JP2018162872A - 弁機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧回路に逆止弁、チョーク構造及び分岐部を設けたうえで、油圧回路の省スペース化を図ることができる技術を提供する。【解決手段】弁機構10は、第1潤滑部2に潤滑流体を供給する第1潤滑回路3と、第2潤滑部4に潤滑流体を供給する第2潤滑回路5とを連通する連通路9を備える。弁機構10は、潤滑流体の一部を連通路9に導くメイン流路31が形成されるハウジング本体32と、このハウジング本体32に設けられ潤滑流体を第1流出口33、第2流出口34、第3流出口35の3方向へ分岐する分岐部36と、ハウジング本体32に設けられ第1流出口33からメイン流路31への潤滑流体の流れを止める逆止弁11と、この逆止弁11に設けられ第1流出口33から流出する潤滑流体の流量を調整するチョーク部21とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、潤滑流体を第2潤滑回路から第1潤滑回路に導く連通路を備える弁機構に関する。
従来、流体ポンプ(油圧ポンプ)から供給される潤滑流体によって自動車等の自動変速機を制御する油圧回路があり、この油圧回路の潤滑流体が逆流することを防ぐ逆止弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−96478号公報
特許文献1の逆止弁は、油圧回路に設けられたトルクコンバータ内の潤滑流体が自動変速機に戻ってしまうのを防ぐものである。また、油圧回路には自動変速機のようなギヤ系の潤滑部とは別に、クラッチ系の潤滑部も設けられており、低温時に潤滑流体の粘度が高くなることによるクラッチの引き摺りを低減する目的で、潤滑流体の流量を低減させるチョーク構造も設けることがある。一般的には、図8に示すようなチョーク構造を設けることが考えられる。
図8に示すように、チョーク構造は、円筒状のバルブボディ101にチョークバルブ102が挿入されており、潤滑流体が流入口103から入り、バルブボディ101とチョークバルブの隙間を通り、排出口104から排出される。潤滑流体の流量は、隙間の流路面積と、流入口103から排出口104までの隙間の長さによって調整される。
しかしながら、油圧回路に逆止弁を設けたうえにチョーク構造も設け、さらにギヤ系の潤滑部からクラッチ系の潤滑部へ潤滑流体を分岐させる分岐部などを設けると、油圧回路のスペースが大きくなる。
本発明は、以上の点に鑑み、油圧回路に逆止弁、チョーク構造及び分岐部を設けたうえで、油圧回路の省スペース化を図ることができる弁機構を提供することを目的とする。
[1]上記目的を達成するため、本発明は、
第1潤滑部(例えば、実施形態の摩擦クラッチ2。以下同一。)に潤滑流体を供給する第1潤滑回路(例えば、実施形態の第1潤滑回路3。以下同一。)と、第2潤滑部(例えば、実施形態のデファレンシャルギヤ4。以下同一。)に前記潤滑流体を供給する第2潤滑回路(例えば、実施形態の第2潤滑回路5。以下同一。)とを連通する連通路(例えば、実施形態の連通路9。以下同一。)を備える弁機構であって、
前記潤滑流体の一部を前記連通路に導くメイン流路(例えば、実施形態のメイン流路31。以下同一。)が形成されるハウジング本体(例えば、実施形態のハウジング本体32。以下同一。)と、該ハウジング本体に設けられ前記潤滑流体を第1流出口(例えば、実施形態の第1流出口33。以下同一。)、第2流出口(例えば、実施形態の第2流出口34。以下同一。)、第3流出口(例えば、実施形態の第3流出口35。以下同一。)の3方向へ分岐する分岐部(例えば、実施形態の分岐部36。以下同一。)と、前記ハウジング本体の前記第1流出口側となる前記連通路に設けられ前記第1流出口から前記メイン流路への前記潤滑流体の流れを止める逆止弁(例えば、実施形態の逆止弁11。以下同一。)と、該逆止弁に設けられ前記第1流出口から流出する前記潤滑流体の流量を調整するチョーク部(例えば、実施形態のチョーク部21。以下同一。)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、弁機構は、分岐部、逆止弁及びチョーク部の3つの機能部品を別々に設けることなく一体化したので、弁機構全体を小型化して油圧回路の省スペース化を図ることができる。さらに、3つの機能部品を一体化したので、組付け時に一度に組付けることができ、組付け性を向上させることができる。
