JP2018176922A - 船舶の運動制御装置および運動制御方法 - Google Patents

船舶の運動制御装置および運動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】評価関数における重みの調整が不要で、PID制御のようないわゆる古典制御系を適用したフィードバック制御の一部にのみ最適化計算を組み込むことによる、制御演算の破綻しにくい船舶の運動制御装置を得る。【解決手段】複数の船外機を搭載した船舶を、所望の軌道で航走させる船舶の運動制御装置であって、軌道指令を出力する軌道生成器と、前記軌道指令と船舶に具備されたセンサ群からのセンサ情報群に基づいて、制御力指令を出力する制御器と、前記制御力指令に基づいて前記複数の船外機への要求される操作量を出力する、予め設定された制約条件に従った前記操作量のための最適化演算を行う制御力配分器と、を備えた、船舶の運動制御装置。【選択図】図1

Description

この発明は、船外機を備えた船舶を、所望の軌道で航走せしめる船舶の運動制御装置および運動制御方法に関するものである。
従来の船舶の運動制御装置では、複数のアジマススラスタおよびバウスラスタを備えた船舶において、初期地点から目標地点までの航走や定点保持のような運動制御機能を実現するための発生推力を、高精度に制御する推力配分方法および推力配分装置が知られている(例えば特許文献1)。
特許文献1によれば、3つの推力発生装置それぞれの非線形性と動特性を考慮し、推力による合力と合モーメントのバランス関係を予め設定する。さらに、評価関数を規定した上で、前記合力と合モーメントのバランス関係を制約条件とした各推力発生装置の発生推力を最小化するモデル予測制御により、各推力発生装置のプロペラ推力、舵角ならびに舵角速度を演算する。
特開2004−042885号公報(9頁1〜28行、図7、図8)
Matthew Brand、PARALLEL QUADRATIC PROGRAMMING FOR IMAGE PROCESSING、18th IEEE International Conference on Image Processing、2011
しかしながら、このような従来の船舶の運動制御装置の推力配分装置では、規定する評価関数の重みの調整が一般的に試行錯誤的となり、重みの最適調整に時間が掛かる問題があった。また、モデル予測制御では、予め設定された予測時間区間またはホライゾン以内に最適化演算が完了しない場合には、制御系が破綻するという問題もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、評価関数における重みの調整が不要で、かつPID制御のようないわゆる古典制御系を適用したフィードバック制御の一部にのみ最適化計算を組み込むことによる、制御演算の破綻しにくい船舶の運動制御装置および運動制御方法を得ることを目的としている。
この発明は、複数の船外機を搭載した船舶を、所望の軌道で航走させる船舶の運動制御装置であって、軌道指令を出力する軌道生成器と、前記軌道指令と船舶に具備されたセンサ群からのセンサ情報群に基づいて、制御力指令を出力する制御器と、前記制御力指令に基づいて前記複数の船外機への要求される操作量を出力する、予め設定された制約条件に従った前記操作量のための最適化演算を行う制御力配分器と、を備えた、船舶の運動制御装置等にある。
この発明によれば、評価関数における重みの調整が不要で、PID制御のようないわゆる古典制御系を適用したフィードバック制御の一部にのみ最適化計算を組み込むことによる、制御演算の破綻しにくい船舶の運動制御装置等を得ることができる。
この発明の一実施の形態による船舶の運動制御装置を含む船舶制御システムの一例の全体構成図である。 この発明の実施の形態1による図1の軌道生成器の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による図1の制御器の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による図1の制御力配分器の構成の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1における、X軸方向並進(surge)、Y軸方向並進(sway)、Z軸方向回転(yaw)としてとらえた船舶の運動の模式的な図である。 この発明の実施の形態1における、縦軸をX軸方向の推力操作量、横軸をY軸方向の推力操作量とした2次元平面と制限領域を示す図である。 この発明の実施の形態1における、X軸方向並進、Y軸方向並進、並びにZ軸方向回転の軌道指令を適当に与え、軌道指令に対する船舶の挙動と、そのときの要求される推力操作量と要求される舵角操作量の挙動を示す図である。 この発明の実施の形態2による図1の制御力配分器の構成の一例を示す図である。 この発明による船舶の運動制御装置の制御部分のハードウェア構成の例を示す図である。
以下、この発明による船舶の運動制御装置および運動制御方法を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
実施の形態1.
