JP6781090B2 - 測定制御装置、測定制御方法及び測定制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、測定装置が測定する時間間隔を制御するための測定制御装置、測定制御方法及び測定制御システムに関する。
従来、測定装置における消費電力を削減するために、測定頻度を制御する技術が知られている。特許文献1には、測定した消費電力の変化量の大きさに基づいて測定時間間隔を変更するシステムが開示されている。
特開2010−230330号公報
ところで、測定対象物の測定対象量に変化がある場合には測定が必要であるが、測定対象量に変化がないと想定される場合には測定が不要な場合がある。例えば、人が消費することにより重量が変化する商品の重量を監視する必要がある場合、人が不在の間の測定結果は不要である。
しかしながら、従来のように測定した消費電力の変化量を用いる場合、人が不在である間にも動作する電気機器が電力を消費することにより消費電力が変動する。例えば、冷蔵庫は人がいない間も動作し、コンプレッサーを動作させるか否かによって消費電力が変動する。また、パーソナルコンピュータの電源を入れた状態で外出する人もいる。パーソナルコンピュータは、ソフトウェアが自動的にアップデートされるような場合に、人がいない状態であっても消費電力が増加する。したがって、消費電力の変化量に基づいて人が不在であるか否かを判定することは困難であり、測定装置は、人がいる間にも消費電力を測定してしまう可能性が高かった。その結果、従来の測定装置においては、測定が必要でない時間帯にも短い時間間隔で測定してしまう場合があるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、測定装置における測定時間間隔を適切な長さに制御できる測定制御装置、測定制御方法及び測定制御システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様の測定制御装置は、測定装置における測定時間間隔を制御する測定制御装置であって、前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて前記測定時間間隔を記憶する記憶部と、前記測定装置と通信可能な通信端末から、前記測定装置における測定結果を受信する受信部と、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて、前記測定時間間隔を変更する変更部と、前記変更部が変更した後の前記測定時間間隔を前記通信端末に送信する送信部と、を有する。
前記変更部は、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻が含まれない非受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を、前記記憶部に記憶された前記測定時間間隔よりも長くしてもよい。
前記変更部は、前記非受信時間帯における複数の前記測定結果の間での変化量の大きさ又は変化の回数が所定の閾値以上である場合に、前記非受信時間帯又は全時間帯に対応する前記測定時間間隔を前記測定時間間隔の初期値に変更してもよい。
前記変更部は、前記非受信時間帯における複数の前記測定結果の間で変化が発生している場合に、前記非受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を短くしてもよい。また、前記変更部は、前記測定時間間隔を短くしてから所定の時間が経過するまでの間に、複数の前記測定結果の間で変化が発生しない場合に、前記非受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を長くしてもよい。
前記変更部は、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻が含まれる受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を、前記記憶部に記憶された前記測定時間間隔よりも短くしてもよい。
前記変更部は、前記受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を、前記受信時間帯における複数の前記測定結果の間での変化量の大きさ又は変化の回数に基づき変更してもよい。
前記受信部は、前記測定装置のユーザに関連付けられた行動予定に関する情報をさらに受信し、前記記憶部は、前記測定装置識別情報に関連付けて、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報をさらに記憶し、前記変更部は、前記ユーザの行動予定にさらに基づいて、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に関連付けられた前記測定時間間隔を変更してもよい。
前記受信部は、気温、湿度又は天候の少なくともいずれかに関する情報を含む環境情報をさらに受信し、前記変更部は、前記環境情報にさらに基づいて、前記測定時間間隔を変更してもよい。
前記記憶部は、前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて、前記通信端末に前記測定結果を送信する送信時間間隔をさらに記憶し、前記変更部は、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて、前記送信時間間隔を変更し、前記送信部は、前記変更部が変更した後の前記送信時間間隔を前記通信端末に送信してもよい。
前記受信部は、前記測定装置が測定した商品の重量を前記測定結果として受信し、前記変更部は、前記受信部が受信した前記商品の重量が所定の閾値未満である場合に、前記商品の重量が前記所定の閾値以上である場合よりも前記測定時間間隔を短くするように変更してもよい。
本発明の第2の態様の測定制御方法は、コンピュータが実行する、測定装置と通信可能な通信端末から、前記測定装置における測定結果を受信するステップと、前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて、前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて記憶部に記憶された測定時間間隔を変更するステップと、変更した後の前記測定時間間隔を前記通信端末に送信するステップと、を有する。
