JP6580909B2 - 自動変速機油の温度調節装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動変速機油の温度調節装置に関する。
従来から、自動変速機の作動油や潤滑油として用いられる自動変速機油(以下「ATF(Automatic Transmission Fluid)」ともいう)の温度を適切な値に管理するために、例えば、暖機時には、ATFよりも先に温度が上昇するエンジン冷却水の熱を利用してATFを温め、暖機後は高温のATFを冷却することで、自動変速機油の温度を調節するオイルクーラ/ウォーマが知られている。
ここで、特許文献1には、互いに直列に接続された水冷オイルクーラおよび空冷オイルクーラを備え、作動油の冷却を行う作動油冷却装置であって、作動油温が所定値以下、かつオイルポンプにて生成される作動油ライン圧が所定値以上の場合に、作動油を水冷オイルクーラおよび空冷オイルクーラをバイパスさせて循環させるクーラバイパス弁と、作動油温を検知して、温度が所要の値に達していない場合に、作動油を空冷オイルクーラのみをバイパスさせて循環させるバイパス弁とを設けた車両用自動変速機の作動油冷却装置が開示されている。
特開2002−266993号公報
上述した特許文献1の作動油冷却装置によれば、作動油温やライン圧に応じて、回路を流れる作動油の十分な流量を確保し、それによって効果的な自動変速機の油圧動作や潤滑動作が可能となる。
ところで、上記バイパス弁として、例えばサーモバルブを用いた場合、ATFの温度(油温)が所定の開弁設定温度まで上昇した後に油圧回路が切替えられ、作動油が空冷オイルクーラで冷却される。そのため、例えば、高負荷運転時(すなわち、油温が急激に上昇するような状況)において油温上昇を適切に抑制することができないおそれ、すなわち、油温がオーバーシュートしてしまうおそれがある。
一方、このような油温のオーバーシュートを防止するためにサーモバルブの開弁設定温度を下げると、高負荷運転時には油温のオーバーシュートを防止することはできるものの、低負荷運転時や中負荷運転時(すなわち、油温の上昇が緩やかな状況)であっても、より低い温度で開弁されてしまうため、油温の速やかな上昇が阻害され、ATFの粘性が高い状態(すなわち、フリクションが大きい状態)が長くなるため、燃料消費量(燃費)が悪化するおそれがある。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、燃料消費率(燃費)を悪化させることなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)を適切に抑制することが可能な自動変速機油の温度調節装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置は、エンジンの駆動力を変換して出力する自動変速機に用いられる自動変速機油を昇温又は冷却する自動変速機油の温度調節装置であって、自動変速機油と第1の熱媒体との間で熱交換を行い、自動変速機油を昇温又は冷却する第1熱交換器と、自動変速機油と第2の熱媒体との間で熱交換を行い、自動変速機油を冷却する第2熱交換器と、第1熱交換器と第2熱交換器との間に介装され、自動変速機油を、第1熱交換器のみに循環させるか、第1熱交換器及び第2熱交換器双方に循環させるかを切替える切替弁と、自動変速機油の温度、及び負荷に基づいて、切替弁の切替動作を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置によれば、自動変速機油の温度、及び負荷に基づいて、切替弁の切替動作が制御される。そのため、例えば、中油温、高負荷運転時(すなわち油温の上昇が急激な状況)では、第1熱交換器に加えて第2熱交換器へ自動変速機油を循環させることにより、油温の急上昇を抑制し、オーバーシュートを防止することができる。その結果、燃費を悪化させることなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇することを適切に抑制することが可能となる。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、上記第1熱交換器が、第1の熱媒体としてエンジン冷却水を用いる水冷式クーラ/ウォーマであり、上記第2熱交換器が、第2の熱媒体として外気を用いる空冷式クーラであることが好ましい。
