JP2016108830A - 戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】防火性能をより向上させた、開口が形成されてその開口に障子又はガラスの嵌め込まれた戸を提供すること。【解決手段】建物に形成された躯体開口部Aの内部に、開閉可能に嵌め込まれる戸1であって、縦框と横框により框組みされ且つ框芯材202を有する框体20と、框体20の内側に形成された開口部30と、開口部30の内部に嵌め込まれる障子40と、開口部30の周囲に配置されて縦枠と横枠により枠組みされ且つ開口部芯材502を有する開口部枠体50と、を備え、開口部芯材502は、開口部30の周囲に配置された本体部552と、本体部552から延出して框芯材202まで延びる延出部562a,562b,562cと、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、戸に関する。
従来、ドア等の建具において、防火性能を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、建具の備える戸に、更に開口を形成し、その開口に障子やガラスを嵌め込む場合がある。例えば、開口に障子を嵌め込んだ戸において、その障子を開放すれば、戸を開放することなく屋内の換気を行うことが可能になる。
特開2013−79563号公報
しかしながら、このような戸は、火災における熱によって、戸に形成された開口周囲の枠が反ってしまい、戸と戸に形成された開口に嵌め込まれた障子との間に隙間が生じてしまう可能性がある。火災において、戸と障子との間に隙間が生じた場合、火炎や煙がその隙間を通過してしまう。
このような問題に対して、戸の框の内部だけでなく、戸に形成された開口の枠の内部に芯材を配置して、枠の反りを防止することが考えられる。このように、戸に形成された開口の枠の反りを防止すれば、建具の防火性能を向上させることができる。
しかし、建具に求められる防火性能は近年更に高まってきており、開口が形成された戸において戸に形成された開口の枠の内部に芯材を配置するだけでは、戸自体の反りを十分に抑制できず、満足できる防火性能が得られない場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、防火性能をより向上させた、開口が形成されてその開口に障子又はガラスの嵌め込まれた戸を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、建物に形成された躯体開口部(例えば、後述の躯体開口部A)の内部に、開閉可能に嵌め込まれる戸(例えば、後述の戸1)であって、縦框(例えば、後述の縦框23及び縦框24)と横框(例えば、後述の上框21及び下框22)により框組みされ且つ框芯材(例えば、後述の框芯材202)を有する框体(例えば、後述の框体20)と、該框体の内側に形成された開口部(例えば、後述の開口部30)と、前記開口部の内部に嵌め込まれる障子又はガラス(例えば、後述の障子40)と、前記開口部の周囲に配置されて縦枠(例えば、後述の開口部縦枠53及び開口部縦枠54)と横枠(例えば、後述の開口部上枠51及び開口部下枠52)により枠組みされ且つ開口部芯材(例えば、後述の開口部芯材502)を有する開口部枠体(例えば、後述の開口部枠体50)と、を備え、前記開口部芯材は、前記開口部の周囲に配置された本体部(例えば、後述の本体部552)と、該本体部から延出して前記框芯材まで延びる延出部(例えば、後述の延出部562a,562b,562c)と、を有する戸を提供する。
本発明では、框体の内側に開口部が形成され且つ開口部の内部に嵌め込まれる障子又はガラスを備える戸において、開口部枠体が開口部芯材を有するものとする。更に、開口部芯材が、開口部の周囲に配置された本体部と、本体部から延出して框体の有する框芯材まで延びる延出部と、を有するものとする。
これにより、火災時の熱によって開口部枠体の反りだけではなく、戸自体が反ってしまうことを防ぐことができる。戸自体が反るのを防止することにより、戸と障子又はガラスとの間だけではなく、戸と戸を嵌め込んだ固定枠体との間に、火炎や煙が通過する隙間が生じるのを防ぐことができるので、戸の防火性能が更に向上する。
