JP2018162200A - セメント組成物及びその製造方法 - Google Patents

セメント組成物及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、廃棄されていたダストを有効活用できるとともに、製造過程における二酸化炭素発生量を十分に削減でき、硬化体の強度発現性を十分に発現できるセメント組成物を提供する。【解決手段】本発明に係るセメント組成物は、セメントクリンカーと、石膏と、混合材としての石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方と、ダストとを含み、石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であり、ダストとして以下のダスト1〜6のいずれかを含む。・ダスト1:電気集塵ダスト・ダスト2:脱塩ダスト・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト【選択図】なし

Description

本発明は、セメントクリンカーと、石膏と、混合材と、ダストとを含み、混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であるセメント組成物及びその製造方法に関する。
セメント産業は、温室効果ガスである二酸化炭素を排出する産業であり、その排出量削減は重要な課題である。セメント産業においてはセメントの中間製品であるセメントクリンカーを製造する工程で原料を焼成する際、原料である石灰石の化学反応によって二酸化炭素が発生するため、セメントクリンカーを製造する限り二酸化炭素が排出される。
普通ポルトランドセメントは、セメント組成物中にクリンカーを95質量%程度含むものである。これに対し、混合セメントは、高炉スラグや石炭灰(フライアッシュ)等の混合材を使用するため、セメント組成物に含まれるクリンカーの比率を引き下げることができ、二酸化炭素の排出量削減に寄与する。特許文献1〜4には高炉スラグを含むセメント組成物が開示されている。なお、特許文献3,4には高炉スラグ及び塩素バイパスダストを併用したセメント組成物及びその製造方法が開示され、特許文献5には高炉スラグ及び脱塩ダストを併用したセメント組成物及びその製造方法が開示されている。
特開2004−137318号公報 特開2002−265241号公報 特開平10−218657号公報 特開2016−5997号公報 特開2009−62260号公報
本発明は、従来、廃棄物となっていたダストを有効活用できるとともに、製造過程における二酸化炭素発生量を十分に削減でき、従来の混合セメントと比較してモルタル又はコンクリート等の硬化体の強度発現性(圧縮強度)を維持又は向上させることが可能なセメント組成物及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を達成すべく鋭意検討した結果、セメント組成物を製造する過程において、特定のダスト又は特定のダストの組合せを使用することで、従来の混合セメントと比較して硬化体の強度発現性が維持又は向上するセメント組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係るセメント組成物は、セメントクリンカーと、石膏と、混合材と、ダストとを含み、混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、当該セメント組成物の全質量基準で石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であり、ダストとして以下のダスト1〜6からなる群から選ばれる一種を含む。
・ダスト1:電気集塵ダスト
・ダスト2:脱塩ダスト
・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
本発明は、セメント組成物の製造方法を提供する。すなわち、この製造方法は、セメントクリンカーと、石膏と、混合材と、ダストとを混合することによってセメント組成物を得る工程を含み、セメント組成物は、混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、当該セメント組成物の全質量基準で石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であり、ダストとしてダスト1〜6からなる群から選ばれる一種を含む。
