JP2018163007A - 制御装置、制御方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロフォンに異物が付着していることを、より精度よく判定できる制御装置を提供する。【解決手段】超音波を送信するマイクロフォン14と、マイクロフォン14で受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信によりマイクロフォン14に発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部18と、を有する超音波センサ10を制御する制御装置20において、送信制御部22は、第1の送波時間の第1の超音波をマイクロフォン14に送信させ、検出部18で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波をマイクロフォン14に送信させる。判定部26は、検出部18で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、マイクロフォン14に異物が付着していることを判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波センサを制御する制御装置、制御方法およびプログラムに関する。
障害物の存在を検出する超音波センサが知られている。超音波センサのマイクロフォンに異物が付着すると、障害物を正確に検出することが困難になるため、異物の付着を検出することが望まれる。マイクロフォンに異物が付着した場合、超音波の送信によりマイクロフォンに発生する残響の収束時間が長くなる。そこで、残響の収束時間に基づいて、異物が付着したことを判定する技術が知られている。
特開平05−232241号公報
マイクロフォンに異物が付着しておらず、障害物が近距離に存在する場合にも、障害物からの反射波によって、残響の収束時間は長くなったように検出される。そのため、残響の収束時間に基づいて判定するだけでは、異物が付着したのか、障害物が存在するのかを区別することは困難である。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、マイクロフォンに異物が付着していることを、より精度よく判定できる制御装置、制御方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の制御装置は、超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信によりマイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサを制御する制御装置であって、第1の送波時間の第1の超音波をマイクロフォンに送信させ、検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波をマイクロフォンに送信させる送信制御部と、検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、マイクロフォンに異物が付着していることを判定する判定部と、を備える。
本発明の別の態様は、制御方法である。この方法は、超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信によりマイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサを制御する制御方法であって、第1の送波時間の第1の超音波をマイクロフォンに送信させ、検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波をマイクロフォンに送信させ、検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、マイクロフォンに異物が付着していることを判定する。
本発明の別の態様は、プログラムである。このプログラムは、超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信によりマイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサをコンピュータにより制御するためのプログラムであって、第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させるステップと、前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させるステップと、前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定するステップと、をコンピュータに実行させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、マイクロフォンに異物が付着していることを、より精度よく判定できる。
一実施形態に係る障害物検出システムの構成を示すブロック図である。 図2(a)〜(d)は、図1の超音波センサの受波信号の一例を示す波形図である。 図1の制御装置の処理を示すフローチャートである。
図1は、一実施形態に係る障害物検出システム1の構成を示すブロック図である。障害物検出システム1は、例えば、自動車などの車両に搭載される。障害物検出システム1は、超音波センサ10と、制御装置20と、表示装置30と、警報装置40とを備える。また、障害物検出システム1には、車両のバス110を介して、表示装置100と、警報装置102とが接続され、故障診断機104が接続可能である。
超音波センサ10は、送信部12と、マイクロフォン14と、受信部16と、検出部18とを有する。送信部12は、制御装置20の制御に基づく送信タイミングで、送波時間の間、マイクロフォン14に送波信号を出力し、マイクロフォン14に超音波を送信させる。また、送信部12は、超音波の送信タイミングを示す信号を検出部18に出力する。
