JP4730297B2 - 内燃機関の潤滑油供給システム - Google Patents

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Description

本発明は、多槽式オイルパンを備える内燃機関の潤滑油供給システムに関する。
通常、内燃機関の潤滑油供給システムでは、機関の出力軸によって駆動されるオイルポンプによりオイルパンに貯留された潤滑油を機関の各潤滑部位に供給するようにしている。ところで、機関始動の直後等、オイルパンに貯留された潤滑油の温度が相対的に低い場合には、潤滑油の粘度が高いものとなり、潤滑部分における摺動抵抗の増大を招くこととなる。そこで、潤滑油の温度を早期に上昇させるため、例えば特許文献1に記載されるように、多槽式オイルパンを備える潤滑油供給システムが提案されている。
図7は、こうした多槽式オイルパンを備える潤滑油供給システムの構造を示している。図7に示されるように、複数のシリンダが形成されたシリンダブロック101の上方には、吸気・排気バルブやカムシャフト等を支持するシリンダヘッド102が設けられるとともに、その下方には、潤滑油を貯留するオイルパン110が設けられている。このオイルパン110は、その内部に設けられる区画板111によってシリンダブロック101の下面に油面が露呈する主室110aと、区画板111によりシリンダブロック101と隔絶された副室110bとに区画されている。また、オイルパン110の近傍には、内燃機関の出力軸103(図中では、その回転軸中心線のみを示す)によって駆動されるオイルポンプ113が設けられている。このオイルポンプ113は、主室110aに設けられたオイルストレーナ114を介して同主室110aに貯留される潤滑油を吸い上げ、供給通路120を通じて機関の各潤滑部位に圧送する。そして、それら潤滑部位に供給された潤滑油は主室110aに回収される。例えば、シリンダヘッド102に圧送される潤滑油は、図5に示されるように、シリンダヘッド102に形成された分配通路121を通じて吸気・排気バルブとカムとの摺動部等の潤滑部位に供給された後、シリンダブロック101に形成された回収通路122を通じて主室110aに流下して回収される。
また、上記区画板111には、主室110aと副室10bとの連通・遮断を切り替える油圧バルブ130が設けられている。この油圧バルブ130は、上記区画板111に固定された略円筒状のハウジング131を備えており、このハウジング131の主室110a側の部分には、連通孔131aが形成されるとともに、副室10b側の部分には、連通孔131bが形成されている。このハウジング131の内部には、略円柱状の弁体132が収容され、この弁体132は、同弁体132とハウジング131の図中下方の底部との間に設けられたスプリング133により、図中上方に付勢されている。弁体132とハウジング131の図中上方の底部との間には、油室134が区画されており、この油室134は、連通管123により上記オイルポンプ113の吐出側に連通されている。
ここで、上述したように、オイルポンプ113が出力軸103によって駆動されるため、オイルポンプ113の吐出圧、すなわち油室134の油圧は、出力軸103の回転速度及び潤滑油の粘度に基づいて変化する。したがって、例えば内燃機関のアイドリング時等、出力軸103の回転速度が略一定である場合には、潤滑油の温度が低いほどその粘度が高くなり、油室134の油圧は高くなる一方、潤滑油の温度が高いほどその粘度が低くなり、油室134の油圧は低くなる。そのため、上述した潤滑供給システムにより、機関始動の直後等、主室110aの潤滑油の温度が所定の温度よりも低い場合には、油室134の油圧が相対的に高くなり、油室134の油圧に基づく力がスプリング133の付勢力よりも大きくなり、これにより弁体132は図中下方に移動する。そして、連通孔131aが弁体132によって遮蔽され、主室110aと副室10bとの連通は遮断されるようになる。その結果、オイルパン110における潤滑油の一部分、すなわち主室110aの潤滑油のみが循環するようになり、各潤滑部位に供給される潤滑油の温度を早期に上昇させることができるようになる。一方、主室110aの潤滑油の温度がその所定の温度よりも高い場合には、油室134の油圧が相対的に低くなり、スプリング133の付勢力が油室134の油圧に基づく力よりも大きくなり、これにより弁体132は図中上方に移動する。そして、連通孔131aが開放され、主室110aと副室10bとが連通孔131a,131bを通じて連通されるようになる。その結果、オイルパン110における潤滑油全体が内燃機関内に循環するようになり、潤滑油の循環量が減少したことによる潤滑油温度の過度な上昇を抑制することができるようになる。
