JP2018158014A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な測定機器を用いることなく、被施療者のこり具合の指標を得ることができるマッサージ機を提供する。【解決手段】マッサージ機は、揉み玉を使用したマッサージを行うためのマッサージユニット17を含む。マッサージユニット17は、揉み玉を用いて揉み上げ動作または揉み下げ動作を行う揉み機構を含む。揉み機構は、揉み用モータ48を含んでいる。マッサージ機の制御部60は、揉み用モータ制御部62およびこり具合表示制御部64を含む。揉み用モータ制御部62は、揉み用モータ48の回転速度が所定の一定速度となるように、揉み用モータ48の駆動回路75を制御する。こり具合表示制御部64は、揉み上げ動作または揉み下げ動作が行われているときに、揉み用モータ48に流れるモータ電流を積算する。【選択図】図3

Description

この発明は、椅子型マッサージ機等のマッサージ機に関する。
特許文献1には、座部と、背もたれ部と、肘掛部と、脚載部と、これらの土台となる基台部とを備えた椅子型マッサージ機が開示されている。特許文献1の背もたれ部には、左右一対の揉み玉を備えたマッサージユニットが、昇降可能に取り付けられている。マッサージユニットは、揉み玉を偏心回動させる揉み機構と、揉み玉を前後に揺動させる叩き機構とを含む。揉み機構は、アクチュエータとして揉み用モータを含む。叩き機構はアクチュエータとして、叩き用モータを含む。
特開2012−250072号公報
この発明の目的は、特別な測定機器を用いることなく、被施療者のこり具合の指標を得ることができるマッサージ機を提供することである。
この発明によるマッサージ機は、電動モータを含みかつ所定のマッサージ動作を行うためのマッサージ機構と、前記マッサージ動作時に前記電動モータの回転速度が所定の一定速度となるように前記電動モータを速度フィードバック制御するモータ制御手段と、前記電動モータに流れるモータ電流を検出するための電流検出手段と、前記マッサージ動作が行われているときに、前記電流検出手段によって検出されるモータ電流を積算する電流積算手段とを含む。
電動モータは、その回転速度が所定の一定速度となるように制御されるので、電動モータに流れるモータ電流は、モータ負荷が大きくなると大きくなり、モータ負荷が小さくなると小さくなる。つまり、電動モータに流れるモータ電流は、モータ負荷の大きさの変化に応じて変化する。電動モータのモータ負荷は、被施療者の筋肉が硬いほど大きくなる。一方、筋肉の硬さは、こり具合に応じて変化すると考えられている。つまり、こり具合が重いほど、筋肉が硬くなると考えられている。したがって、電動モータのモータ電流の積算値は、被施療者のこり具合の指標になると考えられる。この構成では、電動モータのモータ電流の積算値が得られるので、特別な測定機器を用いることなく、被施療者のこり具合の指標を得ることが可能となる。
この発明の一実施形態では、前記電流積算手段によって積算されたモータ電流積算値に基づいて、被施療者のこり具合の指標値を演算する指標値演算手段を含む。
この発明の一実施形態では、前記指標値演算手段は、所定期間内において前記電流積算手段によって積算されたモータ電流積算値の総和を、所定の基準積算時間当たりのモータ電流積算値に正規化することにより、前記指標値を演算するように構成されている。
この発明の一実施形態では、表示装置と、前記指標値演算手段によって演算された前記指標値を、前記表示装置に表示する指標値表示手段とを含む。
この発明の一実施形態では、前記電流積算手段は、前記マッサージ動作が行われているときに、施療部位別にモータ電流を積算するように構成されており、前記指標値演算手段は、前記電流積算手段によって積算された施療部位別の電流積算値に基づいて、施療部位別に指標値を演算するように構成されており、前記指標値表示手段は、前記指標値演算手段によって演算された施療部位別の指標値を、前記表示装置に施療部位別に表示するように構成されている。
この発明の一実施形態では、前記マッサージ動作が揉み動作であり、前記マッサージ機構が揉み機構である。
この発明の一実施形態では、前記マッサージ動作が揉み上げ動作または揉み下げ動作であり、前記マッサージ機構が揉み機構である。
この発明の一実施形態では、前記マッサージ動作が叩き動作であり、前記マッサージ機構が叩き機構である。
図1は、この発明の実施形態に係る椅子型マッサージ機の外観を示す一部切り欠き斜視図である。 図2は、マッサージユニットの構成を図解的に示す斜視図である。 図3は、前記椅子型マッサージ機の電気的構成を示すブロック図である。 図4は、揉み用モータの駆動回路および揉み用モータ制御部の構成ならびに揉み用モータ電流演算部を示すブロック図である。 図5は、叩き用モータの駆動回路および叩き用モータ制御部の構成ならびに叩き用モータ電流演算部を示すブロック図である。 図6Aは電流積算値ログの内容例を示す模式図であり、図6Bは電流積算値ログの他の内容例を示す模式図である。 図7Aは、こり具合表示制御部によって実行される第1のログ作成処理の手順の一部を示すフローチャートである。 図7Bは、こり具合表示制御部によって実行される第1のログ作成処理の手順の一部を示すフローチャートである。 図8は、こり具合表示制御部によって実行される第2のログ作成処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、1日毎に得られた「揉み上げ」の施療部位別の総電流積算値に対する基準積算時間当たりの電流積算値の7日分のデータを含む表示画面例を示す模式図である。 図10は、「揉み上げ」の施療部位別の施術前の基準積算時間当たりの電流積算値と、「揉み上げ」の施療部位別の施術後の基準積算時間当たりの電流積算値とを含む表示画面例を示す模式図である。 図11は、「揉み上げ」の施療部位別の施術前の基準積算時間当たりの電流積算値と、「揉み上げ」の施療部位別の施術後の基準積算時間当たりの電流積算値とを含む表示画面の他の例を示す模式図である。 図12は、「揉み上げ」の施療部位別の施術前の基準積算時間当たりの電流積算値と、それまでの当該電流積算値の平均値とを含む表示画面例を示す模式図である。
以下、この発明を椅子型マッサージ機に適用した場合の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る椅子型マッサージ機1の外観を示す一部切り欠き斜視図である。
椅子型マッサージ機1は、座部11と、背もたれ部12と、肘掛部13と、オットマン(脚載部)14と、これらの土台となる基台部10とを含む。
以下の説明において、前後方向、左右方向および上下方向とは、被施療者が椅子型マッサージ機1に通常の姿勢で着座したときに、その被施療者から見た場合の前後方向、左右方向および上下方向をそれぞれいうものとする。
座部11は、基台部10上に配置されている。背もたれ部12は、座部11の後部に配置されている。肘掛部13は、座部11の左右両側に配置されている。オットマン14は、座部11の前側に配置されている。背もたれ部12は、背もたれ回動用アクチュエータ15(図3参照)により、座部11に対して、傾動可能に支持されている。また、オットマン14は、オットマン回動用アクチュエータ16(図3参照)により、座部上部近傍に設けられた左右方向に延びる支軸を中心として回動できるようになっている。