この場合、上記第1熱交換器として、エンジン冷却水を利用する水冷式クーラ/ウォーマが用いられるため、暖機時には、自動変速機油(ATF)よりも先に温度が上昇するエンジン冷却水の熱を利用して自動変速機油を温め、自動変速機のフリクションロスを低減することができる。また、上記第2熱交換器として、外気を利用する空冷式クーラが用いられるため、例えば、高負荷運転時などにおいて、油温が急上昇するような状況では、水冷式クーラ/ウォーマに加えて空冷式クーラによって自動変速機油を冷却することで、自動変速機油の温度を適切な温度範囲に管理することができる。特に、この場合、油温が高温になった後に空冷式クーラによる冷却を開始するのではなく、温度上昇が急峻な状況では、油温が高温になる前から冷却を開始できるため、空冷式クーラをより小型化(サイズダウン)することが可能となる。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、制御手段が、自動変速機油の温度、及び負荷に応じて、ロックアップクラッチに供給するロックアップ・アプライ圧を調節し、切替弁が、制御手段により調節されたロックアップ・アプライ圧に応じて、切替動作を行うことが好ましい。
この場合、自動変速機油の温度、及び負荷に応じてロックアップ・アプライ圧が調節され、調節されたロックアップ・アプライ圧に応じて切替弁の切替動作が行われる。すなわち、切替弁の制御にロックアップ・アプライ圧を利用することにより、切替弁を動作させるための専用の制御用ソレノイドやスプール等の追加が不要となるため、コストの上昇や装置重量の増加等を招くことなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇することを適切に抑制することが可能となる。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、制御手段が、切替弁の切替動作の制御を行う際に、ロックアップクラッチのロックアップ領域内でロックアップ・アプライ圧を調節することが好ましい。
この場合、切替弁の切替動作の制御が行われる際に、ロックアップクラッチのロックアップ領域内でロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、ロックアップクラッチの本来の制御(機能)を阻害することなく、ロックアップ・アプライ圧を利用して切替弁の制御を行うことができる。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、制御手段が、自動変速機油の温度が第1所定温度以上であり、かつ負荷が第2所定値以上の場合に、切替弁が自動変速機油を第1熱交換器及び第2熱交換器双方に循環させるようにロックアップ・アプライ圧を調節することが好ましい。
この場合、自動変速機油の温度が第1所定温度以上であり、かつ負荷が第2所定値以上の場合に、自動変速機油が第1熱交換器及び第2熱交換器双方に循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、例えば、上記第2所定値以上の高負荷運転時(油温上昇が急峻な場合)には、上記第1所定温度以上の中油温時から、ロックアップ・アプライ圧を調節して第2熱交換器に自動変速機油を循環させることにより、冷却能力を向上させ、高負荷運転時に油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)を適切に抑制することが可能となる。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、自動変速機油の温度が上記第1所定温度未満の場合に、切替弁が自動変速機油を第1熱交換器のみに循環させるように、制御手段が、ロックアップ・アプライ圧を調節することが好ましい。
この場合、自動変速機油の温度が第1所定温度未満のときに、切替弁が自動変速機油を第1熱交換器のみに循環させるようにロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、例えば、第1所定温度未満の低温時には、ロックアップ・アプライ圧を調節して第2熱交換器への自動変速機油の循環を停止することにより、油温の上昇を促進することができる。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、自動変速機油の温度が第2所定温度以上であり、かつ負荷が第1所定値未満の場合に、切替弁が自動変速機油を第1熱交換器のみに循環させるように、制御手段が、ロックアップ・アプライ圧を調節することが好ましい。
この場合、自動変速機油の温度が第2所定温度以上であり、かつ負荷が第1所定値未満の場合に、自動変速機油が第1熱交換器のみに循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、例えば、上記第1所定値未満の極低負荷運転時(例えばアイドリング停車時)に、ロックアップクラッチを解放することにより、エンジンストール(エンスト)を予防することができる。なお、例えば、アイドリング停車時には、第1熱交換器に走行風が当たらず、第1熱交換器の冷却効果が低下するため、自動変速機油の循環を停止しても影響はない。
本発明に係る自動変速機油の温度調節装置では、第1熱交換器が、自動変速機の変速機ケースに直接取り付けられており、切替弁が、第1熱交換器にと一体化されていることが好ましい。
