JP2018150703A - 建具の額縁 - Google Patents

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Abstract

【課題】建具に固定される額縁において、コーナーで一方の額縁部材に上から被さった状態で嵌合部材に固定される他方の額縁部材の建具からの脱落を効果的に防止できる構造を提供すること。【解決手段】額縁80は、横方向に延び、上ジョイント部材91を介して固定される上額縁(第1額縁部材)81又は下ジョイント部材92を介して固定される下額縁(第1額縁部材)82と、上額縁81又は下額縁82の延びる方向に交差する縦方向に延び、上額縁81又は下額縁82の端部の見付面821の少なくとも一部に被さるように縦ジョイント部材93,94を介して固定され、上額縁81又は下額縁82とともに額縁80のコーナーを形成する縦額縁83,84と、縦額縁83,84の端部に固定され、縦額縁83,84とともに上額縁81又は下額縁82を見込方向で挟む突出部103を有する端部キャップ100a,100bと、を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、嵌合構造を有する嵌合部材を介して建具に固定される額縁に関する。
従来、戸体の採風窓等の四周を囲むように装飾用の額縁を取り付けた建具が知られている。この種の額縁を備える建具を開示するものとして例えば特許文献1がある。特許文献1には、嵌合構造を有するモール固定部材を枠に固定し、モール固定部材のスナップフィットによりモール部材(額縁部材)を固定する構造について記載されている。
特開2016−108830号公報
特許文献1では、縦方向のモール部材と横方向のモール部材が重なるコーナーにおいて、何れか一方が他方に被さる構造になっている。この構造では、モール部材が四方に配置されるモール固定部材のそれぞれに嵌合されているが、モール固定部材とモール部材の嵌合が緩い場合に、上に被さっている側のモール部材が戸体から容易に外れてしまう。上に被さっているモール部材の脱落を防止するという点で改善の余地があった。
本発明は、建具に固定される額縁において、コーナーで一方の額縁部材に上から被さった状態で嵌合部材に固定される他方の額縁部材の建具からの脱落を効果的に防止できる構造を提供することを目的とする。
本発明は、嵌合部材(例えば、後述の上ジョイント部材91、下ジョイント部材92、縦ジョイント部材93,94)を介して建具(例えば、後述の建具1、戸体12)に固定される額縁(例えば、後述の額縁80)であって、横方向又は縦方向に延び、前記嵌合部材を介して固定される第1額縁部材(例えば、後述の上額縁81、下額縁82)と、前記第1額縁部材の延びる方向に交差する縦方向又は横方向に延び、前記第1額縁部材の端部の見付面(例えば、後述の見付面821)の少なくとも一部に被さるように前記嵌合部材を介して固定され、前記第1額縁部材とともに前記額縁のコーナーを形成する第2額縁部材(例えば、後述の縦額縁83,84)と、前記第2額縁部材の端部に固定され、前記第2額縁部材とともに前記第1額縁部材を見込方向で挟む突出部(例えば、後述の突出部103)を有する端部キャップ(例えば、後述の端部キャップ100)と、を備える建具の額縁に関する。
前記第1額縁部材の端部には前記突出部の形状に応じて切り欠かれた第1切欠部(例えば、後述の端部切欠部826)が形成され、前記第2額縁部材の端部には前記第1額縁部材の端部を挿入するための第2切欠部(例えば、後述の端部切欠部836)が形成され、前記突出部は、前記第2切欠部に挿入された前記第1額縁部材の前記第1切欠部の内側で、前記第2額縁部材とともに前記第1額縁部材を見込方向で挟む形状であることが好ましい。
前記第1額縁部材は、前記建具に固定される枠材(例えば、後述の開口部上枠51、開口部下枠52)に嵌合する枠材嵌合部(例えば、後述の枠材嵌合部825)を有することが好ましい。
本発明の建具に固定される額縁の構造によれば、コーナーで一方の額縁部材に上から被さった状態で嵌合部材に固定される他方の額縁部材の建具からの脱落を効果的に防止できる。
