JP2018162572A - 橋梁下点検装置および橋梁下点検方法 - Google Patents

橋梁下点検装置および橋梁下点検方法 Download PDF

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Abstract

【課題】橋梁下点検を簡単に行うことができ、作業スペースが必要なく、機構も簡潔な橋梁下点検装置および橋梁下点検方法を提供する。【解決手段】本発明にかかる橋梁下点検装置100は、橋梁102の手すり108の上を走行する台車110と、台車に取り付けられた梁140と、梁から吊下されたロッド142と、ロッドの下端に取り付けられ、橋梁の下面104に設置された設備106を撮影するカメラ144とを備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、橋梁の下面に設置された設備を点検する橋梁下点検装置および橋梁下点検方法に関する。
河川などに架け渡された橋梁の下面には、例えば電線を収容する管路などの設備が設置されている。この設備は、損傷の有無などを確認するために定期的な点検(橋梁下点検)が必要となる。橋梁下点検では、橋梁の下面にアクセスできるような足場を設置し、足場において作業員が目視等により点検を行い、点検終了後には足場を撤去していた。
しかし、このような橋梁下点検では、足場の設置工事および撤去工事が必要となるため、大がかりで時間を要する作業となる。このため資材および人件費のコストが高くなる。その上、橋梁の上の交通規制が必要な場合も多いため、行政への申請手続きの手間や日数、警備員や誘導員の人件費もかかっていた。
特許文献1には、橋梁の上から橋梁の下面の映像を確認することで橋梁下点検を行う点検装置が記載されている。この点検装置は、橋梁の上を自走する走行台車と、走行台車に水平アームや垂直ロッドなどを介して取り付けられた撮影カメラとを備え、撮影カメラにより点検対象物を下方から撮影している。
特許第4782163号
特許文献1に記載の点検装置では、自走式の走行台車(すなわち特殊車両)が必要となるため、橋梁下点検のコストが高くなるという問題がある。さらに、橋梁の上で特殊車両を徐行させるため、作業スペースが必要となり、通行止めが必要となる場合もある。
本発明は、このような課題に鑑み、橋梁下点検を簡単に行うことができ、作業スペースが必要なく、機構も簡潔な橋梁下点検装置および橋梁下点検方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる橋梁下点検装置の代表的な構成は、橋梁の手すりの上を走行する台車と、台車に取り付けられた梁と、梁から吊下されたロッドと、ロッドの下端に取り付けられ、橋梁の下面に設置された設備を撮影するカメラとを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、橋梁の手すりの上で台車を走行させながら、台車に梁およびロッドを介して取り付けられたカメラによって橋梁の下面に設置された設備を撮影できる。このため、橋梁下点検を簡単に行うことができ、点検が短時間で完了する。また橋梁の手すりの上で台車を走行させるだけでよいため、作業スペースが必要ないので、通行止めが不要となり、行政への手続きも不要である。さらに簡潔な機構であるため、重量が軽く、持ち運ぶことができ、安価である。
上記の台車は、手すりの上面を走行する上ローラと、手すりの外側の側面を走行する外側ローラと、手すりの内側の側面を走行する内側ローラとを備え、外側ローラまたは内側ローラのうち、少なくとも一方が他方に向かって離接方向に位置調整可能であるとよい。これにより、台車は、上ローラで手すりの上面に接し、手すりの側面を外側ローラと内側ローラで挟むことができる。このため、台車を任意の幅の手すりに取り付けることができる。
上記の外側ローラまたは内側ローラのうち、一方が2本のローラからなり、他方が1本のローラからなるとよい。これにより、橋梁(手すり)が曲がっている場合であっても、外側ローラと内側ローラとからなる3本のローラで手すりの側面に沿うことができる。一例として、手すりの湾曲外側に2本のローラが接し、湾曲内側に1本のローラが接するようにすれば、台車は、その曲がりによく沿って走行することができる。
