JP6779796B2 - 潤滑回路 - Google Patents

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本発明は、第1潤滑回路と流体の温度を調整する第2潤滑回路とを備える潤滑回路に関する。
従来、流体ポンプ(油圧ポンプ)から供給される油圧によって自動変速機を制御する油圧制御回路などの潤滑回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の油圧制御回路は、自動変速機の制御のみならず、自動変速機の部品へ潤滑流体を供給して潤滑したり冷却したりする役割も担っている。
特開2016−156399号公報
潤滑回路には、摩擦クラッチなどの高温となり易く十分な冷却及び潤滑が必要な部分(第1潤滑部)には、潤滑油をそのまま供給する第1潤滑回路と、高温になり難いが潤滑が必要な部分(第2潤滑部。例えば、デファレンシャルギヤなど。)には、オイルウォーマー等の熱交換器で適度な温度となるように温度調整した潤滑油を供給する第2潤滑回路とを設けることが考えられる。しかしながら、流体ポンプが所定回転未満である低回転時には、第1潤滑回路から第1潤滑部へ供給される潤滑流体の量が少なく、第1潤滑部が流体ポンプの所定回転未満である低回転時に発熱または摩耗し易くなる虞がある。
本発明は、以上の点に鑑み、第1潤滑部が流体ポンプが所定回転未満である低回転時であっても潤滑流量を確保し発熱または摩耗を抑制することができる潤滑回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
第1潤滑部(例えば、実施形態の摩擦クラッチ2。以下同一。)に潤滑流体(例えば、実施形態の潤滑油。以下同一。)を供給する第1潤滑回路(例えば、実施形態の第1潤滑回路3。以下同一。)と、
第2潤滑部(例えば、実施形態のデファレンシャルギヤ4。以下同一。)に熱交換器(例えば、実施形態のオイルウォーマー7。以下同一。)を介して温度調整された前記潤滑流体を供給する第2潤滑回路(例えば、実施形態の第2潤滑回路5。以下同一。)と、
流体ポンプ(例えば、実施形態の油圧ポンプ6。以下同一。)とを備える潤滑回路(例えば、実施形態の油圧回路1。以下同一。)であって、
前記流体ポンプの所定回転未満である低回転時に開いて前記第2潤滑回路から前記第1潤滑部への前記潤滑流体の供給を許容し、前記流体ポンプの前記所定回転以上である高回転時に前記第2潤滑回路から前記第1潤滑部への前記潤滑流体の供給が阻止される弁部(例えば、実施形態の逆止弁10。以下同一。)を備えることを特徴とする。
ここで、流体ポンプが所定回転未満である低回転時には、潤滑流体の温度が低く粘度が高いため、第1潤滑回路を流れる潤滑流体の流量が少ない。これに対し、第2潤滑回路から第2潤滑部に供給される潤滑流体は第2潤滑回路の熱交換器で温められるため、温度が高くなって粘度が低くなるため、潤滑流体の流量を十分に確保することができる。そして、本発明では、流体ポンプが所定回転未満である低回転時には、弁部によって、第2潤滑回路から第1潤滑部へ潤滑流体を供給する。従って、低回転時であっても第1潤滑部に十分な潤滑流体を供給することができる。
また、本発明においては、前記弁部は、前記第1潤滑回路と前記第2潤滑回路とを連通する連通路(例えば、実施形態の連通路9。以下同一。)に介設された逆止弁(例えば、実施形態の逆止弁10。以下同一。)であり、前記第1潤滑回路を流れる前記潤滑流体は、前記流体ポンプが前記所定回転未満である前記低回転時に前記第2潤滑回路を流れる前記潤滑流体よりも圧力が低く、前記流体ポンプが前記所定回転以上である前記高回転時に前記第2潤滑回路を流れる前記潤滑流体の圧力以上となることが好ましい。
