JP3068754U - 洗眼器 - Google Patents

洗眼器

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JP3068754U
JP3068754U JP1999008436U JP843699U JP3068754U JP 3068754 U JP3068754 U JP 3068754U JP 1999008436 U JP1999008436 U JP 1999008436U JP 843699 U JP843699 U JP 843699U JP 3068754 U JP3068754 U JP 3068754U
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bubble
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small
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JP1999008436U
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國吉 小池
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國吉 小池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水の中を浮上する泡の撹乱作用に着目し、こ
の撹乱作用を洗眼に結びつけ、眼球に当たっても痛める
ことのない、目に優しい洗眼器具を開発する。 【解決手段】本考案洗眼器は、泡の撹乱作用を惹起する
高さを有する水を貯留可能な容器1を配し、該容器内に
天端が容器頭部に達する気泡筒2を立設し、気泡筒2の
頭部には気泡を小泡に分割させる細径管群3を配設する
と共に、該気泡筒2の下部に空気を吹き込むエアー管4
を臨ませて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家庭において簡単に使用できる洗眼器に関し、更に詳細には、泡の 浮上による撹乱作用を利用した洗眼器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗眼器に関しては下記の如き幾つかの提案がなされている。 例えば、実開昭55−54119号公報には、洗眼液噴出管を設けその噴出孔 からの洗眼液を液の貯蔵部へ噴出させて洗眼者が下方を向いた状態で洗眼できる ようにした器具が提案されている。
【0003】 特開昭63−99863号公報には、管体の出口部に多孔の噴出板体を着脱 自在に備え、入口部を水道水の供給管出口部に着脱自在とすることにより、適宜 な場所で、随時使用できる簡便なアイシャワーを実現する器具が提案されている 。
【0004】 特開平3−109068号には、上部容器に洗眼液が噴出する噴出柱を設け、 下部容器に上部容器を接合し蓋を嵌合して一体化することにより、小型で、携帯 に便利で、かつ構造が簡単で、手軽に洗眼できるようにした洗眼容器が提案され ている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、これら洗顔器は、いずれも液の貯留部又は水道管から水を噴出させ、 それを直接眼にあてて洗浄しようとするものであるから、相当の圧力を有する噴 出水が眼球を押圧することとなる。且つ、それはベクトル的に眼球に向かって垂 直に働く力であり、眼球表面を洗い流す方向の流れにはならない。従って、眼球 を痛める恐れが大きいと共に、洗浄効果の低いものであった。 又、この噴出圧力を微妙に調整しようとすると、複雑な部品を要し、家庭用に 簡便に使用すべき器具の価格が高価になるという欠点を有している。 そこで、本考案者は、水の中を浮上する泡の撹乱作用に着目し、この撹乱作 用を洗眼に結びつけ、眼球に当たっても痛めることのない、目に優しい洗眼器具 を開発しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案洗眼器は、泡の撹乱作用を惹起する高さを有する水を貯留可能な容器を 配し、該容器内に天端が容器頭部に達する気泡筒を立設し、気泡筒の頭部には気 泡を小泡に分割させる細径管群を配設すると共に、該気泡筒の下部に空気を吹き 込むエアー管を臨ませて構成される。
【0007】
【考案の実施の形態】
本考案洗眼器は、容器1と、その内部に立設する気泡筒2と、該気泡筒内頭部 に配設する細径管群3と、気泡筒の底部に臨んで空気を送り込むエアー管4とか ら成る。
【0008】 先ず、容器1は、一定量の水を蓄えることのできる容量で、且つ、一定の高さ を有したものでなければならない。 一定量の水とは、洗眼に必要な水を蓄えると共に後述の泡の上昇によって撹乱 作用を起こすに必要な水の量をいう。 又、一定の高さとは、後述のエアー管4を出た泡が上昇し、最上部で破裂して 撹乱作用を惹起するに必要な圧力差を保つ高さをいい、具体的には、約130m m程度の高さである。
【0009】 次に、該容器1内に天端が容器頭部に達する気泡筒2を立設する。 即ち、気泡筒2は、後述のエアー管4から送られた空気が泡となって上昇する 筒体を形成するもので、両目の間隔に合わせて直径約30mm程度の筒を適当間 隔を保って二つ併設させる。但し、片目づつ洗眼するタイプには、併設でなく、 一個だけでも良い。
【0010】 そして、該気泡筒2内頭部には、細径管群3を配設する。 該細径管群3は、後述のエアー管4から吹き込まれた空気が泡となって上昇し 、気泡管2頭部で破裂させて撹乱流を起こすにあたって、その気泡を小さな泡へ と分割させて、小さな撹乱流を多数起こそうとするもので、当たる目に優しい刺 激とすると共に洗眼作用を向上させようとするものである。 具体的には、図示の如く、直径5mm程度の細径管を15本程度まとめて管群 を構成し、それを気泡管2の頭部に配設する。