図1は、この発明の一実施の形態による船舶の運動制御装置を含む船舶制御システムの一例の全体構成図である。図1は、制御対象である船舶、センサ群、船舶の運動制御装置の関係を示している。船舶には、基本的に、船舶の前後左右の並進運動または方位角を制御するためのアクチュエータである船外機(図示せず)が具備されている。船外機は、船体への推力を与える推力発生機構(図示せず)と、舵を切るための操舵機構(図示せず)を備えており、船舶の運動制御装置1の出力である操作量をもとに、船外機の推力と舵角が制御されるものである。
なお船舶の推進、操舵機構として、エンジンの下にスクリュウが一体に設けられた本体が船体の外側に取り付けられて、本体の向きを変えて船舶の方向を変える、小型船に多く見られる船外機がある。この発明はこれに限定されず、大型船に多く見られる、エンジン等の駆動部が船内にあり、方向が可変のスクリュウ部が船外機として船外に露出している形態の推進、操舵機構を備えた船舶も制御対象となる。
以下では船外機として上記両方の場合の構成の船外機を含むものとする。
また、船舶には、船舶の運動状態を検出するためのセンサ群300が具備されている。センサ群300は、例えば、船舶の緯度・経度を計測するGPS(Global Positioning System)や、船舶の方位角を計測する磁方位センサから構成されるが、センサ群300の構成に制限されることなく、船舶の角速度を計測するジャイロ、船舶の並進加速度を計測する加速度センサ等も備えた、いわゆる公知の慣性航法装置を備えていてもよい。以降、船舶の運動制御装置1の構成を明確に説明するために、船舶500には、例えば、2機の船外機が搭載されているものとする。
船舶の運動制御装置1は、軌道生成器10と、制御器100と、制御力配分器200より構成される。以下、船舶の運動制御装置1を構成する軌道生成器10、制御器100、制御力配分器200それぞれについて、入出力関係とともに、その機能を詳細に説明する。
まず、この発明の実施の形態1による図1の軌道生成器10の構成の一例を図2に示す。軌道生成器10は、運動条件設定器11と、軌道演算器12より構成される。運動条件設定器11は、船舶の運動の初期条件と終端条件を設定するもので、例えば
位置、姿勢角、速度、角速度、加速度、および角加速度、
を運動開始前の初期状態と、所望の運動が完了した時点での終端状態を、操船者が例えば船舶500のユーザーインターフェースである操作装置503から操作入力OPIにより設定するものである。操船者が意図した初期状態から終端状態まで操船したい場合の当該設定は、位置、姿勢角、速度、角速度、加速度、および角加速度を数値化した値で与えてもよい。また、最近ではGPSのユーザーインターフェースがタッチパネル化されていることも多いので、初期状態はセンサ群300の検出値で常に、センサ情報群SEIとしてモニタリングされていて自動的に既知なので、単に終端状態をユーザーインターフェース画面でタッチ入力することで与えてもよい。
次に、運動条件設定器11の出力する初期状態SCIと終端状態ECIを受けて、軌道演算器12で具体的な軌道指令TRCのプロファイルを演算する。この軌道指令TRCのプロファイルの演算方法は複数考えられる。例えば、運動条件設定器11で得られた船舶の初期状態SCIと終端状態ECIにおける位置、姿勢角、速度、角速度、加速度、および角加速度をもとに、時間tの多項式として与えた軌道を演算し、軌道指令TRCを出力する。
なお、軌道指令のプロファイルを演算するにあたって、上記方法の他に、初期状態SCIと終端状態ECIを最短時間で結ぶ直線軌道として演算してもよいし、初期状態と終端状態の間を最小燃料で到達可能な軌道として演算してもよい。すなわち、初期状態から終端状態に遷移する際、予め設定された評価関数を最小化する最適な軌道、例えば時間最短の意味で最適な軌道、最小燃料の意味で最適な軌道、として演算してもよい。
