JP2018161991A - 車両側部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構造によりサイドシルとリアホイールハウスとの結合箇所近傍の剛性を高めることができる車両側部構造を提供する。【解決手段】車両側部構造1は、サイドシルアウタパネル21の後端部分が、サイドシルリアストレングス4とサイドシルリアエクステンション5との2部品で構成されている。サイドシルリアエクステンション5は、サイドシルリアストレングス4の後端部分に形成された切欠き部41を塞ぐ塞ぎ部51と、該塞ぎ部51の後端からリアホイールハウスアウタパネル31に沿って上方に立ち上がった立ち上がり部52と、を有している。この立ち上がり部52によってサイドシル2とリアホイールハウス3との結合箇所近傍の剛性が補強されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両側部構造に関するものである。
従来、車両側部構造においては、フロントピラー下部からリアホイールハウスまでサイドシル(ロッカとも言う)が配置され、サイドシル後端とリアホイールハウス前端とが結合された構造が一般的である(例えば特許文献1を参照)。また、サイドシルは、車両の側面衝突時における安全性を確保するために高強度な板金が使用されている。これに対し、リアホイールハウスは、リアサスペンションからの振動を受けるのに適した比較的柔軟な板金が使用されている。
特開平10−278846号公報
上述した車両側部構造においては、サイドシル後端とリアホイールハウス前端との結合箇所近傍の剛性を確保し難いという問題があった。この問題は、前記結合箇所がドア開口の角部をなしていることや、上述したようにリアホイールハウスに比較的柔軟な板金が使用されていることに起因している。
本発明はこのような観点からなされたものであり、簡素な構造によりサイドシルとリアホイールハウスとの結合箇所近傍の剛性を高めることができる車両側部構造を提供することを課題とする。
本発明の車両側部構造は、サイドシルアウタパネル、サイドシルインナパネルを有するサイドシルと、リアホイールハウスアウタパネル、リアホイールハウスインナパネルを有し、前記サイドシルの後端に結合されたリアホイールハウスと、を備えた車両側部構造において、前記サイドシルアウタパネルが、車両前後方向に延びたサイドシルリアストレングスと、前記サイドシルリアストレングスの後端部分に形成された切欠き部を塞ぐように当該サイドシルリアストレングスに結合されたサイドシルリアエクステンションと、を含んで構成され、前記サイドシルリアストレングスが、前記サイドシルインナパネルと間隔をあけて対向する側面と、該側面の上端から前記サイドシルインナパネル側に延びた上面と、を有し、前記切欠き部は、前記側面の上部及び該上部に続く前記上面が切り欠かれて形成されており、前記サイドシルリアエクステンションが、前記切欠き部を塞ぐ塞ぎ部と、該塞ぎ部の後端から前記リアホイールハウスアウタパネルに沿って上方に立ち上がった立ち上がり部と、を有し、前記サイドシルリアストレングスの前記側面の後端及び前記サイドシルリアエクステンションの前記立ち上がり部が、前記リアホイールハウスアウタパネルに結合されていることを特徴とする。
本発明の車両側部構造によれば、簡素な構造によりサイドシルとリアホイールハウスとの結合箇所近傍の剛性を高めることができる。
本発明の実施例にかかる車両側部構造を示す側面図である。 図1のサイドボディアウタパネルを取り除いた状態を示す側面図である。 図2のサイドシル後端近傍の拡大図である。 図2のサイドシルリアエクステンションを分離させた状態を示す分解図である。 図2のサイドシルリアストレングスを分離させた状態を示す分解図である。 図2の車両側部構造を車内側から見た斜視図であり、サイドシルインナパネルを取り除いた状態を示す斜視図である。 図2の車両側部構造を矢印D方向から見た斜視図である。
本発明は、サイドシルアウタパネル、サイドシルインナパネルを有するサイドシルと、リアホイールハウスアウタパネル、リアホイールハウスインナパネルを有し、サイドシルの後端に結合されたリアホイールハウスと、を備えた車両側部構造において、サイドシルアウタパネルが、車両前後方向に延びたサイドシルリアストレングスと、サイドシルリアストレングスの後端部分に形成された切欠き部を塞ぐように当該サイドシルリアストレングスに結合されたサイドシルリアエクステンションと、を含んで構成され、サイドシルリアストレングスが、サイドシルインナパネルと間隔をあけて対向する側面と、該側面の上端からサイドシルインナパネル側に延びた上面と、を有し、切欠き部は、側面の上部及び該上部に続く上面が切り欠かれて形成されており、サイドシルリアエクステンションが、切欠き部を塞ぐ塞ぎ部と、該塞ぎ部の後端からリアホイールハウスアウタパネルに沿って上方に立ち上がった立ち上がり部と、を有し、サイドシルリアストレングスの側面の後端及びサイドシルリアエクステンションの立ち上がり部が、リアホイールハウスアウタパネルに結合されていることを特徴とする車両側部構造である。