[2]また、本発明においては、前記逆止弁は、前記ハウジング本体の一部によって形成される弁箱(例えば、実施形態の弁箱12。以下同一。)と、前記ハウジング本体に形成されるテーパ状の弁座(例えば、実施形態の弁座13。以下同一。)と、前記弁箱内に移動可能に収納され前記弁座に当接することで流れを止めるボール状の弁体(例えば、実施形態の弁体14。以下同一。)と、前記ハウジング本体に設けられ前記弁体の移動を規制するカバー(例えば、実施形態のカバー15。以下同一。)とを備えることが好ましい。逆止弁を、テーパ状の弁座にボール状の弁体を当接させる構造としたので、簡単な構造で、潤滑流体の逆流を防止すると共に、逆止弁の小型化を図ることができる。
[3]また、本発明においては、前記カバーに、前記チョーク部が設けられ、該チョーク部は、前記潤滑流体が流れる際に前記弁体を受ける受け部(例えば、実施形態の受け部22。以下同一。)を中心に、同心円上に配置された多数の孔(例えば、実施形態の孔23。以下同一。)から形成されていることが好ましい。チョーク部をカバーに多数の孔を設けて形成しているため、チョーク部を従来品よりも短く構成することができる。さらに、孔の数と径で必要な流量に調整することができる。
[4]また、本発明においては、前記多数の孔は、前記受け部の中心に対して非対称に配置されていることが好ましい。非対称の構造にすることで、潤滑流体が流れる際、ボール状の弁体を流速の速い方に又は流量の少ない方に寄せることができ、弁体がカバー内で乱れるように移動する、いわゆるボール暴れを抑制することができる。
[5]また、本発明においては、前記第2流出口は、チョーク機能を有することが好ましい。この構造にすることで、第2流出口でも潤滑流体の流量調整を可能にできる。
本発明の潤滑回路の実施形態を模式的に示す説明図。 本実施形態の潤滑回路を示す説明図。 図2のIII−III線断面図。 本実施形態の弁機構の斜視図。 本実施形態のカバーの平面図。 図5のVI−VI線断面図。 本実施形態のカバーの底面図。 従来技術に係るチョーク構造の断面図。
図を参照して、本発明の実施形態の弁機構10を説明する。図1に示すように、本発明の実施形態の弁機構10は油圧回路1に設けられている。なお、図1では便宜上、油圧回路1の説明に必要な部分のみを示す。油圧回路1は、車両(自動車)に搭載される動力伝達装置に潤滑流体(以下、潤滑油という。)を供給するものであり、動力伝達装置が備える第1潤滑部(以下、摩擦クラッチという。)2にメインシャフトなどを介して潤滑油を供給する第1潤滑回路3と、動力伝達装置が備える第2潤滑部(以下、デファレンシャルギヤという。)4に温度調整された潤滑油を供給する第2潤滑回路5と、駆動源ENG(内燃機関、電動機)の動力を利用して作動する油圧ポンプ6とを備える。
第2潤滑回路5は、エンジン冷却水と潤滑油との間で熱交換させるオイルウォーマー7と、第2潤滑回路用チョーク8とを備え、オイルウォーマー7で適切な温度に調整した潤滑油を、第2潤滑回路用チョーク8を介してデファレンシャルギヤ4へ供給する。
油圧回路1には、第1潤滑回路3と、第2潤滑回路5とを連通させる連通路9が設けられている。連通路9には、第1潤滑回路3から第2潤滑回路5への潤滑油の流れを阻止する逆止弁11と、第1潤滑回路3から第2潤滑回路5への潤滑油の流量を調整するチョーク部21とが介設されている。
油圧ポンプ6が作動するとオイルパン41に溜まった潤滑油がストレーナ42を介して吸い上げられて油圧ポンプ6からレギュレータバルブ43に潤滑油が供給される。レギュレータバルブ43に供給される潤滑油の一部は、摩擦クラッチ2に供給され、摩擦クラッチ2を潤滑して且つ冷却するための潤滑油として用いられる。また、レギュレータバルブ43に供給される潤滑油の一部はトルクコンバータTCを経由してオイルウォーマー7に導かれる。
ここで、車両の駆動源ENGを利用して作動する油圧ポンプ6は、駆動源ENGが所定の回転よりも低い低速回転のときは、所定回転未満の低回転となる。油圧ポンプ6は、所定回転未満の低回転時には、油圧ポンプ6自体の吐出量が少なく、またレギュレータバルブ43によってライン圧を所定の油圧に保つべく第1潤滑回路3への潤滑油の流量が制限され、第1潤滑回路3と比較して第2潤滑回路5の方がレギュレータバルブ43から潤滑油が優先的に供給される。また、低回転時には潤滑油の温度が低くなり易く潤滑油の粘度が高くなり易い。このため、第1潤滑回路3を流れる潤滑油の流量が少なくなってしまう。