次に、この発明の実施の形態1による図1の制御器100の構成の一例を図3に示す。制御器100は、制御演算器110と制御演算の後処理器120より構成される。制御演算器110は、軌道生成器10の出力である軌道指令TRCと、センサ群300の出力であるセンサ情報群SEIをもとに、公知のPID制御で制御力指令CFCを出力する。ここで、PID制御系の構成としては例えば、軌道指令TRCとセンサ情報群SEIとの偏差をもとにPID演算する形態でもよい。またPID制御系の構成として、軌道指令TRCとセンサ情報群SEIとの偏差をもとにPI演算した速度指令相当とセンサ情報群の時間微分で得られる実速度との偏差にゲインを乗じて演算する微分先行型PI_D制御などとしてもよい。すなわちPID制御系の構成としては、古典制御理論におけるあらゆるPID制御の構成を適用できる。
また、前記偏差を示す偏差信号への前処理として、偏差が小さい予め設定された区間は偏差を0とする不感帯処理などを適用してもよい。
制御演算の後処理器120は、制御演算器110の後段に位置し、制御演算器110の出力する制御演算結果CORに対して、信号の上下限や信号の変化率を制限する処理を行い、制御力指令CFCを出力する。
次に、この発明の実施の形態1による図1の制御力配分器200の構成の一例を図4に示す。制御力配分器200は、第1の配分演算器211と、第2の配分演算器212と、第3の配分演算器213と、第4の配分演算器214と、駆動力選択器250と、操作量演算器270から構成される。これらのモジュールについて、図5も参照しながら、以下詳細に説明する。
図5は、この発明の実施の形態1における、
X軸方向並進(surge)、Y軸方向並進(sway)、Z軸方向回転(yaw)
としてとらえた船舶の運動の模式的な図である。船舶の運動は、通常、並進3自由度と回転3自由度の合計6の運動自由度を有すが、図5は、
Z軸方向並進(heave)、X軸方向回転(roll)、Y軸方向回転(pitch)
の計3自由度の運動を無視し、
X軸方向並進(surge)、Y軸方向並進(sway)、Z軸方向回転(yaw)
を考慮した計3自由度の平面運動としてとらえた模式的なものである。
ここで例えばZ軸方向回転とは、Z軸を回転軸とする回転を意味する。
図5において、
座標系OI−XIYIZIは原点をOIとした右手系の慣性座標系、
座標系O0−X0Y0Z0は原点をO0とした右手系の機体固定座標系
である。
すなわち慣性座標系は、例えばXI軸を地球の経度線に沿った軸、YI軸を地球の緯度線に沿った軸とする。機体固定座標系は、X0軸を船舶500の船首と船尾を結ぶ軸、Y0軸を水平面内でX0軸と直交する軸とする。
慣性座標系OI−XIYIZIの原点OIから機体固定座標系O0−X0Y0Z0の原点O0までの距離をX、Yとして、慣性座標系OI−XIYIZIのXI軸と機体固定座標系O0−X0Y0Z0のX0軸がなす角度を方位角γとする。なお、原点O0は、船舶の重心に一致しているものとする。
船舶500には、前述のように2機の船外機501、502が搭載されており、船外機501、502それぞれの推力をf、fとする。g1とg2は、船外機操舵の回転中心であり、それぞれの回転中心を中心とした右手系の機体固定座標系O1−X1Y1Z1とO2−X2Y2Z2を定義したとき、それぞれの操舵角の0基準を、前記X0軸とX1軸または前記X0軸とX2軸が平行かつ方向が一致する場合とする。このとき、船外機501,502それぞれの舵角は、X0軸とX1軸の相対角度θ、X0軸とX2軸の相対角度θとする。以上の準備の下で、船舶500の運動方程式は、式(1)で与えられえる。
Figure 2018176922
式(1)における記号は以下の定義による。
:船舶の質量
X、m:船舶のX軸方向並進運動とY軸方向並進運動に伴う付加質量
Z0:船舶の重心まわりの慣性モーメント
:船舶のZ軸方向回転(=船舶重心まわり)運動に伴う付加慣性モーメント
X0、vy0:機体固定座標系O0−X0Y0Z0基準の船舶のX軸方向速度、Y軸方向速度
、L:船舶の重心から各船外機の回転中心までのX軸方向とY軸方向距離(≧0)
、Y、N:船舶に作用するX軸方向並進外乱、Y軸方向並進外乱、Z軸方向回転外乱(総称して図1に示す外乱DTB)