本発明の一実施形態に係る額縁部材が適用される建具を屋外側から見た姿図である。 本実施形態の額縁部材が適用される建具を屋内側から見た姿図である。 本実施形態の額縁部材が適用される建具が備える戸体の横断面図である。 本実施形態の額縁部材が適用される建具が備える戸体の縦断面図である。 本実施形態の額縁部材が戸体の屋内側に取り付けられる様子を模式的に示す図である。 本実施形態の下額縁の見付面の裏側を示す図である。 本実施形態の下額縁の障子側の見込面を示す図である。 本実施形態の下額縁が開口部下枠に固定される様子を示す断面図である。 本実施形態の縦額縁の見付面の裏側を示す図である。 本実施形態の縦額縁の障子側の見込面を示す図である。 本実施形態の縦額縁が開口部縦枠に固定される様子を示す断面図である。 本実施形態の端部キャップの斜視図である。 本実施形態の端部キャップの平面図である。 本実施形態の端部キャップの側面図である。 本実施形態の端部キャップと縦額縁により下額縁(上額縁)が見込方向で挟み込まれている様子を模式的に示す斜視図である。 本実施形態の下額縁、縦額縁及び端部キャップの取付関係を模式的に示す分解斜視図である。 本実施形態の下額縁、縦額縁及び端部キャップが組み付けられた様子を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明が適用される建具1の全体構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る額縁80が適用される建具1を屋外側から見た姿図である。図2は、本実施形態の額縁80が適用される建具1を屋内側から見た姿図である。図3は、本実施形態の額縁80が適用される建具1が備える戸体12の横断面図である。図4は、本実施形態の額縁80が適用される建具1が備える戸体12の縦断面図である。
本実施形態の建具1は、固定枠体11と、戸体12と、複数の丁番13と、ドアクローザ14と、ドアガード15と、を備える。なお、以下の説明において、「吊元側」とは、戸体12の吊元側を意味し、「戸先側」とは、戸体12の戸先側を意味する。
固定枠体11は、建物に形成された躯体開口部2に固定される。固定枠体11は、横枠としての固定上枠111及び固定下枠112と縦枠としての吊元側の固定縦枠113及び戸先側の固定縦枠114により矩形に枠組みされる。
戸体12は、固定枠体11の内側に吊り込まれる玄関ドア等の開き戸である。複数の丁番13により、固定枠体11に戸体12が開閉可能(回動可能)に支持される。
ドアクローザ14は、戸体12の屋内側の上側であって、戸体12の見付方向(戸体12の幅方向)の中心よりも吊元側に寄って配置される。ドアクローザ14は、本体が戸体12に、アームが固定上枠111に、それぞれ接続される。
ドアガード15は、戸体12に配置され、かつ、ループ状に形成されたドアガード本体部16と、戸先側の固定縦枠114に配置され、かつ、ドアガード本体部16が掛合することが可能なドアガード受け部17と、を有する。
図1を参照して戸体12の屋外側に配置される構成について説明する。戸体12の屋外側の表面には屋外側面材61が配置される。戸体12の屋外戸先側における高さ方向の略中央部には屋外側ハンドル62が配置される。屋外側ハンドル62の上下それぞれにはシリンダー63,64が配置される。また、屋外側面材61の左右方向中央には上下方向に延びる化粧材65が配置され、この化粧材65の両側には左右一対の外額縁部材66が固定される。外額縁部材66は、戸体12の屋外側に配置される嵌合部材67を介して固定される(図3参照)。
図2を参照して戸体12の屋内側に配置される構成について説明する。戸体12の屋内側の表面には屋内側面材71が配置される。戸体12の屋内戸先側における高さ方向の略中央部には屋内側ハンドル72が配置される。屋内側ハンドル72の上下それぞれにはサムターン73,74が配置される。