上記の外側ローラおよび内側ローラは、上下方向に長い長尺のローラであるとよい。ここで上下方向とは、すなわちローラの軸方向である。長尺とは、ローラの回転に支障をきたさない範囲で長いほど好ましいが、少なくともローラの直径よりもローラの幅が長い形状である。手すりの側面を走行する外側ローラと内側ローラとが上下方向に長尺であれば、手すりから外れにくいため、台車の落下を防止できる。
上記の上ローラ、外側ローラおよび内側ローラは、樹脂ローラであるとよい。このように、手すりの上面、外側の側面、内側の側面を走行する各ローラがすべて樹脂ローラであるため、手すりを傷めることがない。
上記の梁は台車から飛び出すように設置されていて、梁の先端にロッドを着脱可能に固定するロッド取付部を有するとよい。これにより、梁からロッドを取り外すことができるため、コンパクトになり、運搬や収納が容易である。
上記の梁は台車の両側に飛び出すように設置されていて、梁の両端にロッド取付部が設けられているとよい。これにより、台車のどちら側でもロッドを取り付けることができる。一例として、外側ローラと内側ローラとで3本のローラを含む場合、3本のローラのうち、2本のローラが配置されている側、1本のローラが配置されている側のいずれにもロッドを配置できる。このため、橋梁が左右どちら側に曲がっていても、例えば2本の内側ローラを手すりの湾曲内側あるいは湾曲外側に配置した状態で、その手すりの外側にロッドを吊下することができる。
上記のロッド取付部は、台車に対して上下方向に回動可能であるとよい。ロッド取付部をロッドごと回動させると、ロッド下端のカメラを橋脚から離すことができる。これにより、橋梁下点検の際、橋桁よりも外側に張り出した橋脚があった場合、台車を手すりから外すことなくカメラを避けさせることができ、橋梁下点検を続行することができる。
上記の上ローラ、外側ローラおよび内側ローラのうち、少なくとも1本のローラに回転量を計測するエンコーダが取り付けられていて、エンコーダの計測結果に基づいて台車の走行距離を取得可能であるとよい。これにより、カメラで撮影した映像と、エンコーダの計測結果に基づいて得られた台車の走行距離とをあわせて記録しておくことにより、設備の損傷箇所を特定できるため、損傷箇所の確認や補修の際に便利である。
上記の上ローラは、3本以上のローラからなり、1本ずつ走行面から離間可能であるとよい。これにより、橋梁下点検の際、手すりの上に柱が飛び出している場合であっても、作業者は、上ローラを1本ずつ走行面から離間させることで、台車を手すりから外さずに、柱を避けることができるため、橋梁下点検を続行できる。
上記課題を解決するために、本発明にかかる橋梁下点検方法の代表的な構成は、橋梁の下面に設置された設備を点検する橋梁下点検方法であって、台車に取り付けられた梁にロッドを吊下し、ロッドの下端にカメラを取り付けて、台車を橋梁の手すりの上で走行させながら、カメラによって設備を撮影することを特徴とする。
上述した橋梁下点検装置における技術的思想に対応する構成要素やその説明は、当該方法にも適用可能である。
本発明によれば、橋梁下点検を簡単に行うことができ、作業スペースが必要なく、機構も簡潔な橋梁下点検装置および橋梁下点検方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態における橋梁下点検装置を示す図である。 台車を説明する図である。 図2の台車の梁からロッドを取り外した状態を示す図である。 図3の台車の3本のローラで手すりを挟んだ状態を示す図である。 本発明の第2実施形態における橋梁下点検装置を示す図である。 本発明の第3実施形態における橋梁下点検装置を示す図である。 本発明の第4実施形態における橋梁下点検装置を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における橋梁下点検装置100を説明する図である。図2は台車110を説明する図である。図2(a)は台車110の上面斜視図、図2(b)は台車110の下面斜視図である。
橋梁102の下面104には、図1に示すように、例えば電線や通信ケーブルを収容する配管などの設備106が設置されている。特に配管を支持する部位が損傷しやすく、取付金具が錆によって破断したり、橋梁102の老朽化によって取付ボルトが脱落したりしやすい。この設備106は、損傷の有無などを確認するために定期的な点検(橋梁下点検)が必要となる。
