JP2019173361A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観意匠性および止水性能を考慮した建具を提供する。【解決手段】本発明の建具(1)は、縦方向に2以上の窓(4,31,32)が並設される段窓構造の建具であって、縦枠(23)と横枠(21,22)とで形成された枠体と、前記横枠と平行に設けられ、一対の前記縦枠間に架設された無目枠(6)と、前記無目枠の下方に設けられ、縦軸周りに回動して開閉可能に構成される縦辷り窓(4)と、前記無目枠に取り付けられ、前記縦辷り窓が前記縦軸周りに回動可能となるように支持する開閉機構(51)と、前記無目枠に設けられ、前記縦辷り窓の屋外から屋内への浸水を防ぐ水切り材(8)と備え、前記水切り材は、前記開閉機構よりも見込み方向の前記屋内側に設けられていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、窓用の建具に関する。
建物の開口部に設けられる建具として、枠体内に2以上の窓が上下方向に並んで設けられる段窓構造の建具がある。例えば、特許文献1には、枠体の縦材間に水平方向に架設された無目枠より上方にFIX窓が設けられ、下方に可動窓が設けられた建具が提案されている。このような建具では、無目枠で上方の窓を支持するとともに、無目枠に下方の可動窓の支持部や開閉機構の固定部等が設けられて構成されている。
特開2016-223280号公報
段窓構造の建具において、見込み方向における窓のガラス面材の位置を上下段で統一させて、窓の外観の統一感を図ることが望まれている。さらに、建物の外観上の統一感を図り、かつ屋内側にスペースを広く確保する目的で、見込み方向における窓のガラス面材の位置を、枠体の屋外寄りに設けることが望まれている。
開閉機構は窓を支持しながら開閉動作させる。このため、開閉機構の耐荷重性を担保するためには窓の直上に設けることが望ましい。また、無目枠の上方に設けられた上窓を支持するためには、上窓のガラス面材の延長線上に開閉機構を設けることが望ましい。したがって、ガラス面材の位置を見込み方向の屋外寄りに設ける場合、開閉機構は無目枠の見込み方向における屋外側の端部近傍に設けるのが好ましい。その一方で、雨水の建具内への浸入を抑える水切り材や止水材も、止水機能を高めるためには、無目枠の見込み方向における屋外側の端部近傍に設けるのが好ましい。しかし、開閉機構と水切り材や止水材を無目枠の見込み方向の屋外側の一部分に集約して設けることは難しかった。
上記事情を踏まえ、本発明は、外観意匠性および止水性能を考慮した建具を提供することを目的とする。
本発明に係る建具は、縦方向に2以上の窓が並設される段窓構造の建具であって、縦枠と横枠とで形成された枠体と、前記横枠と平行に設けられ、一対の前記縦枠間に架設された無目枠と、前記無目枠の下方に設けられ、縦軸周りに回動して開閉可能に構成される縦辷り窓と、前記無目枠に取り付けられ、前記縦辷り窓が前記縦軸周りに回動可能となるように支持する開閉機構と、前記無目枠に設けられ、前記窓の屋外から屋内への浸水を防ぐ水切り材と備え、前記水切り材は、前記開閉機構よりも見込み方向の前記屋内側に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、縦辷り窓の開閉機構よりも屋内側に水切り材を設けたため、開閉機構を水切り材よりも屋外側に配設できる。したがって、開閉機構により開閉可能に構成される縦辷り窓をより屋内側に配置でき、建物の外観上の統一感が得られ、外観意匠性に優れた段窓を提供できる。また、水切り材により、縦辷り窓よりも屋内側への雨水の浸入を防ぐことができる。この結果、外観意匠性および止水性能を考慮した建具を提供できる。
本発明に係る建具では、前記無目枠は、前記無目枠の前記屋外側の端部から下方に延びて前記無目枠と前記開閉機構との固定部を覆う延出片を備えていてもよい。
