JP2023006261A - 開閉部材駆動装置および便蓋開閉ユニット - Google Patents

開閉部材駆動装置および便蓋開閉ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】出力軸支持部材、モータ、および伝達機構を収容するケースの内部空間における部品配置の自由度を高める。【解決手段】開閉部材駆動装置1のケース9は、第1ケース21、中間ケース22、第2ケース23を第1方向Zに積層して構成される。中間ケース22内に配置される出力軸支持部材24は、第1方向Zに延びる固定部72を備える。固定部72は中間ケース22の内側面32bに設けられた凸部70に係止される抜け防止部74と、凸部70に対して第1方向Zと交差する方向で並ぶ先端部73aを備える。中間ケース22に補強部材35を取り付けると、補強部材35の縁に設けられた切欠き部75に先端部73aおよび凸部70を嵌まる。これにより、固定部72の移動が規制されて抜け防止部74が凸部70から外れることが規制されるので、出力軸支持部材24が中間ケース22に固定される。【選択図】図7

Description

本発明は、開閉部材を駆動する開閉部材駆動装置、および開閉部材としてトイレユニットの便蓋を開閉する便蓋開閉ユニットに関する。
便蓋などの開閉部材を開閉する開閉部材駆動装置は特許文献1に記載されている。特許文献1の開閉部材駆動機構は、モータと、開閉部材が接続される出力軸と、モータの駆動力を出力軸に伝達する伝達機構と、モータおよび伝達機構を収容するケースを備える。出力軸はケースに設けられた開口部から外部に突出する。
ケースは、モータを収容する第1ケースと、第1ケースに重ねられ伝達機構を収容する中間ケースと、第1ケースとは反対側から中間ケースを覆う第2ケースを備える。中間ケースの底部からは、開閉部材に連結される出力軸の端面に開口する凹部に挿入されて出力軸を回転可能に支持する支持部が突出している。中間ケースと第1ケースは、ネジにより固定されている。そのため、ネジ固定位置にはボス部が設けられている。
特開2020-165530号公報
ケース同士の固定にネジを用いる場合、ネジ固定用のボス部を設ける必要があり、ネジ固定位置に部品を配置できない。確実な固定には複数位置にボス部を設ける必要があるため、ケース内の空間が狭くなり、部品配置の制限が大きくなるという問題がある。
例えば、ケース内におけるモータ、伝達機構、および出力軸の配置によっては、中間ケースの底部に出力軸を回転可能に支持する支持部を設けることができない場合がある。例えば、第1ケース内に配置されるモータの回転を中間ケース内に配置される出力歯車に伝達するにあたって、中間ケースの底部に開口部を設けて、開口部を介して第1ケース内の歯車と中間ケース内の歯車とが噛み合うように構成した場合には、開口部の位置に支持部を設けることができない。
そこで、中間ケース内において、歯車同士の噛み合い部が配置される開口部を覆うように中間ケースとは別体の出力軸支持部材を配置し、出力軸支持部材に出力軸を回転可能に支持する支持部(出力軸支持部)を設ける構造が提案されている。しかしながら、この構造を採用する場合には、出力軸支持部材を固定するための固定構造を設ける必要がある。そして、上記のようにネジ固定による固定構造を採用した場合には、ボス部を設ける必要があるので、ケース内の空間が狭くなり、部品配置の制限が大きくなる。
本発明の課題は、かかる点に鑑みて、複数のケース部品を組み立てたケース内に出力軸支持部材、モータ、および伝達機構を配置する開閉部材駆動装置において、ねじ固定用の構造によりケースの内部空間が狭くなることを回避し、ケース内における部品配置の自由度を高めることにある。
上記課題を解決するために、本発明の開閉部材駆動装置は、モータと、開閉部材が接続
される出力軸と、前記モータの駆動力を前記出力軸に伝達する伝達機構と、前記モータおよび前記伝達機構を収容するケースと、前記ケースに収容される補強部材と、を備え、前記出力軸の軸線方向を第1方向とした場合に、前記ケースは、前記モータを収容する第1ケースと、前記第1ケースの前記第1方向の一方側に重なる中間ケースと、前記中間ケースの前記第1方向の一方側に重なる第2ケースと、前記中間ケースに収容される出力軸支持部材と、を備え、前記第1ケースと前記第2ケースの一方に設けられたフックは、前記第1ケースと前記第2ケースの他方に設けられた係止突起に係止され、前記出力軸は、前記出力軸支持部材に設けられた出力軸支持部に回転可能に支持されるとともに、前記第2ケースに設けられた開口部から前記第1方向の一方側へ突出し、前記補強部材は、前記開口部の前記第1方向の他方側に配置されて前記出力軸を外周側から回転可能に支持する軸受部を備え、前記出力軸支持部材は、前記中間ケースの内側面に沿って前記第1方向に延びる固定部を備え、前記固定部は、前記内側面に設けられた凸部に前記第1方向の他方側から当接する抜け防止部と、前記凸部に対して前記第1方向と交差する方向で並ぶ先端部と、を備え、前記補強部材または前記第2ケースは、前記先端部が前記凸部から離れることを規制する規制部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1ケース、中間ケース、および第2ケースの3部材を積層してケースを構成しており、中間ケース内には、中間ケースとは別体の出力軸支持部材が配置される。