・ダスト1:電気集塵ダスト
・ダスト2:脱塩ダスト
・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
上記セメント組成物によれば、上記ダスト1〜6に含まれる電気集塵ダスト、塩素バイパスダスト、脱塩ダストを有効利用できる。また、本発明者らの検討によれば、セメント組成物における上記ダスト1〜6のいずれか一種の比率を十分に引き上げても十分な強度発現性が得られる。したがって、本発明によれば、セメント組成物に含まれるクリンカーの比率を引き下げることができ、これにより、単位質量当りのセメント組成物の製造時に生じる二酸化炭素の量を十分に削減できる。
電気集塵ダスト、塩素バイパスダスト及び脱塩ダストの具体例として、特定の酸化物の含有量及び塩化物イオン量が以下の範囲であるものが挙げられる。
・電気集塵ダスト(電気集塵ダストの質量基準)
SiO含有量:5〜20質量%
Al含有量:2〜8質量%
Fe含有量:0.1〜5質量%
CaO含有量:30〜50質量%
塩化物イオン量:0.05〜2質量%
・塩素バイパスダスト(塩素バイパスダストの質量基準)
SiO含有量:1〜30質量%
Al含有量:0.1〜10質量%
Fe含有量:0.1〜5質量%
CaO含有量:1〜65質量%
塩化物イオン量:4〜35質量%
・脱塩ダスト(脱塩ダストの質量基準)
SiO含有量:5〜30質量%
Al含有量:1〜15質量%
Fe含有量:0.1〜5質量%
CaO含有量:15〜65質量%
塩化物イオン量:0.1〜2質量%
上記セメント組成物は、強度発現性の観点から、当該セメント組成物の全質量を基準として、0.1〜20質量%の電気集塵ダスト、0.05〜5質量%の塩素バイパスダスト及び/又は0.1〜20質量%の脱塩ダストを含むことが好ましい。同様の観点から、上記セメント組成物における電気集塵ダスト、塩素バイパスダスト、脱塩ダストの合量はセメント組成物の全質量基準で、0.1〜20質量%であることが好ましい。
本発明において、強度発現性の観点から塩化物イオン量は以下の条件を満たすことが好ましい。
・セメント組成物の全質量基準で塩化物イオン量が0.01〜0.2質量%である。
・ダストからセメント組成物に持ち込まれる塩化物イオン量がセメント組成物の全質量基準で0.01〜0.2質量%である。
本発明によれば、従来、廃棄物となっていたダストを有効活用できるとともに、製造工程における二酸化炭素(CO)排出量を削減しつつ、従来の混合セメントと比較して硬化体の強度発現性を維持又は向上させることが可能なセメント組成物及びその製造方法が提供される。
図1は、実施例、比較例及び参考例におけるセメント組成物のクリンカー量とモルタル圧縮強さの関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<セメント組成物>
本実施形態に係るセメント組成物は、セメントクリンカーと、石膏と、混合材と、ダストとを含み、混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、ダストとして以下のダスト1〜6からなる群から選ばれる一種を含む。
・ダスト1:電気集塵ダスト
・ダスト2:脱塩ダスト
・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
セメントクリンカーの鉱物組成は、ボーグ式算定のCS量が45〜70質量%、CS含有量が5〜25質量%、CA含有量が6〜15質量%及びCAF含有量が7〜15質量%であることが好ましい。セメントクリンカーの鉱物組成は、より好ましくはCS含有量が48〜65質量%、CS含有量が10〜25質量%、CA含有量が8〜13質量%及びCAF含有量が8〜12質量%であり、更に好ましくはCS含有量が50〜64質量%、CS含有量が11〜20質量%、CA含有量が9〜12質量%及びCAF含有量が8〜11質量%であり、特に好ましくはCS含有量が53〜60質量%、CS含有量が11〜19質量%、CA含有量が9〜11質量%及びCAF含有量が8〜10質量%である。なお、セメントクリンカーは、SP方式(多段サイクロン予熱方式)又はNSP方式(仮焼炉を併設した多段サイクロン予熱方式)等の既存のセメント製造設備を用いて製造することができる。
ここでボーグ式算定のCS量、CS量、CA量及びCAF量は、下記の式[1]、[2]、[3]及び[4]によってそれぞれ算出される値である。
・CS量(質量%)=4.07×CaO(%)−7.60×SiO(%)−6.72×Al(%)−1.43×Fe(%)−2.85×SO(%)…[1]
