JPH11269923A - 旋回作業機 - Google Patents
旋回作業機Info
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- JPH11269923A JPH11269923A JP7801798A JP7801798A JPH11269923A JP H11269923 A JPH11269923 A JP H11269923A JP 7801798 A JP7801798 A JP 7801798A JP 7801798 A JP7801798 A JP 7801798A JP H11269923 A JPH11269923 A JP H11269923A
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Abstract
間において、旋回台内の主要構成部品やそのレイアウト
を共通化することにより、材料コスト及び製作コストを
低減し、性能及びメンテナンスを均質化して取り扱いを
容易にする。 【解決手段】 走行装置2上に旋回台9が旋回ベアリン
グ8を介して上下方向の軸心回りに回動自在に設けら
れ、旋回台9の内部に、エンジン装置31等の各種主要
構成部品が搭載されている旋回作業機において、旋回ベ
アリング8、エンジン装置31、燃料タンク35、バッ
テリー36、作動油タンク33、旋回モーター16、油
圧ポンプ32及びコントロールバルブ34を、旋回台9
の旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機の場合と同じもの
を使用するとともに、これらを同じレイアウトで配置す
る。
Description
等の旋回作業機に関するものである。
装置上に旋回台が旋回ベアリングを介して上下方向の軸
心回りに回動自在に設けられており、かかる旋回台の内
部に、エンジン装置(エンジンとこれに接続される補機
を含む)、燃料タンク、バッテリー、作動油タンク、旋
回モーター、油圧ポンプ及びコントロールバルブ等が搭
載されている。
らはみ出ない小旋回の旋回作業機では、旋回台の後側面
を車幅を直径とする円内に収める必要があるため、旋回
台の後部にはエンジン及びこれに直列に配置すべきラジ
エータや油圧ポンプを配置するのが精一杯である。そこ
で、従来では、いわゆる後方小旋回の旋回作業機におけ
る旋回台内の主要構成部品のレイアウトとして、左側に
油圧ポンプをかつ右側にラジエータファンを連結したエ
ンジンを旋回台の後部に横向きに配置し、作動油タンク
を燃料タンクとともに旋回台の前部右側に配置し、コン
トロールバルブを旋回台の前部左側に配置するようにし
ている(例えば、特開平9−189046号公報参
照)。
旋回作業機では、後方小旋回の旋回作業機だけを想定し
て旋回台内の主要構成部品の選定とそのレイアウトを決
定しており、ほぼ同じ重量級の旋回作業機であっても、
旋回台の旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機については
主要構成部品の型式やそのレイアウトがすべて異なって
いる。
としては、以下の(A)〜(C)の三つのタイプが知ら
れているが、従来では、ほぼ同じ重量級の旋回作業機に
おいても、これらの少なくとも二つのタイプにおいて旋
回台内の主要構成部品の型式やそのレイアウトを共通化
するという発想がなく、それぞれのタイプにおいて旋回
台内の主要構成部品の型式やそのレイアウトを個別に設
計している。
からはみ出る標準型 (B) 旋回台の後側面が走行装置の車幅からはみ出な
い後方小旋回 (C) 旋回台の後側面だけでなく最上昇時の掘削装置
も走行装置の車幅からはみ出ない超小旋回 このため、従来の旋回作業機では、ほぼ同じ重量級の旋
回作業機でありながら、材料コスト及び製作コストが高
くなっているとともに、旋回台の旋回軌跡が異なる異種
の旋回作業機間におけるメンテナンスの仕方や旋回台内
のヒートバランス等の性能にもばらつきがあるため、ユ
ーザーに対する取り扱い指導も煩雑になっていた。
の旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機間において、旋回
台内の主要構成部品やそのレイアウトを共通化すること
により、材料コスト及び製作コストを低減するととも
に、性能及びメンテナンスを均質化して取り扱いを容易
にすることを目的とする。
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、走行装置上に旋回台が旋回ベアリングを介して上下
方向の軸心回りに回動自在に設けられ、前記旋回台の内
部に、エンジン装置と旋回モーターが搭載されている旋