従って、中間ケースに出力軸支持部を設ける場合と比較して、出力軸支持部の配置の自由度を高めることができるので、モータ、伝達機構、および出力軸の配置の自由度を高めることができる。また、出力軸支持部材は、ねじ固定なしで中間ケースに固定される。すなわち、出力軸支持部材は、第1方向に延びる固定部を備えており、固定部は、中間ケースの内側面に設けられた凸部に対して第1方向に当接する抜け防止部と、凸部に対して第1方向と交差する方向で並ぶ先端部を備え、先端部は、第2部材または補強部材に設けられた規制部によって凸部から離れることが規制される。従って、中間ケースに補強部材または第2ケースを固定すると、同時に規制部によって固定部の移動が規制されて抜け防止部が凸部から外れることが規制されるので、出力軸支持部材が中間ケースに固定される。よって、ねじ固定用のボス部を省略できる。さらに、ケースは、中間ケースの第1方向の両側に配置される第1ケースと第2ケースをフックで固定することにより組み立てられている。よって、ねじ固定用の構造を設けることによりケース内の空間が狭くなることを回避でき、部品配置の自由度を高めることができる。
本発明において、前記規制部は、前記補強部材の縁を切り欠いた切欠き部の縁であり、前記先端部および前記凸部は、前記切欠き部に嵌まることが好ましい。このようにすると、出力軸支持部材の第1方向の一方側から補強部材を取り付けることにより、切欠き部に先端部および凸部を嵌め込むことができる。これにより、固定部の先端部が凸部から離れることが規制されるので、抜け防止部が凸部から外れることを規制できる。
本発明において、前記出力軸支持部材は、ボス部を備え、前記第2ケースおよび前記補強部材は、ねじによって前記ボス部に共締めされることにより、前記出力軸支持部材に固定されることが好ましい。このようにすると、第2ケースと補強部材が共通のねじによって出力軸支持部材に固定される。さらに、補強部材を出力軸支持部材に固定することで、同時に抜け防止部が凸部から外れない状態となり、出力軸支持部材が中間ケースに固定される。よって、少ない工数で第2ケース、補強部材、出力軸支持部材、中間ケースを組み立てることができる。また、ねじ固定箇所を少なくすることができる。
本発明において、前記第1方向と直交する方向を第2方向とする場合に、前記固定部は、板厚方向が前記第2方向と一致する板部を備え、前記抜け防止部は、前記板部の前記第2方向の表面から突出することが好ましい。このようにすると、板部が第2方向に撓みやすく、抜け防止部を凸部に係止させやすい。従って、出力軸支持部材を中間ケースに組み
付けやすい。
本発明において、前記出力軸支持部材は、前記固定部を複数備え、前記中間ケースは、複数の前記固定部のそれぞれに対応する位置に設けられた複数の前記凸部を備えることが好ましい。このように、複数位置で出力軸支持部材を中間ケースに係止することにより、出力軸支持部18の傾きを防止あるいは抑制できる。従って、出力軸7の傾きを防止あるいは抑制できる。
本発明において、前記出力軸支持部材は、板厚方向が前記第1方向と一致する中間板と、前記中間板の縁から前記第1方向の他方側へ延びる側板と、を備え、前記出力軸支持部は、前記中間板から前記第1方向の一方側へ突出し、前記固定部は、前記中間板の縁から前記第1方向の一方側へ延びていることが好ましい。このようにすると、中間板の第1方向の他方側にスペースを確保できる。従って、伝達機構を構成する部品および出力軸の配置の自由度を高めることができる。
次に、本発明の便蓋開閉ユニットは、上記の開閉部材駆動装置を有し、前記開閉部材は、便蓋であることを特徴とする。
本発明によれば、第1ケース、中間ケース、および第2ケースの3部材を積層してケースを構成しており、中間ケース内には、中間ケースとは別体の出力軸支持部材が配置される。従って、出力軸支持部の配置の自由度を高めることができ、モータ、伝達機構、および出力軸の配置の自由度を高めることができる。また、出力軸支持部材は、中間ケースに係止されて固定されるため、ねじ固定用のボス部を省略できる。さらに、ケースは、中間ケースの第1方向の両側に配置される第1ケースと第2ケースをフックで固定することにより組み立てられている。よって、ねじ固定用の構造を設けることによりケース内の空間が狭くなることを回避でき、部品配置の自由度を高めることができる。
開閉部材駆動装置の外観斜視図である。 便蓋開閉ユニットの説明図である。 開閉部材駆動装置の断面図である。 第2ケースを中間ケースから取り外した開閉部材駆動装置を第1方向の一方側から見た分解斜視図である。 金属端子および第1歯車を組み付けた第1ケースとモータの分解斜視図である。 ケースおよび補強部材の分解斜視図である。 中間ケース、出力軸支持部材、補強部材の組立方法を示す説明図(第3方向の他方側から見た図)である。 中間ケース、出力軸支持部材、補強部材の組立方法を示す説明図(第3方向の一方側から見た図)である。
以下、図面を参照して、本発明の開閉部材駆動装置および便蓋開閉ユニットの実施形態を説明する。
(全体構成)