この発明によれば、延出片により、無目枠と開閉機構との固定部を覆うため、延出片が水、光、及び風の防護壁として機能する。また、無目枠と縦辷り窓との隙間を覆い隠すことができる。この結果、水や光による開閉機構の劣化を防ぐことができ、耐久性に優れた建具を提供できる。
本発明に係る建具では、前記開閉機構は、前記縦辷り窓に備えるガラス面材及び前記無目枠の上方に設けられる上窓のガラス面材の延長線上に設けられていてもよい。
この発明によれば、縦辷り窓のガラス面材及び上窓のガラス面材の延長線上に開閉機構が設けられるため、無目枠の上下に設けられる各窓を安定支持でき、耐荷重性に優れた建具を提供できる。
本発明に係る建具では、前記縦辷り窓及び前記上窓が、見込み方向における前記枠体の屋外端部側に設けられていてもよい。
この発明によれば、縦辷り窓及び上窓が枠体の見込み方向の屋外側に配設されるため、外観意匠性が良い建具を提供できる。また、屋内側のスペースを広く確保できる。
本発明は、外観意匠性および止水性能を考慮した建具を提供できる。
本発明の一実施形態に係る建具を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る建具を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る手摺固定具を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る手摺固定具の一部を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具1について図1から図4を用いて説明する。図1は本実施形態に係る建具1の一例を示す正面図である。図2は、本実施形態に係る建具1の縦辷り窓4を開けた状態を示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る建具1の縦断面図である。図4は、図3における上無目枠6近傍の構造を拡大して示す断面図である。
本実施形態に係る建具1は、図1に示すように、躯体の開口部に枠体2が設けられ、枠体2内に、上から順に縦方向に上窓31、縦辷り窓4、及び下窓32の3つの窓が並設された段窓構造の建具である。建具1は、枠体2と、無目枠6,7と、上窓31と、縦辷り窓4と、下窓32と、開閉機構51,52と、水切り部材8と、を備える。
枠体2は、縦枠23,23と横枠21,22とで形成されている。枠体2は、上枠(横枠)21と下枠(横枠)22と左右の縦枠23,23とが四角形枠状に形成されている。枠体2はそれぞれアルミニウム合金からなる型材である。上枠21及び下枠22には、躯体の開口部との固定部と、上窓31あるいは下窓32を支持する窓支持部211,221を備える。
無目枠6,7は、上枠21及び下枠22と平行に設けられ、一対の縦枠23,23間に架設されている。本実施形態では、縦辷り窓4と、縦辷り窓4の上方及び下方にそれぞれ上窓31及び下窓32が設けられているため、無目枠6,7は上無目枠6と下無目枠7とを備える。上無目枠6及び下無目枠7は、図3に示す縦断面形状が横方向の略全長に亘って形成されている。
上無目枠6は、横方向の両端部が縦枠23,23に固定されている。上無目枠6は、上部で上窓31を支持固定し、下部で縦辷り窓4を開閉可能に支持可能に構成されている。図4に示すように、上無目枠6の上部の屋外O側には、上窓31を支持する上窓受け部61が設けられている。
上窓受け部61には、載置部611と、下端係止部612と、押縁係止部613とを有する。載置部611は水平面であり、上窓31の下面を支持する面である。下端係止部612は、載置部611よりも屋内側の上方に設けられ、上窓31の屋内I側の下端部を係止可能に構成されている。下端係止部612は、上下方向に延びて上窓31の屋内I側の側面と当接する第一当接片612aと、第一当接片612aよりも下方に設けられ、縦断面形状がL字形状の第二当接片612bとを有する。第二当接片612bは、上窓31の屋内I側の下端の角部に当接して上窓31を支持可能な形状を有する。押縁係止部613は、載置部611の屋外O側の端部よりも屋外O側に配置されている。押縁係止部613は、上方に開口する溝形状を有する。載置部611の屋外O側の端部は、押縁係止部613の溝上に突出している。
