JP2018165963A - 発注管理装置、発注管理方法及び発注管理システム - Google Patents

発注管理装置、発注管理方法及び発注管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが消費することにより重量が変化する商品の発注に適したタイミングを特定する精度を向上させる発注管理装置、発注管理方法及び発注管理システムを提供する。【解決手段】発注管理装置4は、ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得する情報取得部431と、ユーザが使用中の商品の重量を取得する重量取得部432と、購入単位量と、重量取得部432が取得した商品の重量とに基づいて商品の在庫量を特定する在庫量特定部433と、在庫量に基づいて、購入単位量の商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する決定部434と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、商品の発注タイミングを管理するための発注管理装置、発注管理方法及び発注管理システムに関する。
従来、商品の重量に基づいて商品の残量を特定する技術が知られている。特許文献1には、ウォーターサーバーに設けられた水タンクの重量を計測した結果に基づいて、水の残量を算定し、算定した残量に基づいて新たな水タンクの配送の手配を行うシステムが開示されている。
特開2012−101796号公報
従来のシステムにおいては、ユーザが、ウォーターサーバーに設けられた操作部を用いて、配送された水タンクの数量を設定する必要があった。ユーザにとっては操作が煩雑であり、ユーザが水タンクの数量の設定をしない場合、システムは水の残量を算定することができなかった。その結果、適切なタイミングで水を配送できない場合が生じやすいという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザが消費することにより重量が変化する商品の発注に適したタイミングを特定する精度を向上させることができる発注管理装置、発注管理方法及び発注管理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の発注管理装置は、ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得する情報取得部と、前記ユーザが使用中の前記商品の重量を取得する重量取得部と、前記購入単位量と、前記重量取得部が取得した前記商品の重量とに基づいて前記商品の在庫量を特定する在庫量特定部と、前記在庫量に基づいて、購入単位量の前記商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する決定部と、を有する。
前記情報取得部は、初期時点で前記ユーザが保有している前記商品の量である初期商品量をさらに取得し、前記在庫量特定部は、前記初期商品量と、前記情報取得部が前記初期商品量を取得した後に前記ユーザが購入した前記購入単位量とを加算した量に基づいて前記在庫量を特定してもよい。
前記決定部は、前記在庫量が第1閾値以下になったタイミングに基づいて前記推奨発注タイミングを決定してもよい。
前記重量取得部は、所定の時間間隔の測定タイミングで測定された前記商品の重量を取得し、前記在庫量特定部は、前記測定タイミングに対応する日時又は曜日に関連付けて前記在庫量を特定し、前記決定部は、前記在庫量と前記日時又は曜日とに基づいて前記推奨発注タイミングを決定してもよい。
前記在庫量特定部は、前記購入単位量と前記重量取得部が取得した前記商品の重量との関係に基づいて、前記ユーザが保有している前記商品の個数である在庫数を前記在庫量として特定し、前記決定部は、前記在庫数が所定の個数以下になったタイミングに基づいて前記推奨発注タイミングを決定してもよい。
前記決定部は、前記商品の在庫数が所定の個数以下であり、かつ前記重量取得部が取得した前記商品の重量が所定の重量以下になったタイミングに基づいて前記推奨発注タイミングを決定してもよい。
前記在庫量特定部は、前記重量取得部が取得した重量が増加した場合、前記商品の重量を測定する測定装置が測定する対象となる前記商品が入れ替わったと判定し、判定した結果に基づいて前記在庫数を特定してもよい。
また、前記在庫量特定部は、前記重量取得部が取得した重量が増加した場合、前記商品が入れ替わったことを確認するための情報を前記ユーザの端末に送信し、前記端末から所定の回答を受信したことを条件として、前記商品が入れ替わったと判定してもよい。
さらに、前記在庫量特定部は、前記商品が入れ替わったと判定した場合、前記商品が入れ替わったと判定する前の前記在庫数から1を減算することにより、最新の前記在庫数を特定してもよい。
前記決定部は、前記商品を発送してから前記ユーザが受領するまでに要する期間にさらに基づいて前記推奨発注タイミングを決定してもよい。
本発明の第2の態様の発注管理方法は、コンピュータが実行する、ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得するステップと、前記ユーザが使用中の前記商品の重量を取得するステップと、前記購入単位量と、取得した前記商品の重量とに基づいて前記商品の在庫量を特定するステップと、前記在庫量に基づいて、購入単位量の前記商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定するステップと、を有する。