図1は、開閉部材駆動装置1の外観斜視図である。図2は、便蓋開閉ユニット3の説明図である。図3は、開閉部材駆動装置1の断面図である。図4は、第2ケース23を中間ケース22から取り外した開閉部材駆動装置1を第1方向Zの一方側Z1から見た分解斜
視図である。図5は、金属端子60および第1歯車39を組み付けた第1ケース21とモータ6の分解斜視図である。図6は、ケース9および補強部材35の分解斜視図である。図7、図8は、中間ケース22、出力軸支持部材24、補強部材35の組立方法を示す説明図であり、図7は、第3方向Xの他方側X2から見た図であり、図8は、第3方向Xの一方側X1から見た図である。
図1に示す開閉部材駆動装置1は、蓋や扉などの開閉部材を回動させて開閉する。便蓋開閉ユニット3は、開閉部材駆動装置1に、開閉部材としてトイレユニット200の便蓋201が接続されたものである。より具体的には、図2に示すように、トイレユニット200は、便器本体202、便座203、便蓋201、およびタンク204を有する。便蓋201は、タンク204の側の端部分が開閉部材駆動装置1の出力軸7に連結される。便蓋201は、出力軸7の回転により、平伏して便器本体202に被さる閉位置と、便器本体202から立ち上がる開位置と、の間を移動する。なお、トイレユニット200に第2の開閉部材駆動装置1を設け、第2の開閉部材駆動装置1の出力軸7に、開閉部材として、便座203を連結することもできる。
図3に示すように、開閉部材駆動装置1は、モータ6と、便蓋201が接続される出力軸7と、モータ6の駆動力を出力軸7に伝達する伝達機構8と、モータ6および伝達機構8を収容するケース9を有する。出力軸7は、ケース9に設けられた開口部10から突出する突出部11と、ケース9に収容された基部12と、を備える。出力軸7の突出部11には、便蓋201の端部が接続される。従って、開閉部材駆動装置1は、片持ち状態で便蓋201を開閉する。図1に示すように、ケース9は、出力軸7の軸線Lに沿った方向から見た場合に細長い形状である。出力軸7は、ケース9における長手方向の一方側の端部に配置される。
以下の説明では、互いに直交する3方向を、第1方向Z、第2方向Yおよび第3方向Xとする。第1方向Zは、出力軸7の軸線Lに沿った軸線方向である。第2方向Yはケース9の長手方向であり、第3方向Xはケース9の短手方向である。第1方向Zにおいて、ケース9から出力軸7が突出している側を第1方向の一方側Z1とし、ケース9が位置する側を第1方向Zの他方側Z2とする。第2方向Yにおいて、出力軸7が位置する側を第2方向の一方側Y1とし、出力軸7が位置する側とは反対側を第1方向Zの他方側Z2とする。また、第3方向Xの一方側をX1、他方側をX2とする。
ケース9は樹脂製である。図1に示すように、ケース9は、第2方向Yに平行に延びる第1側壁9aおよび第2側壁9bを備える。また、ケース9は、第3方向Xに延びて第1側壁9aの第2方向Yの他方側Y2の端および第2側壁9bの第2方向Yの他方側Y2の端を接続する第3側壁9cを備える。さらに、ケース9は、第1側壁9aの第2方向Yの一方側Y1の端および第2側壁9bの第2方向Yの一方側Y1の端を接続する第4側壁9dを備える。第4側壁9dは、半円状に湾曲し第2方向Yの一方側Y1に突出する。
図1、図3、図6に示すように、ケース9は、第1方向Zに積層された第1ケース21、中間ケース22および第2ケース23を備える。第1ケース21は中間ケース22の第1方向Zの一方側Z1に位置し、第2ケース23は中間ケース22の第1方向Zの他方側Z2に位置する。また、図3に示すように、ケース9は、中間ケース22に収容される出力軸支持部材24を備える。
図3、図5に示すように、第1ケース21は、第1底部25と、第1底部25の外周縁から第1方向Zの一方側Z1に立ち上がる第1周壁26を備える。第1周壁26は、ケース9の第1側壁9a、第2側壁9b、および第4側壁9dの第1方向Zの他方側Z2の部分を構成する。また、第1周壁26の第2方向の他方側Y2の端部分には、第3方向に延
びる支持板部20が設けられている。支持板部20は、第1底部25から第2ケース23の縁まで延びており、中間ケース22の第2方向Yの他方側Y2の外周面を覆う。支持板部20は、ケース9の第3側壁9cを構成する。
図3に示すように、支持板部20の第1方向Zの一方側の端部には、複数の端子ピン13が圧入された端子部14が設けられており、端子部14の第3方向Xの両側に係止突起15が設けられている。2箇所の係止突起15には、第2ケース23の第2方向の他方側Y2の縁に設けられたフック16が係止される(図1参照)。また、係止突起15は、第1ケース21の第1周壁26において、ケース9の第1側壁9aおよび第2側壁9bを構成する部分(すなわち、第1ケース21の第3方向Xの一方側X1の側面、および、第3方向Xの他方側X2の側面)においても、それぞれ1箇所ずつ設けられている(図1、図5,図6参照)。
