JP2003248050A - 障害物検出装置 - Google Patents

障害物検出装置

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JP2003248050A
JP2003248050A JP2002049968A JP2002049968A JP2003248050A JP 2003248050 A JP2003248050 A JP 2003248050A JP 2002049968 A JP2002049968 A JP 2002049968A JP 2002049968 A JP2002049968 A JP 2002049968A JP 2003248050 A JP2003248050 A JP 2003248050A
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reverberation time
time
sensor
obstacle
reverberation
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JP2002049968A
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Masakazu Takeichi
真和 竹市
Yoshihisa Sato
善久 佐藤
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの個体差による残響時間のばらつきに
よる影響を受けずに、センサ異常を正確に判定できる障
害物検出装置を提供する。 【解決手段】 超音波の送信時にマイクロフォン110
の機械的な振動により発生する残響の残響時間(t1)
を記憶する記憶手段(150)を備え、学習モードと検
知モードを有し、学習モード時には、送信手段(12
0)から送信信号を送信させて残響時間(t1)を測定
し、この測定した残響時間(t1)を記憶手段に記憶さ
せ、検知モード時には、送信手段(120)から送信信
号を送信させ、受信手段(130)からの受信信号に基
づいて障害物の検出を行うとともに、この障害物検出時
の残響時間(t2)を測定し、この測定した残響時間
(t2)と記憶手段に記憶された残響時間(t1)とか
らセンサ異常の判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、障害物検出装置に
関するもので、例えば、車両に搭載される超音波センサ
に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等において、後方の障
害物との間の距離を超音波を利用して検出し、その距離
情報を表示部や警報器を通じて報知するようにしたバッ
クソナーや、自動車のコーナー部からの所定距離以内の
障害物を超音波を利用して検出し、その距離および位置
情報を報知するようにしたコーナーソナーのような障害
物検出装置(超音波センサ)が提供されている。
【0003】このような障害物検出装置の多くは、1個
のマイクロフォンが送受信を兼用し、マイクロフォンか
ら超音波を送信し、障害物によって反射してきた超音波
をマイクロフォンで受信し、送信した時間から反射波を
受信するまでの時間から障害物までの距離を算出してい
る。
【0004】また、マイクロフォンで超音波を送信した
場合、マイクロフォンは機械的な振動を行う為、送信を
停止しても暫くの間振動が止まらない。これを残響と呼
んでいる。そして、残響の発生している時間(残響時
間)は、例えば、マイクロフォンが断線した場合には発
生しない。また、マイクロフォンが凍結したり、マイク
ロフォンに異物が付着したような場合には、マイクロフ
ォンが正常な場合よりも短くなる。ところが、信号と雑
音の比(S/N比)を改善するために、マイクロフォン
からの受信信号を帯域フィルタに入力する構成において
は、マイクロフォンが断線した場合でも、帯域フィルタ
による電気的な共振による残響が発生し、その残響時間
は短い。また、マイクロフォンが凍結したり、マイクロ
フォンに異物が付着したような場合には、帯域フィルタ
がない場合に比べると残響時間が長くなるが、マイクロ
フォンが正常な場合よりも短くなる。
【0005】このような残響の特性により、センサ異常
の判定を行っている。しかし、残響時間は、個体差によ
りばらつきがあるため、確実にセンサが断線となってい
ると判定する時間(センサの断線の判定時間)や、凍結
や異物付着と判定する時間(凍結または異物付着の判定
時間)、障害物の検出を開始する時間(障害物の検出開
始時間)は残響時間のばらつきを考慮して設定してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、センサの
