JP7086158B2 - セメント組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
・ダスト1:電気集塵ダスト。
・ダスト2:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト。
・ダスト3:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト。
・ダスト4:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト。
・ダスト1:電気集塵ダスト。
・ダスト2:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト。
・ダスト3:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト。
・ダスト4:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト。
・ダスト5:脱塩ダスト。
・ダスト6:脱塩ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト。
・ダスト5:脱塩ダスト。
・ダスト6:脱塩ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト。
・セメント組成物の全質量基準で塩化物イオン量が0.01~0.2質量%である。
・ダストからセメント組成物に持ち込まれる塩化物イオン量がセメント組成物の全質量基準で0.01~0.2質量%である。
・電気集塵ダストの塩化物イオン量が電気集塵ダストの質量基準で0.05~2質量%である。
・塩素バイパスダストの塩化物イオン量が塩素バイパスダストの質量基準で4~35質量%である。
・脱塩ダストの塩化物イオン量が脱塩ダストの質量基準で0.1~2質量%である。
本実施形態に係るセメント組成物は、セメントクリンカーと、石膏と、ダストとを含み、必要に応じて、混合材として石灰石及び高炉スラグのいずれか一方を更に含み、上記ダストとして以下のダスト1~6からなる群から選ばれる一種を含む。
・ダスト1:電気集塵ダスト。
・ダスト2:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト。
・ダスト3:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト。
・ダスト4:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト。
・ダスト5:脱塩ダスト。
・ダスト6:脱塩ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト。
・C3S量(質量%)=4.07×CaO(%)-7.60×SiO2(%)-6.72×Al2O3(%)-1.43×Fe2O3(%)-2.85×SO3(%)…[1]
・C2S量(質量%)=2.87×SiO2(%)-0.754×C3S(%)…[2]
・C3A量(質量%)=2.65×Al2O3(%)-1.69×Fe2O3(%)…[3]
・C4AF量=3.04×Fe2O3(%)…[4]
・塩基度(JIS)=(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2
・塩基度(TiO2換算)=(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2-(0.13×TiO2)
・塩基度(Bm)=(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2-(0.13×TiO2)-MnO
・ダスト1:電気集塵ダスト
・ダスト2:電気集塵ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
・ダスト3:電気集塵ダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト4:電気集塵ダストと塩素バイパスダストと脱塩ダストとの混合ダスト
・ダスト5:脱塩ダスト
・ダスト6:脱塩ダストと塩素バイパスダストとの混合ダスト
上記セメント組成物の製造方法は、セメントクリンカーと、石膏と、特定のダスト(ダスト1~6のいずれか一種)と、必要に応じてその他の成分(例えば石灰石及び高炉スラグ)とを混合する工程を含む。これらの混合は例えばボールミルを使用すればよく、より具体的にはボールミルによって所望のブレーン比表面積となるように粉砕混合すればよい。なお、ボールミルに各成分を投入する順序は特に限定されず、ボールミルを使用して予め粉砕されたセメント組成物に対して特定のダストを添加することによってセメント組成物を得てもよい。ボールミルの代わりに他の種類の粉砕機を使用してもよい。
・塩基度(JIS)=(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2
・塩基度(TiO2換算)=(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2-(0.13×TiO2)
・塩基度(Bm)=(CaO+MgO+Al2O3)/SiO2-(0.13×TiO2)-MnO
セメント組成物の配合(セメント組成物の全質量基準)を表11に示す。第一工程として、各材料(セメントクリンカー、排脱二水石膏(排煙脱硫二水石膏)、石灰石及び高炉スラグ)を直径5mm以下に粗砕し、試験ボールミルでブレーン比表面積が3200±100cm2/gになるように粉砕して、各ダスト添加する前のセメント組成物を得た。第二工程として、第一工程で得たセメント組成物にダストを所定量添加し、ロッキングミキサーで20分間にわたって混合することにより、表11に示す配合のセメント組成物を得た。
Claims (15)
- セメントクリンカーと、石膏と、電気集塵ダストと、塩素バイパスダストとを含むセメント組成物であって、
当該セメント組成物の全質量を基準として電気集塵ダストを6.8~30質量%含み且つ塩素バイパスダストを0.05~5質量%含む、セメント組成物。 - 脱塩ダストを更に含む、請求項1に記載のセメント組成物。
- 当該セメント組成物の全質量を基準として電気集塵ダストを10.3~30質量%含む、請求項1に記載のセメント組成物。
- 混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を更に含み、当該セメント組成物の全質量を基準として石灰石及び高炉スラグの合量が5質量%超であり且つ20質量%以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載のセメント組成物。
- 当該セメント組成物の全質量基準で塩化物イオン量が0.01~0.2質量%である、請求項1~4のいずれか一項に記載のセメント組成物。
- 前記ダストから当該セメント組成物に持ち込まれる塩化物イオン量が当該セメント組成物の全質量基準で0.01~0.2質量%である、請求項1~5のいずれか一項に記載のセメント組成物。
- 前記電気集塵ダストの塩化物イオン量が前記電気集塵ダストの質量基準で0.05~2質量%である、請求項1~6のいずれか一項に記載のセメント組成物。
- 前記塩素バイパスダストの塩化物イオン量が前記塩素バイパスダストの質量基準で4~35質量%である、請求項1~7のいずれか一項に記載のセメント組成物。
- 当該セメント組成物の全質量を基準として、前記電気集塵ダスト及び前記塩素バイパスダストの合量が6.85~30質量%である、請求項1~8いずれか一項に記載のセメント組成物。
- 当該セメント組成物の全質量を基準として、前記クリンカーの量が65~90質量%である、請求項1~9のいずれか一項に記載のセメント組成物。
- セメントクリンカーと、石膏と、電気集塵ダストと、塩素バイパスダストとを混合する混合工程を含む、セメント組成物の製造方法であって、
当該セメント組成物の全質量を基準として電気集塵ダストの配合量が6.8~30質量%であり且つ塩素バイパスダストの配合量が0.05~5質量%である、セメント組成物の製造方法。 - 前記混合工程において、セメントクリンカーと、石膏と、電気集塵ダストと、塩素バイパスダストと、脱塩ダストとを混合する、請求項11に記載のセメント組成物の製造方法。
- 当該セメント組成物の全質量を基準として電気集塵ダストの配合量が10.3~30質量%である、請求項11に記載のセメント組成物の製造方法。
- 当該セメント組成物は混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を更に含み、当該セメント組成物の全質量を基準として石灰石及び高炉スラグの合量が5質量%超であり且つ20質量%以下である、請求項11~13のいずれか一項に記載のセメント組成物の製造方法。
- 当該セメント組成物は混合材として石灰石及び高炉スラグの少なくとも一方を更に含み、当該セメント組成物の全質量を基準として石灰石及び高炉スラグの合量が5質量%以下である、請求項11~13のいずれか一項に記載のセメント組成物の製造方法。
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