特開2006−83736号公報
このように、例えば内燃機関のアイドリング時等、出力軸103の回転速度が略一定である場合についてみれば、確かに油圧バルブ130により潤滑油の温度、換言すればその粘度に応じてオイルパン110の主室110aと副室110bとの連通・遮断を切り替えることができるようになる。ただし、通常の運転時、すなわち上記出力軸103の回転速度が車両の走行状態等により変化する場合には、オイルポンプ113の吐出圧は、潤滑油の粘度のみならず、出力軸103の回転速度に基づいても変化するようになる。すなわち、出力軸103の回転速度が高いほどオイルポンプ113の吐出圧が高くなる一方、出力軸103の回転速度が低いほどオイルポンプ113の吐出圧が低くなる。ここで、内燃機関が高負荷で運転するときに、出力軸103の回転速度の上昇に応じてオイルポンプ113の吐出圧、すなわち油室134の油圧が増大すると、潤滑油の温度が上記所定の温度よりも高くなったことにもかかわらず、上記弁体132が図中下方に変位して、主室110aと副室110bとの連通が遮断されてしまう可能性がある。その結果、主室110aの潤滑油のみが循環するようになり、オイルパン110の潤滑油の全体が循環する場合と比較して、潤滑油の温度が相対的に高くなる。しかもこのときは、出力軸103の回転速度の増大に伴い、内燃機関の各摺動部に生じる摩擦熱が増大するため、潤滑油の温度が一層上昇しやすくなり、潤滑油の過熱が生じることが懸念される。
本発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内燃機関の早期暖機化を図る一方、機関高速運転時において潤滑油の温度が過度に上昇することを抑制することのできる内燃機関の潤滑油供給システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項に記載の発明は、主室と副室とに区画されたオイルパンの前記主室に貯留される潤滑油を内燃機関の出力軸にて駆動されるオイルポンプにより内燃機関の潤滑部位に圧送するとともに、同潤滑部位に圧送された潤滑油を前記主室に回収する内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、前記出力軸の回転速度が所定の速度よりも低いときに前記主室と前記副室との連通を遮断する一方、前記出力軸の回転速度が前記所定の速度よりも高いときに前記主室と前記副室とを連通する通断切替手段を備え、前記通断切替手段は前記出力軸の回転が停止した状態にあるときに前記主室と前記副室とを連通することをその要旨とする。
同構成によれば、機関始動直後のアイドリング時等、潤滑油の温度が低く、出力軸の回転速度が所定の回転速度よりも低いときには、主室と副室との連通を遮断して主室の潤滑油のみを循環させることにより、その潤滑油の温度を早期に上昇させることができ、内燃機関の早期暖機を図ることができるようになる。また、内燃機関の暖機後であっても、出力軸の回転速度が所定の回転速度よりも低くなり、各潤滑部位に生じる摩擦熱が相対的に小さくなるときには、主室と副室との連通を遮断して主室の潤滑油のみを循環させることにより、潤滑油を適切な温度に維持することができ、潤滑油の粘性増大に起因する駆動抵抗の増大を抑制することができるようになる。一方、出力軸の回転速度が所定の回転速度よりも高くなり、各潤滑部位に生じる摩擦熱が相対的に大きくなるときには、主室と副室とを連通させてオイルパンの潤滑油全体を循環させることにより、潤滑油の温度が過度に上昇することを抑制することができるようになる。
また、同構成によれば、出力軸の回転が停止する、すなわち内燃機関の運転が停止した状態にあるときに、主室と副室とを連通することにより、機関運転時に潤滑油に混入した煤や燃料等の異物がオイルパンの潤滑油全体に分散するようになる。その結果、例えば機関停止時に主室と副室との連通を遮断するようにした場合と比較して、このように異物を潤滑油全体に分散させ、その異物密度を低下させることにより、異物の混入に起因する潤滑油の潤滑特性劣化を抑制することができるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、前記通断切替手段は、前記主室及び前記副室を区画する区画部に設けられ、前記オイルポンプの吐出圧に応じて自律的に開閉することにより前記主室と前記副室との連通・遮断を切り替える圧力弁であることをその要旨とする。
