JP2018163874A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カソードガスの冷却を効率良く行いつつ、燃料電池システムの冷却性能の低下を抑制する。【解決手段】コンプレッサ23によって圧縮されたカソードガスを冷却するためのカソードガス冷却装置50を備える燃料電池システム100であって、カソードガス冷却装置50は、カソードガスが流入する第1内部流路63と燃料電池10から排出された水が供給される第2内部流路66とを有すると共に第2内部流路66を流れる水の気化潜熱によって第1内部流路63を流れるカソードガスを冷却する熱交換器60を備え、第1内部流路63及び第2内部流路66は、第1内部流路63を流れるカソードガスとの熱交換によって第2内部流路66内に生じた水蒸気が第1内部流路63に流入しないように、熱交換器60の内部においてそれぞれ独立した流路とされる。【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池システムに関する。
特許文献1には、従来の燃料電池システムとして、燃料電池から排出されたカソードオフガスを、ターボチャージャのタービンを通過させることで断熱膨張によって冷却し、その冷却したカソードオフガスと、コンプレッサによって圧縮されて高温になったカソードガスと、の間で熱交換を行うことによって、燃料電池に供給するカソードガスを冷却するように構成されたものが開示されている。
特開2002−056865号公報
しかしながら、前述した従来の燃料電池システムは、気体と気体との間で熱交換を行っていたため、熱交換の効率が悪く、カソードガスの冷却が十分に行われないおそれがあった。そのため、燃料電池に比較的高温のカソードガスが供給されることになるため、燃料電池自体を冷却する際の負荷が増大して燃料電池システムの冷却性能が低下するおそれがあった。
本発明はこのような問題に着目してなされたものであり、カソードガスの冷却を効率良く行いつつ、燃料電池システム全体の冷却性能の低下を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様によれば、燃料電池と、カソードガスを圧縮して燃料電池に供給するためのコンプレッサと、コンプレッサによって圧縮されて燃料電池に供給される前のカソードガスを冷却するためのカソードガス冷却装置と、を備える燃料電池システムにおいて、カソードガス冷却装置は、カソードガスが流入する第1内部流路と燃料電池から排出された水が供給される第2内部流路とを有すると共に第2内部流路を流れる水の気化潜熱によって第1内部流路を流れるカソードガスを冷却して第1内部流路から流出させる熱交換器を備え、第1内部流路及び第2内部流路は、第1内部流路を流れるカソードガスとの熱交換によって第2内部流路内に生じた水蒸気が第1内部流路に流入しないように、熱交換器の内部においてそれぞれ独立した流路とされる。
本発明のこの態様によれば、カソードガスの冷却を効率良く行いつつ、燃料電池システム全体の冷却性能の低下を抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態による燃料電池システムの概略構成図である。 図2は、インタクーラの内部を示す概略断面図である。 図3は、本発明の第2実施形態による燃料電池システムの概略構成図である。 図4は、本発明の第2実施形態によるインタクーラへの冷媒供給制御について説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第3実施形態による燃料電池システムの概略構成図である。 図6は、本発明の第4実施形態による燃料電池システムの概略構成図である。 図7は、本発明の第4実施形態によるインタクーラの内部の一部を示す概略断面図である。 図8は、本発明の第1実施形態の第1変形例による燃料電池システムの概略構成図である。 図9は、本発明の第1実施形態の第2変形例による燃料電池システムの概略構成図である。 図10は、本発明の第1実施形態の第3変形例による燃料電池システムの概略構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同様な構成要素には同一の参照番号を付す。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による燃料電池システム100の概略構成図である。
燃料電池システム100は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10に対してカソードガス(酸化剤ガス)の給排を行うためのカソードガス給排装置20と、燃料電池スタック10を冷却する冷媒(例えばロングライフクーラント(LLC))を循環させるための冷媒循環装置30と、電子制御ユニット40と、を備える。なお図1では、燃料電池スタック10に対してアノードガス(燃料ガス)の給排を行うためのアノードガス給排装置や、燃料電池スタック10の出力端子に電気的に接続される各種の電装部品については、本発明の主要部分ではないため図示を省略している。
燃料電池スタック10は、複数の燃料電池単セル(以下「単セル」という。)を積層し、各単セルを電気的に直列に接続したものである。燃料電池スタック10は、水素を含有するアノードガス、及び酸素を含有するカソードガスの供給を受けて発電し、発電した電力を、例えば車両を駆動するために必要なモータなどの各種の電装部品に供給する。本実施形態ではアノードガスとして水素を使用し、カソードガスとして空気を使用している。
カソードガス給排装置20は、カソードガス供給通路21と、エアクリーナ22と、カソードコンプレッサ23と、カソードオフガス排出通路24と、カソードガスを冷却するためのカソードガス冷却装置50と、を備える。以下、エアクリーナ22側を上流と定義してカソードガス給排装置20の各構成部品の詳細について説明する。
カソードガス供給通路21は、燃料電池スタック10に供給するカソードガスとしての空気が流れる通路であって、上流側供給配管21aと、下流側供給配管21bと、を備える。
