JP2018149924A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロントシートに対して簡単にリアシートを位置決めすることができる鞍乗り型車両を提供する。【解決手段】鞍乗り型車両11は、車体フレーム12に支持されて、後端に、前方に向かって窪む湾曲縁35bを有するフロントシート35と、フロントシート35の後方で車体フレーム12に支持されて、フロントシート35の湾曲縁35bに対応して前方に向かって膨らむ前端36aを有するリアシート36と、車体フレーム12に取り付けられて、湾曲縁35bの車幅方向両端45でフロントシート35の下面に沿って潜り込むとともに、湾曲縁35bの車幅方向両端45からリアシート36の両縁46でリアシート36の下面に沿って後方に延びる車体カバー42とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、フロントシートと、フロントシートの後方に配置されるリアシートとを備える鞍乗り型車両に関する。
特許文献1は、フロントシートおよびリアシートを備える自動二輪車(鞍乗り型車両)を開示する。燃料タンクの後方でシートレール上にフロントシートおよびリアシートは前後に並べられる。
特開2015−033901号公報
フロントシートの後端およびリアシートの前端にはシートレールの設置面(左右のシートレールを結ぶ面)に対して垂直に交差する合わせ面がそれぞれ形成される。こうした構造では、リアシートの取り付けにあたって合わせ面を合わせただけではリアシートの位置決めは難しい。特に、この構造では、取り付けにあたってリアシートの底板側を観察することができず、リアシートの底板とシートレールとを組み合わせて構造や機構を構築することができない。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、フロントシートに対して簡単にリアシートを位置決めすることができる鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
本発明の第1側面によれば、車体フレームに支持されて、後端に、前方に向かって窪む湾曲縁を有するフロントシートと、前記フロントシートの後方で前記車体フレームに支持されて、前記フロントシートの前記湾曲縁に対応して前方に向かって膨らむ前端を有するリアシートと、前記車体フレームに取り付けられて、前記湾曲縁の車幅方向両端で前記フロントシートの下面に沿って潜り込むとともに、前記湾曲縁の車幅方向両端から前記リアシートの両縁で前記リアシートの下面に沿って後方に延びる車体カバーとを備える鞍乗り型車両は提供される。
第2側面によれば、第1側面の構成に加えて、前記車体カバーは、前方にいくにつれて下降し、前記フロントシートの後端下に潜り込む傾斜面を有する。
第3側面によれば、第2側面の構成に加えて、鞍乗り型車両は、前記フロントシートの後端を含む水平面よりも下方であって前記傾斜面よりも後方に配置され、水平面に並行に車幅方向に延びるバー部材と、前記リアシートの前端よりも後方で前記リアシートの底板に固定されて、前記バー部材に係り合うヒンジ部材とを備える。
第4側面によれば、第3側面の構成に加えて、前記ヒンジ部材は、前記リアシートの前記底板から下方に前記バー部材の後方まで第1長さで延びる本体と、前記本体から連続して、前記バー部材の下方に回り込んで第1長さよりも短い第2長さで途切れ、前記リアシートの回転軸線を規定する屈曲体とを有する。
第5側面によれば、第1〜第4側面のいずれかの構成に加えて、鞍乗り型車両は、前記フロントシートの前記後端の下方で前記車体フレームに固着されて、前記フロントシートの底面との間に収納空間を区画する底板部材を備える。
第1側面によれば、フロントシートの後方にリアシートが設置されると、フロントシートの後端にリアシートの前端は受け止められる。フロントシートの後端からリアシートの縁に沿って車体カバーが配置されることから、車体カバーとフロントシートおよびリアシートとが視覚的に一体感を醸し出し、鞍乗り型車両のスタイリングは高められる。リアシートの取り付けにあたってリアシートの後端が持ち上げられると、湾曲縁の後方で車体カバー上にリアシートの前端は受け止められることができる。このとき、フロントシートの後端は前方へのリアシートの変位を規制する。組み付けの作業者はリアシートの底面側を視認しながらフロントシートに対してリアシートを位置決めすることができる。こうしてリアシートの組み付け作業は簡素化される。その後、フロントシートの後端に接触するリアシートの前端を支点にリアシートの後端が押し下げられると、リアシートは規定の位置に配置される。フロントシートの後端は前方に向かって窪むので、押し下げにあたって支点以外でフロントシートの後端とリアシートの前端との接触は回避され、リアシートはスムースに支点回りで回転することができる。組み立ての作業効率は高まる。