背もたれ部12には、マッサージユニット17が内蔵されている。マッサージユニット17は、左右一対の揉み玉41を使用した各種マッサージを行うためのものである。背もたれ部12には、上下方向に延びる左右一対の断面U形状のガイドレール19,20(図2参照)が設けられており、マッサージユニット17はガイドレール19,20に沿って上下方向に移動できるようになっている。マッサージユニット17の詳細な構成については、後述する。
座部11、背もたれ部12、肘掛部13およびオットマン14には、エアバック(図示略)が設けられている。各エアバッグは、エアポンプ(図示略)から電磁弁(図示略)を介して空気が供給されることにより膨張する。各エアバッグは、収縮時は偏平な形態であり、適宜膨張することで、被施療者に対して押圧の刺激を加える。
一方の肘掛部13には、リモコンスタンド21およびディスプレイスタンド22が取り付けられている。リモコンスタンド21には、被施療者が椅子型マッサージ機1を操作するためのリモートコントローラ(リモコン)23が取外し自在に取り付けられている。ディスプレイスタンド22には、表示装置24が取外し自在に取り付けられている。この実施形態では、表示装置24はタッチパネル式ディスプレイである。
図2は、マッサージユニット17の構成を図解的に示す斜視図である。
マッサージユニット17は、ガイドレール19,20に対して昇降自在に取り付けられている。マッサージユニット17は、矩形枠状のメインフレーム31を含む。メインフレーム31は、左右一対の側壁と、これらの側壁の上端どうしおよび下端どうしをそれぞれ結合する天壁および底壁とからなる。メインフレーム31には、左右方向に延びたガイド軸32および昇降用駆動軸33が回転自在に取り付けられている。ガイド軸32は、メインフレーム31の上部に配置され、昇降用駆動軸33はメインフレーム31の下部に配置されている。ガイド軸32および昇降用駆動軸33の両端部は、メインフレーム31の両側壁から外方に突出している。ガイド軸32の両端部には、ガイドレール19,20によって案内されるガイドローラ34が取り付けられている。昇降用駆動軸33の両端部には、ガイドレール19,20に設けられたラック(図示略)と噛み合うピニオンギヤ35が取り付けられている。メインフレーム31には、昇降用駆動軸33を回転させるための昇降用モータ36が取り付けられている。昇降用モータ36は、昇降用駆動軸33にギヤ機構37を介して連結されている。昇降用モータ36が回転されることによって、マッサージユニット17はガイドレール19,20に沿って昇降される。
マッサージユニット17には、昇降用駆動軸33の回転量を検出することによって、マッサージユニット17の昇降位置(上下方向位置)を検出するための昇降位置センサ38が設けられている。昇降位置センサ38は、昇降用駆動軸33の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
昇降用駆動軸33の長さ中間部には、揺動フレーム39が前後方向に揺動自在に取り付けられている。揺動フレーム39には、左右一対の揉み玉41およびその駆動機構を備えた揉み玉駆動ユニット40が取り付けられている。メインフレーム31には、揺動フレーム(揉み玉駆動ユニット)を前後方向に進退させるための揉み玉駆動ユニット進退機構が設けられている。
揉み玉駆動ユニット進退機構について説明する。メインフレーム31には、ガイド軸32の下側に配置されかつ左右方向に延びた進退軸42が回転自在に取り付けられている。メインフレーム31の一方の側部には、進退軸42を回転させるための進退用モータ43が取り付けられている。進退用モータ43は、ギヤ機構44を介して進退軸42に連結されている。進退軸42の長さ中間部には、左右一対のピニオンギヤ45が取り付けられている。揺動フレーム39の上部には、左右一対のピニオンギヤ45と噛み合う円弧状ラック46がそれぞれ設けられている。進退用モータ43によって進退軸42が回転されると、ピニオンギヤ45が回転し、円弧状ラック46が移動する。これにより、揺動フレーム39が昇降用駆動軸33を中心として揺動する。これにより、揉み玉駆動ユニット40(揉み玉41)が前後方向に進退する。
マッサージユニット17には、進退軸42の回転量を検出することによって、揉み玉駆動ユニット40の前後位置を検出するための前後位置センサ47が設けられている。前後位置センサ47は、進退軸42の回転量を検出するためのロータリーエンコーダからなる。
揉み玉駆動ユニット40は、揉み玉41を偏心回動させることによって揉み動作を行う揉み機構と、揉み玉41を前後方向に揺動させることによって叩き動作を行う叩き機構とを備えている。揉み機構は、アクチュエータとしての揉み用モータ48を含んでいる。叩き機構は、アクチュエータとしての叩き用モータ49を含んでいる。
揉み動作には、揉み玉が上方向に動作する「揉み上げ」と、揉み玉が下方向に動作する「揉み下げ」とがある。「揉み上げ」と「揉み下げ」とでは、揉み用モータ48の回転方向が逆となる。マッサージユニット17には、揉み用モータ48のロータの回転角を検出するための回転角センサ50(図3参照)が設けられている。また、マッサージユニット17には、叩き用モータ49のロータの回転角を検出するための回転角センサ51(図3参照)が設けられている。回転角センサ50,51は、例えば、ロータリーエンコーダからなる。
図3は、椅子型マッサージ機1の電気的構成を示すブロック図である。図3においては、説明の便宜上、各エアバッグを膨張収縮させるためのエアポンプおよびその駆動回路ならびに電磁弁およびその駆動回路は省略されている。
椅子型マッサージ機1の内部には、椅子型マッサージ機1を制御するための制御部60が内蔵されている。制御部60は、マイクロコンピュータを含み、CPU、メモリ(RAM、ROM、不揮発性メモリ)61等を備えている。メモリ61には、椅子型マッサージ機1を制御するためのプログラム、必要なデータ等が記憶される。また、制御部60は、内部時計を備えている
制御部60には、リモコン23、表示装置24、背もたれ回動用アクチュエータ15の駆動回路71およびオットマン回動用アクチュエータ16の駆動回路72が接続されている。制御部60には、さらに、マッサージユニット17内の昇降用モータ36の駆動回路73、進退用モータ43の駆動回路74、揉み用モータ48の駆動回路75および叩き用モータ49の駆動回路76が接続されている。制御部60には、さらに、マッサージユニット17内の昇降位置センサ38、前後位置センサ47および回転角センサ50,51が接続されている。
制御部60は、リモコン23の操作等に基づいて、各アクチュエータ15,16の駆動回路71,72を制御する。また、制御部60は、リモコン23の操作等に基づいて、各モータ36,43,48,49の駆動回路73〜76、エアポンプの駆動回路(図示略)および電磁弁の駆動回路(図示略)を制御する。これにより、椅子型マッサージ機1は、各種のマッサージを行えるようになっている。マッサージモードには、自動モードと手動モードとがある。自動モードでは、複数種類のマッサージコースの中から被施療者によって選択されたマッサージコースに従ったマッサージが行われる。手動モードでは、被施療者によって選択されたマッサージ種類のマッサージが行われる。メモリ61には、複数種類のマッサージコースに応じた複数種類のマッサージプログラムが記憶されている。