,f:船外機501,502の要求される推力
記号の上にあるドット(・)は時間微分、ドット(・・)は二階の時間微分を表す。
式(1)の右辺それぞれにおいて、X、Y、Nを除く項は、船舶に所望の動作をさせるための制御力指令CFCに相当し、制御力指令をX、Y、Nとした場合式(2)で表現できる。
Figure 2018176922
式(2)における表現では、以下の簡略的な表記を使っている。
Figure 2018176922
ここで、
X1:船外機501へのX軸方向の推力操作量
Y1:船外機501へのY軸方向の推力操作量
X2:船外機502へのX軸方向の推力操作量
Y2:船外機502へのY軸方向の推力操作量
fmax:推力操作量の制限値
である。
式(2)は、制御器100からの3つの制御力指令CFCである、X軸方向並進力指令X、Y軸方向並進力指令Y、Z軸方向回転トルク指令Nから、1つの船外機あたり推力と舵角からなる2つの操作量で船外機は2機なので、合計4つの操作量に配分することを表している。
ところで、船舶などの移動体においては、ハードウェア故障などを考慮して、一般に運動自由度以上のアクチュエータを搭載していることが多い。この場合、アクチュエータの数が制御指令の数よりも多くなり、アクチュエータ群への制御指令群の配分が一意に定まらない。このような問題は、制御配分問題としてよく知られている。
この発明における制御力配分器200は、概略、3つの制御力指令の入力から、4つに配分した操作量を出力するもので、特に、予め設定された制約条件、例えば舵角制約、推力制約を満たしつつ操作量配分するものである。以下、その具体的な制御配分問題について説明する。
図6は、縦軸をX軸方向の推力操作量、横軸をY軸方向の推力操作量とした2次元平面と、制限領域を示す図である。船外機1機あたりが発生可能な推力の上下限を±fmax、舵角の上下限を±θmaxとする。このとき、前記推力操作量に関する制約条件は、式(3)で与えられる。
Figure 2018176922
ここで、添え字iは、2機の船外機それぞれを区別するための数字である。以下、船外機501を船外機(1)、船外機502を船外機(2)とも記載する。
式(3)は、船外機の推力制約が、非線形な不等式制約条件で表現されることを意味する。また、舵角の上下限を±θmaxを考慮すると、f軸に対称な扇形が実行可能領域となるが、これもまた、非線形な不等式制約条件となる。一般に、非線形な不等式制約条件のもとでの最適化計算は計算コストが高いので、実時間演算には不向きである。
そこで、非線形な不等式制約条件を線形な不等式制約条件へ緩和するために、扇形を三角形の実行可能領域とする。具体的には、図6中の一点鎖線で示す領域1と領域2とする。例として、船外機(1)の操作量と船外機(2)の操作量が共に領域1内に最適解を有しているものとすると、線形不等式制約条件は式(4)で表現される。
Figure 2018176922
留意すべきことは、船外機が2機で、実行可能領域の候補が2つあるので、合計4つの線形不等式制約条件付きの最適化問題を解くことになる。図4において、制御力指令CFCを受けて演算する配分演算器が、第1の配分演算器211と、第2の配分演算器212と、第3の配分演算器213と、第4の配分演算器214の合計4つで構成されている理由はここにある。
次に、評価関数Jを式(5)で与える。
Figure 2018176922
ここで、式(5)における記号は、以下のとおりである。
Figure 2018176922
R:半正定行列
,f:それぞれF,fの転置行列
式(5)における半正定行列Rの要素(重みとも呼ぶ)は、半正定の条件を満たせば任意に選べる。しかしながら、この任意性は、かえって重み調整を試行錯誤させてしまう要因となる。そこで、半正定行列Rを、式(6)とする。
Figure 2018176922
ここで、
ρ:非常に小さい正数
I:単位行列
である。
なお、ρは0設定でもよい。
このようにすることで、半正定行列Rは一意に定めることができるので、重み調整が不要な評価関数とすることができる。
