JP2018154596A - アジルサルタン含有固形医薬組成物 - Google Patents

アジルサルタン含有固形医薬組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】アジルサルタンを薬効成分として含む固形製剤の製造のための,製造工程等での圧力に対するアジルサルタンの不安定化を抑制できる組成物の提供。【解決手段】固形医薬組成物であって,薬効成分アジルサルタンと,可塑剤,界面活性剤,滑沢剤より選ばれる少なくとも1種の安定化剤と,それら以外の経口固形医薬品用添加剤の一種類以上を含んでなるものである,組成物。【選択図】なし

Description

本発明は,医薬品の分野に関し,より詳しくは錠剤の分野,特にアジルサルタンを含有する,安定な錠剤の製造に関する。
アジルサルタン(2-エトキシ-1-[[2'-(4,5-ジヒドロ-5-オキソ-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]ベンズイミダゾール-7-カルボン酸)は,次式(1),
Figure 2018154596
で示される化合物であり,経口投与でアンジオテンシンIIと拮抗することにより血管収縮を抑制して降圧作用を示すことから,高血圧症の治療剤として錠剤の形態で使用されている。アジルサルタンのようなベンズイミダゾール−7−カルボン酸誘導体は,他の成分と配合して加圧成形する際,物理的諸要因によって結晶構造に歪みを生じ,その結果,経時的な分解の促進につながる場合がある。これを抑制して錠剤中のアジルサルタンを安定化する目的で,ステアリン酸マグネシウム等の炭素数12ないし22の脂肪族モノカルボン酸の金属塩を配合することが知られている(特許文献1)。
また,アジルサルタンを含有する固形製剤の製造において,マクロゴール6000等のような融点が20〜90℃であるポリエチレングリコール,及び,20℃において2%水溶液ブルックフィールド型粘度計を用いて測定した粘度が1〜4mPa・sのヒドロキシプロピルセルロースを配合しておくことで,安定性の改善等の効果が得られることが知られている(特許文献2)
更に,薬効成分としてのカンデルサルタン又はアジルサルタン若しくはそれらの塩と,カルシウム拮抗剤と,更に,糖アルコール,微結晶セルロース,乳糖及びトウモロコシデンプンからなる群から選択される賦形剤;微結晶セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース及びヒプロメロースからなる群から選択される結合剤;分子量3,000〜10,000のポリエチレングリコール;クロスカルメロースナトリウム,カルメロースカルシウム及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースからなる群から選択される崩壊剤;並びに滑沢剤を含有する固形製剤,及びそれらのうち,カンデルサルタンとベシル酸アムロジピンとを含む実施例での良好な保存安定性が知られている(特許文献3)。
しかしながら,アジルサルタンのような有用な化合物については,多様な具体的服用形態の開発や,他剤との合剤とする利点も想定されることから,これを含む組成物の打錠時における不安定化を改善し又は防止する更なる手段があることが望ましい。
特許第3784084号公報 特許第5361188号公報 特許第5666471号公報
上記の背景において,本発明は,アジルサルタンを薬効成分として含む固形製剤の製造のための,圧力に対するアジルサルタンの不安定化を抑制できる組成物の提供を目的とする。
上記の目的沿って検討の結果,本発明者らは,アジルサルタンの加圧下における不安定化に対し,前記の化合物の外に,意外にも特定の範囲のマクロゴールや,またクエン酸トリエチル,ラウロマクロゴール,ステアリン酸にアジルサルタンの安定化効果があることを見出し,更に検討を重ねて本発明を完成させた。即ち,本発明は以下を提供する。
1.固形医薬組成物であって,薬効成分アジルサルタンと,可塑剤,界面活性剤,滑沢剤より選ばれる少なくとも1種の安定化剤と,それら以外の経口固形医薬品用添加剤の一種以上を含んでなるものである,組成物。
2.前記安定化剤がクエン酸トリエチル,融点が20℃未満のマクロゴール,ラウロマクロゴール,及びステアリン酸からなる群より選ばれる,上記1の固形医薬組成物。
3.錠剤の形態である,上記1又は2の固形医薬組成物。