・CS量(質量%)=2.87×SiO(%)−0.754×CS(%)…[2]
・CA量(質量%)=2.65×Al(%)−1.69×Fe(%)…[3]
・CAF量=3.04×Fe(%)…[4]
セメント組成物の塩化物イオン量は、好ましくは0.01〜0.2質量%であり、より好ましくは0.015〜0.16質量%であり、更に好ましくは0.02〜0.12質量%であり、特に好ましくは0.025〜0.085質量%である。セメント組成物中の塩化物イオン量は、JIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」の方法によって測定することができる。
セメント組成物のブレーン比表面積は、好ましくは2800〜8500cm/gであり、より好ましくは3000〜8000cm/gであり、更に好ましくは3500〜7500cm/gであり、特に好ましくは4000〜7000cm/gである。ブレーン比表面積が上記範囲内であると、優れた強度発現性を有するモルタルやコンクリートの製造が可能となる。
セメント組成物に含まれるセメントクリンカー量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは8〜57質量%であり、より好ましくは8〜40質量%であり、更に好ましくは10〜35質量%であり、特に好ましくは10〜30質量%である。セメント組成物に含まれるセメントクリンカー量が上記範囲内であれば、セメント組成物が上記ダストを含むものであっても、これを含まないセメント組成物と同等又はそれ以上の強度発現性を発揮しやすい。
石膏として、JIS R 9151:1979「セメント用天然せっこう」に規定される品質を満足するものを用いることが好ましく、具体的には、二水石膏、半水石膏及び不溶性無水石膏が好適に用いられる。これらは一種を単独で用いてもよく、あるいは、二種以上を併用してもよい。
セメント組成物に含まれるSO量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは1.7〜2.9質量%であり、より好ましくは1.9〜2.7質量%であり、更に好ましくは2.1〜2.5質量%である。セメント組成物のSO量が上記範囲内であると、強度発現性を維持又は向上させることができる。セメント組成物のSO含有量(セメント組成物の全体質量に対する割合(%))はJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」に準じて測定することができる。
本実施形態に係るセメント組成物は、混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、当該セメント組成物の全質量基準で石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であり、より好ましくは45〜70質量%であり、更に好ましくは50〜70質量%であり、更に好ましくは55〜70質量%である。これらの合量が40質量%超であることで、セメント組成物に含まれるクリンカーの比率を引き下げることができ、単位質量当りのセメント組成物の製造によって生じる二酸化炭素の量を十分に削減できる。他方、これらの合量が70質量%以下であることで、従来の混合セメントと比較して硬化体の強度発現性を維持又は向上させることができる。
石灰石として、JIS R 5210:2009「ポルトランドセメント」で規定されるCaCOを90%以上含有している石灰石を使用すればよい。石灰石の粒度は好ましくは50mm以下であり、より好ましくは30mm以下であり、更に好ましくは20mm以下である。なお、石灰石として、粒度が上記範囲外のもの、すなわち粉末度が低い(粒度が大きい)ものを使用又は併用してもよい。
セメント組成物に含まれる石灰石量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは1〜8質量%であり、より好ましくは2〜8質量%であり、更に好ましくは2〜6質量%である。セメント組成物の石灰石量が上記範囲内であると、強度発現性を維持又は向上させることができる。
高炉スラグとして、JIS R 5211:2003「高炉セメント」で規定される高炉スラグを使用すればよい。高炉スラグの粒度は好ましくは5mm以下であり、より好ましくは3mm以下であり、更に好ましくは2mm以下である。なお、高炉スラグとして、粒度が上記範囲外のもの、すなわち粉末度が低い(粒度が大きい)ものを使用又は併用してもよい。