上記したように、本発明の車両側部構造は、サイドシルアウタパネルの後端部分が、サイドシルリアストレングスとサイドシルリアエクステンションとの2部品で構成されている。よって、材料歩留りを悪化させることなくサイドシルアウタパネルの後端部分を車両上方へ延長することができ、この延長部分(すなわち立ち上がり部)によってサイドシルとリアホイールハウスとの結合箇所近傍の剛性を補強できる。したがって、簡素な構造によりサイドシルとリアホイールハウスとの結合箇所近傍の剛性を高めることができる。また、サイドシルリアストレングスは側面衝突対応に適した高強度な板金を使用し、サイドシルリアエクステンションはリアホイールハウスの特性(リアサスペンションからの振動を受けるのに適したしなやかな特性)を損ねない板金(硬過ぎない板金)を使用することができる。このようにすることで、それぞれの部位を最適な硬さ及び最適な形状とすることができ、それぞれの部位に要求される特性を満たすことができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1〜7に示す本実施例の車両側部構造1は、自動車に適用される。また、図中の矢印Xは車幅方向を表しており、矢印Yは車両前後方向を表しており、矢印Zは車両上下方向を表している。
上記車両側部構造1は、図1,2に示すように、サイドシル2と、サイドシル2の後端に結合されたリアホイールハウス3と、車体外板をなすサイドボディアウタパネル6(図1にのみ示す)と、リアホイールハウスフロントリンフォース7と、を備えている。また、図1中の符号11はセンターピラーであり、符号12はリアドアが取り付けられるドア開口である。
リアホイールハウス3は、図2,6,7に示すように、車幅方向外側に配置されたリアホイールハウスアウタパネル31と、車幅方向内側に配置されたリアホイールハウスインナパネル32と、を有している。リアホイールハウスアウタパネル31は、車幅方向に延びかつアーチ状に形成された車幅方向面33と、車幅方向面33の内側端部にて曲げ起こされた内側フランジ35と、車幅方向面33の外側端部にて内側フランジ35と反対側に曲げられた側面34と、を有している。また、リアホイールハウスアウタパネル31には、リアサスペンションからの振動を受けるのに適した比較的柔軟な板金が使用されている。
サイドシル2は、不図示のフロントピラー下部からリアホイールハウス3にわたって配置されている。サイドシル2は、図4〜6に示すように、サイドシルアウタパネル21と、サイドシルインナパネル22と、サイドシルリアリンフォース23と、を有している。サイドシルアウタパネル21とサイドシルインナパネル22とは、車幅方向に対向配置されており、サイドシルアウタパネル21が車幅方向外側に、サイドシルインナパネル22が車幅方向内側に配置されている。サイドシルリアリンフォース23は、サイドシルアウタパネル21の内面に重ねられている。
サイドシルアウタパネル21は、フロントピラー下部からセンターピラー11下部にわたって車両前後方向に延びたサイドシルアウタフロントパネル10と、サイドシルリアストレングス4と、サイドシルリアエクステンション5と、を含んで構成されている。これら、サイドシルアウタフロントパネル10、サイドシルリアストレングス4、サイドシルリアエクステンション5は、それぞれ別部品として成形された後に溶接により結合されている。
サイドシルリアストレングス4は、サイドシルアウタフロントパネル10の後端、すなわち、センターピラー11下部からリアホイールハウス3下部にわたって車両前後方向に延びている。
サイドシルリアエクステンション5は、図2,4に示すように、サイドシルリアストレングス4の後端部分に形成された切欠き部41(後述する)を塞ぐようにサイドシルリアストレングス4に結合されている。
サイドシルインナパネル22は、サイドシルインナフロントパネル9と、サイドシルインナフロントパネル9の後端に溶接により結合されたサイドシルインナリアパネル8と、を含んで構成されている。図5に示すように、サイドシルインナフロントパネル9は、サイドシルアウタフロントパネル10及びサイドシルリアストレングス4の前半部と対向配置されている。また、サイドシルインナリアパネル8は、サイドシルリアストレングス4の後半部と対向配置されている。
