JP2018172882A - ホイール式作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価かつ簡単に、後部灯を点検整備用として使用することができるホイール式作業機械を提供する。【解決手段】ホイール式油圧ショベルは、車輪3で走行する車体1と、車体1の後部に形成されたポンプ室21及び熱交換装置上流室22と、車体1の後端かつポンプ室21の後側に配置され、車体1の後方に向けられた尾灯18Aと、車体1の後端かつ熱交換装置上流室22の後側に配置され、車体1の後方に向けられた尾灯18Bとを備える。また、尾灯18Aを回動可能に保持するヒンジ37が設けられており、このヒンジ37は、尾灯18Aを車体1の後方に向けられた状態とポンプ室21内に向けられた状態で保持可能である。また、尾灯18Bを回動可能に保持するヒンジ37が設けられており、このヒンジ37は、尾灯18Bを車体1の後方に向けられた状態と熱交換装置上流室22内に向けられた状態で保持可能である。【選択図】図6

Description

本発明は、後部灯を備えたホイール式作業機械に関する。
作業機械の一つである油圧ショベルは、下部走行体及び上部旋回体で構成された車体と、車体に連結された作業装置とを備えている。油圧ショベルは、左右の履帯で走行するクローラ式と、前後左右の車輪で走行するホイール式がある。
クローラ式の油圧ショベルは、車体の前端に配置された灯火(以降、前部灯という)として、夜間の走行時や作業時に前方を照らすための前照灯を有している。
ホイール式の油圧ショベルは、公道を走行可能とする。そのため、前部灯として、前照灯だけでなく、自機の右折や左折を前方に示す前側の方向指示灯を有している。また、車体の後端に配置された灯火(以降、後部灯という)として、例えば、夜間に自機の存在を後方に示すとともに、自機の制動時により明るく点灯する尾灯と、自機の右折や左折を後方に示す後側の方向指示灯とを有している。さらに、自機の後退を後方に示す後退灯を有する場合もある。
ところで、特許文献1は、クローラ式の油圧ショベルにおいて、前照灯を着脱可能に支持する支持体と、前照灯に接続された給電ケーブルと、給電ケーブルの巻取り・巻出しを行うケーブルリールとを備えたことを開示している。この従来技術では、例えば車体の後部の機械室内の点検整備を行う場合に、前照灯を支持体から取外し、ケーブルリールから給電ケーブルを巻出しながら前照灯を機械室まで移動させる。これにより、点検整備専用の照明器具を不要とする。
特開平9−119147号公報
ホイール式の油圧ショベルにおいても、点検整備専用の照明器具を不要とするため、特許文献1に記載の従来技術を適用することが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、車体の後部の機械室に前照灯を移動させるために、給電ケーブルが長くなる。それ故、コスト高となるばかりか、給電ケーブルの収納スペースが必要となる。また、前照灯を移動させる必要があるから、作業性も悪い。
本発明は、上記事柄に鑑みてなされたものであり、その目的は、安価かつ簡単に、後部灯を点検整備用として使用することができるホイール式作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車輪で走行する車体と、前記車体の後部に形成された機械室と、前記車体の後端かつ前記機械室の後側に配置され、前記車体の後方に向けられた少なくとも1つの後部灯とを備えたホイール式作業機械において、前記後部灯は、前記車体の後部に、後方に向けられた状態で着脱可能に取付けられており、前記後部灯には、前記後部灯を回動可能に保持する回動機構が設けられており、前記回動機構は、前記後部灯を前記車体の後方に向けられた状態と前記機械室内に向けられた状態で保持可能である。
本発明によれば、後部灯を回動可能に保持する回動機構を設けることにより、安価かつ簡単に、後部灯を点検整備用として使用することができる。
本発明の第1の実施形態におけるホイール式油圧ショベルの構造を表す側面図である。 本発明の第1の実施形態における旋回フレーム上の主要機器の配置をカウンタウエイトと共に表す上面図である。 本発明の第1の実施形態における後部灯の配置を表すカウンタウエイトの後面図であり、尾灯が後方に向けられた状態を示す。 本発明の第1の実施形態における熱交換装置上流室内の機器の配置を表す、上部旋回体の後方から見た斜視図であり、尾灯が後方に向けられた状態を示す。 本発明の第1の実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を表す、上部旋回体の後方から見た斜視図であり、尾灯が後方に向けられた状態を示す。 