制御部60は、揉み用モータ48の駆動時に、揉み用モータ48の回転速度(回転数)が所定の一定速度となるように駆動回路75を制御するための揉み用モータ制御部62を含んでいる。また、制御部60は、叩き用モータ49の駆動時に、叩き用モータ49の回転速度(回転数)が所定の一定速度となるように駆動回路76を制御するための叩き用モータ制御部63を含んでいる。揉み用モータ48および叩き用モータ49は、それらの回転速度が一定速度となるように制御されるので、モータ負荷が大きくなるとモータ電流が大きくなり、モータ負荷が小さくなるとモータ電流が小さくなる。つまり、これらのモータ電流は、モータ負荷の大きさの変化に応じて変化する。これらのモータ48,49のモータ負荷は、被施療者の筋肉が硬いほど大きくなる。一方、筋肉の硬さはこり具合に応じて変化すると考えられている。つまり、こり具合が重いほど、筋肉が硬くなると考えられている。したがって、揉み用モータ48または叩き用モータ49のモータ電流の積算値は、被施療者のこり具合の指標になると考えられる。
この実施形態では、制御部60は、揉み用モータ48に流れるモータ電流を演算するための揉み用モータ電流演算部65および叩き用モータ49に流れるモータ電流を演算するための叩き用モータ電流演算部66を含んでいる。さらに、制御部60は、揉み用モータ48に流れるモータ電流の積算値および叩き用モータ49に流れるモータ電流の積算値を演算し、得られたモータ電流積算値に基づいて被施療者のこり具合の指標値を演算して表示するためのこり具合表示制御部64を含んでいる。
以下、揉み用モータ制御部62、叩き用モータ制御部63、揉み用モータ電流演算部65、叩き用モータ電流演算部66およびこり具合表示制御部64について詳しく説明する。
まず、揉み用モータ制御部62および揉み用モータ電流演算部65ならびに叩き用モータ制御部63および叩き用モータ電流演算部66について説明する。
図4は、揉み用モータ48の駆動回路75および揉み用モータ制御部62の構成ならびに揉み用モータ電流演算部65を示すブロック図である。
この実施形態では、揉み用モータ48は、ブラシ付き直流モータからなる。駆動回路75は、第1〜第4の4つのスイッチング素子81A〜84Aを含むHブリッジ回路からなる。各スイッチング素子81A〜84Aは、例えばトランジスタからなる。具体的には、駆動回路75は、ハイサイドの第1スイッチング素子81Aとローサイドの第2スイッチング素子82Aとからなる直列回路と、ハイサイドの第3スイッチング素子83Aとローサイドの第4スイッチング素子84Aとからなる直列回路とを含んでいる。各直列回路のハイサイドのスイッチング素子81A,83Aのコレクタは、電源85Aの正極端子に接続されている。第1スイッチング素子81Aのエミッタは、第2スイッチング素子82Aのコレクタに接続されている。第3スイッチング素子83Aのエミッタは、第4スイッチング素子84Aのコレクタに接続されている。各直列回路のローサイドのスイッチング素子82A,84Aのエミッタは、接地されている。
第1スイッチング素子81Aと第2スイッチング素子82Aとの接続点には、揉み用モータ48の第1端子が接続されている。第3スイッチング素子83Aと第4スイッチング素子84Aとの接続点は、シャント抵抗86Aを介して揉み用モータ48の第2端子に接続されている。シャント抵抗86Aは、揉み用モータ48に流れるモータ電流を検出するための電流検出用抵抗である。揉み用モータ電流演算部65は、シャント抵抗86Aの両端間の電圧を測定することによって揉み用モータ48に流れるモータ電流Im1を検出する。
第2スイッチング素子82Aおよび第3スイッチング素子83Aがオフとされ、第1スイッチング素子81Aおよび第4スイッチング素子84Aがオンとされると、揉み用モータ48は例えば正転方向に回転される。第1スイッチング素子81Aおよび第4スイッチング素子84Aがオフとされ、第2スイッチング素子82Aおよび第3スイッチング素子83Aがオンとされると揉み用モータ48は例えば逆転方向に回転される。
揉み用モータ制御部62は、回転方向設定部90Aと、速度指令値設定部91Aと、速度偏差演算部92Aと、PI制御部93Aと、PWM制御部94Aと、回転角演算部95Aと、回転速度演算部96Aとを含む。回転角演算部95Aは、回転角センサ50の出力信号に基づいて、揉み用モータ48のロータ回転角を演算する。回転速度演算部96Aは、回転角演算部95Aによって演算された揉み用モータ48のロータ回転角を時間微分することにより、揉み用モータ48の回転速度を演算する。
回転方向設定部90Aは、実行しようとする揉み動作の種類(揉み上げまたは揉み下げ)に応じた回転方向指令値を設定する。回転方向設定部90Aによって設定された回転方向指令値は、PWM制御部94Aに与えられる。速度指令値設定部91Aは、揉み用モータ48の回転速度指令値を設定する。この実施形態では、回転速度指令値は所定の一定値である。
速度偏差演算部92Aは、速度指令値設定部91Aによって設定された回転速度指令値と、回転速度演算部96Aによって演算された回転速度との偏差(速度偏差)を演算する。PI制御部93Aは、速度偏差演算部92Aによって演算された速度偏差に対してPI演算(比例積分演算)を行うことによって、電圧指令値を演算する。
PWM制御部94Aは、回転方向設定部90Aから与えられる回転方向指令値と、PI制御部93Aから与えられる電圧指令値とに基づいて、第1および第4スイッチング素子81A,84Aにそれぞれ与えられる第1および第4PWM信号と、第3および第2スイッチング素子83A,82Aにそれぞれ与えられる第3および第2PWM信号とを生成して、駆動回路75に与える。回転方向指令値が正転方向を表す指令値である場合には、第1および第4PWM信号は電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号として生成され、第3および第2PWM信号は非アクティブな信号となる。なお、この場合、第4PWM信号を、電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号ではなくHレベルの信号としてもよい。
一方、回転方向指令値が逆転方向を表す指令値である場合には、第3および第2PWM信号は電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号として生成され、第1および第4PWM信号は非アクティブな信号となる。なお、この場合、第2PWM信号を、電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号ではなくHレベルの信号としてもよい。
駆動回路75は、PWM制御部94Aから与えられる第1〜第4PWM信号に基づいて、第1〜第4スイッチング素子81A〜84Aを制御する。これにより、揉み用モータ48は、回転方向が回転方向設定部90Aによって設定された回転方向となり、回転速度が速度指令値設定部91Aによって設定された回転速度(所定の一定速度)と等しくなるように回転駆動される。
図5は、叩き用モータ49の駆動回路76および叩き用モータ制御部63の構成ならびに叩き用モータ電流演算部66を示すブロック図である。図5において、図4の91A〜96Aで示される各部に対応する部分には、91B〜96Bの符号を付して示す。