上流側供給配管21aは、一端がエアクリーナ22に接続され、他端が後述するインタクーラ60の高温ガス入口部61に接続される配管である。下流側供給配管21bは、一端が後述するインタクーラ60の低温ガス出口部62に接続され、他端が燃料電池スタック10のカソードガス入口部11に接続される配管である。
エアクリーナ22は、大気中に配置され、上流側供給配管21aに吸入される空気中の異物を取り除く。
カソードコンプレッサ23は、例えば遠心式又は軸流式のターボコンプレッサであり、上流側供給配管21aに設けられる。カソードコンプレッサ23は、エアクリーナ22を介して上流側供給配管21aに吸入した空気を圧縮して吐出する。
カソードオフガス排出通路24は、燃料電池スタック10から排出されたカソードオフガスが流れる通路であって、上流側排出配管24aと、下流側排出配管24bと、を備える。カソードオフガスは、燃料電池スタック10内で電気化学反応に使用されなかった余剰の酸素と、窒素等の不活性ガスと、の混合ガスであり、カソードオフガスには電気化学反応によって生じた水分(水及び水蒸気)が含まれている。
上流側排出配管24aは、一端が燃料電池スタック10のカソードオフガス出口部12に接続され、他端が後述する気液分離器70のガス流入口71に接続される配管である。下流側排出配管24bは、一端が後述する気液分離器70のガス流出口72に接続され、他端が大気に開口している配管である。
本実施形態によるカソードガス冷却装置50は、インタクーラ60と、気液分離器70と、液水供給配管51と、水蒸気排出配管52と、を備える。
インタクーラ60は、液体を蒸発させたときの気化潜熱を利用して、高温のガス(気体)を冷却することできるように構成された熱交換器である。このような熱交換器としては、例えば蒸発器が挙げられる。本実施形態によるインタクーラ60は、高温ガス入口部61と、低温ガス出口部62と、高温ガス入口部61と低温ガス出口部62とを連通する第1内部流路63と、液水入口部64と、水蒸気出口部65と、液水入口部64と水蒸気出口部65とを連通する第2内部流路66と、を備え、燃料電池スタック10内での水素と酸素の電気化学反応によって生じた水の気化潜熱を利用して、カソードコンプレッサ23によって圧縮されて高温になった空気(以下「圧縮空気」という。)を冷却することができるように構成される。
図2は、この本実施形態によるインタクーラ60の内部を示す概略断面図である。
図2に示すように、インタクーラ60の内部には、隔壁67によって仕切られた第1内部流路63及び第2内部流路66が、図中上下方向に交互に複数形成されており、第1内部流路63を流れる圧縮空気の熱を、隔壁67を介して第2内部流路66内の水に伝えることができるようになっている。
また第1内部流路63及び第2内部流路66は、第1内部流路63を流れる圧縮空気との熱交換によって第2内部流路66内に生じた水蒸気が、第1内部流路63に流入しないように、それぞれが独立した流路となっている。すなわち、第2内部流路66内に生じた水蒸気が、インタクーラ60の内部でカソードガスの加湿に使用されることなく、第2内部流路66からインタクーラ60の外部に排出されるようになっている。
本実施形態では、第1内部流路63及び第2内部流路66は、それぞれ平行に紙面手前側から紙面奥側に向かって延びる直線形状とされている。しかしながら、第1内部流路63及び第2内部流路66の流路形状は、圧縮空気と水との間で熱交換ができる形状であれば特に限られるものではなく、例えばU字形状としても良い。
第1内部流路63には、高温ガス入口部61(図1参照)からインタクーラ60の内部に供給されたカソードガスが略均等に分配されて流入するようになっており、図2に示す例では、紙面手前側から紙面奥側に向かって圧縮空気が第1内部流路63を流れている。また第1内部流路63には、隔壁67から延設された複数のフィン68が形成されており、圧縮空気の熱を、フィン68を介して効率良く隔壁67に伝えることができるようになっている。
第2内部流路66には、液水入口部64(図1参照)からインタクーラ60の内部に流入した水が略均等に分配されて供給されるようになっている。第2内部流路66に供給された水は、隔壁67を介した圧縮空気との熱交換により沸騰して水蒸気となり、図2に示す例では、紙面奥側から紙面手前側に向かってこの水蒸気が第2内部流路66を流れて水蒸気出口部65から排出されるようになっている。このように本実施形態では圧縮空気と水蒸気とがインタクーラ60の内部で対向するように流れているが、これに限らずそれぞれ同じ向きに流れるようにしても良い。
圧縮空気が第1内部流路63内を流れると、圧縮空気の熱が隔壁67に伝達されて、隔壁67の温度が上昇する。隔壁67の温度が第2内部流路66内を流れる水の沸点を超えると、隔壁67と接している第2内部流路66内の水が沸騰し、そのときの気化潜熱によって隔壁67の温度上昇を或る一定の温度までに抑えることができる。すなわち、隔壁67の温度を圧縮空気よりも低い温度、具体的には水の沸点近傍の温度に維持することができる。そのため、圧縮空気と隔壁67との温度差を或る一定の温度差に維持することができ、圧縮空気の熱を継続的に効率良く隔壁67に伝達して圧縮空気を冷却することができる。
本実施形態では、第1内部流路63に流入する圧縮空気の温度は概ね300℃であり、第2内部流路66内を流れる水の沸点は概ね100℃である。したがって本実施形態では、インタクーラ60によって、第1内部流路63に流入した圧縮空気の温度を概ね100℃まで低下させて、低温ガス出口部62から流出させることができる。なお、例えば液水供給配管51に減圧ポンプ等を設けて、第2内部流路66内の圧力を制御して水の沸点を変化させることができるようにカソードガス冷却装置50を構成しても良く、このように構成することで、低温ガス出口部62から流出するカソードガスの温度を調整することができる。
図1に戻り、気液分離器70は、ガス流入口71と、ガス流出口72と、液水流出口73と、を備える。気液分離器70は、ガス流入口71から内部に流入してきたカソードオフガスから水を分離して、分離した水を液水流出口73から排出すると共に、水が分離されたカソードオフガスをガス流出口72から排出する。