以上より、式(4)の線形不等式制約条件のもとで、式(5)の評価関数を最小化する2次計画問題へ定式化できる。
すなわち、式(4)の線形不等式制約条件のもとで、評価関数の式(5)を最小化するような解F を演算する。ただし、下添え字のkは1から4までの整数である。
ここで、この2次計画問題を予め設定された制御周期内で、数値的に高速に解く必要があるが、この高速演算には、例えば、上記非特許文献1に示す公知のソルバーを適用できる。なお、前記2次計画問題を高速に解くソルバーは、上記非特許文献1だけではなく、予め設定された制御周期内で最適化演算が完了できるソルバーであれば何でも良い。
このようにして、制御力指令CFCをもとに、第1の配分演算器211からは第1の駆動力DF1を、第2の配分演算器212からは第2の駆動力DF2を、第3の配分演算器213からは第3の駆動力DF3を、第4の配分演算器214からは第4の駆動力DF4を、それぞれ得ることができる。
次に、駆動力選択器250について説明する。駆動力選択器250は、各配分演算器211−214から得られた駆動力DF1−DF4のうち、最も適した最適駆動力IDDFを予め定められた設定条件で判定するものである。前記設定条件は、例えば、式(2)で表現された等式制約の誤差が最小となるものから選択するという意味で、式(7)で与える。
Figure 2018176922
ここで、
opt:駆動力選択器250の出力に相当する最適駆動力(IDDF)
:各配分演算器の出力DFkと同義
添え字kは、4つの配分演算器211−214それぞれを区別するための数字である。
次に、操作量演算器270について説明する。操作量演算器270は、駆動力選択器250の出力である最適駆動力IDDFをもとに、船外機(1)の要求される推力操作量fと要求される舵角操作量θ、ならびに船外機(2)の要求される推力操作量fと要求される舵角操作量θを演算して出力する。
具体的には、前記式(4)の線形不等式制約条件のもとで得られた最適駆動力IDDFを、式(8)で演算する。
Figure 2018176922
なお、上記各駆動力DF1−DF4および最適駆動力IDDFは、それぞれ各配分演算器211−214の出力および駆動力選択器250の出力である。
以上、この実施の形態1によれば、複数の船外機を搭載した船舶において、X並進方向(surge)、Y並進方向(sway)、Z回転方向(yaw)の位置・姿勢制御を実行する上で、船舶の制御力指令CFCに対応した船外機への最適な要求される操作量(f、θ)を配分できる。
また、前記最適な要求される操作量(f、θ)は、船外機の推力制限と舵角制限を満たした解として得られるので、例えば舵角を制限以上に切り増しすることによる船外機の機械的な干渉を確実に防止し、適正な船外機の駆動制御が実現できる。
さらに、評価関数には任意設定可能な重みの調整を不要とし、かつPID制御のようないわゆる古典制御系を適用したフィードバック制御の一部にのみ最適化計算を組み込んだので、制御調整が簡易でかつ制御演算の破綻しにくい船舶の運動制御装置を得ることができる。
ここで、この実施の形態1の有効性を確認するための数値シミュレーション例を示す。数値シミュレーションでは、X軸方向並進、Y軸方向並進、並びにZ軸方向回転の軌道指令TRCを適当に与え、当該軌道指令TRCに対する船舶の挙動と、そのときの要求される推力操作量f(i=1、2)と要求される舵角操作量θ(i=1、2)の挙動を時間履歴で示す。
図7は、この実施の形態1における、X方向並進、Y方向並進、並びにZ方向回転の軌道指令TRCを適当に与え、当該軌道指令TRCに対する船舶の挙動と、そのときの要求される推力操作量fと要求される舵角操作量θの挙動を示す図である。
図7の左側の(A)が船舶挙動の時間履歴を示す。(A)の(a)がX軸方向並進運動、(b)がY軸方向並進運動、(c)がZ軸方向回転運動を示し、それぞれの指令(X指令、Y指令、γ指令)に対する実軌道(X、Y、γ)を示す。図7の右側の(B)が(A)が船舶挙動の際の船外機の要求される操作量の時間履歴を示す。(B)の(a)が2つの船外機の要求される推力操作量f1、f2であり、(b)が2つの船外機の要求される舵角操作量θ1、θ2である。