かかる構成によれば、弁部を電磁弁などで構成する必要がなく、逆止弁で構成し、所定の低回転時に第1潤滑回路よりも第2潤滑回路の方が潤滑流体の圧力が高く、高回転時に第2潤滑回路を流れる潤滑流体の圧力が、第1潤滑回路を流れる潤滑流体の圧力以下となることを利用して、自動的に逆止弁の開閉状態が切り換わる様に構成することができ、構成の簡略化を図ることができる。
本発明の潤滑回路の実施形態を模式的に示す説明図。 本実施形態の潤滑回路を示す説明図。 本実施形態の潤滑回路の断面を示す説明図。 本実施形態の潤滑回路の一部を示す説明図。
図を参照して、本発明の実施形態の油圧回路を説明する。図1に示すように、本発明の実施形態の油圧回路1は、車両(自動車)に搭載される動力伝達装置に潤滑油を供給するものであり、動力伝達装置が備える摩擦クラッチ2にメインシャフトなどを介して潤滑油を供給する第1潤滑回路3と、動力伝達装置が備えるデファレンシャルギヤ4に温度調整された潤滑油を供給する第2潤滑回路5と、駆動源ENG(内燃機関、電動機)の動力を利用して作動する油圧ポンプ6とを備える。
第2潤滑回路5は、エンジン冷却水と潤滑油との間で熱交換させるオイルウォーマー7と、チョーク8とを備え、オイルウォーマー7で適切な温度に調整した潤滑油を、チョーク8を介してデファレンシャルギヤ4へ供給する。
油圧回路1には、第1潤滑回路3と、第2潤滑回路5とを連通させる連通路9が設けられている。図2は、連通路9と第1潤滑回路3とが接続されている部分を示している。連通路9には、第2潤滑回路5から第1潤滑回路3への潤滑油の流れを許容し、第1潤滑回路3から第2潤滑回路5への潤滑油の流れを阻止する逆止弁10が介設されている。図3は、図2のIII−III線断面を示す図面であり、逆止弁10が示されている。図4は、逆止弁10が設けられている部分の部品の斜視図を示している。
図1に示すように、油圧ポンプ6が作動するとオイルパン11に溜まった潤滑油がストレーナ12を介して吸い上げられて油圧ポンプ6からレギュレータバルブ13に潤滑油が供給される。レギュレータバルブ13に供給される潤滑油の一部は、摩擦クラッチ2に供給され、摩擦クラッチ2を潤滑して且つ冷却するための潤滑油として用いられる。また、レギュレータバルブ13に供給される潤滑油の一部はトルクコンバータTCを経由してオイルウォーマー7に導かれる。
ここで、車両の駆動源ENGを利用して作動する油圧ポンプ6は、駆動源ENGが所定の回転よりも低い低速回転のときは、所定回転未満の低回転となる。油圧ポンプ6は、所定回転未満の低回転時には、油圧ポンプ6自体の吐出量が少なく、またレギュレータバルブ13によってライン圧を所定の油圧に保つべく第1潤滑回路3への潤滑油の流量が制限され、第1潤滑回路3と比較して第2潤滑回路5の方がレギュレータバルブ13から潤滑油が優先的に供給される。また、低回転時には潤滑油の温度が低くなり易く潤滑油の粘度が高くなり易い。このため、第1潤滑回路3を流れる潤滑油の流量が少なくなってしまう。
デファレンシャルギヤ4は摩擦クラッチ2と比較して発熱量が少ないため、デファレンシャルギヤ4を潤滑油で適切に潤滑させるためには、デファレンシャルギヤ4に供給する潤滑油をある程度まで温めることが望ましい。従って、第2潤滑回路5を流れる潤滑油は、低回転時であってもオイルウォーマー7でエンジン冷却水と熱交換して適度な温度まで温められている。
従って、低回転時においては、第2潤滑回路5の潤滑油の流量が第1潤滑回路3の流量よりも多くなり、第2潤滑回路5の潤滑油の圧力が第1潤滑回路3の潤滑油の圧力を上回り、逆止弁10が開いて第2潤滑回路5の潤滑油が連通路9を通ってメインシャフトなどを介して摩擦クラッチ2に供給され、摩擦クラッチ2に十分な量の潤滑油を供給することができ、摩擦クラッチ2を適切に潤滑することができる。このとき、摩擦クラッチ2に供給される潤滑油はオイルウォーマー7で温められているため比較的高い温度となっているが、駆動源ENGが低回転であるので摩擦クラッチ2の発熱量も比較的低く、また、潤滑油の供給量が多いため、低回転時においては十分な冷却効果も得ることができる。なお、本発明の動力伝達装置は、潤滑と冷却の両方の効果が得られることが好ましいが、潤滑と冷却のうち何れか一方の効果のみ発揮するものであってもよい。