本発明の第3の態様の発注管理システムは、ユーザが消費することにより重量が変化する商品の重量を測定する重量測定装置と、前記商品の発注タイミングを管理する発注管理装置と、を備え、前記重量測定装置は、前記商品の重量を測定する測定部と、前記測定部が測定した前記商品の重量を送信する送信部と、を有し、前記発注管理装置は、ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得する情報取得部と、前記重量測定装置が測定した前記商品の重量を取得する重量取得部と、前記購入単位量と、前記重量取得部が取得した前記商品の重量とに基づいて前記商品の在庫量を特定する在庫量特定部と、前記在庫量に基づいて、購入単位量の前記商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する決定部と、を有する。
発注管理システムは、前記ユーザの通信端末をさらに備え、前記重量測定装置の送信部は、前記ユーザの通信端末に前記商品の重量を送信し、前記通信端末は、前記ユーザの識別情報に関連付けて前記商品の重量を前記発注管理装置に送信し、前記発注管理装置の前記決定部は、前記ユーザの識別情報にさらに基づいて、前記推奨発注タイミングを決定してもよい。
本発明によれば、ユーザが消費することにより重量が変化する商品の発注に適したタイミングを特定する精度を向上させることができるという効果を奏する。
発注管理システムの概要を示す図である。 定期的に購入単位量の商品を購入するユーザ宅での商品の在庫量の推移例を示す図である。 測定装置の構成を示す図である。 通信端末の構成を示す図である。 発注管理装置の構成を示す図である。 在庫量特定部が在庫量を特定する方法について説明するための図である。 決定部が推奨発注タイミングを決定する方法について説明するための図である。 発注管理システムにおける通信シーケンスを示す図である。 発注管理装置の動作フローチャートである。
[発注管理システムSの概要]
図1は、発注管理システムSの概要を示す図である。発注管理システムSは、ウォーターサーバー1と、測定装置2と、通信端末3と、発注管理装置4と、コンピュータ5とを備える。発注管理システムSは、ユーザが消費することにより重量が変化する商品の発注タイミングが適切なタイミングになるように管理するためのシステムである。本実施形態においては、発注管理システムSが、ユーザが定期的に一定の量を購入する商品の一例である水を発注するタイミングを管理する例について説明する。
ウォーターサーバー1は、ユーザが水を消費する際に使用する装置である。図1に示す破線領域Pに水が入ったタンクが設けられており、ユーザは、水を飲んだり水を料理に使ったりする際にウォーターサーバー1を操作することにより、水を使用することができる。
測定装置2は、水が入った状態でウォーターサーバー1の重量を測定する重量測定装置である。測定装置2は、無線チャネルW1を介して通信端末3との間でデータを送受信することができる。無線チャネルW1は、例えばBluetooth(登録商標)である。測定装置2は、通信端末3から、重量を測定するタイミング又は時間間隔を指示する指示データを受信する。また、測定装置2は、測定した重量を示す測定結果を通信端末3に送信する。なお、測定装置2は、ウォーターサーバー1の本体の重量を差し引いた、水の重量を示す測定結果を送信するものとする。
測定装置2は、例えば電池により動作する。測定装置2が電池により動作する場合であっても、必要な電力が小さいBluetoothを用いて通信端末3との間でデータを送受信することで、測定装置2は、ユーザが電池を交換することなく、長時間にわたって動作を計測することができる。
通信端末3は、例えばスマートフォン又はタブレットである。通信端末3は、無線チャネルW1を介して測定装置2との間でデータを送受信することができる。また、通信端末3は、携帯電話網の無線通信回線W2及びネットワークNを介して発注管理装置4との間でデータを送受信することができる。ネットワークNは、携帯電話網及びインターネットを含む。
発注管理装置4は、例えば、ユーザが消費する商品を提供する企業の社員のコンピュータ5からアクセス可能なサーバである。発注管理装置4は、ユーザが一度に水を購入する量(以下、購入単位量という)と、通信端末3を介して測定装置2から受信した水の重量とに基づいて、ユーザが水を発注するのに適した推奨発注タイミングを決定する。発注管理装置4は、推奨発注タイミングを通信端末3に通知し、通信端末3は、通知された推奨発注タイミングを表示する。
通信端末3は、通知された推奨発注タイミングで発注を指示するための操作をユーザから受け付けると、購入単位量の水を発注することを示す発注情報を発注管理装置4に送信する。発注管理装置4は、発注指示を受信すると、水を発送するための処理を実行する。
発注管理装置4には、商品を提供する企業の社員が使用するコンピュータ5がネットワークを介して接続されている。発注管理装置4は、例えば、コンピュータ5に対して、ユーザの識別情報に関連付けて発注情報を通知することにより、商品を提供する企業の社員が商品を発送する手続きを実行できるようにする。
図2は、定期的に購入単位量の商品を購入するユーザ宅での商品の在庫量の推移例を示す図である。図2の横軸は経過時間を示しており、縦軸はユーザ宅での商品の在庫量を示している。図2における破線は、ユーザが発注管理システムSを用いない場合の在庫量の推移を示している。ユーザが商品を消費するにつれて在庫量が減少し、在庫がなくなってからユーザが商品を発注することにより、商品がない期間が存在している。
図2における実線は、ユーザが発注管理システムSを用いている場合の在庫量の推移を示している。発注管理装置4は、図2において矢印で示す、ユーザ宅における商品の在庫量が所定の閾値以下のタイミングになると、推奨発注タイミングであることを検出し、ユーザに商品の発注を勧める。このようにすることで、ユーザは、商品の在庫がなくなる前に商品を購入することができる。
このように、発注管理システムSは、ユーザが消費することにより重量が変化する商品を発注する適切なタイミングを決定するシステムである。ユーザは、発注管理システムSを用いたサービスを利用することにより、商品の在庫がなくなる前に商品が届くので、商品を継続的に使用することができる。また、商品を提供する企業にとっては、商品が購入される機会の損失が発生することを防止できる。