液水供給配管51は、一端が気液分離器70の液水流出口73に接続され、他端がインタクーラ60の液水入口部64に接続される配管である。気液分離器70によって分離されたカソードオフガス中の水は、この液水供給配管51を流れてインタクーラ60の液水入口部64からインタクーラ60内の第2内部流路66に供給される。
水蒸気排出配管52は、一端がインタクーラ60の水蒸気出口部65に接続され、他端が大気に開口している配管である。インタクーラ60内での圧縮空気との熱交換によって生じた第2内部流路66内の水蒸気は、水蒸気排出配管52を介して燃料電池システム100の系外(本実施形態では大気)に排出される。
このように本実施形態によるカソードガス冷却装置50は、インタクーラ60内の第1内部流路63に空気が流れ、第2内部流路66に燃料電池スタック10内での電気化学反応によって生じた水が供給されるように構成されている。そしてインタクーラ60は、第2内部流路66に供給された水の気化潜熱によって、第1内部流路63を流れる空気を冷却するように構成されている。
このように、第1内部流路63を流れる空気の熱を、水を水蒸気に相変化させるための熱として使用することで、例えば相変化させずに第1内部流路63を流れる空気との熱交換を行う場合と比較して、熱交換の効率を高めることができる。そのため、インタクーラ60の冷却性能を向上させることができる。
また本実施形態によるカソードガス冷却装置50は、インタクーラ60内の第1内部流路63と第2内部流路66とをそれぞれ独立した流路とし、第2内部流路66内で生じた水蒸気を、カソードガスの加湿に使用せずに水蒸気排出配管52に排出して外気に放出することができるように構成されている。
ここで第1内部流路63を流れる空気との熱交換によって生じた水蒸気を、カソードガスの加湿のために、仮にインタクーラ60内の第1内部流路63を流れて冷却された空気に合流させてしまうと、空気から奪った熱を再度その空気に戻すことになってしまい、結果としてその空気が供給される燃料電池スタック10の温度が上昇しやすくなる。そうすると、燃料電池スタック10を冷却する冷媒の循環流量を増大させる必要が生じ、後述する冷媒ポンプ32の負荷が増大することになる。その結果、燃料電池スタック10の冷却効率が低下して燃料電池システム100全体としての冷却性能が低下するおそれがある。
これに対して、本実施形態によるカソードガス冷却装置50は、このような知見のもと、第2内部流路66内で生じた水蒸気を、カソードガスの加湿に使用せずに水蒸気排出配管52に排出して外気に放出するように構成されている。そのため、インタクーラ60の冷却性能を向上させつつ、燃料電池システム100全体の冷却性能を向上させることができる。
冷媒循環装置30は、冷媒循環配管31と、冷媒ポンプ32と、ラジエータ33と、ラジエータバイパス配管34と、バイパス制御弁35と、を備える。
冷媒循環配管31は、燃料電池スタック10を冷却するための冷媒を循環させる配管であって、一端が燃料電池スタック10の冷媒入口部13に接続され、他端が燃料電池スタック10の冷媒出口部14に接続される。以下では、冷媒出口部14側を冷媒循環配管31の上流と定義し、冷媒入口部13側を冷媒循環配管31の下流と定義して説明する。
冷媒ポンプ32は、冷媒循環配管31の下流側に設けられ、冷媒を循環させる。
ラジエータ33は、冷媒ポンプ32よりも上流の冷媒循環配管31に設けられ、冷媒出口部14から冷媒循環配管31に流出した冷媒、すなわち燃料電池スタック10の冷却に使用されて相対的に高温になった冷媒を、例えば走行風や、ラジエータファン(図示せず)によって吸い込んだ空気によって冷却する。
ラジエータバイパス配管34は、ラジエータ33を経由させずに冷媒を循環させることができるように設けられた配管であって、一端がバイパス制御弁35に接続され、他端がラジエータ33と冷媒ポンプ32との間の冷媒循環配管31に接続される。
バイパス制御弁35は、例えばサーモスタットであり、ラジエータ33よりも上流の冷媒循環配管31に設けられる。バイパス制御弁35は、冷媒の温度に応じて冷媒の循環経路を切り替える。具体的には、冷媒の温度が予め設定された基準温度よりも高いときは、冷媒出口部14から冷媒循環配管31に流出した冷媒が、ラジエータ33を経由して冷媒入口部13から燃料電池スタック10の内部に流入するように冷媒の循環経路を切り替える。逆に、冷媒の温度が基準温度以下のときは、冷媒出口部14から冷媒循環配管31に流出した冷媒が、ラジエータ33を経由せずにラジエータバイパス配管34を流れて冷媒入口部13から燃料電池スタック10の内部に流入するように冷媒の循環経路を切り替える。
バイパス制御弁35よりも上流の冷媒出口部14付近の冷媒循環配管31には、水温センサ401が設けられる。水温センサ401は、冷媒出口部14から冷媒循環配管31に流出した冷媒の温度を検出する。この水温センサ401で検出された冷媒の温度が予め定められた目標温度(例えば60℃)となるように、冷媒ポンプ32が電子制御ユニット40からの制御信号に基づいて制御される。
電子制御ユニット40は、デジタルコンピュータから構成され、双方性バス41によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)42、RAM(ランダムアクセスメモリ)43、CPU(マイクロプロセッサ)44、入力ポート45及び出力ポート46を備える。
入力ポート45には、前述した水温センサ401の他、燃料電池スタック10から取り出される電流(以下「スタック出力電流」という。)を検出するための電流センサ402などの出力信号が、対応する各AD変換器47を介して入力される。この電流センサ402で検出されたスタック出力電流が、燃料電池スタック10の負荷に相当する。
出力ポート46には、対応する駆動回路48を介してカソードコンプレッサ23や冷媒ポンプ32などの各制御部品が電気的に接続される。
このように、入力ポート45には燃料電池システム100を制御するために必要な各種センサの出力信号が入力されており、電子制御ユニット40は、入力ポート45に入力された各種センサの出力信号に基づいて、各制御部品を制御するための制御信号を出力ポート46から出力する。