個体差による残響時間のばらつきのため、残響時間をあ
る範囲内に調整するための機構を設けたり、マイクロフ
ォンの残響についての規格が必要となっている。また、
残響時間のばらつきを考慮して、センサの断線の判定時
間、凍結または異物付着の判定時間および障害物の検出
開始時間等を設定する必要があり、センサ異常を正確に
判定することが困難である。
【0007】本発明は、上記問題に鑑みたもので、セン
サの個体差による残響時間のばらつきによる影響を受け
ずに、センサ異常を正確に判定できる障害物検出装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、超音波の送信時にマイ
クロフォン(110)の機械的な振動により発生する残
響の残響時間(t1)を記憶する記憶手段(150)
と、学習モードと検知モードで動作するようになってお
り、学習モード時には、送信手段(120)から送信信
号を送信させて残響時間(t1)を測定し、この測定し
た残響時間(t1)を記憶手段に記憶させ、検知モード
時には、送信手段(120)から送信信号を送信させ、
受信手段(130)からの受信信号に基づいて障害物の
検出を行うとともに、この障害物検出時の残響時間(t
2)を測定し、この測定した残響時間(t2)と記憶手
段に記憶された残響時間(t1)とからセンサ異常の判
定を行う制御手段(140)とを備えることを特徴とし
ている。
【0009】このように、学習モード時に送信手段(1
20)から送信信号を送信させて残響時間(t1)を測
定し、記憶手段に記憶された残響時間(t1)は、セン
サ毎に異なるセンサ固有の残響時間であり、このセンサ
固有の残響時間(t1)と検知モード時の障害物検出時
の残響時間(t2)からセンサ異常の判定を行うことに
より、センサの個体差による残響時間のばらつきとは関
係なく、センサ異常の判定を正確に行うことができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、制御手
段(140)は、記憶手段に記憶された残響時間(t
1)と障害物検出時の残響時間(t2)の差とセンサ異
常の判定時間(ΔT1、ΔT2)との大小関係からセン
サ異常の判定を行うことを特徴としている。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、制御手
段(140)は、学習モード時に残響時間(t1)を複
数回測定し、記憶手段(150)に残響時間(t1)を
記憶させることを特徴としている。
【0012】このように、学習モード時に残響響時間
(t1)を複数回測定することで、より精度の高いセン
サ異常の判定ができ、経年変化にも対応できる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の一実施
形態を適用した障害物検出装置のブロック構成を図1に
示す。障害物検出装置は、センサ10とECU14を有
しており、センサ10の電源端子11、信号端子12お
よびGND端子13は、それぞれECU14の電源端子
15、信号端子16およびGND端子17とコネクタも
しくはワイヤーハーネスを介して接続されており、信号
端子12、16を介して通信を行っている。
【0015】センサ10は、マイクロフォン110、送
信部120、受信部130、制御部140および記憶回
路150から構成されている。また、送信部120は、
発振回路120aおよび昇圧回路120bから構成さ
れ、受信部130は、受信回路130a、波形処理回路
130bおよび判定回路130cから構成されている。
なお、受信回路130aは、図示しない増幅回路および
フィルタ回路を有している。また、制御部140は、制
御回路140aおよび通信回路140bから構成されて
おり、制御回路140aは、マイコンもしくはカスタム
ICを有しており、通信回路140bによりECU14
との通信を行っている。ここで、マイクロフォン11
0、発信回路120a、昇圧回路120bおよび受信回
路130aは車両のバンパに埋め込まれ、他の部材13
0b、130c、140a、140bおよび150は車
室内に配置されている。
【0016】上記構成において、まず、送信について説
明する。発信回路120aは、制御回路140aからの
指示で昇圧回路120bに対して周波数信号(40kH
z)を250μs間送出し、昇圧回路2は入力された周
波数信号を昇圧してマイクロフォン110に送出する。
そして、マイクロフォン110は、送信パワーの大きな
超音波を車両の周囲に向かって送信する。
【0017】次に、受信について説明する。障害物から
反射された超音波は、マイクロフォン110で受信さ
れ、受信回路130aにおいて図示しない増幅回路によ
り増幅され、図示しないフィルタにより雑音が除去さ