以下、発注管理システムSの各部の構成について詳細に説明する。
[測定装置2の構成]
図3は、測定装置2の構成を示す図である。測定装置2は、重量センサ21と、計時部22と、通信部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。重量センサ21は、商品の重量を測定するためのセンサである。重量センサ21は、測定した重量を制御部25に通知する。計時部22は、時刻をカウントする時計IC(Integrated Circuit)を有する。計時部22は、時刻を制御部25に通知する。
通信部23は、通信端末3との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部23は、例えばBluetooth用の通信モジュールである。通信部23は、重量センサ21による測定結果を通信端末3に送信する。通信部23は、通信端末3との間で通信コネクションを確立できない間は測定結果を送信しない。通信部23は、通信端末3に送信できない測定結果があった後に通信端末3との通信コネクションを確立できた場合、通信コネクションを確立できなかった間の測定結果を記憶部24から読み出して、読み出した測定結果を通信端末3に送信する。なお、通信部23が測定結果を送信するタイミングは任意であり、通信部23は、通信端末3との通信コネクションが確立された状態で測定を実施したタイミング、又は測定した重量に変化があったタイミングで測定結果を送信してもよい。また、通信部23は、所定の時間間隔で測定結果を送信してもよい。
記憶部24は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。記憶部24は、制御部25が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部24は、重量センサ21が商品の重量を測定するタイミング又は測定時間間隔の設定値を記憶している。設定値は、例えばコンピュータ5において発注管理装置4が設置された企業の社員により設定され、通信端末3を介して発注管理装置4から送信される。測定装置2に操作部が設けられており、測定装置2が設置されたユーザ宅のユーザが測定タイミングや測定時間間隔を設定するようにしてもよい。
また、記憶部24は、重量センサ21が測定した重量を、重量が測定された日時に関連付けて一時的に記憶する。記憶部24は、測定装置2が通信できる距離に通信端末3が存在しない間に測定した重量の測定データを消失しないように、例えば1週間分の測定データを記憶できる容量のRAMを有している。
制御部25は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部25は、記憶部24に記憶されたプログラムを実行することにより重量センサ21を制御して、所定の時間間隔で重量センサ21に重量を測定させるように制御する。また、制御部25は、通信部23を制御して、重量センサ21が測定した重量を通信端末3に送信させる。制御部25は、例えば、重量センサ21が測定した重量を含む測定結果を通信端末3に送信するタイミングを制御する。なお、所定の時間間隔は、例えば1時間、半日又は1日であり、通信端末3を用いてユーザが設定したり、コンピュータ5を用いて商品を提供する企業の社員が設定したりすることができる。
[通信端末3の構成]
図4は、通信端末3の構成を示す図である。通信端末3は、第1通信部31と、第2通信部32と、表示部33と、記憶部34と、制御部35と、を有する。
第1通信部31は、例えばBluetooth用の通信モジュールであり、測定装置2との間でデータを送受信する。第1通信部31は、測定装置2が測定した重量のデータを受信する。また、第1通信部31は、測定装置2の測定タイミングを制御するために用いられる測定時間間隔の設定値を測定装置2に送信する。第1通信部31は、測定装置2が測定した重量のデータを通信端末3に送信するタイミングの設定値を測定装置2に送信してもよい。
第2通信部32は、例えばLTE(Long Term Evolution)用の通信モジュールであり、発注管理装置4との間でデータを送受信する。第2通信部32は、第1通信部31が測定装置2から受信した重量の測定データを、通信端末3の識別情報に関連付けて発注管理装置4に送信する。第2通信部32は、通信端末3の識別情報の代わりに、ユーザ宅で商品を使用する複数のユーザに割り当てられたユーザIDを送信してもよい。また、第2通信部32は、発注管理装置4が送信した指示データを受信する。
表示部33は、ディスプレイである。表示部33は、例えば、第2通信部32が発注管理装置4から受信した、発注を推奨するメッセージを表示する。表示部33の表面にはタッチパネルが設けられており、ユーザは、タッチパネルを用いて商品を発注することができる。
記憶部34は、ROM及びRAMを含む。記憶部34は、制御部35が実行するプログラムを記憶している。制御部35は、例えばCPUである。制御部35は、記憶部34に記憶されたプログラムを実行することにより、第1通信部31が測定装置2から受信した重量のデータを、第2通信部32を介して発注管理装置4に送信する。
[発注管理装置4の構成]
図5は、発注管理装置4の構成を示す図である。発注管理装置4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。通信部41は、ネットワークNを介して通信端末3と通信するための通信インターフェースであり、例えばLAN(Local Area Network)を有する。
記憶部42は、ROM及びRAMを含んでおり、通信部41が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部42は、ユーザIDに関連付けて、商品の購入単位量を記憶している。あるユーザが、10kg(10L)入りの水のタンクを5個ずつ購入する場合、記憶部42には、ユーザIDに関連付けられた購入単位量として、5個×10kgが記憶されている。
