JP2018172185A - 食品配列装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、自動機械的に食品をトレイに配列状に並べることができる食品配列装置の提供を目的とする。【解決手段】食品を順次第1方向に搬送する第1コンベア2と、食品を前記第1方向と交差する第2方向に搬送する第2コンベア3と、第2コンベア3上の複数の食品を一括して把持してトレイ110に移載する移載機4とを備える。第2コンベア3は、第2コンベアベルト31と、第2コンベアベルト31に付設された複数の仕切り壁32と、隣接する2つの仕切り壁32の間に形成された複数の食品受容部34とを備える。移載機4は、複数の食品受容部34に受容された複数の食品100を一括して把持する把持部41と、複数の食品100を把持した把持部41をトレイ110まで移動操作する操作部42とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、食品、例えば三角形状のおにぎりを多数、所定位置に配置したトレイに配列状に載置する食品配列装置に関するものである。
近年、食品、例えば三角形状のおにぎりが包装部材で包装された状態で販売されており、これを販売店等にトレイに配列状に並べられた状態で搬入することが行われている。このような食品に関し、例えば特許文献1に、食品を密閉状態に包装することが可能であって、しかも、食品の自動包装を安全かつ確実に行えるとされる食品類の自動包装方法とその装置が開示されている。
特開2005−29175号公報
ところで、特許文献1のように食品類を自動的に製造して包装することは行われているが、完成した食品類をトレイに並べる作業は作業者が手で行っている。そのため、この配列作業を行う作業者が必要であり、しかも、配列状に並べる作業時間が長くかかってしまう。
本発明は、自動機械的に食品をトレイに配列状に並べることができる食品配列装置の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、順次搬送される多数の食品を整列しつつ、トレイに載置する食品配列装置であって、前記食品を順次第1方向に搬送する第1コンベアと、前記食品を前記第1方向と交差する第2方向に搬送する第2コンベアと、前記第2コンベア上の複数の食品を一括して把持して前記トレイに移載する移載機とを備え、前記第2コンベアは、前記第1コンベアによって搬送された前記食品が順次導入されるように前記第1コンベアに隣接して配置されているとともに、前記第1コンベアから導入された前記食品が載置される搬送ベルトと、前記搬送ベルトに設けられた複数の仕切り壁とを備え、前記各仕切り壁は、隣接する2つの仕切り壁の間に前記食品を内側に収容可能な食品受容部が区画されるように、前記搬送ベルトの表面側において前記第1方向に沿って延びる形状を有するとともに、複数の前記食品受容部が前記第2方向に沿って並設されるように、前記1個の食品を収容できる間隔で前記第2方向に沿って前記搬送ベルト上に配置され、前記移載機は、前記第2コンベアにおける前記複数の食品受容部に収容された前記複数の食品を一括して把持する把持部と、前記複数の食品を把持した前記把持部を前記トレイまで移動させる操作部とを備えている、ことを特徴とする食品配列装置を提供することにより、前記課題を解決する。
この装置によれば、第1コンベアから順次搬送されてくる各食品が、第2コンベアにおける各食品受容部に受容されることで複数の食品を自動的に整列状態にできるとともに、この整列された複数の食品を把持部で一括して把持してトレイまで移動操作することで、複数の食品をトレイに自動機械的に配列状に載置できる。
特に、把持部で複数の食品を一括して把持することで、例えば1つずつ把持する場合に較べて把持部を移動操作する回数を少なくでき、作業効率のよいものにできる。
前記構成において、前記第2コンベアは、前記隣接する2つの仕切り壁同士の間隔に対応する距離だけ前記搬送ベルトを間欠的に移動させる駆動機構をさらに備えるのが好ましい。
これによれば、第1コンベアから順次搬送されてくる各食品が、確実かつ円滑に、食品受容部に受容される。
また、前記構成において、前記第2コンベアは、前記各食品受容部に前記食品が入ったことを検出する第1センサと、前記各仕切り壁が所定位置にきたことを検出する第2センサとを備え、前記駆動機構は、前記第1センサによる前記食品の検出に基づいて前記搬送ベルトを移動させ、前記第2センサによる前記仕切り壁の検出に基づいて前記搬送ベルトを停止させることにより、前記搬送ベルトを間欠的に移動させるのが好ましい。
これによれば、第1コンベアから順次搬送されてくる各食品が、より一層、確実かつ円滑に、食品受容部に受容される。
また、前記構成において、前記第2コンベアは、前記第1センサよりも前記搬送ベルトの搬送方向の下流側の位置に設けられて当該位置に前記食品が搬送されたことを検出する第3センサを備え、前記操作部は、前記第3センサによって前記位置に前記食品が搬送されたことが検出されると前記複数の食品を前記把持部に把持させる操作を開始するのが好ましい。
これによれば、把持部で複数の食品を一括して確実且つ円滑に把持できる。
また、前記構成において、前記第2コンベアは、前記複数の食品受容部内の食品が前記第2方向に沿って1列状に整列するように、前記第1コンベアから前記食品受容部に入ってきた前記食品を当て止めして当該食品を前記第1方向について位置決めする位置決め部材を更に備えているのが好ましい。