れ、波形処理回路130bで波形処理される。そして、
波形処理回路130bで波形処理された信号は、そのレ
ベルを判定回路130cで判定され、障害物の有無が判
定される。そこで、障害物があると判定された場合は、
制御回路140aにより、送信した時間から反射波を受
信するまでの時間から障害物までの距離が算出される。
このようにして、障害物検出を行っている。
【0018】上記した構成の障害物検出装置において
は、超音波の送信時にマイクロフォン110の機械的な
振動により残響が発生する。この残響の残響時間は、セ
ンサ毎に異なるセンサ固有の残響時間である。これは、
センサ固有の残響時間であって、制御回路140aが有
する学習モードにおいて、送信回路120から送信信号
を送信させ、受信部130からの受信信号から測定さ
れ、記憶回路150に記憶される。また、制御回路14
0aが有する検知モードにおいて、送信回路120から
送信信号を送信させ、受信回路130からの受信信号に
基づいて障害物の検出を行うとともに、この障害物検出
時の残響時間が測定される。そして、この測定した残響
時間と記憶回路150に記憶された残響時間とからセン
サ異常の判定が行われる。
【0019】上記した説明において、センサの断線と
は、制御回路140aから、発振回路120a、昇圧回
路120b、マイクロフォン110、受信回路130a
および波形処理回路130bを経由して制御回路140
aに接続される信号線のいずれかの断線である。また、
センサ異常とは、このようなセンサの断線の他に、マイ
クロフォンが凍結したり、マイクロフォンに異物が付着
したような状態である。
【0020】図2(a)、(b)に、センサの断線時お
よびマイクロフォンの凍結または異物付着時の受信回路
130a出力の残響波形を示す。ここで、t1は記憶回
路150に記憶されているセンサ固有の残響時間であ
り、t2は障害物検出時の残響波形である。また、ΔT
1、ΔT2はそれぞれ、センサの断線の判定時間、凍結
または異物付着の判定時間である。なお、図中における
波線は、センサ固有の残響波形であり、センサが正常な
場合はt2≒t1となる。このように、センサの断線時
の残響波形は短く、マイクロフォンの凍結または異物付
着時の残響波形は、センサの断線時よりも長い。
【0021】図2(a)のように、t2<t1−ΔT1
の場合、すなわち、ΔT1<t1−t2であって、セン
サ固有の残響時間t1と障害物検出時の残響時間t2の
差がセンサの断線の判定時間ΔT1よりも長い場合、セ
ンサ断線時のセンサ特性からセンサの断線と判定され
る。
【0022】また、図2(b)のように、t1−ΔT1
<t2<t1−ΔT2の場合、すなわち、ΔT2<t1
−t2<ΔT1であって、センサ固有の残響時間t1と
障害物検出時の残響時間t2の差が凍結または異物付着
の判定時間ΔT2よりも長く、センサの断線の判定時間
ΔT1よりも短い場合、凍結または異物付着のセンサの
特性からセンサ異常と判定される。
【0023】従来、センサの断線の判定時間ΔT1およ
び凍結または異物付着の判定時間ΔT2は、超音波の送
信開始時等を基準として決めていたため、センサの個体
差による残響時間のばらつきを考慮する必要があった。
しかし、本実施形態では、制御回路140aは、記憶回
路150に記憶された残響時間t1と障害物検出時の残
響時間t2の差とセンサ異常の判定時間ΔT1、ΔT2
との大小関係からセンサ異常の判定を行っている。この
ように、センサ固有の残響時間t1を予め測定して記憶
しておくことにより、センサの個体差による残響時間の
ばらつきとは関係なく、センサ異常の判定を正確に行う
ことができる。
【0024】また、センサの断線の判定時間ΔT1と凍
結または異物付着の判定時間ΔT2を最適値に設定する
ことにより、障害物の検出を開始する時間(障害物の検
出開始時間)をより早く設定できるため、送信した時間
から反射波を受信するまでの時間が短い場合(すなわち
近距離に障害物がある場合)でも正確に距離を算出する
ことができる。なお、障害物検出は、残響による誤検出
を防ぐため、図2(a)、(b)に示した受信期間中に
反射波の受信を行う。
【0025】本実施形態での制御回路140aの制御処
理を、図3に示すフローチャートに従って説明する。な
お、この制御回路140aは、生産時の検査において、
他の検査と共にセンサ固有の残響時間t1を測定して記
憶回路150に記憶させる検査モードと、高速道路の走
行時等、周囲に障害物が無い状況において、記憶回路1
50に記憶されているセンサ固有の残響時間t1を更新
する学習モードと、後方進行時等において、障害物を検
出する検知モードで動作する。 (検査モードでの動作)ECU14からセンサ10に対
し検査モードのスタートが指示されると、制御回路14
0aは、以下の処理を行う。まず、ECU14からの通