上窓受け部61の下方には、上開閉機構51(開閉機構)を固定する固定部62が設けられている。図4に示すように、固定部62は、縦断面形状が略矩形であり下方に開口する溝部621を有する。固定部62には、縦枠23との連結前に横方向の端部から座金622が挿入されている。固定部62の下端の開口は、上部の溝の開口よりも、見込み方向の寸法が小さくなるように形成されている。座金622は、固定部62の開口よりも見込み方向の寸法が大きい。したがって、座金622は、固定部62内に保持されている。
上無目枠6の下部の固定部62よりも見込み方向の屋内I側には、水切り部材8を取り付ける水切り固定部63が設けられている。水切り固定部63は、上無目枠6の下面65から下方に突出して設けられている。水切り固定部63は、縦断面形状が下方に開口するC字形状を有する溝である。
上無目枠6の屋内I側の端面66は、下面65よりも下方に延出して形成され、下端部に気密部材保持部64が形成されている。気密部材保持部64は、屋内I側の端面66の下端部から屋外O側方向に開口する溝形状を有する。
上無目枠6には上押縁67が連結されている。上押縁67は、上無目枠6とともに、FIX窓である上窓31を挟んで固定する固定部材である。上押縁67は、上窓支持部671と、嵌合部672と、延出片673とを備えている。上窓支持部671は、上窓31の屋外O側の下端部の枠部材33と当接する外壁部671bと、外壁部671bから屋内I側に突出する突起671aとを有する。突起671aは、上窓31の屋外O側の下端部を下方から支持する。嵌合部672は、上窓支持部671の下方に設けられている。嵌合部672は、外壁部671bの下部が屋内I側に曲折して延びている。嵌合部672は、曲折部分の屋外側端部672aが、上無目枠6の押縁係止部613内に当接し、内側端部672bの上部が押縁係止部613の溝上に突出している載置部611の屋外O側の端部の下面に当接して、上無目枠6に嵌合されている。押縁67は、内側端部672bを先に押縁係止部613内に挿入して載置部611の屋外O側の端部の下面に当接させた後、屋外側端部672aを押縁係止部613内に挿入すると嵌合される。
延出片673は、押縁67の屋外O側の端部から下方に延びて上無目枠6と上開閉機構51との固定部を覆うように構成されている。延出片673は、上無目枠6の固定部62から見込み方向に離間して設けられている。延出片673の下端部は、固定部62よりも下方まで延出している。
下無目枠7は、横方向の両端部が縦枠23,23に固定されている。下無目枠7は、上部で縦辷り窓4を開閉可能に支持し、下部で下窓32を支持固定可能に構成されている。図3に示すように、下無目枠7の下部の屋外O側には、下窓32を係合する下窓受け部71が設けられている。下無目枠7の屋内I側の上部には、下開閉機構52の固定部72が設けられている。固定部72は、下窓受け部71の溝と連通している。固定部72の上部に、下開閉機構52が載置され、ネジ901が座金722と螺合されて固定部72に下開閉機構52が固定される。下無目枠7の上面と下開閉機構52との間には樹脂製のシール材723が設けられている。
下無目枠7の屋内I側の上端部には、上無目枠6と同様の気密部材保持部74が設けられている。
上開閉機構51及び下開閉機構52は縦辷り窓4の公知の開閉機構である。上開閉機構51は、上無目枠6に固定され、上リンク53を有する。上リンク53は、上開閉機構51の下面及び縦辷り窓4の上框42に対して固定軸回りに回動可能に設けられている。下開閉機構52は、下無目枠7に固定され、下リンク54を有する。下リンク54は、下開閉機構52の上面及び縦辷り窓4の下框43に対して固定軸回りに回動可能に設けられている。