この場合、第1熱交換器が変速機ケースに直接取り付けられており、切替弁が第1熱交換器と一体化されている。そのため、例えば、自動変速機と第1熱交換器とを連通する油圧配管の取り回しが不要となり、コストの上昇や装置重量の増加等を招くことなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇することを適切に抑制することが可能となる。
本発明によれば、燃費を悪化させることなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)を適切に抑制することが可能となる。
実施形態に係る自動変速機油の温度調節装置の全体構成を示すブロック図である。 実施形態に係る自動変速機油の温度調節装置おける閉弁時のATFの循環経路を示す図である。 実施形態に係る自動変速機油の温度調節装置における開弁時のATFの循環経路を示す図である。 切替弁の動作を説明するための図であり、(a)は閉弁時の状態を示し、(b)は開弁時の状態を示す図である。 ロックアップ・アプライ圧(切替弁制御圧)とロックアップトルク容量との関係を示す図である。 油温と負荷と切替弁の切替状態との関係を示す一覧表である。 実施形態に係る自動変速機油の温度調節装置による油温調節処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る自動変速機油の温度調節装置1の構成について説明する。図1は、自動変速機油の温度調節装置1の全体構成を示すブロック図である。
自動変速機油の温度調節装置1は、トルクコンバータ11(ロックアップクラッチ12)を介してエンジン10に接続されエンジン10の駆動力を変換して出力する自動変速機20に用いられる自動変速機油(ATF)の温度を適温に調節する(すなわち、低油温時には昇温を促進し、高油温時には冷却する)装置である。なお、本実施形態では、自動変速機として、車両の運転状態に応じて変速比を自動的かつ無段階に変速する無段変速機(CVT)を用いた場合を例にして説明する。
ここで、エンジン10は、どのような型式のものでもよいが、例えば、水平対向型の4気筒ガソリンエンジンなどである。エンジン10は、エンジン制御装置(以下「ECU」という)70により制御される。ECU70では、各種センサから入力される検出信号に基づいて、エンジン回転数、吸入空気量、混合気の空燃比、アクセルペダル開度等の各種情報が取得される。そして、ECU70は、取得した各種情報に基づいて、燃料噴射や点火、及び各種アクチュエータ等を制御することによりエンジン10を総合的に制御する。ECU70は、CAN(Controller Area Network)100を通してトランスミッション制御装置(以下「TCU」という)80と通信可能に接続されている。ECU70で取得されたエンジン10の回転数やアクセルペダル開度(又はアクセルペダル開度に応じたエンジントルク/負荷)等の各種情報は、CAN100を介してTCU80に送信される。
エンジン10の出力軸(クランクシャフト)10aには、クラッチ機能とトルク増幅機能を持つトルクコンバータ11を介して、エンジン10からの駆動力を変換して出力する無段変速機20が接続されている。
トルクコンバータ11は、主として、ポンプインペラ11a、タービンライナ11b、及びステータ11cから構成されている。出力軸10aに接続されたポンプインペラ11aがオイルの流れを生み出し、ポンプインペラ11aに対向して配置されたタービンライナ11bがオイルを介してエンジン10の動力を受けて出力軸を駆動する。両者の間に位置するステータ11cは、タービンライナ11bからの排出流(戻り)を整流し、ポンプインペラ11aに還元することでトルク増幅作用を発生させる。
また、トルクコンバータ11は、入力と出力とを直結状態にするロックアップクラッチ12を有している。トルクコンバータ11は、ロックアップクラッチ12が締結されていないとき(非ロックアップ状態のとき)はエンジン10の駆動力をトルク増幅して無段変速機20に伝達し、ロックアップクラッチ12が締結されているとき(ロックアップ時)はエンジン10の駆動力を無段変速機20に直接伝達する。
ここで、ロックアップクラッチ12の締結/解放は、ロックアップクラッチ12に供給される油圧(以下「ロックアップ・アプライ圧」という)を調節することによって行われる。また、このロックアップ・アプライ圧はTCU80により制御される。なお、詳細は後述する。
無段変速機20は、車両の運転状態に応じて変速比を自動的かつ無段階に変速する。無段変速機20は、例えばリダクションギヤ201を介してトルクコンバータ11のタービン軸(出力軸)に接続されたプライマリ軸202に軸支されるプライマリプーリ203と、該プライマリ軸202と平行に配設されたセカンダリ軸204に軸支されるセカンダリプーリ205との間に駆動チェーン206を巻装してなるチェーン式無段変速機である。