4.該組成物の重量に対し,0.1〜10重量%のクエン酸トリエチル,0.5〜10重量%の融点が20℃未満のマクロゴール,0.5〜10重量%のラウロマクロゴール,及び0.5〜10重量%のステアリン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の安定化剤を含むものである,上記1〜3の何れかの組成物。
5.賦形剤が,乳糖,白糖,果糖,ブドウ糖,マンニトール,キシリトール,エリスリトール,軽質無水ケイ酸,リン酸カルシウム,無水リン酸カルシウム,無水リン酸水素カルシウム,リン酸水素カルシウム,硫酸カルシウム,炭酸カルシウム,沈降炭酸カルシウム,ケイ酸カルシウム,結晶セルロース及びデンプン類からなる群より選ばれるものである,上記1〜4の何れかの組成物。
6.結合剤及び/又は崩壊剤を含有するものである,上記1〜4の何れかの組成物。
7.結合剤が,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,メチルセルロース,結晶セルロース,ポリビニルピロリドン,ゼラチン,デンプン類,アラビアゴム末,トラガント,プルラン及びグリセリンよりなる群より選ばれる少なくとも1種である,上記6の組成物。
8.崩壊剤が,デンプン類,ヒドロキシプロピルスターチ,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセルロースカルシウム,カルボキシメチルセルロース,クロスカルメロースナトリウム,カルボキシメチルスターチナトリウム,クロスポビドン,カルメロースカルシウム,部分アルファー化デンプンからなる群より選ばれる少なくとも1種である,上記6又は7の組成物。
9.該組成物の重量に対し,アジルサルタン10〜35重量%を含むものである,上記1〜8の何れかの組成物。
10.錠剤密度が1.1〜1.5mg/mmである,上記1〜9の何れかの組成物。
上記構成になる本発明によれば,打錠その他の加圧成形の工程中におけるアジルサルタンの分解を抑制することができる。
図1は,クエン酸トリエチルの配合による,種々の錠剤密度でのアジルサルタンの脱エチル体増加の抑制を示すグラフである。 図2は,クエン酸トリエチルの配合による,種々の錠剤密度でのアジルサルタンからの総類縁物質増加の抑制を示す,グラフである。
本発明の組成物は,薬効成分であるアジルサルタンと,アジルサルタンの安定化のための可塑剤,界面活性剤,滑沢剤より選ばれる安定化剤と,それら以外の経口固形医薬品用添加剤(例えば,賦形剤,結合剤,崩壊剤等,経口固形医薬品の製剤化において用いられる物質)の一種以上を含む。アジルサルタンの安定化剤として機能する成分(可塑剤,界面活性剤,滑沢剤)として好ましい化合物は,クエン酸トリエチル,融点が20℃未満のマクロゴール,ラウロマクロゴール,及びステアリン酸であり,本発明の組成物は,これらの少なくとも何れか及び他の添加剤を含む固形医薬組成物として製造することができる。ここに,融点が20℃未満のマクロゴールの具体例としては,マクロゴール400,マクロゴール300,マクロゴール200等が挙げられるが,これらに限定されない。なお安定化剤は,1種単独で用いてもよく,2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また経口固形医薬品の製剤化において用いられる一般的な賦形剤,結合剤,崩壊剤,滑沢剤,pH調整剤,着色剤,界面活性剤,酸味料,香料その他の添加剤は,本発明の組成物の安定性に悪影響を及ぼすものでない限り,本発明においても必要に応じて適宜使用することができる。
本発明におけるアジルサルタンの安定化効果は,固形医薬組成物の密度が高い程(従って,製造工程で負荷される圧力が高い程)発現が顕著となる傾向が強い。このため,本発明の固形医薬組成物は,錠剤の形態である場合に効果の点で特に有利であるが,顆粒剤,散剤等,錠剤以外の固形医薬組成物においても,賦形剤等の添加剤との混合或いは造粒の工程で微視的レベルではアジルサルタン結晶が物理的な応力を受けることから,それら錠剤以外の固形医薬組成物ついても本発明の組成物とすることが好ましい。