オイルポンプは内燃機関の出力軸によって駆動されるため、その吐出圧は出力軸の回転速度に応じて変化し、具体的には回転速度が高いときほどオイルポンプの吐出圧は高くなる。そのため、上記構成によれば、オイルポンプの吐出圧に応じて開閉する圧力弁を利用することにより主室と副室との連通・遮断を切り替えることができるようになる。また、こうした圧力弁を採用することにより、例えば内燃機関の出力軸の回転速度を監視し、この回転速度に基づき主室と副室との連通・遮断状態を切り替える場合と比較して、その出力軸の回転速度を監視するための監視装置等は不要となり、潤滑油供給システムの構成についてその簡素化を図ることができるようになる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、前記圧力弁は、前記オイルポンプの吐出通路に接続された油圧室と、前記吐出通路から同油圧室に導入される潤滑油の圧力によって変位する弁体とを含み、同弁体には、前記油圧室の圧力が所定圧よりも大きいときに前記油圧室の潤滑油をリリーフするリリーフ弁部が一体に形成されることをその要旨とする。
同構成では、油圧室の圧力が所定圧よりも大きいときに、リリーフ弁部によって油圧室の潤滑油がリリーフされるため、例えば出力軸の回転速度が上昇してオイルポンプの吐出圧が過度に高くなることが抑制される。そして同構成によれば、こうしたリリーフ弁部を主室と副室との連通・遮断を切り替える圧力弁の弁体と一体に形成するようにしたため、潤滑油供給システムの構成についてその簡素化を図ることができるようになる。
請求項4に記載の発明は、主室と副室とに区画されたオイルパンの前記主室に貯留される潤滑油を内燃機関の出力軸にて駆動されるオイルポンプにより内燃機関の潤滑部位に圧送するとともに、同潤滑部位に圧送された潤滑油を前記主室に回収する内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、前記出力軸の回転速度が所定の速度よりも低いときに前記主室と前記副室との連通を遮断する一方、前記出力軸の回転速度が前記所定の速度よりも高いときに前記主室と前記副室とを連通する通断切替手段を備え、前記通断切替手段は、前記主室及び前記副室を区画する区画部に設けられ、前記オイルポンプの吐出圧に応じて自律的に開閉することにより前記主室と前記副室との連通・遮断を切り替える圧力弁であり、前記圧力弁は、前記オイルポンプの吐出通路に接続された油圧室と、前記吐出通路から同油圧室に導入される潤滑油の圧力によって変位する弁体とを含み、同弁体には、前記油圧室の圧力が所定圧よりも大きいときに前記油圧室の潤滑油をリリーフするリリーフ弁部が形成されることをその要旨とする。
同構成によれば、機関始動直後のアイドリング時等、潤滑油の温度が低く、出力軸の回転速度が所定の回転速度よりも低いときには、主室と副室との連通を遮断して主室の潤滑油のみを循環させることにより、その潤滑油の温度を早期に上昇させることができ、内燃機関の早期暖機を図ることができるようになる。また、内燃機関の暖機後であっても、出力軸の回転速度が所定の回転速度よりも低くなり、各潤滑部位に生じる摩擦熱が相対的に小さくなるときには、主室と副室との連通を遮断して主室の潤滑油のみを循環させることにより、潤滑油を適切な温度に維持することができ、潤滑油の粘性増大に起因する駆動抵抗の増大を抑制することができるようになる。一方、出力軸の回転速度が所定の回転速度よりも高くなり、各潤滑部位に生じる摩擦熱が相対的に大きくなるときには、主室と副室とを連通させてオイルパンの潤滑油全体を循環させることにより、潤滑油の温度が過度に上昇することを抑制することができるようになる。
オイルポンプは内燃機関の出力軸によって駆動されるため、その吐出圧は出力軸の回転速度に応じて変化し、具体的には回転速度が高いときほどオイルポンプの吐出圧は高くなる。そのため、上記構成によれば、オイルポンプの吐出圧に応じて開閉する圧力弁を利用することにより主室と副室との連通・遮断を切り替えることができるようになる。また、こうした圧力弁を採用することにより、例えば内燃機関の出力軸の回転速度を監視し、この回転速度に基づき主室と副室との連通・遮断状態を切り替える場合と比較して、その出力軸の回転速度を監視するための監視装置等は不要となり、潤滑油供給システムの構成についてその簡素化を図ることができるようになる。
また、同構成では、油圧室の圧力が所定圧よりも大きいときに、リリーフ弁部によって油圧室の潤滑油がリリーフされるため、例えば出力軸の回転速度が上昇してオイルポンプの吐出圧が過度に高くなることが抑制される。そして同構成によれば、こうしたリリーフ弁部を主室と副室との連通・遮断を切り替える圧力弁の弁体と一体に形成するようにしたため、潤滑油供給システムの構成についてその簡素化を図ることができるようになる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる内燃機関の潤滑油供給システムについてその第1の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。
