JP2018172063A - 車体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】より多くの水を排水するために、毛細管現象により連通路から引き込んだ水を排水通路から排水することが可能な排水部材備える車両構造を提供すること。
【解決手段】車両構造はガラスの縁に沿って配置された排水部材HBを備える。排水部材は、車両の車外側に露出する表面SFと、ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路HSと、排水通路に一端が連通し、他端が排水部材の表面と連通している連通路RNと、を有する。連通路は、毛細管現象により表面から水を排水通路に引き込む幅に形成され、排水通路の方向に対して直交する方向の幅は、連通路の幅よりも広く形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】車両構造はガラスの縁に沿って配置された排水部材HBを備える。排水部材は、車両の車外側に露出する表面SFと、ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路HSと、排水通路に一端が連通し、他端が排水部材の表面と連通している連通路RNと、を有する。連通路は、毛細管現象により表面から水を排水通路に引き込む幅に形成され、排水通路の方向に対して直交する方向の幅は、連通路の幅よりも広く形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、ガラスの縁に沿って配置された排水部材を備える車体構造に関する。
従来、自動車等の車両には、ウィンドシールドに付着した雨水や埃等を払拭して運転者の視界を確保するワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、電動モータにより揺動駆動されるワイパアームと、ワイパアームに装着されるワイパブレードとを備え、ワイパブレードは、ワイパアームの先端側に回動自在に装着されるホルダ本体と、ホルダ本体に保持されるブレードラバーとを備えている。ブレードラバーは、ワイパアームの押圧力およびバーティブラの弾性力によりウィンドシールドに向けて弾性接触し、これにより電動モータを駆動してワイパアームを揺動駆動することで、ブレードラバーがウィンドシールド上を往復払拭動作する。
このようなワイパブレードにより払拭された雨水を排水する構成として、例えば、特許文献1には、フロントガラス1の側縁に沿って設けられるウォータガイド3に排水溝2を設け、その排水溝2に排水を促進する為のリップ状のリブ4を設ける構成が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1の構成では、排水溝2に入った水をリブ4によって構成された細かい水路に落とし、大きな水滴を作ることなく排水することができるが、フロントガラス1から排水溝2に積極的に水を引き込むことができないため、排水できる水の量に限界があった。
本発明の目的は、より多くの水を排水するために、毛細管現象により連通路から引き込んだ水を排水通路から排水することが可能な排水部材を備える車体構造を提供することにある。
本発明の一つの側面に係る車両前部構造は、ガラスの縁に沿って配置された排水部材を備える車体構造であって、前記排水部材は、
車両の車外側に露出する表面と、
前記ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路と、
前記排水通路に一端が連通し、他端が前記排水部材の表面と連通している連通路と、を有し、
前記連通路は、毛細管現象により前記表面から水を前記排水通路に引き込む幅に形成され、
前記排水通路の前記方向に対して直交する方向の幅は、前記連通路の幅よりも広く形成されていることを特徴とする。
車両の車外側に露出する表面と、
前記ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路と、
前記排水通路に一端が連通し、他端が前記排水部材の表面と連通している連通路と、を有し、
前記連通路は、毛細管現象により前記表面から水を前記排水通路に引き込む幅に形成され、
前記排水通路の前記方向に対して直交する方向の幅は、前記連通路の幅よりも広く形成されていることを特徴とする。