以上説明した本実施形態による燃料電池システム100は、燃料電池スタック10(燃料電池)と、カソードガスを圧縮して燃料電池スタック10に供給するためのカソードコンプレッサ23(コンプレッサ)と、カソードコンプレッサ23によって圧縮されて燃料電池スタック10に供給される前のカソードガスを冷却するためのカソードガス冷却装置50と、を備える。
そしてカソードガス冷却装置50は、カソードガスが流入する第1内部流路63と燃料電池スタック10から排出された水が供給される第2内部流路66とを有すると共に第2内部流路66を流れる水の気化潜熱によって第1内部流路63を流れるカソードガスを冷却して第1内部流路63から流出させるインタクーラ60(熱交換器)を備え、第1内部流路63を流れるカソードガスとの熱交換によって生じた第2内部流路66内の水蒸気を、カソードガスの加湿に使用せずに大気に排出するように構成されている。
具体的には、第1内部流路63及び第2内部流路66は、第1内部流路63を流れるカソードガスとの熱交換によって第2内部流路66内に生じた水蒸気が第1内部流路63に流入しないように、インタクーラ60(熱交換器)の内部においてそれぞれ独立した流路とされる。またカソードガス冷却装置50は、燃料電池スタック10から排出されたカソードオフガス中の水を分離する気液分離器70と、気液分離器70によって分離した水を、第2内部流路66に供給するための液水供給配管51(水供給通路)と、第1内部流路63を流れるカソードガスとの熱交換によって第2内部流路66内に生じた水蒸気を大気に放出するための水蒸気排出配管52(水蒸気排出通路)と、をさらに備えるように構成される。
これにより、第1内部流路63を流れる空気の熱を、水を水蒸気に相変化させるための熱として使用することができるので、例えば相変化させずに第1内部流路63を流れる空気との熱交換を行う場合と比較して、熱交換の効率を高めることができる。そのため、インタクーラ60の冷却性能を向上させることができる。
また第2内部流路66内で生じた水蒸気を、カソードガスの加湿に使用せずに水蒸気排出配管52に排出して外気に放出するように構成されているので、第1内部流路63内でカソードガスから奪った熱が、再度燃料電池スタック10に供給されるカソードガスに戻されることがない。そのため、インタクーラ60の冷却性能を向上させてカソードガスの冷却を効率良く行いつつ、燃料電池スタック10の冷却効率の低下を抑えて燃料電池システム100全体の冷却性能の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、冷媒循環配管31を循環する冷媒の一部を、インタクーラ60に供給して圧縮空気の冷却に使用できるようにカソードガス冷却装置50を構成した点で第1実施形態と相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
図3は、本実施形態による燃料電池システム100の概略構成図である。
燃料電池システム100は、冷媒を循環させて燃料電池スタック10を冷却するために、ラジエータ33によって燃料電池スタック10から排出された相対的に高温な冷媒を冷却している。そのためラジエータ33は、燃料スタック10の負荷が高負荷のときでも、燃料電池スタック10の冷却を十分に行うことができる冷却性能を持ったものが用いられている。
したがって、燃料電池スタック10の負荷が低負荷のときは、高負荷のときと比べてラジエータ33による冷媒の冷却能力に余裕がある状態となっている。
一方で、燃料電池スタック10の負荷が低負荷のときは、高負荷のときと比べて電気化学反応によって生成される水の量が少なくなる。そのため、燃料電池スタック10の負荷が低負荷のときは、高負荷のときと比べてインタクーラ60の第2内部流路66に供給できる水の量が少なくなるため、インタクーラ60による圧縮空気の冷却性能が低下することになる。
そこで本実施形態では、冷媒循環配管31を循環する冷媒の一部を、燃料電池スタック10の負荷に応じてインタクーラ60にも供給できるようにカソードガス冷却装置50を構成することとした。これにより燃料電池スタック10の負荷が低負荷のときには、冷媒循環配管31を循環する冷媒を、インタクーラ60にも供給することで、低負荷時におけるインタクーラ60の冷却性能の低下を抑制できる。また燃料電池スタック10の負荷が高負荷のときは、冷媒循環配管31を循環する冷媒のインタクーラ60への供給を停止することで、燃料電池スタック10の冷却が不十分になってしまうのを防止できる。
以下、図3を参照してこの本実施形態による燃料電池システム100の詳細な構成について説明する。
図3に示すように、本実施形態によるインタクーラ60は、高温ガス入口部61、低温ガス出口部62、第1内部流路63、液水入口部64、水蒸気出口部65、及び第2内部流路66に加えて、インタクーラ用冷媒入口部671と、インタクーラ用冷媒出口部681と、インタクーラ用冷媒入口部671とインタクーラ用冷媒出口部681とを連通する第3内部流路691と、をさらに備え、第1内部流路63を流れる圧縮空気を、第3内部流路691を流れる冷媒との熱交換によっても冷却できるように構成されている。このとき第3内部流路691を流れる冷媒は、第2内部流路66を流れる水とは異なり、相変化せずに液体のままインタクーラ用冷媒出口部681から排出される。なお第3内部流路691も、第1内部流路63及び第2内部流路66とは独立した流路とされている。
また本実施形態によるカソードガス冷却装置50は、インタクーラ60、気液分離器70、液水供給配管51、及び水蒸気排出配管52に加えて、冷媒供給配管53と、冷媒排出配管54と、第1流量制御弁55と、第2流量制御弁56と、をさらに備える。
冷媒供給配管53は、冷媒ポンプ32から吐出されて燃料電池スタック10に流入する前の冷媒の一部を、冷媒循環配管31から分岐させてインタクーラ60に供給するための配管である。冷媒供給配管53は、その一端が冷媒ポンプ32よりも下流の冷媒循環配管31に接続され、他端がインタクーラ60のインタクーラ用冷媒入口部671に接続される。
冷媒排出配管54は、圧縮空気との熱交換によって相対的に高温となってインタクーラ60から排出された冷媒を、冷媒循環配管31に戻すための配管である。冷媒排出配管54は、その一端がインタクーラ60のインタクーラ用冷媒出口部681に接続され、他端がバイパス制御弁35よりも上流の冷媒循環配管31に接続される。