回作業機において、前記エンジン装置、旋回ベアリング
及び旋回モーターは、前記旋回台の旋回軌跡が異なる異
種の旋回作業機のものと同じものが使用されているもの
である。
の旋回作業機間において、エンジン装置、旋回ベアリン
グ及び旋回モーターを共通化しているので、異種の旋回
作業機間で別種類のエンジン装置、旋回ベアリング及び
旋回モーターを採用する場合に比べて、材料コスト及び
製作コストを低減することができる。なお、旋回台の旋
回軌跡が異なる異種の旋回作業機とは、前記(A)〜
(C)の三つのタイプがあり、これら三つのタイプのす
べてについて共通化するだけでなく、少なくとも二つの
タイプについて共通化することもできる。
に、燃料タンク、バッテリー、作動油タンク、油圧ポン
プ及びコントロールバルブが搭載されている場合には、
この燃料タンク、バッテリー、作動油タンク、油圧ポン
プ及びコントロールバルブのうちの少なくとも一つを、
前記旋回台の旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機のもの
と同じものを使用することができる。
の旋回作業機間において、上記各主要構成部品のうちの
少なくとも一つを共通化しているので、異種の旋回作業
機間で別種類のものを採用する場合に比べて、材料コス
ト及び製作コストを低減することができる。また、本発
明は、上記主要構成部品そのものを共通化するだけでな
く、旋回台内におけるそれらのレイアウトを共通化する
ことも提供するものである。
が旋回ベアリングを介して上下方向の軸心回りに回動自
在に設けられ、前記旋回台の内部に、エンジン装置、燃
料タンク、バッテリー、作動油タンク、旋回モーター、
油圧ポンプ及びコントロールバルブが搭載されている旋
回作業機において、前記エンジン装置、燃料タンク、バ
ッテリー、作動油タンク、旋回モーター、油圧ポンプ及
びコントロールバルブは、前記旋回台の旋回軌跡が異な
る異種の旋回作業機の場合と同じレイアウトで前記旋回
台の内部に配置されているものである。
の旋回作業機間において、エンジン装置、燃料タンク、
バッテリー、作動油タンク、旋回モーター、油圧ポンプ
及びコントロールバルブが同じレイアウトで旋回台の内
部に配置されているので、これらの部材そのものの共通
化を行いやすくなるとともに、旋回台内におけるヒート
バランスや各主要構成部品のメンテナンスの仕方が異種
の旋回作業機間でほぼ同じになるため、性能及びメンテ
ナンスを均質化することができる。
主要構成部品間の配置関係が相対的に同じであることを
意味し、それらの旋回中心に対する取付位置や各部品間
の絶対的距離がすべて厳密に同じであることを要求する
ものではない。前記した(A)〜(C)のすべてのタイ
プに共通した具体的なレイアウトとしては、前記エンジ
ン装置を前記旋回ベアリングよりも後方に配置し、前記
旋回モーターを前記旋回ベアリングの上方に配置し、前
記燃料タンク、バッテリー、油圧ポンプ、作動油タンク
及びコントロールバルブを前記旋回ベアリングの左右両
側方に振り分けて配置することができる。
ールバルブを前記エンジン装置の一端側に連結された前
記油圧ポンプの前方に並設することが好ましい。このよ
うにすれば、油圧ポンプ、作動油タンク及びコントロー
ルバルブよりなる油圧駆動に必要な油圧関係機材がエン
ジン装置の一端側に集中的に配置されることになるの
で、これらを互いに繋ぐための油圧配管をできるだけ短
くできるとともに、これらの油圧関係機材に対する保守
点検を集中的に行える。
おける各主要構成部品のレイアウトを同じにしているの
で、前記旋回台が、前記走行装置上に前記旋回ベアリン
グを介して上下方向の軸心回りに回動自在に設けられた
旋回フレームと、この旋回フレーム上に搭載されたボン
ネットと、を備えている場合には、各主要構成部品を覆
うボンネットも、前記旋回台の旋回軌跡が異なる異種の
旋回作業機のものと同じ構成部品で構成することができ
る。
上部に設けられる座席や、同ボンネットを支持する支持
フレームについても、前記旋回台の旋回軌跡が異なる異
種の旋回作業機のものと同じものを使用することができ
る。
施の形態を説明する。図面は旋回作業機として例示する
バックホーを示しており、図1〜図3は、本発明の共通
化構想に適合する旋回台の旋回軌跡がそれぞれ異なる異
種のバックホー1A〜1Cを示している。これらのバッ
クホー1A〜1Cは重量クラスがほぼ同じ4〜5トン級
のものである。
行装置2の車幅からはみ出る標準型(以下、単に「標準
型」という。)のバックホー1Aを示し、図2は、旋回
台9の後側面が走行装置2の車幅からはみ出ない後方小
旋回(以下、単に「後方小旋回」という。)のバックホ