橋梁下点検装置100は、設備106の橋梁下点検に用いられる装置であって、橋梁102の手すり108の上を走行可能な台車110を備える。台車110は、図2に示す2本の上ローラ112、114と、2本の内側ローラ116、118と、1本の外側ローラ120とを備える。
上ローラ112、114は、台車110の上側枠体122に取り付けられた樹脂ローラであり、図1に示す手すり108の上面124を走行する。内側ローラ116、118は、図2に示す内側枠体126に取り付けられた上下方向に長い長尺の樹脂ローラである。ここで上下方向とは、すなわちローラの軸方向である。また長尺とは、少なくともローラの直径よりもローラの幅が長い形状であり、ローラの回転に支障をきたさない範囲で長いほど好ましい。
台車110の上側枠体122内には、図2に示すレール部材128が配置されている。レール部材128には支持部材130がスライド可能に取り付けられている。支持部材130には、上下方向に長い長尺の樹脂ローラである外側ローラ120が支持されている。また支持部材130には、レール部材128に固定するネジなどの位置固定部132が設けられている。
外側ローラ120は、支持部材130がレール部材128に沿ってスライドすることで、例えば図2(b)に点線で示す位置から内側ローラ116、118に向かって接近したり、あるいは内側ローラ116、118から離間したりする。すなわち外側ローラ120は、内側ローラ116、118に向かって離接方向に位置調整可能である。
このため、台車110は、図1のように手すり108の上に設置された状態で、外側ローラ120を内側ローラ116、118に向かって接近させて、手すり108の外側側面134と内側側面136とを外側ローラ120と内側ローラ116、118とで挟むことができる。さらに手すり108を挟んだ状態でレール部材128に対する支持部材130の位置を位置固定部132によって固定することで、外側ローラ120の離接方向の位置を固定する。このようにして、任意の幅の手すり108に台車110を取り付けることができる。
手すり108に取り付けられた台車110は、作業員138によって例えば図1の矢印Aに示す方向に動かされると、手すり108の上面124を上ローラ112、114が走行し、手すり108の外側側面134を外側ローラ120が走行し、さらに手すり108の内側側面136を内側ローラ116、118が走行する。よって台車110は、橋梁102の手すり108の上を確実に走行できる。
また台車110が走行する際、手すり108の上面124、外側側面134、内側側面136に接する各ローラがすべて樹脂ローラであるため、手すり108を傷めることがない。樹脂にはゴムやシリコンゴムを好適に利用することができる。さらに、台車110は、手すり108の上を走行する際、上下方向に長尺である外側ローラ120と内側ローラ116、118とで手すり108の外側側面134と内側側面136とを挟んでいる。このため、外側ローラ120と内側ローラ116、118とが手すり108から外れにくいため、走行中の台車110の落下を防止できる。なお台車110を手すり108に取り付ける作業中に、台車110が落下することを防止するために、台車110に落下防止用ロープなどを取り付けて、これを作業員138に結び付けるようにしてもよい。
橋梁下点検装置100はさらに、図1に示すように、梁140と、ロッド142と、カメラ144とを備える。梁140は、台車110の上側枠体122(図2参照)に取り付けられていて、図1に示すようにその先端が台車110から手すり108の外側に向かって飛び出すように設置されている。梁140の先端には、ロッド142を着脱可能に固定するロッド取付部146が設けられている。
ロッド142は、梁140のロッド取付部146に固定されることで、梁140から吊下される。ロッド142は、伸縮自在であり、梁140から吊下された状態で橋梁102の下面104付近の高さまで到達可能な長さを有する。またロッド142は、例えば絶縁性を有した材質を用いることができる。この場合、電線などを収容した設備106の橋梁下点検の際、作業者が感電する事態を回避できる。
ロッド142の下端には、アーム148が連結されている。アーム148は、設備106に接近するように水平方向に延びていて、その先端には遠隔操作可能な電動式の雲台150が設置されている。カメラ144は、遠隔操作される雲台150の動きに応じて撮影範囲が変更され、橋梁102の下面104に設置された設備106を確実に撮影できる。