また、前記本体部は、縦芯材(例えば、後述の開口部縦枠芯材532及び開口部縦枠芯材542)と横芯材(例えば、後述の開口部上枠芯材512及び開口部下枠芯材522)により枠組みされて形成され、前記延出部は、前記縦芯材及び前記横芯材のうち少なくとも一方が延出して前記框芯材まで延びることで形成されることが好ましい。
また、前記延出部は、前記縦芯材が延出して前記框芯材まで延びることで形成されることが好ましい。
また、前記開口部に開閉可能に嵌め込まれた障子(例えば、後述の障子40)を備えることが好ましい。
本発明によれば、防火性能をより向上させた、開口が形成されてその開口に障子又はガラスの嵌め込まれた戸を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る戸を備える建具を屋外側から見た姿図である。 上記実施形態に係る戸を備える建具を屋内側から見た姿図である。 上記実施形態に係る戸の縦断面図である。 上記実施形態に係る戸の横断面図である。 上記実施形態に係る戸を屋内側からみた図であって、屋内側の面材等を除いた戸を示す図である。 図5の領域R1の拡大図であり、縦枠芯材と横枠芯材との連結方法を示すための図である。 図5の領域R2の拡大斜視図であり、縦枠芯材と横框芯材の接続部分について示す図である。 図5の領域R2の拡大斜視図であり、縦枠芯材と横框芯材の接続部分について示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る戸1を備える建具100を屋外側から見た姿図である。図2は、本実施形態に係る戸1を備える建具100を屋内側から見た姿図である。戸1は、玄関ドア等の開き戸である。本明細書において、「吊元側」とは、戸1の吊元側を意味し、「戸先側」とは、戸1の戸先側を意味する。
建具100は、固定枠体110と、丁番121,122,123と、ドアクローザ130(図2参照)と、ドアガード140(図2参照)と、を更に備える。
固定枠体110は、建物に形成された躯体開口部Aの周囲に配置される。固定枠体110は、横枠としての固定上枠111及び固定下枠112と縦枠としての吊元側の固定縦枠113及び戸先側の固定縦枠114により矩形に枠組みされる。
丁番121,122,123は、吊元側の固定縦枠113及び戸1に接続される。
ドアクローザ130は、戸1の屋内側の上側であって、戸1の見付方向(戸1の幅方向)の中心よりも吊元側に寄って配置される。ドアクローザ130は、本体が戸1に、アームが固定上枠111に、それぞれ接続され、戸1を自動的に閉じる。
ドアガード140は、戸1に配置され且つループ状に形成されたドアガード本体部141と、戸先側の固定縦枠114に配置され且つドアガード本体部141が掛合することが可能なドアガード受け部142と、を有する。ドアガード140は、ドアガード本体部141がドアガード受け部142に掛合することで、戸1が開放されるのを制限する。
戸1は、建物に形成された躯体開口部Aの内部に、開閉可能に嵌め込まれる。具体的には、戸1は、丁番121,122,123によって、固定枠体110の内側に吊り込まれる。
戸1は、框体20と、開口部30と、障子40と、開口部枠体50と、屋外側面材61と、屋外側ハンドル62と、シリンダー63,64と、屋内側面材71と、屋内側ハンドル72と、サムターン73,74と、格子80と、を備える。
框体20は、戸体の四周を囲んで配置される。框体20は、横框としての上框21及び下框22と縦框としての吊元側の縦框23及び戸先側の縦框24により矩形に框組みされる。
開口部30は、框体20の内側であって、戸1の見付方向(戸1の幅方向)の中心よりも吊元側に形成される。
障子40は、開口部30の内側に嵌め込まれる。障子40は、縦辷り出しタイプの障子であり、障子40を開放すれば、戸1を開放することなく屋内の通気・換気(採風)が可能になる。