信コマンドが検知モードであるか否かを判定する(ステ
ップ301)。この場合、検知モードではないのでNO
と判定し、次に検査モードであるか否かを判定する(ス
テップ309)。そして、検査モードであるのでYES
と判定し、検査モードを設定する(ステップ310)。
この検査モードでは、まず学習モードを設定し(ステッ
プ311)、送信部120に送信信号を送出して超音波
送信を行い(ステップ312)、受信部130からの受
信信号に含まれる残響から残響時間t1を測定し(ステ
ップ313)、この測定した残響時間t1を記憶回路1
50に記憶させる(ステップ314)。そして、測定完
了として(ステップ315)、他の検査を行い(ステッ
プ316、317・・・)、ステップ301に戻る。 (学習モードでの動作)ECU14からセンサ10に対
し学習モードのスタートが指示されると、制御回路14
0aは、ECU14からの通信コマンドが検知モードか
否かを判定する(ステップ301)。この場合、検知モ
ードではないのでNOと判定し、検査モードであるか否
かを判定する(ステップ309)。そして、検査モード
でないのでNOと判定し、次に学習モードを設定(ステ
ップ318)する。そして、送信部120に送信信号を
送出して超音波送信を行い(ステップ319)、受信部
130からの受信信号に含まれる残響から残響時間t1
を測定し(ステップ320)、測定した残響時間t1を
記憶回路150に記憶させる(ステップ321)。そし
て、測定を完了として(ステップ322)、ステップ3
01に戻る。 (検知モードでの動作)ECU14からセンサ10に対
し検知モードのスタートが指示されると、制御回路14
0aは、ECU14からの通信コマンドが検知モードか
否かを判定する(ステップ301)。この場合、検知モ
ードであるのでYESと判定し、検知モードを設定する
(ステップ302)。そして、送信部120に送信信号
を送出して超音波送信を行い(ステップ303)、受信
部130からの受信信号に含まれる残響から残響時間t
2を測定する。そして、その残響時間t2と記憶回路1
50に記憶されている残響時間t1の大小関係からセン
サの断線を確認し(ステップ304)、マイクロフォン
110の凍結または異物付着の確認する(ステップ30
5)。この場合、t2<t1−ΔT1であれば、センサ
の断線、t1−ΔT1<t2<t1−ΔT2であれば、
凍結または異物付着によるセンサ異常であるとする。そ
して、センサが正常か否かを判定し(ステップ30
6)、センサ異常の場合はNOと判定し、センサの断線
およびマイクロフォン110の凍結または異物付着の確
認の検出結果を通信回路140bを介してECU14に
送信する(ステップ308)。センサが正常の場合はス
テップ306でYESと判定し、送信部120に送信信
号を送出してから受信部130で反射波を受信するまで
の時間差から反射時間を測定し(ステップ307)、E
CU14に対してセンサの正常および反射時間の検出結
果を通信回路140bを介して送信し(ステップ30
8)、ステップ301に戻る。
【0026】(第2実施形態)次に、第2の実施形態
を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。図4
に、第2の実施形態のブロック構成を示す。障害物検出
装置は、センサ20とECU24を有しており、センサ
20の電源端子21、信号端子22およびGND端子2
3は、それぞれECU24の電源端子25、信号端子2
6およびGND端子27とコネクタもしくはワイヤーハ
ーネスを介して接続されており、信号端子22、26を
介して通信を行っている。
【0027】センサ20は、マイクロフォン200a、
受信回路200bおよび昇圧回路200cから構成され
ている。また、ECU24は、波形処理回路240a、
判定回路240b、記憶回路240c、制御回路240
dおよび発振回路240eから構成されている。
【0028】これは、図1に示した第1の実施形態にお
いて、センサ10を構成していた波形処理回路130
b、判定回路130c、記憶回路150、制御回路14
0aおよび発振回路120aを、ECU14側で構成し
たものと同等であり、機能的には第1の実施形態と同じ
である。
【0029】そして、図4に示すように、記憶回路24
0cをECU24側で構成するようにしてもよい。
【0030】(その他の実施形態)上記実施形態では、
学習モードにおいて、1回分のセンサ固有の残響時間t
1を記憶回路150に記憶するようにしているが、通常
走行時からセンサ固有の残響時間t1を複数回測定し、
それらの残響時間t1を記憶回路150に記憶するよう
にしてもよい。このようにすれば、より精度の高いセン
サ異常の判定ができ、マイクロフォン110の経年変化
にも対応することができる。