【0011】 更に、気泡管2の底部に臨ませて、泡を発生させるための空気を導く、エアー 管4を配設する。 該エアー管4には、小型のエアーポンプを配設し、該ポンプは片目タイプのも の(気泡筒が一つのもの)には一つの吹き出し口があれが良いが、両目タイプの もの(気泡筒を二つ併設させたもの)には二つの吹き出し口を有するものを用い る。 又、もう一つの態様は、先端部を可撓性のストロー状とし、その先を人の口に くわえることのできる吹き込み部を形成するものである。 これは、構造が簡潔であると同時に、後述の泡の洗浄の際に、使用者が泡の吹 き出し状態を自らの感覚で強弱を微妙に調整できる利点があるが、主に片目タイ プに好適である。
【0012】 又、必要に応じて、該細径管群3の下方に気泡筒2内に3本程度が挿入可能な 中程度の太さの調整管5を配設する。これは、後述のエアー管4からの空気を上 記細径管群3に導くにあたって、その噴出力を調整しようとするものである。
【0013】 その他、容器1の頭部には、容器内部に塵、埃等の侵入を防ぐ為の網体6を被 せるのが望ましい。 又、容器1の上部には、溢出した水を溜める受皿7、又は、洗眼すべき眼を撹 乱流の噴出してくる位置に臨ませるためのフード等を設けるのが望ましい。
【0014】 次いで、本実施態様の作用を説明する。 本考案洗眼器を使用するには、先ず、容器1の上部から水道水等を流し込んで 、容器1の頭部に達するまで水をいっぱいに満たす。
【0015】 そして、洗浄すべき左又は右の眼のいずれか一方を受皿7の所定の位置に当て 、瞼を開いて眼が露出した状態にしておく。
【0016】 次いで、エアー管4から空気を吹き込んで、その先端部4aから気泡を噴出さ せるが、これには前述の如く、使用者の口から吹き込む場合と、ポンプで機械的 に行う場合とがある。 ポンプで行う場合は、ポンプのスイッチを入力し、その吐出力で空気を送り込 み、使用者の口から吹き込む場合には、エアー管4の基端を口にくわえて、そこ から息を吹き込む。
【0017】 そして、エアー管4から噴出された空気は、先端4aが細径の管で形成されて いるから、そこで球形の泡となり、その体積分の浮力を受けて気泡筒2内を上昇 し、上昇に連れて圧力の減少によって体積を増大させていく。そして、該泡が最 上部の空気との界面に達したとき、水圧は最小となり、水中の泡は空気層に向か って放出され、一種の泡の破裂現象が惹起される。 このとき、気泡筒2の頭部には細径管群3が形成されているので、上記気泡筒 2内を上昇してきた泡は、破裂する手前で該細径管群3のいずれかの細径管に分 割されて侵入する。 すると、その細径管群3内では、大きな泡が、直径5mm程度の小泡となり、 それが管内の水を押し上る。そして、界面で破裂し、この泡の破裂エネルギーと 水の粘性によって水の撹乱作用が惹起され、泡の空中への放出と同時に、水が渦 流となって上方へと飛び出すが、その過流は多数の細径管で構成されているので 、小さな渦流が多数の群となって天端で合流する。
【0018】 そして、上述の如く、気泡筒2の上方に使用者が瞼目を開いて眼球を露出した 状態にしていると、そこに飛翔した水が当たり、渦流が眼の表面を横方向に流れ 、即ち、眼球を洗浄する。 このとき、該飛翔した渦流の水は、噴射水ではないので、強い噴射圧力を伴わ ず、圧力としては極めて弱いものである。そして、その当たるベクトルとしての 方向は、眼球に対し垂直方向に向かうものは少なく、渦流として各方向に分散さ れたものであるから、眼球を押圧する方向には働かず、この意味で、本洗眼器の 渦流は目に優しい水流となる。
【0019】 且つ、これが上記の如く、各泡が細径管群3によって小泡に分割されているの で、小さな泡が小渦を形成し、それが群となって合流するので、一層優しい水流 となる。
【0020】 同時に、この渦流が、ベクトル的に一方向に偏らず、多方向に分散されること は、例えば、目に微細なゴミが付着していた場合、それを多方向から洗い流す力 が働くこととなり、洗浄効果の高いものとなり、細径管群3はこの洗浄効果をも 高める。
【0021】 又、該細径管群3の下方に調整管5を配設すると、エアー管4からの空気が該 調整管5に入り、浮上力が抑制されるので、噴出力を調整することができる。
【0022】 尚、このエアー管4からの空気の吹き込みは、ポンプを利用すれば省力的とな り、又一方、使用者の口を利用した吹き込みとすると、水流が目に当たる感触に よって、その吹き込みの程度を微妙に、且つ、瞬時に調整することができる。
【0023】
【考案の効果】
以上の構成及び作用に基づく本考案は、小さな泡によって分割された渦流によ って眼球を傷つけない優しい洗浄とすることができるので、長期間使用しても、 眼に悪影響を与えない優れた洗眼器となる。 又、構造が簡潔で製造が容易であるから、経済的に安価に量産することができ 、 一人に一台備えることで、何時でも、何処でも簡単に使用ができる。この結果、 花粉症や、鼻詰まり、老人性の目やに、目のゴミ、コンタクトレンズの入れ換え 時、風邪の初期症状等に広く利用することができる実効性に富んだ考案となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案洗眼器の一部切欠斜視図。
【符号の説明】
1 容器 2 気泡筒 3 細径管群 4 エアー管 5 調整管 6 網体 7 受皿

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泡の撹乱作用を惹起する高さを有する水
    を貯留可能な容器を配し、該容器内に天端が容器頭部に
    達する気泡筒を立設し、気泡筒の頭部には気泡を小泡に
    分割させる細径管群を配設すると共に、該気泡筒の下部
    に空気を吹き込むエアー管を臨ませたことを特徴とする
    洗眼器。
JP1999008436U 1999-11-04 1999-11-04 洗眼器 Expired - Lifetime JP3068754U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08152008A (ja) * 1992-07-03 1996-06-11 Heiwa Purano Miller:Kk 外観及び機能性の良い液体のポタ落ち及びタレの防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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