障子40は、採風框体41と、ガラス42と、把手43(図2参照)と、を備える。採風框体41は、横框としての採風上框411及び採風下框412と縦框としての吊元側の採風縦框413及び戸先側の採風縦框414により矩形に框組される(図2参照)。ガラス42は、採風框体41の内側に嵌め込まれる。把手43は、吊元側の採風縦框413の屋内側に配置される。障子40の吊元は、戸1の戸先側に、障子40の戸先は、戸1の吊元側に、それぞれ配置される。
開口部枠体50は、開口部30の周囲に配置される。開口部枠体50は、横枠としての開口部上枠51及び開口部下枠52と縦枠としての吊元側の開口部縦枠53及び戸先側の開口部縦枠54により矩形に枠組みされる。
屋外側面材61は、戸1の屋外側の表面に配置される(図1参照)。
屋外側ハンドル62は、戸1の屋外戸先側における高さ方向の略中央部に配置される。屋外側から屋外側ハンドル62を把持して戸1を屋外側に引くことで、戸1を、丁番121,122,123を中心に回動させて開放することができる。
シリンダー63,64は、屋外側ハンドル62の上下にそれぞれ配置される。シリンダー63,64は、鍵を挿入して回転させることができる。シリンダー63,64を回転させることで図示しないデットボルトを操作できる。デットボルトを操作することで建具100を施錠できる。
屋内側面材71は、戸1の屋内側の表面に配置される(図1参照)。
屋内側ハンドル72は、戸1の屋内戸先側における高さ方向の略中央部に配置される。屋外側から屋内側ハンドル72を把持して引くことで、戸1を、丁番121,122,123を中心に回動させて開放することができる。
サムターン73,74は、屋内側ハンドル72の上下にそれぞれ配置される。サムターン73,74を回転させることによっても、図示しないデットボルトを操作して、建具100を施錠できる。
格子80は、開口部30(障子40)の屋外側に配置される。格子80は、縦格子81と、水平材82と、を有する。
縦格子81は、戸1の上端から下端に亘って延設される。水平材82は、縦格子81の障子側に配置され、縦格子81の高さ方向の略中央部において、縦格子81と直角に交差する。
図3は、戸1の縦断面図である。
図3に示すように、ガラス42は、屋外側の板ガラス421と、屋内側の板ガラス422と、これら2枚の板ガラスで挟持されたスペーサ423と、を備える複層ガラスであり、優れた断熱性を有する。
なお、戸1は、ガラス42の屋外側に配置される網65を有する。網65は、障子40を開放することで屋外と屋内とを開口部30を通じて連通させた際に、虫等が屋内に侵入するのを防ぐ。また、戸1は、屋外側面材61と屋内側面材71との間に配置される断熱材Hを有する。断熱材Hは、例えば、発泡ポリスチレンからなる。
上框21は、断面がU字状である樹脂上框211と、樹脂上框211の内部に配置される断面がU字状の上框芯材212と、上框21のエッジ部分を覆うエッジ部材213と、を有する。樹脂上框211及び上框芯材212は、リベット21aによって接続される。
開口部上枠51は、開口部上枠本体511と、開口部上枠芯材512と、開口部上枠内部芯材513と、を有する。
開口部上枠本体511は、中空部511aを有するホロー構造である。また、開口部上枠本体511は、下方に延出した延出部511bを有する。延出部511bは、屋外側に屈曲しつつ下方に延出する。開口部上枠本体511は、例えばアルミニウムで構成される。より具体的には、開口部上枠本体511は、アルミニウムを押出成形することで得られる。
開口部上枠本体511は、延出部511bの基端側の屋内側に配置される加熱発泡材511cと、加熱発泡材511cの近傍に配置される気密材511dと、加熱発泡材511cよりも先端側の屋内側に配置される加熱発泡材511eと、加熱発泡材511eの近傍に配置される網65を固定するための網押し棒511fと、開口部上枠本体511(延出部511b)から加熱発泡材511eが剥がれるのを防止する剥がれ防止具511gと、を有する。
開口部上枠芯材512は、開口部上枠本体511の上方に配置される。開口部上枠芯材512は、上方に開放した断面C字状の長尺部材であり、例えば、ステンレスからなる。開口部上枠芯材512は、屋外側においてリベット512aによって開口部上枠本体511に固定され、屋内側においてリベット512bによって後述するモール固定部材516に固定される。開口部上枠芯材512と開口部上枠本体511との間には、屋外側面材61の一部及び加熱発泡材512cが配置される。開口部上枠芯材512とモール固定部材516との間には、屋内側面材71の一部及び加熱発泡材512dが配置される。