これによれば、位置決め部材によって食品受容部に入ったそれぞれの食品を位置決めして1列状に整列させることできる。これにより、把持部で複数の食品を一括して把持し易いものにできるとともに、把持部で1列状に整列した状態で複数の食品を把持でき、把持した食品を離すことでトレイ上に、1列状に整列した状態で載置できる。
また、前記構成において、各食品受容部は、前記第1方向について前記第1コンベアから離れるにつれて漸次高さが低くなる傾斜状に形成されているのが好ましい。
これによれば、第1コンベアから順次搬送されてくる各食品を、その自重によって食品受容部に確実に流し入れることができる。
また、前記各食品受容部は、前記食品の厚さ方向の両側面がそれぞれ前記隣接する2つの仕切り壁それぞれと対向するように前記食品を受容し、前記隣接する2つの仕切り壁同士間の距離は、前記食品の厚さとほぼ同じであるのが好ましい。
これによれば、複数の食品受容部それぞれに入った食品本体の厚さ方向を第2方向に揃えて整列状態にできる。これにより、食品を並べる場合の嵩の小さい一般的な並びに整列させることができる。
また、前記食品は、所定厚さを有する三角形状のおにぎりからなる食品本体と、前記食品本体を包装した包装部材を備えたものであり、前記把持部は、前記食品本体から上方に突出した前記包装部材の上端部を把持するものであるであるのが好ましい。
三角形状のおにぎりからなる食品本体では、その斜面を把持すると滑りを生じて把持し難い。これに対して、この構成によれば、把持部が包装部材の上端部を把持することで滑りが生じ難くなって把持し易いものにできる。しかも、変形しやすい食品本体を変形させるおそれのすくないものにできる。これにより、食品の形状等に無関係に把持でき、確実に食品を把持できる。
本発明の食品配列装置は、自動機械的に食品をトレイに配列状に並べることができる。
本発明の一実施の形態の食品配列装置の平面図である。 図1の食品配列装置の側面図である。 図1の食品配列装置における第1コンベア、第2コンベア及び移載機の斜視図である。 図3の一部を拡大した斜視図である。 第1コンベアの一部の拡大斜視図である。 図1の食品配列装置における第1コンベア、第2コンベア及び移載機の要部の平面図である。 図4の要部を拡大した斜視図である。 第2コンベアを下方側から見た斜視図である。 移載機が有する把持部が食品を把持する際の説明図である。 食品配列装置により配列される他の食品の例を示した図である。 第2実施形態に係る第2コンベアの一部を拡大して示した斜視図である。 図11のA方向から見た矢視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態の食品配列装置1の平面図である。図2は、図1の食品配列装置1の側面図である。図3は、図1の一部を拡大した斜視図であり、図1の食品配列装置1における第1コンベア2、第2コンベア3及び移載機4の全体の斜視図である。図4は、図3の一部を拡大した斜視図である。図5は、第1コンベア2の一部を拡大して示した斜視図である。図6は、第1コンベア2、第2コンベア3及び移載機4の要部の平面図である。図7は、図4の要部を拡大した斜視図である。図8は、第2コンベア3を下方側から見た斜視図である。図9は、移載機4が有する把持部が食品を把持する際の説明図である。
この実施形態の食品配列装置1は、食品100を配列するもので、配列する食品100は、図9に示すように、正面視で三角形状のおにぎりからなる食品本体101と、食品本体101を包装した包装部材102とからなるものである。
この食品配列装置1は、図1〜図3に示すように、第1コンベア2と、第1コンベア2から搬送されてくる食品100を順次受け取る第2コンベア3と、第2コンベア3上の複数の食品100を一括して把持してトレイ110に載置する移載機4とを備えている。また、食品配列装置1は、トレイ110を搬送する第3コンベア5を備えている。詳細は後述するが、この食品配列装置1では、別途の機械で製造された食品100が第1コンベア2に搬入され、第1コンベア2が食品100を搬送して第2コンベア3に受け渡し、第2コンベア3よって搬送されている食品100を移載機4が把持して、第3コンベア3によって搬送されているトレイ110に食品100を載置するようになっている。
(第1コンベア)
第1コンベア2は、図4、図5に示すように、食品100を載置して搬送する第1コンベアベルト21と、第1コンベアベルト21を移動可能に保持した第1コンベア本体20とを備えている。
第1コンベアベルト21は、無端状のものからなり、食品100を載置して搬送する。
第1コンベア本体20は、第1コンベアベルト21を保持した第1ベルト保持部22と、第1ベルト保持部22を支持した脚部23とを備えている。
第1ベルト保持部22は、所定の第1方向(X1−X2方向)に距離を持って配置された2つの巻回ホイールを備えており、これらの巻回ホイールに第1コンベアベルト21が巻回されるようにして掛け渡されている。そして、2つの巻回ホイールのうちの一方(この実施形態では、X2側の巻回ホイール)がモータ22a(図2、図3に図示)によって駆動されることにより、第1コンベアベルト21はその上面が第1方向(X1−X2方向)に沿ってX2側に向かうように移動し、これにより、食品100がX2側に搬送される。なお、本実施形態では、食品100は、三角形状のおにぎりであり、包装された状態で間欠的に第1コンベアベルト21上に搬入されるとともに、その頂点が上方を向く姿勢で搬入される。この実施形態では、第1コンベアベルト21はその上面が水平面に沿うように支持されている。