上窓31及び下窓32は、FIX窓(嵌め殺し窓)である。上窓31及び下窓32は、四角形枠状に形成された枠部材33と、枠部材33内に嵌め込まれたガラス面材34とを備えている。枠部材33はアルミニウム合金からなる。
図1及び図2に示すように、縦辷り窓4は、上無目枠6の下方に設けられている。縦辷り窓4は、ハンドル401と不図示の施錠機構が縦框44に設けられている。縦辷り窓4は、上開閉機構51及び下開閉機構52により枠体2の上下方向に延びる仮想回転軸(縦軸)周りに回動して開閉可能に構成されている。
縦辷り窓4は、四角形枠状に形成された框40と、框40内に嵌め込まれたガラス面材41とを備えている。図3に示すように、ガラス面材41は、両面の四周に枠部411,411が取り付けられている。
框40は、上框42、下框43及び縦框44,44(図2参照)とで構成されている。図3及び図4に示すように、上框42の下面側には、下方に開口する上ガラス支持部421が設けられている。下框43の上面側には上方に開口する下ガラス支持部431が設けられている。縦框44,44には、互いの対向面に上下方向に開口する縦ガラス支持部(不図示)が設けられている。上ガラス支持部421、下ガラス支持部431、及び縦ガラス支持部は、枠体2の見込み方向の中央部よりも屋外O寄りに設けられている。
ガラス面材41は、両面の四周に設けられた矩形のシール材412,412を介して、枠部411,411が框40の上ガラス支持部421、下ガラス支持部431、及び縦ガラス支持部(不図示)内に嵌め込まれて支持されている。
上框42の上部であって、見込み方向の屋外O側端部近傍には、上開閉機構51の上リンク53が連結されている。図3に示すように、上リンク53と上框42とは、ガラス面材41よりも屋外O側で連結されている。
上框42の見込み方向の屋外O側の上端部には、上方に突出するステー当接片422が設けられている。ステー当接片422は、縦辷り窓4が閉じた状態で、上開閉機構51の屋外O側の端面511と当接可能に形成されている。
上框42の上ガラス支持部421よりも見込み方向の屋内I側には、縦断面形状が略矩形の内枠部46が形成されている。内枠部46は、縦辷り窓4を閉じた状態で、上無目枠6の屋内I側の下端部(気密部材保持部64)の近傍まで略水平方向に延びて形成されている。内枠部46の上面には上方に突出する止水突起461が設けられている。止水突起461は、内枠部の横幅の全長に亘って設けられている。
下框43の屋外O側の下面には、下開閉機構52の下リンク54が連結されている。下リンクと下框43とは、ガラス面材41よりも屋外O側で連結されている。下框43の屋外O側の端部は、下方に延びる下垂片432が形成されている。下垂片432の屋内I側の面は、縦辷り窓4が閉じた状態で下開閉機構52に当接する。
下框43の下ガラス支持部431よりも見込み方向屋内I側には、縦断面形状が略矩形の下内枠部436が形成されている。下内枠部436は、縦辷り窓4を閉じた状態で、下無目枠7の上端部(気密部材保持部)74の近傍まで略水平方向に延びて形成されている。
水切り部材8は樹脂製の長尺部材である。水切り材8は、縦辷り窓4の屋外Oから屋内Iへの浸水を防ぐ機能を備える。水切り部材8は、下部に設けられている水切り部本体81と、上部に設けられ水切り固定部63に嵌合する嵌合片82とを備える。水切り部本体81は、嵌合片82の下部から鉛直下方向に延びて形成される一対の壁部である。水切り部本体81は、一対の壁部が横方向に平行に延びて形成されている。
次に、建具1の各部材の連結構造について説明する。下無目枠7の下窓受け部71に下窓32の上端部が挿入され、下枠22の窓支持部221に下窓32が配置され、下押縁267でガラス面材34の下端部が挟持されて下窓32が固定されている。ガラス面材34の両面の四周に設けられた矩形のシール材412,412により窓支持部221にシールされている。