また、屋内側面材71の化粧材65の裏側には採風窓として機能する開閉可能な障子40が配置される。屋内側面材71における障子40の四周には樹脂製の額縁80が固定される。額縁80は、上額縁81、下額縁82、吊元側の縦額縁83及び戸先側の縦額縁84からなる。縦額縁83,84の上下端のそれぞれには、端部の開口部を塞ぐ端部キャップ100が嵌め込まれる。
図3及び図4に示すように、本実施形態の戸体12は、戸体12の四周を囲んで配置される框体20と、戸体12に形成される開口部30に固定され、障子40が嵌め込まれる開口部枠体50と、を更に備える。
框体20は、横框としての上框21及び下框22と縦框としての吊元側の縦框23及び戸先側の縦框24により矩形に框組みされる。
開口部枠体50は、横枠としての開口部上枠51及び開口部下枠52と縦枠としての吊元側の開口部縦枠53及び戸先側の開口部縦枠54により矩形に枠組みされる。本実施形態の開口部枠体50は、例えば、アルミニウム等の金属製の部材によって構成される。
開口部上枠51には上額縁81を嵌合固定する上ジョイント部材91がビス95により固定され、開口部下枠52には下額縁82を嵌合固定する下ジョイント部材92がビス95により固定される。また、吊元側の開口部縦枠53には吊元側の縦額縁83を嵌合固定する縦ジョイント部材93がビス95により固定され、戸先側の開口部縦枠44には戸先側の縦額縁84を嵌合固定する縦ジョイント部材94がビス95により固定される。
また、開口部下枠52は、その内部に屋外側に通じる排水経路(図示省略)を有し、排水経路における屋外側の出口には排水弁55が設けられる。本実施形態の下額縁82は、その上面が屋外側に進むにつれて下がるように傾斜しており、前述の排水経路に水をガイドする構成となっている。
次に、開口部枠体50の内側に嵌め込まれる障子40について説明する。障子40は、縦辷り出しタイプの障子であり、障子40を開放すれば、戸体12を開放することなく屋内の通気・換気(採風)が可能になる。本実施形態の障子40は、採風框体41と、ガラス42と、上側アーム421と、下側アーム422と、把手部150(図2参照)と、を備える。
採風框体41は、横框としての採風上框411及び採風下框412と縦框としての吊元側の採風縦框413及び戸先側の採風縦框414により矩形に框組される。
採風上框411は、屋内側に配置される樹脂形材411aと屋外側に配置されるアルミ形材411bが嵌合固定されて構成される。採風下框412は、屋内側に配置される樹脂形材412aと屋外側に配置されるアルミ形材412bが嵌合固定されて構成される。また、左右の採風縦框413,414についても同様に、屋内側に配置される樹脂形材413a,414aと屋外側に配置されるアルミ形材413b,414bが嵌合固定されて構成される。このように、採風框体41は、アルミニウム等の金属を押出成形したアルミ形材と断熱部材として機能する樹脂形材とによって構成される複合部材となっている。
ガラス42は、採風框体41の内側に嵌め込まれる複層ガラスである。ガラス42は、グレイジングチャンネル430等を介して採風框体41の内側に固定される。また、ガラス42の屋外側には網68が配置される。網68は、障子40を開放することで屋外と屋内とを開口部30を通じて連通させた際に、虫等が屋内に侵入するのを防ぐためのものである。
上側アーム421は開口部上枠51と採風上框411を接続し、下側アーム422は、開口部下枠52と採風下框412を接続する。上側アーム421及び下側アーム422によって、障子40が開口部30の内側に開閉可能に吊り込まれる。
把手部150は、吊元側の採風縦框413の屋内側に配置される。把手部150は、連動部材441を介して障子40の開放を制限するロック機構440を有する。
以上、建具1の全体構成について説明した。次に、本実施形態の額縁80の戸体12(建具1)への取付方法について説明する。図5は、本実施形態の額縁80が戸体12の屋内側に取り付けられる様子を模式的に示す図である。
図5に示すように、上ジョイント部材91、下ジョイント部材92、縦ジョイント部材93,94からなるジョイント部材90が、ビス95によりそれぞれ固定された状態の戸体12に対して額縁80の嵌合作業が行われる。