本発明の第3の態様の測定制御システムは、測定装置と、前記測定装置の測定時間間隔を制御する測定制御装置と、を備え、前記測定装置は、前記測定制御装置から前記測定時間間隔を指示する指示情報を受信する測定装置受信部と、前記指示情報が示す前記測定時間間隔で測定する測定部と、を有し、前記測定制御装置は、前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて前記測定時間間隔を記憶する記憶部と、前記測定装置と通信可能な通信端末から、前記測定装置における測定結果を受信する制御装置受信部と、前記制御装置受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて、前記測定時間間隔を変更する変更部と、前記変更部が変更した後の前記測定時間間隔を示す前記指示情報を前記通信端末に送信する制御装置送信部と、を有する。
上記の測定制御システムは、前記測定装置と通信可能な通信端末をさらに備え、前記測定制御装置の前記制御装置送信部は、前記通信端末に前記指示情報を送信し、前記通信端末は、前記指示情報を前記測定装置に転送する。
本発明によれば、測定装置における測定時間間隔を適切な長さにすることができるという効果を奏する。
測定制御システムの概要を示す図である。 測定装置の構成を示す図である。 通信端末の構成を示す図である。 測定制御装置の構成を示す図である。 変更部の動作について説明するための図である。 変更部の動作について説明するための図である。 測定制御システムにおける通信シーケンスを示す図である。 変更部が非受信時間帯と受信時間帯とを特定する動作のフローチャートである。 測定時間間隔を再変更する動作のフローチャートである。
[測定制御システムSの概要]
図1は、測定制御システムSの概要を示す図である。測定制御システムSは、ウォーターサーバー1と、測定装置2と、通信端末3と、測定制御装置4と、コンピュータ5とを備える。測定制御システムSは、ユーザが消費することにより重量が変化する商品の重量を定期的に測定する時間間隔(以下、測定時間間隔という)を適切な大きさに制御するためのシステムである。本実施形態においては、測定制御システムSが、ユーザが定期的に一定の量を購入する水の重量を測定する測定装置2の測定時間間隔を制御する例について説明する。
ウォーターサーバー1は、ユーザが水を消費する際に使用する装置である。図1に示す破線領域Pに水が入ったタンクが設けられており、ユーザは、水を飲んだり水を料理に使ったりする際にウォーターサーバー1を操作することにより、水を使用することができる。
測定装置2は、水が入った状態でウォーターサーバー1の重量を測定する重量測定装置である。測定装置2は、無線チャネルW1を介して通信端末3との間でデータを送受信することができる。無線チャネルW1は、例えばBluetooth(登録商標)である。測定装置2は、通信端末3から、測定時間間隔を指示する指示データを受信する。また、測定装置2は、測定した重量を示す測定結果を通信端末3に送信する。なお、測定装置2は、ウォーターサーバー1の本体の重量を差し引いた、水の重量を示す測定結果を送信するものとする。
測定装置2は、例えば電池により動作する。測定装置2が電池により動作する場合であっても、必要な電力が小さいBluetoothを用いて通信端末3との間でデータを送受信することで、測定装置2は、ユーザが電池を交換することなく、長時間にわたって動作を計測することができる。
通信端末3は、例えばスマートフォン又はタブレットである。通信端末3は、無線チャネルW1を介して測定装置2との間でデータを送受信することができる。また、通信端末3は、携帯電話網の無線通信回線W2及びネットワークNを介して測定制御装置4との間でデータを送受信することができる。ネットワークNは、携帯電話網及びインターネットを含む。
測定制御装置4は、例えば、ユーザが消費する商品を提供する企業の社員のコンピュータ5からアクセス可能なサーバである。測定制御装置4は、測定装置2が測定した商品の重量の測定結果を通信端末3から受信し、受信した重量に基づいてユーザ宅における商品の在庫量を特定し、特定した在庫量に基づいて、発注を推奨するメッセージを通信端末3に送信する。
測定制御装置4は、予め、測定装置2の識別情報(以下、測定装置IDという)、及びユーザの識別情報(以下、ユーザIDという)に関連付けて、測定時間間隔の初期値を記憶している。測定制御装置4は、例えば、コンピュータ5を介して、測定時間間隔の初期値を取得する。
測定制御装置4は、通信端末3から測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて、測定時間間隔を変更することにより、通信端末3のユーザが測定装置2の近く(例えば自宅)にいない可能性が高い時間帯の測定時間間隔を、ユーザが測定装置2の近くにいる可能性が高い時間帯の測定時間間隔よりも長くする。なお、測定制御装置4は、通信端末3から受信した測定結果に基づいて、測定対象である水の重量の変化が発生しているか否かによって測定時間間隔を変更してもよい。このようにすることで、測定制御装置4は、ユーザがおらず、商品の重量が変化しない時間帯における測定頻度を下げることで、測定装置2の消費電力を低減することが可能になる。
以下、測定制御システムSの各部の構成について詳細に説明する。
[測定装置2の構成]
図2は、測定装置2の構成を示す図である。測定装置2は、重量センサ21と、計時部22と、通信部23と、記憶部24と、制御部25とを有する。重量センサ21は、商品の重量を測定するためのセンサである。重量センサ21は、測定した重量を制御部25に通知する。計時部22は、時刻をカウントする時計IC(Integrated Circuit)を有する。計時部22は、時刻を制御部25に通知する。