セメント組成物の高炉スラグ量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは38〜69質量%であり、より好ましくは45〜69質量%であり、更に好ましくは50〜68質量%であり、特に好ましくは55〜68質量%である。セメント組成物の高炉スラグ量が上記範囲内であると、強度発現性を維持又は向上させることができる。
高炉スラグとして、塩基度が所定の範囲のものを使用することが好ましい。高炉スラグの塩基度は複数の算出方法があり、例えば、以下の計算式が知られている。強度発現性の観点から、高炉スラグの塩基度(JIS)は好ましくは1.3〜2.3であり、より好ましくは1.6〜2.1であり、高炉スラグの塩基度(TiO換算)は好ましくは1.2〜2.3であり、より好ましくは1.5〜2.1であり、高炉スラグの塩基度(Bm)は好ましくは1.05〜2.00であり、より好ましくは1.35〜1.80である。
・塩基度(JIS)=(CaO+MgO+Al)/SiO
・塩基度(TiO換算)=(CaO+MgO+Al)/SiO−(0.13×TiO
・塩基度(Bm)=(CaO+MgO+Al)/SiO−(0.13×TiO)−MnO
上述のとおり、本実施形態に係るセメント組成物はダストとして以下のダスト1〜6からなる群から選ばれる一種を含む。
・ダスト1:電気集塵ダスト
・ダスト2:脱塩ダスト
・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
電気集塵ダストは、電気集塵機(EP:Electrostatic Precipitator)の静電気によって集塵されたダストであって、セメントキルン排ガスに含まれるダスト、あるいは、セメントキルン排ガスの余熱を原料ミル及び原料ドライヤーで利用した後の排ガスに含まれるダストを意味する。電気集塵ダスト(以下、「EPダスト」という。)は、EPダストの質量基準で、SiOを5〜20質量%、Alを2〜8質量%、Feを0.1〜5質量%、CaOを30〜50質量%含有してもよい。EPダストの塩化物イオン量は、EPダストの質量基準で、好ましく0.05〜2質量%であり、より好ましくは0.1〜1.5質量%であり、更に好ましくは0.1〜0.6質量%である。
EPダストは、炭酸カルシウム(CaCO)を主成分とする微粉(平均粒子径1〜10μm程度)であってもよい。
ダストとしてEPダストを使用する場合(上記ダスト1,3,4,6)、セメント組成物におけるEPダスト量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは0.1〜30質量%であり、より好ましくは0.1〜25質量%であり、更に好ましくは0.5〜25質量%であり、更により好ましくは0.5〜20質量%であり、特に好ましくは1〜20質量%である。
塩素バイパスダストは、セメントキルンのNSP(New Suspension Preheater)タワーから抽気される塩素バイパスから発生するダストを意味する。塩素バイパスダストは、塩素バイパスダストの質量基準で、SiOを1〜30質量%、Alを0.1〜10質量%、Feを0.1〜5質量%,CaOを1〜65質量%含有してもよい。塩素バイパスダストの塩化物イオン量は、塩素バイパスダストの質量基準で、好ましくは4〜35質量%であり、より好ましくは5〜33質量%であり、更に好ましくは6〜31質量%である。
ダストとして塩素バイパスダストを使用する場合(上記ダスト3,5,6)、セメント組成物における塩素バイパスダスト量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは0.05〜5質量%であり、より好ましくは0.1〜3質量%であり、更に好ましくは0.1〜2質量%であり、特に好ましくは0.1〜1質量%である。
脱塩ダストは、塩素バイパスダストを水洗した後、ろ過処理によって固液分離させた水洗残渣を意味する。なお、脱塩ダストの水分が多い場合には、キルンからの排ガスを利用して乾燥させればよい。脱塩ダストは、脱塩ダストの質量基準で、SiOを5〜30質量%、Alを1〜15質量%、Feを0.1〜5質量%,CaOを15〜65質量%含有してもよい。脱塩ダストの塩化物イオン量は、脱塩ダストの質量基準で、0.1〜2.0質量%、より好ましくは0.3〜1.8質量%、更に好ましくは0.5〜1.6質量%である。