ー1Bを示している。また、図3は、旋回台9の後側面
だけでなく最上昇時の掘削装置4も走行装置2の車幅か
らはみ出ない超小旋回(以下、単に「超小旋回」とい
う。)のバックホー1Cを示している。
後方小旋回のバックホー1A,1Bだけで共通している
部分を示し、メッシュ部分は標準型、後方小旋回及び超
小旋回のすべてのバックホー1A〜1Cで共通している
部分を示している。なお、以下において、バックホー1
A〜1Cの走行方向(図1(a)の左右方向)を前後方
向といい、この前後方向に直交する横方向(図1(a)
の紙面貫通方向)を左右方向という。
A〜1Cは、走行装置2と旋回体3と掘削装置4とから
主構成されている。走行装置2は、トラックフレーム5
の左右両側にゴム製履帯を有するクローラ走行体6を左
右一対設けることによって構成されており、これらの走
行体6を走行モータ(図示せず)で駆動するようにした
クローラ式走行装置が採用されている。この走行装置2
の前部にはドーザ7が設けられている。
ム5に旋回ベアリング8を介して上下方向の旋回軸心回
りに回動自在に支持された旋回台9と、この旋回台9に
搭載された各種機器を覆うボンネット10と、このボン
ネット10上に設けた座席11等を上から覆うキャノピ
12とを備えている。旋回台9は、ベースプレート上に
各種の枠材を組み合わせてなる旋回フレーム13(図4
〜図6参照)の周囲をフレームカバー14で覆うことに
よって構成され、この旋回台9の後部には、旋回フレー
ム13の後縁部に固定されかつ旋回台9の前部の掘削装
置4等との重量バランスを図るカウンタウェイト15が
設けられている。
13の中央部に設けた旋回モータ16によって旋回軸心
X回りに回動されるようになっている。すなわち、旋回
モータ16の駆動ギアは走行装置2側の旋回ベアリング
8の内径面に形成したギア部に噛合されており、従っ
て、旋回モータ16を駆動することにより旋回台9は旋
回軸心X回りに回動する。
回体3の後側面は円弧状に形成されているが、この後側
面が走行装置2の車幅からはみ出るように、旋回中心X
が旋回台9の前部よりに設定されている(図4参照)。
これに対して、図2に示す後方小旋回のバックホー1B
は、旋回体3の円弧状の後側面が走行装置2の車幅から
はみ出ないように、旋回中心Xが旋回台9の中央部に設
定されている(図5参照)。すなわち、旋回体3が旋回
したとき、この旋回体3の後面が描く旋回軌跡が左右ク
ローラ走行体6の左右幅内に収まるようになっている。
これら標準型及び後方小旋回のバックホー1A,1Bで
は、旋回体3の左右側面は、旋回体3が前方を向いた状
態で前後方向に沿う平面に形成されていて、この左右側
面間同士の間隔は旋回体3後面が描く旋回軌跡円の直径
より幅狭に形成されている。更に、同状態において、旋
回体3の前面は左右方向に沿う平面に形成されている。
装置4を支持する上下一対の支持ブラケット17が突出
されている。この支持ブラケット17には支軸を介して
スイングブラケット18が上下軸回りに左右揺動自在に
枢着され、このスイングブラケット18は旋回台9の内
部に設けたスイングシリンダ19によって左右方向に揺
動される。
ット18に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム2
0と、このブーム20の先端側に上下揺動自在に枢着さ
れた上下動アーム21と、この上下動アーム21の先端
側にスクイ・ダンプ自在に取付けられたバケット22と
を備えてなる。ブーム20は、スイングブラケット18
とブーム20の中途部との間に設けたブームシリンダ2
3によって揺動され、上下動アーム21は、ブーム20
の中途部と上下動アーム21の基部との間に設けたアー
ムシリンダ24によって揺動され、バケット22は、上
下動アーム21の基部とバケット22の取付リンクとの
間に設けたバケットシリンダ25によってスクイ・ダン
プされる。
Cは、旋回体3の円弧状の後側面が走行装置2の車幅か
らはみ出ないように旋回中心Xが旋回台9の中央部に設
定されているとともに(図6参照)、最上昇時の掘削装
置4も走行装置2の車幅からはみ出ないように、掘削装
置4の基端部が旋回台9の内部に相対向状に立設した左
右一対の支持壁26(図6参照)間に枢着されている。
旋回体3の後面が描く旋回軌跡が左右クローラ走行体5
の左右幅内に収まるとともに、最上昇状態にある掘削装
置4の先端部が描く旋回軌跡も左右クローラ走行体5の
左右幅内に収まるようになっている。また、超小旋回の
バックホー1Cの場合には、ブーム20が左右一対の支
持壁26間に上下動自在に枢着されていて、ブーム20
自体は左右に揺動することができない。そこで、ブーム
20の先端部に平行リンク機構27を設けて同機構27