通信部23は、通信端末3との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部23は、例えばBluetooth用の通信モジュールである。通信部23は、重量センサ21による測定結果を通信端末3に送信する。通信部23は、通信端末3との間で通信コネクションを確立できない間は測定結果を送信しない。通信部23は、通信端末3に送信できない測定結果があった後に通信端末3との通信コネクションを確立できた場合、通信コネクションを確立できなかった間の測定結果を記憶部24から読み出して、読み出した測定結果を通信端末3に送信する。なお、通信部23が測定結果を送信するタイミングは任意であり、通信部23は、通信端末3との通信コネクションが確立された状態で測定を実施したタイミング、又は測定した重量に変化があったタイミングで測定結果を送信してもよい。また、通信部23は、所定の時間間隔で測定結果を送信してもよい。
記憶部24は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含む。記憶部24は、制御部25が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部24は、重量センサ21が商品の重量を測定するタイミング又は測定時間間隔の設定値を記憶している。設定値は、例えばコンピュータ5において測定制御装置4が設置された企業の社員により設定され、通信端末3を介して測定制御装置4から送信される。測定装置2に操作部が設けられており、測定装置2が設置されたユーザ宅のユーザが測定タイミングや測定時間間隔を設定するようにしてもよい。
また、記憶部24は、重量センサ21が測定した重量を、重量が測定された日時に関連付けて一時的に記憶する。記憶部24は、測定装置2が通信できる距離に通信端末3が存在しない間に測定した重量の測定データを消失しないように、例えば1週間分の測定データを記憶できる容量のRAMを有している。
制御部25は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部25は、記憶部24に記憶されたプログラムを実行することにより重量センサ21を制御して、通信端末3から通知された測定時間間隔で重量センサ21に重量を測定させるように制御する。また、制御部25は、通信部23を制御して、重量センサ21が測定した重量を通信端末3に送信させる。制御部25は、例えば、重量センサ21が測定した重量を含む測定結果を通信端末3に送信するタイミングを制御する。
[通信端末3の構成]
図3は、通信端末3の構成を示す図である。通信端末3は、第1通信部31と、第2通信部32と、表示部33と、記憶部34と、制御部35と、を有する。
第1通信部31は、例えばBluetooth用の通信モジュールであり、測定装置2との間でデータを送受信する。第1通信部31は、測定装置2から所定の距離(例えば10m以内)において、測定装置2から測定結果を受信することができる。したがって、第1通信部31は、通信端末3のユーザが、測定装置2が設置された自宅にいる間は測定結果を受信可能であり、通信端末3のユーザが自宅にいない間は測定結果を受信できない。第1通信部31は、測定装置2から測定結果を受信する。また、第1通信部31は、測定装置2の測定時間間隔の設定値を測定装置2に送信する。第1通信部31は、測定装置2が測定した重量のデータを通信端末3に送信するタイミングの設定値を測定装置2に送信してもよい。
第2通信部32は、例えばLTE(Long Term Evolution)用の通信モジュールであり、測定制御装置4との間でデータを送受信する。第2通信部32は、第1通信部31が測定装置2から受信した重量の測定結果を、通信端末3の識別情報に関連付けて測定制御装置4に送信する。第2通信部32は、通信端末3の識別情報の代わりに、ユーザ宅で商品を使用する複数のユーザに割り当てられたユーザIDを送信してもよい。また、第2通信部32は、測定制御装置4が送信した指示データを受信する。
表示部33は、ディスプレイである。表示部33は、例えば、第2通信部32が測定制御装置4から受信した、発注を推奨するメッセージを表示する。表示部33の表面にはタッチパネルが設けられており、ユーザは、タッチパネルを用いて商品を発注することができる。
記憶部34は、ROM及びRAMを含む。記憶部34は、制御部35が実行するプログラムを記憶している。制御部35は、例えばCPUである。制御部35は、記憶部34に記憶されたプログラムを実行することにより、第1通信部31が測定装置2から受信した重量のデータを、第2通信部32を介して測定制御装置4に送信する。
[測定制御装置4の構成]
図4は、測定制御装置4の構成を示す図である。測定制御装置4は、通信部41と、計時部42と、記憶部43と、制御部44とを有する。通信部41は、ネットワークNを介して通信端末3と通信するための通信インターフェースであり、例えばLAN(Local Area Network)を有する。計時部42は、時刻をカウントする時計ICを有する。計時部42は、時刻を制御部44に通知する。
記憶部43は、ROM及びRAMを含んでおり、通信部41が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部43は、ユーザに関する情報を記憶している。例えば、記憶部43は、ユーザ宅に設置されている測定装置2が測定した重量を測定制御装置4に送信する通信端末3の識別情報とユーザIDとを関連付けて記憶している。このようにすることで、測定装置2が設置されているユーザ宅に、通信端末3を使用する家族が複数いる場合のように、測定装置2が測定した重量を測定制御装置4に送信可能な通信端末3が複数存在する場合に、制御部44は、通信端末3の識別情報に基づいてユーザIDを特定することができる。
また、記憶部43は、測定装置IDに関連付けて測定時間間隔を記憶している。記憶部43は、ユーザIDに関連付けて測定時間間隔を記憶していてもよい。記憶部43がユーザIDに関連付けて測定時間間隔を記憶しておくことにより、測定制御装置4は、測定装置2と通信可能な状態の通信端末3のユーザのユーザIDに基づいて測定時間間隔を変更するように制御できる。したがって、測定制御装置4は、ユーザIDに基づいて測定時間間隔を変更することで、例えば料理を作るユーザが測定装置2の近くにいて、重量が変化する可能性が高い時間帯に測定時間間隔を短くすることができる。