本発明の第1の実施形態における後部灯の取付構造を表すカウンタウエイトの水平断面図であり、尾灯が後方に向けられた状態と前方に向けられた状態を示す。 本発明の第1の実施形態における後部灯の取付構造を表す、カウンタウエイトの前方から見た斜視図であり、尾灯が後方に向けられた状態と前方に向けられた状態を示す。 本発明の第1の実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を後部灯と共に表す、上部旋回体の前方から見た斜視図であり、尾灯が後方に向けられた状態を示す。 本発明の第1の実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を後部灯と共に表す、上部旋回体の前方から見た斜視図であり、尾灯が前方に向けられた状態を示す。 本発明の第2の実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を後部灯及び規制バーと共に表す、上部旋回体の前方から見た斜視図であり、尾灯が後方に向けられた状態かつ規制バーが阻止位置に操作された状態を示す。 本発明の第2の実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を後部灯及び規制バーと共に表す、上部旋回体の前方から見た斜視図であり、尾灯が前方に向けられた状態かつ規制バーが許可位置に操作された状態を示す。 本発明の第2の実施形態における許可位置に操作された規制バーと右側面カバーの関係を表す、上部旋回体の後方からみた斜視図である。
本発明の第1の実施形態を、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、本実施形態におけるホイール式油圧ショベルの構造を表す側面図である。図2は、本実施形態における旋回フレーム上の主要機器の配置をカウンタウエイトと共に表す上面図である。図3は、本実施形態における後部灯の配置を表すカウンタウエイトの後面図であり、尾灯が後方に向けられた状態を示す。図4は、本実施形態における熱交換装置上流室内の機器の配置を表す、上部旋回体(但し、便宜上、運転室や左側面カバーを取外した状態)の後方から見た斜視図である。図5は、本実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を表す、上部旋回体(但し、便宜上、右側面カバーを取外した状態)の後方から見た斜視図である。図6(a)及び図6(b)は、本実施形態における後部灯の取付構造を表すカウンタウエイトの水平断面図であり、図6(a)は尾灯が後方に向けられた状態を示し、図6(b)は尾灯が前方に向けられた状態を示す。図7(a)及び図7(b)は、本実施形態における後部灯の取付構造を表す、カウンタウエイトの前方から見た斜視図であり、図7(a)は尾灯が後方に向けられた状態を示し、図7(b)は尾灯が前方に向けられた状態を示す。図8及び図9は、本実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を後部灯と共に表す、上部旋回体の前方から見た斜視図であり、図8は尾灯が後方に向けられた状態を示し、図9は尾灯が前方に向けられた状態を示す。
本実施形態のホイール式油圧ショベルは、車体1と、車体1に連結された作業装置2とを備えている。車体1は、前後左右の車輪3で走行する下部走行体4と、下部走行体4の上側に旋回可能に設けられた上部旋回体5とで構成されている。下部走行体4は、図示しない走行モータによって駆動するようになっている。上部旋回体5は、図示しない旋回モータによって駆動するようになっている。
作業装置2は、上部旋回体5の前部(詳細には、後述する旋回フレーム12の前部)に鉛直方向に回動可能に連結されたブーム6と、ブーム6に鉛直方向に回動可能に連結されたアーム7と、アーム7に鉛直方向に回動可能に連結されたバケット8とを備えている。ブーム6、アーム7、及びバケット8は、ブームシリンダ9、アームシリンダ10、及びバケットシリンダ11によってそれぞれ駆動するようになっている。
上部旋回体5は、基礎構造体をなす旋回フレーム12と、旋回フレーム12の前部左側に設けられたキャブタイプの運転室13と、旋回フレーム12の前部右側に設けられた燃料タンク(図示せず)及び作動油タンク(図示せず)と、旋回フレーム12の後端に設けられたカウンタウエイト14と、旋回フレーム12の後部(言い換えれば、運転室13、燃料タンク、及び作動油タンクとカウンタウエイト14の間)に形成された機械室15と、左側面カバー16(図1参照)及び右側面カバー17(後述の図12参照)を含む外装カバーとを備えている。
