JP6303189B2 - 車両のフロントガラス周縁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のフロントガラスの周縁構造に関する。
これに関連する技術が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の技術では、図8、図9に示すように、ボディ100のルーフパネル101の前端縁と左右のフロントピラー103との位置にフロントガラス105が収納される窪み部K(図9参照)が形成されている。窪み部Kの底位置には、フロントガラス105によって塞がれる前面側開口部106が形成されており、その前面側開口部106の外周縁にフロントガラス105の周縁が固定されるフロントガラス固定部101kが設けられている。即ち、フロントガラス固定部101kは、図9に示すように、ルーフパネル101及び左右のフロントピラー103の意匠面101m,103mに対して窪んだ位置に形成されている。そして、フロントガラス固定部101kに固定されたフロントガラス105の周縁と窪み部Kの側壁面101e,103e間に形成された溝部Mが蓋状のモール107によって塞がれている。モール107は、フロントガラス105に固定される固定部107sと、その固定部107sから窪み部Kの側壁面101e,103eの方向に張り出して、弾性変形した状態で側壁面101e,103eに押し付けられるリップ部107rとを有している。
特開平10−035272号公報
上記フロントガラス105の周縁構造では、車両の走行中に、図8の点線に示すように、空気(風)がエンジンルームからフロントガラス105の周縁と窪み部Kの側壁面101e,103e間に形成された溝部M内に流入する。そして、前記空気がフロントピラー103に沿ってルーフパネル101の位置まで導かれる。このため、前記溝部Mを塞ぐモール107のリップ部107rには、溝部M内の空気圧がそのリップ部107rを前記溝部Mの外側に押し出す方向に加わるようになる(押出力)。また、車両の走行中には、空気がフロントガラス105に沿って上方、及び左右方向に流れるため、その空気の流れに起因する負圧がモール107のリップ部107rを前記溝部Mの外側に引き出す方向に作用する(引出力)。
前記押出力と引出力との和がモール107のリップ部107rの弾性力よりも大きくなると、モール107のリップ部107rの先端が窪み部Kの側壁面101eに対して上方に位置ずれする。そして、前記リップ部107rの先端と窪み部Kの側壁面101e間に隙間が生じると、前記溝部M内の空気が外に逃げて前記押出力と引出力とが減少する。これにより、モール107のリップ部107rの先端が自身の弾性力で元の位置に戻される。この動作が繰り返されることで、モール107のリップ部が振動し、異音が発生する。特に、前記押出力と引出力とはルーフパネル101の前端縁で大きくなるため、ルーフパネル101の近傍で異音が発生し易くなる。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、車両走行時におけるモールのリップ部(先端部)の異音を防止することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。請求項1の発明は、車両のボディに形成されており、フロントガラスによって塞がれる前面側開口部と、その前面側開口部の外周縁に位置しており、前記フロントガラスが固定されるフロントガラス固定部と、前記フロントガラス固定部を底位置に備えており、前記フロントガラスの周縁を収納する窪み部と、前記窪み部に収納された前記フロントガラスの周縁とその窪み部の側壁面間に形成された溝部を蓋状に塞ぐモールとを備える車両のフロントガラス周縁構造であって、前記モールには、前記溝部内の空気を外部に逃がすことが可能な圧抜き部が設けられており、前記圧抜き部は、貫通穴であることを特徴とする
本発明によると、モールには、溝部内の空気を外部に逃がすことが可能な圧抜き部が設けられている。このため、車両の走行中に溝部内に流入した空気がモールの圧抜き部から外部に逃がされる。これにより、モールを溝部の外側に押し出そうとする空気圧(押出力)が減少する。また、圧抜き部から溝部内の空気が外部に逃がされることで、フロントガラスに沿って車室の屋根側に流れる空気によりモールに加わる負圧(引出力)も減少する。この結果、モールの先端部をボディの窪み部の側壁面に押し付ける弾性力が前記空気圧(押出力)と負圧(引出力)との和よりも十分大きくなる。これにより、モールの先端部が窪み部の側壁面に対して位置ずれすることがなく、モールの先端部における異音の発生を防止できる。また、圧抜き部の形成が容易になる。
請求項2に係る発明によると、モールには、先端部が弾性変形した状態で窪み部の側壁面に押し付けられるリップ部が設けられており、前記リップ部に前記圧抜き部が設けられている。
請求項3に係る発明によると、フロントガラスの上辺部の左端から右端間に固定されているモールのリップ部に圧抜き部が設けられている。このため、効果的にモールのリップ部で生じる異音を防止できるようになる。