第1流量制御弁55は、冷媒供給配管53に設けられる。第1流量制御弁55は、燃料電池スタック10の負荷が低負荷のときに開かれて、冷媒供給配管53に流入する冷媒の流量を制御する。一方で第1流量制御弁55は、燃料電池スタック10の負荷が高負荷のときには閉じられて、冷媒供給配管53への冷媒の流入を防止する。第1流量制御弁55の開度は、電子制御ユニット40によって制御される。
第2流量制御弁56は、冷媒排出配管54に設けられる。第2流量制御弁56は、燃料電池スタック10の負荷が低負荷のときに第1流量制御弁55と共に開かれて、冷媒供給配管53に流入する冷媒の流量を制御する。一方で第2流量制御弁56は、燃料電池スタック10の負荷が高負荷のときには閉じられて、冷媒循環配管31を流れる冷媒が冷媒排出配管54に逆流するのを防止する。第2流量制御弁56の開度は、電子制御ユニット40によって制御される。
続いて図4を参照し、本実施形態によるインタクーラ60への冷媒供給制御について説明する。
図4は、電子制御ユニット40が本実施形態によるインタクーラ60への冷媒供給制御について説明するフローチャートである。
ステップS1において、電子制御ユニット40は、燃料電池スタック10の負荷が低負荷であるか否かを判定する。具体的には電子制御ユニット40は、電流センサ402で検出されたスタック出力電流が所定値未満か否かを判定する。電子制御ユニット40は、スタック出力電流が所定値未満であれば、燃料電池スタック10の負荷が低負荷であると判定してステップS2の処理に進む。一方で電子制御ユニット40は、スタック出力電流が所定値以上であれば、燃料電池スタック10の負荷が高負荷であると判定してステップS3の処理に進む。
ステップS2において、電子制御ユニット40は、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56を全開とする。
ステップS3において、電子制御ユニット40は、第2流量制御弁56及び第2流量制御弁56を全閉とする。
なお本実施形態では、スタック出力電流が所定値未満のときには、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56を全開としているが、これに限らず、例えばスタック出力電流が所定値よりも小さいときほど、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56の開度が大きくなるように、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56の開度を制御するようにしても良い。すなわち、燃料電池スタック10の負荷に応じて、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56の開度を可変制御するようにしても良い。
以上説明した本実施形態による燃料電池システム100は、燃料電池スタック10(燃料電池)を冷却する冷媒が循環する冷媒循環配管31(冷媒循環通路)と、冷媒循環配管31に設けられて冷媒を冷却するラジエータ33と、をさらに備える。
そしてカソードガス冷却装置50は、冷媒循環配管31を循環する冷媒の一部を、インタクーラ60(熱交換器)の内部に形成された第3内部流路691に供給し、第3内部流路691を流れる冷媒によっても第1内部流路63を流れるカソードガスを冷却するように構成されている。
具体的にはカソードガス冷却装置50は、冷媒循環配管31から分岐して第3内部流路691と連通する冷媒供給配管53及び冷媒排出配管54(分岐通路)と、冷媒供給配管53及び冷媒排出配管54に設けられる第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56(流量制御弁)と、燃料電池スタック10の負荷に基づいて、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56の開度を制御して第3内部流路691に供給する冷媒の流量を制御する電子制御ユニット40(制御装置)と、を備える。そして電子制御ユニット40は、燃料電池スタック10の負荷が所定負荷未満のときに、第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56の開度を全閉よりも大きくするように構成されている。
これにより、燃料電池スタック10の負荷が所定負荷未満の低負荷のときには、冷媒循環配管31を循環する冷媒をインタクーラ60にも供給することができるので、低負荷時におけるインタクーラ60の冷却性能の低下を抑制できる。なお燃料電池スタック10の負荷が所定負荷未満のときにおいて、負荷が低くなるほど第1流量制御弁55及び第2流量制御弁56(流量制御弁)の開度を大きくするように、電子制御ユニット40を構成することで、一層効果的にインタクーラ60の冷却性能の低下を抑制できる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、カソードガスとの熱交換によって生じた第2内部流路66内の水蒸気を、水に戻して再度第2内部流路66に供給できるようにカソードガス冷却装置50を構成した点で、第1実施形態と相違する。以下、この相違点を中心に説明する。
図5は、本実施形態による燃料電池システム100の概略構成図である。
図5に示すように、本実施形態によるカソードガス冷却装置50は、インタクーラ60、気液分離器70、液水供給配管51、及び水蒸気排出配管52に加えて、凝縮器57と、液水戻し配管58と、液水ポンプ59と、を備える。
本実施形態による水蒸気排出配管52の他端は、第1実施形態と異なり大気に開口しておらず、凝縮器57の水蒸気入口部571に接続される。
凝縮器57は、水蒸気入口部571と、液水取出部572と、を備える。凝縮器57は、水蒸気入口部から流入してきた水蒸気を凝縮して水に戻してその内部に貯留し、必要に応じてその水を液水取出部から取り出せるように構成される。
液水戻し配管58は、凝縮器57内の水を液水供給配管51に戻して再利用するための配管であって、一端が凝縮器57の液水取出部572に接続され、他端が液水供給配管51に接続される。