本発明の固形医薬組成物に安定化剤として配合する場合,クエン酸トリエチルの含有量は,組成物の重量の0.1〜10重量%であることが好ましく,0.3〜10重量%であることがより好ましく,0.5〜10重量%であることが更に好ましく,1〜10重量%であることが特に好ましい。安定化剤として融点が20℃未満のマクロゴールを用いる場合には,その含有量は,組成物の重量の0.5〜10重量%であることが好ましく,1〜10重量%であることが特に好ましい。ラウロマクロゴールを用いる場合,その含有量は,組成物の重量の0.5〜10重量%であることが好ましく,1〜10重量%であることがより好ましく,3〜10重量%であることが特に好ましい。またステアリン酸を用いる場合には,その含有量は,組成物の重量の0.5〜10重量%であることが好ましく,1〜10重量%であることがより好ましく,3〜10重量%であることが更に好ましい。なお,上記「組成物の重量」の語は,組成物が錠剤の形態であり且つアジルサルタンを含有する層とこれを含有しない層(例えば,他の薬効成分を含有する層)との異なる複数の層を含んでなる場合には,アジルサルタンを含有する層を構成する組成物の重量をいう。同様に,本発明の固形医薬組成物がコーティング錠の形態である場合には,コーティング層の重量は含まない。
本発明おいて用いることのできる賦形剤の例としては,乳糖,白糖,果糖,ブドウ糖等の糖類;D−マンニトール,キシリトール,エリスリトール等の糖アルコール;トウモロコシデンプン,馬鈴薯デンプン,コムギデンプン,コメデンプン,部分アルファー化デンプン,アルファー化デンプン,有孔デンプン等のデンプン類;結晶セルロース,微結晶セルロース,軽質無水ケイ酸,リン酸カルシウム,無水リン酸カルシウム,無水リン酸水素カルシウム,リン酸水素カルシウム,硫酸カルシウム,炭酸カルシウム,沈降炭酸カルシウム,ケイ酸カルシウム等が挙げられるが,これらに限定されない。これらのうち,乳糖,白糖,果糖,ブドウ糖等の糖類,マンニトール,キシリトール等の糖アルコール,及びデンプン類がより好ましく,乳糖は特に好ましいものの1つである。乳糖としては,その水和物を好適に用いることができるが,これに限られない。
本発明において用いることのできる結合剤の例としては,微結晶セルロース等の結晶セルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,メチルセルロース,ポリビニルピロリドン,ゼラチン,デンプン類,アラビアゴム末,トラガント,プルラン,グリセリン等が挙げられるが,これらに限定されない。これらのうち,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒプロメロース及びポリビニルピロリドンがより好ましく,ヒドロキシプロピルセルロースは特に好ましいものの1つである。
本発明において用いることのできる崩壊剤の例としては,トウモロコシデンプン等のデンプン類,ヒドロキシプロピルスターチ,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセルロースカルシウム,カルボキシメチルセルロース,クロスカルメロースナトリウム,カルボキシメチルスターチナトリウム,カルメロースカルシウム,クロスポビドン,部分アルファー化デンプン等が挙げられるが,これらに限定されない。これらのうち,デンプン類,ヒドロキシプロピルスターチ及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースがより好ましく,低置換度ヒドロキシプロピルセルロースは,特に好ましいものの1つである。
本発明において用いることのできる滑沢剤の例としては,ステアリン酸マグネシウム,ステアリン酸カルシウム,タルク(精製タルク),ショ糖脂肪酸エステル,フマル酸ステアリルナトリウムなどが挙げられるが,これらに限定されない。これらのうち,ショ糖脂肪酸エステル,ステアリン酸マグネシウム及びステアリン酸カルシウムがより好ましく,ステアリン酸マグネシウムは特に好ましいものの1つである。
本発明の固形医薬組成物は,錠剤の形態体である場合,所望によりコーティング錠とすることができる。コーティングとしては,糖衣錠,フィルムコーティング錠その他,慣用のコーティング錠の形態を適宜選択して用いることができる。糖衣基剤としては,例えばショ糖を用いることができ,これにゼラチン,アラビアゴム,タルク,沈降炭酸カルシウム,カルナウバロウ,プルラン等から適宜選択して併用することができる。フィルムコーティング基剤としては,例えば,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒプロメロース,ヒドロキシエチルセルロース,メチルヒドロキシエチルセルロース,ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート,アミノアルキルメタクリレートコポリマー,ポリビニルピロリドン,プルラン等を適宜選択して用いることができる。