開口部上枠内部芯材513は、開口部上枠本体511の中空部511aに配置される。開口部上枠内部芯材513は、断面が上方に開放したC字状の長尺部材であり、例えば、ステンレスからなる。
また、戸1は、開口部屋外上側モール部材514と、開口部屋内上側モール部材515と、モール固定部材516と、を有する。
開口部屋外上側モール部材514は、開口部上枠51の屋外側に配置される。開口部屋外上側モール部材514は、図示しないネジによって、後述する開口部屋外吊元側モール部材534及び開口部屋外戸先側モール部材544と連結される。開口部屋外上側モール部材514は、上框21から開口部上枠51の屋外側を覆う。
開口部屋内上側モール部材515は、開口部上枠51の屋内側に配置される。
モール固定部材516は、開口部屋内上側モール部材515を固定するための部材であって、ネジ516aによって開口部上枠本体511に締結される。開口部屋内上側モール部材515は、スナップフィットによりモール固定部材516に固定される。
採風上框411は、中空部411aを有するホロー構造である。また、採風上框411は、上方に延出した延出部411bと、下方に形成された溝部411cと、を有する。採風上框411には上面に加熱発泡材411dが、延出部411bの屋外側には加熱発泡材411eが貼り付けられ、加熱発泡材411d及び加熱発泡材411eは、断面がL字状の固定金具411fによって固定される。溝部411cの内部には、断面が下方に開放したC字状の採風上框芯材411gが配置され、採風上框芯材411gの内部には加熱発泡材411hが配置される。
採風上框411は、障子40の閉鎖時に屋外側において気密材511dと当接する。
ガラス42の上側の端部は、溝部411cに嵌め込まれて、グレイジングチャンネル411iを介して採風上框411に挟持される。
下框22、開口部下枠52及び採風下框412は、それぞれ上框21、開口部上枠51及び採風上框411とほぼ同様の構造を有する。下框22、開口部下枠52及び採風下框412については、上框21、開口部上枠51及び採風上框411と同様の構造には対応する符号を付して説明を省略し、異なる構造について説明する。
開口部下枠本体521は、屋外側に配置され、中空部521aから雨水等を排水するための排水弁521jを有する。
開口部下枠内部芯材523には、屋外側及び屋内側にそれぞれ加熱発泡材523a,523bが配置される。
また、中空部412aの内部には、断面がM字状の採風下框内部芯材412jが配置され、溝部412cの内部の加熱発泡材412hの上には、ガラス42を支持する緩衝材412kが配置される。
更に、戸1は、開口部上枠51及び採風上框411と接続される上側アームS1と、開口部下枠52及び採風下框412と接続される下側アームS2と、を有する。上側アームS1及び下側アームS2によって、障子40が開口部30の内側に開閉可能に吊り込まれる。
図4は、戸1の横断面図である。図4においては、縦格子81の断面は示さない。
吊元側の縦框23は、断面がU字状である樹脂縦框231と、樹脂縦框231の内部に配置される断面がU字状の縦框芯材232と、縦框23のエッジ部分を覆うエッジ部材233と、を有する。樹脂縦框231、縦框芯材232及びエッジ部材233は、ネジ23aによって接続される。
開口部縦枠53は、開口部縦枠本体531と、開口部縦枠芯材532と、を有する。
開口部縦枠本体531は、戸先側に延出した延出部531bを有する。開口部縦枠本体531は、例えばアルミニウムで構成される。より具体的には、開口部縦枠本体531は、アルミニウムを押出成形することで得られる。
開口部縦枠本体531は、屋内側の面に配置される加熱発泡材531cと、加熱発泡材の近傍に配置される気密材531dと、延出部531bの屋内側に配置される加熱発泡材531eと、加熱発泡材531eの近傍に配置される網65を固定するための網押し棒531fと、開口部縦枠本体531(延出部531b)から加熱発泡材511eが剥がれるのを防止する剥がれ防止具531gと、を有する。開口部縦枠本体531の吊元側の面には、加熱発泡材531hが配置される。