さらに、記憶部42は、ユーザに関する情報を記憶している。例えば、記憶部42は、ユーザ宅に設置されている測定装置2が測定した重量を発注管理装置4に送信する通信端末3の識別情報とユーザIDとを関連付けて記憶している。このようにすることで、測定装置2が設置されているユーザ宅に、通信端末3を使用する家族が複数いる場合のように、測定装置2が測定した重量を発注管理装置4に送信可能な通信端末3が複数存在する場合に、制御部43は、通信端末3の識別情報に基づいてユーザIDを特定することができる。
また、記憶部42は、ユーザIDごとに、測定装置2において重量が測定された時刻又は通信端末3から重量データが送信された時刻に関連付けて重量データを記憶する。記憶部42は、制御部43からの要求に応じて、記憶した各種のデータを制御部43に対して出力する。
制御部43は、例えばCPUであり、発注管理装置4の各部を制御する。制御部43は、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより、情報取得部431、重量取得部432、在庫量特定部433及び決定部434として機能する。
情報取得部431は、購入単位量を示す情報を取得する。情報取得部431は、例えばコンピュータ5において社員がユーザIDに関連付けて入力した購入単位量を示す情報を取得する。情報取得部431は、取得した購入単位量を示す情報を記憶部42に記憶させる。
重量取得部432は、ユーザが使用中の商品の重量を取得する。具体的には、重量取得部432は、通信部41、ネットワークN及び通信端末3を介して、測定装置2が所定の時間間隔の測定タイミングで測定した商品の重量を示す重量データを取得する。重量取得部432は、記憶部42を参照することにより、重量データを送信した通信端末3の識別情報に基づいてユーザIDを特定する。重量取得部432は、重量データとユーザIDとを関連付けて在庫量特定部433に通知する。
在庫量特定部433は、情報取得部431が取得して記憶部42に記憶させた購入単位量と、重量取得部432が取得した商品の重量とに基づいて、ユーザ宅における商品の在庫量を特定する。在庫量特定部433は、例えば、情報取得部431から重量データ及びユーザIDを取得したことに応じて、ユーザIDに対応するユーザ宅における商品の在庫量を特定する。
詳細については後述するが、在庫量特定部433は、購入単位量と重量取得部432が取得した商品の重量との関係に基づいて、ユーザが保有している商品の個数である在庫数を在庫量として特定する。具体的には、在庫量特定部433は、購入単位量が、ユーザ宅における水の初期商品量であると特定する。そして、在庫量特定部433は、初期商品量と測定装置2において測定された商品の重量の累積値との差分値が最新の在庫量であると特定する。
図6は、在庫量特定部433が在庫量を特定する方法について説明するための図である。ここでは、商品が水であり、ユーザ宅における水の初期商品量が購入単位量(例えば10kg×5個)に等しいとする。図6(a)は、ユーザが最初の1個目の水タンクをウォーターサーバー1に設置した時刻T0からの経過時間(横軸)と、測定装置2において測定された重量(縦軸)との関係を示している。図6(b)は、在庫量特定部433が特定する、測定装置2において重量が測定された時刻と、商品の在庫数と、測定装置2において測定された重量(以下、測定重量という)と、商品の在庫量との関係を示す表である。在庫数は、ウォーターサーバー1に設置されている商品を含めて、ユーザ宅に残っている商品の数である。
在庫量特定部433は、(商品の在庫数−1個)×商品1個の重量+測定重量により在庫量を特定する。例えば、時刻T0においては、測定重量が10kgであり在庫数が5個である。そこで、在庫量特定部433は、時刻T0における在庫量を、(5個−1個)×10.0kg+10.0kg=50.0kgと算出する。在庫量特定部433は、時刻T1における測定重量が5.0kgであることから、時刻T1における在庫量を45.0kgであると特定する。
在庫量特定部433は、商品の重量が減少している間は、在庫数に変化がないと判定し、商品の重量が増加した場合に、測定装置2が測定する対象となる商品が入れ替わったと判定する。在庫量特定部433は、商品が入れ替わったと判定した場合、商品が入れ替わったと判定する前の在庫数から1を減算することにより、最新の在庫数を特定する。具体的には、在庫量特定部433は、測定重量が増加した場合に、ウォーターサーバー1に設置されていた商品が空になり新たな商品が設置されたと判定し、在庫数が1個減少したものとする。そして、在庫量特定部433は、減少した後の在庫数に基づいて在庫量を算出する。
図6に示す例の場合、時刻T2と時刻T3との間で測定重量が1.0kgから9.0kgに増加しており、この間に商品が入れ替わったと考えられる。そこで、在庫量特定部433は、商品の在庫数が4個になったことを特定する。そして、在庫量特定部433は、時刻T3における商品の在庫量を、(4個−1個)×10.0kg+9.0kg=39.0kgと算出する。
なお、在庫量特定部433は、重量取得部432が取得した重量が増加した場合、商品が入れ替わったことを確認するための情報を通信端末3に送信し、通信端末3から、商品が入れ替わったことを肯定する回答を受信したことを条件として、商品が入れ替わったと判定してもよい。また、在庫量特定部433は、重量取得部432が取得した重量の増加量が、商品の初期状態での重量から所定の範囲内の量以上であることを条件として、商品が入れ替わったと判定してもよい。このようにすることで、例えばウォーターサーバー1に商品以外の物が置かれたことにより重量が増加した場合に、商品が入れ替わったと在庫量特定部433が誤判定することを防止できる。
在庫量特定部433は、在庫数が1個の状態で商品の重量が増加した場合に、在庫数が購入単位数に増えたことを特定する。在庫量特定部433は、後述するように、ユーザに対して購入単位数の商品が発送されてから配送に要する期間が経過した後に、その時点の在庫数に購入単位数を加算した数を最新の在庫数としてもよい。