図3、図5に示すように、第1ケース21にはモータ6が固定される。また、第1ケース21の第2方向Yの一方側Y1の端には、伝達機構8を構成する複数の歯車のうちの一部の歯車(第1歯車39)が収容される。図5に示すように、モータ6は、モータ本体28と、モータ本体28から突出する回転軸27と、モータ本体28から回転軸27とは反対側に突出する一対の給電端子29を備える。図3に示すように、モータ本体28は、第1ケース21の第2方向Yの他方側Y2の端に配置される。図5に示すように、回転軸27は、モータ本体28から第1ケース21の第2方向Yの一方側Y1の端に向けて延びる。回転軸27は、第1方向Zから見た場合に、第2方向Y(ケース9の長手方向)に対して傾斜している。
図3、図6に示すように、中間ケース22は、第2底部31と、第2底部31の外周縁から第1方向Zの一方側へ立ち上がる第2周壁32を備える。第2周壁32は、ケース9の第1側壁9a、第2側壁9b、第3側壁9c、および第4側壁9dの第1方向Zの中間部分を構成する。中間ケース22には、伝達機構8を構成する複数の歯車のうち、第1歯車39を除く歯車が収容される。中間ケース22は、第2底部31の第3方向Xの一方側X1の縁および他方側X2の縁から第1方向Zの他方側Z2へ延びる一対のフック19を備える。各フック19は、第1ケース21の第1周壁26に設けられた係止突起15に係止される。
図3、図4に示すように、中間ケース22における第2ケース23の側の端部分(すなわち、第1方向Zの一方側Z1の端部分)には、板状の補強部材35が固定される。補強部材35は、ケース9よりも剛性が高い。本形態において、補強部材35は、金属製である。補強部材35には、筒状の軸受部36が設けられている。軸受部36は、例えば、バーリング加工により形成される。軸受部36からは、出力軸7が第1方向Zの他方側Z2に突出する。出力軸7の基部12は、軸受部36によって外周側から回転可能に支持される。
第2ケース23は、板状であり、第1方向Zの一方側Z1から補強部材35に被せられている。ケース9の第1方向Zの他方側Z2の端面は、第2ケース23によって構成される。図3、図4に示すように、第2ケース23の第2方向Yの一方側Y1の端部分には、第1方向Zの一方側Z1に突出する環状の軸受部17が設けられている。軸受部17は、補強部材35に設けられた軸受部36の第1方向Zの一方側Z1において、出力軸7を回転可能に支持する。出力軸7は、軸受部17の先端に設けられた開口部10から第1方向Zの一方側Z1へ延びている。
図3、図5に示すように、伝達機構8は、モータ6から出力軸7に至る駆動力伝達経路の上流側から下流側に向かって、ウォーム38、第1歯車39、第2歯車40、第3歯車
41、および出力歯車42を備える。また、伝達機構8は、第3歯車41と噛み合う補助歯車43を備える。図5に示すように、ウォーム38は、モータ6の回転軸27に固定される。ウォーム38および第1歯車39は第1ケース21内に配置される。第2歯車40、第3歯車41、出力歯車42、および補助歯車43は中間ケース22内に配置される。
図3、図5に示すように、第1歯車39は、第1ケース21の第2方向Yの一方側Y1の端に配置される。第1歯車39は、ウォーム38に噛合する第1大径歯車39aと、第1大径歯車39aと同軸に配置される第1小径歯車39bを備える。第1小径歯車39bは、第1大径歯車39aの第1方向Zの一方側Z1に位置する。図2に示すように、第1大径歯車39aと第1小径歯車39bとの間には、駆動力の伝達を継断するトルクリミッタ44が配置される。
図3に示すように、第2歯車40は、第1小径歯車39bに噛合する第2大径歯車40aと、第2大径歯車40aと同軸に配置される第2小径歯車(図示省略)を備える。第2大径歯車40aは、第2小径歯車の第1方向Zの他方側Z2に位置し、中間ケース22の第2底部31に設けられた中間ケース開口部33を介して第1小径歯車39bに噛合する。
第3歯車41は、中間ケース22の第2方向Yの略中央に配置される。第3歯車41は、第2小径歯車に噛合する第3大径歯車41aと、第3大径歯車41aと同軸に配置される第3小径歯車41bを備える。第3大径歯車41aは、第3小径歯車41bの第1方向Zの他方側Z2に位置する。第3歯車41を回転可能に支持する支軸は、一端が中間ケース22の第2底部31に保持され、他端が補強部材35に設けられた支軸保持部37(図4参照)を貫通して第2ケース23に保持される。
出力歯車42は、中間ケース22の第2方向Yの一方側Y1の端に配置され、第3歯車41の第3小径歯車41bと噛み合う。出力歯車42は、金属製である。図3に示すように、出力歯車42の中心穴に出力軸7の基部12が挿入されており、出力歯車42と出力軸7とは、軸線L回りに相対回転不能な状態で連結されている。
図3に示すように、中間ケース22内において、補強部材35と第2底部31との間には、出力軸支持部材24が配置される。出力軸支持部材24は、出力軸7の基部12を回転可能に支持する出力軸支持部18を備える。図3、図6に示すように、出力軸支持部材24は、第2底部31の第1方向Zの一方側Z1に配置される中間板24aと、中間板24aの外周縁から第1方向Zの他方側Z2に延びる側板24bを備える。側板24bは、第2底部31に第1方向Zの一方側Z1から当接する。出力軸支持部18は、中間板24aの略中央から第1方向Zの一方側Z1に突出する。出力軸支持部18が出力軸7の基部12に設けられた凹部に挿入されることにより、出力軸7および出力歯車42が回転可能に支持される。