軌道生成器10は軌道指令TRCとして、X軸方向並進位置とY軸方向並進位置の初期位置を0m、Z軸方向回転の初期姿勢を0deg、X軸方向並進位置とY軸方向並進位置の終端位置を100m、Z軸の終端姿勢を45degとした条件を満たす軌道指令を与えた。制限値として、推力制限を±5000N、舵角制限を±20degとした。
図7の(A)の(a)(b)(c)より、X指令、Y指令,γ指令で示した軌道指令値に対して、実軌道X、Y、γがともに終端状態へ追従していることが確認できる。また、図7の(B)の(a)(b)より、そのときの要求される推力操作量f1、f2は±5000N制限範囲内で、要求される舵角操作量θ1、θ2も±20deg制限範囲内で、推力と舵角ともに制約条件を満たす操作量のもとで、船舶の運動制御が実現できていることが確認できる。
なお、図7の(B)の(b)の要求される舵角操作量θ1、θ2において、操作量が急峻に変わる現象が確認できる。このような操作量は、船舶の運動制御装置1より下流に位置する船外機制御系への悪影響が懸念されるが、このような急峻な変化に対しては、操作量演算器270の後段に、図4に破線の平滑化器280で示すように、変化率制限処理器や、移動平均フィルタなどの適当なフィルタを挿入する平滑化を施すことで、解消できる。なお、平滑化器280は操作量演算部270に内蔵するように構成してもよい。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2による船舶の運動制御装置の制御力配分器の構成の一例を示す。その他の部分は実施の形態1のものと基本的に同じである。実施の形態1では、駆動力選択器250の前段で、4つの配分演算器それぞれに対応した線形不等式制約条件のもとで、最適化計算を実施するものであった。この場合、船外機数をn機とした場合、合計で2nの線形不等式制約条件に基いて最適化計算する必要がある。このような構成の運動制御装置は船外機数の2倍で計算コストが増加する。そのため、予め設定された制御周期内で最適化計算を完了させるためには、計算コストを可能な限り小さくしたほうが望ましい。
そこで、この発明の実施の形態2では、計算コストを可能な限り小さくすべく、配分演算器を1つとした制御力配分器200Aとする。
配分演算器215は、制御力指令CFCを入力として、最適駆動力IDDFを出力する。ここで、線形不等式制約条件を定める基となっている船外機の要求される推力操作量fの正負出力の条件を緩和すべく、fを自由変数とした別の最適化問題へと変形する。具体的には、前記推力fを自由変数と見なして、式(9)のように変数変換する。
Figure 2018176922
ここで、
≧0、
≧0
である。
このような変数変換のもとで、X軸方向の推力操作量fとY軸方向の推力操作量fが式(10)のように現される。
Figure 2018176922
ここで、
θ:船外機の操舵角
である。
次に、図6に示す船外機1機あたり2つの領域における線形不等式制約条件は、前記式(4)と同様な考察により、式(11)で表現できる。
Figure 2018176922
ここで、
A:行列
F’:自由変数からなるベクトル
b:ベクトル
である。
この式(11)の線形不等式制約条件のもとで、評価関数の式(12)を最小化するような解F’を演算する。
Figure 2018176922
ここで、R’は半正定行列であって、例えば式(13)で与えられるものである。
Figure 2018176922
また、C’は、前記式(2)中のC行列を、自由変数ベクトルで表現したときに得られる行列であって、I’は単位行列である。
以上のことから、配分演算器215は、式(11)の線形不等式制約条件のもとで、式(12)の評価関数を最小化する最適化計算を行い、最適駆動力IDDFを出力する。このようにすることで、実施の形態1のように、制約の領域毎の線形不等式制約条件のもとで、最適化計算のための配分演算器を船外機数と領域の組合せに応じて複数有すること無く、1つの配分演算器で最適化計算を実行するので、計算コストを大幅に低減できる。