上部旋回体5の前端には、前部灯として、夜間の走行時や作業時に前方を照らすための前照灯(図示せず)と、自機の右折や左折を前方に示す前側の方向指示灯(図示せず)が設けられている。上部旋回体5の後端(すなわち、カウンタウエイト14)には、後部灯として、夜間に自機の存在を後方に示すとともに、自機の制動時により明るく点灯する尾灯18A,18Bと、自機の右折や左折を後方に示す後側の方向指示灯19A,19Bが設けられている。
運転室13には、図示しないものの、運転席、前後進切替レバー、ステアリングハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダル、及び作業用の操作レバー等が設けられている。さらに、図示しないものの、前側の方向指示灯及び後側の方向指示灯19A,19Bを点灯させる方向指示操作ロッドと、前照灯及び尾灯18A,18Bを点灯させるライトスイッチ等が設けられている。
機械室15は、上部旋回体5の幅方向の中央に位置するエンジン室20と、上部旋回体5の幅方向の一方側(本実施形態では右側)に位置するポンプ室21と、上部旋回体5の幅方向の他方側(本実施形態では左側)に位置する熱交換装置上流室22とで構成されている。エンジン室20とポンプ室21の間には、図示しない隔壁が設けられている。エンジン室20と熱交換装置上流室22の間には、後述する熱交換装置31が設けられている。
エンジン室20には、エンジン23が横置き状態(言い換えれば、上部旋回体5の幅方向に延在する状態)で収容されている。エンジン23の吸気系統にはエアクリーナ24(図4参照)が設けられ、エンジン23の排気系統には排気ガス処理装置25(図2参照)が設けられている。
エンジン23の右側には油圧ポンプ26が接続されている。油圧ポンプ26は、エンジン23によって駆動され、油圧アクチュエータ(詳細には、上述した走行モータ、旋回モータ、ブームシリンダ9、アームシリンダ10、及びバケットシリンダ11等)を駆動するための圧油を生成するようになっている。図5、図8、及び図9で示すように、ポンプ室21には、油圧ポンプ26及びフィルタ類(詳細には、燃料フィルタ27、エンジンオイルフィルタ28、及び作動油フィルタ29等)が収容されている。右側面カバー17は、ヒンジを介し左右方向に回動可能に設けられており、ポンプ室21の右側面を開閉するようになっている。
エンジン23の左側には冷却ファン30が接続され、冷却ファン30の左側には熱交換装置31(詳細には、エンジン冷却水を冷却するラジエータや、作動油を冷却するオイルクーラ等)が配置されている。冷却ファン30は、エンジン23によって駆動され、熱交換装置31及びエンジン23等を冷却するための冷却風を生起するようになっている。熱交換装置上流室22は、熱交換装置31の冷却風流れ方向の上流側(本実施形態では左側)に位置している。図4で示すように、熱交換装置上流室22には、エアクリーナ24及びバッテリ32等が収容されている。左側面カバー16は、ヒンジを介し左右方向に回動可能に設けられており、熱交換装置上流室22の左側面を開閉するようになっている。
カウンタウエイト14の右側部分(言い換えれば、ポンプ室21の後側に位置する部分)には、前後方向に貫通する貫通穴33Aが形成されており、この貫通穴33Aに尾灯18A及び方向指示灯19Aが取付けられている。詳しく説明すると、図6(a)、図6(b)、図7(a)、及び図7(b)で示すように、貫通穴33Aには内側ブラケット34が溶接又はネジ止めで固定されている。内側ブラケット34は、左右方向に延在する横板35と、横板35の外側端部から前方向に延在する縦板36とで構成されており、横板35の取付穴に方向指示灯19Aが取付けられている。また、内側ブラケット34の縦板36の前側端部にヒンジ37(回動機構)を介し外側ブラケット(平板)38が回動可能に連結されており、外側ブラケット38の取付穴に尾灯18Aが取付けられている。したがって、ヒンジ37は、尾灯18Aを前後方向に回動可能に保持しており、尾灯18Aを後方に向けられた状態と前方に向けられた状態(すなわち、ポンプ室21内に向けられた状態)で保持可能である。なお、尾灯18Aが後方に向けられた状態で外側ブラケット38を固定する固定具(図示せず)が着脱可能に設けられている。また、本実施形態では、尾灯18Aが後方又は前方に向けられた状態であれば、尾灯18Aがカウンタウエイト14の前面から突出しないもの、尾灯18Aの回動中は、尾灯18Aがカウンタウエイト14の前面から突出するようになっている。
