1方向の一方側に端部に形成された第2切り欠きとによって、前記回転部材の回転中心軸が貫通する貫通穴が構成されていることを特徴とするギアードモータ。
  13. 前記歯車伝達機構は、前記第1端板部および前記第1板部によって両端が保持された固定軸と、前記回転部材に回転可能に支持された歯車と、が含まれていることを特徴とする請求項12に記載のギアードモータ。
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