液水ポンプ59は、液水戻し配管58に設けられる。液水ポンプ59は、凝縮器57内の水を吸入して液水取出部から取り出し、液水供給配管51に供給する。
以上説明した本実施形態による燃料電池システム100は、燃料電池スタック10(燃料電池)と、カソードガスを圧縮して燃料電池スタック10に供給するためのカソードコンプレッサ23(コンプレッサ)と、カソードコンプレッサ23によって圧縮されて燃料電池スタック10に供給される前のカソードガスを冷却するためのカソードガス冷却装置50と、を備える。
そしてカソードガス冷却装置50は、カソードガスが流入する第1内部流路63と燃料電池スタック10から排出された水が供給される第2内部流路66とを有すると共に第2内部流路66を流れる水の気化潜熱によって第1内部流路63を流れるカソードガスを冷却するインタクーラ60(熱交換器)を備え、第1内部流路63を流れるカソードガスとの熱交換によって生じた第2内部流路66内の水蒸気を、カソードガスの加湿に使用せずに水に戻して再度第2内部流路66に供給するように構成されている。
具体的にはカソードガス冷却装置50は、燃料電池スタック10から排出されたカソードオフガス中の水を分離する気液分離器70と、気液分離器70によって分離した水を、第2内部流路66に供給するための液水供給配管51(水供給通路)と、第1内部流路63を流れるカソードガスとの熱交換によって第2内部流路66内に生じた水蒸気が排出される水蒸気排出配管52(水蒸気排出通路)と、水蒸気排出配管52に排出された水蒸気を水に戻す凝縮器57と、凝縮器57によって水蒸気から戻された水を液水供給配管51に供給して再利用するための液水戻し配管58(水戻し通路)と、を備えるように構成される。
カソードガス冷却装置50をこのように構成しても、第1実施形態と同様の効果が得られる他、第2内部流路66から排出された水蒸気を水に戻して再利用できるため、第2内部流路66に供給できる水の量を増やすことができる。そのため、インタクーラ60の冷却性能を一層向上させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、インタクーラ60の第2内部流路66内を2つの独立した流路(第1独立流路66a及び第2独立流路66b)に分割した点で、インタクーラ60の構成が第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図6は、本実施形態による燃料電池システム100の概略構成図である。
図6に示すように、本実施形態によるインタクーラ60は、第2内部流路66が後述する分割壁90(図7参照)によって第1独立流路66aと第2独立流路66bの2つの独立した流路に分割されており、第1液水入口部64aと、第2液水入口部64bと、大気開放口69と、をさらに備える。
第1独立流路66aは、第1液水入口部64aと水蒸気出口部65とを連通する流路である。第2独立流路66bは、第2液水入口部64bと大気開放口69とを連通する流路である。
また本実施形態では、液水供給配管51の他端を2股に分岐させて、そのうちの一方の他端を第1液水入口部64aに接続し、他方の他端を第2液水入口部64bに接続しており、第1独立流路66a及び第2独立流路66bにそれぞれ個別に水を供給できるようになっている。
図7は、本実施形態によるインタクーラ60の内部の一部を示す概略断面図であり、第1内部流路63を流れる圧縮空気の流れ方向に沿った断面を示している。
図7に示すように、本実施形態によるインタクーラ60は、第2内部流路66を第1独立流路66aと第2独立流路66bとに分割する分割壁90を備える。分割壁90は、圧縮空気の流れ方向に対して直交する方向に延在するように形成される。これにより、第1独立流路66aに供給された水には、隔壁67を介して第1内部流路の上流側(高温ガス入口部61側)を流れる相対的に高温の圧縮空気の熱が伝達されることになる。そして第2独立流路66bに供給された水には、隔壁67を介して第1内部流路の下流側(低温ガス出口部62側)を流れる相対的に低温の圧縮空気の熱が伝達されることになる。
以下、図7を参照しつつ、このような分割壁90を設けた理由について説明する。
前述した各実施形態では、基本的に第2内部流路66内の水を沸騰させて水蒸気に相変化させたときの気化潜熱を利用して、第1内部流路63を流れる圧縮空気を冷却していた。
ここで圧縮空気は、第1内部流路63を低温ガス出口部62側に向かって流れていく過程で冷却されていくことになるので、第1内部流路63の下流側を流れる圧縮空気の温度は、第1内部流路63の上流側を流れる圧縮空気の温度と比較して、相対的に低くなる。そのため、隔壁67を介して第1内部流路63の下流側の圧縮空気と接している第2内部流路66内の水は沸騰しにくくなる。その結果、第1内部流路63の下流側においては、気化潜熱による冷却効率が悪くなるおそれがある。
これに対して本実施形態によるインタクーラ60によれば、圧縮空気の流れ方向に対して直交する方向に延在する分割壁90によって第2内部流路66を第1独立流路66aと第2独立流路66bとに分割することで、以下のような効果を得ることができる。
すなわち第1独立流路66aに供給された水には、隔壁67を介して第1内部流路63の上流側を流れる相対的に高温の圧縮空気の熱が伝達されることになる。そのため、第1内部流路63の上流側においては、第1独立流路66a内の水を問題なく沸騰させることができるので、第1独立流路66a内の水を沸騰させて水蒸気に相変化させたときの気化潜熱を利用して、圧縮空気を効率良く冷却することができる。
一方で本実施形態においても、第2独立流路66bに供給された水には、前述した各実施形態によるインタクーラ60と同様に、隔壁67を介して第1内部流路63の下流側を流れる相対的に低温の圧縮空気の熱が伝達されることになる。そのため、本実施形態においても、隔壁67を介して第1内部流路63の下流側の圧縮空気と接している第2独立流路66b内の水は沸騰しにくくなる。