上無目枠6の載置部611には、略直方体形状の樹脂製の横材313が載置されている。横材313は緩衝材として機能する。上枠21の窓支持部211に上窓31の上部が挿入されており、横材313の上面に上窓31の下端面が載置され、上窓31の屋内I側の端部が第一当接片612a及び第二当接片612bに当接される。この状態で、上窓31の下端部を下端係止部612と押縁67の外壁部671bとで挟むように屋外O側から押縁67が押し込まれる。押縁67の屋内I側の嵌合部672が押縁係止部613の溝内に挿入されて押縁67が上無目枠6に係止される。この構成により、上窓31の下端部が上無目枠6に固定されている。
上開閉機構51は、上開閉機構51に挿通されたネジ900が座金622と螺合されて固定部62に固定されている。上無目枠6の下面と上開閉機構51との間には樹脂製のシール材623が設けられている。座金622とシール材623との間に、固定部62の開口部が挟持されている。
縦辷り窓4は、公知の方法で開閉機構51,52に連結されて上無目枠6及び下無目枠7に支持されている。
水切り部材8は、嵌合片82が水切り固定部63の溝内に嵌合され、水切り部本体81が下方に延出して設けられている。水切り材8は、開閉機構51,52よりも見込み方向の屋内I側に設けられている。図3に示すように、縦辷り窓4が閉じた状態では、水切り部本体81の下端部が止水突起461と当接するように設けられている。水切り部材8が止水突起461と当接することにより、縦辷り窓4の屋外O側から浸入した水が水切りされる。その結果、水切り部材8により、止水突起461よりも屋内I側に水が浸入することを防ぐことができる。
気密シール9は、気密部材保持部64と係合して固定される被固定部91と、シール部本体92とを有する。シール部本体92は、内部に中空部を有する縦断面形状が略矩形のチューブ部材である。気密シール9は、縦辷り窓4が閉じられた状態における気密性を保つための部材である。気密シール9は、縦辷り窓4の框40の屋内I側の面と、上無目枠6、下無目枠7及び縦枠23,23との当接部に矩形状に設けられる。つまり、気密シール9は、縦枠23,23と、上無目枠6と下無目枠7とに固定されている。気密シール材9は気密部材保持部64に固定される。上無目枠6と同様に、下無目枠7にも気密部材保持部74が設けられ、気密シール9は、下無目枠7にも固定されている。気密シール材9は、気密部材保持部64内に被固定部91が固定され、気密部材保持部64よりも屋外O側にシール部本体92が突出して設けられている。気密シール部9は、縦辷り窓4が閉じた状態で、縦辷り窓4の屋内I側の上端面と密着して縦辷り窓4の内外の気密性を保持可能に構成されている。
図3に示すように、上窓31及び下窓32のガラス面材34,34と、縦辷り窓4のガラス面材41とは、見込み方向における位置が一致し、上窓31及び下窓32のガラス面材34,34の延長線上に縦辷り窓4のガラス面材41が設けられている。縦辷り窓4、上窓31及び下窓32は、見込み方向における枠体2の屋外端部側に設けられている。各開閉機構51,52は、上窓31及び下窓32のガラス面材34,34と、縦辷り窓4のガラス面材41との延長線上に設けられている。
建具1は、上窓31、縦辷り窓4及び下窓32の各ガラス面材34,41の位置及び開閉機構51,52の位置が見込み方向において一致して上下方向に並んで設けられている。その結果、各段の窓31,32,4が枠体2及び無目枠6,7に安定支持される。その結果、耐久性に優れる。
また、各段の窓31,32,4が見込み方向における枠体2の中央部よりも屋外O側に設けられている。その結果、外観上、躯体の外壁との統一感が得られる。