サイドシルリアストレングス4は、1枚の板金にプレス加工が施されて成形されており、図4〜7に示すように、側面42と、上面43と、下面44と、上側フランジ45と、下側フランジ46と、を有している。また、サイドシルリアストレングス4には、車両の側面衝突時における安全性を確保するために高強度な板金が使用されている。
図5に示すように、側面42は、サイドシルインナフロントパネル9の側面92及びサイドシルインナリアパネル8の側面82と間隔をあけて対向している。この側面42の後端42aは、リアホイールハウスアウタパネル31の側面34の下端と溶接されている。
上面43は、側面42の上端からサイドシルインナパネル22側に延びている。下面44は、側面42の下端からサイドシルインナパネル22側に延びている。
上側フランジ45は、上面43の車幅方向内側端部にて上方に曲げ起こされている。この上側フランジ45は、サイドシルインナフロントパネル9の上側フランジ95及びサイドシルインナリアパネル8の上側フランジ85と溶接されている。
下側フランジ46は、下面44の車幅方向内側端部にて下方に曲げられている。この下側フランジ46は、サイドシルインナフロントパネル9の下側フランジ96及びサイドシルインナリアパネル8の下側フランジ86と溶接されている。
サイドシルリアストレングス4の側面42には、車両前後方向に延びたビード47が形成されている。ビード47は、車幅方向外側に凸に形成されており、側面42の全長にわたって形成されている。サイドシルリアストレングス4の上面43には、複数のビード48が形成されている。複数のビード48は、車両前後方向に互いに間隔をあけて並んでいる。これら複数のビード47,48により、サイドシルリアストレングス4の剛性が高められている。また、上記サイドシルリアリンフォース23は、サイドシルリアストレングス4の側面42及び上面43の内面に重ねられて溶接されており、サイドシルリアストレングス4の剛性を補強している。
サイドシルリアストレングス4の後端部分に形成された上記切欠き部41は、図3,4に示すように、側面42の上部、該上部に続く上面43、及び、該上面43に続く上側フランジ45が切り欠かれて形成されている。
サイドシルリアエクステンション5は、1枚の板金にプレス加工が施されて成形されており、切欠き部41を塞ぐ塞ぎ部51と、塞ぎ部51の後端からリアホイールハウスアウタパネル31に沿って上方に立ち上がった立ち上がり部52と、を有している。
なお、従来構造においては、サイドシルリアストレングスに切欠き部41が形成されておらず、該サイドシルリアストレングスは塞ぎ部51に相当する部分まで存在していた。すなわち、本車両側部構造1においては、従来構造に存在しなかった立ち上がり部52が新たに追加されている。そして、この立ち上がり部52によって、サイドシル2とリアホイールハウス3との結合箇所近傍の剛性が高められている。なお、従来構造のサイドシルリアストレングスを立ち上がり部52に相当する部分まで車両上方へ延長することは、サイドシルリアストレングスを構成する板金が高強度なものであるがゆえに、成形性が悪く現実的ではなかった。また、仮に、立ち上がり部52に相当する部分まで延長されたサイドシルリアストレングスを一枚の板金で成形できたとしても、そのようなL字形状のサイドシルリアストレングスは、材料歩留りが非常に悪かった。
また、本実施例のサイドシルリアエクステンション5には、リアホイールハウスアウタパネル31を構成する板金よりも硬く、サイドシルリアストレングス4を構成する板金よりも柔らかい板金が使用されている。本発明においては、このように、サイドシルリアエクステンション5を構成する板金がサイドシルリアストレングス4を構成する板金よりも柔らかい板金であることが好ましい。このようにすることで、リアホイールハウス3の特性、すなわちリアサスペンションからの振動を受けるのに適したしなやかな特性を損ねることなく、サイドシル2とリアホイールハウス3との結合箇所近傍の剛性を補強することができる。
塞ぎ部51は、サイドシルリアストレングス4の上面43に連続する第1上面53aと、サイドシルリアストレングス4の側面42に連続する第1側面54aと、サイドシルリアストレングス4の上側フランジ45に連続する第1フランジ55aと、を有している。塞ぎ部51は、第1上面53aの前端部、第1側面54aの下端部、第1フランジ55aの前端部が切欠き部41の縁部に重ねられて溶接されることにより、サイドシルリアストレングス4に結合されている。また、第1フランジ55aは、サイドシルインナリアパネル8の上側フランジ85と溶接されている。