決定部434は、在庫量特定部433が特定した在庫量に基づいて、購入単位量の商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する。決定部434は、例えば、ユーザIDに関連付けられた在庫量に基づいて、ユーザIDに対応するユーザに対して推奨する発注タイミングを決定する。決定部434は、例えば、在庫数が、ユーザIDに関連付けられた所定の個数以下になったタイミングに基づいて推奨発注タイミングを決定し、通信部41を介して、推奨発注タイミングである旨を通信端末3に通知する。決定部434は、通信端末3から発注を要求するメッセージを受信すると、ユーザIDに関連付けて、発注を要求する情報をコンピュータ5に送信する。
なお、決定部434は、重量取得部432が通信端末3から重量データを取得してから所定の期間にわたって新たな重量データを取得していない場合、その旨を通信端末3に通知してもよい。例えば、決定部434は、前回の重量データの受信時刻から所定の時間が経過した場合、又は在庫数が所定の数以下になった後に所定の時間が経過した場合に、通信端末3に、重量データを取得できていないことを示すメッセージを送信する。この場合、決定部434は、在庫数が減っている可能性がある旨を表示するとともに、発注用のボタンを表示させることが好ましい。このようにすることで、通信端末3のユーザが、自宅にいない間でも商品を発注できるので、家族を残して出張や旅行で不在にしている間に在庫がなくなってしまうことを防止できる。
また、決定部434は、重量データを取得できていないことを示すメッセージを通信端末3に送信する際に、Bluetoothの機能をオン状態にして、測定装置2との間で通信可能な状態にすることを推奨するメッセージを送信してもよい。このようにすることで、通信端末3においてBluetoothの機能がオフ状態であることにより重量データを受信できない状態が継続することを防止できる。
図7は、決定部434が推奨発注タイミングを決定する方法について説明するための図である。図7(a)は、時刻T22とT23との間において測定重量が増加したことにより、在庫量特定部433が、在庫数が2個から1個に減少したことを特定したことを示している。決定部434は、在庫数が1個になったタイミングである時刻T23を推奨発注タイミングに決定する。
決定部434がコンピュータ5に発注タイミングであることを通知することにより、商品が発送され、例えば時刻T25において商品がユーザ宅に到着する。この時点で、ユーザ宅における商品の在庫数は6個になるが、在庫量特定部433は、商品が入れ替わったことを認識していないので、在庫量特定部433が特定している在庫数は1個の状態が維持される。
図7(b)に示すように、決定部434は、商品の在庫数が所定の個数以下であり、かつ重量取得部432が取得した商品の重量が所定の重量以下になったタイミングに基づいて発注タイミングを決定してもよい。図7(b)は、決定部434が、商品の在庫数が1個であり、かつ測定重量が5kg以下になった時刻T26を推奨発注タイミングに決定したことを示している。
決定部434は、商品を発送してからユーザが受領するまでに要する期間である配送期間にさらに基づいて推奨発注タイミングを決定してもよい。例えば、決定部434は、記憶部42にユーザIDに関連付けて記憶された配送期間を参照し、配送期間が長ければ長いほど、推奨発注タイミングであると判定する在庫量の閾値を大きくし、在庫量が多い時点を推奨発注タイミングに決定する。
決定部434は、過去の測定重量の変化履歴パターンに基づいて、1個の商品が消費されるために要する期間である消費期間を推定し、推定した消費期間に基づいて推奨発注タイミングを決定してもよい。決定部434は、記憶部42にユーザIDに関連付けて記憶されている重量が測定された時刻と重量とに基づいて特定される、図6及び図7に示したような時間と測定重量との関係を用いて、消費期間を推定する。決定部434は、例えば、所定の期間(例えば、過去の3ヶ月間)において1個の商品が消費されるために要した期間の最大値又は平均値を、消費期間として推定する。
決定部434は、推定した消費期間に基づいて、配送期間に相当する期間に商品が消費される量を特定する。例えば、10kgの水を消費する期間が5日であり、配送期間が2日である場合、決定部434は、配送期間に相当する期間に商品が消費される量が10kg×2÷5=4kgであると特定する。そして、決定部434は、在庫量が、配送期間に相当する期間に商品が消費される量以下になったタイミングよりも前のタイミングを推奨発注タイミングに決定する。このようにすることで、発注管理装置4は、ユーザ宅に過剰な商品の在庫が残ることを防ぎつつ、商品の在庫がなくなってしまうことを防止できる。
なお、決定部434は、月又は季節ごとに消費期間を特定してもよい。決定部434は、例えば、平均気温が所定の温度以上の第1時期における第1消費期間と、平均気温が所定の温度未満の第2時期における第2消費期間とを算出し、発注タイミングを決定する日時が属する時期に対応する消費期間を用いて推奨発注タイミングを決定する。このようにすることで、決定部434は、季節によって商品の消費量が変動する場合であっても、ユーザ宅に過剰な商品の在庫が残ることを防ぎつつ、商品の在庫がなくなってしまうことを防止できる適切なタイミングを推奨発注タイミングとすることができる。
なお、図7においては、商品がユーザに届いた後に測定装置2が測定した重量が増加したタイミングで、在庫数が増えたと在庫量特定部433が判定する場合を例示したが、在庫量特定部433は、情報取得部431が、商品がユーザ宅に到着した旨の通知を商品の販売会社から受けたタイミングで、在庫数を増やしてもよい。このようにすることで、決定部434は、リアルタイムで把握した在庫数に基づいて推奨発注タイミングを決定することができるので、決定の精度を向上させることができる。