第1ベルト保持部22は、食品100を案内するガイド24を備えている。ガイド24は、2つのバー材24aと、バー材24aを支持したバー材支持部24bとを備えている。
図6に示すように、2つのバー材24aは、第1方向(X1−X2方向)に沿って互いに平行に、第1コンベアベルト21上に配置されている。2つのバー材24aの離間距離は、食品100の厚さtよりもわずかに広く設定されており、これらのバー材24aによって、第1コンベアベルト21上に食品100の厚さtよりもわずかに広い幅を有する搬送路21aが形成されている。食品100は、これらバー材24aの内側に搬入されて、第1コンベア2により搬送路21aを通って搬送される。バー材支持部24bは、2つのバー材24aの互いの距離を調整可能にバー材24aを保持している。
第1ベルト保持部22は、図4に示すように、第1コンベアベルト21の両側それぞれに、搬送路21a途中の食品100を撮影するためのカメラ25を備えている。これらのカメラ25は、図示しない制御部と通信可能に接続されており、カメラ25で撮影した画像は制御部に送信される。
(第2コンベア)
第2コンベア3は、図4、図6、図7に示すように、食品100を載置して搬送する無端状の第2コンベアベルト(搬送ベルト)31と、第2コンベアベルト31に固定的に付設された複数の仕切り壁32と、第2コンベアベルト31を移動可能に保持した第2コンベア本体30とを備えている。
第2コンベア本体30は、第2コンベアベルト31を保持した第2ベルト保持部33と、第2ベルト保持部33を支持した脚部39とを備えている。
第2ベルト保持部33は、第2コンベアベルト31の移動方向が、第1コンベアベルト21の移動方向である第1方向(X1−X2方向)と交差する第2方向(Y1−Y2方向)になるように、第2コンベアベルト31を支持している。本実施形態では、第1方向と第2方向とは直交している。
具体的には、第2ベルト保持部33は、第2方向(Y1−Y2方向)に距離を持って配置された2つの巻回ホイールを備えており、これらの巻回ホイールに第2コンベアベルト31が巻回されるようにして掛け渡されている。そして、2つの巻回ホイールのうちの一方が第2コンベアベルト用駆動モータ(駆動機構)38(図4参照)によって駆動されることにより、第2コンベアベルト31はその上面が第2方向(Y1−Y2方向)に沿ってY2側に向かうように移動する。
第2ベルト保持部33に保持された状態で、第2コンベアベルト31は、その幅方向(X1−X2方向)の一側面(X1側の側面)と、第1コンベアベルト21の終端面(X1−X2方向のX2側の端面)とがわずかな隙間をあけて近接するように配置されている。また、第2コンベアベルト31は、その終端面(Y1−Y2方向のY1側の端面)と第1コンベアベルト21の幅方向(Y1−Y2方向)の一側面(Y1側の端面)とが、第2方向(Y1−Y2方向)についてほぼ同じ位置となるように配置されている。従って、第1コンベアベルト21によってX2側に搬送された食品100は、第1コンベアベルト21の終端面において第2コンベアベルト31側に押し出され、第2コンベアベルト31のY1側の端部付近の上面に移動する。
第2コンベアベルト31の表面は、食品が滑り易いように摩擦係数の小さいものに形成されている。例えば、第2コンベアベルト31の表面は、テフロン(登録商標)加工が施されている。
各仕切り壁32は、略矩形状の板状体からなる。各仕切り壁32は、その長さ方向が第2コンベアベルト31の幅方向であって第1コンベアベルト21の搬送方向つまり第1方向に沿い、且つ、第2コンベアベルト31の表面から外方向に突出するように、第2コンベアベルト31に取り付けられている。この実施形態では、各仕切り壁32は、第2コンベアベルト31の表面から略直角に突出するようにこれに固定されている。図6に示すように、隣接する2つの仕切り壁32の距離は、2つのバー材24aの互いの距離(搬送路21aの幅)と略同じであり食品100の幅方向の寸法よりわずかに大きい値に設定されている。
隣接する2つの仕切り壁32と第2コンベアベルト31とで区画された部分は、第1コンベア2から食品100を受け取り収容する食品受容部34として機能するようになっており、第2コンベアベルト31には、その搬送方向である第2方向に沿って食品受容部34が複数、一列状に形成されている。第2コンベアベルト31の上面に位置する各仕切壁32および各食品受容部34は、第2コンベアベルト31と共にY2側に移動する。
各食品受容部34は、第1方向(X1−X2方向)に開口しており、第1コンベア2側(X1側)の開口部分は第1コンベア2から食品100が搬入される食品入り口341として機能する。そして、各食品受容部34の内側の空間のうち特に第1方向(X1−X2方向)のX2寄りの部分は、食品入り口341から入った食品100を貯留する食品貯留部342として機能する。
つまり、この食品配列装置1では、第1コンベアベルト21によって押し出された食品100は、第2コンベアベルト31上の2つの仕切壁32、32の間の部分に搬入されるようになっており、食品100は、食品受容部34の食品入り口341から食品受容部34の奥側の食品貯留部342に導入される。
第2ベルト保持部33は、さらに、食品入り口341から食品貯留部342に入ってきた食品100を当て止めして位置決めする位置決め部材7を備えている。