に上下動アーム21を上下揺動自在に枢着し、その平行
リンク機構27をオフセットシリンダ19Aで左右方向
へ揺動させることにより、バケット22の左右位置を変
更できるようにしている。
の内部構造を説明する。旋回台9の後部上面および右側
上面は開放状とされ、これらの開放部分は旋回台9の上
面から上方に突出した丸みを帯びたボンネット10(図
7参照)で覆われている。ボンネット10の内部には、
エンジン28とその補機のラジエータ29やオイルクー
ラ30等よりなるエンジン装置31と、各種油圧機器を
駆動するための油圧ポンプ32、作動油タンク33及び
コントロールバルブ34よりなる油圧関係機材が収納さ
れ、これらは旋回台9に搭載されている。また、旋回台
9の左側上面はフロアシートで覆われており、この部分
にエンジン28用の燃料タンク35と、バッテリー36
が収納されている。
向くように旋回台9の後部に横向きに配置されている。
このエンジン28の右側下部に油圧ポンプ32が直結さ
れ、同エンジン28の左側上部にラジエータファン37
が連結されている。油圧ポンプ32を駆動する下部軸と
ラジエータファン37を駆動する上部軸は、ファンベル
ト及びプーリよりなるベルト伝動機構により連動連結さ
れている。
にフレームカバー14に固定してなり、この旋回フレー
ム13の旋回中心部には前記旋回ベアリング8が固定さ
れている。旋回フレーム13の旋回中心部にはスイベル
ジョイントの収納孔38が設けられ、同収納孔38の近
傍には前記旋回モーター16が配置されている。これら
スイベルジョイント及び旋回モーター16はコントロー
ルバルブ34にそれぞれ油圧配管で接続されている。
熱交換器、すなわち、前記ラジエータ29及びオイルク
ーラ30が順に配置されている。このうち、オイルクー
ラ30はコントロールバルブ34からの戻り油を冷却し
て作動油タンク33に戻すものである。なお、キャノピ
12の代わりにキャビンを搭載する場合には、同キャビ
ン内の空調装置のコンデンサを更にラジエータファン3
7の左側に増設することもできる。
0の左側面には外気取り入れ口(図示せず)が形成さ
れ、かつ、同ボンネット10の右側面には排気口(図示
せず)が形成されている。しかして、本実施形態のバッ
クホー1A〜1Cでは、外気取り入れ口のすぐ内側にラ
ジエータ29とラジエータファン27を配置した吸い込
みタイプを採用している。
は、エンジン装置28、燃料タンク35、バッテリー3
6、作動油タンク33、旋回モーター16、油圧ポンプ
32及びコントロールバルブ33は、旋回台9の旋回軌
跡がそれぞれ異なる標準型、後方小旋回及び超小旋回の
すべてのバックホー1A〜1Bにおいて同じレイアウト
になるように、当該旋回台9の内部に配置されている。
アリング8との相対位置で説明すると、エンジン装置3
1は旋回ベアリング8よりも後方に配置され、旋回モー
ター16は旋回ベアリング8の上方に配置され、燃料タ
ンク35、バッテリー36、油圧ポンプ32、作動油タ
ンク33及びコントロールバルブ34は旋回ベアリング
8の左右両側方に振り分けて配置されている。
ベアリング8が旋回台9の前部側に配置され、旋回台9
の前部スペースに余裕がないため、図4に示すように旋
回モーター16は旋回ベアリング8の後部側に配置され
ている。これに対して、後方小旋回と超小旋回のバック
ホー1B,1Cでは、旋回ベアリング8が旋回台9の中
央側に配置され、エンジン装置31との干渉を避ける必
要のため、図5及び図6に示すように旋回モーター16
は旋回ベアリング8の前部側左寄りに配置されている。
タンク33及びコントロールバルブ34は、旋回台9の
右側(油圧ポンプ32と同じ側)でかつ油圧ポンプ32
の前方に配置されている。すなわち、作動油タンク33
及びコントロールバルブ34は油圧ポンプ32とともに
旋回台9の右側に集中的に配置されていて、これによ
り、これら油圧駆動に必要な主要機材(油圧関係機材)
を互いに繋ぐための油圧配管をできるだけ短くし、か
つ、かかる主要機材を集中的に保守点検できるようにし
ている。
方小旋回のバックホー1A,1Bでは、コントロールバ
ルブ34は作動油タンク33の前側面に縦向きの状態で
直結されており、コントロールバルブ34がなるべく後
方へ寄った状態となるようにして、旋回台9の前部に形
成されるウォークスルー(操縦者が通れる通路空間)を
できるだけ広く取るようにしている。
油タンク33の前側面に配置した場合、そのバルブ34
が前記スイベルジョイントや旋回モータ10にも比較的
近くなるので、これらに対する配管も短くできる。他
方、図6に示すように、超小旋回のバックホー1Cで
は、コントロールバルブ34は旋回フレーム13に立設