そして、図5、図6(a)、図7(a)、及び図8で示すように、運転者は、車体1の走行時に尾灯18Aが後方に向けられた状態となるように、尾灯18Aを回動させる。これにより、車体1の走行時に尾灯18Aを使用することができる。また、図6(b)、図7(b)、及び図9で示すように、運転者は、ポンプ室21内の点検整備時に尾灯18Aが前方に向けられた状態となるように、尾灯18Aを回動させる。これにより、ポンプ室21内の点検整備時に尾灯18Aを使用することができる。ポンプ室21内の点検整備としては、油圧ポンプ26の点検、フィルタ類の点検や交換、室内清掃等がある。
カウンタウエイト14の左側部分(言い換えれば、熱交換装置上流室22の後側に位置する部分)には、前後方向に貫通する貫通穴33Bが形成されており、この貫通穴33Bに尾灯18B及び方向指示灯19Bが取付けられている。図示を省略するものの、上記と同様、貫通穴33Bに内側ブラケット34が固定され、内側ブラケット34に方向指示灯19Bが取付けられている。また、この内側ブラケット34にヒンジ37を介して回動可能に外側ブラケット38が連結され、外側ブラケット38に尾灯18Bが取付けられている。したがって、尾灯18Bを前後方向に回動可能に保持しており、尾灯18Bを後方に向けられた状態と前方に向けられた状態(すなわち、熱交換室上流室22内に向けられた状態)で保持可能である。なお、尾灯18Bが後方に向けられた状態で外側ブラケット38を固定する固定具が着脱可能に設けられている。また、本実施形態では、尾灯18Bが後方又は前方に向けられた状態であれば、尾灯18Bがカウンタウエイト14の前面から突出しないもの、尾灯18Bの回動中は、尾灯18Bがカウンタウエイト14の前面から突出するようになっている。
そして、図4で示すように、運転者は、車体1の走行時に尾灯18Bが後方に向けられた状態となるように、尾灯18Bを回動させる。これにより、車体1の走行時に尾灯18Bを使用することができる。また、図示しないものの、運転者は、熱交換装置上流室22内の点検整備時に尾灯18Bが前方に向けられた状態となるように、尾灯18Bを回動させる。これにより、熱交換装置上流室22内の点検整備時に尾灯18Bを使用することができる。熱交換装置上流室22内の点検整備としては、例えば、熱交換装置31の清掃、エアクリーナ24の清掃や交換、バッテリ32の点検や交換等がある。
以上のように本実施形態においては、尾灯18A,18Bをそれぞれ回動可能に保持するヒンジ37を設けることにより、尾灯18A,18Bを点検整備用として使用することができる。したがって、特許文献1に記載のように前照灯を点検整備用として使用する場合とは異なり、安価かつ簡単に、尾灯18A,18Bを点検整備用として使用することができる。
本発明の第2の実施形態、図10〜図12を用いて説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同等の部分は同一の符号を付し、適宜、説明を省略する。
図10及び図11は、本実施形態におけるポンプ室内の機器の配置を後部灯及び規制バーと共に表す、上部旋回体(但し、便宜上、右側面カバーを取外した状態)の前方から見た斜視図であり、図10は尾灯が後方に向けられた状態かつ規制バーが阻止位置に操作された状態を示し、図11は尾灯が前方に向けられた状態かつ規制バーが許可位置に操作された状態を示す。図12は、本実施形態における許可位置に操作された規制バーと右側面カバーの関係を表す、上部旋回体の後方からみた斜視図である。
本実施形態では、カウンタウエイト14の前面の右側部分には、回転軸39を中心として左右方向に回動可能な規制バー40(規制部材)が設けられている。また、規制バー40の阻止位置に回動された状態(図10参照)を支持するストッパ(図示せず)と、規制バー40の許可位置に回動された状態(図11参照)を支持するストッパ41が設けられている。これにより、右側面カバー17の開状態で、規制バー40を阻止位置と許可位置に操作可能としている。
この規制バー40は、阻止位置に操作された場合、カウンタウエイト14の貫通穴33Aの前側開口を遮るので尾灯18Aの回動動作を阻止するとともに、旋回フレーム12から外側に突出しないので右側面カバー17の開閉動作を許可する。一方、許可位置に操作された場合、カウンタウエイト14の貫通穴33Aの前側開口を遮らないので尾灯18Aの回動動作を許可するとともに、旋回フレーム12から外側に突出するので右側面カバー17の閉動作を阻止する。これにより、ポンプ室21内の点検整備の終了後、尾灯18Aの戻し忘れを防止することができる。
図示を省略するものの、上記と同様、カウンタウエイト14の前面の左側部分には、回転軸39を中心として左右方向に回動可能な規制バー40が設けられている。また、規制バー40の阻止位置に回動された状態を支持するストッパと、規制バー40の許可位置に回動された状態を支持するストッパ41が設けられている。これにより、左側面カバー16の開状態で、規制バー40を阻止位置と許可位置に操作可能としている。