本発明の車体構造によれば、排水部材の連通路から引き込んだ水を排水通路から排水することが可能な車体構造を提供することが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は車両の車体構造を概略的に説明する図であり、図2は、図1のA−A線に沿う断面図であり、ガラス(フロントガラス11)の縁に沿って配置された排水部材HBを備える車体構造の断面構成を示す図である。尚、図1では、車体構造として車体の前部を例示的に示しているが、本実施形態の車体構造は、この例に限定されず、車両の側部または後部において、ガラス(サイドガラスまたはリアガラス)の縁に沿って配置された排水部材HBを備える車体構造も含まれる。ここで、ガラスの縁には、ガラスの側縁の他、ガラスの上縁や下縁も含まれる。
図1に示すように、自動車等の車両10の前方側には、ウィンドシールドとしてのフロントガラス11が設けられ、フロントガラス11の前方側には、フロントガラス11に付着した雨水や埃等(図示せず)を払拭して、運転者の視界を確保するためのワイパ装置12が設けられている。このワイパ装置12は、車両10のエンジンルームの後方に位置するカウルトップの内部等(図示せず)に搭載されている。
ワイパ装置12は、車室内等に設けられたワイパスイッチ(図示せず)を操作することで回転駆動される電動モータとしてのワイパモータ13と、車両10に回動自在に設けられた運転席側(DR側)および助手席側(AS側)ピボット軸14a,14bと、各ピボット軸14a,14bに基端側が固定され、先端側がフロントガラス11上で揺動運動するDR側およびAS側ワイパアーム15a,15bと、ワイパモータ13の回転運動を各ワイパアーム15a,15bの揺動運動に変換するリンク機構16とを備えている。
各ワイパアーム15a,15bの先端側には、それぞれ同様に形成されたDR側およびAS側ワイパブレード17a,17bがフロントガラス11の垂直方向に対して回動自在に装着され、各ワイパブレード17a,17bは、各ワイパアーム15a,15bに設けられたスプリング(図示せず)によりフロントガラス11に対して弾性接触するようになっている。つまり、各ワイパブレード17a,17bには、各ワイパアーム15a,15bの押圧力が伝達されるようになっている。そして、ワイパモータ13を回転駆動することで、フロントガラス11上の図中二点鎖線で示す各払拭範囲18a,18b、つまり、フロントガラス11の下縁に沿う下位置である下反転位置(ワイパアームの停止位置)LRPと、フロントガラス11の側縁に沿う上位置である上反転位置URPとの間で、各ワイパブレード17a,17bが往復払拭動作するようになっている。
図1に示す例では、フロントガラス11の縁に沿って排水部材HBが配置されている。排水部材HBは、フロントガラス11の縁に沿って配置可能とするために、柔軟性を有するプラスチック等の樹脂材料により形成されている。排水部材HBには、毛細管現象により水を引き込む連通路RNが設けられている。尚、図1では、排水部材HBをフロントガラス11の側縁に配置した構成を例示しているが、この例に限定されず、例えば、上縁または下縁に沿って配置してもよい。
以下、車体構造における排水部材HBの構成を図2〜図4を参照して具体的に説明する。図2に示すように、排水部材HBは、車両の車外側に露出する表面SFと、フロントガラス11の縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路HSと、排水通路HSに一端が連通し、他端が排水部材HBの表面SFと連通している連通路RNとを有する。ここで、連通路RNは、毛細管現象により排水部材HBの表面SFから水を排水通路HSに引き込む幅に形成されている。車体構造20において、連通路RNはガラスの縁に沿った方向に形成されている。係る連通路RNの構成によれば、ガラスの縁に沿った方向に形成されている連通路RNの毛細管現象によって、排水部材HBの表面に付着した、より多くの水を積極的に排水通路HSに引き込むことができる。
連通路RNの幅は、フロントガラス11の表面に沿うとともに、フロントガラス11の縁に沿った方向に対して直交する方向に形成されている。また、フロントガラス11の縁に沿った方向に対して直交する方向の排水通路HSの幅は、連通路の幅よりも広く形成されている。
本実施形態の車体構造によれば、連通路RNの毛細管現象によって排水部材HBの表面SFに付着した水を積極的に排水通路HSに引き込むことができる。また、連通路RNよりも幅の広い排水通路HSによって、連通路RNによって引き込んだ水を素早く排出することができるので、より多くの水を引き込むことができる。
図2に示すように、排水部材HBの表面SFは、フロントガラス11の表面よりも車体FMに近い位置に設けられている。すなわち、排水部材の表面SFとフロントガラス11の表面との間には段差が設けられている。フロントガラス11の表面に流れる風が排水部材HB側に流れる際に、段差の位置で負圧が発生する。段差の位置で発生した負圧によりフロントガラス11の表面側の水Wを排水部材HB側に引き込むことができるため、より効果的に排水部材HBで排水することができる。