立ち上がり部52は、上記第1上面53aに連なった第2上面53bと、上記第1側面54aに連なった第2側面54bと、上記第1フランジ55aに連なった第2フランジ55bと、第3フランジ56と、を有している。
第2上面53bは、第1上面53aとの間に角度をなしている。これら第1上面53a及び第2上面53bは、ドア開口12の角部に位置している。また、第2上面53bは、リアホイールハウスアウタパネル31の車幅方向面33と間隔をあけて対向している。
第2側面54bは、第2上面53bの車幅方向外側端部にて車幅方向面33側に曲げられており、リアホイールハウスアウタパネル31の内側フランジ35と間隔をあけて対向している。
第2フランジ55bは、第2上面53bの車幅方向内側端部にて車幅方向面33と反対側に曲げ起こされており、リアホイールハウスアウタパネル31の内側フランジ35と溶接されている。
第3フランジ56は、第2側面54bの第2上面53bから離れた端部にて車幅方向外側に曲げられており、リアホイールハウスアウタパネル31の車幅方向面33と溶接されている。
上述したように、立ち上がり部52は、その車幅方向の外側端部の第3フランジ56が車幅方向面33に結合され、その車幅方向内側端部の第2フランジ55bが内側フランジ35に結合されて、リアホイールハウスアウタパネル31と共に中空閉断面を構成する。本車両側部構造1においては、このように立ち上がり部52がリアホイールハウスアウタパネル31に対して筋交いとして作用することでドア開口12の変形を抑制している。
サイドシルリアエクステンション5の第1上面53a及び第2上面53bには、複数のビード57が形成されている。複数のビード57は、車両前後方向に互いに間隔をあけて並んでいる。また、サイドシルリアエクステンション5の第1側面54a及び第2側面54bには、これら第1側面54a及び第2側面54bに跨って延びたビード58が形成されている。これらビード57,58により、サイドシルリアエクステンション5の剛性が高められている。
上述したように、サイドシルリアエクステンション5は、サイドシルリアストレングス4と別で成形された後に結合されており、さらに、サイドシルリアストレングス4よりも柔らかい板金が使用されていることから、上述した複雑な形状の成形が可能になる。
サイドボディアウタパネル6は、上述したサイドシル2及びリアホイールハウス3の車幅方向外側に配置されてこれらを覆う。図1に示すように、サイドシルアウタパネル21の下部とリアホイールハウス3の一部は、サイドボディアウタパネル6で覆われずに露出している。また、図1中のA部は、ドア開口12の角部近傍である。このA部においては、リアホイールハウスアウタパネル31の内側フランジ35、立ち上がり部52の第2フランジ55b、サイドボディアウタパネル6の3枚が重ねられて溶接されている。
なお、従来構造において、前述したA部に相当する部位は、リアホイールハウスアウタパネルの内側フランジとサイドボディアウタパネルの2枚が重ねられて溶接されていた。本車両側部構造1においては、これに立ち上がり部52の第2フランジ55bを加えた3枚を重ねる構造とすることでドア開口12の変形を抑制している。
リアホイールハウスフロントリンフォース7は、図6,7に示すように、リアホイールハウス3における前端下部かつサイドシルリアエクステンション5と反対側(裏側)に配置されている。このリアホイールハウスフロントリンフォース7には、リアサスペンションの構成部品であるトレーリングアームが連結される。図7中の符号71は、トレーリングアーム取付用穴である。
また、図7中のB部においては、リアホイールハウスフロントリンフォース7、リアホイールハウスアウタパネル31の車幅方向面33、立ち上がり部52の第3フランジ56の3枚が重ねられて溶接されている。この構造により、リアサスペンションからリアホイールハウスフロントリンフォース7に入力された振動がサイドシルリアエクステンション5を介して硬いサイドシルリアストレングス4へ効率良く伝達されるので、操安性を向上させることができる。
なお、従来構造においては、立ち上がり部52に相当する部分が存在しなかったため、リアサスペンションからリアホイールハウスフロントリンフォースに入力された振動が、柔らかいリアホイールハウスアウタパネルを介してサイドシルリアストレングスへ伝達されていた。本車両側部構造1においては、上述した構成により、この振動伝達効率が高められている。
