JP2661627B2 - 液体の垂れ落ち防止装置 - Google Patents
液体の垂れ落ち防止装置Info
- Publication number
- JP2661627B2 JP2661627B2 JP4215373A JP21537392A JP2661627B2 JP 2661627 B2 JP2661627 B2 JP 2661627B2 JP 4215373 A JP4215373 A JP 4215373A JP 21537392 A JP21537392 A JP 21537392A JP 2661627 B2 JP2661627 B2 JP 2661627B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge
- liquid
- receiving member
- main body
- prevention device
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【０００１】
【発明の利用分野】この発明は液体の垂れ落ち防止装置
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】各種の加工機械装置において、潤滑油等
の液体が機械装置の外表面に漏出して機械装置の外側面
を伝って床面上に垂れ落ちることがある。また、厨房機
器等においては、洗浄に用いた水が飛び跳ねて上面から
外側面を伝って床面上に垂れ落ちることがある。その
他、周知のように、窓ガラス等に付着した雨水や結露水
も自然に垂れ落ち、窓枠などを濡らせることがある。
の液体が機械装置の外表面に漏出して機械装置の外側面
を伝って床面上に垂れ落ちることがある。また、厨房機
器等においては、洗浄に用いた水が飛び跳ねて上面から
外側面を伝って床面上に垂れ落ちることがある。その
他、周知のように、窓ガラス等に付着した雨水や結露水
も自然に垂れ落ち、窓枠などを濡らせることがある。
【０００３】このような液体の垂れ落ちによって床面等
を汚したり、濡らせる不都合を避けるために、従来から
知られている垂れ落ち防止装置は、落下部分にオイルパ
ンや樋を設置したり、油切り、水切りなどを設けること
が行われていた。
を汚したり、濡らせる不都合を避けるために、従来から
知られている垂れ落ち防止装置は、落下部分にオイルパ
ンや樋を設置したり、油切り、水切りなどを設けること
が行われていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のごとき
垂れ落ち防止装置は、いずれも機械装置等の外方に突き
出すため機械装置の美感を損うばかりでなく、機械装置
の作動に干渉を生じたり、作業者による取扱い上の支障
になる不都合があった。
垂れ落ち防止装置は、いずれも機械装置等の外方に突き
出すため機械装置の美感を損うばかりでなく、機械装置
の作動に干渉を生じたり、作業者による取扱い上の支障
になる不都合があった。
【０００５】そこで、この発明は、垂れ落ちる際の液体
の性質を利用し、上記のごとき不都合を解消した垂れ落
ち防止装置を提供することを目的とする。
の性質を利用し、上記のごとき不都合を解消した垂れ落
ち防止装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は図１に示すように、液体の雫（しず
く）即ち液滴Ｄが伝わって流れ落ちる側面１を有すると
共に、該側面１の下端に水平の下面２を形成した装置本
体３と、上記下面２の下方に設置される液体の受け部材
４とから成る。上記の受け部材４に上記装置本体３の側
面１に沿って延びたエッジ５を設け、そのエッジ５の先
端面６を上記側面１と同一面に位置せしめると共に、該
エッジ５の上端と上記下面２との間隙Ｇを液体の種類に
応じて１ｍｍ〜３ｍｍの範囲に設定し、上記エッジ５の
内側面７に該受け部材４の内方に向けて下降する傾斜を
付与した構成としたものである。
めに、この発明は図１に示すように、液体の雫（しず
く）即ち液滴Ｄが伝わって流れ落ちる側面１を有すると
共に、該側面１の下端に水平の下面２を形成した装置本
体３と、上記下面２の下方に設置される液体の受け部材
４とから成る。上記の受け部材４に上記装置本体３の側
面１に沿って延びたエッジ５を設け、そのエッジ５の先
端面６を上記側面１と同一面に位置せしめると共に、該
エッジ５の上端と上記下面２との間隙Ｇを液体の種類に
応じて１ｍｍ〜３ｍｍの範囲に設定し、上記エッジ５の
内側面７に該受け部材４の内方に向けて下降する傾斜を
付与した構成としたものである。
【０００７】
【作用】装置本体３の側面１を伝わって流れ落ちる液滴
Ｄが側面１の下端に達すると（図２（ａ）参照）、その
液滴Ｄは下面２に次第に移行する（図２（ｂ）参照）。
この移行途中において液滴Ｄは間隙Ｇ以上に下方へ垂れ
ないので、エッジ５の上端に接触しない。
Ｄが側面１の下端に達すると（図２（ａ）参照）、その
液滴Ｄは下面２に次第に移行する（図２（ｂ）参照）。
この移行途中において液滴Ｄは間隙Ｇ以上に下方へ垂れ
ないので、エッジ５の上端に接触しない。
【０００８】液滴Ｄの全体が下面２に移行するとその自
重により下方へ垂れ下がり、エッジ５の内側面７に接触
する（図２（ｃ）参照）。この接触により液滴Ｄの形が
崩れ（図２（ｄ）参照）、ついに下面２から離れてエッ
ジ５の内側面を伝って受け部材の内方へ流れ込む。
重により下方へ垂れ下がり、エッジ５の内側面７に接触
する（図２（ｃ）参照）。この接触により液滴Ｄの形が
崩れ（図２（ｄ）参照）、ついに下面２から離れてエッ
ジ５の内側面を伝って受け部材の内方へ流れ込む。
【０００９】なお、側面１と下面２のコーナ部分にＲ
（アール）又は面を付けるか、又は内方に向けて負圧力
を掛けると、液滴Ｄを側面１の下端から下面２側へ一層
確実に移行させることができる。
（アール）又は面を付けるか、又は内方に向けて負圧力
を掛けると、液滴Ｄを側面１の下端から下面２側へ一層
確実に移行させることができる。
【００１０】
【実施の形態】図３はこの発明を流し台に適用した実施
の形態を示すものである。即ち、流し台本体３’の側面
１の途中に水平方向の溝８を形成している。その溝８の
上内壁２’は上記側面１と直角をなし、その上内壁２’
に対向して下内壁側に受け部材４が設けられる。
の形態を示すものである。即ち、流し台本体３’の側面
１の途中に水平方向の溝８を形成している。その溝８の
上内壁２’は上記側面１と直角をなし、その上内壁２’
に対向して下内壁側に受け部材４が設けられる。