本発明の固形医薬組成物が錠剤の形態である場合において,アジルサルタン含有の顆粒調製しこれと添加剤とを混合して打錠するに際し,クエン酸トリエチル,融点が20℃未満のマクロゴール,ラウロマクロゴール,及びステアリン酸から選ばれる安定化剤は,顆粒中に含有されていても,添加剤の方に含有されていてもよいが,顆粒中に含有されている方が相対的に好ましい。
アジルサルタン含有の顆粒は,アジルサルタン,賦形剤その他の添加剤,及び(場合により)安定化剤を用いて,慣用の流動層造粒法又は撹拌造粒法により製造することができる。
本発明の固形医薬組成物が錠剤の形態である場合,1錠当たりのアジルサルタンの含有量は,例えば,10mg,20mg又は40mgと設定することができる。また,錠剤の重量(但し,コーティングを有する場合はそれ以外の部分の重量)は,特に限定されるものではないが,例えば100mg〜200mgの範囲とするのが適切であり,110〜180mgの範囲とするのがより適切である。
本発明の固形医薬組成物が錠剤の形態である場合,錠剤密度(但し,コーティングを有する場合はそれ以外の部分の密度)に特に明確な上限,下限はないが,1.1mg/mm〜1.5mg/mmの範囲において,安定剤による安定化効果が明確に認められる。
以下,実施例を参照して本発明を更に具体的に説明するが,本発明がそれらの実施例に限定されることは意図しない。
〔実施例1〕アジルサルタン錠の製造及び評価−1
1.錠剤の製造
〔材料〕
表1−1及び1−2に示した1錠当たりの組成に従い,錠剤を製造した。なお,表中に用いた化合物の略号は次のものを示す。
・HPC:ヒドロキシプロピルセルロース
L−HPC:低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
Figure 2018154596
Figure 2018154596
具体的には,上記表の組成に従い,各ロット番号のアジルサルタン含有の錠剤を以下の手順で製造した。なお,ロット番号AZL-07〜AZL-12では,アジルサルタンの安定化剤は顆粒(造粒末)中に配合(内添)し,ロット番号AZL-07-2,AZL-07-3及びAZL-07-6では,安定化剤は顆粒(造粒末)外に配合(外添)した。
(1)AZL-07(安定化剤不含): アジルサルタン,乳糖水和物,及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを流動層造粒装置に投入し,これにヒドロキシプロピルセルロースの水溶液を噴霧して造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。これを,各安定化剤の効果を評価するための基準処方錠剤とした。また打錠前の混合末(打錠末)を基準処方打錠末とした。
(2)AZL-08(マクロゴール6000内添):アジルサルタン,乳糖水和物及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを流動層造粒装置に投入し,これにヒドロキシプロピルセルロース及びマクロゴール6000の水溶液を噴霧して造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧8,10,又は12kNのそれぞれで打錠して,各アジルサルタン錠を得た。
(3)AZL-09(クエン酸トリエチル内添):アジルサルタン,乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,合成ケイ酸カルシウムを粒度層造粒装置に投入し,これにヒドロキシプロピルセルロース及びクエン酸トリエチルの水分散液を噴霧して造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びステアリン酸マグネシウムを混合後,打錠圧2,4,6,8,10,又は12kNのそれぞれで打錠して,各アジルサルタン錠を得た。
(4)AZL-10(マクロゴール400内添):クエン酸トリエチルの代わりにマクロゴール400を用いた以外は上記(3)と同様にして,但し,打錠圧は8,10,又は12kNとして,各アジルサルタン錠を得た。