さらに、記憶部43は、曜日や時間帯に関連付けて測定時間間隔を記憶していてもよい。詳細については後述するが、記憶部43が、曜日や時間帯に関連付けて測定時間間隔を記憶しておくことで、曜日や時間帯によって商品の消費パターンが異なる場合に、測定制御装置4は、消費パターンに適した測定時間間隔に設定することができる。
記憶部43は、通信端末3から測定結果を受信する頻度が低い非受信時間帯の第1測定時間間隔として、測定結果を受信する頻度が高い受信時間帯の第2測定時間間隔よりも大きな時間間隔を記憶している。記憶部43は、制御部44からユーザID及び測定装置IDの少なくともいずれかが通知されたことに応じて、ユーザID又は測定装置IDに関連付けて記憶している測定時間間隔を制御部44へと出力する。記憶部43は、制御部44からの指示に基づいて、測定時間間隔を更新する。
制御部44は、例えばCPUであり、測定制御装置4の各部を制御する。制御部44は、記憶部43に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部441、在庫量特定部442、変更部443及び送信部444として機能する。
受信部441は、通信端末3から、測定装置2における測定結果を受信する。受信部441は、測定結果を受信した時刻を計時部42から取得し、測定結果と受信時刻とを関連付けて記憶部43に記憶させる。受信部441は、測定結果を在庫量特定部442及び変更部443に通知してもよい。
受信部441は、所定の時間以上にわたって測定結果を受信できない場合、送信部444を介して、測定結果を受信できていないことを示すメッセージを通信端末3に送信する。例えば、受信部441は、Bluetoothの機能をオン状態にして、測定装置2との間で通信可能な状態にすることを推奨するメッセージを送信する。このようにすることで、通信端末3においてBluetoothの機能がオフ状態であることにより重量データを受信できない状態が継続することを防止できる。
在庫量特定部442は、記憶部43に記憶された購入単位量と、受信部441から通知された測定結果が示す商品の重量とに基づいて、ユーザ宅における商品の在庫量を特定する。在庫量特定部442は、購入単位量と重量取得部432が取得した商品の重量との関係に基づいて、ユーザが保有している商品の個数である在庫数を在庫量として特定する。
具体的には、在庫量特定部442は、購入単位量が、ユーザ宅における水の初期商品量であると特定する。そして、在庫量特定部442は、初期商品量と測定装置2において測定された商品の重量の累積値との差分値が最新の在庫量であると特定する。在庫量特定部442は、在庫量が所定の閾値以下になった場合に、送信部444を介して、発注を推奨するメッセージを通信端末3に送信する。
なお、在庫量特定部442は、測定結果が示す商品の重量から、予め特定されているウォーターサーバー1の重量及び商品のパッケージ(水のタンク)の重量を減算することにより、商品自体の重量を特定する。在庫量特定部442は、例えば、ユーザID又は測定装置IDに関連付けて記憶部43に記憶されているウォーターサーバー1の型番に基づいてウォーターサーバー1の重量を特定することができる。
また、在庫量特定部442は、受信部441を介して測定装置2の電池残量を受信してもよい。在庫量特定部442は、電池の残量が所定の閾値以下になっている場合、通信端末3に警告情報を送信する。また、在庫量特定部442は、電池の残量が所定の閾値以下であることを変更部443に通知することで、変更部443に測定時間間隔を長くさせてもよい。
変更部443は、受信部441が測定結果を受信した時刻、通信端末3が測定装置2から測定結果を受信した時刻、又は測定装置2が測定した重量が変化した時刻が含まれる時間帯に基づいて、測定結果を送信した通信端末3に対応するユーザID及び測定装置IDに関連付けて記憶部43に記憶された測定時間間隔を変更する。変更部443は、測定結果に含まれている測定装置2と通信端末3との間の通信時刻情報に基づいて、通信端末3が測定装置2から測定結果を受信した時刻を特定することができる。また、変更部443は、複数の測定結果に含まれている測定時刻に基づいて、複数の測定結果の間に変化が生じた時刻を、重量が変化した時刻として特定することができる。
変更部443は、例えば、受信部441が測定結果を受信した時刻、又は通信端末3が測定結果を受信した時刻が含まれない非受信時間帯に対応する第1測定時間間隔を、記憶部43に記憶された測定時間間隔よりも長くする。また、変更部443は、測定結果を受信した時刻が含まれない受信時間帯に対応する第2測定時間間隔を、記憶部43に記憶された測定時間間隔よりも短くしてもよい。変更部443は、測定装置2が測定した重量が変化した時刻が含まれない時間帯を非受信時間帯とし、測定装置2が測定した重量が変化した時刻が含まれる時間帯を受信時間帯としてもよい。
送信部444は、変更部443が変更した後の測定時間間隔を通信端末3に送信する。また、送信部444は、在庫量特定部442からの指示に基づいて、発注を推奨するメッセージを通信端末3に送信する。
[測定時間間隔を変更する方法]
図5及び図6は、変更部443の動作について説明するための図である。図5は、ある1日の所定の時間ごとの測定結果を示している。図5における横軸は時刻を示しており、縦軸は測定結果としての商品の重量を示している。図5に示す例においては、測定装置2の測定時間間隔が1時間であることが確認できる。
図5における白丸は、受信部441が、測定装置2が測定した直後に通信端末3から受信した測定結果を示している。図5における黒丸は、受信部441が、測定装置2が測定した直後に通信端末3から受信せず、測定装置2と通信端末3とが通信できる状態になってから通信端末3が受信した測定結果を示している。測定装置2が黒丸に示す測定結果を取得した時点で、通信端末3の電源がオフ状態であったり、通信端末3が、測定装置2が送信する電波が届かないエリアにいる状態だったりしたために、測定装置2が通信端末3との間で通信コネクションを確立できなかったということを想定している。
変更部443は、通信端末3から測定結果を受信した時間帯を特定することにより、受信時間帯及び非受信時間帯を特定する。図5に示す例の場合、変更部443は、午前1時から午前5時までの間の4時間、及び午前9時から午後5時(17時)までの間の4時間が非受信時間帯であると特定する。また、変更部443は、午前5時から午前9時までの間の4時間、及び午後5時から午前1時までの間の4時間が受信時間帯であると特定する。