操作量演算器270Aは、配分演算器215の出力である最適駆動力IDDFを、船外機の実質の操作量である推力指令と舵角指令、すなわち要求される推力操作量f、要求される舵角操作量θへ換算するものである。
なお、実施の形態1では図4に示すように駆動力選択器250が具備されているが、実施の形態2では、必ずしも必要が無い。なぜならば、最適駆動力IDDFは配分演算器215の出力として唯一得られるからである。しかしながら、誤差ノルムをモニタし、例えば、誤差ノルムが過剰に大きくなった場合の、最適駆動力IDDFを前回計算値に保持するなどの予め定められた信号処理には、当然使用できる。このようにすることで、制御演算の破綻を抑制できる。
以上、この実施の形態2によれば、実施の形態1の効果に加えて、最適化計算の演算コストを大幅に低減できる。
また、本実施の形態全てにおいて、制御力配分器の出力である操作量には、変化率制限処理、上下限制限処理、およびフィルタリング処理を施すことができる。さらに、制御器の形態は、古典制御系のみならず、状態フィードバック制御をなす現代制御系も当然のことながら利用できる。
なお上記各実施の形態において、図1に記載された運動制御装置1の軌道生成器10、制御器100、制御力配分器200、されにはこれらを構成する図2−4,8に示された各機能からなる制御部分は、別々の制御回路で構成してもよく、また1つの制御回路でまとめて構成してもよい。
この点に関し、これらの機能を実現する処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)であっても構成可能である。
図9の(a)はこれらの機能をハードウェアで構成した場合、(b)はソフトウェアで構成した場合の、ハードウェア構成を概略的に示す。
上記各部の機能を図9の(a)に示すハードウェアで構成した場合、処理回路1000は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。上記各部の機能それぞれを処理回路で実現してもよいし、各部の機能をまとめて処理回路で実現してもよい。
上記各部の機能を図9の(b)に示すCPUで構成した場合、上記各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ2100に格納される。処理回路であるプロセッサ2000は、メモリ2100に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。これらのプログラムは、上記各部の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ2100とは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等が該当する。
なお、上記各部の機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また処理に必要な各種情報は、ハードウェア構成の場合は回路に予め設定され、またソフトウェア構成の場合にはメモリに予め記憶させておく。
1 運動制御装置、10 軌道生成器、11 運動条件設定器、12 軌道演算器、
100 制御器、110 制御演算器、120 制御演算の後処理器、
200,200A 制御力配分器、211−215 配分演算器、
250 駆動力選択器、270,270A 操作量演算器、280 平滑化器、
300 センサ群、500 船舶、501,502 船外機、503 操作装置、
1000 処理回路、2000 プロセッサ、2100 メモリ。