図3は、図2の台車110の梁140からロッド142を取り外した状態を示す図である。ロッド142の上端付近には、固定部材152が取り付けられている。梁140の先端に設けられたロッド取付部146は、固定部材152をロッド142とともに保持する保持部154と、保持部154に保持された固定部材152の位置を固定する位置固定部156とを有する。
位置固定部156は、例えばネジなどでよく、保持部154の壁面に捻じ込まれることで固定部材152に当接し固定部材152を押し付けて位置を固定する。よって、ロッド142は、ロッド取付部146の位置固定部156であるネジを緩めるなどして梁140から容易に取り外すことができる。このため、橋梁下点検装置100は、台車110の梁140からロッド142を取り外すことで、コンパクトになり、運搬や収納が容易となる。
図4は、図3の台車110の3本のローラで手すり108、158を挟んだ状態を示す図である。図中では、手すり108、158に取り付けられた台車110を下方から見上げた状態で模式的に示している。なおここでは、台車110の一部のみを図示し、上ローラ112、114などは省略している。
図4(a)に示す直線状の手すり108(図1参照)に対して、台車110は、手すり108の外側側面134に1本の外側ローラ120が接し、手すり108の内側側面136に2本の内側ローラ116、118が接する。つまり、台車110は、手すり108の外側側面134と内側側面136とを3本のローラで挟むことができるため、直線状の手すり108の上を確実に走行できる。
図4(b)に示す湾曲した手すり158に対して、台車110は、手すり158の湾曲内側となる外側側面160に1本の外側ローラ120が接し、手すり158の湾曲外側となる内側側面162に2本の内側ローラ116、118が接する。つまり、台車110は、湾曲した手すり158の外側側面160と内側側面162とを3本のローラで挟むことができるため、湾曲した手すり158の曲がりによく沿って確実に走行できる。
なお図中模式的に示す手すり108、158の幅は一定であるが、これに限られず、手すりの側面に緩やかな凹凸が存在するなど、幅が一定ではない場合もあり得る。このような場合を想定して、台車110の支持部材130に、例えばばね等の位置調整機構を取り付けて、支持部材130に対する外側ローラ120の離接方向の位置を調整可能としてもよい。このようにすれば、例えば位置調整機構により外側ローラ120を内側ローラ116、118に向かって付勢することで、外側ローラ120の離接方向の位置を手すりの幅の変化に応じて自動的に変位させ、内側ローラ116、118とともに、幅が一定ではない手すりの側面に密着させ続けることができる。
以下、図1に示す橋梁下点検装置100を用いた橋梁下点検方法の手順の一例を説明する。作業者138は、台車110に取り付けられた梁140のロッド取付部146にロッド142を固定し、梁140からロッド142を吊下する。つぎに作業者138は、ロッド142の下端に連結されたアーム148の雲台150にカメラ144を取り付ける。
さらに作業者138は、手すり108の上面124に上ローラ112、114が接するように、台車110を持ち上げて手すり108の上に配置し、さらに外側ローラ120を内側ローラ116、118に向かって接近させる。そして作業者138は、手すり108の外側側面134と内側側面136とを上下方向に長尺な外側ローラ120と内側ローラ116、118とで挟んだ状態で、支持部材130の位置固定部132により外側ローラ120の位置を固定する。このようにして、台車110は、手すり108の上に確実に取り付けられる。
続いて作業者138は、橋梁102の下面104の高さまでロッド142を伸ばし、さらに雲台150を遠隔操作しつつカメラ144の撮影範囲をタブレット164などで確認する。そして橋梁102の下面104に設置された設備106をカメラ144で撮影できる状態になると、作業者138は、図1の矢印Aに示すように台車110を押しながら、カメラ114が撮影した設備106の映像を録画しつつ、設備106の損傷の有無などを点検する。