この実施形態では、叩き用モータ48は、ブラシ付き直流モータからなる。叩き用モータ48の駆動回路76は、スイッチング素子81Bを含む。スイッチング素子81Bは、例えばトランジスタからなる。スイッチング素子81Bのコレクタは、電源85Bの正極端子に接続されている。スイッチング素子81Bのエミッタは、叩き用モータ49の第1端子に接続されている。叩き用モータ49の第2端子は、シャント抵抗86Bを介して接地されている。シャント抵抗86Bは、叩き用モータ49に流れるモータ電流を検出するための電流検出用抵抗である。叩き用モータ電流演算部66は、シャント抵抗86Bの両端間の電圧を測定することによって叩き用モータ49に流れるモータ電流Im2を検出する。
叩き用モータ制御部63は、速度指令値設定部91Bと、速度偏差演算部92Bと、PI制御部93Bと、PWM制御部94Bと、回転角演算部95Bと、回転速度演算部96Bとを含む。速度指令値設定部91B、速度偏差演算部92B、PI制御部93B、回転角演算部95Bおよび回転速度演算部96Bの動作は、揉み用モータ制御部62の速度指令値設定部91A、速度偏差演算部92A、PI制御部93A、回転角演算部95Aおよび回転速度演算部96Aの動作と同様である。PWM制御部94Bは、PI制御部93Bから与えられる電圧指令値に基づいて、電圧指令値に応じたデューティ比のPWM信号を生成し、駆動回路76に与える。駆動回路76は、PWM制御部94Bから与えられるPWM信号に基づいて、スイッチング素子81Aを制御する。これにより、叩き用モータ49は、回転速度が速度指令値設定部91Bによって設定される回転速度(所定の一定速度)に等しくなるように回転駆動される。
次に、こり具合表示制御部64について説明する。こり具合表示制御部64は、揉み用モータ48に流れるモータ電流の揉み種類および部位別の積算値に関するログ(電流積算値ログ)の作成処理(以下、「第1のログ作成処理」という)を行う。また、こり具合表示制御部64は、叩き用モータ49に流れるモータ電流の部位別の積算値に関するログ(電流積算値ログ)の作成処理(以下、「第2のログ作成処理」という)を行う。また、こり具合表示制御部64は、これらの電流積算値ログに基づいて、各種表示データを作成して表示装置24に表示する。
図6Aは、電流積算値ログの内容例を示す模式図である。
電流積算値ログは、積算開始時刻と、施療種類と、施療部位と、モータ電流積算値と、積算終了時刻と、積算時間とを含んでいる。施療種類には、この実施形態では、「揉み上げ」、「揉み下げ」および「叩き」がある。施療部位には、この実施形態では、「肩」、「背中」および「腰」がある。モータ電流積算値には、揉み用モータ48のモータ電流積算値と、叩き用モータ49のモータ電流積算値とがある。積算時間は、積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。
電流積算値ログの種類は、表1に示すように9種類(L1〜L9)となる。
Figure 2018158014
なお、「揉み上げ」と「揉み下げ」とを区別せずに、両者を「揉み」として扱うようにしてもよい。この場合には、施療種類は「揉み」と「叩き」の2種類となるため、電流積算値ログの種類は、表2に示すように6種類(L1〜L6)となる。なお、揉み機構が、揉み上げ動作および揉み下げ動作のうちのいずれ一方のみを行うものである場合も同様である。
Figure 2018158014
図7Aおよび図7Bは、こり具合表示制御部64によって実行される第1のログ作成処理の手順を示すフローチャートである。
こり具合表示制御部64は、揉み上げ動作が開始されたか否か(ステップS1)および揉み下げ動作が開始されたか否か(ステップS2)を監視している。
揉み上げ動作が開始されると(ステップS1:YES)、こり具合表示制御部64は、現在の時刻、施療種類(この場合は「揉み上げ」)および施療部位を、新規ログのログデータとしてメモリ61に記憶する(ステップS3)。この際、現在時刻は、積算開始時刻を表すログデータとして記憶される。施療部位は、現在実行されているマッサージプログラムから特定してもよいし、昇降位置センサ38によって検出される昇降位置から判定してもよい。ログデータは、不揮発性メモリに記憶される。
次に、こり具合表示制御部64は、揉み用モータ48のモータ電流Im1のサンプリングおよび積算処理を行う(ステップS4)。具体的には、こり具合表示制御部64は、揉み用モータ48のモータ電流Im1を揉み用モータ電流演算部65(図4参照)から取得する。そして、こり具合表示制御部64は、メモリ61内の所定の第1積算値記憶エリアに記憶されている電流積算値に取得したモータ電流Im1を加算し、その加算結果を第1積算値記憶エリアに記憶する。これにより、第1積算値記憶エリア内の電流積算値が更新される。なお、電流積算値の初期値は零である。第1積算値記憶エリアは、モータ電流Im1の積算値を一時的に記憶する領域であり、RAM(揮発性メモリ)内に設定される。
次に、こり具合表示制御部64は、施療部位が変化したか否かを判別する(ステップS5)。施療部位が変化していなければ(ステップS5:NO)、こり具合表示制御部64は、揉み上げ動作が終了したか否かを判別する(ステップS6)。揉み上げ動作が継続していれば(ステップS6:NO)、こり具合表示制御部64は、ステップS4に戻り、モータ電流Im1のサンプリングおよび積算処理を行う。そして、こり具合表示制御部64は、ステップS5に移行する。この後、施療部位が変化するかまたは揉み上げ動作が終了するまで、ステップS4〜S6の処理が繰り返される。これにより、モータ電流Im1が積算される。
ステップS5において、施療部位が変化したと判別された場合には(ステップS5:YES)、こり具合表示制御部64は、ステップS7に移行する。ステップS7では、こり具合表示制御部64は、現在時刻、モータ電流Im1の積算値(第1積算値記憶エリア内の電流積算値)および積算時間を、現在作成中のログのログデータとしてメモリ61に記憶する。この際、現在時刻は、積算終了時刻を表すログデータとして記憶される。積算時間は、当該ログの積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。このようにして、1個分の電流積算値ログが作成される。
この後、こり具合表示制御部64は、第1積算値記憶エリア内の電流積算値をクリア(零)する(ステップS8)。そして、こり具合表示制御部64は、現在の時刻、施療種類(この場合は「揉み上げ」)および施療部位を、新規ログのログデータとしてメモリ61に記憶する(ステップS9)。この際、現在時刻は、積算開始時刻を表すログデータとして記憶される。
この後、こり具合表示制御部64は、ステップS6に移行する。ステップS6において、揉み上げ動作が継続していると判別されると(ステップS6:NO)、こり具合表示制御部64は、ステップS4に戻り、モータ電流Im1のサンプリングおよび積算処理を行う。そして、ステップS5に移行する。この後、施療部位が変化するかまたは揉み上げ動作が終了するまで、ステップS4〜S6の処理が繰り返される。これにより、モータ電流Im1が積算される。