(5)AZL-11(ラウロマクロゴール内添):マクロゴール6000の代わりにラウロマクロゴールを用いた以外は上記(2)と同様にして,但し,打錠圧は2,4,6,8,10,又は12kNとして,各アジルサルタン錠を得た。
(6)AZL-12(ステアリン酸内添):乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びステアリン酸を流動層造粒装置に投入し,これにヒドロキシプロピルセルロース水溶液を噴霧して造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧8,10,又は12kNのそれぞれで打錠して,各アジルサルタン錠を得た。
(7)AZL-07-2(マクロゴール6000外添):アジルサルタン,乳糖水和物及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを流動層造粒装置に投入し,これにヒドロキシプロピルセルロース水溶液を噴霧して造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びマクロゴール6000を混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
(8)AZL-07-3(クエン酸トリエチル外添):上記(7)と同様にして得た造粒末と,乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,及び,ケイ酸カルシウムで倍散としてクエン酸トリエチルを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
(9)AZL-07-6(ステアリン酸外添):上記(7)と同様にして得た造粒末と,乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース及びステアリン酸を混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
上記で得られた錠剤のうち,異なる打錠圧で打錠した錠剤について,打錠圧での平均錠剤密度(mg/mm)も測定した。
2.錠剤の評価
上記で得られたそれぞれのアジルサルタン錠につき,打錠直前の組成物(打錠末)及び得られた各錠剤のそれぞれに含まれるアジルサルタンの脱エチル体及び総類縁物質の含有量をHPLCで測定し,打錠工程でのアジルサルタンの安定性を評価した。測定方法は次の通りである。
<測定方法>
アジルサルタン80mg相当のサンプル(錠剤又は打錠末)を採取し,水8mLを加えて超音波処理及び振盪により崩壊させた後,メタノール32mLを加えて超音波処理及び振盪の後,メンブランフィルター(0.22μm)で濾過してサンプル溶液を調製した。HPLCには,オクタデシルシリカゲル(1.7μm)カラム(2.1×100mm)を用い,下記移動相A及びBの比率をA/B=95/5から20/80まで段階的に変化させて流す(流速:0.5mL/分)ことにより脱エチル体を含む総類縁物質を溶出させ,UV検出器で各ピークを検出した。
移動相A:リン酸水素二アンモニウム2.64g及び硫酸水素テトラブチルアンモニウム5.1gを水1000に溶解させ,トリエチルアミン7.1mLを加え,10倍稀釈リン酸でpHを9.0とし,その900mLにアセトニトリル100mLを加えて調製
移動相B:アセトニトリル
評価において,総類縁物質については,その増加の抑制率(%)を次の式により算出した。
抑制率(%)=〔1−(安定化剤含有錠剤中の総類縁物質量−安定化剤含有処方の打錠末中の総類縁物質量)/(基準処方錠剤中の総類縁物質量−基準処方打錠末中の総類縁物質量)〕×100
結果を次の表に示す。表中「kN」は打錠圧を示す。なお,脱エチル体及び類縁物質の量を示す数値は,HPLCチャート上における,全てのピーク面積の和に対するそれらのピーク面積の割合を示す。
Figure 2018154596
Figure 2018154596