また、決定部434は、図7(a)又は図7(b)に示した画像を通信端末3に送信し、ユーザが通信端末3のアプリケーションソフトウェアにより表示させてもよい。このようにすることで、ユーザは、商品の消費状況、発注タイミング及び配送タイミングを確認できるので、ユーザが安心感を得ることができる。
[発注管理システムSにおける通信シーケンス]
図8は、発注管理システムSにおける測定装置2、通信端末3及び発注管理装置4の間での通信シーケンスを示す図である。図8に示す通信シーケンスは、測定装置2が測定タイミングであるかどうかを判定する処理(S11)から開始している。
測定装置2の制御部25は、ステップS11において、時刻が測定タイミングの設定値に一致していると判定した場合(S11)、重量センサ21に重量を測定させ、重量データを取得する(S12)。制御部25は、取得した重量データを一時的に記憶部24に記憶させる。
制御部25は、測定データを取得すると通信部23を制御して、通信端末3との間でBluetoothのコネクションを確立させる。通信部23は、アドバタイズメントを送信し、通信端末3の第1通信部31からアドバタイズメントを受信すると、通信部23に対して接続要求を送信し、コネクションを確立する。
制御部25は、通信端末3との間のコネクションが確立すると、記憶部24に記憶させていた重量データを読み出して、通信部23を介して、重量データを含む測定結果を通信端末3に送信する(S13)。通信端末3は、第1通信部31が測定装置2から受信した測定結果を第2通信部32により発注管理装置4へと送信する。発注管理装置4の重量取得部432は、測定結果を受信すると、測定結果に含まれている重量データを取得して記憶部42に記憶させる(S14)。
[発注管理装置4の動作フローチャート]
図9は、発注管理装置4の動作フローチャートである。図9に示すフローチャートは、在庫量特定部433が初期商品量を特定する処理から開始する(S21)。在庫量特定部433は、例えば、購入単位量を初期商品量として特定する。続いて、重量取得部432は、通信端末3から送信された測定結果に含まれている重量データを取得する(S22)。
在庫量特定部433は、ステップS21において特定した初期商品量と、ステップS22において取得した重量データが示す重量とに基づいて、最新の在庫量を算出する(S23)。続いて、決定部434は、ステップS23において算出した在庫量が、推奨発注タイミングを決定するための閾値以下であるか否かを判定する(S24)。決定部434が、在庫量が閾値よりも大きいと判定した場合、制御部43は、ステップS22に処理を戻す。決定部434が、在庫量が閾値以下であると判定した場合、決定部434は、推奨発注タイミングを決定する(S25)。決定部434は、例えば、在庫量が閾値以下であると判定してから所定の期間以内の日時を推奨発注タイミングに決定する。
決定部434は、推奨発注タイミングを決定すると、通信端末3に対して、発注をレコメンドするメッセージを送信する(S26)。決定部434は、メッセージを送信してから所定の期間以内に、発注を指示するメッセージを通信端末3から受信するか否かを監視する(S27)。決定部434は、所定の期間以内に発注を指示するメッセージを受信した場合、コンピュータ5に発注タイミングを通知することにより発注処理を実行する(S28)。なお、決定部434を介して発注する代わりに、通信端末3に送信するメッセージの中に発注サイトのリンクが含まれており、ユーザが発注サイトのリンクをクリックすることにより、商品が発注されるようにしてもよい。
ステップS27において、決定部434が所定の期間以内に発注を指示するメッセージを受信しない場合、制御部43は、ステップS22に処理を戻す。なお、ステップS27において、決定部434が所定の期間以内に発注を指示するメッセージを受信しない場合に、決定部434は所定の回数にわたって発注をレコメンドするメッセージを再送してもよい。
[変形例1]
以上の説明において、在庫量特定部433は、購入単位量を初期商品量としたが、ユーザが、購入した商品の使用を開始中に測定装置2を設置することが考えられる。このような場合に、購入単位量を初期商品量としてしまうと、在庫量特定部433は、在庫量を正確に特定することができない。そこで、情報取得部431が、初期時点でユーザが保有している商品の量である初期商品量を取得し、在庫量特定部433は、情報取得部431が取得した初期商品量と、情報取得部431が初期商品量を取得した後にユーザが購入した購入単位量とを加算した量に基づいて在庫量を特定してもよい。
情報取得部431は、例えば、重量取得部432が最初に取得した重量データが、未使用状態の商品の重量から所定の量以上小さい場合に、通信端末3に、ユーザ宅における商品の在庫数を入力するための画面データを送信する。通信端末3は、商品の在庫数を入力するための画面を表示し、情報取得部431は、通信端末3において入力された在庫数を初期商品数として取得する。在庫量特定部433は、情報取得部431が取得した初期商品数と、重量取得部432から取得した最新の重量データとに基づいて、初期商品量を特定する。例えば、ユーザ宅での商品の在庫数が3個であり、測定装置2において測定された重量が5kgである場合、在庫量特定部433は、(3個−1個)×10kg+5kg=25kgが初期商品量であることを特定することができる。
このように、情報取得部431が、測定装置2における重量の測定結果に基づいて、初期商品量の入力が必要であると判定した場合に、商品の在庫数を入力するための画面を通信端末3に表示させることで、ユーザが商品の在庫数を入力し忘れる確率を下げることができる。したがって、ユーザが、商品を使用している途中で測定装置2の使用を開始した場合であっても、在庫量特定部433が高い精度で在庫数を特定することができる。
[変形例2]