開口部縦枠芯材532は、開口部縦枠本体531の吊元側に配置される。開口部縦枠芯材532は、断面が吊元側に開放されたC字状の長尺部材であり、例えば、ステンレスからなる。開口部縦枠芯材532は、屋外側においてリベット532aによって開口部縦枠本体531に固定され、屋内側においてリベット532bによって後述するモール固定部材536に固定される。開口部縦枠芯材532と開口部縦枠本体531との間には、屋外側面材61の一部及び加熱発泡材532cが配置される。開口部縦枠芯材532とモール固定部材536との間には、屋内側面材71の一部及び加熱発泡材532dが配置される。
また、戸1は、開口部屋外吊元側モール部材534と、開口部屋内吊元側モール部材535と、モール固定部材536と、を有する。
開口部屋外吊元側モール部材534は、開口部縦枠53の屋外側に配置される。開口部屋外吊元側モール部材534は、ネジ534aによって、水平材82と連結される。また、開口部屋外吊元側モール部材534は、モール固定部材534bによって開口部縦枠53に固定され、モール固定部材534cによって断熱材Hに固定される。
開口部屋内吊元側モール部材535は、開口部縦枠53の屋内側に配置される。
モール固定部材536は、開口部屋内吊元側モール部材535を固定するための部材であって、ネジ536aによって開口部縦枠本体531に締結される。開口部屋内吊元側モール部材535は、スナップフィットによりモール固定部材536に固定される。
採風縦框413は、中空部413aを有するホロー構造である。また、採風縦框413は、戸先側に形成された溝部413cと、を有する。中空部432aの内部には、断面が戸先側に開放したC字状の採風縦框内部芯材413jが配置される。溝部413cの内部には、断面が戸先側に開放したC字状の採風縦框芯材413gが配置され、採風縦框芯材413gの内部には加熱発泡材413hが配置される。
採風縦框413は、障子40の閉鎖時に屋外側において気密材531dと当接する。
ガラス42の吊元側の端部は、溝部413cに嵌め込まれて、グレイジングチャンネル413iを介して採風縦框413に挟持される。
戸1は、吊元側の開口部縦枠53と採風縦框413との間に、障子40が開放されるのを制限するロック機構Lを有する。ロック機構Lは、把手43によって操作される。
戸先側の縦框24、開口部縦枠54及び採風縦框414は、吊元側の縦框23、開口部縦枠53及び採風縦框413は、とほぼ同様の構造を有する。下戸先側の縦框24、開口部縦枠54及び採風縦框414については、吊元側の縦框23、開口部縦枠53及び採風縦框413と同様の構造には対応する符号を付して説明を省略し、これらと異なる構造について説明する。
戸先側の樹脂縦框241は、屋外側及び屋内側に別々に配置される。エッジ部材243は、戸1を閉鎖した際に固定縦枠114に当接する延出部243aを有する。
戸先側の開口部縦枠本体541の吊元側及び戸先側の採風縦框414の戸先側には、それぞれ加熱発泡材541i及び加熱発泡材414mが互いに対向して配置される。更に
戸先側の開口部縦枠本体541の吊元側及び戸先側の採風縦框414の戸先側には、屈曲して延出する延出部材541j及び延出部材414nがそれぞれ配置される。
図5は、戸1を屋内側から見た図である。これにより、開口部枠体50の有する開口部芯材502について説明する。図5においては、屋内側面材71、障子40、開口部枠体50のうち開口部芯材502以外の部材及び框体20のうち框芯材202以外の部材等を除いた状態の図である。
図5に示すように、戸1は、吊元の上側に配置される木片130aを有する。木片130aは、ドアクローザ130を設置する台である。
上記の框体20(図5においては図示せず、図1及び図2参照)は、框芯材202を有する。図5に示すように、框芯材202は、横芯材である上框芯材212及び下框芯材222と、縦芯材である吊元側の縦框芯材232及び戸先側の縦框芯材242により矩形状に框組みされる。