図1に、本実施形態にかかる潤滑油供給システムの概略構成を示す。図1に示されるように、この実施形態の潤滑油供給システムにあっても、複数のシリンダが形成されたシリンダブロック1の上方には、吸気・排気バルブやカムシャフト等を支持するシリンダヘッド2が設けられるとともに、その下方には、潤滑油を貯留するオイルパン10が設けられている。このオイルパン10は、その内部に設けられる区画板11によってシリンダブロック1の下面に油面が露呈する主室10aと、区画板11によりシリンダブロック1と隔絶された副室10bとに区画されることも、先に説明した従来の潤滑油供給システムと同様である。
また、オイルパン10の近傍には、内燃機関の出力軸3(図中では、その回転軸中心線のみを示す)によって駆動されるオイルポンプ13が設けられており、このオイルポンプ13は、主室10aに設けられたオイルストレーナ14を介して同主室10aに貯留される潤滑油を吸い上げ、供給通路20を通じて機関の各潤滑部位に圧送する。そして、それら潤滑部位に供給された潤滑油は主室10aに回収される。例えば、シリンダヘッド2に圧送される潤滑油は、図1に示されるように、シリンダヘッド2に形成された分配通路21を通じて吸気・排気バルブとカムとの摺動部等の潤滑部位に供給された後、シリンダブロック1に形成された回収通路22を通じて主室10aに流下して回収される。
また、区画板11には、連通管23を介して供給通路20、すなわちオイルポンプ13の吐出通路に接続される圧力弁30が設けられている。この圧力弁30は、オイルポンプ13の吐出圧の変化に基づいて作動することにより主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替える。以下、図2を併せ参照してこの圧力弁30の構造及び作動について詳細に説明する。ここで、図2は、圧力弁30の断面構造を示す断面図であり、図2(a)は機関停止中の場合、図2(b)は出力軸3の回転速度が所定の速度よりも低い場合、図2(c)は出力軸3の回転速度が所定の速度よりも高い場合における圧力弁30の各状態をそれぞれ示している。
図2(a)に示されるように、圧力弁30は、上記区画板11に固定された略円筒状のハウジング31を備えており、このハウジング31には、主室10aに開口する連通孔31aが形成されるとともに、副室10bに開口する連通孔31bが形成されている。ハウジング31の内部には、略円柱状の弁体32が収容されており、この弁体32により、ハウジング31の内部は油圧室34及び連通室35に区画されている。この油圧室34は連通管23を介してオイルポンプ13の吐出側、すなわち供給通路20に連通されている。また、弁体32には、その軸方向に沿って延伸し、連通室35に連通する空間32aが形成されるとともに、この空間32aに連通する第1の貫通孔32b及び第2の貫通孔32cが形成されている。これら貫通孔32b,32cは、弁体32の径方向に沿って延伸し、弁体32の側面において開口している。さらに、弁体32とハウジング31の副室10b側の底部31cとの間には、スプリング33が設けられている。
こうした圧力弁30にあっては、機関運転の停止中には、図2(a)に示されるように、上記オイルポンプ13の吐出圧、すなわち油圧室34の油圧が「0」であり、弁体32がスプリング33の付勢力によりその移動可能な範囲の最上方位置に移動する。この際、弁体32の第1の貫通孔32bはハウジング31によって遮蔽される一方、第2の貫通孔32cは連通孔31aを介して主室10aに連通される。その結果、オイルパン10の主室10aと副室10bとが第2の貫通孔32c及び空間32aを介して連通されるようになる。
一方、内燃機関が始動すると、オイルポンプ13が出力軸3によって駆動され、主室10aの潤滑油がオイルポンプ13により吸い上げられて機関の各潤滑部位に供給されるようになる。この際、油圧室34の油圧に基づいて弁体32に作用する力は、スプリング33の付勢力よりも大きくなり、これにより同弁体32は先の図2(a)に示される位置からハウジング31の底部31c側に移動する。ここで、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも低いときには、図2(b)に示されるように、弁体32の第1の貫通孔32bはハウジング31によって遮蔽される一方、第2の貫通孔32cは連通孔31bを介して副室10bと連通される。従って、主室10aと副室10bとの連通は遮断されるようになる。