マイクロフォン14は、圧電素子(図示せず)を含み、送信部12から供給された送波信号に基づいて圧電素子を機械的に振動させることにより超音波を送信する。超音波は、複数のパルスを含む。送信部12が送波信号の供給を停止しても、圧電素子が一定時間振動を継続する。この送波信号の供給停止後の振動は、残響と呼ばれる。即ち、超音波の送信によりマイクロフォン14に残響が発生する。残響は、時間の経過に伴い減衰する。また、マイクロフォン14は、送信された超音波が車両周囲に存在する障害物で反射された反射波を受信し、当該反射波を受波信号に変換して受信部16に出力する。受波信号には、送信部12から出力された送波信号、および、残響に基づく信号も含まれる。
マイクロフォン14は、例えば、車両のバンパーなどの外面に取り付けられている。そのため、マイクロフォン14には、泥、雪、霜などの異物が付着する場合がある。
受信部16は、マイクロフォン14から出力された受波信号を増幅して、増幅された受波信号を包絡線検波して、得られた検波信号を検出部18に出力する。
検出部18は、送信された超音波の反射波に基づいて、障害物を検出する。検出部18は、反射波に対応する検波信号に基づいて、反射波に対応する受波信号の振幅が検出閾値以上の場合、障害物が存在することを検出する。この場合、検出部18は、超音波の送信タイミングから受波信号の振幅が検出閾値以上になるタイミングまでの時間と、音速とに基づいて、マイクロフォン14から障害物までの距離を算出する。検出部18は、反射波に対応する受波信号の振幅が検出閾値未満の場合、障害物が存在することを検出しない。
また、検出部18は、検波信号に基づいて、超音波の送信から残響が収束するまでの収束時間を検出する。具体的には、検出部18は、超音波の送信タイミングから、受波信号の残響の大きさ(振幅)が残響閾値V1以下になるタイミングまでの時間を、収束時間として検出する。検出部18は、障害物の検出結果と、障害物が存在する場合の障害物までの距離と、収束時間とを、制御装置20に出力する。
制御装置20は、ECU(Electronic Control Unit)として構成され、超音波センサ10を制御する。制御装置20は、送信制御部22と、出力部24と、判定部26と、記憶部28とを有する。
送信制御部22は、送信部12を制御して、第1の送波時間Tt1の第1の超音波をマイクロフォン14に送信させる。第1の超音波は、障害物検出用の超音波と呼ぶこともできる。送信制御部22は、検出部18で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間T1が第1の判定時間a1以上の場合、第1の送波時間Tt1より短い第2の送波時間Tt2の第2の超音波をマイクロフォン14に送信させる。第2の超音波に含まれるパルス数は、第1の超音波に含まれるパルス数より少ない。第2の超音波は、異常検出用の超音波、または、短パルスの超音波と呼ぶこともできる。送信制御部22は、第2の超音波をマイクロフォン14に送信させた場合、再度、第1の超音波をマイクロフォン14に送信させる。送信制御部22は、第1の収束時間T1が第1の判定時間a1未満の場合、再度、第1の超音波をマイクロフォン14に送信させる。
出力部24は、第1の収束時間T1が第1の判定時間a1未満の場合、検出部18で検出された障害物の検出結果と、障害物が存在する場合の障害物までの距離とを、表示装置30と警報装置40とバス110に出力する。
判定部26は、検出部18で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間T2が、第2の判定時間a2以上の場合、マイクロフォン14に異物が付着していることを判定する。第2の判定時間a2は、第1の判定時間a1より短い。判定部26は、マイクロフォン14に異物が付着していることを判定した場合、異常状態であることを示す異常信号を、表示装置30と警報装置40とバス110に出力する。
判定部26は、第2の収束時間T2が第2の判定時間a2未満の場合、近距離に障害物が存在することを判定する。判定部26は、近距離に障害物が存在することを判定した場合、近距離の障害物の存在を示す信号を、表示装置30と警報装置40とバス110に出力する。
記憶部28は、不揮発性メモリなどにより構成され、判定部26で判定された異常状態の履歴を記憶する。
表示装置30は、例えば、車両のセンターパネルなどに取り付けられ、判定部26から異常信号を受けた場合、文字や画像などを表示して、マイクロフォン14への異物の付着を運転者に知らせる。また、表示装置30は、判定部26から近距離の障害物の存在を示す信号を受けた場合、文字や画像などを表示して、近距離の障害物の存在を運転者に知らせる。また、表示装置30は、文字や画像などを表示して、出力部24から受けた障害物の検出結果と、障害物が存在する場合の障害物までの距離とを運転者に知らせる。
警報装置40は、例えば、車両の車室内に取り付けられ、判定部26から異常信号を受けた場合、音を発して、マイクロフォン14への異物の付着を運転者に知らせる。また、警報装置40は、判定部26から近距離の障害物の存在を示す信号を受けた場合、音を発して、近距離の障害物の存在を運転者に知らせる。また、警報装置40は、音を発して、出力部24から受けた障害物の検出結果と、障害物が存在する場合の障害物までの距離とを運転者に知らせる。
表示装置100と警報装置102は、例えば、車両のカーナビゲーションシステムやメータなどに設けられている。バス110を介して制御装置20から供給された情報に基づいて、表示装置100は、表示装置30と同様に動作し、警報装置102は、警報装置40と同様に動作する。バス110は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信に準拠している。なお、表示装置30、警報装置40、表示装置100および警報装置102の少なくともいずれかが設けられていればよい。
故障診断機104は、車両の販売店などでバス110に一時的に接続され、制御装置20の記憶部28から異常状態の履歴を取得し、履歴に基づいて故障診断を行う。