位置決め部材7は、図6に示すように、第1方向(X1−X2方向)から見て第1コンベア2の搬送路21aと対向する位置に配置されている。この実施形態では、位置決め部材7は、第2方向(Y1−Y2方向)に延びる板状体からなり、第1コンベア2の搬送路21aのY1側の端部よりもY1側の位置から、搬送路21aのY2側の端部よりもY2側の位置まで延びている。この位置決め部材7は、食品100を当て止めして食品受容部34内に入った食品100の第1方向(X1−X2方向)の位置を決める。つまり、搬送路21aから食品受容部34内に搬入された食品100は、位置決め部材7と当接することで、そのX2方向の移動が規制され、これにより位置決めされる。
本実施形態では、第2ベルト保持部33および第2コンベアベルト31は、図2、図3に示すように、第2方向(Y1−Y2方向)における高さが第1コンベア2から遠ざかるに従って漸次低くなるように配置されている。そして、各食品受容部34も、第1コンベア2から遠ざかるに従って漸次高さが低くなる傾斜状に形成されている。従って、食品100は、第1コンベア2から第2コンベア3側に押し出された後、その自重によって食品受容部34の奥側(X2側)すなわち食品貯留部342へと円滑に移動する。
ここで、このように、第2ベルト保持部33(第2コンベアベルト31)が第1コンベア2から遠ざかるに従って漸次低くなるように配置されているために、第1コンベア2の搬送路21aと第2コンベア3における食品受容部34の食品入り口341との間には隙間が形成される。
そこで、この実施形態では、食品100が第1コンベアベルト21から第2コンベアベルト31へ向かってより円滑に移動できる連結路40が第1コンベアベルト21から第2コンベアベルト31との間に形成されるように、第1コンベアベルト21の終端面と第2コンベアベルト31のX1側の側面つまり食品受容部34の食品入り口341との間に、連結路形成部材35が設けられている。この連結路形成部材35は、図2等に示すように、第1コンベアベルト21の終端面から第2コンベアベルト31のX1側の側面まで延びて、第1コンベア2から遠ざかるに従って漸次低くなる上面を有する。図2に示した例では、連結路形成部材35は、第1コンベアベルト21の上面よりもわずかにひくい位置から第2コンベアベルト31のX1側の端面よりもわずかに高い位置に向かって傾斜している。
また、第2ベルト保持部33は、第1〜第3センサSN1〜SN3の3つのセンサを備えている。
第1センサSN1は、食品受容部34に食品100が入ったことを検出するためのもので、この第1センサSN1は、第1コンベア2の搬送路21aの延長線上で、且つ、食品受容部34における第1方向(X1−X2方向)のX2側に配置されている。第1センサSN1は、その前方の所定位置、例えば食品100が位置決め部材7で当て止めされる位置付近に食品100が導入されると所定の信号を出力する。
第2センサSN2は、第2コンベアベルト31の移動に応じて所定位置まで移動してくる各仕切り壁32を検出するもので、図8に示すように、この実施形態では、第2コンベアベルト31の第2方向(Y1−Y2方向)のY1側の端部付近の下方に配置されている。第2センサSN2は、その前方の所定位置を仕切壁32が通過すると所定の信号を出力する。
第1センサSN1と第2センサSN2とは、図示しない制御部に通信可能に接続されており、第1センサSN1と第2センサSN2とからの信号に基づいて、制御部は第2コンベアベルト用駆動モータに第2コンベアベルト31を間欠的に移動させる。
詳しくは、制御部は、第2コンベアベルト用駆動モータに電気的に接続されており、食品受容部34が第1コンベア2の搬送路21aと対向する位置に移動した状態で第1センサSN1がその食品受容部34に食品100が入ったことを検出すると、それを制御部に送信する。
第1センサSN1から信号を受信した制御部は、第2コンベアベルト用駆動モータを駆動させて第2コンベアベルト31を移動させる。第2コンベアベルト31の移動に伴って第2センサSN2の前方を仕切り壁32が通過すると、第2センサSN2はそれを検出して制御部に信号を送信する。
第2センサSN2から信号を受信した制御部は、第2コンベアベルト用駆動モータを停止させて第2コンベアベルト31の移動を停止させる。これにより、制御部は、隣接する仕切り壁32の距離、即ち、1つの食品受容部34の幅分だけ第2コンベアベルト31を移動させてこれを停止することになり、第2コンベアベルト31の停止状態で、次の食品受容部34が第1コンベア2の搬送路21aと対向する状態になる。
以上の手順が繰りかえし行われることで、食品受容部34に食品100が順次投入されつつ、第2コンベアベルト31が仕切壁32どうしの離間距離分ずつ間欠的に移動する。
第3センサSN3は、食品受容部34内の食品100が第2コンベアベルト31によって所定位置まで搬送されてきたことを検出するもので、この第3センサSN3は、後述するように移載機4の把持部41が待機位置にある状態で移載機4の把持片411aのうち第2方向(Y1−Y2方向)の最もY2側に位置するものと対向する位置に配置されており、この位置に食品100が移動してくるとそれを検出する。具体的には、第3センサSN3は、この位置において前方の所定位置に食品100が導入されると所定の信号を出力する。この第3センサSN3は、制御部に通信可能に接続されており、検出した信号は制御部に送信される。
(移載機)
移載機4は、食品を把持する把持部41と、把持部41を操作する操作部42とを備えている。