補助歯車43は、中間ケース22の第2方向Yの他方側Y2の端に配置される。補助歯車43は、外周面に歯部が設けられた環状の歯車部43aと、歯車部43aの中心に配置される軸部43bと、歯車部43aと軸部43bの第1方向Zの他方側Z2の端部を接続する端板部43cを備える。歯車部43aは、第3大径歯車41aに第2方向Yの他方側Y2から噛み合う。
伝達機構8は、補助歯車43に組み付けられた第1コイルバネ48および第2コイルバネ49を備える。第1コイルバネ48は、補助歯車43の歯車部43aと軸部43bとの間に配置される。第2コイルバネ49は、第1コイルバネ48の内周側に配置される。第1コイルバネ48の第1方向Zの一方側Z1の端からは、中間ケース22の内周面に設け
られた係止部に係止されるバネ端部が延びている。同様に、第2コイルバネ49の第1方向Zの一方側Z1の端からは、中間ケース22の内周面に設けられた係止部に係止されるバネ端部が延びている。第1コイルバネ48の第1方向Zの他方側Z2の端のバネ端部、および、第2コイルバネ49の第1方向Zの他方側Z2の端のバネ端部は、補助歯車43に係止される。
ポテンショメータ80は、伝達機構8を構成する複数の歯車のうちのいずれかの歯車に噛合するポテンショ歯車(図示省略)を備える。また、ポテンショメータ80は、ポテンショ歯車の回転角度位置を検出する検出部81を備える。例えば、ポテンショ歯車は、第3歯車41の第3小径歯車41bと噛み合う。図3に示すように、検出部81は、中間ケース22の第1方向Zの一方側Z1の端に配置される基板82に搭載される。
ケース9には、モータ6に電力を供給するための金属端子60が保持される。図3に示すように、金属端子60は、ケース9の第3側壁9cを構成する支持板部20に保持され、支持板部20から第1方向Zの一方側Z1へ突出する。基板82の第2方向Yの他方側Y2の端部は、端子部14まで延びており、端子ピン13および金属端子60に接続される。基板82の第2方向Yの一方側Y1の端部は、補強部材35まで延びており、ポテンショメータ80の検出部81が配置される。
(動作)
金属端子60を介した電力の供給によってモータ6が正方向または逆方向に駆動されると、モータ6の駆動力が伝達機構8を介して出力軸7に伝達される。従って、出力軸7に固定された便蓋201は、図2に示すように、閉方向Aまたは開方向Bに回転する。便蓋201が回転すると、ポテンショメータ80からは、便蓋201の回転角度位置に対応する信号が出力される。
便蓋201が閉方向Aに回転すると、第1コイルバネ48および第2コイルバネ49は、出力軸7を軸線L回りで開方向Bに回転させる付勢力を蓄える。従って、第1コイルバネ48および第2コイルバネ49は、便蓋201を開方向Bに回転する際に、出力軸7を開方向Bに付勢するアシストバネとして機能する。さらに、伝達機構8は、第1歯車39にトルクリミッタ44を備える。従って、便蓋201から出力軸7を介して伝達機構8に過大な負荷が加わった場合には、トルクリミッタ44が機能して、伝達機構8による駆動力の伝達を遮断する。これにより、外部からの過大な負荷に起因して、伝達機構8が破損することを防止する。
(金属端子)
図3、図5に示すように、支持板部20の内側面20aには、第1方向Zに直線状に延びる端子保持溝50が2本並んで設けられている。各端子保持溝50の幅方向の一方側(第3方向の一方側X1)の開口縁からは、幅方向の他方側(第3方向Xの他方側X2)へ突出するガイド部51が設けられている。ガイド部51は、金属端子60が端子保持溝50から外れることを規制する。
図6に示すように、中間ケース22の第2周壁32は、支持板部20の内側面20aと対向する外側面32aを備える。第1ケース21と中間ケース22とを組み立てると、支持板部20の内側面20aと第2周壁32の外側面32aとの隙間が密閉される。2本の金属端子60は、支持板部20と第2周壁32との間の密閉空間を通って第1ケース21の内側から基板82まで延びている。
図5に示すように、2本の金属端子60のそれぞれは、第1方向Zに延びる直線部61と、直線部61の第1方向Zの他方側Z2の端部からモータ6側へ延びる給電端子接続部
62を備える。給電端子接続部62の先端には、給電端子29を挟み込んで保持する一対の板部63が設けられている。給電端子接続部62は、第1ケース21の底部に沿って直線部61からモータ本体28へ向かって延びる腕部64を備える。一対の板部63は、腕部64の先端から第1方向Zの一方側Z1へ延びている。一対の板部63の隙間は、第1方向Zに延びる給電端子挿入溝65となっている。
図5に示すように、給電端子接続部62は、第1ケース21の第1底部25に設けられた溝状の第1凹部52に保持される。一対の板部63の第1方向Zの一方側Z1の先端部は、第1方向Zの一方側Z1へ向かうに従って隙間が拡がるテーパ部67を備える。金属端子60を第1ケース21に組み付けた後に、モータ本体28を第1ケース21に嵌め込むと、モータ本体28から突出する2本の給電端子29は、それぞれ、一対の板部63の隙間(給電端子挿入溝65)に挿入される。このとき、テーパ部67によって給電端子29の挿入がガイドされる。一対の板部63が給電端子29を両側から締め付けることにより、金属端子60と給電端子29が導通される。