無段変速機20は、例えば、エンジン10によって駆動される機械式オイルポンプ23を備えている。機械式オイルポンプ23は、オイルパンに貯留されているATFをオイルストレーナを介して吸い上げ、昇圧して吐出する。吐出されたATFは、コントロールバルブ(バルブボディ)24へ供給される。そして、コントロールバルブ24の内部で一部が分岐され、圧力が下げられた後、水冷式クーラ/ウォーマ30(特許請求の範囲に記載の第1熱交換器に相当)、又は、水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40(特許請求の範囲に記載の第2熱交換器に相当)に圧送される。なお、ATFは、水冷式クーラ/ウォーマ30、空冷式クーラ40において熱交換がなされた後(すなわち、適切な温度に調節された後)、コントロールバルブ(バルブボディ)24へ戻される。
水冷式クーラ/ウォーマ30は、ATFとエンジン冷却水(特許請求の範囲に記載の第1の熱媒体に相当)との間で熱交換を行い、ATFを昇温又は冷却する。すなわち、水冷式クーラ/ウォーマ30は、暖機時に、エンジン冷却水温の方が油温よりも高いときには、ATFを温め(油温の上昇を促進させ)、暖機後に、油温が高温になったときには、ATF(無段変速機20)を冷却する。
水冷式クーラ/ウォーマ30は、例えば、周囲に冷却フィンが設けられたパイプと、該パイプの外側(周囲)に設けられた水路とを有して構成されており、パイプの中を流れるATFと水路の中を流れる冷却水との間で熱交換を行う。ここで、本実施形態では、例えば、水冷式クーラ/ウォーマ30のフランジ部をボルト等によって無段変速機20の変速機ケース21に締結することにより、水冷式クーラ/ウォーマ30を変速機ケース21に直接取り付ける構成とした。そのため、水冷式クーラ/ウォーマ30のATFの取入口、排出口、及び、後述するロックアップ・アプライ圧の取入口は、配管等を介することなく、直接、無段変速機20に接続される。
空冷式クーラ40は、ATFと外気(特許請求の範囲に記載の第2の熱媒体に相当)との間で熱交換を行い、ATFを冷却する。空冷式クーラ40は、例えば、ATFが流れるパイプの間にフィンが形成されており、外気とATFとの間で熱交換を行う。なお、空冷式クーラ40と水冷式クーラ/ウォーマ30とは、後述する切替弁50を介して、2本のオイル配管60,61によって接続されている。
切替弁50は、水冷式クーラ/ウォーマ30と空冷式クーラ40との間に介装され、ATFを、水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環させるか、水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環させるかを切替える。なお、本実施形態では、切替弁50を、水冷式クーラ/ウォーマ30に内臓(一体化)する構成とした。
切替弁50は、TCU80により調節(制御)されたロックアップ・アプライ圧に応じて、切替動作(開閉駆動)を行う。
より具体的には、切替バルブ50は、図4に示されるように、ロックアップ・アプライ圧(詳細は後述する)が入力される第1ポート91、水冷式クーラ/ウォーマ30の排出口と連通する第2ポート92、空冷式クーラ40の取入口と連通する第3ポート93、空冷式クーラ40の排出口と連通する第4ポート94、及び、水冷式クーラ/ウォーマ30を通してコントロールバルブ24と連通する第5ポート95と接続されている。切替バルブ50は、その内部に、スプール51を軸方向に摺動自在に収容している。このスプール51の端部(図4(a)(b)では右端)にはスプリング52が配設されており、ロックアップ・アプライ圧と、スプリング52のバネ力とのバランスに応じてスプール51が軸方向に駆動されることにより、ATFを、水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環させるか、水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環させるか(すなわち、ATFを空冷式クーラ40に循環させるか否か)が切替えられる。
ここで、図4(a)に、切替弁50の閉弁時の状態を示す。同様に、図4(b)に、切替弁50の開弁時の状態を示す。図4(a)に示されるように、ロックアップ・アプライ圧による押力がスプリング52のバネ力以下の場合には、切替バルブ50は、閉弁して、空冷式クーラ40に対するATFの循環を停止する。一方、図4(b)に示されるように、ロックアップ・アプライ圧による押力がスプリング52のバネ力よりも大きい場合には、切替弁50は、開弁して、水冷式クーラ/ウォーマ30から排出されるATFを空冷式クーラ40に循環させる。