変更部443は、受信時間帯及び非受信時間帯を特定する精度を高めるために、所定の期間内の複数の測定結果の受信状況に基づいて、受信時間帯及び非受信時間帯を特定してもよい。具体的には、変更部443は、所定の期間内の複数の日における複数の測定結果のうち所定の割合未満の測定結果を通信端末3から受信した時間帯が非受信時間帯であると特定し、所定の割合以上の測定結果を通信端末3から受信した時間帯が受信時間帯であると特定する。変更部443は、例えば、所定の期間内に一度も測定結果を受信しなかった時間帯が非受信時間帯であるとする。
変更部443は、曜日ごとに受信時間帯及び非受信時間帯を特定してもよい。変更部443は、所定の期間内の同一の曜日における測定結果の受信状況に基づいて、受信時間帯及び非受信時間帯を特定する。このようにすることで、変更部443は、曜日ごとにユーザの生活パターンが異なる場合に、曜日に適した測定時間間隔を設定することができる。
また、変更部443は、通信端末3から測定結果を受信する時間の傾向に変化が発生したことを検出したことに応じて、受信時間帯及び非受信時間帯を変更してもよい。例えば、変更部443は、非受信時間帯において所定の割合以上の測定タイミングで通信端末3から測定結果を受信した場合に、この時間帯を受信時間帯に変更する。
変更部443は、受信時間帯と非受信時間帯とを特定した後に、それぞれの時間帯における測定時間間隔を、記憶部43に記憶されていた測定時間間隔から変更する。図6は、変更後の測定時間間隔を示す図である。図6に示すように、非受信時間帯における測定時間間隔が2時間になっており、図5における測定時間間隔よりも長くなっていることがわかる。また、受信時間帯における測定時間間隔が30分になっており、図5における測定時間間隔よりも短くなっていることがわかる。
このように、変更部443が非受信時間帯における測定時間間隔を長くすることにより、ユーザが商品を消費する確率が低い時間帯の測定頻度を低くすることができるので、測定制御システムSは、測定装置2の消費電力を低減することができる。また、変更部443が受信時間帯における測定時間間隔を短くすることにより、ユーザが在宅しておりユーザが商品を消費する確率が高い時間帯の測定頻度を長くすることができるので、測定制御システムSは、測定装置2における測定精度を向上させることができる。
変更部443は、測定時間間隔を変更した後に、測定時間間隔をさらに変更することが望ましい状況になった場合に、測定時間間隔を再変更してもよい。例えば、変更部443は、非受信時間帯における複数の測定結果の間での変化量の大きさ又は変化の回数が所定の閾値以上である場合に、非受信時間帯又は全時間帯に対応する測定時間間隔を、測定時間間隔の初期値に変更する。変更部443は、例えば、非受信時間帯における変化量が、受信時間帯において過去に検出された変化量の最小値よりも大きい場合に、測定時間間隔を測定時間間隔の初期値に変更する。また、変更部443は、例えば非受信時間帯における変化の回数が複数回である場合に、測定時間間隔を測定時間間隔の初期値に変更する。このようにすることで、変更部443は、ユーザ宅に人がいる可能性が高い場合に、ユーザ宅に人がいる場合に適した測定時間間隔に戻すことができる。
変更部443は、非受信時間帯における複数の測定結果の間で変化が発生している場合に、非受信時間帯に対応する測定時間間隔を短くするように変更してもよい。このようにすることで、例えばユーザの生活パターンが変化して、非受信時間帯に設定していた時間帯にユーザが商品を消費するようになった場合であっても、適切な時間間隔で商品の重量を測定することができる。
変更部443は、測定時間間隔を短くしてから所定の時間が経過するまでの間に、複数の測定結果の間で変化が発生しない場合に、非受信時間帯に対応する測定時間間隔を長くしてもよい。このようにすることで、ユーザの生活パターンの変化が一時的であり、非受信時間帯にユーザが商品を消費する確率が低い状態に戻った場合に、測定制御システムSは、非受信時間帯における測定時間間隔を、測定装置2の消費電力を低減可能な設定に戻すことができる。
また、変更部443は、受信時間帯に対応する測定時間間隔を、受信時間帯における複数の測定結果の間での変化量又は変化の回数の大きさに基づく大きさに変更してもよい。具体的には、変更部443は、受信時間帯における測定結果の変化量が閾値よりも大きい時間帯の測定時間間隔を、受信時間帯における測定結果の変化量が閾値以下である時間帯の測定時間間隔よりも短くする。このようにすることで、変更部443は、食事の時間帯のように、ユーザが商品を消費する量が多い時間帯における測定精度を向上させることができる。また、変更部443は、受信時間帯における変化の回数が閾値よりも大きい時間帯の測定時間間隔を、変化の回数が閾値以下である時間帯の測定時間間隔よりも短くする。このようにすることで、測定制御装置4は、ユーザが水を頻繁に消費する時間帯における消費の状況を高い精度で特定できるようになる。
なお、変更部443は、測定時間間隔の変更が必要であると判定した場合に、通信端末3に対して、測定時間間隔の変更の要否を確認する画面を表示させ、ユーザからの指示に基づいて測定時間間隔を変更してもよい。また、変更部443は、変更部443が測定時間間隔の変更が必要であると判定していない場合であっても、ユーザからの指示に基づいて測定時間間隔を変更してもよい。例えば、これまで測定していなかった時間帯での測定を開始する場合、これまで測定結果が送信されていなかった時間帯での送信を開始する場合、測定頻度又は送信頻度を増やす場合、及び電池残量が所定値よりも少なくなった場合に、ユーザが測定時間間隔の設定を変更することが考えられる。
[測定制御システムSにおける通信シーケンス]
図7は、測定制御システムSにおける測定装置2、通信端末3及び測定制御装置4の間での通信シーケンスを示す図である。図7に示す通信シーケンスは、測定装置2が測定タイミングであるかどうかを判定する処理(S11)から開始している。
測定装置2の制御部25は、ステップS11において、時刻が測定タイミングに一致していると判定した場合(S11)、重量センサ21に重量を測定させ、重量データを取得する(S12)。制御部25は、取得した重量データを一時的に記憶部24に記憶させる。