表2−1に見られるように,顆粒中に安定化剤を配合した場合,アジルサルタンに対する公知の安定化剤であるマクロゴール6000との比較において,クエン酸トリエチルトリエチル,マクロゴール400,ラウロマクロゴールは,同等の優れた効果を示し(なお,総類縁物質増加の抑制率として100%を超える値が得られている場合は,抑制率100%に相当するものと考えられる),ステアリン酸にも,実質的な安定化効果が認められる。またこれらの安定化効果は,広い打圧範囲において認められる。更に,表2−2にみられるように,顆粒外にクエン酸トリエチル又はステアリン酸を配合した場合において,マクロゴールを配合場合よりも優れた安定化効果が認められる。
また,安定化剤不含,又はクエン酸トリエチル若しくはラウロマクロゴールを配合(内添)における,表2−1に示した2kN〜12kNの種々の打錠圧下で製造した密度の異なる錠剤について,錠剤密度と脱エチル体量(%)及び総類縁物質量(%)との相関を,それぞれ図1及び図2に示す。これらの図に明瞭に見られるように,クエン酸トリエチル及びラウロマクロゴールは,安定化剤不含の錠剤に比べて,アジルサルタンの脱エチル体及び総類縁物質の何れについても,2kNから12kNに及び広範な打錠圧の下で,打錠による増加を顕著に抑制しており,アジルサルタンの分解に対する安定性効果は顕著である。
〔実施例2〕アジルサルタン錠の製造及び評価−2
1.錠剤の製造
安定化剤としてのクエン酸トリエチル,マクロゴール400又はステアリン酸の配合割合を次の表の通りに変え,流動層造粒法を用いてアジルサルタン錠を製造した。また,安定化剤としてラウロマクロゴールの配合割合を表の通りに変えて,撹拌造粒法を用いてアジルサルタン錠を製造した。
Figure 2018154596
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具体的には,表3−1〜3−3の組成に従い,各ロット番号のアジルサルタン含有の錠剤を以下の手順で製造した。なお,クエン酸トリエチル,マクロゴール400,及びステアリン酸を配合したロットでは,顆粒は流動層造粒法により調製し,安定化剤は何れも顆粒外に配合した。また,ラウロマクロゴールを配合したロットでは,顆粒は撹拌造粒法によって調製し,安定化剤は顆粒内に配合した。
(1)AZL-07P-1-0.1〜AZL-07P-1-10(クエン酸トリエチル外添):アジルサルタン,乳糖水和物,及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを流動層造粒装置に投入し,これにヒドロキシプロピルセルロース水溶液を噴霧して造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と,乳糖水和物の該当量,及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを混合し,これにケイ酸カルシウムで倍散とした各量のクエン酸トリエチルを混合し,更にステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
(2)AZL-07P-2-0.5〜AZL-07P-2-10(マクロゴール400外添):上記(1)の手順で調製した造粒末と乳糖水和物の該当量,及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを混合し,これにケイ酸カルシウムで倍散とした各量のマクロゴール400を混合し,更にステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
(3)AZL-07P-3-0.5〜AZL-07P-3-10(ステアリン酸外添):記(1)の手順で調製した造粒末と,乳糖水和物該当量,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,及び各量のステアリン酸とを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
(4)AZL-11(安定化剤不含):アジルサルタン,乳糖水和物,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,及びケイ酸カルシウムを混合し,精製水を添加して撹拌造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物,及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
(5)AZL-11P-0.5〜AZL-11P-10(ラウロマクロゴール内添)