第2側面によれば、組み付けにあたってリアシートの前端は傾斜面上を滑ることができる。リアシートは、任意の位置で傾斜面に受け止められると、重力の働きで前方に滑りフロントシートの後端に受け止められる。こうしてリアシートの位置決めはさらに簡素化されることができる。
第3側面によれば、組み付けにあたって、リアシートの後端が持ち上げられた状態でリアシートの前端がフロントシートの後端に位置決めされると、リアシートのヒンジ部材はバー部材の上方に位置する。作業者は、ヒンジ部材とバー部材との位置関係を確認しながら、リアシートの後端を押し下げて規定の位置にリアシートを配置することができる。リアシートの前端は車体カバーおよびフロントシートの後端で支持されるので、リアシートの落下は防止される。押し下げにあたってリアシートはスムースに回転することができる。
また、傾斜面の後方にバー部材が位置することで、リアシートの組み付けにあたってリアシートの前端とバー部材とが干渉しない。これにより、スムースなリアシートの位置決めと支点回りでの回転が可能となる。
第4側面によれば、ヒンジ部材の先端はリアシートの底板から大きく離れるので、組み付け時にヒンジ部材とバー部材との干渉を観察しやすい。ヒンジ部材とバー部材との干渉を避けてリアシートは簡単に組み付けられることができる。
第5側面によれば、フロントシートの後端の下方は収納空間として有効に活用されることができる。リアシートの取り外しに応じて収納空間へのアクセスは確保されることができる。
本発明の一実施形態に係る自動二輪車の全体構成を概略的に示す側面図である。 上方から観察される自動二輪車の平面図である。 自動二輪車の後部の拡大側面図である。 後方斜め上方の視点から観察されるリアシート下の構造を概略的に示す図である。 リアシートの一部を切り欠いてリアシート下の構造を概略的に示す拡大部分断面図である。 リアシートの取り付け時の後部の拡大側面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る自動二輪車(鞍乗り型車両)の全体像を概略的に示す。自動二輪車11は、車体フレーム12と、車体フレーム12に取り付けられて、車体フレーム12に部分的に覆い被さる車体カバー13とを備える。車体フレーム12は、ヘッドパイプ14と、該ヘッドパイプ14から後ろ下がりに延びる左右1対のメインフレーム15と、メインフレーム15の下方に間隔を隔てて配置されて、ヘッドパイプ14から後下がりに延びる左右1対のダウンフレーム16と、個々のメインフレーム15の後端に結合され、下方に向かって延びる左右1対のピボットフレーム17と、水平方向に延びて左右のピボットフレーム17を連結するクロスチューブ18と、個々のメインフレーム15から後上がりに延びる左右1対のシートレール19と、シートレール19の下方に配置されて、クロスチューブ18およびシートレール19に結合されるリアフレーム21とを有する。リアフレーム21はクロスチューブ18から後上がりに延びて下方からシートレール19を支える。
メインフレーム15は例えば上下に間隔を隔てて配置される第1フレーム15aおよび第2フレーム15bを備える。第1フレーム15aおよび第2フレーム15bは例えば断面円形のパイプ材から形成される。第1フレーム15aおよび第2フレーム15bは補強部材22a、22bで相互に結合される。補強部材22a、22bは第1フレーム15aおよび第2フレーム15bの組立体の剛性を補強する。同様に、ダウンフレーム16と第2フレームとは補強部材22cで相互に結合される。補強部材22cはダウンフレーム16およびメインフレーム15との間で組立体の剛性を補強する。
ヘッドパイプ14には操向自在にフロントフォーク23が支持される。フロントフォーク23には車軸24回りで回転自在に前輪WFが支持される。フロントフォーク23の上端には操向ハンドル25が結合される。ヘッドパイプ14の前方で操向ハンドル25にはヘッドライト装置26が固定される。
車両の後方で車体フレーム12にはピボット27回りで上下に揺動自在にスイングアーム28が連結される。スイングアーム28の後端に車軸29回りで回転自在に後輪WRが支持される。前輪WFと後輪WRとの間で車体フレーム12には内燃機関ユニット31が搭載される。内燃機関ユニット31は、後輪WRに伝達される駆動力を生成する水冷式の機関本体32と、機関本体32に接続されるラジエーター(図示されず)とを備える。ラジエーターと機関本体32との間で冷却水は流通する。冷却水を冷媒として機関本体32の熱はラジエーターから放出される。
メインフレーム15の下端は機関本体32の後側に連結され、ダウンフレーム16の下端は機関本体32の前側に連結される。こうしてメインフレーム15およびダウンフレーム16に加えて機関本体32で剛体構造が確立される。ダウンフレーム16はいわゆるエンジンハンガーとして機能する。ピボットフレーム17にピボット27は支持される。