ここで、閉弁時(例えば低油温時)のATFの循環経路を図2に示す。上述したように、切替弁50が閉弁された場合には、空冷クーラ40へのATFの循環が停止される。その結果、無段変速機20(コントロールバルブ24)から吐出されたATFは、水冷式クーラ/ウォーマ30において熱交換された後、切替弁50を通して、再び水冷式クーラ/ウォーマ30に戻され、該水冷式クーラ/ウォーマ30の中を通って(このとき熱交換は行われない)無段変速機20(コントロールバルブ24)に戻される。
一方、開弁時(例えば中・高油温かつ高負荷時)のATFの循環経路を図3に示す。切替弁50が開弁された場合には、水冷式クーラ/ウォーマ30から排出されるATFが空冷クーラ40にも循環される。その結果、無段変速機20(コントロールバルブ24)から吐出されたATFは、水冷式クーラ/ウォーマ30において熱交換された後、切替弁50及びオイル配管60を通して、空冷クーラ40に送られる。そして、該空冷クーラ40において熱交換が行われた後、オイル配管61及び切替弁50を通して、再び水冷式クーラ/ウォーマ30に戻され、該水冷式クーラ/ウォーマ30の中を通って(このとき熱交換は行われない)無段変速機20(コントロールバルブ24)に戻される。
無段変速機20の変速制御、ロックアップクラッチ12の締結/解放、及び、切替弁50の駆動(切替動作)等は、TCU80によって行われる。TCU80には、出力軸回転センサ91や、シフトポジションセンサ(レンジスイッチ)92等に加えて、ATFの温度(油温)を検出する油温センサ90が接続されており、温度(油温)に応じた電気信号(電圧値)がTCU80で読み込まれる。なお、油温センサ90としては、例えば、温度によって抵抗値が変化するサーミスタが好適に用いられる。また、TCU80は、ECU70とCAN100を介して接続されており、該CAN100を通して、例えば、ECU70から送信されたエンジン10の回転数やアクセルペダル開度(又は、アクセルペダル開度に応じたエンジントルク/負荷)等の情報を受信する。
TCU80は、取得されたエンジン回転数、出力軸回転数(車速)、アクセルペダル開度(エンジントルク/負荷)、及びシフトポジション等の各種情報に基づいて、コントロールバルブ24を構成するソレノイドバルブを駆動し、無段変速機20の変速制御やロックアップクラッチ(ロックアップ・アプライ圧)の制御等を行う。特に、TCU80は、燃料消費率(燃費)を悪化させることなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)を適切に抑制する機能を有している。
そのため、TCU80は、油温制御部81を機能的に有している。TCU80は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び入出力I/F等を有して構成されている。TCU80では、ROMに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、油温制御部81の各機能が実現される。
油温制御部81は、ATFの温度、及び負荷(エンジン負荷)に基づいて、ロックアップ・アプライ圧を調節し、切替弁50の切替動作(開閉動作)を行う。すなわち、油温制御部81は、特許請求の範囲に記載の制御手段として機能する。
油温制御部81は、例えば、車速やエンジントルク(負荷)などに応じて、ロックアップクラッチ12の締結/解放を行うロックアップ・アプライ圧を調節する。ここで、ロックアップ・アプライ圧(切替弁制御圧)とロックアップトルク容量との関係を図5に示す。図5の横軸はロックアップ・アプライ圧(切替弁制御圧)であり、縦軸はロックアップトルク容量である。図5に示されるように、ロックアップ・アプライ圧が高くなるほど、ロックアップトルク容量(伝達可能なエンジントルク)が大きくなる。
ここで、図5に示されるように、電磁弁50の開弁しきい値は、ロックアップクラッチ12のロックアップ領域内(すなわち、ロックアップクラッチ12が完全に締結される領域内)に設定されている。そのため、油温制御部81は、切替弁50の切替動作(開閉駆動)の制御を行う際に、ロックアップ領域内でロックアップ・アプライ圧を調節する。より具体的には、油温制御部81は、切替弁50を開弁する場合には、ロックアップアプライ圧を開弁しきい値以上に調圧し、切替弁50を閉弁する場合には、ロックアップアプライ圧を開弁しきい値未満に調圧する。
ここで、油温と負荷(エンジン負荷)と切替弁50の切替状態との関係を図6に一覧表で示す。図6に示されるように、本実施形態では、油温を3つの領域、すなわち、高油温領域(第2所定温度以上)、中油温領域(第1所定温度以上、第2所定温度未満)、低油温領域(第1所定温度未満)に分けるとともに、負荷(エンジン負荷)を3つの領域、すなわち、高負領域荷(第2所定値以上)、低負荷領域(第1所定値以上、第2所定値未満)、極低負荷領域(第1所定値未満:アイドリング停車時相当)に分け、それぞれの組み合わせに基づいて、切替領域を9つの領域に分割した。