排水部材HBは左右の縁部を有しており、左側の縁部でフロントガラス11と接し、フロントガラスとが接する左側の縁部に対して反対側の縁部である右側の縁部に沿って外表部材EMが設けられている。ここで、外表部材EMとしては、例えば、フロントピラーの表面が露出する構造の他、別体のフロントピラーモールの表面が露出する構造も含まれる。
図3(a)は本実施形態の車体構造における排水部材HBの構成を示す図であり、図3(b)は比較例を示す図である。図3(b)に示す比較例では、排水部材HBの表面SFと外表部材EMの表面(破線部)との間に段差が設けられている構成を示している。両表面の間に段差が設けられていると、フロントガラス11から外表部材EMに向かう風の流れは矢印で示すように図中傾斜方向に変化し、外表部材EMの表面に負圧が発生し得る。外表部材EMの表面に負圧が発生すると、水Wは排水部材HBの表面SF上を外表部材EM側に通り過ぎてしまい、連通路RNに水Wを引き込みにくくなる。
本実施形態の車体構造における排水部材HBでは、図3(a)に示すように、排水部材HBの表面SFと外表部材EMの表面とは略面一に構成されている。排水部材HBおよび外表部材EMの間でそれぞれの表面を略面一に構成することにより、両表面の境界近傍に位置する外表部材EMの表面に負圧が発生するのを防ぐことができる。係る構成により、表面SF上の水Wを、より効果的に連通路RNに引き込み、排水部材HBで排水することができる。尚、略面一とは、外表部材EMの表面に負圧が発生しない程度の段差を許容するものである。
図4(a)において、T1はフロントガラス11の表面における表面張力を示し、T2はフロントガラス11のガラス端磨き部における表面張力を示している。また、T3は排水部材HBの表面における表面張力を示し、T4は連通路RNにおける表面張力を示し、T5は連通路RNと連通する排水通路HSの表面張力を示している。
ここで、排水部材HBの表面SFは、表面SFにおける表面張力T3がフロントガラス11の表面における表面張力T1よりも大きくなるように構成されている。これにより、排水部材HBの表面張力T3のほうがフロントガラス11の表面張力T1よりも大きいため、フロントガラス11側から排水部材HB側に水Wを積極的に引き込むことが可能になる。
また、連通路RNは、連通路RNの表面張力T4が排水部材HBの表面SFにおける表面張力T3よりも大きくなるように構成されている。これにより、連通路RNの表面張力T4のほうが排水部材HBの表面張力T3よりも大きいため、排水部材HBの表面SF側から連通路RN側に水Wを積極的に引き込むことが可能になる。
例えば、図4(a)に示すように、連通路RNの表面と排水通路HSの当該連通路RNと接する面とが成す角φは鈍角になるように、連通路RNと排水通路HSは構成されている。連通路RNと連通する排水通路HSの表面張力をT5とすると、排水通路HSは、排水通路HSの表面張力T5が連通路RNの表面張力T4よりも大きくなるように構成されている。係る構成によれば、連通路から出た水Wを排水通路HSの表面張力T5で引き出すことができるので、より効果的に連通路RNから排水通路HSに水Wを排出することができる。
フロントガラス11の表面上にある水W(水滴)を排水部材HBで排水する水Wの経路は、フロントガラス11の表面→フロントガラス11のガラス端磨き部→排水部材HBの表面→連通路RN→排水通路HSであり、係る経路に引き込まれた水は排水通路HSから車外に排出される。
ここで、フロントガラス11のガラス端磨き部における表面張力T2は、フロントガラス11の表面における表面張力T1に比べて小さいため、水W(水滴)を移動させるために何らかの力が必要になる。本実施形態の車体構造では、フロントガラス11の表面と、排水部材HBの表面SFとの間に段差を設け、段差の位置で発生した負圧によりフロントガラス11の表面側の水Wを排水部材HB側に引き込むようにしている。排水部材HBの表面SFにおいて、水Wが連通路RNに到達すれば、毛細管現象を利用した排水が可能になる。
図4(b)は、フロントガラス11のガラス端磨き部の形状を例示する図であり、実線で示す磨き形状11aに比べて破線で示すガラス端磨き部の形状11bのようにガラス端磨き部の曲率半径を、より小さくすることにより、より大きな負圧を得ることも可能である。
連通路RNの一端から他端までの長さ(Z)は、以下の(1)式を満たす長さである。
Z<2Tcosθ/(γr)・・・・(1)
T:連通路RNの表面張力
θ:連通路RNの表面と水との接触角
γ:水の比重
r:連通路RNの幅/2