そして、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも高くなると、油圧室34の油圧に基づいて弁体32に作用する力が更に増大し、弁体32は、図2(c)に示されるように、図2(b)に示される位置から更に底部31c側に移動する。その結果、弁体32の第1の貫通孔32bは連通孔31aを介して主室10aに連通されるとともに、第2の貫通孔32cは連通孔31bを介して副室10bに連通されるようになり、主室10aと副室10bとが連通孔31a,31b、貫通孔32b,32c及び空間32aを介して再び連通されるようになる。
なお、このように出力軸3の回転速度の変化に基づいてオイルパン10の主室10aと副室10bとの連通・遮断が切り替えられるように、連通孔31a,31bや貫通孔32b,32cの孔径、並びにスプリング33の弾性係数等の諸元が設定されている。
以上説明した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも低いときに圧力弁30によりオイルパン10の主室10aと副室10bとの連通を遮断する一方、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも高いときに圧力弁30によりそれら主室10aと副室10bとを連通することとした。そのため、機関始動直後のアイドリング時等、潤滑油の温度が低く、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも低いときには、主室10aと副室10bとの連通を遮断して主室10aの潤滑油のみを循環させることにより、その潤滑油の温度を早期に上昇させることができ、内燃機関の早期暖機を図ることができるようになる。また、内燃機関の暖機後であっても、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも低くなり、各潤滑部位に生じる摩擦熱が相対的に小さくなるときには、主室10aと副室10bとの連通を遮断して主室10aの潤滑油のみを循環させることにより、潤滑油を適切な温度に維持することができる。その結果、潤滑油の粘性増大に起因する駆動抵抗の増大を抑制することができるようになる。一方、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも高くなり、各潤滑部位に生じる摩擦熱が相対的に大きくなるときには、主室10aと副室10bとを連通させてオイルパン10の潤滑油全体を循環させることにより、潤滑油の温度が過度に上昇することを抑制することができるようになる。
(2)出力軸3の回転が停止する、すなわち内燃機関の運転が停止した状態にあるときに、主室10aと副室10bとを連通することとした。これにより、機関運転時に潤滑油に混入した煤や燃料等の異物がオイルパン10の潤滑油全体に分散するようになる。その結果、例えば機関停止時に主室10aと副室10bとの連通を遮断するようにした場合と比較して、このように異物を潤滑油全体に分散させ、その異物密度を低下させることにより、異物の混入に起因する潤滑油の潤滑特性劣化を抑制することができるようになる。
(3)オイルポンプ13の吐出圧に応じて開閉する圧力弁30を利用することにより主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替えることとした。こうした圧力弁30を採用することにより、例えば内燃機関の出力軸3の回転速度を監視し、この回転速度に基づき主室10aと副室10bとの連通・遮断状態を切り替える場合と比較して、その出力軸3の回転速度を監視するための監視装置等は不要となり、潤滑油供給システムの構成についてその簡素化を図ることができるようになる。
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかる第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
この第2の実施形態の潤滑油供給システムも、その基本的な構成は先に説明した第1の実施形態のシステムと同様であり、オイルパン10の主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替える圧力弁の構造のみが、その第1の実施形態のシステムと異なっている。図3は、こうした本実施形態の圧力弁についてその断面構造を示す断面図であり、図3(a)はオイルポンプ13の吐出圧が所定圧よりも低い場合、図3(b)はオイルポンプ13の吐出圧が所定圧よりも高い場合における圧力弁30の各状態をそれぞれ示している。なお、これら図3(a),(b)はいずれも出力軸3の回転速度が所定の速度よりも高くなることにより、上述したようにオイルパン10の主室10aと副室10bとが連通孔31a,31b、貫通孔32b,32c及び空間32aを介して連通された状態を示している。