図6に示されるように、低油温時(第1所定温度未満のとき)には、負荷にかかわらず、切替弁50が閉弁され、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節(すなわち開弁しきい値未満(中圧〜極低圧)に調節)される。そのため、低温時には、空冷式クーラ40へのATFの循環が停止され、油温の上昇が促進される。
中油温(第1所定温度以上、第2所定温度未満)かつ高負荷(第2所定値以上)時には、切替弁50が開弁され、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節(すなわち開弁しきい値以上(高圧)に調節)される。そのため、高負荷運転時(油温上昇が急峻な場合)には、中油温時から空冷式クーラ40にもATFが循環され、油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)が抑制される。なお、中油温かつ低負荷・極低負荷時には、切替弁50が閉弁され、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節(すなわち開弁しきい値未満(低圧又は極低圧)に調節)される。
また、高油温(第2所定温度以上)かつ極低負荷(第1所定値未満)時には、切替弁50が閉弁され、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節(すなわち開弁しきい値未満(極低圧)に調節)される。そのため、例えば、アイドリング停車時には、ロックアップクラッチ12が解放されることにより、エンジンストール(エンスト)が予防される。なお、アイドリング停車時には、空冷式クーラ40に走行風が当たらず、空冷式クーラ40の冷却効果が低下するため、ATFの循環を停止しても影響はない。
一方、高油温かつ低・高負荷時には、切替弁50が開弁され、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節(すなわち開弁しきい値以上(高圧)に調節)される。なお、開弁時及び閉弁時のATFの循環経路については、上述したとおりであるので、ここでは、詳細な説明を省略する。
次に、図7を参照しつつ、自動変速機油の温度調節装置1の動作について説明する。図7は、自動変速機油の温度調節装置1による油温調節処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、TCU80において、所定のタイミングで繰り返して実行される。
まず、ステップS100では、ATFの温度(油温)や負荷(エンジン負荷)などが読み込まれる。続いて、ステップS102では、油温が低油温(第1所定温度未満)であるか否かについての判断が行われる。ここで、油温が低油温である場合には、ステップS104に処理が移行する。一方、油温が低油温でないとき(第1所定温度以上のとき)には、ステップS106に処理が移行する。
ステップS104では、ロックアップ・アプライ圧が上述した開弁しきい値未満に調節され、切替弁50が閉弁される。よって、ATFの空冷クーラ40への循環が停止される。その後、本処理から一旦抜ける。
ステップS106では、油温が中油温(第1所定温度以上、第2所定温度未満)であるか否かについての判断が行われる。ここで、油温が中油温である場合には、ステップS108に処理が移行する。一方、油温が中油温でないとき(第2所定温度以上のとき)には、ステップS112に処理が移行する。
ステップS108では、高負荷運転状態(第2所定値以上)であるか否かについての判断が行われる。ここで、高負荷運転状態でない場合(第2所定値未満の場合)には、上述したステップS104に処理が移行し、ロックアップ・アプライ圧が上記開弁しきい値未満に調節され、切替弁50が閉弁される。すなわち、ATFの空冷クーラ40への循環が停止される。その後、本処理から一旦抜ける。一方、高負荷運転状態であるとき(第2所定値以上のとき)には、ステップS110に処理が移行する。
ステップS110では、ロックアップ・アプライ圧が上述した開弁しきい値以上に調節され、切替弁50が開弁される。よって、ATFが、水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環される。その後、本処理から一旦抜ける。
上述したステップS106が否定された場合、すなわち、高油温(第2所定温度以上)のときには、ステップS112において、極低負荷運転状態(第1所定負荷未満:アイドリング停車相当)であるか否かについての判断が行われる。ここで、極低負荷運転状態でない場合、すなわち、低負荷又は高負荷運転状態の場合には、上述したステップS110に処理が移行し、ロックアップ・アプライ圧が上述した開弁しきい値以上に調節され、切替弁50が開弁される。よって、ATFが、水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環される。その後、本処理から一旦抜ける。