本実施形態に係る建具1によれば、縦辷り窓4の上開閉機構51よりも屋内I側に水切り材8を設けたため、上開閉機構51を水切り材8よりも屋外O側に配設できる。したがって、上開閉機構51により開閉可能に構成される縦辷り窓4をより屋内I側に配置でき、建物の外観上の統一感が得られ、外観意匠性に優れた段窓を提供できる。また、水切り材8により、縦辷り窓4よりも屋内I側への雨水の浸入を防ぐことができる。この結果、外観意匠性および止水性能を考慮した建具1を提供できる。
本実施形態に係る建具1によれば、延出片673により、上無目枠6と上開閉機構51との固定部を覆うため、延出片673が水、光、及び風の防護壁として機能する。また、上無目枠6と縦辷り窓4との隙間を覆い隠すことができる。この結果、水や光による上開閉機構51の劣化を防ぐことができ、耐久性に優れた建具1を提供できる。
本実施形態に係る建具1によれば、縦辷り窓4のガラス面材41及び上窓31のガラス面材34の延長線上に上開閉機構51が設けられるため、上無目枠6の上下に設けられる各窓31,4を安定支持できる。下無目枠7においても、縦辷り窓4のガラス面材41及び下窓32のガラス面材34の延長線上に下開閉機構52が設けられるため、下無目枠7の上下に設けられる各窓32,4を安定支持できる。したがって、耐荷重性に優れた建具1を提供できる。
本実施形態に係る建具1によれば、縦辷り窓4及び上窓31が枠体2の見込み方向の屋外O側に配設されるため、外観意匠性が良い建具1を提供できる。また、屋内I側のスペースを広く確保できる。
本実施形態に係る建具1では、縦辷り窓4が閉じた状態において、縦辷り窓4の下框43に形成された下垂片432により、下開閉機構52が覆われるように構成されている。この結果、水や光による下開閉機構52の劣化を防ぐことができ、耐久性に優れた建具1を提供できる。
上記実施形態では、縦辷り窓4の上方及び下方にそれぞれFIX窓(上窓31,下窓32)が設けられている例を示したが、建具1の段窓の構成はこれに限定されない。例えば、下窓32を備えず、縦辷り窓4の上方のみにFIX窓である上窓31が設けられる段窓であってもよい。この他、上窓あるいは下窓がスライド窓や、開閉窓であってもよい。
上記実施形態では、押縁に延出部を備える例を示したが、上窓がスライド窓や開閉窓である場合、押縁の各部の構成が上無目枠6に一体に設けられ、延出部も上無目枠6に一体に形成される構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
1 建具
2 枠体
4 縦辷り窓
6 上無目枠(無目枠)
8 水切り材
21 上枠(横枠)
22 下枠(横枠)
23 縦枠
31 上窓
34,41 ガラス面材
51 上開閉機構(開閉機構)

Claims (4)

  1. 縦方向に2以上の窓が並設される段窓構造の建具であって、
    縦枠と横枠とで形成された枠体と、
    前記横枠と平行に設けられ、一対の前記縦枠間に架設された無目枠と、
    前記無目枠の下方に設けられ、縦軸周りに回動して開閉可能に構成される縦辷り窓と、
    前記無目枠に取り付けられ、前記縦辷り窓が前記縦軸周りに回動可能となるように支持する開閉機構と、
    前記無目枠に設けられ、前記窓の屋外から屋内への浸水を防ぐ水切り材と備え、
    前記水切り材は、前記開閉機構よりも見込み方向の前記屋内側に設けられていることを特徴とする建具。
  2. 前記無目枠は、前記無目枠の前記屋外側の端部から下方に延びて前記無目枠と前記開閉機構との固定部を覆う延出片を備えている請求項1に記載の建具。
  3. 前記開閉機構は、前記縦辷り窓に備えるガラス面材及び前記無目枠の上方に設けられる上窓のガラス面材の延長線上に設けられている請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記縦辷り窓及び前記上窓が、見込み方向における前記枠体の屋外端部側に設けられている請求項3に記載の建具。
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