図3(a)に示されるように、本実施形態の圧力弁30も、大きくは、区画板11に固定されたハウジング31、ハウジング31の内部に収容された弁体32、並びにそれらハウジング31の底部31cと弁体32との間に設けられたスプリング33を備えている。また、弁体32により、ハウジング31の内部空間が連通管23を介してオイルポンプ13の吐出側に連通される油圧室34及び連通室35に区画されている。そのハウジング31には、連通孔31a,31bが形成されるとともに、その弁体32には、空間32a、貫通孔32b,32cが形成されている。なお、出力軸3の回転速度の変化に基づいてオイルパン10の主室10aと副室10bとの連通・遮断が先に説明した第1の実施形態と同様に切り替えられるように、連通孔31a,31bや貫通孔32b,32cの孔径、並びにスプリング33の弾性係数等の諸元が設定されている。
さらに、この圧力弁30は、油圧室34の圧力が所定圧よりも大きいときに油圧室34の潤滑油をリリーフする機能を有している。すなわち、図3に示されるように、ハウジング31には、連通孔31aよりも連通管23側に位置するリリーフ孔31dが形成されており、弁体32は、油圧室34の圧力に基づいて上下に移動することにより、このリリーフ孔31dの遮蔽・開放が切り替えられる。すなわち、弁体32及びリリーフ孔31dによりオイルポンプ13の吐出流量が過剰に多くならないように制限するためのリリーフ弁部が構成されている。
こうした圧力弁30にあっては、油圧室34の圧力、すなわちオイルポンプ13の吐出圧が所定圧よりも小さいときには、図3(a)に示されるように、リリーフ孔31dが弁体32によって遮蔽される。一方、出力軸3の回転速度の上昇に伴って油圧室34の圧力が所定圧よりも大きくなると、図3(b)に示されるように、弁体32が図3(a)に示される位置から底部31c側に駆動され、リリーフ孔31dが油圧室34に開放されるようになる。その結果、油圧室34の潤滑油の一部がリリーフ孔31dを介してオイルパン10の主室10aにリリーフされる。
なお、このように油圧室34の圧力が所定圧よりも大きくなったときに油圧室34の潤滑油が主室10aにリリーフされるように、連通孔31a,31b、貫通孔32b,32c、リリーフ孔31dの位置関係やスプリング33の弾性係数等の諸元が設定されている。
以上説明した第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(3)に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(4)油圧室34の圧力が所定圧よりも大きいときに油圧室34の潤滑油をリリーフ孔31dを介してリリーフすることとした。これにより、例えば出力軸3の回転速度が上昇してオイルポンプ13の吐出圧が過度に高くなることが抑制される。そして同構成によれば、主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替える圧力弁30の弁体32が油圧室34の圧力に基づいて移動することにより、リリーフ孔31dの遮蔽・開放が切り替えられるため、潤滑油供給システムの構成についてその簡素化を図ることができるようになる。
(第3の実施形態)
以下、本発明にかかる第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に、本実施形態にかかる潤滑油供給システムの概略構成を示す。図4に示されるように、本実施形態の潤滑油供給システムも、その基本的な構成は先に説明した第1の実施形態のシステムと同様であり、オイルパン10の主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替える圧力弁40の構造のみが、同第1の実施形態のシステムと異なっている。次に、この圧力弁40の構造及び作動について図5を参照して詳細に説明する。ここで、図5は、本実施形態の圧力弁40の断面図であり、図5(a)は機関停止中の場合、図5(b)は出力軸3の回転速度が所定の速度よりも低い場合、図5(c)は出力軸3の回転速度が所定の速度よりも高い場合における圧力弁40の各状態をそれぞれ示している。
図5(a)に示されるように、圧力弁40は、区画板11の主室10a側に固定されたハウジング41を備えており、これらハウジング41及び区画板11により区画板11と平行な方向に沿って延伸する空間46が区画されている。ハウジング41には、主室10aに開口する第1の連通孔41a、第2の連通孔41b及び第3の連通孔41cが形成されるとともに、区画板11においてそれら第1の連通孔41a及び第2の連通孔41bに対応する位置には、副室10bに開口する第1の連通孔11a及び第2の連通孔11bがそれぞれ形成されている。空間46には、弁体42が収容されており、この弁体42により、空間46が油圧室44及び連通室45に区画されている。この油圧室44は連通管23を介してオイルポンプ13の吐出側、すなわち供給通路20に連通されている。また、この弁体42の内部には、区画板11と垂直な方向に沿って延伸する貫通孔42aが形成されている。