駆動源ENGが所定の回転速度を超えて、油圧ポンプ6が所定回転以上で回転する高回転時には、第1潤滑回路3の油圧が第2潤滑回路5の油圧以上となる。このため、逆止弁10が閉じられ、第2潤滑回路5の潤滑油が第1潤滑回路3へ供給されることが逆止弁10で阻止される。
駆動源ENGが高速回転する時においては、油圧ポンプ6も高回転で回転する。油圧ポンプ6が高回転時(所定回転以上の回転時)には、摩擦クラッチ2の発熱量も高くなる虞があるが、第1潤滑回路3の潤滑油の流量が十分であり、第1潤滑回路3の潤滑油で十分に摩擦クラッチ2を潤滑し且つ冷却することができる。
また、本実施形態の油圧回路1によれば、油圧ポンプ6の低回転時の油圧と高回転時の油圧との切り換わりを利用して逆止弁10で自動的に油圧ポンプ6の低回転時に第2潤滑回路5の潤滑油が摩擦クラッチ2に供給され、高回転時に第2潤滑回路5の潤滑油が摩擦クラッチ2へ供給されることが阻止される。従って、電磁弁などで制御する場合と比較して、油圧回路1の構成の簡略化を図ることができる。
なお、弁部は逆止弁に限らず、例えば、電磁弁であっても「流体ポンプが所定回転未満である低回転時の第1潤滑回路の流体の流量を第2潤滑回路の潤滑流体によって補うことができる」という本発明の作用効果を得ることができる。
なお、「流体ポンプの所定回転未満の低回転」とは、第1潤滑回路3の流体圧が第2潤滑回路5の流体圧と同一となるときの回転速度を所定回転として、この所定回転未満の領域の回転と定義し、高回転は、第1潤滑回路3の流体圧が第2潤滑回路5の流体圧と同一となるときの回転速度を所定回転として、この所定回転以上の領域の回転と定義する。
また、低回転と高回転は、所定回転を閾値としているが、所定回転は流体温度を回転速度で推測するものと捉えることもでき、流体の温度を検出して流体温度に基いて本発明の弁部(逆止弁)の開閉を切り換えてもよい。この場合、所定回転は流体温度に応じて変更してもよく、または所定の流体温度を閾値として流体ポンプの低回転時と高回転時との境界を設定することもできる。
また、本実施形態では、第1潤滑部として摩擦クラッチ2、第2潤滑部としてデファレンシャルギヤ4を用いて説明したが、本発明の第1潤滑部及び第2潤滑部はこれに限らない。
1 油圧回路
2 摩擦クラッチ
3 第1潤滑回路
4 デファレンシャルギヤ
5 第2潤滑回路
6 油圧ポンプ
7 オイルウォーマー
8 チョーク
9 連通路
10 逆止弁
11 オイルパン
12 ストレーナ
13 レギュレータバルブ

Claims (2)

  1. 第1潤滑部に潤滑流体を供給する第1潤滑回路と、
    第2潤滑部に熱交換器を介して温度調整された前記潤滑流体を供給する第2潤滑回路と、
    前記潤滑流体を送給する流体ポンプとを備える潤滑回路であって、
    前記流体ポンプが所定回転未満である低回転時に開いて前記第2潤滑回路から前記第1潤滑部への前記潤滑流体の供給を許容し、前記流体ポンプが前記所定回転以上である高回転時に前記第2潤滑回路から前記第1潤滑部への前記潤滑流体の供給が阻止される弁部を備えることを特徴とする潤滑回路。
  2. 請求項1に記載の潤滑回路であって、
    前記弁部は、前記第1潤滑回路と前記第2潤滑回路とを連通する連通路に介設された逆止弁であり、
    前記第1潤滑回路を流れる前記潤滑流体は、前記流体ポンプが前記所定回転未満である前記低回転時に前記第2潤滑回路を流れる前記潤滑流体よりも圧力が低く、前記流体ポンプが前記所定回転以上である前記高回転時に前記第2潤滑回路を流れる前記潤滑流体の圧力以上となることを特徴とする潤滑回路。
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