ダストとして脱塩ダストを使用する場合(上記ダスト2,4〜6)、セメント組成物における脱塩ダスト量は、セメント組成物の全質量基準で、好ましくは0.1〜20質量%であり、より好ましくは0.3〜18質量%であり、更に好ましくは0.5〜15質量%、特に好ましくは0.5〜8質量%である。
セメント組成物におけるEPダスト、塩素バイパスダスト及び脱塩ダストの合量はセメント組成物の全質量基準で、好ましくは0.1〜30質量%であり、より好ましくは0.1〜25質量%であり、更に好ましくは0.5〜20質量%であり、特に好ましくは1.0〜15質量%である。ダスト量(EPダスト、塩素バイパスダスト及び脱塩ダストの合量)が上記範囲内であると、強度発現性を維持又は増大させることができる。セメント組成物に上記ダストを加えることによって、石灰石及び高炉スラグを含むセメント組成物を用いた硬化体の強度発現性は増大する機構は明らかではないが、その主因は各ダスト中に含まれるフリーライム(f.CaO)がセメント又は高炉スラグの刺激剤となって徐々に水和反応が進行すること、あるいは塩化物イオンの作用、あるいはダストのフィラー効果により強度発現性が増大することにあると考えられる。
EPダスト、塩素バイパスダスト及び脱塩ダストからセメント組成物に持ち込まれる塩化物イオン量の合量(セメント組成物全質量基準)は、好ましくは0.01〜0.2質量%であり、より好ましくは0.015〜0.16質量%であり、更に好ましくは0.02〜0.12質量%であり、特に好ましくは0.02〜0.085質量%である。
<セメント組成物の製造方法>
上記セメント組成物の製造方法は、セメントクリンカーと、石膏と、特定の混合材(石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方)と、特定のダスト(ダスト1〜6のいずれか一種)とを混合することによってセメント組成物を得る工程を含む。これらの混合は例えばボールミルを使用すればよく、より具体的にはボールミルによって所望のブレーン比表面積となるように粉砕混合すればよい。なお、ボールミルに各成分を投入する順序は特に限定されず、ボールミルを使用して予め粉砕されたセメント組成物に対して特定のダストを添加することによってセメント組成物を得てもよい。ボールミルの代わりに他の種類の粉砕機を使用してもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
使用したセメントクリンカーの諸率、鉱物組成及び化学成分を表1に示す。これらのデータはJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」に準じて定量した分析結果から上記ボーグ式などにより求めた。また、化学成分のうち、f.CaOはJCASI−01−1997「遊離酸化カルシウムの定量方法」に準じて測定した。
Figure 2018162200
使用した石膏(排脱二水石膏)の品質(化学成分)を表2に示す。石膏の化学成分はJIS R 9101:1995「セッコウの化学分析方法」に準じて測定した。
Figure 2018162200
使用した石灰石の品質(化学成分)を表3に示す。石灰石の化学成分はJIS M 8850:1994「石灰石分析方法」に準じて測定した。
Figure 2018162200
高炉スラグは破砕機によって約5mm以下に破砕したものを使用した。使用した高炉スラグの品質のうち、化学成分を表4に示し、塩基度、ブレーン比表面積及び活性度指数を表5に示す。高炉スラグの化学成分はJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」に準じて定量した。高炉スラグの塩基度は計算式により求めた。活性度指数はJIS A 6206:2013「コンクリート用高炉スラグ微粉末」に準じて測定した。
・塩基度(JIS)=(CaO+MgO+Al)/SiO
・塩基度(TiO換算)=(CaO+MgO+Al)/SiO−(0.13×TiO
・塩基度(Bm)=(CaO+MgO+Al)/SiO−(0.13×TiO)−MnO
Figure 2018162200
Figure 2018162200
使用したEPダストの化学成分を表6に示し、粒度分布及び平均粒子径を表7に示す。EPダストの化学成分(表6のSiOからSOまで及び塩化物イオン量(Cl))はJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」に準じて測定した。f.CaOは、JIS M 8853:1998「セラミック用アルミノけい酸塩質原料の化学分析方法」に準じて測定した。粒度分布及び平均粒子径は、EPダストをエタノールと混合攪拌して、株式会社セイシン企業製レーザー粒度分析装置LMS−30を用いて測定した。