ステップS6において揉み上げ動作が終了したと判別された場合には(ステップS6:YES)、こり具合表示制御部64はステップS10に移行する。ステップS10では、こり具合表示制御部64は、現在時刻、モータ電流Im1の積算値(第1積算値記憶エリア内の電流積算値)および積算時間を、現在作成中のログのログデータとしてメモリ61に記憶する。この際、現在時刻は、積算終了時刻を表すログデータとして記憶される。積算時間は、当該ログの積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。このようにして、1個分の電流積算値ログが作成される。この後、こり具合表示制御部64は、第1積算値記憶エリア内の電流積算値をクリア(零)した後(ステップS11)、ステップS1に戻る。
ステップS2において、揉み下げ動作が開始されたと判別されると(ステップS2:YES)、こり具合表示制御部64は、現在の時刻、施療種類(この場合は「揉み下げ」)および施療部位を、新規ログのログデータとしてメモリ61に記憶する(ステップS12)。この際、現在時刻は、積算開始時刻を表すログデータとして記憶される。
次に、こり具合表示制御部64は、揉み用モータ48のモータ電流Im1のサンプリングおよび積算処理を行う(ステップS13)。具体的には、こり具合表示制御部64は、揉み用モータ48のモータ電流Im1を揉み用モータ電流演算部65(図4参照)から取得する。そして、こり具合表示制御部64は、メモリ61内の第1積算値記憶エリアに記憶されている電流積算値に取得したモータ電流Im1を加算し、その加算結果を第1積算値記憶エリアに記憶する。これにより、第1積算値記憶エリア内の電流積算値が更新される。
次に、こり具合表示制御部64は、施療部位が変化したか否かを判別する(ステップS14)。施療部位が変化していなければ(ステップS14:NO)、こり具合表示制御部64は、揉み下げ動作が終了したか否かを判別する(ステップS15)。揉み下げ動作が継続していれば(ステップS15:NO)、こり具合表示制御部64は、ステップS13に戻り、モータ電流Im1のサンプリングおよび積算処理を行う。そして、こり具合表示制御部64は、ステップS14に移行する。この後、施療部位が変化するかまたは揉み下げ動作が終了するまで、ステップS13〜S15の処理が繰り返される。これにより、モータ電流Im1が積算される。
ステップS14において、施療部位が変化したと判別された場合には(ステップS14:YES)、こり具合表示制御部64は、ステップS16に移行する。ステップS16では、こり具合表示制御部64は、現在時刻、モータ電流Im1の積算値(第1積算値記憶エリア内の電流積算値)および積算時間を、現在作成中のログのログデータとしてメモリ61に記憶する。この際、現在時刻は、積算終了時刻を表すログデータとして記憶される。積算時間は、当該ログの積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。このようにして、1個分の電流積算値ログが作成される。
この後、こり具合表示制御部64は、第1積算値記憶エリア内の電流積算値をクリア(零)する(ステップS17)。そして、こり具合表示制御部64は、現在の時刻、施療種類(この場合は「揉み下げ」)および施療部位を、新規ログのログデータとしてメモリ61に記憶する(ステップS18)。この際、現在時刻は、積算開始時刻を表すログデータとして記憶される。
この後、こり具合表示制御部64は、ステップS15に移行する。ステップS15において、揉み下げ動作が継続していると判別されると(ステップS15:NO)、こり具合表示制御部64は、ステップS13に戻り、モータ電流Im1のサンプリングおよび積算処理を行う。そして、ステップS14に移行する。この後、施療部位が変化するかまたは揉み下げ動作が終了するまで、ステップS13〜S15の処理が繰り返される。これにより、モータ電流Im1が積算される。
ステップS15において揉み下げ動作が終了したと判別された場合には(ステップS15:YES)、こり具合表示制御部64は、ステップS19に移行する。ステップS19では、こり具合表示制御部64は、現在時刻、モータ電流Im1の積算値(第1積算値記憶エリア内の電流積算値)および積算時間を、現在作成中のログのログデータとしてメモリ61に記憶する。この際、現在時刻は、積算終了時刻を表すログデータとして記憶される。積算時間は、当該ログの積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。
この後、こり具合表示制御部64は、第1積算値記憶エリア内の電流積算値をクリア(零)した後(ステップS20)、ステップS1に戻る。
「揉み上げ」と「揉み下げ」とを区別せずに、両者を「揉み」として扱う場合には、図7Aおよび図7BにおけるステップS2、S12〜S20が省略される。また、図7AのステップS1では、揉み動作が開始されたか否かが判別され、ステップS6では、揉み動作が終了したか否かが判別される。
図8は、こり具合表示制御部64によって実行される第2のログ作成処理の手順を示すフローチャートである。
こり具合表示制御部64は、叩き動作が開始されたか否か(ステップS31)を監視している。叩き動作が開始されると(ステップS31:YES)、こり具合表示制御部64は、現在の時刻、施療種類(この場合は「叩き」)および施療部位を、新規ログのログデータとしてメモリ61に記憶する(ステップS32)。この際、現在時刻は、積算開始時刻を表すログデータとして記憶される。
次に、こり具合表示制御部64は、叩き用モータ49のモータ電流Im2のサンプリングおよび積算処理を行う(ステップS33)。具体的には、こり具合表示制御部64は、叩き用モータ49のモータ電流Im2を叩き用モータ電流演算部66(図5参照)から取得する。そして、こり具合表示制御部64は、メモリ61内の所定の第2積算値記憶エリアに記憶されている電流積算値に取得したモータ電流Im2を加算し、その加算結果を第2積算値記憶エリアに記憶する。これにより、第2積算値記憶エリア内の電流積算値が更新される。電流積算値の初期値は零である。第2積算値記憶エリアは、モータ電流Im2の積算値を一時的に記憶する領域であり、RAM(揮発性メモリ)内に設定される。
次に、こり具合表示制御部64は、施療部位が変化したか否かを判別する(ステップS34)。施療部位が変化していなければ(ステップS34:NO)、こり具合表示制御部64は、叩き動作が終了したか否かを判別する(ステップS35)。叩き動作が継続していれば(ステップS35:NO)、こり具合表示制御部64は、ステップS33に戻り、モータ電流Im2のサンプリングおよび積算処理を行う。そして、こり具合表示制御部64は、ステップS34に移行する。この後、施療部位が変化するかまたは叩き動作が終了するまで、ステップS33〜S35の処理が繰り返される。これにより、モータ電流Im2が積算される。
ステップS34において、施療部位が変化したと判別された場合には(ステップS34:YES)、こり具合表示制御部64は、ステップS36に移行する。ステップS36では、こり具合表示制御部64は、現在時刻、モータ電流Im2の積算値(第2積算値記憶エリア内の電流積算値)および積算時間を、現在作成中のログのログデータとしてメモリ61に記憶する。この際、現在時刻は、積算終了時刻を表すログデータとして記憶される。積算時間は、当該ログの積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。このようにして、1個分の電流積算値ログが作成される。