この規制バー40は、阻止位置に操作された場合、カウンタウエイト14の貫通穴33Bの前側開口を遮るので尾灯18Bの回動動作を阻止するとともに、旋回フレーム12から外側に突出しないので左側面カバー16の開閉動作を許可する。一方、許可位置に操作された場合、カウンタウエイト14の貫通穴33Bの前側開口を遮らないので尾灯18Bの回動動作を許可するとともに、旋回フレーム12から外側に突出するので左側面カバー16の閉動作を阻止する。これにより、熱交換装置上流室22内の点検整備の終了後、尾灯18Bの戻し忘れを防止することができる。
以上のように構成された本実施形態においても、第1の実施形態と同様、安価かつ簡単に、尾灯18A,18Bを点検整備用として使用することができる。また、本実施形態では、規制バー40を設けることにより、尾灯18A,18Bの戻し忘れを防止することができる。
なお、第1及び第2の実施形態においては、尾灯18A,18Bをそれぞれ回動可能に保持する回動機構としてヒンジ37を設けた場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、ヒンジ37以外の他の回動機構を設けてもよい。また、尾灯18Aを回動可能に保持する回動機構と尾灯18Bを回動可能に保持する回動機構のうちの一方のみを設けてもよい。
また、第1及び第2の実施形態においては、後部灯を2種類の灯火(詳細には、尾灯及び方向指示灯)で構成し、尾灯のみを回動可能に保持する回動機構を設けた場合を例にとって説明したが、これに限られず、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。すなわち、方向指示灯のみを回動可能に保持する回動機構を設けてもよいし、尾灯及び方向指示灯の両方を回動可能に保持する回動機構を設けてもよい。また、後部灯を1種類又は3種類以上の灯火で構成してもよく、その場合に本発明を適用してもよい。さらに、点検整備時に灯火を点灯させるためのスイッチを追加してもよい。
なお、以上においては、本発明の適用対象としてホイール式油圧ショベルを例にとって説明したが、これに限られず、他のホイール式作業機械(詳細には、例えばホイールローダ等)に適用してもよい。
1 車体
2 作業装置
3 車輪
15 機械室
16 左側面カバー
17 右側面カバー
18A,18B 尾灯(後部灯)
19A,19B 後側の方向指示灯(後部灯)
20 エンジン室
21 ポンプ室
22 熱交換装置上流室
23 エンジン
26 油圧ポンプ
31 熱交換装置
37 ヒンジ(回動機構)
40 規制バー(規制部材)

Claims (3)

  1. 車輪で走行する車体と、前記車体の後部に形成された機械室と、前記車体の後端かつ前記機械室の後側に配置され、前記車体の後方に向けられた少なくとも1つの後部灯とを備えたホイール式作業機械において、
    前記後部灯は、前記車体の後部に、後方に向けられた状態で着脱可能に取付けられており、
    前記後部灯には、前記後部灯を回動可能に保持する回動機構が設けられており、
    前記回動機構は、前記後部灯を前記車体の後方に向けられた状態と前記機械室内に向けられた状態で保持可能であることを特徴とするホイール式作業機械。
  2. 請求項1に記載のホイール式作業機械において、
    前記機械室は、前記車体の幅方向中央に位置し、エンジンを収容するエンジン室と、前記車体の幅方向一方側に位置し、前記エンジンによって駆動される油圧ポンプを収容するポンプ室と、前記車体の幅方向他方側かつ熱交換装置の冷却風流れ方向の上流側に位置する熱交換装置上流室とで構成されており、
    前記後部灯は、前記ポンプ室の後側に位置するカウンタウエイトの幅方向一方側の部分に配置された第1の後部灯と、前記熱交換装置上流室の後側に位置する前記カウンタウエイトの幅方向他方側の部分に配置された第2の後部灯とを含んでおり、
    前記回動機構として、前記第1の後部灯を回動可能に保持する回動機構と前記第2の後部灯を回動可能に保持する回動機構のうちの少なくとも一方が設けられたことを特徴とするホイール式作業機械。
  3. 請求項1に記載のホイール式作業機械において、
    前記機械室の側面を開閉する側面カバーと、
    前記側面カバーの開状態で、前記後部灯の回動動作を阻止する阻止位置と前記後部灯の回動動作を許可する許可位置に操作可能な規制部材とを備え、
    前記規制部材は、前記許可位置に操作された場合に前記側面カバーの閉動作を阻止するように構成されたことを特徴とするホイール式作業機械。
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