以上の説明において、在庫量特定部433は、ユーザ宅での商品の在庫数が1個の状態で測定装置2から取得した重量が増加したことにより、商品の在庫数が購入単位数と等しくなったことを特定するものとしたが、在庫量特定部433は、他の方法で、商品の在庫数が購入単位数と等しくなったことを特定してもよい。例えば、在庫量特定部433は、決定部434がコンピュータ5に発注の指示を送信し、コンピュータ5から発注が完了した旨の通知を受けた時点で、最新の在庫数に購入単位数を加算して、在庫数を更新してもよい。また、在庫量特定部433は、通信端末3又は他の装置(例えば、配送業者のコンピュータ)から購入単位数の商品が到着した通知を受けた時点で、最新の在庫数に購入単位数を加算して在庫数を更新してもよい。
[変形例3]
ユーザが商品を発注するという決定をしてから商品がユーザに届くまでの期間は、商品を発送する日時や曜日によって変動することが考えられる。例えば、ユーザが、土曜日の朝、商品を発注するという決定をした場合、発注管理装置4を使用する企業の社員が商品の発送処理をすることができる月曜日の朝までに2日間の遅延が生じる。
そこで、在庫量特定部433は、測定タイミングに対応する日時又は曜日に関連付けて在庫量を特定し、決定部434は、在庫量と日時又は曜日とに基づいて推奨発注タイミングを決定してもよい。例えば、決定部434は、週末又は休日まで所定の日数又は時間以内になると、推奨発注タイミングと判定するための在庫量の閾値を大きくし、通常よりも早いタイミングでユーザが商品を発注できるようにして、金曜日までに商品が発送されるようにする。
決定部434は、ユーザ宅での商品の消費期間に基づいて、推奨発注タイミングと判定する在庫量の閾値を決定してもよい。例えば、決定部434は、消費期間に基づいて、週末又は休日の間に商品が消費されると推定される量を算出し、算出した量を通常時の閾値に加算した値を、週末又は休日まで所定の日数又は時間以内において使用する閾値とする。このようにすることで、商品を提供する企業は、週末又は休日の間に商品が消費されたとしてもユーザ宅での在庫がなくならないように商品を発注することが可能になる。
[変形例4]
以上の説明においては、ユーザ宅に配送される商品の容量が一種類である場合を例示したが、容量が異なる複数種類の商品(例えば10Lと5L)があってもよい。この場合、発注管理システムSは、以下のような方法により、ユーザの利便性をさらに高めることができる。
例えば、商品には推奨消費期限が設定されているとする。この場合、在庫量特定部433は、開封日時(例えば重量が増えた日時)に基づいて、ユーザが一つの商品を消費するサイクルを特定する。決定部434は、在庫量特定部433が特定した消費サイクルが推奨消費期限を越えている場合に、1個あたりの容量が小さい商品を推奨するメッセージを通信端末3に送信する。決定部434は、重量データの履歴に基づいて、消費ペースが遅くなっていることを検出した場合に、1個あたりの容量が小さい商品を推奨するメッセージを通信端末3に送信してもよい。このようにすることで、ユーザが推奨消費期限内に商品を消費できるようになる。
また、在庫量特定部433は、重量取得部432が取得した重量が増加した場合、容量が異なる複数の商品のうち、増加後の重量よりも大きく、かつ増加後の重量に最も近い重量の商品に入れ替わったと判定してもよい。例えば、在庫量特定部433は、重量取得部432が取得した重量データが6kgである場合、重量が10kgの10Lの商品が設置されたと判定し、重量データが4.5kgである場合、重量が5kgの5Lの商品が設置されたと判定する。このようにすることで、在庫量特定部433は、容量が異なる複数の商品が存在する場合における在庫量の特定精度を高めることができる。
[発注管理システムSによる効果]
以上説明したように、発注管理装置4において、在庫量特定部433は、購入単位量と、ユーザ宅に設置された測定装置2で測定された商品の重量とに基づいて、商品の在庫量を特定する。そして、決定部434は、在庫量に基づいて、購入単位量の商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する。このようにすることで、発注管理システムSにおいては、ユーザが初期在庫量を設定しないでも、発注に適したタイミングを特定することができる。したがって、発注管理システムSを用いることで、商品を提供する企業は、ユーザ宅における商品の在庫がなくなってしまう前にユーザが商品を発注できるようにすることができるので、ユーザ宅に商品がなくなってしまう状態が発生することを予防できる。
また、発注管理システムSにおいては、ユーザが新規の商品をウォーターサーバー1に設置する場合、ユーザは商品の在庫数を入力する必要がなく、発注管理装置4が在庫数を推定する。したがって、ユーザが在庫数を入力し忘れたり、在庫数を誤入力したりすることにより、発注管理装置4が在庫数を誤って認識することを防ぐことができる。
また、発注管理システムSにおいては、決定部434が、在庫数が所定の個数以下になったタイミングに基づいて推奨発注タイミングを決定し、通信部41を介して、推奨発注タイミングである旨を通信端末3に通知する。そして、通信端末3は、通知された推奨発注タイミングで発注を指示するための操作をユーザから受け付けると、購入単位量の水を発注することを示す発注情報を発注管理装置4に送信する。このような構成により、通信端末3のユーザが、商品の発送の是非を判断することができるので、商品の提供者が、ユーザにとって適切なタイミングで商品を発送することが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
例えば、以上の説明において、商品が水である場合を例示したが、本発明は、ユーザが消費することによって重量が変化する任意の商品に対して適用できる。例えば、商品が米であり、測定装置2が米櫃に設けられている場合においても本発明を適用することで、商品が水である場合と同様の効果を奏することは明らかである。
1 ウォーターサーバー
2 測定装置
3 通信端末
4 発注管理装置
5 コンピュータ
21 重量センサ
22 計時部
23 通信部