Figure 2018162200
Figure 2018162200
使用した塩素バイパスダストの化学成分を表8に示し、粒度分布及び平均粒子径を表9に示す。塩素バイパスダストの化学成分(表8のSiOからSOまで及びf.CaO)はJIS M 8853:1998「セラミック用アルミノけい酸塩質原料の化学分析方法」に準じて測定した。塩化物イオン量(Cl)はJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」に準じて測定した。粒度分布及び平均粒子径は、塩素バイパスダストをエタノールと混合攪拌して、株式会社セイシン企業製レーザー粒度分析装置LMS−30を用いて測定した。
Figure 2018162200
Figure 2018162200
使用した脱塩ダストの化学成分を表10に示す。脱塩ダストはディスクミルで1分粉砕したものを用いた。脱塩ダストの化学成分(表10のSiOからSOまで及びf.CaO)はJIS M 8853:1998「セラミック用アルミノけい酸塩質原料の化学分析方法」に準じて測定した。塩化物イオン量(Cl)はJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」準じて測定した。
Figure 2018162200
[セメント組成物の調製]
セメント組成物の配合(セメント組成物の全質量基準)を表11に示す。第一工程として、各材料(セメントクリンカー、排脱二水石膏(排煙脱硫二水石膏)、石灰石及び高炉スラグ)を直径5mm以下に粗砕し、試験ボールミルでブレーン比表面積が4500±100cm/gになるように粉砕して、各ダスト添加する前のセメント組成物を得た。第二工程として、第一工程で得たセメント組成物にダストを所定量添加し、ロッキングミキサーで20分間にわたって混合することにより、表11に示す配合のセメント組成物を得た。
Figure 2018162200
得られたセメント組成物の物性と化学成分を表12に示す。また、図1に参考例1、比較例1〜4、実施例1〜9におけるセメント組成物のクリンカー量とモルタル圧縮強さの関係を示す。
Figure 2018162200
表12中の「ブレーン比表面積(ダスト添加前及びダスト添加後)」はJIS R 5201:1997「セメントの物理試験方法」に準じて測定した。
表12中のセメント組成物の「f.CaO量」はJCAS I−01:1997「セメント中の遊離酸化カルシウムの定量方法」に準じて測定した(セメント組成物の全質量基準)。表12中のセメント組成物の「塩化物イオン量」はJIS R 5202:1999「セメントの化学分析方法」に準じて測定した。
表12中の「水量」は、セメントペーストの柔らかさ(軟度)を一定にするために必要な水量(標準軟度水量)のことであり、これが多いほどセメントの流動性が悪いことを意味する。測定方法は、セメント組成物500gを練り鉢に入れ水を加えて練り混ぜた後、セメントペーストを容器に投入し、表面を平滑にした後、標準棒を降下させて、30秒後に標準棒の先端と底板との間隔を測定し、これが6±1mm(標準軟度)となる水量を測定し、標準軟度水量とする。
表12中の「凝結(始発及び終結)」及び「モルタル圧縮強さ」(以下「圧縮強さ」と示す。)は、得られたセメント組成物を用いて、JIS R 5201:1997「セメントの物理試験方法」に準じて測定した。例えば、表12中の参考例1の「始発(h:m)」が「2:27」とは、凝結の始発時間が2時間27分であることを表し、「終結(h:m)」が「3:27」とは、凝結の終結時間が3時間27分であることを表す。
表12中の「クリンカー削減率」は、普通ポルトランドセメントに相当する参考例1からの削減率を示す。例えば表11より、参考例1のクリンカー量は91.95質量%であり、比較例1のクリンカー量は25.27%である。これらの値から比較例1のクリンカー削減率は72.52%(=(91.95−25.27)/91.95×100)と算出される。
セメント製造における二酸化炭素発生量は、一般に非エネルギー(石灰石脱炭酸)起源、化石エネルギー起源、(化石起源)廃棄物等燃焼物起源、焼却不要による削減量の合計で示される。表12中の「CO削減量概算値」は、参考例1からクリンカー使用量を削減することによる非エネルギー起源二酸化炭素発生量の削減量のみを算出したものである。ここでは、参考例1の非エネルギー起源二酸化炭素量を、セメント協会発表のセメント品種別インベントリデータ一覧表記載の468.5g/kgとし、これにクリンカー削減率を乗じて算出した。例えば比較例1の二酸化炭素削減量は339.7g/kg(=468.5×72.52/100)と算出される。