まず、上額縁81を上ジョイント部材91に嵌合固定するとともに下額縁82を下ジョイント部材92に嵌合固定する。上額縁81及び下額縁82は何れも横方向に延びる横額縁であり、取り付ける向きが上下方向で異なっているものの同様の形状で構成される。以下、下額縁82を例に本実施形態の横額縁の構成について説明する。
図6Aは、本実施形態の下額縁82の見付面821の裏側を示す図である。図6Bは、本実施形態の下額縁82の障子40側の見込面822を示す図である。図7は、本実施形態の下額縁82が開口部下枠52に固定される様子を示す断面図である。
下額縁82は、見付面821と、障子40側の見込面(上面)822と、固定下枠112側の見込面(下面)823と、下ジョイント部材92に嵌合するジョイント嵌合部824と、開口部下枠52に嵌合される枠材嵌合部825と、左右両端部のそれぞれに形成される端部切欠部826と、見付面821の裏側で横方向に延びる複数のホロー部827と、縦額縁83(縦額縁84)側に差し込まれる差込端部828と、を備える。本実施形態の下額縁82は、樹脂により一体的な部材として構成される。
開口部下枠52には、下ジョイント部材92の他に下額縁82の枠材嵌合部825に嵌合するための嵌合片521が設けられる。下額縁82は、その枠材嵌合部825の溝に嵌合片521の先端を嵌め込んだ状態で回転させてジョイント嵌合部824を下ジョイント部材92に押し込んでスナップフィット方式で嵌合させることにより、開口部下枠52に固定される(図7参照)。このように、嵌合する箇所が複数設けられることで下額縁82と開口部下枠52の固定は強固なものになっている。なお、上額縁81も同様の方法で開口部上枠51に嵌合固定される。
次に、吊元側の縦額縁83を縦ジョイント部材93に嵌合固定するとともに戸先側の縦額縁84を縦ジョイント部材94に嵌合固定する。吊元側の縦額縁83及び戸先側の縦額縁84は取り付ける向きが左右方向で異なっているものの同様の形状で構成される。以下、以下、吊元側の縦額縁83を例に本実施形態の縦額縁の構成について説明する。
図8Aは、本実施形態の縦額縁83の見付面831の裏側を示す図である。図8Bは、本実施形態の縦額縁83の障子40側の見込面832を示す図である。図9は、本実施形態の縦額縁83が開口部縦枠53に固定される様子を示す断面図である。
縦額縁83は、見付面831と、障子40側の見込面(内側面)832と、吊元側の見込面833と、縦ジョイント部材93に嵌合するジョイント嵌合部834と、端部キャップ100を嵌合する嵌合孔835と、上下両端部のそれぞれに形成される端部切欠部836と、見付面831の裏側で上下方向に延びるホロー部837と、を備える。本実施形態の縦額縁83は、樹脂により一体的な部材として構成される。
吊元側の縦額縁83は、そのジョイント嵌合部834が縦ジョイント部材93に対して見込方向で押し込まれることにより、スナップフィット方式で嵌合固定される。本実施形態では、縦額縁83,84のそれぞれの上下方向の端部が上額縁81及び下額縁82のそれぞれの左右方向の端部に被さるように固定される(図2参照)。縦額縁83,84の位置合わせは、下額縁82の位置を基準として行われる。
次に、端部キャップ100を縦額縁83,84の上下それぞれの合計4箇所に嵌め込む。端部キャップ100の構成について説明する。なお、本実施形態では、左右対称形状の2種類の端部キャップ100a,100bが用いられる(図5参照)。吊元側の縦額縁83の下端部及び戸先側の縦額縁84の上端部に嵌め込まれる端部キャップ100aを例として本実施形態の端部キャップ100について説明する。
図10は、本実施形態の端部キャップ100aの斜視図である。図11は、本実施形態の端部キャップ100aの平面図である。図12は、本実施形態の端部キャップ100aの側面図である。
図10から図12に示すように、端部キャップ100aは、壁状の端面101と、端面101の裏側からブロック状に突出する差込部102と、端面101の側部から壁状に突出する突出部103と、差込部102の平面部分に設けられる嵌合部106と、端面101の見付面側に形成される延出部107と、を備える。