制御部25は、測定データを取得すると通信部23を制御して、通信端末3との間でBluetoothのコネクションを確立させる。通信部23は、アドバタイズメントを送信し、通信端末3の第1通信部31からアドバタイズメントを受信すると、通信部23に対して接続要求を送信し、コネクションを確立する。
制御部25は、通信端末3との間のコネクションが確立すると、記憶部24に記憶させていた重量データを読み出して、通信部23を介して、重量データを含む測定結果を通信端末3に送信する。通信端末3は、第1通信部31が測定装置2から受信した測定結果を第2通信部32により測定制御装置4へと送信する。
測定制御装置4の受信部441は、測定結果を受信すると、測定結果に含まれている重量データを取得して記憶部43に記憶させる(S14)。その後、測定制御装置4の変更部443が測定時間間隔を変更すると(S15)、送信部444が変更後の測定時間間隔を通信端末3に通知する。通信端末3は、送信部444から受信した変更後の測定時間間隔を測定装置2に送信し、その後、測定装置2は測定タイミングを変更する(S16)。
[測定時間間隔を変更する動作のフローチャート]
図8は、変更部443が非受信時間帯と受信時間帯とを特定する動作のフローチャートである。図8に示すフローチャートは、変更部443が、過去の所定の期間の測定結果を、測定結果を受信した時刻に関連付けて取得した時点から開始する(S21)。
変更部443は、所定の期間内の測定タイミングごとに、通信端末3から受信した測定結果の数を計数し、所定の期間に含まれる測定タイミングの数に対する測定結果の受信数の割合が閾値よりも小さいか否かを判定する(S22)。変更部443は、通信端末3から受信した測定結果の割合が閾値未満であると判定した場合に、その時刻を非受信時間帯であると特定する(S23)。変更部443は、当該時刻における測定時間間隔を非受信時間帯に対応する第1測定時間間隔に変更することにより、測定時間間隔を長くする(S24)。
また、変更部443は、ステップS22において、通信端末3から受信した測定結果の割合が閾値以上であると判定した場合に、その時刻を受信時間帯であると特定する(S25)。そして、変更部443は、当該時刻における測定時間間隔を受信時間帯に対応する第2測定時間間隔に変更することにより、測定時間間隔を長くする(S26)。変更部443は、定期的にステップS21からステップS26までの動作を実行することにより、通信端末3のユーザの生活パターンの変化に伴って測定結果を受信する時間帯が変化した場合に、非受信時間帯及び受信時間帯を適切に変更することができる。
[測定時間間隔を再変更する動作のフローチャート]
図9は、測定時間間隔を再変更する動作のフローチャートである。変更部443は、記憶部43に記憶された測定結果を取得し(S31)、測定結果が測定された時刻に基づいて、測定結果が非受信時間帯の測定結果であるか否かを判定する(S32)。変更部443は、測定結果が非受信時間帯の測定結果であると判定した場合に、直前の測定結果に対する変化量が第1閾値以上であるか否かを判定する(S33)。
変更部443は、変化量が第1閾値以上であると判定した場合に、非受信時間帯に設定されている時刻のうち、測定結果の変化量が大きい傾向にある時刻における測定時間間隔を短くするように変更する(S34)。このようにすることで、変更部443は、ユーザが商品を消費するにもかかわらず、ユーザが通信端末3の電源をオフにしている時間帯において、十分な頻度で測定を行うことができる。
変更部443は、ステップS32において、測定結果が受信時間帯の測定結果であると判定した場合に、直前の測定結果に対する変化量が第2閾値未満であるか否かを判定する(S35)。第2閾値は、第1閾値よりも小さな値である。変更部443は、変化量が第2閾値未満であると判定した場合に、時間帯受信時間帯に設定されている時刻のうち、測定結果の変化量が小さい傾向にある時刻における測定時間間隔を長くするように変更する(S36)。このようにすることで、変更部443は、ユーザが在宅していても商品を消費しない傾向が強い時間帯において測定頻度を下げ、測定装置2の消費電力を低減させることができる。
なお、変更部443は、一つの測定結果に基づいて測定時間間隔を変更するのではなく、複数の測定結果に基づいて測定時間間隔を変更してもよい。具体的には、変更部443は、ステップS33において、所定の期間にわたって同一の時刻に測定された複数の測定結果に対して変化量が第1閾値以上であると判定されたことを条件にして、測定時間間隔を短くしてもよい。また、変更部443は、ステップS35において、所定の期間にわたって同一の時刻に測定された複数の測定結果に対して変化量が第2閾値未満であると判定されたことを条件にして、測定時間間隔を長くしてもよい。
[変形例1]
以上の説明において、変更部443は、受信結果を受信したか否かに基づいて測定時間間隔を変更したが、変更部443は、ユーザの行動予定にさらに基づいて、ユーザIDに関連付けられた測定時間間隔を変更してもよい。このようにするために、例えば、受信部441は、ユーザのスケジュールを管理しているサーバにアクセスして、ユーザが自宅にいる時間帯を特定する。変更部443は、受信結果を通信端末3から受信しない傾向が強く、かつユーザが自宅にいないスケジュールになっている時間帯を非受信時間帯に設定し、測定時間間隔を長くする。このようにすることで、変更部443は、ユーザが不在であり、商品の重量を測定する必要がない時間帯を高い精度で特定することができる。
[変形例2]
水が消費される量は、気温、湿度又は天候によって左右される。そこで、受信部441は、気温、湿度又は天候の少なくともいずれかに関する情報を含む環境情報をさらに受信し、変更部443は、環境情報にさらに基づいて、測定時間間隔を変更してもよい。変更部443は、例えば、気温が高い場合、湿度が低い場合、又は晴天の場合等のように、水の消費量が増えて、測定結果の変化量が大きくなると想定される場合に、測定時間間隔を短くするように変更する。このようにすることで、在庫量特定部442が在庫量を特定する精度を向上させることができる。
[変形例3]