メインフレーム15の上方には燃料タンク34が配置される。燃料タンク34の後方でシートレール19上には乗員用のフロントシート35およびリアシート36が搭載される。フロントシート35およびリアシート36は、それぞれ、規定の三次元形状を有しながら水平面に沿って広がる着座面37、38を有する。
車体カバー13は、燃料タンク34を覆うタンクカバー39と、タンクカバー39から連続するようにフロントシート35の下方で車体フレーム12を両側から覆うサイドカバー41と、サイドカバー41から連続するようにリアシート36の下方で車体フレーム12を両側から覆うリアカバー42と、リアカバー42に結合されて車体フレーム12を後方から覆うテールカバー43とを備える。テールカバー43にはテールランプ44が組み込まれる。タンクカバー39、サイドカバー41、リアカバー42およびテールカバー43は例えば樹脂材から成型される。
図2に示されるように、フロントシート35は、前端に、タンクカバー39の後端に合わせた形状を有してタンクカバー39に連続するように接続される接続端35aを有し、後端に、平面視で前方に向かって窪む湾曲縁35bを有する。湾曲縁35bは車幅方向の中央位置で最も前方に変位する。フロントシート35の着座面37は後方に向かうにつれて車幅方向に徐々に広がる。着座面37は、例えばクッション材に覆い被さる人工皮革といった表皮の表面で形成される。
リアシート36は、フロントシート35の湾曲縁35bに対応して前方に向かって膨らみつつ湾曲する前端36aと、前端36aから後方に広がってフロントシート35の湾曲縁35bに対応して膨んで着座面38に繋がる湾曲面47とを有する。テールランプ44はリアシート36の後端36bに倣った形状を有する。
リアカバー42は、湾曲縁35bの車幅方向両端45からリアシート36の左右両縁46でリアシート36の下面に沿って後方に延びる上面42aと、上面42aの前端に連続して、湾曲縁35bの車幅方向両端45でフロントシート35の後端下に潜り込む傾斜面42bとを有する。図3に示されるように、傾斜面42bは、前方にいくにつれて下降し、湾曲縁35bの車幅方向両端45でフロントシート35の下面に沿って延びる。ここでは、リアカバー42の傾斜面42bおよび上面42aとフロントシート35およびリアシート36との間には隙間が区画される。したがって、フロントシート35およびリアシート36はリアカバー42に支持されていない。ただし、フロントシート35およびリアシート36はリアカバー42の傾斜面42bおよび上面42aに接触してもよいし直接または間接に支持されてもよい。
湾曲面47の後端は着座面38の前端に稜線48で接続される。湾曲面47は、稜線48から前下がりに傾斜しつつリアシート36の前端36aまで広がる。着座面38および湾曲面47は、例えばクッション材に覆い被さる人工皮革といった表皮の表面で形成される。着座面38の表皮と湾曲面47の表皮とは1枚に一体化されてもよく稜線48で縫い合わせられてもよい。ここでは、リアシート36の前端36aは縁に沿って延びる帯状の接触面で形成される。接触面積の増加に応じてフロントシート35とリアシート36との確実な密着は確保される。接触面は湾曲面47との間に稜線49を形成する角度で傾斜する。
図4に示されるように、フロントシート35の後端の下方でシートレール19には底板部材51が固着される。底板部材51は、シートレール19同士の間で水平面に沿って広がって、フロントシート35の底面との間に収納空間52を区画する。収納空間52にはドライバー53aその他の工具53が収納される。ドライバー53aその他の工具53は例えば紐状のゴム体で底板部材51に固定されればよい。
個々のシートレール19にはリアシート36の下方でリンク部材54が固定される。リンク部材54は例えばステー55を介してシートレール19に締結具56で固着される。リンク部材54には、水平面に並行に車幅方向に延びるバー片(バー部材)51aが形作られる。リンク部材54は例えばステンレス鋼の棒材から折り曲げ形成されればよい。
図5に示されるように、リアシート36の底板には、リアシート36の前端36aよりも後方に配置されて、個々のリンク部材54に対応して個別にリンク部材54に係り合う左右1対のヒンジ部材57と、ヒンジ部材57の後方に配置されて、個々のシートレール19に個別に上方から押し当てられる左右1対の第1緩衝体58と、第1緩衝体58の後方に配置されて、シートレール19同士の間に渡される平板のクロス部材59に押し当てられる第2緩衝体61とが取り付けられる。第1緩衝体58および第2緩衝体61の働きでリアシート36はシートレール19に弾性的に支持される。