アジルサルタン,乳糖水和物の該当量,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルセルロース,ケイ酸カルシウム,及び各量のラウロマクロゴールを混合し,精製水を添加して撹拌造粒し,乾燥,整粒して造粒末を得た。この造粒末と乳糖水和物,及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースとを混合し,これにステアリン酸マグネシウムを添加,混合後,打錠圧10kNで打錠してアジルサルタン錠を得た。
2.錠剤の評価
上記で得られたそれぞれのアジルサルタン錠につき,実施例1と同じ方法で,打錠直前の組成物(打錠末)及び得られた各錠剤のそれぞれに含まれるアジルサルタンの脱エチル体及び総類縁物質の含有量をHPLCで測定し,打錠工程でのアジルサルタンの安定性を評価した。結果を次の表に示す。
Figure 2018154596
Figure 2018154596
表4−1に見られるように,クエン酸トリエチルは,0.1〜10重量%の配合でアジルサルタンに対する安定化効果を示し,効果は,特に0.5〜10重量%で用量依存的に顕著に増大している。マクロゴール400も,0.5〜10重量%の配合で,用量依存的に顕著な安定化効果を発揮している。ステアリン酸も,0.5〜10重量%の配合で,顕著な安定化効果を示し,効果には用量依存性が認められる。表4−2は,ラウロマクロゴールが0.5〜10重量%の範囲でアジルサルタンに対して用量依存的に安定化効果を表すことを示しており,効果の増大は10重量%において特に顕著(類縁物質増加を100%抑制)である。
本発明は,アジルサルタンを有効成分として含む固形医薬組成物の製造において,製造工程で作用する圧力に対しアジルサルタンを分解に対して安定化できる新たな技術として有用である。

Claims (10)

  1. 固形医薬組成物であって,薬効成分アジルサルタンと,可塑剤,界面活性剤,滑沢剤より選ばれる少なくとも1種の安定化剤と,それら以外の経口固形医薬品用添加剤の一種以上を含んでなるものである,組成物。
  2. 前記安定化剤がクエン酸トリエチル,融点が20℃未満のマクロゴール,ラウロマクロゴール,及びステアリン酸からなる群より選ばれる,請求項1の固形医薬組成物。
  3. 錠剤の形態である,請求項1又は2の固形医薬組成物。
  4. 該組成物の重量に対し,0.1〜10重量%のクエン酸トリエチル,0.5〜10重量%の融点が20℃未満のマクロゴール,0.5〜10重量%のラウロマクロゴール,及び0.5〜10重量%のステアリン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の安定化剤を含むものである,請求項1〜3の何れかの組成物。
  5. 賦形剤が,乳糖,白糖,果糖,ブドウ糖,マンニトール,キシリトール,エリスリトール,軽質無水ケイ酸,リン酸カルシウム,無水リン酸カルシウム,無水リン酸水素カルシウム,リン酸水素カルシウム,硫酸カルシウム,炭酸カルシウム,沈降炭酸カルシウム,ケイ酸カルシウム,結晶セルロース及びデンプン類からなる群より選ばれるものである,請求項1〜4の何れかの組成物。
  6. 結合剤及び/又は崩壊剤を含有するものである,請求項1〜4の何れかの組成物。
  7. 結合剤が,ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース,メチルセルロース,結晶セルロース,ポリビニルピロリドン,ゼラチン,デンプン類,アラビアゴム末,トラガント,プルラン及びグリセリンよりなる群より選ばれる少なくとも1種である,請求項6の組成物。
  8. 崩壊剤が,デンプン類,ヒドロキシプロピルスターチ,低置換度ヒドロキシプロピルセルロース,カルボキシメチルセルロースカルシウム,カルボキシメチルセルロース,クロスカルメロースナトリウム,カルボキシメチルスターチナトリウム,クロスポビドン,カルメロースカルシウム,部分アルファー化デンプンからなる群より選ばれる少なくとも1種である,請求項6又は7の組成物。
  9. 該組成物の重量に対し,アジルサルタン10〜35重量%を含むものである,請求項1〜8の何れかの組成物。
  10. 錠剤密度が1.1〜1.5mg/mmである,請求項1〜9の何れかの組成物。
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