しかしながら本実施形態においては、分割壁90によって第2内部流路66を2つの完全に独立した流路(第1独立流路66aと第2独立流路66b)に分割し、さらに第2独立流路66bに大気開放口69を設けて第2独立流路66bを大気開放させている。そのため、第2独立流路66b内の水を蒸発させて水蒸気に相変化させたときの気化潜熱を利用して、第1内部流路63を流れる圧縮空気を冷却することできる。
なお本実施形態において蒸発とは、水がその表面から気化して水蒸気となり、空気中に拡散していく現象をいうものとする。また沸騰とは水がその内部からも気化して水蒸気となり、空気中に拡散していく現象をいうものとする。
ここで第2内部流路66内の水が蒸発するには、第2内部流路66内の空気中の水蒸気量が飽和水蒸気量未満である必要がある。そして空気中の水蒸気量が少ないほど(より詳細には水面との水蒸気濃度差が大きいほど)、蒸発速度は速くなる。
しかしながら前述した各実施形態によるインタクーラ60には、分割壁90が設けられていなかったために、主に第1内部流路63の上流側を流れる圧縮空気との熱交換によって沸騰により生じた水蒸気で第2内部流路66内が満たされてしまい、第2内部流路66内の空気中の水蒸気量は基本的に飽和水蒸気量となる。これは、水蒸気出口部65から排出される水蒸気量よりも沸騰によって生じる水蒸気量の方が基本的に多くなるためである。そのため、前述した各実施形態によるインタクーラ60の場合、第2内部流路66内の水を蒸発させることができなかった。
これに対して、本実施形態においては、分割壁90によって第2内部流路66が2つの完全に独立した流路(第1独立流路66aと第2独立流路66b)に分割されているため、第1内部流路63の上流側を流れる相対的に高温の圧縮空気との熱交換によって第1独立流路66aで沸騰により発生した水蒸気は、第2独立流路66bに流入することなく水蒸気出口部65から水蒸気排出配管52に排出される。そして第2独立流路66bは大気開放口69を介して大気開放されているため、第2独立流路66b内の空気中の水蒸気量は、基本的に飽和水蒸気量未満となる。
そのため、本実施形態においては、沸騰させにくい第2独立流路66b内の水の一部を蒸発させることができ、そのときの気化潜熱で第2独立流路66b内の残りの水を冷却することができる。ここで前述した各実施形態によるインタクーラ60のように、第2内部流路66内の水を沸騰させたときの気化潜熱を利用して圧縮空気を冷却する場合は、隔壁67の温度を水の沸点以上まで上昇させる必要があるので、圧縮空気を水の沸点以下まで冷却することは難しかった。
これに対し本実施形態によれば、隔壁67の温度が水の沸点以下であっても第2内部流路66内の水を蒸発させて水の温度を低下させ、これにより隔壁67の温度を水の沸点以下まで低下させることができる。そのため、圧縮空気を水の沸点以下の温度まで低下させることができる。
以上説明した本実施形態によるカソードガス冷却装置50のインタクーラ60(熱交換器)は、第2内部流路66を第1独立流路66aと第2独立流路66bの2つの独立した流路に分割する分割壁90を備える。
分割壁90は、第1独立流路66aが第1内部流路63を流れるカソードガスの流れ方向上流側に位置し、第2独立流路66bが第1内部流路63を流れるカソードガスの流れ方向下流側に位置するように、第2内部流路66内に設けられる。具体的には分割壁90は、第1内部流路63を流れるカソードガスの流れ方向に対して直交する方向に延在するように、第2内部流路66内に設けられる。また第2独立流路66bは、大気空間と連通される大気開放口69を備える。
これにより、第1内部流路63の下流側を流れる相対的に低温の圧縮空気との間で熱交換が行われるために沸騰させにくい第2独立流路66b内の水の一部を蒸発させることができ、そのときの気化潜熱で第2独立流路66b内の残りの水を冷却することができる。そのため、隔壁67の温度が水の沸点以下であっても第2内部流路66内の水を蒸発させて水の温度を低下させ、これにより隔壁67の温度を水の沸点以下まで低下させることができる。したがって、圧縮空気を水の沸点以下の温度まで低下させることができるので、インタクーラ60の冷却性能を一層向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば図8に示す第1実施形態の第1変形例による燃料電池システム100のように、カソードオフガスから水を分離するために使用していた気液分離器70を、第3実施形態で説明した凝縮器57に置き換えると共に、液水供給配管51に第3実施形態で説明した液水ポンプ59を設けるようにしても良い。カソードガス冷却装置50をこのように構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また図9に示す第1実施形態の第2変形例による燃料電池システム100のように、カソードオフガス中には液体の水も含まれているため、気液分離器70を用いずに、カソードオフガス排出通路24の他端をインタクーラ60の液水入口部64に直接接続するようにしても良い。カソードガス冷却装置50をこのように構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なおこのようにカソードガス冷却装置50を構成する場合は、カソードオフガス排出通路24内を流れるカソードオフガスを冷却することができるように、カソードオフガス排出通路24を熱伝導率の高い部材で構成したり、またカソードオフガス排出通路24の外周面にフィンなどを設けたりして、カソードオフガス排出通路24の放熱性能を向上させることが望ましい。
また図10に示す第1実施形態の第3変形例による燃料電池システム100のように、気液分離器70を、回生器のタービン80に置き換えてもよい。このようにカソードガス冷却装置50を構成しても、カソードオフガスによってタービン80を駆動させることで断熱膨張によって冷却して水に戻し、その水を第2内部流路66に供給することができる。また、タービン80によって発電機(図示せず)を駆動して発電を行い、発電した電力をバッテリ等に充電することができるので、燃料電池システム100の燃費(電費)を向上させることができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態において、このような回生器のタービン80を水蒸気排出配管52に設け、水蒸気によってタービン80を駆動して発電を行うように構成しても良い。