リアシート36の底板には、個々にシートレール19に向かって下方に延びる左右1対の第1支柱62と、第1支柱62の後方に配置されて、クロス部材59の表面に向かって下方に延びる第2支柱63とが一体に形成される。個々の第1支柱62の下端に個々に第1緩衝体58は固定される。第2支柱63の下端に第2緩衝体61は固定される。リアシート36に上方から作用する荷重(例えば同乗者の体重)はリアシート36の第1支柱62および第2支柱63を経てシートレール19に支持される。リアシート36は、シートレール19と、シートレール19に固着されるクロス部材59とに第1支柱62および第2支柱63で3点支持される。
ヒンジ部材57は、リアシート36の底板から下方にバー片54aの後方まで第1長さL1で延びる本体57aと、本体57aから連続して、バー片54aの下方に回り込んで第1長さL1よりも短い第2長さL2で途切れ、リアシート36の回転軸線を規定する屈曲体57bとを有する。バー片54aは、フロントシート35の後端を含む水平面HPよりも下方に配置される。ヒンジ部材57は例えばバー片54aの軸心に直交する板面を有するステンレス鋼の板材から形成されればよい。
屈曲体57bの先端(前方端)には上方に膨らむ突起57cが形成される。突起57cは、リンク部材54のバー片54aに引っかかって水平方向に沿って後方へのヒンジ部材57の移動を規制する。屈曲体57bの先端には、突起57cから遠ざかるにつれて、湾曲面47の母線gxから後方に遠ざかる先端面57dが規定される。
自動二輪車11では、フロントシート35の後方にリアシート36が設置されると、フロントシート35の後端にリアシート36の前端36aは受け止められる。フロントシート35の後端からリアシート36の縁に沿ってリアカバー42が配置されることから、リアカバー42とフロントシート35およびリアシート36とが視覚的に一体感を醸し出し、自動二輪車11のスタイリングは高められる。
前述のように、湾曲面47は、着座面38の前端に稜線48で接続されて稜線48から前下がりに傾斜しつつ広がる。湾曲面47は稜線48で着座面38から分けられて着座面38と相違する湾曲の度合いで湾曲することができる。したがって、湾曲面47に比べて着座面38の膨らみは和らげられることができる。こうして湾曲面47には着座面38に比べて強い湾曲の膨らみが形成されることができる。着座面38の湾曲を和らげて座り心地を確保しながら、リアシート36の取り付けにあたって必要な膨らみは湾曲面47に付与されることができる。
リアシート36の取り付けにあたって、事前にシートフレーム19にはフロントシート35が搭載される。図6に示されるように、リアシート36の取り付けにあたってリアシート36の後端36bが持ち上げられると、湾曲縁35bの車幅方向両端45の後方でリアカバー42の傾斜面42b上にリアシート36の前端36aは受け止められる。このとき、フロントシート35の後端は前方へのリアシート36の変位を規制する。組み付けの作業者はリアシート36の底面側を視認しながらフロントシート35に対してリアシート36を位置決めすることができる。こうしてリアシート36の組み付け作業は簡素化される。
その後、フロントシート35の後端に接触するリアシート36の前端36aを支点にリアシート36の後端36bが押し下げられると、リアシート36は規定の位置に配置される。フロントシート35の後端は前方に向かって窪むので、押し下げにあたって支点以外でフロントシート35の後端とリアシート36の前端36aとの接触は回避され、リアシート36はスムースに支点回りで回転する。組み立ての作業効率は高まる。
支点回りでリアシート36が回転すると、ヒンジ部材57の本体57aはリンク部材54のバー片54aに接触する。たとえバー片54aがヒンジ部材57の先端面57dに衝突しても、そのままリアシート36が下方に移動すると、バー片54aは突起57cを通過してヒンジ部材57の本体57aに向かって案内される。こうしてヒンジ部材57の屈曲体57bはリンク部材54のバー片54aに回り込む。リアシート36はバー片54aの軸心(回転軸線)回りで回転することができ、リアシート36の後端36bは押し下げられることができる。リアシート36の着座面48は定位置に配置される。リアシート36の前端36aはフロントシート35の湾曲縁35bに対応した形状を有することから、フロントシート35の後方にリアシート36が配置されると、フロントシート35の後端にリアシート36の前端36aは隙間なく接触することができる。
本実施形態では、リアカバー42は、前方にいくにつれて下降し、フロントシート35の後端下に潜り込む傾斜面42bを有する。組み付けにあたってリアシート36の前端36aは傾斜面42b上を滑ることができる。リアシート36は、任意の位置で傾斜面42bに受け止められると、重力の働きで前方に滑りフロントシート35の後端に受け止められる。こうしてリアシート36の位置決めはさらに簡素化されることができる。