(出力軸支持部材の固定構造)
図6に示すように、中間ケース22は、第2周壁32の内側面32bの第1方向Zの一方側Z1の端部分から突出する凸部70を備える。以下に説明するように、出力軸支持部材24は、凸部70に第1方向Zの他方側Z2から係止されることにより、中間ケース22に固定される。凸部70は、中間ケース22内に配置される出力軸支持部材24の第3方向Xの一方側X1、および、出力軸支持部材24の第3方向Xの他方側X2の2箇所に配置される(図7、図8参照)。
図6に示すように、出力軸支持部材24は、中間板24aの第2方向Yの他方側Y2の端部分において第1方向Zの一方側Z1へ突出するボス部71と、ボス部71の第2方向Yの他方側Y2において中間板24aの縁から第1方向Zの一方側Z1へ延びる固定部72を備える。ボス部71と固定部72は、中間板24aの第3方向Xの一方側X1および他方側X2の端部分にそれぞれ1つずつ設けられている。各固定部72は、板厚方向が第2方向Yと一致する板部73と、板部73の表面から第2方向Yの他方側Y2へ突出する抜け防止部74を備える。板部73は、中間板24aの第2方向Yの他方側Y2の縁に接続され、第1方向Zに直線状に延びている。
図7(a)、図8(a)は、それぞれ、中間ケース22の内側に出力軸支持部材24を位置決めした状態を示す斜視図である。出力軸支持部材24は、2箇所のボス部71および固定部72が、それぞれ、中間ケース22の第2周壁32の内側面32bに内側から当接する。各固定部72は、内側面32bに設けられた凸部70に係止される。より詳細には、抜け防止部74が凸部70に第1方向Zの他方側から当接するとともに、板部73の先端部73aが凸部70に第2方向Yの一方側Y1から当接する。従って、第1方向Zの一方側から見ると、板部73の先端部73aと凸部70は、第2方向Yに並んでいる。
図7(b)、図8(b)は、それぞれ、中間ケース22の第1方向Zの一方側Z1の端部分に補強部材35を位置決めした状態を示す斜視図である。図6に示すように、補強部材35は、第3方向Xの一方側X1の縁、および、第3方向Xの他方側X2の縁に、それぞれ1か所ずつ切欠き部75が設けられている。また、補強部材35は、外周側に突出する突出部76を3個所に備える。突出部76のうちの1つは、補強部材35の第2方向Yの一方側Y1の先端に配置される。また、他の2つの突出部76は、各切欠き部75の第2方向Yの一方側Y1に配置される。
図7(b)、図8(b)に示すように、中間ケース22の内側面32bの第1方向Zの一方側Z1の端部分に設けられた3個所の凹部77にそれぞれ突出部76を嵌め込むこと
により、補強部材35は、中間ケース22に対して位置決めされる。このとき、補強部材35の切欠き部75に固定部72の先端部73aおよび凸部70が嵌まる。これにより、補強部材35によって先端部73aおよび凸部70が囲まれるので、先端部73aが凸部70から離れることが規制される。すなわち、補強部材35に設けられた切欠き部75の縁が、先端部73aが凸部70から離れることを規制する規制部として機能する。先端部73aが凸部70から離れることを規制すれば、固定部72が第2方向Yに撓むことが規制されるので、抜け防止部74が凸部70の第1方向Zの他方側Z2から外れることが規制される。
補強部材35および第2ケース23は、ねじ79によってボス部71に共締めされることにより、出力軸支持部材24に固定される。これにより、補強部材35の切欠き部75から凸部70および先端部73aが外れなくなるので、結果として、出力軸支持部材24が中間ケース22に固定される。本形態では、第2ケース23は、フック16により第1ケース21に固定されるので、中間ケース22は、第2ケース23と第1ケース21との間に挟まれて固定されるとともに、出力軸支持部材24を介して第2ケース23に固定される。
(本形態の主な作用効果)
以上のように、本形態の開閉部材駆動装置1は、モータ6と、開閉部材が接続される出力軸7と、モータ6の駆動力を出力軸7に伝達する伝達機構8と、モータ6および伝達機構8を収容するケース9と、ケース9に収容される補強部材35と、を備える。出力軸7の軸線方向を第1方向Zとした場合に、ケース9は、モータ6を収容する第1ケース21と、第1ケース21の第1方向Zの一方側Z1に重なる中間ケース22と、中間ケース22の第1方向Zの一方側Z1に重なる第2ケース23と、中間ケース22に収容される出力軸支持部材24と、を備える。第2ケース23に設けられたフック16は、第1ケース21に設けられた係止突起15に係止される。出力軸7は、出力軸支持部材24に設けられた出力軸支持部18に回転可能に支持されるとともに、第2ケース23に設けられた開口部10から第1方向Zの一方側Z1へ突出する。補強部材35は、開口部10の第1方向Zの他方側Z2に配置されて出力軸7を外周側から回転可能に支持する軸受部36を備える。出力軸支持部材24は、中間ケース22の内側面32bに沿って第1方向Zに延びる固定部72を備える。固定部72は、内側面32bに設けられた凸部70に第1方向Zの他方側Z2から当接する抜け防止部74と、凸部70に対して第1方向Zと交差する方向で並ぶ先端部73aと、を備える。補強部材35は、先端部73aが凸部70から離れることを規制する規制部を備える。