された前記支持壁26の右側面に固定されている。
を作動油タンク24の前側面や支持壁26の右側面に取
り付けているが、同バルブ34は、作動油タンク33と
油圧ポンプ32との間や、作動油タンク33の更に右
側、或いは作動油タンク33の上方に設けることもでき
る。これらの位置であれば、コントロールバルブ34の
保守点検に作動油タンク33が邪魔になることがないの
で好適である。
作動油タンク33及びコントロールバルブ34よりなる
油圧関係機材をすべて旋回台9の右端側に集中的に配置
したことから、座席11を旋回台9の左側よりに配置す
るとともに、燃料タンク35及びバッテリー36を旋回
台9の左端側に配置している。図4及び図5に示すよう
に、標準型及び後方小旋回のバックホー1A,1Bの場
合には、旋回フレーム13にその剛性を高めるための左
右一対の縦リブ39,40が立設されており、この左右
の縦リブ39,40は、前端が前記支持ブラケット17
に固定された傾斜部分41と、この傾斜部分41から後
方に延びる平行部分42とを備えており、この平行部分
42の後端同士は幅方向に延びる横リブ43で互いに連
結されている。
右の縦リブ39,40の傾斜部分41の形状は、標準型
及び後方小旋回のバックホー1A,1Bの場合で同じに
設定されており、両者で兼用できるようになっている。
すなわち、本実施形態では、標準型のバックホー1Aに
使用される図4に示す縦リブ39,40の平行部分42
を切断することにより、後方小旋回のバックホー1Bの
縦リブ39,40としても利用するようにしている。
は、前記支持壁26が旋回フレーム13の補強部材とし
て機能する。図7に示すように、ボンネット10は、旋
回台9の後部左側から中央側に延びる左カバー部44
と、この左カバー部44の右端に連結された右カバー部
45と、左カバー部44の後方開口部にヒンジ46を介
して開閉自在に枢着された後カバー部47と、を備えて
いる。
置31の上方を左側から右側に渡って覆えるように左右
方向に長く形成され、右カバー部45は、油圧ポンプ3
2からコントロールバルブ34に渡る部分を覆えるよう
に前後方向に長く形成されている。また、右カバー部4
5の上面には作動油タンク33等の点検窓48が枢着さ
れている。
ン装置31を跨ぐように旋回フレーム13の後部に立設
された方形枠上の支持フレーム50によって下方から支
持されている。左カバー部44の前面上部には、座席1
1の後部が収納される収納凹部49が形成され、座席1
1は、ラジエータ29及びラジエータファン37の上方
に位置するように旋回台9の左側よりに配置されてい
る。
からの冷気が座席11の下方に常に流通するため、エン
ジン28からの発熱が直接座席11に放熱されるが防止
され、夏場の居住性が悪くなるのが防止される。上記座
席11の収納凹部49は、その内部の種々の位置に座席
11をセットできるよう、座席11の幅よりも大きく余
裕をもって形成されている。
は、図7の破線位置に示される収納凹部49の前方より
に座席11が配置される。他方、後方小旋回のバックホ
ー1Aの場合には、旋回フレーム13の前後長さが標準
型の場合よりも小さくなるため、図7の一点鎖線位置で
示される収納凹部49の後方よりに座席11が配置され
る。
は、支持壁26が設けられている分だけ旋回フレーム1
3の右側スペースに余裕がないため、座席11は、図7
の二点鎖線位置で示される収納凹部49の後方かつ左側
よりに配置される。次に、本実施形態において共通化し
た主要構成部品について説明する。まず、図1〜図3に
メッシュ部分で示すように、座席11と、ボンネット1
0の左カバー部44及び後カバー部45と、ボンネット
10の後部を支持する支持フレーム50は、標準型、後
方小旋回及び超小旋回のすべてのバックホー1A〜1C
について同じ部材を使用している。
グブラケット18を含む)と、ボンネット10の右カバ
ー部45と、キャノピ12は、標準型及び後方小旋回の
バックホー1A,1Bについて同じ部材を使用している
が、超小旋回のバックホー1Cについては異なる部材を
使用している。このうち、超小旋回の掘削装置4につい
ては前記平行リンク機構27を設ける場合には、標準型
や後方小旋回の掘削装置4との兼用は不可能である。ま
た、超小旋回のバックホー1Cでは、標準型や後方小旋
回の場合と異なり、ボンネット10の右側面も円弧状に
形成する必要があるので、図7に示すように、ボンネッ
ト10の右カバー部45は超小旋回専用の右カバー部4
5Cを左カバー部44に取り付けるようにしている。
回のバックホー1A,1Bの場合はいずれもボンネット
10の後部に横向きに取り付けられるので同じ部材を使
用できるが、超小旋回のバックホー1Cの場合は当該キ