壁状の端面101は、縦額縁84の端部の開口を塞ぐ部材である。差込部102は、縦額縁83のホロー部837に差し込まれる部分である。突出部103は、縦額縁83(縦額縁84)とともに下額縁82(上額縁81)を挟み込むための部材である。突出部103には切欠部104が形成される。突出部103の見込面に下額縁82の端部切欠部826の端面の一部が対向する位置関係となる(図13参照)。嵌合部106は、差込部102がホロー部837に差し込まれると、その過程で弾性変形して最終的に嵌合孔835に嵌り込む嵌合部材である。延出部107は、端面101の見付面側で縦額縁83の端面に沿って延びており、縦額縁83(縦額縁84)の見付面831と略面一となる部分である。
図13は、本実施形態の端部キャップ100aと縦額縁83により下額縁82が見込方向で挟み込まれている様子を模式的に示す斜視図である。なお、図13では、縦額縁83については二点鎖線で示されている。
図13に示すように、端部キャップ100aにおける突出部103と延出部107の間には、空間105が形成されている。この空間105に下額縁82(上額縁81)の差込端部828が入り込むことにより、下額縁82(上額縁81)の端部が端部キャップ100aと縦額縁83とともに挟み込まれた状態となる。従って、縦額縁83が縦ジョイント部材93から引き剥がされる力を受けた場合、その力は下額縁82にも受け止められることになり、縦額縁83だけが戸体12から脱落する事態を効果的に防止できる。
端部キャップ100bも同様の方法で縦額縁83(縦額縁84)に固定される。図14は、本実施形態の下額縁82、縦額縁84及び端部キャップ100bの取付関係を模式的に示す分解斜視図である。図15は、本実施形態の下額縁82、縦額縁84及び端部キャップ100bが組み付けられた様子を模式的に示す斜視図である。なお、図15では下額縁82が二点鎖線で示されている。
図14に示すように、下額縁82の端部に被さるように縦額縁84の端部を配置して固定する。次に、端部キャップ100bを縦額縁84の端面に嵌め込んで図15に示す状態にして縦額縁84の端面が見えない状態にする。縦額縁84の嵌合状態の確認を最後に行って額縁80の取付作業を完了する。
上記実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の建具1に固定される額縁80は、横方向に延び、上ジョイント部材91を介して固定される上額縁(第1額縁部材)81又は下ジョイント部材92を介して固定される下額縁(第1額縁部材)82と、上額縁81又は下額縁82の延びる方向に交差する縦方向に延び、上額縁81又は下額縁82の端部の見付面821の少なくとも一部に被さるように縦ジョイント部材93,94を介して固定され、上額縁81又は下額縁82とともに額縁80のコーナーを形成する縦額縁83,84と、縦額縁83,84の端部に固定され、縦額縁83,84とともに上額縁81又は下額縁82を見込方向で挟む突出部103を有する端部キャップ100a,100bと、を備える。
これにより、上額縁81又は下額縁82の端部に被さる縦額縁83,84に対して戸体12から引き剥がすような力が加わったとしても、上額縁81又は下額縁82の戸体12への固定力によって縦額縁83,84の戸体12からの脱落を防止することができる。本実施形態の構成によれば、樹脂製の額縁80であって、嵌合により戸体12に固定されるような構成であっても、当該額縁80が戸体12から外れる事態を効果的に防止できるのである。
また、予め四方の額縁80を組み立てる等の工数を増やすこともないので、従来の作業を大きく変更する必要もなく、組付け後に脱落防止機能を作用させることもできるので、作業性も高い。更に、本実施形態では、突出部103は端部キャップ100a,100bの本体部分と一体成形されており、新たな構成を追加することなく上記効果を奏する構成を実現している。