なお、図示しない駐車支援装置などの車両制御装置がバス110に接続されてもよい。この場合、車両制御装置は、バス110を介して制御装置20から供給された障害物の検出結果と障害物までの距離とに基づいて、車両のブレーキなどを制御する。
図2(a)〜(d)は、図1の超音波センサ10の受波信号の一例を示す波形図である。図2(a)は、第1の超音波が送信され、マイクロフォン14に異物が付着しておらず、近距離に障害物が存在しない場合の受波信号を示す。図2(b)は、第1の超音波が送信され、マイクロフォン14に異物が付着しているか、または、近距離に障害物が存在する場合の受波信号を示す。
図2(c)は、第2の超音波が送信され、マイクロフォン14に異物が付着している場合の受波信号を示す。図2(d)は、第2の超音波が送信され、近距離に障害物が存在する場合の受波信号を示す。
図2(a)について説明する。時刻t0は、超音波の送信タイミングである。時刻t0から第1の送波時間Tt1の間、マイクロフォン14から第1の超音波が送信されている。第1の送波時間Tt1の経過後、残響が発生している。残響の第1の収束時間T1は、時刻t0から、受波信号の大きさが残響閾値V1になるまでの時間であり、第1の判定時間a1未満である。第1の収束時間T1の経過後、時刻t1から時刻t2の間、第1の超音波が障害物で反射された反射波が存在する。前述のように、この反射波に基づいて、障害物が存在することと、障害物までの距離とが検出される。
図2(b)について説明する。図2(b)でも、時刻t0から第1の送波時間Tt1の間、マイクロフォン14から第1の超音波が送信されている。第1の送波時間Tt1の経過後、残響が発生している。第1の収束時間T1は、第1の判定時間a1より長い。
図2(a)と比較して、近距離に障害物が存在する場合、障害物からの反射波は、より短時間でマイクロフォン14に到達する。また、マイクロフォン14と近距離の障害物との間で超音波の多重反射が生じる。そのため、マイクロフォン14に発生する残響の長さは図2(a)の場合と実質的に同じであるが、残響が収束し始めるタイミング付近で、反射波が連続的にマイクロフォン14に到達し、受波信号の収束が遅れ、図2(a)の場合より残響が長くなったように観測される。これにより、第1の収束時間T1は、第1の判定時間a1より長くなっている。即ち、本実施形態での近距離とは、障害物からの反射波が第1の超音波の残響に重なる距離を意味する。
また、マイクロフォン14に異物が付着している場合にも、マイクロフォン14に異物が付着していない場合と比較して、残響が長くなり、第1の収束時間T1は、第1の判定時間a1より長くなる。異物の付着により、送波信号の周波数以外の共振がマイクロフォン14に発生するためである。
したがって、図2(b)の状態では、近距離に障害物が存在するか、または、マイクロフォン14に異物が付着しているか、区別することはできない。
図2(a)のマイクロフォン14に異物が付着しておらず、近距離に障害物が存在しない場合と、図2(b)のマイクロフォン14に異物が付着しているか、または、近距離に障害物が存在する場合とが区別できるよう、第1の判定時間a1は設定されている。第1の判定時間a1の最適値は、実験などにより適宜決定できる。
図2(c)について説明する。図2(c)では、時刻t0から第2の送波時間Tt2の間、マイクロフォン14から第2の超音波が送信されている。第2の送波時間Tt2の経過後、残響が発生している。残響の第2の収束時間T2は、第2の判定時間a2より長い。マイクロフォン14に異物が付着している場合、超音波の送波時間が短くなっても、以下に説明する図2(d)の場合と比較して残響は長いためである。判定部26は、マイクロフォン14に異物が付着していることを判定する。
図2(d)について説明する。図2(d)でも、時刻t0から第2の送波時間Tt2の間、マイクロフォン14から第2の超音波が送信されている。第2の送波時間Tt2の経過後、残響が発生している。残響の第2の収束時間T2は、第2の判定時間a2未満である。そのため、判定部26は、近距離に障害物が存在することを判定する。
第2の送波時間Tt2の第2の超音波の送信では、マイクロフォン14の特性により、第2の超音波のパワーが第1の送波時間Tt1の場合より低い。よって、図2(d)では、反射波が存在していない。仮に反射波が存在したとしても、反射波は図2(b)の場合と同様のタイミングに現れるので、反射波は残響に重ならず、残響の第2の収束時間T2は、第2の判定時間a2未満になる。
なお、第2の送波時間Tt2をより長く設定することにより、第2の超音波のパワーを増加させ、反射波が観測でき、近距離の障害物までの距離を算出できると考えられる。但し、この場合、反射波が残響に重ならないように第2の送波時間Tt2を設定する必要がある。
図2(c)のマイクロフォン14に異物が付着している場合と、図2(d)の近距離に障害物が存在する場合とが区別できるよう、第2の送波時間Tt2と第2の判定時間a2は設定されている。第2の送波時間Tt2と第2の判定時間a2の最適値は、実験などにより適宜決定できる。
制御装置20の構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
次に、以上の構成による制御装置20の動作を説明する。図3は、図1の制御装置20の処理を示すフローチャートである。送信制御部22は、第1の送波時間Tt1の第1の超音波をマイクロフォン14に送信させる(S10)。検出部18で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間T1が第1の判定時間a1以上の場合(S12のY)、送信制御部22は、第2の送波時間Tt2の第2の超音波をマイクロフォン14に送信させる(S14)。