こうした圧力弁40にあっては、機関運転の停止中には、図5(a)に示されるように、上記オイルポンプ13の吐出圧、すなわち油圧室44の油圧が「0」であり、弁体42がスプリング43の付勢力によりその移動可能な範囲の最左方位置に移動する。この際、弁体42の貫通孔42aにより、ハウジング41の第1の連通孔41aと区画板11の第1の連通孔11aとが連通される。その結果、オイルパン10の主室10aと副室10bとは、それら連通孔41a,11a及び貫通孔42aを介して連通されるようになる。
一方、内燃機関が始動すると、オイルポンプ13が、出力軸3によって駆動され、主室10aの潤滑油がオイルポンプ13により吸い上げられて機関の各潤滑部位に供給されるようになる。この際、油圧室44の油圧に基づいて弁体42に作用する力は、スプリング43の付勢力よりも大きくなり、これにより同弁体42は先の図5(a)に示される位置からハウジング41の右側の底部41d側に移動する。ここで、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも低いときには、図5(b)に示されるように、連通孔41a,41b及び連通孔11a,11bが弁体42によって遮蔽される。したがって、主室10aと副室10bとの連通は遮断されるようになる。
そして、出力軸3の回転速度が所定の回転速度よりも高くなると、油圧室44の油圧に基づいて弁体42に作用する力が更に増大し、弁体42は、図5(c)に示されるように、図5(b)に示される位置から更に底部41d側に移動する。その結果、弁体42の貫通孔42aにより、ハウジング41の第2の連通孔41bと区画板11の第2の連通孔11bとが連通されるようになり、オイルパン10の主室10aと副室10bとが、それら連通孔41b,11b及び貫通孔42aを介して再び連通されるようになる。
なお、このように出力軸3の回転速度の変化に基づいてオイルパン10の主室10aと副室10bとの連通・遮断が切り替えられるように、弁体42の貫通孔42aや、ハウジング41及び区画板11の各連通孔の孔径、並びにスプリング43の弾性係数等の諸元が設定されている。
以上説明した第3の実施形態によれば、第1の実施形態において記載した(1)〜(3)に準じた作用効果を得ることができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・上記の実施形態では、出力軸3の回転が停止した状態にあるときに、オイルパン10の主室10aと副室10bとを連通する圧力弁を採用している。これに対し、主室10aのみでも潤滑油に混入した煤や燃料等の異物が十分に分散され、主室10aの異物濃度が過度に高くなる可能性がないと判断できる場合には、出力軸3の回転が停止した状態にあるときに、主室10aと副室10bとの連通を遮断する圧力弁を採用することもできる。このような圧力弁の構造としては、例えば図6に示されるように、ハウジング61及び弁体62によって区画された連通室65と、弁体62の内部に形成された空間62aとが隔絶される構造を採用することができる。
・オイルパン10の主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替える通断切替手段として、上述した各実施形態の圧力弁以外にも、例えば他の構造を有する圧力弁や他の切替機構等、オイルポンプ13の吐出圧に応じて主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替えることのできる手段でさえあれば適宜採用可能である。例えば出力軸3の回転速度を検出する回転速度センサを備え、この回転速度センサの検出値に基づき主室10aと副室10bとの連通・遮断を切り替える切替機構が挙げられる。
・上記実施形態では、主室10a,副室10bを含む2室式のオイルパン10を備える内燃機関の潤滑油供給システムに本発明を適用する場合について例示した。これに限らず、例えば3つ以上の油室を含む多室式オイルパンを備える潤滑油供給システムについても、本発明を適用することができる。そして、この場合、機関停止中は圧力弁等の通断切替手段により全ての油室が連通された状態に切り替える一方、内燃機関の回転速度が上昇することにともなってオイルポンプにより循環される潤滑油の量が増大するように各油室の連通状態を切り替える。