ここで、接触角とは、連通路(固体)の表面が液体及び気体と接触しているとき、この3つの相の接触する境界線において液体面が固体面と成す角度のことである。一般的には表面張力の小さい固体はぬれやすく、液体が付着したときの接触角は鋭角になり、表面張力の大きい固体はぬれにくく、液体が付着したときの接触角は鈍角になる傾向を示す。毛細管現象による水Wの引き込み変位(H)は(1)式によりH=2Tcosθ/(γr)で示され、連通路RNの長さ(Z)を水Wの引き込み変位(H)よりも短くすることにより、排水部材HBの表面SFから引き込んだ水Wを確実に排水通路HSまで引き込むことができるので、より効果的に排水することが可能になる。
T:連通路RNの表面張力
θ:連通路RNの表面と水との接触角
γ:水の比重
r:連通路RNの幅/2
ここで、接触角とは、連通路(固体)の表面が液体及び気体と接触しているとき、この3つの相の接触する境界線において液体面が固体面と成す角度のことである。一般的には表面張力の小さい固体はぬれやすく、液体が付着したときの接触角は鋭角になり、表面張力の大きい固体はぬれにくく、液体が付着したときの接触角は鈍角になる傾向を示す。毛細管現象による水Wの引き込み変位(H)は(1)式によりH=2Tcosθ/(γr)で示され、連通路RNの長さ(Z)を水Wの引き込み変位(H)よりも短くすることにより、排水部材HBの表面SFから引き込んだ水Wを確実に排水通路HSまで引き込むことができるので、より効果的に排水することが可能になる。
<実施形態のまとめ>
構成1.上記実施形態の車体構造(例えば20)は、ガラス(例えば11)の縁に沿って配置された排水部材(例えばHB)を備える車体構造であって、
前記排水部材(HB)は、
車両の車外側に露出する表面(例えばSF)と、
前記ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路(例えばHS)と、
前記排水通路に一端が連通し、他端が前記排水部材の表面と連通している連通路(例えばRN)と、を有し、
前記連通路は、毛細管現象により前記表面から水を前記排水通路に引き込む幅に形成され、
前記排水通路の前記方向に対して直交する方向の幅は、前記連通路の幅よりも広く形成されていることを特徴とする。
構成1.上記実施形態の車体構造(例えば20)は、ガラス(例えば11)の縁に沿って配置された排水部材(例えばHB)を備える車体構造であって、
前記排水部材(HB)は、
車両の車外側に露出する表面(例えばSF)と、
前記ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路(例えばHS)と、
前記排水通路に一端が連通し、他端が前記排水部材の表面と連通している連通路(例えばRN)と、を有し、
前記連通路は、毛細管現象により前記表面から水を前記排水通路に引き込む幅に形成され、
前記排水通路の前記方向に対して直交する方向の幅は、前記連通路の幅よりも広く形成されていることを特徴とする。
構成1の実施形態によれば、連通路RNの毛細管現象によって排水部材HBの表面SFに付着した水を積極的に排水通路HSに引き込むことができる。また、連通路RNよりも幅の広い排水通路HSによって、連通路RNによって引き込んだ水を素早く排出することができるので、より多くの水を連通路RNから排水通路HSに引き込むことができる。
構成2.上記実施形態の車体構造(20)において、前記連通路(RN)は、前記ガラスの縁に沿った方向に形成されていることを特徴とする。
構成2の実施形態によれば、ガラスの縁に沿った方向に形成されている連通路RNの毛細管現象によって、排水部材HBの表面SFに付着した、より多くの水を積極的に排水通路HSに引き込むことができる。また、連通路RNよりも幅の広い排水通路HSによって、連通路RNによって引き込んだ水を素早く排出することができる。
構成3.上記実施形態の車体構造(20)において、前記ガラスはフロントガラス(例えば11)であり、
前記表面(SF)は、前記フロントガラスの表面よりも車体(例えばFM)に近い位置に設けられていることを特徴とする。
前記表面(SF)は、前記フロントガラスの表面よりも車体(例えばFM)に近い位置に設けられていることを特徴とする。
構成3の実施形態によれば、ガラスの表面に流れる風が排水部材HB側に流れる際に、段差の位置で負圧が発生する。段差の位置で発生した負圧によりガラスの表面側の水を排水部材HB側に引き込むことができるため、より効果的に排水部材HBで排水することができる。
構成4.上記実施形態の車体構造(20)において、前記ガラスはフロントガラスであり、
前記排水部材と前記フロントガラスとが接する縁部に対して反対側の縁部に沿って設けられている外装部材(例えばEM)を更に備え、
前記外装部材の表面は、前記排水部材の表面と略面一に設けられていることを特徴とする。