変更部443は、測定装置2の電池の残量に基づいて測定時間間隔を変更してもよい。このようにするために、受信部441は、通信端末3を介して測定装置2の電池残量を定期的に受信し、受信した電池残量を変更部443に通知する。そして、変更部443は、電池残量が所定の閾値未満になった場合に、測定時間間隔を長くする。このようにすることで、測定装置2の電池が交換される前に測定装置2が測定できなくなってしまう確率を低減することができる。
[変形例4]
上述したように、在庫量特定部442は、測定結果に含まれている商品の重量に基づいて、商品の発注を推奨するタイミングを特定し、通信端末3にメッセージを送信する。在庫量特定部442が適切なタイミングで発注を推奨するメッセージを送信できるようにするためには、商品の残量が少なくなった時点での測定精度を高めることが望ましい。そこで、変更部443は、受信部441が受信した商品の重量が所定の閾値未満である場合に、商品の重量が所定の閾値以上である場合よりも測定時間間隔を短くするように変更してもよい。
また、変更部443は、在庫量特定部442が特定した在庫量に基づいて測定時間間隔を変更してもよい。変更部443は、例えば、在庫量特定部442が特定した在庫量が所定の閾値未満である場合に、在庫量が所定の閾値以上である場合よりも測定時間間隔を短くする。また、変更部443は、最新の在庫量と過去の消費量とから推定される在庫がなくなる時期に基づいて、在庫がなくなると推定される時期の所定時間前から測定時間間隔を短くしてもよい。
また、一度に購入する水の容量が多ければ(例えば10L×10セット)、一度に購入する水の容量が少ない(例えば10L×2セット)場合よりも、在庫がなくなってしまう可能性が低いと考えられる。そこで、変更部443は、一度に購入する水の容量が多いほど測定時間間隔を長くしてもよい。
例えば、変更部443は、受信時間帯において、商品の重量が小さくなればなるほど測定時間間隔が短くなるようにする。このようにすることで、在庫量特定部442は、ユーザが自宅にいる間に、商品の発注を推奨するメッセージを通信端末3に送信できるので、ユーザが商品を発注する確率を高めることができる。
[変形例5]
変更部443は、ウォーターサーバー1の動作に連動して測定時間間隔を変更してもよい。例えば、ウォーターサーバー1にスリープ機能がある場合、受信部441は、通信端末3を介して、ウォーターサーバー1がスリープ状態であるか否かを示す情報を受信し、受信した情報を変更部443に通知する。変更部443は、ウォーターサーバー1がスリープ状態になる時間帯の測定時間間隔を長くするように変更することで、ウォーターサーバー1が使用されず商品の重量が変化しない時間帯に測定装置2が測定する頻度を下げることができる。
[変形例6]
以上の説明において、変更部443は、測定装置2が重量を測定する時間間隔を変更するものとしたが、変更部443は、非受信時間帯及び受信時間帯のそれぞれにおいて、測定時間間隔の代わりに、又は測定時間間隔とともに、測定装置2が重量を測定した結果を通信端末3に送信する時間間隔を変更してもよい。この場合、記憶部43は、測定装置IDに関連付けて、測定装置2が通信端末3に測定結果を送信する送信時間間隔を記憶する。変更部443は、受信部441が測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて送信間隔を変更する。このようにすることで、測定装置2は、通信端末3と通信できないにもかかわらず通信コネクションの確立を試みることがなくなるので、消費電力を効果的に低減することができる。
[変形例7]
変更部443は、測定装置2と接続されている通信端末3の数に基づいて、測定時間間隔を変更してもよい。通信端末3の数が多いほど、商品を消費するユーザ数が多いと考えられるので、変更部443は、通信端末3の数が多いほど測定時間間隔を短くする。このようにすることで、重量が変化する可能性が高い時間帯の測定時間間隔を短くすることができる。
[測定制御システムSによる効果]
以上説明したように、測定制御装置4において、受信部441は、測定装置2と通信可能な通信端末3から、測定装置2における測定結果を受信する。そして、変更部443は、受信部441が測定結果を受信した時刻が含まれる時間帯に基づいて、測定時間間隔を変更する。例えば、変更部443は、受信結果を受信する確率が低い時間帯における測定時間間隔を長くする。このようにすることで、測定装置2は、通信端末3のユーザが在宅しておらず、商品が消費される可能性が低い時間帯に測定しないので、測定装置2の消費電力を低減することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
例えば、以上の説明において、商品が水である場合を例示したが、本発明は、ユーザが消費することによって重量が変化する任意の商品に対して適用できる。例えば、商品が米であり、測定装置2が米櫃に設けられている場合においても本発明を適用することで、商品が水である場合と同様の効果を奏することは明らかである。
1 ウォーターサーバー
2 測定装置
3 通信端末
4 測定制御装置
5 コンピュータ
21 重量センサ
22 計時部
23 通信部
24 記憶部
25 制御部
31 第1通信部
32 第2通信部
33 表示部
34 記憶部
35 制御部
41 通信部
42 計時部
43 記憶部
44 制御部
432 重量取得部
441 受信部
442 在庫量特定部
443 変更部
444 送信部

Claims (14)

  1. 測定装置における測定時間間隔を制御する測定制御装置であって、
    前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて前記測定時間間隔を記憶する記憶部と、
    前記測定装置と通信可能な通信端末から、前記測定装置における測定結果を受信する受信部と、
    前記受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる受信時間帯であるか、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれない非受信時間帯であるかに基づいて、前記測定時間間隔を変更する変更部と、
    前記変更部が変更した後の前記測定時間間隔を前記通信端末に送信する送信部と、
    を有する測定制御装置。