ャノピ12を縦向きに取り付けるため、超小旋回専用の
キャノピ12Cを使用している。一方、本実施形態で
は、旋回台9に設けられる主要構成部品の平面的なレイ
アウトを三種類のバックホー1A〜1Bについてすべて
同じになるように揃えたことにより(図4〜図6参
照)、それらの主要構成部品そのものについても可及的
に同じ部材を採用することができた。
けられる主要構成部品のうち、エンジン28とこの補機
を含むエンジン装置31と、旋回ベアリング8及び旋回
モーター16と、燃料タンク35及びバッテリー36
と、前記エンジン28に直結される油圧ポンプ32と、
コントロールバルブ34は、標準型、後方小旋回及び超
小旋回のすべてのバックホー1A〜1Cについて同じ部
材を使用している。
エータ29やオイルクーラ30の他に、マフラーやエア
クリーナを含ませることができる。また、本実施形態で
は、作動油タンク33は、標準型及び後方小旋回のバッ
クホー1A,1Bについて同じ部材を使用したが、超小
旋回のバックホー1Cでは異なる形状のものを使用して
いる。
26を設ける分だけ旋回フレーム13の右側スペースに
余裕がないことから、標準型や後方小旋回の場合よりも
小型のタンクにする必要があったからである。もっと
も、この作動油タンク33も、標準型及び後方小旋回の
バックホー1A,1Bに超小旋回用の小型タンクを使用
することで、三種類のバックホー1A〜1Cに共通化す
ることができる。
るものではない。すなわち、上記の実施形態では、旋回
台9の内部に搭載される殆どの主要構成部品を同じ部材
に共通化したが、これらの部材の一部についてだけ共通
化を図ることもできる。また、三種類のバックホー1A
〜1Cのすべてについて共通化する場合だけでなく、例
えば前記キャノピ12や作動油タンク33のように、二
種類のバックホー(例えば、標準型と後方小旋回)1
A,1Bだけについて主要構成部品を共通化する場合
も、本発明に含まれる。
旋回台の旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機間におい
て、旋回台内の主要構成部品やそのレイアウトを共通化
するようにしたので、材料コスト及び製作コストを低減
できるとともに、性能及びメンテナンスが均質化されて
ユーザーの取り扱いを容易にすることができる。
り、(b)は同バックホーの平面図である。
であり、(b)は同バックホーの平面図である。
あり、(b)は同バックホーの平面図である。
構造を示す平面図である。
内部構造を示す平面図である。
部構造を示す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 走行装置(2)上に旋回台(9)が旋回
ベアリング(8)を介して上下方向の軸心回りに回動自
在に設けられ、前記旋回台(9)の内部に、エンジン装
置(31)と旋回モーター(16)が搭載されている旋
回作業機において、 前記エンジン装置(31)、旋回ベアリング(8)及び
旋回モーター(16)は、前記旋回台(9)の旋回軌跡
が異なる異種の旋回作業機のものと同じものが使用され
ていることを特徴とする旋回作業機。 - 【請求項2】 前記旋回台(9)の内部に、更に、燃料
タンク(35)、バッテリー(36)、作動油タンク
(33)、油圧ポンプ(32)及びコントロールバルブ
(34)が搭載され、 この燃料タンク(35)、バッテリー(36)、作動油
タンク(33)、油圧ポンプ(32)及びコントロール
バルブ(34)のうちの少なくとも一つは、前記旋回台
(9)の旋回軌跡が異なる異種の旋回作業機のものと同
じものが使用されている請求項1に記載の旋回作業機。 - 【請求項3】 走行装置(2)上に旋回台(9)が旋回
ベアリング(8)を介して上下方向の軸心回りに回動自
在に設けられ、前記旋回台(9)の内部に、エンジン装
置(31)、燃料タンク(35)、バッテリー(3
6)、作動油タンク(33)、旋回モーター(16)、
油圧ポンプ(32)及びコントロールバルブ(34)が
搭載されている旋回作業機において、 前記エンジン装置(31)、燃料タンク(35)、バッ
テリー(36)、作動油タンク(33)、旋回モーター
(16)、油圧ポンプ(32)及びコントロールバルブ
(34)は、前記旋回台(9)の旋回軌跡が異なる異種
の旋回作業機の場合と同じレイアウトで前記旋回台
(9)の内部に配置されていることを特徴とする旋回作
業機。 - 【請求項4】 前記エンジン装置(31)は前記旋回ベ
アリング(8)よりも後方に配置され、前記旋回モータ
ー(16)は前記旋回ベアリング(8)の上方に配置さ
れ、前記燃料タンク(35)、バッテリー(36)、油
圧ポンプ(32)、作動油タンク(33)及びコントロ