【００１１】上記の受け部材４はエッジ５を有し、その
エッジ５の先端面６は上記の側面１と同一面にあり、エ
ッジ５の上端と上内壁２’との間は１ｍｍ〜３ｍｍの間
隙Ｇが設けられる。また、エッジ５の内側面７は溝８の
内方に向けて下降傾斜している。
エッジ５の先端面６は上記の側面１と同一面にあり、エ
ッジ５の上端と上内壁２’との間は１ｍｍ〜３ｍｍの間
隙Ｇが設けられる。また、エッジ５の内側面７は溝８の
内方に向けて下降傾斜している。
【００１２】流し台本体３’の上面から側面１に垂れた
水滴は、前記図２において説明した作用により内側面７
を伝って受け部材４の内方へ集められる。受け部材４に
集められた液体は適宜な手段により外部に排出される。
水滴は、前記図２において説明した作用により内側面７
を伝って受け部材４の内方へ集められる。受け部材４に
集められた液体は適宜な手段により外部に排出される。
【００１３】上記の実施形態は、流し台に適用した場合
であるが、この発明は各種機械装置における漏油の垂れ
落ち防止、自動車の窓の雨滴の垂れ落ち防止に適用する
ことができる。
であるが、この発明は各種機械装置における漏油の垂れ
落ち防止、自動車の窓の雨滴の垂れ落ち防止に適用する
ことができる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、この発明は側壁を伝って
垂れ落ちる液滴が、その下端において若干下面側へ移行
してから落下するという自然現象を利用し、下面側へ移
行した時点で受け部材のエッジの傾斜した内側面に接触
させて該受け部材の内方へ案内するようにしたものであ
るから、受け部材の先端面は装置本体の側面と同一面上
にあって外部に突き出すことがない。このため機械装置
等の美感を損うことがなく、また機械装置等の作動上の
干渉を生じることがなく、更に作業者による取扱い上の
支障にもなることがない。
垂れ落ちる液滴が、その下端において若干下面側へ移行
してから落下するという自然現象を利用し、下面側へ移
行した時点で受け部材のエッジの傾斜した内側面に接触
させて該受け部材の内方へ案内するようにしたものであ
るから、受け部材の先端面は装置本体の側面と同一面上
にあって外部に突き出すことがない。このため機械装置
等の美感を損うことがなく、また機械装置等の作動上の
干渉を生じることがなく、更に作業者による取扱い上の
支障にもなることがない。
【図１】この発明の装置の一部を示す断面図
【図２】（ａ）〜（ｅ）この発明の作用の説明図
【図３】（ａ）実施形態の一部斜視図 （ｂ）同上の一部拡大断面図
１ 側面 ２ 下面 ２’ 上内壁 ３ 装置本体 ３’ 流し台本体 ４ 受け部材 ５ エッジ ６ 先端面 ７ 内側面 ８ 溝
Claims (1)
- 【請求項１】 液滴が伝わって流れ落ちる側面を有する
と共に、該側面の下端に水平の下面が形成された装置本
体と、上記下面の下方に設置される液体の受け部材とか
ら成り、上記受け部材に上記装置本体の側面に沿って延
びたエッジを設け、上記エッジの先端面を上記側面と同
一面上に位置せしめると共に、該エッジの上端と上記下
面との間隙を液体の種類に応じて１ｍｍ〜３ｍｍの範囲
に設定し、上記エッジの内側面に該受け部材の内方に向
けて下降する傾斜を付与して成る液体の垂れ落ち防止装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215373A JP2661627B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 液体の垂れ落ち防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4215373A JP2661627B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 液体の垂れ落ち防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08152008A JPH08152008A (ja) | 1996-06-11 |
| JP2661627B2 true JP2661627B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=16671226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4215373A Expired - Fee Related JP2661627B2 (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 液体の垂れ落ち防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2661627B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6420394B2 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-11-07 | 本田技研工業株式会社 | 車体構造 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5754461U (ja) * | 1980-09-13 | 1982-03-30 | ||
| JPS60161538U (ja) * | 1984-04-05 | 1985-10-26 | 三菱電機株式会社 | タレツト旋盤用切削油分配器 |
| JPS6271839A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-02 | Toray Ind Inc | 酸素分析装置 |
| JP3068754U (ja) * | 1999-11-04 | 2000-05-16 | 國吉 小池 | 洗眼器 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP4215373A patent/JP2661627B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08152008A (ja) | 1996-06-11 |
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Legal Events
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