請求項4に係る発明によると、圧抜き部は、フロントガラスの上辺部の左端から右端間に固定されているモールのリップ部の長手方向における中央部に設けられている。また、請求項5に係る発明によると、圧抜き部は、モールのリップ部の長手方向に複数個設けられている。このため、効果的にモールのリップ部で生じる異音を防止できるようになる。
請求項6に係る発明によると、前記モールは、前記フロントガラスの周縁に固定されている。
本発明によると、車両走行時におけるモールの先端部の異音を防止できるようになる。
本発明の実施形態1に係るフロントガラス周縁構造を備える車両の模式斜視図である。 図1のII部拡大図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 図2のIV-IV矢視断面図である。 本実施形態に係るフロントガラス周縁構造において使用される上部モールを表す平面図である。 前記上部モールの縦断面図(図5のVI-VI矢視断面図)である。 変形例に係る上部モールの平面図である。 従来のフロントガラス周縁構造を備える車両の模式斜視図である。 図8のIX-IX矢視断面図である。
[実施形態1]
以下、図1から図7に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のフロントガラス周縁構造について説明する。なお、図中の前後左右及び上下は、車両の前後左右及び上下に対応している。
<車両のフロントガラス周縁構造の概要について>
車両のボディ10を構成する車室の前部は、図1に示すように、ルーフパネル16と、そのルーフパネル16の前部を左右両側から支える支柱状のフロントピラー14(図1では左側のみ表示)とを備えている。また、左右のフロントピラー14間には、エンジンフード17の後方の位置で車幅方向延びるカウルトップパネル(図示省略)が設けられている。そして、ルーフパネル16の前端縁と、左右のフロントピラー14と、前記カウルトップパネルとに囲まれた位置に車室の前面側開口部12が形成されている。前面側開口部12はフロントガラス20によって塞がれる部分であり、その前面側開口部12の外周縁に、図3、図4に示すように、フロントガラス20の周縁を収納する窪み部Kが設けられている。即ち、ルーフパネル16の前端縁と、左右のフロントピラー14等に窪み部Kが形成されている。そして、窪み部Kの底位置にフロントガラス20の周縁裏面が固定されるフロントガラス固定部14s,16sが設けられている。
ルーフパネル16の前端縁は、図3に示すように、断面略Z字形に折り曲げられることで窪み部Kが形成されている。即ち、窪み部Kは、ルーフパネル16の意匠面16mに対して下方に折り曲げられた段差状の側壁面16eと、その側壁面16eに対してほぼ直角上方に折り曲られた内フランジ状のフロントガラス固定部16sとから構成されている。
左側のフロントピラー14の右側端縁は、図4に示すように、断面略Z字形に折り曲げられることで窪み部Kが形成されている。即ち、窪み部Kは、フロントピラー14の意匠面14mに対して下方に折り曲げられた段差状の側壁面14eと、その側壁面14eに対してほぼ直角上方に折り曲られた内フランジ状のフロントガラス固定部14sとから構成されている。同様に、右側のフロントピラー(図示省略)の左側端縁にも、内フランジ状のフロントガラス固定部(図示省略)が形成されている。さらに、前記カウルトップパネル(図示省略)には、その上面にフロントガラス固定部(図示省略)が設けられている。
<フロントガラス20について>
フロントガラス20は、図1に示すように、ボディ10の窪み部Kの平面形状に合わせて略角形に形成された二重ガラスである。フロントガラス20の左右の縦辺部裏面には、図4等に示すように、各々の縦辺部に沿って断面台形状の位置決め用突条47が固定されている。位置決め用突条47は、フロントガラス20の左右の縦辺部裏面とフロントピラー14の窪み部Kのフロントガラス固定部14s間の寸法を一定に保持する弾性部材である。これにより、フロントガラス20がフロントピラー14(窪み部K)のフロントガラス固定部14sにセットされた状態で、フロントガラス20の周縁、即ち、フロントガラス20の外周面、及び位置決め用突条47と窪み部Kの側壁面14e間には溝部Mが形成される。
フロントガラス20の左右の縦辺部の表面側には、図4に示すように、前記溝部Mを蓋状に塞ぐサイドモール40が設けられている。サイドモール40は、装飾用のモール本体部41と、ピラー側シール部43aと、ガラス側シール部43bと、前記モール本体部41の長手方向に間隔をおいて設けられた複数のフック45とから構成されている。そして、サイドモール40の各々のフック45がフロントピラー14の対応するフック受け部(図示省略)と係合することで、サイドモール40がフロントガラス20の左右の縦辺部の位置に固定される。また、フロントガラス20の上辺部裏面には、図1、図3等に示すように、その上辺部に沿って帯状のアッパモール30が固定されている。