把持部41は、1列状に配置された複数(この実施形態では、8つ)の挟持部411を備えている。各挟持部411は、食品100を挟持する一対の把持片411aを備えている。各挟持部411の幅は、各食品受容部34の幅よりもやや狭く設定されている。各挟持部411は、図9に示すように、一対の把持片411aを、鎖線に示すように挟持部411の並び方向と直交する方向に開いた状態から実線に示すように閉じることで食品100の包装部材102の上端を挟持する。特に把持部411aは包装部材102の上端のみを挟持する。
図1等は、把持部41が食品100を把持可能な位置に配置されて食品100を把持する直前の待機位置にある状態を示しており、この待機位置において、把持部41は、複数の挟持部411が食品受容部34の食品貯留部342の上方において第2方向(Y1−Y2方向)に沿って1列状に並び、複数の挟持部411それぞれが、食品受容部34の食品貯留部342に貯留された食品100と対応する位置になるように配置される。
操作部42は、アーム部421と、アーム部421を支持した支持脚422とを備えている。
アーム部421は、先端部が3次元方向に移動可能とされている。そして、このアーム部421の先端部が把持部41と連結されており、アーム部421は把持した把持部41を3次元方向に移動可能とされている。
把持部41とアーム部421とは、制御部によって、次のように制御される。即ち、制御部は、第3センサSN3によって、第3センサSN3が配置された位置つまり最もY2側に位置する把持片411aと対応する位置に、食品100が移動してきたことが検知されて第3センサSN3から所定の信号が出力されると、各挟持部411に食品100を挟持させる。本実施形態では、各挟持部411を全て同時に動かし、複数の食品100を挟持部411によって一括して同時に挟持させる。把持部41が食品100を挟持すると、次に、制御部は、アーム部421を可動させて、後述する第3コンベア5上のトレイ110の所定位置まで食品100を移動させる。そして、制御部は、トレイ110の上方において把持部41が把持している食品100を離すように把持部41を制御する。その後、制御部は、把持部41が前記待機位置に戻るように制御する。
(第3コンベア)
第3コンベア5は、食品100が載置されるトレイ110を間欠的に搬送するものである。
この実施形態では、第3コンベア5は、把持部41によって一括して把持された複数の食品100がトレイ110に載置されるごとに所定量だけ移動する。
より詳しくは、トレイ110には、食品100を載置する食品載置領域121(図1中に鎖線で示す)が複数、トレイ110の長手方向に沿って設定されている。そして、把持部41で一括して把持された複数の食品100がトレイ110の1つの食品載置領域121に載置されると、それに連動して第3コンベア5が1つの食品載置領域121分だけ移動して停止し、次の食品載置領域121を所定位置に配置する。
(食品配列装置の動作)
次に、以上のように構成された本実施形態の食品配列装置1の動作について説明する。第2コンベア3の第2コンベアベルト31が停止して第1コンベア2の搬送路21aと食品受容部34とが対向した図7の状態から説明する。
第1コンベア2の搬送路21aにX1側から食品100が搬送されると、搬送された食品100は、第1コンベアベルト21によって、第1方向(X1−X2方向)に沿ってX2側に搬送される。そして、食品100がカメラ25それぞれの位置まで来ると、各カメラ25が食品100を撮影し、制御部に画像を送信する。
受信した制御部は、画像に基づいて、食品100に正常であるか否か、例えば正面及び裏面に所定のラベルが貼付けられているか否かを判定する。尚、この実施形態では、制御部が正常でないとの判定を行った場合は、その食品100(正常でないと判定された食品100)は第1コンベアベルト21の外部に排出される。
そして、食品100は、第1コンベアベルト21の終端からこれに押し出されることで連結路40を通って食品入り口341に入り、食品受容部34内に導入される。この実施形態では、前記のように、食品受容部34が第1コンベアベルト21から離れるにつれて漸次高さが低くなる形状を有していることに伴い、食品100は、その自重によってX2側に移動する。つまり、食品100は、食品入り口341から食品貯留部342に滑り落ちる。しかも、第2コンベアベルト31の表面が摩擦係数の小さいものに形成されているため、食品100は食品入り口341から食品貯留部342により円滑に滑り落ちる。
食品受容部34内に滑り落ちると、食品100は、位置決め部材7で当て止めされて第1方向(X1−X2方向)の位置決めがされた状態で食品受容部34(食品貯留部342)に貯留される。また、食品100が食品受容部34内に入ると、第1センサSN1がこれを検出し、その検出に基づいて、第2コンベアベルト用駆動モータが駆動して第2コンベアベルト31が移動する。
この第2コンベアベルト31の移動に伴って仕切り壁32が第2センサSN2の位置まで移動すると、その仕切り壁32を第2センサSN2が検出し、その検出に基づいて、第2コンベアベルト用駆動モータが停止して第2コンベアベルト31の移動が停止する。これにより、第2コンベアベルト31が1つの食品受容部34分だけ移動し、次の食品受容部34が第1コンベア2の搬送路21aに位置合わせされた状態になる。以下、同様に、各食品受容部34の食品貯留部342に食品100が順次貯留されていく。
そして、食品貯留部342に食品100を貯留した食品受容部34が第3センサSN3の位置までくると、第3センサSN3が食品100を検出し、その検出に基づいて把持部41の8つの挟持部411それぞれが8つの食品貯留部342それぞれの食品100を一括して、また、同時に挟持する。