  2. 前記変更部は、前記非受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を、前記記憶部に記憶された前記測定時間間隔よりも長くする、
    請求項1に記載の測定制御装置。
  3. 前記変更部は、前記非受信時間帯における複数の前記測定結果の間での変化量の大きさ又は変化の回数が所定の閾値以上である場合に、前記非受信時間帯又は全時間帯に対応する前記測定時間間隔を前記測定時間間隔の初期値に変更する、
    請求項2に記載の測定制御装置。
  4. 前記変更部は、前記非受信時間帯における複数の前記測定結果の間で変化が発生している場合に、前記非受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を短くする、
    請求項2又は3に記載の測定制御装置。
  5. 前記変更部は、前記測定時間間隔を短くしてから所定の時間が経過するまでの間に、複数の前記測定結果の間で変化が発生しない場合に、前記非受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を長くする、
    請求項4に記載の測定制御装置。
  6. 前記変更部は、前記受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を、前記記憶部に記憶された前記測定時間間隔よりも短くする、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の測定制御装置。
  7. 前記変更部は、前記受信時間帯に対応する前記測定時間間隔を、前記受信時間帯における複数の前記測定結果の間での変化量の大きさ又は変化の回数に基づき変更する、
    請求項6に記載の測定制御装置。
  8. 前記受信部は、前記測定装置のユーザに関連付けられた行動予定に関する情報をさらに受信し、
    前記記憶部は、前記測定装置識別情報に関連付けて、前記ユーザを識別するためのユーザ識別情報をさらに記憶し、
    前記変更部は、前記ユーザの行動予定にさらに基づいて、前記ユーザの前記ユーザ識別情報に関連付けられた前記測定時間間隔を変更する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の測定制御装置。
  9. 前記受信部は、気温、湿度又は天候の少なくともいずれかに関する情報を含む環境情報をさらに受信し、
    前記変更部は、前記環境情報にさらに基づいて、前記測定時間間隔を変更する、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の測定制御装置。
  10. 前記記憶部は、前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて、前記通信端末に前記測定結果を送信する送信時間間隔をさらに記憶し、
    前記変更部は、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる受信時間帯であるか、前記受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれない非受信時間帯であるかに基づいて、前記送信時間間隔を変更し、
    前記送信部は、前記変更部が変更した後の前記送信時間間隔を前記通信端末に送信する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の測定制御装置。
  11. 前記受信部は、前記測定装置が測定した商品の重量を前記測定結果として受信し、
    前記変更部は、前記受信部が受信した前記商品の重量が所定の閾値未満である場合に、前記商品の重量が前記所定の閾値以上である場合よりも前記測定時間間隔を短くするように変更する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の測定制御装置。
  12. コンピュータが実行する、
    測定装置と通信可能な通信端末から、前記測定装置における測定結果を受信するステップと、
    前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる受信時間帯であるか、前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれない非受信時間帯であるかに基づいて、前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて記憶部に記憶された測定時間間隔を変更するステップと、
    変更した後の前記測定時間間隔を前記通信端末に送信するステップと、
    を有する測定制御方法。
  13. 測定装置と、前記測定装置の測定時間間隔を制御する測定制御装置と、を備え、
    前記測定装置は、
    前記測定制御装置から前記測定時間間隔を指示する指示情報を受信する測定装置受信部と、
    前記指示情報が示す前記測定時間間隔で測定する測定部と、
    を有し、
    前記測定制御装置は、
    前記測定装置を識別するための測定装置識別情報に関連付けて前記測定時間間隔を記憶する記憶部と、
    前記測定装置と通信可能な通信端末から、前記測定装置における測定結果を受信する制御装置受信部と、
    前記制御装置受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれる受信時間帯であるか、前記制御装置受信部が前記測定結果を受信した時刻又は前記通信端末が前記測定装置から前記測定結果を受信した時刻が含まれない非受信時間帯であるかに基づいて、前記測定時間間隔を変更する変更部と、
    前記変更部が変更した後の前記測定時間間隔を示す前記指示情報を前記通信端末に送信する制御装置送信部と、
    を有する測定制御システム。
  14. 前記測定装置と通信可能な通信端末をさらに備え、
    前記測定制御装置の前記制御装置送信部は、前記通信端末に前記指示情報を送信し、
    前記通信端末は、前記指示情報を前記測定装置に転送する、
    請求項13に記載の測定制御システム。
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