表12及び図1に示す参考例1は、普通ポルトランドセメントの配合(セメントクリンカー91.95%、混合材5%〔石灰石:スラグ=4:1〕、ブレーン比表面積3250cm/g)である。
比較例1(セメントクリンカー25.27%、混合材70%〔石灰石:スラグ=2:68〕、ブレーン比表面積4460cm/g)に示されるように、参考例1よりもセメント製造における二酸化炭素発生量を削減するため混合材添加量を65%増加した場合では、参考例1に対して二酸化炭素発生量は削減できるが各材齢での圧縮強さは低下している。
比較例2(セメントクリンカー22.74%、混合材72.5%(石灰石:スラグ=2.5:70)に示されるように、比較例1のブレーン比表面積をそのままに、混合材添加量のうち石灰石を0.5%、高炉スラグを2%増加した場合では、比較例1に対して各材齢での圧縮強さが低下している。
比較例3(セメントクリンカー10.29%、混合材85%(石灰石:スラグ=2:83)に示されるように、比較例1のブレーン比表面積をそのままに、混合材添加量のうち高炉スラグを15%増加した場合では、比較例1,2に対してより各材齢での圧縮強さが低下している。
ここで、比較例4(比較例1に塩素バイパスダストを0.141質量%添加)に示されるように、塩素バイパスダストを添加することで、比較例1に対して各材齢の圧縮強さが上昇している。すなわち、比較例1〜3に示される混合セメントの圧縮強さの低下を抑制し、強度発現性を向上させる方法として、塩素バイパスダストの添加が有効であることがわかっている。
本実施例では、比較例4における塩素バイパスダストの全量または一部を、EPダスト及び/又は脱塩ダストに置き換えて構成されるダスト1〜6を添加した実施例1〜9を、上記比較例1〜3と比較し、混合セメントにおける各ダストの圧縮強さへの影響について評価した。ここで、実施例1〜9における各ダストの添加量はセメント組成物中の塩化物イオンが0.03〜0.04質量%程度となるように調整した。以下に、評価により得た各ダスト添加時における圧縮強さへの影響について述べる。
図1における比較例1〜3を結ぶ直線は高炉スラグ増加によるセメント組成物のクリンカー量減少に伴う強度発現性の低下を示している。ダスト1〜6のいずれかを添加した実施例1〜9は各材齢で比較例1〜3を結ぶ直線より上方にプロットされており、ダストの添加によりクリンカー量を削減したセメント組成物では、ダストを添加していない場合よりも各材齢での圧縮強さが高いことを示している。すなわち、ダスト1〜6についても比較例4に示した塩素バイパスダストの添加効果と同様に、強度発現性の向上に有効であることが確認できた。
このような各種ダスト添加による強度発現性の維持又は向上に関する機構は明らかではないが、ダスト中の塩化物イオン又はf.CaOが、セメント又は高炉スラグの刺激剤になり徐々に水和反応が進行したか、あるいはダストのフィラー効果によるものと考えられる。
また、表12に示すように、実施例1〜9における参考例1からのクリンカー削減率及びそれにより達成されるCO削減量概算値は、いずれも比較例4を超えている。すなわち、実施例1〜9は、比較例4における塩素バイパスダストの一部又は全量を、塩素バイパスダストより塩化物イオン量の低いEPダストや脱塩ダストを用いたダスト1〜6とすることで、比較例4以上にCO削減が可能となっており、前述したようにそれぞれ十分な強度発現性を有している。
以上の結果から、本実施形態に関わるセメント組成物によれば、廃棄物である塩素バイパスダスト、脱塩ダスト、EPダストを有効利用できるとともに、製造過程におけるCOの発生量を十分に削減でき、従来の混合セメントより強度発現性を維持又は向上させることができる。

Claims (10)

  1. セメントクリンカーと、石膏と、混合材と、ダストとを含むセメント組成物であって、
    前記混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、当該セメント組成物の全質量を基準として石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であり、
    前記ダストとして以下のダスト1〜6からなる群から選ばれる一種を含む、セメント組成物。