前記排水部材と前記フロントガラスとが接する縁部に対して反対側の縁部に沿って設けられている外装部材(例えばEM)を更に備え、
前記外装部材の表面は、前記排水部材の表面と略面一に設けられていることを特徴とする。
構成4の実施形態によれば、排水部材HBおよび外表部材EMの間でそれぞれの表面を略面一に構成することにより、両表面の境界近傍に負圧が発生するのを防ぐことができる。係る構成により、排水部材HBの表面SF上の水を、より効果的に連通路RNに引き込み、排水部材HBで排水することができる。
構成5.上記実施形態の車体構造(20)において、前記排水部材(HB)の表面(SF)における表面張力(例えばT3)は前記ガラス(11)の表面における表面張力(例えばT1)よりも大きいことを特徴とする。
構成5の実施形態によれば、ガラス側から排水部材側に水を積極的に引き込むことが可能になる。
構成6.上記実施形態の車体構造(20)において、前記連通路(RN)の表面張力(例えばT4)は前記排水部材(HB)の表面(SF)における表面張力(T3)よりも大きいことを特徴とする。
構成6の実施形態によれば、排水部材HBの表面SF側から連通路RN側に水を積極的に引き込むことが可能になる。
構成7.上記実施形態の車体構造(20)において、前記連通路の表面と前記排水通路の当該連通路と接する面とが成す角は鈍角であることを特徴とする。
構成7の実施形態によれば、連通路から出た水を排水通路HSの表面張力T5で引き出すことができるので、より効果的に連通路RNから排水通路HSに水を排出することができる。
構成8.上記実施形態の車体構造(20)において、前記連通路の一端から他端までの長さ(Z)は、以下の式
Z<2Tcosθ/(γr)
T:連通路の表面張力
θ:連通路の表面と水との接触角
γ:水の比重
r:連通路の幅/2
を満たす長さであることを特徴とする。
Z<2Tcosθ/(γr)
T:連通路の表面張力
θ:連通路の表面と水との接触角
γ:水の比重
r:連通路の幅/2
を満たす長さであることを特徴とする。
構成8の実施形態によれば、排水部材HBの表面SFから引き込んだ水を確実に排水通路HSまで引き込むことができるので、より効果的に排水することが可能になる。
11:フロントガラス、20:車体構造、HB:排水部材、
HS:排水通路、RN:連通路
HS:排水通路、RN:連通路
Claims (8)
- ガラスの縁に沿って配置された排水部材を備える車体構造であって、
前記排水部材は、
車両の車外側に露出する表面と、
前記ガラスの縁に沿った方向に延び、中空に形成された排水通路と、
前記排水通路に一端が連通し、他端が前記排水部材の表面と連通している連通路と、を有し、
前記連通路は、毛細管現象により前記表面から水を前記排水通路に引き込む幅に形成され、
前記排水通路の前記方向に対して直交する方向の幅は、前記連通路の幅よりも広く形成されている
ことを特徴とする車体構造。 - 前記連通路は、前記ガラスの縁に沿った方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
- 前記ガラスはフロントガラスであり、
前記表面は、前記フロントガラスの表面よりも車体に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。 - 前記ガラスはフロントガラスであり、
前記排水部材と前記フロントガラスとが接する縁部に対して反対側の縁部に沿って設けられている外装部材を更に備え、
前記外装部材の表面は、前記排水部材の表面と略面一に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車体構造。 - 前記排水部材の表面における表面張力は前記ガラスの表面における表面張力よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車体構造。
- 前記連通路の表面張力は前記排水部材の表面における表面張力よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車体構造。
- 前記連通路の表面と前記排水通路の当該連通路と接する面とが成す角は鈍角であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車体構造。
- 前記連通路の一端から他端までの長さ(Z)は、以下の式
Z<2Tcosθ/(γr)
T:連通路の表面張力
θ:連通路の表面と水との接触角
γ:水の比重
r:連通路の幅/2
を満たす長さであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の車体構造。
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