以上説明したように、第1実施形態における橋梁下点検装置100は、橋梁102の手すり108の上で台車110を走行させながら、台車110に梁140およびロッド142を介して取り付けられたカメラ144によって橋梁102の下面104に設置された設備106を撮影できる。このため、橋梁下点検を簡単に行うことができ、点検が短時間で完了する。また橋梁102の手すり108の上で台車110を走行させるだけでよいため、作業スペースが必要ない。このため、橋梁108の上での通行止めが不要となり、行政への手続きも不要である。さらに橋梁下点検装置100は、簡潔な機構であるため、重量が軽く、持ち運ぶことができ、安価である。
なお橋梁下点検装置100では、外側ローラ120と内側ローラ116、118のうち、外側ローラ120のみが離接方向に位置調整可能としたが、これに限定されない。一例として、内側ローラ116、118、外側ローラ120のいずれも位置調整可能としたり、内側ローラのみを位置調整可能としたりしてもよい。このような場合であっても、内側ローラ116、118と外側ローラ120とで手すり108を挟むことができる。
また橋梁下点検装置100では、1本の外側ローラ120と2本の内側ローラ116、118とで手すり108を挟むようにしたが、これに限定されない。例えば外側ローラが2本のローラからなり、内側ローラが1本のローラからなるようにしてもよい。このような場合であっても、外側ローラと内側ローラとからなる3本のローラで手すり108に沿うことができるため、台車110は、手すり108が曲がっていても、その曲がりによく沿って走行できる。
さらに橋梁下点検装置100では、上ローラ112、114、内側ローラ116、118および外側ローラ120のうち、少なくとも1本のローラに回転量を計測するエンコーダを取り付けてもよい。このようにすれば、エンコーダの計測結果に基づいて台車110の走行距離が取得可能となる。そして、カメラ144で撮影した映像と、エンコーダの計測結果に基づいて得られた台車110の走行距離とをあわせて記録しておくことにより、設備106の損傷箇所を特定できるため、損傷箇所の確認や補修の際に便利である。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態における橋梁下点検装置100Aを示す図である。橋梁下点検装置100Aは、台車110Aの両側に飛び出すように梁166が設置されていて、梁166の両端にロッド取付部146、168が設けられている点で、上記の橋梁下点検装置100と異なる。
橋梁下点検装置110Aでは、台車110Aのどちら側でもロッド142を取り付けることができる。すなわち、ロッド取付部146にロッド142を固定すると、台車110Aのうち、外側ローラ120が配置されている側にロッド142が配置される。一方、ロッド取付部168にロッド142を固定すると、台車110のうち、内側ローラ116、118が配置されている側にロッド142が配置される。
このため、橋梁下点検装置100Aでは、2本の内側ローラ116、118を、手すり108の外側にも内側にも配置させることができる。よって、橋梁102が左右どちら側に曲がっていても、2本の内側ローラ116、118を曲がった手すりの湾曲外側に配置した状態で、その曲がった手すりの外側にロッド142を吊下することができる。つまり、橋梁下点検装置100Aでは、手すりが曲がっていた場合、手すりの上で台車110Aがより安定して走行できるように、手すりに対する台車110Aの内側ローラ116、118の位置や、台車110Aに対するロッド142の位置を適宜変更できる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態における橋梁下点検装置100Bを示す図である。橋梁下点検装置100Bは、梁170のロッド取付部146が台車110Bに対して上下方向に回動可能である点で、上記の橋梁下点検装置100と異なる。
ロッド取付部146は、図6(a)に示すようにヒンジ172を介して梁170に連結されている。このため、ロッド取付部146は、台車110Bに対して上下方向に回動可能となる。
ここで橋梁下点検の際、橋梁102に、図6(b)に示すように橋桁174よりも外側に張り出した橋脚176が設けられていた場合を想定する。このような場合、作業者138がロッド142の上方を把持して、矢印Bに示す方向にロッド142を回動させると、ロッド取付部146がロッド142ごと回動する。すると、ロッド142の下端に位置するカメラ144は、矢印Cに示す方向に回動して橋脚176から離れることができる。