上記の開口部枠体50(図5においては図示せず、図1及び図2参照)は、開口部芯材502を有する。開口部芯材502は、横芯材である開口部上枠芯材512及び開口部下枠芯材522と、縦芯材である吊元側の開口部縦枠芯材532及び戸先側の開口部縦枠芯材542により枠組みされる。
開口部芯材502は、開口部30の周囲に配置された本体部552と、本体部552から延出して框芯材202まで延びる延出部562a,562b,562cと、を有する。
より具体的には、延出部562aは、吊元側の開口部縦枠芯材532が下方向に延出して下框芯材222まで延びることで形成される。延出部562bは、戸先側の開口部縦枠芯材542が上方向に延出して上框芯材212まで延びることで形成される。延出部562cは、戸先側の開口部縦枠芯材542が下方向に延出して下框芯材222まで延びることで形成される。
図6は、図5の領域R1の拡大図である。
開口部上枠芯材512は、端部から屈曲して延出した延出部512eを有する。図5に示すように、開口部上枠芯材512と開口部縦枠芯材532とは、延出部512eと開口部縦枠芯材532の戸先側の面とがリベット512fにて締結されることによって連結される。なお、他の横枠芯材と縦枠芯材との連結部分も、開口部上枠芯材512と開口部縦枠芯材532との連結部分と同様の構造である。
図7A及び図7Bは、図5の領域R2の拡大図である。図7Aは、開口部縦枠芯材542と下框芯材222とが接続する前の状態について、図7Bは、開口部縦枠芯材542と下框芯材222とが接続した状態について、それぞれ示す図である。
図7Aに示すように、開口部縦枠芯材542の端部から延出して屈曲した延出部542eを有する。
図7Bに示すように、開口部縦枠芯材542は下框芯材222まで延びて、延出部542eを下框芯材222によって形成される溝の内部に飲み込ませる。このように、開口部縦枠芯材542と下框芯材222とは、特にネジやリベット等の締結部材を用いることなく接続される。なお、他の縦枠芯材と横框芯材との接続部分も、開口部縦枠芯材542と下框芯材222との接続部分と同様の構造である。
本実施形態に係る戸1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、框体20の内側に開口部30が形成され且つ開口部30の内部に嵌め込まれる障子40を備える戸1において、開口部枠体50が開口部芯材502を有するものとした。更に、開口部芯材502が、開口部30の周囲に配置された本体部552と、本体部552から延出して框体20の有する框芯材202まで延びる延出部562a,562b,562cと、を有するものとした。
これにより、火災時の熱によって開口部枠体50の反りだけではなく、戸1自体が反ってしまうことを防ぐことができる。戸1自体が反るのを防ぐことにより、戸1と障子40との間だけではなく、戸1と固定枠体110との間に、火炎や煙が通過する隙間が生じるのを防ぐことができる。従って、戸1の防火性能が十分に向上する。
また、本実施形態では、延出部562a,562b,562cが、本体部552を構成する縦芯材(開口部縦枠芯材532及び開口部縦枠芯材542)及び横芯材(開口部上枠芯材512及び開口部下枠芯材522)のうち少なくとも一方が延出して框芯材202まで延びるものとした。つまり、本実施形態では、本体部552を構成する縦芯材及び横芯材のうち少なくとも一方が延出部562a,562b,562cも構成するものとした。
これにより、戸1自体が反ってしまうことをより強く防ぐことができるので、より効果的に戸1の防火性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、延出部562a,562b,562cが、本体部552を構成する縦芯材(開口部縦枠芯材532及び開口部縦枠芯材542)が延出して框芯材202まで延びるものとした。
戸1は、幅方向よりも高さ方向の方が長いので、熱によって、高さ方向で反りが生じやすい。縦芯材を延出させて、延出部562a,562b,562cを形成することで、戸1自体が高さ方向で反ってしまうのを抑制できることから、より効果的に戸1の防止性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、開口部30に障子40を開閉可能に嵌め込んだ。