ここで、本形態の規制部は、補強部材35の縁を切り欠いた切欠き部75の縁である。本形態では、出力軸支持部材24の第1方向Zの一方側Z1から補強部材35を取り付けることにより、切欠き部75に先端部73aおよび凸部70を嵌め込むことができる。これにより、固定部72の先端部73aが凸部70から離れることが規制されるので、抜け防止部74が凸部70から外れることを規制できる。
本形態によれば、第1ケース21、中間ケース22、および第2ケース23の3部材を積層してケース9を構成しており、中間ケース22内には、中間ケース22とは別体の出力軸支持部材24が配置される。従って、中間ケース22に出力軸支持部18を設ける場合と比較して、出力軸支持部18の配置の自由度を高めることができるので、モータ6、伝達機構8、および出力軸7の配置の自由度を高めることができる。また、出力軸支持部材24は、ねじ固定なしで中間ケース22に固定される。すなわち、出力軸支持部材24は、第1方向Zに延びる固定部72を備えており、固定部72は、中間ケース22の内側面32bに設けられた凸部70に対して第1方向Zに当接する抜け防止部74と、凸部70に対して第1方向Zと交差する方向で並ぶ先端部73aを備える。先端部73aは、補
強部材35に設けられた規制部(切欠き部75の縁)によって凸部70から離れることが規制される。従って、中間ケース22に補強部材35または第2ケース23を固定すると、同時に規制部によって固定部72の移動が規制されて抜け防止部74が凸部70から外れることが規制されるので、出力軸支持部材24が中間ケース22に固定される。よって、ねじ固定用のボス部を省略でき、ボス部の配置スペースを他の部品の配置スペースとして利用できる。さらに、ケース9は、中間ケース22の第1方向Zの両側に配置される第1ケース21と第2ケース23をフック16で固定することにより組み立てられている。よって、ねじ固定用の構造を設けることによりケース9内の空間が狭くなることを回避できるので、部品配置の自由度を高めることができる。
本形態の出力軸支持部材24は、ボス部71を備え、第2ケース23および補強部材35は、ねじによってボス部71に共締めされることにより、出力軸支持部材24に固定される。このように、複数の部品を共通のねじによって共締めして固定することにより、組立工数を削減できるとともに、ねじ固定用の構造の配置スペースを削減できる。また、補強部材35を出力軸支持部材24に固定することで、同時に抜け防止部74が凸部70から外れない状態となり、出力軸支持部材24が中間ケース22に固定される。よって、少ない工数で第2ケース23、補強部材35、出力軸支持部材24、中間ケース22を組み立てることができる。
本形態の固定部72は、板厚方向が第2方向Yと一致する板部73を備え、抜け防止部74は、板部73の第2方向Yの表面から突出する。従って、板部73が第2方向Yに撓みやすく、抜け防止部74を凸部70に係止させやすい。よって、出力軸支持部材24を中間ケース22に組み付けやすい。
本形態の出力軸支持部材24は、固定部72を複数備え、中間ケース22は、複数の固定部72のそれぞれに対応する位置に設けられた複数の凸部70を備える。このように、複数位置で出力軸支持部材24を中間ケース22に係止することにより、出力軸支持部材24の位置精度が高まり、出力軸支持部18の傾きを防止あるいは抑制できる。従って、出力軸7の傾きを防止あるいは抑制できる。なお、固定部72および凸部70の数は、2より多くてもよい。例えば、3個所以上であってもよい。
本形態の出力軸支持部材24は、板厚方向が第1方向Zと一致する中間板24aと、中間板24aの縁から第1方向Zの他方側Z2へ延びる側板24bと、を備え、出力軸支持部18は、中間板24aから第1方向Zの一方側Z1へ突出し、固定部72は、中間板24aの縁から第1方向Zの一方側Z1へ延びている。このような部品形状により、中間板24aの第1方向Zの他方側Z2にスペースを確保できる。従って、伝達機構8を構成する部品および出力軸7の配置の自由度を高めることができる。
(変形例)
(1)上記形態では、補強部材35に設けられた切欠き部75の縁が、固定部72が凸部70から離れることを規制する規制部として機能する構成であったが、規制部は、第2ケース23に設けられていてもよい。例えば、補強部材35を省略した構成とする場合には、第2ケース23に規制部を設けることができる。
(2)規制部は、切欠き部75の縁と異なる構成であってもよく、先端部73aに対して凸部70とは反対側から当接する部分であればよい。例えば、リブなどの凸形状であってもよい。
(3)上記形態では、第2ケース23にフック16が設けられ、第1ケース21に係止突起15が設けられているが、第2ケース23に係止突起を設け、第1ケース21にフック
を設ける構成であってもよい。
(4)上記形態では、第2ケース23をフック16で第1ケース21に係止して固定するだけでなく、中間ケース22をフック19で第1ケース21に係止して固定する構造になっているが、中間ケース22のフック19は省略してもよい。