なお作業者138がロッド142を確実に把持し、ロッド142を十分に移動させるためには、ロッド142は、上方に十分な長さを確保した状態でロッド取付部146に固定されることが好ましい。そのため、ロッド142の固定部材152は、図6(a)に示すように、ロッド142の上端付近ではなく、上端よりも下方に取り付けられる。
このように、橋梁下点検装置100Bによれば、橋梁下点検の際、橋桁174よりも外側に張り出した橋脚176があった場合であっても、台車110Bを手すり108から外すことなくカメラ144を避けさせることができ、橋梁下点検を続行することができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態における橋梁下点検装置100Cを示す図である。橋梁下点検装置100Cは、台車110Cが3本の上ローラ178a、178b、178cを有し、これらの各ローラが1本ずつ走行面から離間可能である点で、上記橋梁下点検装置100と異なる。
上ローラ178a、178b、178cは、支持部材180a、180b、180cにそれぞれ支持されている。支持部材180a、180b、180cの一端は、ヒンジ181を介して外側部材182に連結されている。このため、支持部材180a、180b、180cは、ヒンジ181を介して外側部材182に対して上下方向に回動可能である。外側部材182は、支持部材180a、180b、180cに直交するように配置された部材であり、図示のように、台車110Cの外側に飛び出すように梁184を取り付けている。
支持部材180a、180b、180cの他端には、内側部材186に形成された溝188に連結可能なクイックレリースバー190がそれぞれ取り付けられている。このため、支持部材180a、180b、180cは、クイックレリースバー190を操作するだけで、内側部材186に容易に連結でき、さらに内側部材186との連結を容易に解除できる。
内側部材186は、支持部材180a、180b、180cに直交するように配置された部材である。支持部材180a、180b、180cがクイックレリースバー190を介して内側部材186に連結されると、台車110Cの上側には、支持部材180a、180b、180c、外側部材182および内側部材186からなる枠体が形成される。この枠体が形成されることで、上ローラ178a、178b、178cは、手すり108の上面124を走行面として走行可能となる。
ここで橋梁下点検の際、図示のように手すり108の上に柱192が飛び出している場合を想定する。このような場合、作業者は、まず支持部材180aのクイックレリースバー190を操作して支持部材180aと内側部材186との連結を解除する。つぎに作業者は、支持部材180aを把持して、外側部材182に対して上方に回動させる。
これにより、上ローラ178aは、図示のように走行面である手すり108の上面124から離間して、柱192を避けることができる。このとき、残りの支持部材180b、180cは、内側部材186と連結され、外側部材182とともに枠体を形成している。よって台車110Cでは、残りの2本の上ローラ178b、178cが手すり108の上面124を走行しているため、手すり108の上を安定して走行可能である。
続いて作業者は、上ローラ178aと柱192とが干渉しない位置まで台車110Cを移動させる。そして、支持部材180aのクイックレリースバー190を操作して支持部材180aと内側部材186とを再び連結し、上ローラ178aを手すり108の上面124で走行可能とする。その後、作業者は、このような一連の作業を残りの支持部材180b、180cに対して順次行う。
このようにして橋梁下点検装置100Cでは、手すり108の上に柱192が飛び出している場合であっても、上ローラ178a、178b、178cを1本ずつ走行面である手すり108の上面124から離間させることができる。したがって、橋梁下点検装置100Cによれば、台車110Cを手すり108から外さずに、柱192を避けることができ、橋梁下点検を続行できる。
なお橋梁下点検装置100Cでは、上ローラを3本としたが、これに限られず、台車110Cが手すり108の上を安定して走行可能であれば、4本以上としてもよい。また3本の上ローラ178a、178b、178cが回動して走行面から離間可能な構成を例示したが、パンタグラフ機構などを用いて平行移動することにより走行面から離間可能に構成してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、橋梁の下面に設置された設備を点検する橋梁下点検装置および橋梁下点検方法として利用することができる。