これにより、戸1を開放することなく、障子40を開放することで屋内の通気・換気(採風)を行うことが可能になる。更に、戸1に開口部30を形成して、開口部30に開閉可能な障子40を嵌め込むと、通常は高い防火性能を得るのが難しいが、本実施形態においては、上記の延出部562a,562b,562cによって十分に満足できる防火性能が得られる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、延出部562a,562b,562cが、開口部縦枠芯材532又は開口部縦枠芯材542から延出して横框芯材(上框芯材212又は下框芯材222)まで延びるものとしたが、本発明はこれに限定されない。本発明は、延出部が、横芯材から延出して縦框芯材まで延びるものであってもよい。
また、本実施形態では、延出部562a,562b,562cが、本体部552の一部(開口部縦枠芯材532又は開口部縦枠芯材542)と一体であるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明では、延出部を本体部と別部材として、縦芯材又は横芯材の端部ではない箇所から延出部を延出させてもよい。
また、上記実施形態では、図5の領域R2の構造において、開口部縦枠芯材542の延出部542eを下框芯材222によって形成される溝の内部に飲み込ませたが、この部分の構造についても適宜、変形や改良をすることができる。例えば、延出部542eを、下框芯材222によって形成される溝と嵌合させてもよい。
また、延出部542eは、下框芯材222によって形成される溝の内部に常に当接する必要はない。延出部542eが、下框芯材222の溝の内部に常に当接しない場合には、火災時の熱によって開口部縦枠54(開口部縦枠芯材542)が反ろうとした際に延出部542eが下框芯材222の溝の内部に当接するようにすることで、開口部縦枠54(開口部縦枠芯材542)の反りを防止してもよい。また、延出部542eと下框芯材222とを、ネジやリベット等の締結部材を用いて接続してもよい。
また、上記実施形態では、戸1を開き戸としたが、本発明は引き戸にも適用可能である。更に、上記実施形態では、開口部30の内部に障子40を嵌め込んだが、本発明は開口部30にガラスを嵌め込んだ戸(FIX窓を形成した戸)にも適用可能である。
1…戸
20…框体
21…上框(横枠)
22…下框(横枠)
23,24…縦框
202…框芯材
30…開口部
40…障子(障子又はガラス)
50…開口部枠体
51…開口部上枠(横枠)
52…開口部下枠(横枠)
53,54…開口部縦枠(縦枠)
502…開口部芯材
512…開口部上枠芯材(横芯材)
522…開口部下枠芯材(横芯材)
552…本体部
562a,562b,562c…延出部
532,542…開口部縦枠芯材(縦芯材)
A…躯体開口部

Claims (4)

  1. 建物に形成された躯体開口部の内部に、開閉可能に嵌め込まれる戸であって、
    縦框と横框により框組みされ且つ框芯材を有する框体と、
    該框体の内側に形成された開口部と、
    前記開口部の内部に嵌め込まれる障子又はガラスと、
    前記開口部の周囲に配置されて縦枠と横枠により枠組みされ且つ開口部芯材を有する開口部枠体と、を備え、
    前記開口部芯材は、前記開口部の周囲に配置された本体部と、該本体部から延出して前記框芯材まで延びる延出部と、を有する戸。
  2. 前記本体部は、縦芯材と横芯材により枠組みされて形成され、
    前記延出部は、前記縦芯材及び前記横芯材のうち少なくとも一方が延出して前記框芯材まで延びることで形成された請求項1記載の戸。
  3. 前記延出部は、前記縦芯材が延出して前記框芯材まで延びることで形成された請求項2記載の戸。
  4. 前記開口部に開閉可能に嵌め込まれた障子を備える請求項1から3いずれか記載の戸。
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