把持部41が食品100を挟持すると、アーム部421が可動し、把持した食品100が第3コンベア5上のトレイ110上まで搬送され、トレイ110上で、把持部41が食品100を離す。これにより、8つの食品が、トレイ110の食品載置領域121に載置される。
トレイ110の食品載置領域121に食品が載置されると、第3コンベア5が1つの食品載置領域121分だけ移動して停止し、次に食品100が載置される食品載置領域121を所定位置に配置する。また、食品100を離した把持部41は、アーム部421によって第2コンベア3の食品受容部34の上方位置の前記待機位置まで戻されて待機する。
(作用等)
以上のように構成された本発明の食品配列装置1によれば、第1コンベア2から順次搬送されてくる各食品100が、第2コンベア3における各食品受容部34に受容されることで複数の食品100を整列状態にでき、複数の食品100を把持部41で一括して把持し易くできる。そして、把持部41で把持した複数の食品100をトレイまで移動操作することで、複数の食品100をトレイ110に自動機械的に配列状に載置できる。
また、把持部41で複数の食品100を一括して把持することで、例えば1つずつ把持する場合に較べて把持部41を移動操作する回数を少なくでき、作業効率をよくできる。
また、第2コンベアベルト31が隣接する2つの仕切り壁32同士間の距離分ごとに間欠的に移動するため、第1コンベア2から順次搬送されてくる各食品100が、確実かつ円滑に、食品受容部34に受容される。
また、第2コンベア3は、食品受容部34(特に食品貯留部342)に食品100が入ったことを検出する第1センサSN1と、第2コンベアベルト31の移動に応じて共に移動する各仕切り壁32が所定位置にきたことを検出する第2センサSN2とを備え、第1センサSN1による食品100の検出に基づいて第2コンベアベルト31を可動させ、第2センサSN2による仕切り壁32の検出に基づいて第2コンベアベルト31を停止させることで第2コンベアベルト31を間欠的に移動させる。従って、第1コンベア2から順次搬送されてくる各食品100が、より一層、確実かつ円滑に、食品受容部34に受容される。
また、第2コンベア3は、食品受容部34に入ってきた食品100を当て止めして位置決めする位置決め部材7を更に備えているため、食品受容部34に入ったそれぞれの食品100を位置決め部材7によって位置決めして1列状に整列させることできる。従って、把持部41で複数の食品100を一括して把持し易いものにできるとともに、把持部41で1列状に整列した状態で複数の食品100を把持でき、その把持した食品100をトレイ120上で離すことで、トレイ120上に1列状に整列した状態で載置できる。
また、各食品受容部34は、食品入り口341から食品貯留部342にかけて、つまり、第1コンベア2から離れるに従って漸次高さが低くなる傾斜状に形成されているため、第1コンベア2から順次搬送されてくる各食品100を、その自重によって、食品受容部34内、特に、奥側に位置する食品貯留部342に確実に流し入れることができる。
また、第2コンベア3は、把持部41で一括して把持される複数の食品100が所定位置にきたことを検出する第3センサSN3を備え、操作部42は、第3センサSN3の検出に基づいて複数の食品100を把持部41で把持させる操作を行うため、把持部41で複数の食品100を確実且つ円滑に把持できる。
また、第1コンベア2は、食品本体101の厚さ方向が第2方向(Y1−Y2方向)に一致するように食品100を搬送するため、複数の食品受容部34それぞれに入った食品100の厚さ方向を第2方向(Y1−Y2方向)に揃えて整列状態にできる。これにより、食品100を並べる場合の嵩の小さい一般的な並びに整列させることができる。したがって、本装置1は、三角形状のおにぎりを配列するものとして好適なものになる。
また、把持部41が食品100の包装部材102の上端部を把持することで滑りが生じ難くなって把持し易いものにでき、しかも、変形しやすい食品本体101を変形させるおそれのすくないものにできる。これにより、食品100の形状等に無関係に把持でき、確実に食品100を把持できる。
(変形例)
なお、前記実施形態では、把持部41は、包装部材102を把持するものとされたが、この形態のものに限らず、例えば把持部41は、食品本体101の一部を把持するものでもよく、適宜変更できる。
また、前記実施形態では、食品100は、包装部材で包装された三角形状のおにぎりとされたが、三角形状のおにぎりに限らず、種々の食品を本装置で配列でき、図10に示すように、丸いパン100a(図10に破線で示す)や四角いパン100b(図10に二点鎖線で示す)にも適用可能であり、適宜変更可能である。
また、ガイド24は省略可能である。
また、第1コンベア2と第2コンベア3とはその搬送方向(第1方向、第2方向)が直交するように配置される必要はなく、これら第1コンベア2および第2コンベア3は、互いに近接してその搬送方向(第1方向、第2方向)が交差するように配置されていればよい。また、各第1コンベア2と第2コンベア3とが直交しない場合では、各仕切壁32は、第1コンベアベルト21の搬送方向(第1方向)に沿って延びる形状とされればよい。
また、前記実施形態では、各仕切壁32が、第2コンベアベルト31の表面に固定されて、第2コンベアベルト31の表面から略直角に突出している場合について説明したが、仕切壁32と第2コンベアベルト31の表面とのなす角度は直角でなくてもよい。また、仕切壁32は、第2コンベアベルト31の表面に直接固定されていなくてもよい。例えば、図11および図12に示すように構成されてもよい。