デファレンシャルギヤ4は摩擦クラッチ2と比較して発熱量が少ないため、デファレンシャルギヤ4を潤滑油で適切に潤滑させるためには、デファレンシャルギヤ4に供給する潤滑油をある程度まで温めることが望ましい。従って、第2潤滑回路5を流れる潤滑油は、低回転時であってもオイルウォーマー7でエンジン冷却水と熱交換して適度な温度まで温められている。
従って、低回転時においては、第2潤滑回路5の潤滑油の流量が第1潤滑回路3の流量よりも多くなり、第2潤滑回路5の潤滑油の圧力が第1潤滑回路3の潤滑油の圧力を上回り、逆止弁11が開いて第2潤滑回路5の潤滑油が連通路9を通ってメインシャフトなどを介して摩擦クラッチ2に供給され、摩擦クラッチ2に十分な量の潤滑油を供給することができ、摩擦クラッチ2を適切に潤滑することができる。このとき、摩擦クラッチ2に供給される潤滑油はオイルウォーマー7で温められているため比較的高い温度となっているが、駆動源ENGが低回転であるので摩擦クラッチ2の発熱量も比較的低く、また、潤滑油の供給量が多いため、低回転時においては十分な冷却効果も得ることができる。なお、本発明の動力伝達装置は、潤滑と冷却の両方の効果が得られることが好ましいが、潤滑と冷却のうち何れか一方の効果のみ発揮するものであってもよい。
駆動源ENGが所定の回転速度を超えて、油圧ポンプ6が所定回転以上で回転する高回転時には、第1潤滑回路3の油圧が第2潤滑回路5の油圧以上となる。このため、逆止弁11が閉じられ、第1潤滑回路3の潤滑油が第2潤滑回路5へ供給されることが逆止弁11で阻止される。
駆動源ENGが高速回転する時においては、油圧ポンプ6も高回転で回転する。油圧ポンプ6が高回転時(所定回転以上の回転時)には、摩擦クラッチ2の発熱量も高くなる虞があるが、第1潤滑回路3の潤滑油の流量が十分であり、第1潤滑回路3の潤滑油で十分に摩擦クラッチ2を潤滑し且つ冷却することができる。
また、本実施形態の油圧回路1によれば、油圧ポンプ6の低回転時の油圧と高回転時の油圧との切り換わりを利用して逆止弁11で自動的に油圧ポンプ6の低回転時に第2潤滑回路5の潤滑油が摩擦クラッチ2に供給され、高回転時に第2潤滑回路5の潤滑油が摩擦クラッチ2へ供給されることが阻止される。従って、電磁弁などで制御する場合と比較して、油圧回路1の構成の簡略化を図ることができる。
なお、「流体ポンプの所定回転未満の低回転」とは、第1潤滑回路3の流体圧が第2潤滑回路5の流体圧と同一となるときの回転速度を所定回転として、この所定回転未満の領域の回転と定義し、高回転は、第1潤滑回路3の流体圧が第2潤滑回路5の流体圧と同一となるときの回転速度を所定回転として、この所定回転以上の領域の回転と定義する。
また、低回転と高回転は、所定回転を閾値としているが、所定回転は流体温度を回転速度で推測するものと捉えることもでき、流体の温度を検出して流体温度に基いて本発明の弁部(逆止弁)の開閉を切り換えてもよい。この場合、所定回転は流体温度に応じて変更してもよく、または所定の流体温度を閾値として流体ポンプの低回転時と高回転時との境界を設定することもできる。
図2に示すように、連通路9が第1潤滑回路3に接続されている。連通路9には、第2潤滑回路5から第1潤滑回路3への潤滑油の流れを許容し、第1潤滑回路3から第2潤滑回路5への潤滑油の流れを阻止する逆止弁11が介設されている。
図3、図4に示すように、弁機構10は、第2潤滑回路5からの潤滑油の一部を連通路9に導くメイン流路31が形成されるハウジング本体32と、このハウジング本体32に設けられ潤滑油を第1流出口33、第2流出口34、第3流出口35の3方向へ分岐する分岐部36と、ハウジング本体32の第1流出口33側となる連通路9に設けられこの第1流出口33からメイン流路31への潤滑油の流れを止める逆止弁11と、この逆止弁11に設けられ第1流出口33から流出する潤滑油の流量を調整するチョーク部21とを備える。
弁機構10は、分岐部36、逆止弁11及びチョーク部21の3つの機能部品を別々に設けることなく一体化したので、弁機構10全体を小型化して油圧回路1(図1参照。)の省スペース化を図ることができる。さらに、3つの機能部品を一体化したので、組付け時に一度に組付けることができ、組付け性を向上させることができる。