検出部18で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間T2が第2の判定時間a2以上の場合(S16のY)、判定部26は、マイクロフォン14に異物が付着していることを判定し(S18)、S10に戻る。第2の収束時間T2が第2の判定時間a2未満の場合(S16のN)、判定部26は、近距離に障害物が存在することを判定し(S20)、S10に戻る。S12において第1の収束時間T1が第1の判定時間a1未満の場合(S12のN)、出力部24は、検出部18から受けた障害物の検出結果を出力し(S22)、S10に戻る。
このように、本実施形態によれば、第1の超音波をマイクロフォン14に送信させ、第1の超音波の残響の第1の収束時間T1が第1の判定時間a1以上の場合、第2の超音波をマイクロフォン14に送信させる。そして、第2の超音波の残響の第2の収束時間T2が第2の判定時間a2以上の場合、マイクロフォン14に異物が付着していることを判定する。
第1の送波時間Tt1より短い第2の送波時間Tt2の第2の超音波では、マイクロフォン14に異物が付着している場合、マイクロフォン14に異物が付着しておらず近距離に障害物が存在する場合と比較して、第2の収束時間T2が長くなる。したがって、マイクロフォン14に異物が付着していることを、より精度よく判定できる。
また、第2の収束時間T2が第2の判定時間a2未満の場合、近距離に障害物が存在することを判定する。第2の超音波では、マイクロフォン14に異物が付着しておらず近距離に障害物が存在する場合、マイクロフォン14に異物が付着している場合と比較して、第2の収束時間T2が短くなる。したがって、近距離に障害物が存在していることを、より精度よく判定できる。
以上から、第1の超音波の残響の第1の収束時間T1が通常時より長くなった場合に、マイクロフォン14に異物が付着しているのか、近距離に障害物が存在しているのかを、精度よく区別することができる。
また、第2の超音波をマイクロフォン14に送信させた場合、再度、第1の超音波をマイクロフォン14に送信させるので、近距離の障害物が存在しなくなった場合にも、続けて遠距離の障害物を検出でき、マイクロフォン14から異物が外れた場合にも、続けて障害物を検出できる。
さらに、第1の収束時間T1が第1の判定時間a1未満の場合、再度、第1の超音波をマイクロフォン14に送信させるので、近距離に障害物が存在せず、マイクロフォン14に異物が付着していない場合に、繰り返し障害物を検出できる。
以上、本発明について、実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、また、そうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、判定部26は、マイクロフォン14に異物が付着していることを所定の回数判定した場合に、マイクロフォン14に異物が付着していることを確定し、異常信号を出力してもよい。判定部26は、近距離に障害物が存在することを所定の回数判定した場合に、近距離に障害物が存在することを確定し、近距離の障害物の存在を示す信号を出力してもよい。この変形例では、判定結果の信頼性を向上できる。
また、制御装置20は、複数の超音波センサ10を制御してもよい。この場合、制御装置20は、複数の超音波センサ10のそれぞれのマイクロフォン14について上記実施形態の判定を行い、異物が付着したマイクロフォン14を特定し、異物が付着したマイクロフォン14を運転者に知らせることができる。
本発明の一態様は、次の通りである。
[項目1]
超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信により前記マイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサを制御する制御装置であって、
第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させ、前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させる送信制御部と、
前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定する判定部と、
を備える制御装置。
この態様によると、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波では、マイクロフォンに異物が付着している場合、マイクロフォンに異物が付着しておらず近距離に障害物が存在する場合と比較して、第2の収束時間が長くなるので、マイクロフォンに異物が付着していることを、より精度よく判定できる。
[項目2]
前記判定部は、第2の収束時間が第2の判定時間未満の場合、障害物が存在することを判定する、
項目1に記載の制御装置。
この場合、第2の超音波では、マイクロフォンに異物が付着しておらず近距離に障害物が存在する場合、マイクロフォンに異物が付着している場合と比較して、第2の収束時間が短くなるので、近距離に障害物が存在していることを、より精度よく判定できる。
[項目3]
前記送信制御部は、第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させた場合、再度、第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させる、
項目1または2に記載の制御装置。
この場合、近距離の障害物が存在しなくなった場合にも、続けて遠距離の障害物を検出でき、マイクロフォンから異物が外れた場合にも、続けて障害物を検出できる。
[項目4]
前記送信制御部は、第1の収束時間が第1の判定時間未満の場合、再度、第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させる、
項目1から3のいずれかに記載の制御装置。
この場合、近距離に障害物が存在せず、マイクロフォンに異物が付着していない場合に、繰り返し障害物を検出できる。
[項目5]