【0031】また、上記実施形態では、センサの異常の
判定時間ΔT1、ΔT2は定数としているが、センサ固
有の残響時間t1を複数回測定して記憶回路150に記
憶し、それらの時間からセンサの異常の判定時間ΔT
1、ΔT2を決定するようにしてもよい。
【0032】また、上記実施形態において、学習モード
はセンサが正常な場合に行われることを前提として説明
したが、センサ異常のときに学習モードが設定された場
合には、制御回路140aは、送信信号を送信させて測
定された残響時間t1と記憶回路150に記憶されたセ
ンサ固有の残響時間t1を比較し、不適当と判定した場
合には、その時の残響時間t1を記憶させないようにし
てもよい。
【0033】なお、上記第1、第2実施形態において記
憶手段として記憶回路150、240cを示したが、例
えば、RAM、EEPROMまたはハードディスクでも
よく、要するに、制御回路140aから書き込み、読み
出し可能な記憶媒体であればよい。
【0034】本発明の実施にあたり、上記障害物検出装
置は、自動車で用いられる超音波センサに限ることな
く、各種の産業分野で採用される各種センサで用いられ
る障害物検出装置として使用されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を適用したブロック構成を示す
図である。
【図2】第1の実施形態を適用したセンサの受信回路1
30aの出力波形を示す図である。
【図3】第1の実施形態を適用した制御回路140aの
制御処理を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態を適用したブロック構成を示す
図である。
【符号の説明】
10、20・・・センサ、130a、200b・・・受信回
路、130b、240a・・・波形処理回路、130c、
240b・・・判定回路、110、20a・・・マイクロフォ
ン、150、240c・・・記憶回路、140a、240
d・・・制御回路、120b、200c・・・昇圧回路、12
0a、240e・・・発振回路、140b・・・通信回路、1
4、24・・・ECU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA28 CC11 EE15 LL01 5J083 AA02 AB13 AC17 AC27 AC29 AD04 AE01 AF05 BA01 BE16 CA01 CA10 EC19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を送信し、障害物から反射されて
    きた前記超音波を受信するマイクロフォン(110)
    と、 前記マイクロフォン(110)へ送信信号を送信する送
    信手段(120)と、 前記マイクロフォン(110)からの信号を受信する受
    信手段(130)と、 前記超音波の送信時に前記マイクロフォン(110)の
    機械的な振動により発生する残響の残響時間(t1)を
    記憶する記憶手段(150)と、 学習モードと検知モードで動作するようになっており、
    前記学習モード時には、前記送信手段(120)から前
    記送信信号を送信させて前記残響時間(t1)を測定
    し、この測定した残響時間(t1)を前記記憶手段に記
    憶させ、前記検知モード時には、前記送信手段(12
    0)から前記送信信号を送信させ、前記受信手段(13
    0)からの前記受信信号に基づいて障害物の検出を行う
    とともに、この障害物検出時の前記残響時間(t2)を
    測定し、この測定した残響時間(t2)と前記記憶手段
    に記憶された残響時間(t1)とからセンサ異常の判定
    を行う制御手段(140)と、を備えることを特徴とす
    る障害物検出装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段(140)は、前記記憶手
    段に記憶された残響時間(t1)と前記障害物検出時の
    前記残響時間(t2)の差と前記センサ異常の判定時間
    (ΔT1、ΔT2)との大小関係から前記センサ異常の
    判定を行うことを特徴とする請求項1に記載の障害物検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段(140)は、前記学習モ
    ード時に前記残響時間(t1)を複数回測定し、前記記
    憶手段(150)に前記残響時間(t1)を記憶させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の障害物検出
    装置。
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