この後、こり具合表示制御部64は、第2積算値記憶エリア内の積算値をクリア(零)する(ステップS37)。そして、こり具合表示制御部64は、現在の時刻、施療種類(この場合は「叩き」)および施療部位を、新規ログのログデータとしてメモリ61に記憶する(ステップS38)。この際、現在時刻は、積算開始時刻を表すログデータとして記憶される。
この後、こり具合表示制御部64は、ステップS35に移行する。ステップS35において、叩き動作が継続していると判別されると(ステップS35:NO)、こり具合表示制御部64は、ステップS33に戻り、モータ電流Im2のサンプリングおよび積算処理を行う。そして、ステップS34に移行する。この後、施療部位が変化するかまたは叩き動作が終了するまで、ステップS33〜S35の処理が繰り返される。これにより、モータ電流Im2が積算される。
ステップS35において叩き動作が終了したと判別された場合には(ステップS35:YES)、こり具合表示制御部64はステップS39に移行する。ステップS39では、こり具合表示制御部64は、現在時刻、モータ電流Im2の積算値(第2積算値記憶エリア内の電流積算値)および積算時間を、現在作成中のログのログデータとしてメモリ61に記憶する。この際、現在時刻は、積算終了時刻を表すログデータとして記憶される。積算時間は、当該ログの積算開始時刻から積算終了時刻までの時間である。このようにして、1個分の電流積算値ログが作成される。この後、こり具合表示制御部64は、第2積算値記憶エリア内の電流積算値をクリア(零)した後(ステップS40)、ステップS31に戻る。
こり具合表示制御部64は、電流積算値ログに基づいて、こり具合の指標値を演算する。そして、こり具合表示制御部64は、得られたこり具合の指標値を用いて表示データを作成する。このようにして作成された表示データは、自動的にまたは被施療者のリモコン操作等に基づいて表示装置24に表示される。
以下において、所定期間内に得られた「施療種類および部位別の電流積算値」の「施療種類および部位別の総和」を、「所定期間内に得られた施療種類および部位別の総電流積算値」ということにする。例えば、特定種類の特定部位に対応する電流積算値が、前記所定期間内において複数回に分かれて演算された場合には、その複数回分の電流積算値の総和が、「所定期間内に得られた当該特定種類の特定部位の総電流積算値」となる。こり具合の指標値としては、所定期間内に得られた施療種類および部位別の総電流積算値のそれぞれを、所定の基準積算時間当たりの積算値に正規化した値を用いることができる。所定期間としては、例えば、1日等の所定の単位期間、特定のマッサージコースが行われている期間等が挙げられる。施療種類は、「揉み上げ」、「揉み下げ」および「叩き」の3種類であってもよいし、「揉み」と「叩き」の2種類であってもよい。部位は、この実施形態では、「肩部」、「背中部」および「腰部」の3種類である。
所定期間内に得られた特定種類の特定部位の総電流積算値をAとし、総電流積算値Aに対応した総積算時間をTとし、基準積算時間をToとすると、当該特定種類の特定部位に対する基準積算時間当たりの積算値Bは、次式(1)によって表される。
B=(A/T)×To …(1)
表示データとしては、例えば、「所定期間内に得られた施療種類および施療部位別の総電流積算値それぞれに対する基準積算時間当たりの電流積算値」、「所定期間内に得られた特定の施療種類の施療部位別の総電流積算値それぞれに対する基準積算時間当たりの電流積算値」、「所定期間内に得られた特定の施療種類の総電流積算値に対する基準積算時間当たりの電流積算値」等が挙げられる。
図9は、1日毎に得られた「揉み上げ」の施療部位別の総電流積算値に対する基準積算時間当たりの電流積算値の7日分のデータを含む表示画面例を示す模式図である。
図9に示す表示画面は、7日分の基準積算時間当たりの電流積算値を表す7本のバーを含む棒グラフを含んでいる。各バーは、第1矩形部aと、第1矩形部a上に配置された第2矩形部bと、第2矩形部b上に配置された第3矩形部cとからなる。第1矩形部aと第2矩形部bと第3矩形部cとには、互いに異なる色が付けられている。
第1矩形部aの高さ(長さ)は、対応する日に得られた「揉み上げ」の「腰部」の総電流積算値(総揉みモータ電流積算値)に対する基準積算時間当たりの電流積算値を表している。第2矩形部bの高さ(長さ)は、対応する日に得られた「揉み上げ」の「背中部」の総電流積算値に対する基準積算時間当たりの電流積算値を表している。第3矩形部cの高さ(長さ)は、対応する日に得られた「揉み上げ」の「肩部」の総電流積算値に対する基準積算時間当たりの電流積算値を表している。
図9において左向矢印101および右向矢印102はスクロール用矢印である。左向矢印101がタップされると、日付が戻る方向に画面がスクロールされる。右向矢印がタップされると、日付が進む方向に画面がスクロールされる。なお、表示装置24の画面が左右方向にフリックされることにより、画面がスクロールされるようにしてもよい。
基準積算時間当たりの電流積算値が大きいほど、被施療者のこり具合が強いと考えられる。したがって、図9に示すような棒グラフから、被施療者は日毎のこり具合を知ることができる。また、被施療者は日毎の部位別のこり具合を知ることができる。
マッサージコース開始前のこり具合とマッサージコース終了後のこり具合を比較することができれば、被施療者は、マッサージを継続して行うべきか否かを判断しやすくなる。また、マッサージコース開始前の部位別のこり具合と、マッサージコース終了後の部位別のこり具合を比較することができれば、被施療者は、マッサージを重点的に行うべき部位を判断しやすくなる。
そこで、制御部60は、次のような動作を行うようにしてもよい。つまり、制御部60は、マッサージコース開始前(施術前)と終了後(施術後)に、比較的短時間のテスト用マッサージコースを行う。施術前に行われるテスト用マッサージコースの内容と、施術後に行われるテスト用マッサージコースの内容とは同じであることが好ましいが、異なっていてもよい。
こり具合表示制御部64は、施術前のテスト用マッサージコースにおける施療種類および部位別の総電流積算値と、施術後のテスト用マッサージコースにおける施療種類および部位別の総電流積算値を演算する。こり具合表示制御部64は、施術前のテスト用マッサージコースにおける施療種類および部位別の総電流積算値を、施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値に正規化する。また、こり具合表示制御部64は、施術後のテスト用マッサージコースにおける施療種類および部位別の総電流積算値を、施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値に正規化する。そして、こり具合表示制御部64は、施術前の施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値と、施術後の施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値とを表示装置24に表示する。