超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信により前記マイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサを制御する制御方法であって、
第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させ、
前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させ、
前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定する、
制御方法。
この態様によると、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波では、マイクロフォンに異物が付着している場合、マイクロフォンに異物が付着しておらず近距離に障害物が存在する場合と比較して、第2の収束時間が長くなるので、マイクロフォンに異物が付着していることを、より精度よく判定できる。
[項目6]
超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信により前記マイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサをコンピュータにより制御するためのプログラムであって、
第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させるステップと、
前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させるステップと、
前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定するステップと、
をコンピュータに実行させるプログラム。
この態様によると、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波では、マイクロフォンに異物が付着している場合、マイクロフォンに異物が付着しておらず近距離に障害物が存在する場合と比較して、第2の収束時間が長くなるので、マイクロフォンに異物が付着していることを、より精度よく判定できる。
10…超音波センサ、14…マイクロフォン、18…検出部、20…制御装置、22…送信制御部、26…判定部。

Claims (6)

  1. 超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信により前記マイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサを制御する制御装置であって、
    第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させ、前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させる送信制御部と、
    前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定する判定部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記判定部は、第2の収束時間が第2の判定時間未満の場合、障害物が存在することを判定する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記送信制御部は、第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させた場合、再度、第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させる、
    請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記送信制御部は、第1の収束時間が第1の判定時間未満の場合、再度、第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させる、
    請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信により前記マイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサを制御する制御方法であって、
    第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させ、
    前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させ、
    前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定する、
    制御方法。
  6. 超音波を送信し、超音波が障害物で反射された反射波を受信するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで受信された反射波に基づいて障害物を検出し、超音波の送信から、超音波の送信により前記マイクロフォンに発生する残響が収束するまでの収束時間を検出する検出部と、を有する超音波センサをコンピュータにより制御するためのプログラムであって、
    第1の送波時間の第1の超音波を前記マイクロフォンに送信させるステップと、
    前記検出部で検出された第1の超音波の残響の第1の収束時間が第1の判定時間以上の場合、第1の送波時間より短い第2の送波時間の第2の超音波を前記マイクロフォンに送信させるステップと、
    前記検出部で検出された第2の超音波の残響の第2の収束時間が、第1の判定時間より短い第2の判定時間以上の場合、前記マイクロフォンに異物が付着していることを判定するステップと、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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