<アッパモール30について>
アッパモール30は、フロントガラス20の上辺部裏面とルーフパネル16の窪み部Kのフロントガラス固定部16s間の寸法を一定に保持するとともに、フロントガラス20の周縁とルーフパネル16(窪み部K)の側壁面16e間に形成された溝部Mを塞ぐ弾性部材である。アッパモール30は、図3、図6に示すように、フロントガラス20の裏側に配置される固定部32、及び突条部34と、フロントガラス20の外周面から窪み部Kの側壁面16eの方向に張り出すリップ部36とから構成されている。アッパモール30の固定部32は、例えば、両面テープ52によってフロントガラス20の上辺部裏面の固定される肉厚のフランジ状に形成されており、上面に両面テープ52が貼着される平坦面32sを備えている。
アッパモール30の突条部34は、図3に示すように、フロントガラス20の上辺部裏面とルーフパネル16(窪み部K)のフロントガラス固定部16s間の寸法を一定に保持する部分である。突条部34は、図3、図6に示すように、断面角形に成形されており、フロントガラス20の外周面の近傍位置で固定部32の下面から略直角に突出するように設けられている。
アッパモール30のリップ部36は、フロントガラス20の周縁、即ち、フロントガラス20に固定されたアッパモール30の突条部34と、ルーフパネル16(窪み部K)の側壁面16e間に形成された溝部Mを蓋状に塞ぐ部分である。リップ部36は、図3に示すように、窪み部Kの側壁面16eに押し付けられて弾性変形する先端部36fを備えている。さらに、リップ部36には、図3〜図6に示すように、フロントガラス20の周縁と窪み部Kの側壁面16e間に形成された溝部M内の空気を外部に逃がす円形の貫通穴36hが形成されている。前記貫通穴36hは、図5に示すように、アッパモール30のリップ部36の長手方向における中央部と、中央部の左右両側に所定間隔おいて形成されている。
<フロントガラス20の固定について>
フロントガラス20を固定する場合には、フロントガラス20の上辺部裏面にアッパモール30の固定部32を、例えば、両面テープ52等により貼着する。同様に、フロントガラス20の左右の縦辺部裏面に位置決め用突条47を両面テープ等により貼着する。次に、フロントガラス20の周縁裏面にゴム系接着剤であるウレタン50を全周に亘って塗布する。即ち、フロントガラス20の上辺部裏面では、図3に示すように、アッパモール30の固定部32に沿ってウレタン50を塗布する。また、フロントガラス20の左右の縦辺部裏面では、図4に示すように、位置決め用突条47の幅方向外側に沿ってウレタン50を塗布する。
次に、フロントガラス20の周縁をボディ10の窪み部Kのフロントガラス固定部14s,16sと前記カウルトップパネル(図示省略)に位置合わせする。次に、この状態で、フロントガラス20をボディ10側に押圧して、フロントガラス20の周縁をボディ10の窪み部Kのフロントガラス固定部14s,16sと前記カウルトップパネルに接着する。この状態で、フロントガラス20に上辺部では、図3に示すように、アッパモール30のリップ部36がルーフパネル16の窪み部Kの側壁面16eに押し付けられて弾性変形する。そして、アッパモール30のリップ部36がフロントガラス20の周縁(アッパモール30の突条部34)と窪み部Kの側壁面16e間に形成された溝部Mを蓋状に塞ぐようになる。
次に、フロントガラス20の左右の縦辺部の表面側に、図4に示すように、サイドモール40をセットする。これにより、フロントガラス20の周縁とフロントピラー14の窪み部Kの側壁面14e間に形成された溝部Mがサイドモール40によって蓋状に塞がれるようになる。
<アッパモール30の働きについて>
車両走行中には、図1の点線に示すように、サイドモール40により塞がれた溝部M(図2、図4参照)に対してエンジンルーム等から空気が流入する。前記空気は、図2の点線矢印に示すように、フロントピラー14(窪み部K)の側壁面14e及びサイドモール40等にガイドされて上方に流れ、アッパモール30のリップ部36に塞がれた溝部M(図2、図3参照)まで導かれる。そして、前記空気は、ルーフパネル16(窪み部K)の側壁面16e及びアッパモール30のリップ部36等にガイドされて車両中央部まで導かれ、前記リップ部36の貫通穴36hから外部に逃がされる。これにより、アッパモール30のリップ部36の先端部36fを溝部Mの外側に押し出そうとする空気圧(押出力)が減少する。
また、アッパモール30のリップ部36の貫通穴36hから溝部M内の空気が逃がされることで、フロントガラス20に沿ってルーフパネル16側に流れる空気によりアッパモール30のリップ部36に加わる負圧(引出力)も減少する。この結果、アッパモール30のリップ部36の先端部36fをルーフパネル16(窪み部K)の側壁面16eに押し付ける弾性力が前記空気圧(押出力)と負圧(引出力)との和よりも十分大きくなる。これにより、アッパモール30のリップ部36が窪み部Kの側壁面16eに対して上方に位置ずれすることがなく、アッパモール30のリップ部36で異音が生じない。即ち、リップ部36の貫通穴36hが本発明の圧抜き部に相当する。