本実施形態ではバー片54aはフロントシート35の後端を含む水平面HPよりも下方に配置される。一方で、ヒンジ部材57はリアシート36の前端36aよりも後方でリアシート36の底板に固定される。組み付けにあたって、リアシート36の後端が持ち上げられた状態でリアシート36の前端がフロントシート35の後端に位置決めされると、リアシート36のヒンジ部材57はバー片54aの上方に位置する。作業者は、ヒンジ部材57とバー片54aとの位置関係を確認しながら、リアシート36の後端36bを押し下げて規定の位置にリアシート36を配置することができる。リアシート36の前端36aはリアカバー42およびフロントシート35の後端で支持されるので、リアシート36の落下は防止される。押し下げにあたってリアシート36はスムースに回転することができる。
また、傾斜面42bの後方にバー部材54aが位置することで、リアシート36の組み付けにあたってリアシート36の前端36aとバー部材54aとが干渉しない。これにより、スムースなリアシート36の位置決めと支点回りでの回転が可能となる。
ヒンジ部材57では、本体54aはリアシート36の底板から下方にバー片54aの後方まで第1長さL1で延びる。一方で、屈曲体57bは、バー片54aの下方に回り込んで第1長さL1よりも短い第2長さL2で途切れる。ヒンジ部材57の先端はリアシート36の底板から大きく離れるので、組み付け時にヒンジ部材57とバー片54aとの干渉を観察しやすい。ヒンジ部材57とバー片54aとの干渉を避けてリアシート36は簡単に組み付けられることができる。
前述のように、フロントシート35の後端の下方でシートレール19には底板部材51が固着される。底板部材51は、フロントシート35の底面との間に収納空間52を区画する。こうしてフロントシート35の後端の下方は収納空間52として有効に活用される。リアシート36の取り外しに応じて収納空間52へのアクセスは確保される。
11…鞍乗り型車両(自動二輪車)、12…車体フレーム、35…フロントシート、35b…湾曲縁、36…リアシート、36a…(リアシートの)前端、42…車体カバーとしてのリアカバー、42b…傾斜面、45…(湾曲縁の)両端、46…(リアシートの)両縁、51…底板部材、52…収納空間、54a…バー部材(バー片)、57…ヒンジ部材、57a…本体、57b…屈曲体、HP…水平面。

Claims (5)

  1. 車体フレーム(12)に支持されて、後端に、前方に向かって窪む湾曲縁(35b)を有するフロントシート(35)と、
    前記フロントシート(35)の後方で前記車体フレーム(12)に支持されて、前記フロントシート(35)の前記湾曲縁(35b)に対応して前方に向かって膨らむ前端(36a)を有するリアシート(36)と、
    前記車体フレーム(12)に取り付けられて、前記湾曲縁(35b)の車幅方向両端(45)で前記フロントシート(35)の下面に沿って潜り込むとともに、前記湾曲縁(35b)の車幅方向両端(45)から前記リアシート(36)の両縁(46)で前記リアシート(36)の下面に沿って後方に延びる車体カバー(42)と
    を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 請求項1に記載の鞍乗り型車両において、前記車体カバー(42)は、前方にいくにつれて下降し、前記フロントシート(35)の後端下に潜り込む傾斜面(42b)を有することを特徴とする鞍乗り型車両。
  3. 請求項2に記載の鞍乗り型車両において、
    前記フロントシート(35)の後端を含む水平面(HP)よりも下方であって前記傾斜面(42b)よりも後方に配置され、前記水平面(HP)に並行に車幅方向に延びるバー部材(54a)と、
    前記リアシート(36)の前端(36a)よりも後方で前記リアシート(36)の底板に固定されて、前記バー部材(54a)に係り合うヒンジ部材(57)と
    を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 請求項3に記載の鞍乗り型車両において、
    前記ヒンジ部材(57)は、前記リアシート(36)の前記底板から下方に前記バー部材(54a)の後方まで第1長さ(L1)で延びる本体(57a)と、
    前記本体(57a)から連続して、前記バー部材(54a)の下方に回り込んで第1長さ(L1)よりも短い第2長さ(L2)で途切れ、前記リアシート(36)の回転軸線を規定する屈曲体(54b)とを有する
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両において、前記フロントシート(35)の前記後端の下方で前記車体フレーム(12)に固着されて、前記フロントシート(35)の底面との間に収納空間(52)を区画する底板部材(51)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
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