この発明は、複数の船外機を搭載した船舶を、所望の軌道で航走させる船舶の運動制御装置であって、軌道指令を出力する軌道生成器と、前記軌道指令と船舶に具備されたセンサ群からのセンサ情報群に基づいて、制御力指令を出力する制御器と、前記制御力指令に基づいて前記複数の船外機への要求される操作量を出力する、予め設定された制約条件に従った前記操作量のための最適化演算を行う制御力配分器と、を備え、前記制御力配分器は、前記制御力指令に基づいて駆動力信号を出力する配分演算器と、前記駆動力信号に基づいて最適駆動力信号を出力する駆動力選択器と、前記最適駆動力信号に基づいて前記要求される操作量を出力する操作量演算器と、を有し、前記船外機が2機であり、前記配分演算器は、以下の式で与えられる標準形の評価関数J、
Figure 2018176922
ここで、機体固定座標系における
:X軸方向並進力指令
:Y軸方向並進力指令
:Z軸方向回転トルク指令
X1 :第1の船外機へのX軸方向の推力操作量
Y1 :第1の船外機へのY軸方向の推力操作量
X2 :第2の船外機へのX軸方向の推力操作量
Y2 :第2の船外機へのY軸方向の推力操作量
R:半正定行列
、L :船舶の重心から各船外機の回転中心までのX軸方向とY軸方向距離
を、少なくとも1つ以上の線形不等式制約条件のもとで最小化する解F を前記駆動力信号として演算する、船舶の運動制御装置等にある。

Claims (6)

  1. 複数の船外機を搭載した船舶を、所望の軌道で航走させる船舶の運動制御装置であって、
    軌道指令を出力する軌道生成器と、
    前記軌道指令と船舶に具備されたセンサ群からのセンサ情報群に基づいて、制御力指令を出力する制御器と、
    前記制御力指令に基づいて前記複数の船外機への要求される操作量を出力する、予め設定された制約条件に従った前記操作量のための最適化演算を行う制御力配分器と、
    を備えた、船舶の運動制御装置。
  2. 前記制御力配分器は、
    前記制御力指令に基づいて駆動力信号を出力する配分演算器と、
    前記駆動力信号に基づいて最適駆動力信号を出力する駆動力選択器と、
    前記最適駆動力信号に基づいて前記要求される操作量を出力する操作量演算器と、
    を有する、請求項1に記載の船舶の運動制御装置。
  3. 前記船外機が2機であり、
    前記配分演算器は、
    以下の式で与えられる標準形の評価関数J、
    Figure 2018176922
    ここで、機体固定座標系における
    :X軸方向並進力指令
    :Y軸方向並進力指令
    :Z軸方向回転トルク指令
    X1:第1の船外機へのX軸方向の推力操作量
    Y1:第1の船外機へのY軸方向の推力操作量
    X2:第2の船外機へのX軸方向の推力操作量
    Y2:第2の船外機へのY軸方向の推力操作量
    R:半正定行列
    、L:船舶の重心から各船外機の回転中心までのX軸方向とY軸方向距離
    を、少なくとも1つ以上の線形不等式制約条件のもとで最小化する解Fを前記駆動力信号として演算する、請求項2に記載の船舶の運動制御装置。
  4. 前記駆動力選択器は、
    前記配分演算器からの前記駆動力信号出力に対して、以下の式で与えられる誤差ノルム、
    Figure 2018176922
    を演算し、前記誤差ノルムが最小となる解Foptを判定して前記最適駆動力信号として出力する、または誤差ノルムに従って前記解Foptに対して予め定められた信号処理をかけて前記最適駆動力信号として出力する、請求項3に記載の船舶の運動制御装置。
  5. 前記操作量演算器は、前記駆動力選択器の前記最適駆動力信号に従って、前記船外機の要求される操作量である推力と操舵角をそれぞれ演算して前記要求される操作量として出力する、請求項4に記載の船舶の運動制御装置。
  6. 複数の船外機を搭載した船舶を、所望の軌道で航走させる船舶の運動制御方法であって、
    記軌道指令と船舶に具備されたセンサ群からのセンサ情報群に基づいて、制御力指令を出力し、
    前記制御力指令に基づいて、予め設定された制約条件に従った前記操作量のための最適化演算を行って、前記複数の船外機への要求される操作量を出力する、
    ことを備えた、船舶の運動制御方法。
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