<本実施形態に係るフロントガラス20の周縁構造の長所について>
本実施形態に係るフロントガラス20の周縁構造よると、アッパモール30のリップ部36には、溝部M内の空気を外部に逃がす貫通穴36h(圧抜き部)が設けられている。このため、車両の走行中に溝部M内に流入した空気がアッパモール30のリップ部36の貫通穴36hから外部に逃がされる。これにより、アッパモール30のリップ部36を溝部Mの外側に押し出そうとする空気圧(押出力)が減少する。また、貫通穴36hから溝部M内の空気が外部に逃がされることで、フロントガラス20に沿ってルーフパネル16側に流れる空気によりリップ部36に加わる負圧(引出力)も減少する。この結果、アッパモール30のリップ部36をルーフパネル16の窪み部Kの側壁面16eに押し付ける弾性力が前記空気圧(押出力)と負圧(引出力)との和よりも十分大きくなる。これにより、アッパモール30のリップ部36が窪み部Kの側壁面16eに対して位置ずれすることがなく、アッパモール30のリップ部36で生じる異音を防止できる。また、貫通穴36hは、アッパモール30のリップ部36の長手方向中央部と、その中央部から一定間隔をおいて左右両側に設けられているため、効果的にリップ部36の異音防止を図れるようになる。
<変更例>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、アッパモール30のリップ部36に円形の貫通穴36hを形成して溝部M内の圧抜きを行なう例を示した。しかし、貫通穴36hの形状は適宜変更可能である。例えば、貫通穴36hを長穴状に形成することも可能であるし、角形、あるいは半円形等に形成することも可能である。また、本実施形態では、貫通穴36hをアッパモール30のリップ部36の長手方向中央部、及びその中央部の左右両側に所定間隔おいて形成する例を示した。しかし、前記貫通穴36hを等間隔でリップ部36の左端から右端まで形成することも可能である。また、本実施形態では、アッパモール30のリップ部36に圧抜き部として貫通穴36hを形成する例を示した。しかし、圧抜き部としての貫通穴36hの代わりに、図7に示すように、アッパモール30のリップ部36の先端部から中央部に至る、例えば、V字形の切欠36vを形成することも可能である。
12・・・・前面側開口部
14s・・・フロントガラス固定部
14・・・・フロントピラー(ボディ)
14e・・・側壁面
16s・・・フロントガラス固定部
16・・・・ルーフパネル(ボディ)
16e・・・側壁面
20・・・・フロントガラス
30・・・・アッパモール(モール)
32・・・・固定部
36・・・・リップ部
36f・・・先端部
36h・・・貫通穴(圧抜き部)
36v・・・切欠(圧抜き部)
K・・・・・窪み部
M・・・・・溝部

Claims (6)

  1. 車両のボディに形成されており、フロントガラスによって塞がれる前面側開口部と、その前面側開口部の外周縁に位置しており、前記フロントガラスが固定されるフロントガラス固定部と、前記フロントガラス固定部を底位置に備えており、前記フロントガラスの周縁を収納する窪み部と、前記窪み部に収納された前記フロントガラスの周縁とその窪み部の側壁面間に形成された溝部を蓋状に塞ぐモールとを備える車両のフロントガラス周縁構造であって、
    前記モールには、前記溝部内の空気を外部に逃がすことが可能な圧抜き部が設けられており、
    前記圧抜き部は、貫通穴であることを特徴とする車両のフロントガラス周縁構造。
  2. 請求項1に記載の車両のフロントガラス周縁構造であって、
    前記モールには、先端部が弾性変形した状態で前記窪み部の側壁面に押し付けられるリップ部が設けられており、前記リップ部に前記圧抜き部が設けられている車両のフロントガラス周縁構造。
  3. 請求項2に記載の車両のフロントガラス周縁構造であって、
    前記フロントガラスの上辺部の左端から右端間に固定されているモールのリップ部に圧抜き部が設けられている車両のフロントガラス周縁構造。
  4. 請求項3に記載の車両のフロントガラス周縁構造であって、
    前記圧抜き部は、前記フロントガラスの上辺部の左端から右端間に固定されているモールのリップ部の長手方向における中央部に設けられている車両のフロントガラス周縁構造。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載の車両のフロントガラス周縁構造であって、
    前記圧抜き部は、モールのリップ部の長手方向に複数個設けられている車両のフロントガラス周縁構造。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両のフロントガラス周縁構造であって、
    前記モールは、前記フロントガラスの周縁に固定されている車両のフロントガラス周縁構造。
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