一方、極低負荷運転状態のときには、上述したステップS104に処理が移行し、ロックアップ・アプライ圧が上述した開弁しきい値未満に調節され、切替弁50が閉弁される。すなわち、ATFの空冷クーラ40への循環が停止される。その後、本処理から一旦抜ける。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、ATFの温度、及び負荷(エンジン負荷)に基づいて、切替弁50の切替動作が制御される。そのため、例えば、中油温、高負荷運転時(すなわち油温の上昇が急激な状況)においては、水冷式クーラ/ウォーマ30に加えて空冷式クーラ40へATFを循環させることにより、油温の急上昇を抑制し、オーバーシュートを防止することができる。その結果、燃費を悪化させることなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)を適切に抑制することが可能となる。
本実施形態によれば、第1熱交換器として、エンジン冷却水を利用する水冷式クーラ/ウォーマ30が用いられるため、暖機時には、ATFよりも先に温度が上昇するエンジン冷却水の熱を利用してATFを温め、無段変速機20のフリクションロスを低減することができる。また、第2熱交換器として、外気を利用する空冷式クーラ40が用いられるため、例えば、高負荷運転時などにおいて、油温が急上昇するような状況では、水冷式クーラ/ウォーマ30に加えて空冷式クーラ40によってATFを冷却することで、ATFの温度を適切な温度範囲に管理することができる。特に、この場合、ATFが高温になった後に空冷式クーラ40による冷却を開始するのではなく、温度上昇が急峻な状況では、ATFが高温になる前から冷却を開始できるため、空冷式クーラ40をより小型化(サイズダウン)することが可能となる。
本実施形態によれば、負荷(エンジン負荷)に応じてロックアップ・アプライ圧が調節され、調節されたロックアップ・アプライ圧に応じて切替弁50の切替動作が行われる。すなわち、切替弁50の制御にロックアップ・アプライ圧を利用することにより、切替弁50を動作させるための専用の制御用ソレノイドやスプール等の追加が不要となるため、コストの上昇や装置重量の増加等を招くことなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇することを適切に抑制することが可能となる。
本実施形態によれば、切替弁50の切替動作の制御が行われる際に、ロックアップクラッチ12のロックアップ領域内(ロックアップクラッチ12が完全に締結されている領域内)でロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、ロックアップクラッチ12の本来の制御(機能)を阻害することなく、ロックアップ・アプライ圧を利用して切替弁の制御を行うことができる。
本実施形態によれば、中・高油温かつ高負荷時に、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30及び空冷式クーラ40双方に循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、例えば、高負荷運転時(油温上昇が急峻な場合)に、中油温時から、ロックアップ・アプライ圧を調節して空冷式クーラ40にATFを循環させることにより、冷却能力を向上させ、油温が過度に上昇することを適切に抑制することが可能となる。
また、本実施形態によれば、低油温時に、ATFを水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環させるようにロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、空冷式クーラ40へのATFの循環を停止することにより、油温の上昇を促進することができる。
また、本実施形態によれば、高油温かつ極低負荷時に、ATFが水冷式クーラ/ウォーマ30のみに循環されるようにロックアップ・アプライ圧が調節される。そのため、極低負荷運転時(例えばアイドリング停車時)には、ロックアップクラッチ12を解放することにより、エンジンストール(エンスト)を予防することができる。なお、例えば、アイドリング停車時には、空冷式クーラ40に走行風が当たらず、空冷式クーラ40の冷却効果が低下するため、ATFの循環を停止しても影響はない。
本実施形態によれば、水冷式クーラ/ウォーマ30が変速機ケース21に直接取り付けられており、切替弁50が水冷式クーラ/ウォーマ30に内臓されている。そのため、例えば、無段変速機20と水冷式クーラ/ウォーマ30とを連通するオイル配管の取り回しが不要となり、コストの上昇や装置重量の増加等を招くことなく、高負荷運転時に油温が過度に上昇すること(オーバーシュート)を適切に抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明を無段変速機(CVT)に適用した場合を例にして説明したが、本発明は、有段自動変速機(Step AT)やDCTなどにも適用することができる。また、上記実施形態では、本発明をチェーン式の無段変速機(CVT)に適用したが、チェーン式の無段変速機に代えて、例えば、ベルト式の無段変速機や、トロイダル式の無段変速機等にも適用することができる。