図11は、他の実施形態(以下、第2実施形態という)に係る第2コンベア203の一部を拡大して示した斜視図である。また、図12は、図11に示すA方向から第2コンベア203を見た矢視図である。なお、図11では、構造が明確になるように後述するカバー270を鎖線で示すとともに後述する仕切部材260の底部261を省略して、これらよりも下方に位置する部分を実線で示している。
図11に示すように、第2実施形態では、第2コンベアベルト231の表面に固定されたアタッチメント250を介して仕切壁232が固定されている。
具体的には、第2コンベア203は、第2コンベアベルト231の表面に固定されるアタッチメント250と、アタッチメント250に着脱可能に固定される仕切部材260とを有する。
アタッチメント250は、第2コンベアベルト231の幅方向に延びる形状を有している。第2コンベアベルト231の表面には、その移動方向(第2方向)に沿って複数のアタッチメント250が等間隔で固定されている。各アタッチメント250は、例えば、その長手方向の両端部に爪部を有し、この爪部が第2コンベアベルト231の幅方向の両縁に嵌合することでこれに固定されている。アタッチメント250の表面には、第2コンベアベルト231の幅方向に並ぶ複数のボルト孔250aが形成されている。
仕切部材260は、アタッチメント250に固定された状態で第2コンベアベルト231の表面とほぼ平行に延びる底部261と、底部261のうち第2コンベアベルト231の移動方向(第2方向)の一方縁から外方に突出して第2コンベアベルト231の幅方向ひいては第1方向に沿って延びる立壁部を有しており、この立壁部が仕切壁232として機能するようになっている。仕切部材260は、例えば、1枚の板状部材が折り曲げられることで形成されている。
仕切部材260の底部261には、アタッチメント250の各ボルト孔250aに対応する複数の貫通孔261aが形成されている。仕切部材260の各貫通孔261aにワッシャ291を介してボルト290がそれぞれ挿通されて、これらボルト290がアタッチメント250のボルト孔250aに螺合することで、仕切部材260はアタッチメント250に着脱可能に固定されている。
各アタッチメント250にはそれぞれ1つずつ仕切部材260が固定されており、これにより、第2コンベアベルト231の表面には、複数の仕切部材260が第2コンベアベルト231の移動方向(第2方向)に沿って等間隔に配置されている。また、複数の仕切壁232が、第2コンベアベルト231の移動方向(第2方向)に沿って等間隔に配置されている。
第2実施形態では、さらに、各仕切部材260にそれぞれ着脱可能に固定されて前記ボルト290を上方から覆うカバー270が設けられている。このカバー270は、略直方体状を有している。カバー270には、その底面に開口してボルト290の頭部を収容可能なボルト収納部271が、各ボルト290に対応する位置にそれぞれ形成されている。各カバー270は、各ボルト収納部271内にボルト290の頭部を収容した状態で仕切部材260の底部261に載置されるとともに仕切部材260に着脱可能に固定されている。カバー270は、仕切部材260に固定された状態で仕切部材260の底部261および第2コンベアベルト231の表面と平行に延びる上面271を有する。
第2実施形態でも、前記実施形態と同様に隣接する仕切壁232間に食品100が導入されて収容される。ただし、第2実施形態では、食品100は、第2コンベアベルト231の表面上ではなくカバー270の上面271上に導入されこの上面271に載置されて搬送される。
この第2実施形態の第2コンベア203によれば、仕切部材260を交換することで、仕切壁232の高さや幅を容易に変更でき、異なる形状の食品100に容易に対応することができる。また、アタッチメント250どうしの間隔を変更すること、あるいは、これに加えて底部261の幅(第2コンベアベルト231の移動方向の長さ)の異なる仕切部材260に変更することで、食品100の厚み等に応じて仕切壁232どうしの距離を容易に変更することができる。
1 食品配列装置
2 第1コンベア
3 第2コンベア
4 移載機
5 第3コンベア
21 第1コンベアベルト
31 第2コンベアベルト(搬送ベルト)
32 仕切り壁
34 食品受容部
41 把持部
42 操作部
100 食品
120 トレイ
232 仕切壁(第2実施形態)
SN1 第1センサ
SN2 第2センサ
SN3 第3センサ
前記課題を解決するため、本発明は、順次搬送される多数の食品を整列しつつ、トレイに載置する食品配列装置であって、前記食品を順次第1方向に搬送する第1コンベアと、前記食品を前記第1方向と交差する第2方向に搬送する第2コンベアと、前記第2コンベア上の複数の食品を一括して把持して前記トレイに移載する移載機とを備え、前記第2コンベアは、前記第1コンベアによって搬送された前記食品が順次導入されるように前記第1コンベアに隣接して配置されているとともに、前記第1コンベアから導入された前記食品が載置される搬送ベルトと、前記搬送ベルトに設けられた複数の仕切り壁と、前記隣接する2つの仕切り壁同士の間隔に対応する距離だけ前記搬送ベルトを間欠的に移動させる駆動機構と、第1センサと、第2センサとを備え、前記各仕切り壁は、隣接する2つの仕切り壁の間に前記食品を内側に収容可能な食品受容部が区画されるように、前記搬送ベルトの表面側において前記第1方向に沿って延びる形状を有するとともに、複数の前記食品受容