100、100A、100B、100C…橋梁下点検装置、102…橋梁、104…橋梁の下面、106…設備、108、158…手すり、110、110A、110B、110C…台車、112、114、178a、178b、178c…上ローラ、116、118…内側ローラ、120…外側ローラ、122…上側枠体、124…手すりの上面、126…内側枠体、128…レール部材、130、180a、180b、180c…支持部材、132、156…位置固定部、134、160…手すりの外側側面、136、162…手すりの内側側面、138…作業員、140、166、170、184…梁、142…ロッド、144…カメラ、146、168…ロッド取付部、148…アーム、150…雲台、152…固定部材、154…保持部、164…タブレット、172、181…ヒンジ、174…橋桁、176…橋脚、182…外側部材、186…内側部材、188…内側部材の溝、190…クイックレリースバー、192…柱

Claims (11)

  1. 橋梁の手すりの上を走行する台車と、
    前記台車に取り付けられた梁と、
    前記梁から吊下されたロッドと、
    前記ロッドの下端に取り付けられ、橋梁の下面に設置された設備を撮影するカメラとを備えたことを特徴とする橋梁下点検装置。
  2. 前記台車は、
    手すりの上面を走行する上ローラと、
    手すりの外側の側面を走行する外側ローラと、
    手すりの内側の側面を走行する内側ローラとを備え、
    前記外側ローラまたは内側ローラのうち、少なくとも一方が他方に向かって離接方向に位置調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の橋梁下点検装置。
  3. 前記外側ローラまたは内側ローラのうち、一方が2本のローラからなり、他方が1本のローラからなることを特徴とする請求項2に記載の橋梁下点検装置。
  4. 前記外側ローラおよび内側ローラは、上下方向に長い長尺のローラであることを特徴とする請求項2または3に記載の橋梁下点検装置。
  5. 前記上ローラ、外側ローラおよび内側ローラは、樹脂ローラであることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の橋梁下点検装置。
  6. 前記梁は前記台車から飛び出すように設置されていて、
    前記梁の先端に前記ロッドを着脱可能に固定するロッド取付部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の橋梁下点検装置。
  7. 前記梁は前記台車の両側に飛び出すように設置されていて、
    前記梁の両端に前記ロッド取付部が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の橋梁下点検装置。
  8. 前記ロッド取付部は、前記台車に対して上下方向に回動可能であることを特徴とする請求項6または7に記載の橋梁下点検装置。
  9. 前記上ローラ、外側ローラおよび内側ローラのうち、少なくとも1本のローラに回転量を計測するエンコーダが取り付けられていて、該エンコーダの計測結果に基づいて前記台車の走行距離を取得可能であることを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の橋梁下点検装置。
  10. 前記上ローラは、3本以上のローラからなり、1本ずつ走行面から離間可能であることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の橋梁下点検装置。
  11. 橋梁の下面に設置された設備を点検する橋梁下点検方法であって、
    台車に取り付けられた梁にロッドを吊下し、
    前記ロッドの下端にカメラを取り付けて、
    前記台車を橋梁の手すりの上で走行させながら、前記カメラによって前記設備を撮影することを特徴とする橋梁下点検方法。
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