1…開閉部材駆動装置、3…便蓋開閉ユニット、6…モータ、7…出力軸、8…伝達機構、9…ケース、9a…第1側壁、9b…第2側壁、9c…第3側壁、9d…第4側壁、10…開口部、11…突出部、12…基部、13…端子ピン、14…端子部、15…係止突起、16…フック、17…軸受部、18…出力軸支持部、19…フック、20…支持板部、20a…内側面、21…第1ケース、22…中間ケース、23…第2ケース、24…出力軸支持部材、24a…中間板、24b…側板、25…第1底部、26…第1周壁、27…回転軸、28…モータ本体、29…給電端子、31…第2底部、32…第2周壁、32a…外側面、32b…内側面、33…中間ケース開口部、35…補強部材、36…軸受部、37…支軸保持部、38…ウォーム、39…第1歯車、39a…第1大径歯車、39b…第1小径歯車、40…第2歯車、40a…第2大径歯車、41…第3歯車、41a…第3大径歯車、41b…第3小径歯車、42…出力歯車、43…補助歯車、43a…歯車部、43b…軸部、43c…端板部、44…トルクリミッタ、48…第1コイルバネ、49…第2コイルバネ、50…端子保持溝、51…ガイド部、52…第1凹部、60…金属端子、61…直線部、62…給電端子接続部、63…板部、64…腕部、65…給電端子挿入溝、67…テーパ部、70…凸部、71…ボス部、72…固定部、73…板部、73a…先端部、74…抜け防止部、75…切欠き部、76…突出部、77…凹部、80…ポテンショメータ、81…検出部、82…基板、200…トイレユニット、201…便蓋、202…便器本体、203…便座、204…タンク、A…閉方向、B…開方向、L…軸線、X…第3方向、Y…第2方向、Z…第1方向

Claims (7)

  1. モータと、
    開閉部材が接続される出力軸と、
    前記モータの駆動力を前記出力軸に伝達する伝達機構と、
    前記モータおよび前記伝達機構を収容するケースと、
    前記ケースに収容される補強部材と、を備え、
    前記出力軸の軸線方向を第1方向とした場合に、
    前記ケースは、前記モータを収容する第1ケースと、前記第1ケースの前記第1方向の一方側に重なる中間ケースと、前記中間ケースの前記第1方向の一方側に重なる第2ケースと、前記中間ケースに収容される出力軸支持部材と、を備え、
    前記第1ケースと前記第2ケースの一方に設けられたフックは、前記第1ケースと前記第2ケースの他方に設けられた係止突起に係止され、
    前記出力軸は、前記出力軸支持部材に設けられた出力軸支持部に回転可能に支持されるとともに、前記第2ケースに設けられた開口部から前記第1方向の一方側へ突出し、
    前記補強部材は、前記開口部の前記第1方向の他方側に配置されて前記出力軸を外周側から回転可能に支持する軸受部を備え、
    前記出力軸支持部材は、前記中間ケースの内側面に沿って前記第1方向に延びる固定部を備え、
    前記固定部は、前記内側面に設けられた凸部に前記第1方向の他方側から当接する抜け防止部と、前記凸部に対して前記第1方向と交差する方向で並ぶ先端部と、を備え、
    前記補強部材または前記第2ケースは、前記先端部が前記凸部から離れることを規制する規制部を備えることを特徴とする開閉部材駆動装置。
  2. 前記規制部は、前記補強部材の縁を切り欠いた切欠き部の縁であり、
    前記先端部および前記凸部は、前記切欠き部に嵌まることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材駆動装置。
  3. 前記出力軸支持部材は、ボス部を備え、
    前記第2ケースおよび前記補強部材は、ねじによって前記ボス部に共締めされることにより、前記出力軸支持部材に固定されることを特徴とする請求項2に記載の開閉部材駆動装置。
  4. 前記第1方向と直交する方向を第2方向とする場合に、
    前記固定部は、板厚方向が前記第2方向と一致する板部を備え、
    前記抜け防止部は、前記板部の前記第2方向の表面から突出することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の開閉部材駆動装置。
  5. 前記出力軸支持部材は、前記固定部を複数備え、
    前記中間ケースは、複数の前記固定部のそれぞれに対応する位置に設けられた複数の前記凸部を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の開閉部材駆動装置。
  6. 前記出力軸支持部材は、板厚方向が前記第1方向と一致する中間板と、前記中間板の縁から前記第1方向の他方側へ延びる側板と、を備え、
    前記出力軸支持部は、前記中間板から前記第1方向の一方側へ突出し、
    前記固定部は、前記中間板の縁から前記第1方向の一方側へ延びていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の開閉部材駆動装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の開閉部材駆動装置を有し、
    前記開閉部材は、便蓋であることを特徴とする便蓋開閉ユニット。
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