24 記憶部
25 制御部
31 第1通信部
32 第2通信部
33 表示部
34 記憶部
35 制御部
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
431 情報取得部
432 重量取得部
433 在庫量特定部
434 決定部

Claims (13)

  1. ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得する情報取得部と、
    前記ユーザが使用中の前記商品の重量を取得する重量取得部と、
    前記購入単位量と、前記重量取得部が取得した前記商品の重量とに基づいて前記商品の在庫量を特定する在庫量特定部と、
    前記在庫量に基づいて、購入単位量の前記商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する決定部と、
    を有する発注管理装置。
  2. 前記情報取得部は、初期時点で前記ユーザが保有している前記商品の量である初期商品量をさらに取得し、
    前記在庫量特定部は、前記初期商品量と、前記情報取得部が前記初期商品量を取得した後に前記ユーザが購入した前記購入単位量とを加算した量に基づいて前記在庫量を特定する、
    請求項1に記載の発注管理装置。
  3. 前記決定部は、前記在庫量が第1閾値以下になったタイミングに基づいて前記推奨発注タイミングを決定する、
    請求項1又は2に記載の発注管理装置。
  4. 前記重量取得部は、所定の時間間隔の測定タイミングで測定された前記商品の重量を取得し、
    前記在庫量特定部は、前記測定タイミングに対応する日時又は曜日に関連付けて前記在庫量を特定し、
    前記決定部は、前記在庫量と前記日時又は曜日とに基づいて前記推奨発注タイミングを決定する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の発注管理装置。
  5. 前記在庫量特定部は、前記購入単位量と前記重量取得部が取得した前記商品の重量との関係に基づいて、前記ユーザが保有している前記商品の個数である在庫数を前記在庫量として特定し、
    前記決定部は、前記在庫数が所定の個数以下になったタイミングに基づいて前記推奨発注タイミングを決定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の発注管理装置。
  6. 前記決定部は、前記商品の在庫数が所定の個数以下であり、かつ前記重量取得部が取得した前記商品の重量が所定の重量以下になったタイミングに基づいて前記推奨発注タイミングを決定する、
    請求項5に記載の発注管理装置。
  7. 前記在庫量特定部は、前記重量取得部が取得した重量が増加した場合、前記商品の重量を測定する測定装置が測定する対象となる前記商品が入れ替わったと判定し、判定した結果に基づいて前記在庫数を特定する、
    請求項5又は6に記載の発注管理装置。
  8. 前記在庫量特定部は、前記重量取得部が取得した重量が増加した場合、前記商品が入れ替わったことを確認するための情報を前記ユーザの端末に送信し、前記端末から所定の回答を受信したことを条件として、前記商品が入れ替わったと判定する、
    請求項7に記載の発注管理装置。
  9. 前記在庫量特定部は、前記商品が入れ替わったと判定した場合、前記商品が入れ替わったと判定する前の前記在庫数から1を減算することにより、最新の前記在庫数を特定する、
    請求項7又は8に記載の発注管理装置。
  10. 前記決定部は、前記商品を発送してから前記ユーザが受領するまでに要する期間にさらに基づいて前記推奨発注タイミングを決定する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の発注管理装置。
  11. コンピュータが実行する、
    ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得するステップと、
    前記ユーザが使用中の前記商品の重量を取得するステップと、
    前記購入単位量と、取得した前記商品の重量とに基づいて前記商品の在庫量を特定するステップと、
    前記在庫量に基づいて、購入単位量の前記商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定するステップと、
    を有する発注管理方法。
  12. ユーザが消費することにより重量が変化する商品の重量を測定する重量測定装置と、
    前記商品の発注タイミングを管理する発注管理装置と、
    を備え、
    前記重量測定装置は、
    前記商品の重量を測定する測定部と、
    前記測定部が測定した前記商品の重量を送信する送信部と、
    を有し、
    前記発注管理装置は、
    ユーザが消費することにより重量が変化する商品を一度に購入する量である購入単位量を示す情報を取得する情報取得部と、
    前記重量測定装置が測定した前記商品の重量を取得する重量取得部と、
    前記購入単位量と、前記重量取得部が取得した前記商品の重量とに基づいて前記商品の在庫量を特定する在庫量特定部と、
    前記在庫量に基づいて、購入単位量の前記商品の発注を推奨するタイミングである推奨発注タイミングを決定する決定部と、
    を有する発注管理システム。
  13. 前記ユーザの通信端末をさらに備え、
    前記重量測定装置の送信部は、前記ユーザの通信端末に前記商品の重量を送信し、
    前記通信端末は、前記ユーザの識別情報に関連付けて前記商品の重量を前記発注管理装置に送信し、
    前記発注管理装置の前記決定部は、前記ユーザの識別情報にさらに基づいて、前記推奨発注タイミングを決定する、
    請求項12に記載の発注管理システム。

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