以上説明したように、車両側部構造1によれば、サイドシルアウタパネル21の後端部分が、サイドシルリアストレングス4とサイドシルリアエクステンション5との2部品で構成されている。よって、材料歩留りを悪化させることなくサイドシルアウタパネル21の後端部分を車両上方へ延長することができ、この延長部分(すなわち立ち上がり部52)によってサイドシル2とリアホイールハウス3との結合箇所近傍の剛性を補強できる。したがって、簡素な構造によりサイドシル2とリアホイールハウス3との結合箇所近傍の剛性を高めることができる。また、それぞれの部位を最適な硬さ及び最適な形状とすることができ、それぞれの部位に要求される特性を満たすことができる。
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施例に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施例に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 車両側部構造
2 サイドシル
3 リアホイールハウス
4 サイドシルリアストレングス
5 サイドシルリアエクステンション
21 サイドシルアウタパネル
22 サイドシルインナパネル
31 リアホイールハウスアウタパネル
32 リアホイールハウスインナパネル
41 切欠き部
42 側面
43 上面
51 塞ぎ部
52 立ち上がり部

Claims (4)

  1. サイドシルアウタパネル、サイドシルインナパネルを有するサイドシルと、リアホイールハウスアウタパネル、リアホイールハウスインナパネルを有し、前記サイドシルの後端に結合されたリアホイールハウスと、を備えた車両側部構造において、
    前記サイドシルアウタパネルが、車両前後方向に延びたサイドシルリアストレングスと、前記サイドシルリアストレングスの後端部分に形成された切欠き部を塞ぐように当該サイドシルリアストレングスに結合されたサイドシルリアエクステンションと、を含んで構成され、
    前記サイドシルリアストレングスが、前記サイドシルインナパネルと間隔をあけて対向する側面と、該側面の上端から前記サイドシルインナパネル側に延びた上面と、を有し、
    前記切欠き部は、前記側面の上部及び該上部に続く前記上面が切り欠かれて形成されており、
    前記サイドシルリアエクステンションが、前記切欠き部を塞ぐ塞ぎ部と、該塞ぎ部の後端から前記リアホイールハウスアウタパネルに沿って上方に立ち上がった立ち上がり部と、を有し、
    前記サイドシルリアストレングスの前記側面の後端及び前記サイドシルリアエクステンションの前記立ち上がり部が、前記リアホイールハウスアウタパネルに結合されている
    ことを特徴とする車両側部構造。
  2. 前記リアホイールハウスアウタパネルが、車幅方向に延びた車幅方向面と、該車幅方向面の内側端部にて曲げ起こされた内側フランジと、を有し、
    前記立ち上がり部は、その車幅方向の外側端部が前記リアホイールハウスアウタパネルの前記車幅方向面に結合され、その車幅方向内側端部が前記リアホイールハウスアウタパネルの前記内側フランジに結合されて、前記リアホイールハウスアウタパネルと共に中空閉断面を構成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記リアホイールハウスの部位において、その車幅方向外側に配置されるサイドボディアウタパネルをさらに備え、
    前記リアホイールハウスアウタパネルの前記内側フランジにて、当該内側フランジ、前記立ち上がり部の車幅方向の内側端部、前記サイドボディアウタパネルが重ねられて溶接されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両側部構造。
  4. リアサスペンションの構成部品が連結されるリアホイールハウスフロントリンフォースをさらに備え、
    前記リアホイールハウスフロントリンフォースが、前記リアホイールハウスにおける前記サイドシルリアエクステンションと反対側に配置され、
    前記リアホイールハウスフロントリンフォース、前記リアホイールハウスアウタパネル、前記立ち上がり部が重ねられて溶接されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両側部構造。
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