また、本実施形態では、上額縁81又は下額縁82の差込端部828には突出部103の形状に応じて切り欠かれた端部切欠部826が形成され、縦額縁83,84の端部には上額縁81又は下額縁82の差込端部828を挿入するための端部切欠部836が形成される。そして、突出部103は、縦額縁83,84の端部切欠部836に挿入された上額縁81又は下額縁82の端部切欠部826の内側で、縦額縁83,84とともに上額縁81又は下額縁82を見込方向で挟む形状である。
上額縁81又は下額縁82が縦額縁83,84に干渉しないように逃がし加工(切欠部)を形成したことにより、建具1における取付位置が戸体12のように平面であっても突出部103が戸体12に干渉しなくなる。戸体12側に突出部103との干渉を避けるための凹部を形成する必要もないので、建具1の平面部分にも容易に適用できる。
また、本実施形態では、上額縁81又は下額縁82は、戸体12に固定される開口部上枠51又は開口部下枠52に嵌合する枠材嵌合部825を有する。
これにより、下ジョイント部材92(上ジョイント部材91)との嵌合に加えて枠材嵌合部825の嵌合によっても下額縁82(上額縁81)が嵌合されるので、下額縁82(上額縁81)の戸体12への固定をより強固にすることができる。これによって、縦額縁83,84が脱落しようとしても強固に戸体12に固定された下額縁82(上額縁81)によっても縦額縁83,84が規制されるので、縦額縁83,84の脱落をより確実に防止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、第1額縁部材が上額縁又は下額縁の横額縁であり、第2額縁部材が縦額縁である構成を例としたがこの構成に限定されない。例えば、第1額縁部材を縦額縁とし、第2額縁部材を横額縁とする構成としてもよい。
上記実施形態では、矩形に枠組みされる額縁80を例として説明したがこの構成に限定されない。コーナーを形成するような額縁であればよく、下額縁を備えないような三方額縁にも本発明を適用することができる。
上記実施形態では、樹脂製の額縁80を例として説明したが、アルミニウム等の金属により構成される額縁にも本発明を適用することができる。
上記実施形態では、建具として障子40を有する戸体12を例として説明したがこの構成に限定されない。開口部にガラスを嵌め込んだFIX窓を有する戸体や窓を有しない戸体等、額縁を取り付けることができる種々の建具に本発明は適用できる。
1 建具
12 戸体(建具)
80 額縁
81 上額縁(第1額縁部材)
82 下額縁(第1額縁部材)
83,84 縦額縁(第2額縁部材)
91 上ジョイント部材(嵌合部材)
92 下ジョイント部材(嵌合部材)
93,94 縦ジョイント部材(嵌合部材)
100,100a,100b 端部キャップ
103 突出部

Claims (3)

  1. 嵌合部材を介して建具に固定される額縁であって、
    横方向又は縦方向に延び、前記嵌合部材を介して固定される第1額縁部材と、
    前記第1額縁部材の延びる方向に交差する縦方向又は横方向に延び、前記第1額縁部材の端部の見付面の少なくとも一部に被さるように前記嵌合部材を介して固定され、前記第1額縁部材とともに前記額縁のコーナーを形成する第2額縁部材と、
    前記第2額縁部材の端部に固定され、前記第2額縁部材とともに前記第1額縁部材を見込方向で挟む突出部を有する端部キャップと、
    を備える建具の額縁。
  2. 前記第1額縁部材の端部には前記突出部の形状に応じて切り欠かれた第1切欠部が形成され、
    前記第2額縁部材の端部には前記第1額縁部材の端部を挿入するための第2切欠部が形成され、
    前記突出部は、前記第2切欠部に挿入された前記第1額縁部材の前記第1切欠部の内側で、前記第2額縁部材とともに前記第1額縁部材を見込方向で挟む形状である請求項1に記載の建具の額縁。
  3. 前記第1額縁部材は、前記建具に固定される枠材に嵌合する枠材嵌合部を有する請求項1又は2に記載の建具の額縁。
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