また、切替弁50はATFの循環経路の切替えを行えればよく、切替弁50の構成(構造)は上記実施形態には限られない。例えば、要件等に応じて、ロックアップ・アプライ圧が掛かるスプール51の受圧面積を変えてもよい。さらに、上記実施形態では、切替バルブ50を水冷式クーラ/ウォーマ30と一体化したが、双方が分離された構成としていてもよい。なお、その際には、切替弁50をコントロールバルブ24の中に配設することができる。
また、上記実施形態では、油温及び負荷それぞれを3つの領域に分け、それぞれの組み合わせに基づいて、切替領域を9つの領域に分割した(図6参照)が、切替領域の分割の仕方は上記実施形態に限られることなく、要件等に応じて任意に設定することができる。
1 自動変速機油の温度調節装置
10 エンジン
11 トルクコンバータ
12 ロックアップクラッチ
20 無段変速機(自動変速機)
21 変速機ケース
24 コントロールバルブ
30 水冷式クーラ/ウォーマ
40 空冷式クーラ
50 切替弁
51 スプール
52 スプリング
60,61 オイル配管
70 ECU
80 TCU
81 油温制御部
90 油温センサ
100 CAN

Claims (7)

  1. エンジンの駆動力を変換して出力する自動変速機に用いられる自動変速機油を昇温又は冷却する自動変速機油の温度調節装置であって、
    自動変速機油と第1の熱媒体との間で熱交換を行い、自動変速機油を昇温又は冷却する第1熱交換器と、
    自動変速機油と第2の熱媒体との間で熱交換を行い、自動変速機油を冷却する第2熱交換器と、
    前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間に介装され、自動変速機油を、前記第1熱交換器のみに循環させるか、前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器双方に循環させるかを切替える切替弁と、
    自動変速機油の温度、及び負荷に基づいて、前記切替弁の切替動作を制御する制御手段と、を備え
    前記制御手段は、自動変速機油の温度、及び負荷に応じて、ロックアップクラッチに供給するロックアップ・アプライ圧を調節し、
    前記切替弁は、前記制御手段により調節されたロックアップ・アプライ圧に応じて、切替動作を行うことを特徴とする自動変速機油の温度調節装置。
  2. 前記第1熱交換器は、前記第1の熱媒体としてエンジン冷却水を用いる水冷式クーラ/ウォーマであり、
    前記第2熱交換器は、前記第2の熱媒体として外気を用いる空冷式クーラであることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機油の温度調節装置。
  3. 前記制御手段は、前記切替弁の切替動作の制御を行う際に、ロックアップクラッチのロックアップ領域内でロックアップ・アプライ圧を調節することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動変速機油の温度調節装置。
  4. 前記制御手段は、自動変速機油の温度が第1所定温度以上であり、かつ負荷が第2所定値以上の場合に、前記切替弁が自動変速機油を前記第1熱交換器及び前記第2熱交換器双方に循環させるようにロックアップ・アプライ圧を調節することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の自動変速機油の温度調節装置。
  5. 前記制御手段は、自動変速機油の温度が前記第1所定温度未満の場合に、前記切替弁が自動変速機油を前記第1熱交換器のみに循環させるようにロックアップ・アプライ圧を調節することを特徴とする請求項に記載の自動変速機油の温度調節装置。
  6. 前記制御手段は、自動変速機油の温度が第2所定温度以上であり、かつ負荷が第1所定値未満の場合に、前記切替弁が自動変速機油を前記第1熱交換器のみに循環させるようにロックアップ・アプライ圧を調節することを特徴とする請求項又はに記載の自動変速機油の温度調節装置。
  7. 前記第1熱交換器は、前記自動変速機の変速機ケースに直接取り付けられており、
    前記切替弁は、前記第1熱交換器にと一体化されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の自動変速機油の温度調節装置。
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