なお、施術前に行われるテスト用マッサージコースの内容と、施術後に行われるテスト用マッサージコースの内容とが同じである場合には、施術前のテスト用マッサージコースにおける施療種類および部位別の総電流積算値と、施術後のテスト用マッサージコースにおける施療種類および部位別の総電流積算値とを表示装置24に表示してもよい。
図10は、施術前における「揉み上げ」の部位別の基準積算時間当たりの電流積算値と、施術後における「揉み上げ」の部位別の基準積算時間当たりの電流積算値とを含む表示画面例を示す模式図である。
図10に示す表示画面は、施術前における「揉み上げ」の部位別の基準積算時間当たりの電流積算値を表す第1バーと、施術後における「揉み上げ」の部位別の基準積算時間当たりの電流積算値を表す第2バーとを含む棒グラフを含んでいる。各バーは、腰部に対する第1矩形部aと、第1矩形部a上に配置された背中部に対する第2矩形部bと、第2矩形部b上に配置された肩部に対する第3矩形部cとからなる。第1矩形部aと第2矩形部bと第3矩形部cとには、互いに異なる色が付けられている。
図10の表示画面の代わりに、図11に示すような表示画面を表示するようにしてもよい。図11の表示画面では、3種類の棒グラフ111、112、113が表示されている。棒グラフ111は、「揉み上げ」の「腰部」に関する施術前の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーと、施術後の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーとを含む。棒グラフ112は、「揉み上げ」の「背中」に関する施術前の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーと、施術後の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーとを含む。棒グラフ113は、「揉み上げ」の「肩部」に関する施術前の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーと、施術後の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーとを含む。
制御部60は、前述のようにして、施療前の施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値が演算されたときに、それらの電流積算値をそれまでの当該電流積算値の平均値と比較することにより、その後に行われるマッサージコースのトータル時間や各部位に対するマッサージの時間比率を調整するようにしてもよい。例えば、施療前の基準積算時間当たりの電流積算値が、それまでの当該電流積算値の平均値よりも大きいときには、制御部60は、マッサージコースのトータル時間を標準よりも長くする。また、例えば、腰部および背中部については施療前の電流積算値がそれまでの当該電流積算値の平均値とほぼ等しいが、肩部については施療前の電流積算値がそれまでの当該電流積算値の平均値よりも大きい場合には、制御部60は、肩部のマッサージ比率を腰部および背中部に比べて高くする。
施療前に被施療者を特定するためのコードを施療者に入力させるようにしておき、今までの平均値として、現在の被施療者に対する電流積算値の平均値を用いてもよい。
また、こり具合表示制御部64は、施療前の施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値が演算されたときに、施療前の基準積算時間当たりの電流積算値と、今までの平均値とを表示装置24に表示するようにしてもよい。
図12は、「揉み上げ」の部位別の施術前の基準積算時間当たりの電流積算値と、それまでの当該電流積算値の平均値とを含む表示画面例を示す模式図である。図12の表示画面例では、3種類の棒グラフ121、122、123が表示されている。棒グラフ121は、「揉み上げ」の「腰部」に関する施術前の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーと、それまでの当該電流積算値の平均値を表すバーとを含む。棒グラフ122は、「揉み上げ」の「背中」に関する施術前の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーと、それまでの当該電流積算値の平均値を表すバーとを含む。棒グラフ123は、「揉み上げ」の「肩部」に関する施術前の基準積算時間当たりの電流積算値を表すバーと、それまでの当該電流積算値の平均値を表すバーとを含む。
制御部60は、前述のようにして、施療前の施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値が演算されたときに、それらの電流積算値を予め設定された施療種類および部位別の基準値と比較することにより、その後に行われるマッサージコースのトータル時間や各部位に対するマッサージの時間比率を調整するようにしてもよい。また、こり具合表示制御部64は、施療前の施療種類および部位別の基準積算時間当たりの電流積算値が演算されたときに、施療前の基準積算時間当たりの電流積算値と予め設定された基準値とを表示するようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。例えば、図9〜図12に示す表示画面例では、「揉み上げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値が表示されているが、それに代えてまたはそれに加えて「揉み下げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値や「叩き」に対する基準積算時間当たりの電流積算値が表示されてもよい。
また、「揉み上げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値と、「揉み下げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値との和または平均値が表示されてもよい。「揉み上げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値の大きさに対するこり具合(筋肉の硬さ)との関係と、「揉み下げ」にする基準積算時間当たりの電流積算値の大きさに対するこり具合(筋肉の硬さ)との関係とは必ずしも一致するとは限らない。言い換えれば、「揉み上げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値と、「揉み下げ」にする基準積算時間当たりの電流積算値の大きさが同じであっても、前者に対応するこり具合と、後者に対応するこり具合とが異なる場合がある。そこで、このような場合には、「揉み上げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値と、「揉み下げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値とのうちのいずれか一方の電流積算値を、それに対応するこり具合と同等の他方の電流積算値の大きさに換算した後に、前記和または平均値を演算すればよい。このような換算は、前記一方の電流積算値に、予め設定された重みを乗算することによって行うことができる。重みは、「揉み上げ」の基準積算時間当たりの電流積算値の大きさに対するこり具合との関係と、「揉み下げ」の基準積算時間当たりの電流積算値の大きさに対するこり具合との関係とを実験等によって求め、得られた両者の前記関係から求められる。