さらに上記の各実施形態において、下流側供給配管21bにカソードガスを加湿するための加湿器を設けるようにしても良い。
また第4実施形態において、第2独立流路66bに乾燥空気や外気を供給するようにしても良い。これにより、第2独立流路66b内の水(水面)と空気との水蒸気濃度差を大きくすることができるので、第2独立流路66b内での水の蒸発を促進させることができる。また第2独立流路66b内に供給された乾燥空気や外気によって、第2内部流路66内の水を攪拌させることができるので、これにより、水を空気との接触を促進させて蒸発を促進させることもできる。
なお上記の各実施形態や各変形例は、適宜組み合わせ自由である。
10 燃料電池スタック(燃料電池)
23 カソードコンプレッサ(コンプレッサ)
31 冷媒循環配管(冷媒循環通路)
33 ラジエータ
40 電子制御ユニット(制御装置)
50 カソードガス冷却装置
51 液水供給配管(水供給通路)
52 水蒸気排出配管(水蒸気排出通路)
53 冷媒供給配管(分岐通路)
54 冷媒排出配管(分岐通路)
55 第1流量制御弁(流量制御弁)
56 第2流量制御弁(流量制御弁)
57 凝縮器
58 液水戻し配管(水戻し通路)
60 インタクーラ
63 第1内部流路
66 第2内部流路
66a 第1独立流路
66b 第2独立流路
691 第3内部流路
70 気液分離器
90 分割壁
100 燃料電池システム

Claims (8)

  1. 燃料電池と、
    カソードガスを圧縮して前記燃料電池に供給するためのコンプレッサと、
    前記コンプレッサによって圧縮されて前記燃料電池に供給される前のカソードガスを冷却するためのカソードガス冷却装置と、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記カソードガス冷却装置は、
    カソードガスが流入する第1内部流路と、前記燃料電池から排出された水が供給される第2内部流路と、を有し、前記第2内部流路を流れる水の気化潜熱によって前記第1内部流路を流れるカソードガスを冷却する熱交換器を備え、
    前記第1内部流路及び前記第2内部流路は、
    前記第1内部流路を流れるカソードガスとの熱交換によって前記第2内部流路内に生じた水蒸気が前記第1内部流路に流入しないように、前記熱交換器の内部においてそれぞれ独立した流路とされる、
    燃料電池システム。
  2. 前記カソードガス冷却装置は、
    前記燃料電池から排出されたカソードオフガス中の水を分離する気液分離器と、
    前記気液分離器によって分離した水を、前記第2内部流路に供給するための水供給通路と、
    前記第1内部流路を流れるカソードガスとの熱交換によって前記第2内部流路内に生じた水蒸気を、大気に放出するための水蒸気排出通路と、
    を備える請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記カソードガス冷却装置は、
    前記燃料電池から排出されたカソードオフガス中の水を分離する気液分離器と、
    前記気液分離器によって分離した水を、前記第2内部流路に供給するための水供給通路と、
    前記第1内部流路を流れるカソードガスとの熱交換によって前記第2内部流路内に生じた水蒸気が排出される水蒸気排出通路と、
    前記水蒸気排出通路に排出された水蒸気を水に戻す凝縮器と、
    前記凝縮器によって水蒸気から戻された水を、前記水供給通路に供給して再利用するための水戻し通路と、
    を備える請求項1に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池システムは、
    前記燃料電池を冷却する冷媒が循環する冷媒循環通路と、
    前記冷媒循環通路に設けられ、前記冷媒を冷却するラジエータと、
    をさらに備え、
    前記カソードガス冷却装置は、
    前記冷媒循環通路を循環する冷媒の一部を、前記熱交換器の内部に形成された第3内部流路に供給し、前記第3内部流路を流れる冷媒によっても前記第1内部流路を流れるカソードガスを冷却することができるように構成される、
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記カソードガス冷却装置は、
    前記冷媒循環通路から分岐して前記第3内部流路と連通する分岐通路と、
    前記分岐通路に設けられる流量制御弁と、
    前記燃料電池の負荷に基づいて、前記流量制御弁の開度を制御して前記第3内部流路に供給する冷媒の流量を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記燃料電池の負荷が所定負荷未満のときに、前記流量制御弁の開度を全閉よりも大きくする、
    請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御装置は、
    前記燃料電池の負荷が所定負荷未満のときに、負荷が低くなるほど前記流量制御弁の開度を大きくする、
    請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記熱交換器は、
    前記第2内部流路を第1独立流路と第2独立流路の2つの独立した流路に分割する分割壁を備え、
    前記分割壁は、
    前記第1独立流路が前記第1内部流路を流れるカソードガスの流れ方向上流側に位置し、前記第2独立流路が前記第1内部流路を流れるカソードガスの流れ方向下流側に位置するように、前記第2内部流路内に設けられ、
    前記第2独立流路は、
    大気空間と連通される大気開放口を備える、
    請求項1に記載の燃料電池システム。
  8. 前記分割壁は、前記第1内部流路を流れるカソードガスの流れ方向に対して直交する方向に延在するように、前記第2内部流路内に設けられる、
    請求項7に記載の燃料電池システム。
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