逆止弁11は、ハウジング本体32の一部によって形成される弁箱12と、ハウジング本体32に形成されるテーパ状の弁座13と、弁箱12内に移動可能に収納され弁座13に当接することで流れを止めるボール状の弁体14と、ハウジング本体32に設けられ弁体14の移動を規制するカバー15とを備える。このカバー15に、チョーク部21が設けられている。
逆止弁11を、テーパ状の弁座13にボール状の弁体14を当接させる構造としたので、簡単な構造で、潤滑流体の逆流を防止すると共に、逆止弁11の小型化を図ることができる。
また、第2流出口34は、第2潤滑回路用チョーク8が設けられることでチョーク機能を有する。この構造にすることで、第2流出口34でも潤滑油の流量調整を可能にできる。
図5から図7に示すように、チョーク部21は、潤滑油が流れる際に弁体14を受ける受け部22を中心Cに、同心円上に配置された多数の孔23から形成されている。カバー15の受け部22側には、平面視で略円形状の4つの凹部24が中心Cに対して90度毎にずれて4方向に形成されている。このうち、3つの凹部24には2つの孔23が配置され、1つの凹部24には1つの孔23が配置されている。このようにして、多数の孔23は、受け部22の中心に対して非対称に配置されている。
中心Cを通る第1流出口33と凹部24は連結されている。このため、逆止弁11が開き、弁体が受け部22に当接している状態でも、潤滑油が中心Cを通る第1流出口33からも流出して必要な流量を確保できる。
チョーク部21をカバー15に多数の孔23を設けて構成しているため、必要な流路面積を確保したうえでチョーク部21を従来品よりも短く構成することができる。さらに、孔23の数と径で必要な流量に調整することができる。
また、孔23の配置を非対称の構造にすることで、潤滑油が流れる際、ボール状の弁体14を流速の速い方に又は流量の少ない方に寄せることができ、弁体14がカバー15内で乱れるように移動する、いわゆるボール暴れを抑制することができる。
なお、本実施形態では、第1潤滑部として摩擦クラッチ2、第2潤滑部としてデファレンシャルギヤ4を用いて説明したが、本発明の第1潤滑部及び第2潤滑部はこれに限らない。
1 油圧回路
2 第1潤滑部(摩擦クラッチ)
3 第1潤滑回路
4 第2潤滑部(デファレンシャルギヤ)
5 第2潤滑回路
6 油圧ポンプ
7 オイルウォーマー
8 第2潤滑回路用チョーク
9 連通路
10 弁機構
11 逆止弁
12 弁箱
13 テーパ状の弁座
14 ボール状の弁体
15 カバー
21 チョーク部
22 受け部
23 孔
31 メイン流路
32 ハウジング本体
33 第1流出口
34 第2流出口
35 第3流出口
36 分岐部

Claims (5)

  1. 第1潤滑部に潤滑流体を供給する第1潤滑回路と、第2潤滑部に前記潤滑流体を供給する第2潤滑回路とを連通する連通路を備える弁機構であって、
    前記潤滑流体の一部を前記連通路に導くメイン流路が形成されるハウジング本体と、
    該ハウジング本体に設けられ前記潤滑流体を第1流出口、第2流出口、第3流出口の3方向へ分岐する分岐部と、
    前記ハウジング本体の前記第1流出口側となる前記連通路に設けられ前記第1流出口から前記メイン流路への前記潤滑流体の流れを止める逆止弁と、
    該逆止弁に設けられ前記第1流出口から流出する前記潤滑流体の流量を調整するチョーク部とを備えることを特徴とする弁機構。
  2. 請求項1に記載の弁機構であって、
    前記逆止弁は、前記ハウジング本体の一部によって形成される弁箱と、
    前記ハウジング本体に形成されるテーパ状の弁座と、
    前記弁箱内に移動可能に収納され前記弁座に当接することで流れを止めるボール状の弁体と、
    前記ハウジング本体に設けられ前記弁体の移動を規制するカバーとを備えることを特徴とする弁機構。
  3. 請求項2に記載の弁機構であって、
    前記カバーに、前記チョーク部が設けられ、
    該チョーク部は、前記潤滑流体が流れる際に前記弁体を受ける受け部を中心に、同心円上に配置された多数の孔から形成されていることを特徴とする弁機構。
  4. 請求項3に記載の弁機構であって、
    前記多数の孔は、前記受け部の中心に対して非対称に配置されていることを特徴とする弁機構。
  5. 請求項1に記載の弁機構であって、
    前記第2流出口は、チョーク機能を有することを特徴とする弁機構。
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