また、「揉み上げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値と、「揉み下げ」に対する基準積算時間当たりの電流積算値と、「叩き」に対する基準積算時間当たりの電流積算値との和または平均値が表示されてもよい。これら3種類の基準積算時間当たりの電流積算値の間で、基準積算時間当たりの電流積算値に対するこり具合の関係が異なる場合がある。このような場合には、3種類の基準積算時間当たりの電流積算値のうちの、いずれか2種類の基準積算時間当たりの電流積算値を、それぞれ、それに対応するこり具合と同等の残り1種類の電流積算値の大きさに換算した後に、前記和または平均値を演算すればよい。このような換算は、前記2種類の電流積算値に、それらの種類毎に予め求めた2種類の重み係数を乗算することによって行うことができる。
また、マッサージ機1は、「揉み上げ」、「揉み下げ」または「叩き」に対して、被施療者が強度(マッサージ強度)を変更できる機能を備えていてもよい。これらのマッサージ強度は、例えば、揉み玉駆動ユニット40の前後位置を調整することによって行われる。揉み玉駆動ユニット40が前方位置にあるほど、揉み玉41と被施療者との接触力が大きくなるので、マッサージ強度が大きくなる。マッサージ機1が、このようなマッサージ強度変更機能を備えている場合には、電流積算値ログを、施療種類、部位およびマッサージ強度別に作成することが好ましい。この場合、電流積算値ログには、図6Bに示すように、マッサージ強度がログデータとして加えられる。
また、この場合、こり具合の指標値としては、所定期間内に得られた施療種類、部位およびマッサージ強度別の総電流積算値のそれぞれを、所定の基準積算時間当たりの電流流積算値に正規化した値を用いることができる。また、所定期間内に得られた特定種類の特定部位のマッサージ強度別の基準積算時間当たりの電流積算値の重み付け加算値または重み付け平均値を、こり具合の指標値として用いてもよい。重みとしては、例えば、マッサージ強度が大きい電流積算値に対する重みほど、小さな重みが設定される。この理由は、こり具合が同じであっても、マッサージ強度が強くなれば、モータ負荷が大きくなり、基準積算時間当たりの電流積算値も大きくなるからである。
例えば、マッサージ強度が「弱」、「中」および「強」の3段階に変更可能である場合には、「中」の強度別電流積算値に対する重みが1とされ、「弱」の強度別電流積算値に対する重みは1より大きな所定値(例えば1.2)とされ、「強」の強度別電流積算値に対する重みは1未満の所定値(例えば0.8)とされる。具体的には、「弱」、「中」および「強」それぞれに対する重みは、同じこり具合(同じ硬さの筋肉)に対して得られる「弱」、「中」および「強」それぞれの強度別電流積算値とそれに対応する重みとの積がほぼ同じ値となるように設定される。このような重みは実験等に基づいて決定される。
前述の実施形態では、表示装置24はタッチパネル付きの表示装置であるが、表示装置24はタブレット端末であってもよい。表示装置24がタブレット端末である場合には、前述のこり具合表示制御部64の機能をタブレット端末に持たせるようにしてもよい。この際、タブレット端末と前述の制御部60とは無線通信によって通信を行うようにしてもよい。
前述の実施形態では、揉み用モータ48および叩き用モータ49はブラシ付き直流モータであるが、揉み用モータ48および叩き用モータ49は三相ブラシレスモータ等の他の種類の電動モータであってもよい。揉み用モータ48および叩き用モータ49が、三相ブラシレスモータである場合には、それらの駆動回路としては三相インバータ回路が用いられる。
また、前述の実施形態では、この発明を椅子型マッサージ機に適用した場合について説明したが、この発明は、電動モータを含む揉み機構または電動モータを含む叩き機構を備えたマッサージ機であれば、椅子型以外のマッサージ機にも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 椅子型マッサージ機
17 マッサージユニット
24 表示装置
41 揉み玉
48 揉み用モータ
49 叩き用モータ
50,51 回転角センサ
60 制御部
61 メモリ
62 揉み用モータ制御部
63 叩き用モータ制御部
64 こり具合表示制御部
65 揉み用モータ電流演算部
66 叩き用モータ電流演算部
86A,86B シャント抵抗

Claims (8)

  1. 電動モータを含みかつ所定のマッサージ動作を行うためのマッサージ機構と、
    前記マッサージ動作時に前記電動モータの回転速度が所定の一定速度となるように前記電動モータを速度フィードバック制御するモータ制御手段と、
    前記電動モータに流れるモータ電流を検出するための電流検出手段と、
    前記マッサージ動作が行われているときに、前記電流検出手段によって検出されるモータ電流を積算する電流積算手段とを含む、マッサージ機。
  2. 前記電流積算手段によって積算されたモータ電流積算値に基づいて、被施療者のこり具合の指標値を演算する指標値演算手段を含む、請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記指標値演算手段は、所定期間内において前記電流積算手段によって積算されたモータ電流積算値の総和を、所定の基準積算時間当たりのモータ電流積算値に正規化することにより、前記指標値を演算するように構成されている、請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 表示装置と、
    前記指標値演算手段によって演算された前記指標値を、前記表示装置に表示する指標値表示手段とを含む、請求項2または3に記載のマッサージ機。
  5. 前記電流積算手段は、前記マッサージ動作が行われているときに、施療部位別にモータ電流を積算するように構成されており、
    前記指標値演算手段は、前記電流積算手段によって積算された施療部位別の電流積算値に基づいて、施療部位別に指標値を演算するように構成されており、
    前記指標値表示手段は、前記指標値演算手段によって演算された施療部位別の指標値を、前記表示装置に施療部位別に表示するように構成されている、請求項4に記載のマッサージ機。
  6. 前記マッサージ動作が揉み動作であり、前記マッサージ機構が揉み機構である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
  7. 前記マッサージ動作が揉み上げ動作または揉み下げ動作であり、前記マッサージ機構が揉み機構である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
  8. 前記マッサージ動作が叩き動作であり、前記マッサージ機構が叩き機構である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のマッサージ機。
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