本発明にかかる潤滑油供給システムの第1の実施形態についてその概略構成を示す断面図。 (a)〜(c)同実施形態に採用される圧力弁についてその断面構造を示す断面図。 (a),(b)本発明にかかる潤滑油供給システムの第2の実施形態に採用される圧力弁についてその断面構造を示す断面図。 本発明にかかる潤滑油供給システムの第3の実施形態についてその概略構成を示す断面図。 (a)〜(c)同実施形態に採用される圧力弁についてその断面構造を示す断面図。 第1の実施形態に採用される圧力弁の変形例を示す断面図。 従来の潤滑油供給システムについてその概略構成を示す断面図。
符号の説明
1…シリンダブロック、2…シリンダヘッド、3…出力軸、10…オイルパン、10a…主室、10b…副室、11…区画板(区画部)、11a…第1の連通孔、11b…第2の連通孔、13…オイルポンプ、14…オイルストレーナ、20…供給通路、21…分配通路、22…回収通路、23…連通管、30…圧力弁、31…ハウジング、31a…連通孔、31b…連通孔、31c…底部、31d…リリーフ孔、32…弁体、32a…空間、32b…第1の貫通孔、32c…第2の貫通孔、33…スプリング、34…油圧室、35…連通室、40…圧力弁、41…ハウジング、41a…第1の連通孔、41b…第2の連通孔、41c…第3の連通孔、41d…底部、42…弁体、42a…貫通孔、43…スプリング、44…油圧室、45…連通室、46…空間、61…ハウジング、62…弁体、62a…空間、65…連通室、101…シリンダブロック、102…シリンダヘッド、103…出力軸、110…オイルパン、110a…主室、110b…副室、111…区画板、113…オイルポンプ、114…オイルストレーナ、120…供給通路、121…分配通路、122…回収通路、123…連通管、130…油圧バルブ、131…ハウジング、131a…連通孔、131b…連通孔、132…弁体、133…スプリング、134…油室。

Claims (4)

  1. 主室と副室とに区画されたオイルパンの前記主室に貯留される潤滑油を内燃機関の出力軸にて駆動されるオイルポンプにより内燃機関の潤滑部位に圧送するとともに、同潤滑部位に圧送された潤滑油を前記主室に回収する内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、
    前記出力軸の回転速度が所定の速度よりも低いときに前記主室と前記副室との連通を遮断する一方、前記出力軸の回転速度が前記所定の速度よりも高いときに前記主室と前記副室とを連通する通断切替手段を備え、
    前記通断切替手段は前記出力軸の回転が停止した状態にあるときに前記主室と前記副室とを連通する
    ことを特徴とする内燃機関の潤滑油供給システム。
  2. 請求項に記載の内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、
    前記通断切替手段は、前記主室及び前記副室を区画する区画部に設けられ、前記オイルポンプの吐出圧に応じて自律的に開閉することにより前記主室と前記副室との連通・遮断を切り替える圧力弁である
    ことを特徴とする内燃機関の潤滑油供給システム。
  3. 請求項に記載の内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、
    前記圧力弁は、前記オイルポンプの吐出通路に接続された油圧室と、前記吐出通路から同油圧室に導入される潤滑油の圧力によって変位する弁体とを含み、同弁体には、前記油圧室の圧力が所定圧よりも大きいときに前記油圧室の潤滑油をリリーフするリリーフ弁部が形成される
    ことを特徴とする内燃機関の潤滑油供給システム。
  4. 主室と副室とに区画されたオイルパンの前記主室に貯留される潤滑油を内燃機関の出力軸にて駆動されるオイルポンプにより内燃機関の潤滑部位に圧送するとともに、同潤滑部位に圧送された潤滑油を前記主室に回収する内燃機関の潤滑油供給システムにおいて、
    前記出力軸の回転速度が所定の速度よりも低いときに前記主室と前記副室との連通を遮断する一方、前記出力軸の回転速度が前記所定の速度よりも高いときに前記主室と前記副室とを連通する通断切替手段を備え、
    前記通断切替手段は、前記主室及び前記副室を区画する区画部に設けられ、前記オイルポンプの吐出圧に応じて自律的に開閉することにより前記主室と前記副室との連通・遮断を切り替える圧力弁であり、
    前記圧力弁は、前記オイルポンプの吐出通路に接続された油圧室と、前記吐出通路から同油圧室に導入される潤滑油の圧力によって変位する弁体とを含み、同弁体には、前記油圧室の圧力が所定圧よりも大きいときに前記油圧室の潤滑油をリリーフするリリーフ弁部が形成される
    ことを特徴とする内燃機関の潤滑油供給システム。
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