ールバルブ(34)は前記旋回ベアリング(8)の左右
両側方に振り分けて配置されている請求項2又は3に記
載の旋回作業機。 - 【請求項5】 前記作動油タンク(33)及びコントロ
ールバルブ(34)は前記エンジン装置(31)の一端
側に連結された前記油圧ポンプ(32)の前方に並設さ
れている請求項4に記載の旋回作業機。 - 【請求項6】 前記旋回台(9)は、前記走行装置
(2)上に前記旋回ベアリング(8)を介して上下方向
の軸心回りに回動自在に設けられた旋回フレーム(1
3)と、この旋回フレーム(13)上に搭載されたボン
ネット(10)と、を備え、 このボンネット(10)は、前記旋回台(9)の旋回軌
跡が異なる異種の旋回作業機のものと同じ構成部品(4
4)(47)で構成されている請求項1〜5のいずれか
に記載の旋回作業機。 - 【請求項7】 前記ボンネット(10)の上部に設けら
れる座席(11)と、同ボンネット(10)を支持する
支持フレーム(50)は、前記旋回台(9)の旋回軌跡
が異なる異種の旋回作業機のものと同じものが使用され
ている請求項6に記載の旋回作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07801798A JP3403633B2 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 旋回作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07801798A JP3403633B2 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 旋回作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269923A true JPH11269923A (ja) | 1999-10-05 |
JP3403633B2 JP3403633B2 (ja) | 2003-05-06 |
Family
ID=13650037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07801798A Expired - Lifetime JP3403633B2 (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 旋回作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3403633B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007177499A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械 |
US7523804B2 (en) | 2002-03-26 | 2009-04-28 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Small swing type shovel |
JP2017066786A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社クボタ | 作業機 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP07801798A patent/JP3403633B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7523804B2 (en) | 2002-03-26 | 2009-04-28 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Small swing type shovel |
JP2007177499A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd | 建設機械 |
JP4539987B2 (ja) * | 2005-12-28 | 2010-09-08 | キャタピラージャパン株式会社 | 建設機械 |
JP2017066786A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 株式会社クボタ | 作業機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3403633B2 (ja) | 2003-05-06 |
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