部が前記第2方向に沿って並設されるように、前記1個の食品を収容できる間隔で前記第2方向に沿って前記搬送ベルト上に配置され、前記移載機は、前記第2コンベアにおける前記複数の食品受容部に収容された前記複数の食品を一括して把持する把持部と、前記複数の食品を把持した前記把持部を前記トレイまで移動させる操作部とを備えており、前記第1センサは、前記食品受容部に前記食品が入ったことを検出し、前記第2センサは、前記搬送ベルトの搬送経路の途中に設けられて、前記仕切り壁が当該第2センサの前を通過したことを検出し、前記駆動機構は、前記第1センサによって前記食品受容部に前記食品が入ったことが検出されると前記搬送ベルトを移動させ且つ前記第2センサによって当該第2センサの前を前記仕切り壁が通過したことが検出されると前記搬送ベルトを停止させることにより、前記搬送ベルトを間欠的に移動させる、ことを特徴とする食品配列装置を提供することにより、前記課題を解決する。
しかも、第1センサによって食品受容部に食品が入ったことが検出されると搬送ベルトを移動させて第2センサによって当該第2センサの前を仕切り壁が通過したことが検出されると搬送ベルトを停止させることで搬送ベルトを間欠的に移動させるように駆動機構が構成されていることで、第1コンベアから順次搬送されてくる各食品が、確実かつ円滑に、食品受容部に受容される。

Claims (8)

  1. 順次搬送される多数の食品を整列しつつ、トレイに載置する食品配列装置であって、
    前記食品を順次第1方向に搬送する第1コンベアと、前記食品を前記第1方向と交差する第2方向に搬送する第2コンベアと、前記第2コンベア上の複数の食品を一括して把持して前記トレイに移載する移載機とを備え、
    前記第2コンベアは、前記第1コンベアによって搬送された前記食品が順次導入されるように前記第1コンベアに隣接して配置されているとともに、前記第1コンベアから導入された前記食品が載置される搬送ベルトと、前記搬送ベルトに設けられた複数の仕切り壁とを備え、
    前記各仕切り壁は、隣接する2つの仕切り壁の間に前記食品を内側に収容可能な食品受容部が区画されるように、前記搬送ベルトの表面側において前記第1方向に沿って延びる形状を有するとともに、複数の前記食品受容部が前記第2方向に沿って並設されるように、前記1個の食品を収容できる間隔で前記第2方向に沿って前記搬送ベルト上に配置され、
    前記移載機は、前記第2コンベアにおける前記複数の食品受容部に収容された前記複数の食品を一括して把持する把持部と、前記複数の食品を把持した前記把持部を前記トレイまで移動させる操作部とを備えている、ことを特徴とする食品配列装置。
  2. 前記第2コンベアは、前記隣接する2つの仕切り壁同士の間隔に対応する距離だけ前記搬送ベルトを間欠的に移動させる駆動機構をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の食品配列装置。
  3. 前記第2コンベアは、前記各食品受容部に前記食品が入ったことを検出する第1センサと、前記各仕切り壁が所定位置にきたことを検出する第2センサとを備え、
    前記駆動機構は、前記第1センサによる前記食品の検出に基づいて前記搬送ベルトを移動させ、前記第2センサによる前記仕切り壁の検出に基づいて前記搬送ベルトを停止させることにより、前記搬送ベルトを間欠的に移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載の食品配列装置。
  4. 前記第2コンベアは、前記第1センサよりも前記搬送ベルトの搬送方向の下流側の位置に設けられて当該位置に前記食品が搬送されたことを検出する第3センサを備え、
    前記操作部は、前記第3センサによって前記位置に前記食品が搬送されたことが検出されると前記複数の食品を前記把持部に把持させる操作を開始する、ことを特徴とする請求項3に記載の食品配列装置。
  5. 前記第2コンベアは、前記複数の食品受容部内の食品が前記第2方向に沿って1列状に整列するように、前記第1コンベアから前記食品受容部に入ってきた前記食品を当て止めして当該食品を前記第1方向について位置決めする位置決め部材を更に備えている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の食品配列装置。
  6. 前記各食品受容部は、前記第1方向について前記第1コンベアから離れるにつれて漸次高さが低くなる傾斜状に形成されている、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の食品配列装置。
  7. 前記各食品受容部は、前記食品の厚さ方向の両側面がそれぞれ前記隣接する2つの仕切り壁それぞれと対向するように前記食品を受容し、
    前記隣接する2つの仕切り壁同士間の距離は、前記食品の厚さとほぼ同じである、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の食品配列装置。
  8. 前記食品は、所定厚さを有する三角形状のおにぎりからなる食品本体と、前記食品本体を包装した包装部材を備えたものであり、
    前記把持部は、前記食品本体から上方に突出した前記包装部材の上端部を把持するものである、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の食品配列装置。
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