    ・ダスト1:電気集塵ダスト
    ・ダスト2:脱塩ダスト
    ・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
    ・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
    ・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
    ・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
  2. 塩化物イオン量が当該セメント組成物の全質量基準で0.01〜0.2質量%である、請求項1に記載のセメント組成物。
  3. 前記ダストからセメント組成物に持込まれる塩化物イオン量の合量が当該セメント組成物の全質量基準で0.01〜0.2質量%である、請求項1又は2に記載のセメント組成物。
  4. 前記電気集塵ダストは、当該電気集塵ダストの質量基準で、SiO含有量が5〜20質量%であり、Al含有量が2〜8質量%であり、Fe含有量が0.1〜5質量%であり、CaO含有量が30〜50質量%であり、塩化物イオン量が0.05〜2質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のセメント組成物。
  5. 前記塩素バイパスダストは、当該塩素バイパスダストの質量基準で、SiO含有量が1〜30質量%であり、Al含有量が0.1〜10質量%であり、Fe含有量が0.1〜5質量%であり、CaO含有量が1〜65質量%であり、塩化物イオン量が4〜35質量%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のセメント組成物。
  6. 前記脱塩ダストは、当該脱塩ダストの質量基準で、SiO含有量が5〜30質量%であり、Al含有量が1〜15質量%であり、Fe含有量が0.1〜5質量%であり、CaO含有量が15〜65質量%であり、塩化物イオン量が0.1〜2質量%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のセメント組成物。
  7. 当該セメント組成物の全質量基準で、0.1〜20質量%の前記電気集塵ダスト、0.05〜5質量%の前記塩素バイパスダスト及び/又は0.1〜20質量%前記脱塩ダストを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のセメント組成物。
  8. 前記電気集塵ダストと、前記塩素バイパスダストと、前記脱塩ダストとの合量が、当該セメント組成物の全質量基準で、0.1〜20質量%である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のセメント組成物。
  9. セメントクリンカーと、石膏と、混合材と、ダストとを混合することによってセメント組成物を得る工程を含む、セメント組成物の製造方法であって、
    前記セメント組成物は、前記混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を含み、当該セメント組成物の全質量基準で石灰石及び高炉スラグの合量が40質量%超であり且つ70質量%以下であり、前記ダストとして以下のダスト1〜6からなる群から選ばれる一種を含む、セメント組成物の製造方法。
    ・ダスト1:電気集塵ダスト
    ・ダスト2:脱塩ダスト
    ・ダスト3:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
    ・ダスト4:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
    ・ダスト5:塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
    ・ダスト6:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
  10. 前記セメント組成物は、前記ダストとして、当該セメント組成物の全質量基準で、0.1〜20質量%の前記電気集塵ダスト、0.05〜5質量%の前記塩素バイパスダスト及び/又は0.1〜20質量%の前記脱塩ダストとを含む、請求項9に記載のセメント組成物の製造方法。
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