JP2018148662A - 電子制御ユニットの防滴構造 - Google Patents
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Abstract
Description
同図に示すように、上記コントローラ10は、金属製(例えばアルミダイキャスト製)の筐体20を備える。筐体20は、ケース21と、ケース21の開口部分を密封するカバー22とを有する。筐体20の下部には、金属製(例えばアルミダイキャスト製)の装着ベース23を介して上記電動モータ8が装着される。
図10〜図16に示すように、コントローラ10は、筐体20が略直方体状に形成され、筐体20内には、上記モータ駆動部13を含むパワーモジュール系を構成する不図示のパワー基板と、上記制御演算装置11及びゲート駆動回路12を含む制御系を構成する不図示の制御基板とが収容される。パワー基板および制御基板は、筐体20内に互いに重ねた状態で収容され、車両搭載時には、縦向きの姿勢となるようにケース21に固定される。また、ケース21には、電力及び信号用のコネクタ50と、3相出力用コネクタ60とが適所に実装される。
なお、パワー基板と制御基板は、二枚の基板から別箇の部品として構成できるし、また、多層の樹脂製基板一枚により、パワーモジュール系を構成するパワーモジュール部と、制御系を構成する制御モジュール部とを一体化してもよい。
電力・信号用コネクタ50は、電源供給用ハーネス33を介してバッテリー(図示せず)からの直流電源をパワー基板に入力するとともに、回転センサ16、トルクセンサ7および車速センサ9からの信号を含む各種信号を制御基板に入力するために用いられる。
ハーネス固定用ブラケット40は、同図に示す、コントローラ10の使用姿勢において、筐体20の上面を覆う天面部46と、天面部46の周縁から側方に張り出して必要な防滴部をその上方から部分的に覆う複数のひさし部41〜45と、電源供給用ハーネス30を固定するハーネス固定部48とが一体に設けられるとともに、二本のブラケット固定ねじ33により、筐体20に後付けで着脱可能な装着構造を有している。
ハーネス固定用ブラケット40は、図14に示すように、板部材の平面視において、板部材の中央の部分に、略矩形状の天面部46を有する。天面部46の形状寸法は、図3に示す配置姿勢のときの筐体20の上面の形状と略同じ相似形状で筐体20の上面全面を覆うことのできる寸法とされている。
ハーネス固定部48は、装着部47に対して、図3に示すように、電力・信号用コネクタ50側の位置であって、電動モータ8と対向する位置に一体形成されている。ハーネス固定部48は、図16に示すように、装着部47と同一面に、図3に示す使用姿勢のときの下方(図16での上方)に伸びる垂下部48cが設けられ、さらに、使用姿勢での垂下部48cの下端(図16での上端)が曲げ加工されて電動モータ8の側に水平に延出する矩形状の延出部48aと、使用姿勢での延出部48aの先端が上方(図16での下方)に曲げ加工されて拘束具32を取り付ける取付け穴48hが形成された矩形状の取付け部48bとが一体形成されている。
また、筐体20の左側面側に設けられた第二ひさし部42は、天面部46の左側端から下方に向けて直角に曲げ加工された矩形状の垂下部42aと、垂下部42aの下端が左外方に向けて斜めに曲げ加工されて、斜め下方向の外側に向けて傾斜する傾斜面を形成する矩形状のつば部42bと、を有する。
つまり、本実施形態では、図6に示すように、カバー合せ部A1に対し、第三ひさし部43のつば部43bと筐体20下部の防滴部分とを結んだ線と筐体20側面間の角度を防滴角度θ3とするとき、θ3=15°に設定されている。また、図8に示すように、カバー合せ部A2に対し、第四ひさし部44のつば部44bと筐体20下部の防滴部分とを結んだ線と筐体20側面間の角度を防滴角度θ4とするとき、θ4=15°に設定されている。
本実施形態では、ブラケット後方での所定範囲(0〜15°)からの水滴に対しては、天面部46の後方側の辺の全長に亘って設けた第五ひさし部45にて対応する。第五ひさし部45は、図8に示すように、カバー22の平面部側に張り出すとともに、第五ひさし部45の先端部が、使用姿勢において、防滴のための傾斜角度θ5=15°とする角度で斜め下方に向けて傾斜する矩形の庇状をなしている。
上述したように、本実施形態の電子制御ユニット(ECU)の防滴構造では、ハーネス固定用ブラケット40に、複数のひさし部41〜45を、必要な防滴部を覆うように部分的に設けて防滴機能を追加したので、部品点数やその組み付け工数を増やすことなく防滴機能を向上させることができる。
2 コラム軸
3 減速ギア
4A、4B ユニバーサルジョイント
5 ピニオンラック機構
6 タイトロッド
7 トルクセンサ
8 電動モータ
8s 出力軸
8f フランジ
9 車速センサ
10 コントローラ(電子制御ユニット)
11 制御演算装置
12 ゲート駆動回路
13 モータ駆動部
14 非常停止用の遮断装置
15 電流検出回路
16 回転センサ
16s センサ部
17 ロータ位置検出回路
18 IGN電圧モニタ部
19 電源回路部
20 筐体
21 ケース
22 カバー
23 装着ベース
30 電源供給用ハーネス
31 電源用コネクタ
32 拘束バンド(拘束具)
33 ブラケット固定ねじ
34 センサハーネス
35 センサコネクタ
40 ハーネス固定用ブラケット
41 第一ひさし部
42 第二ひさし部
43 第三ひさし部
44 第四ひさし部
45 第五ひさし部
46 天面部
47 装着部
48 ハーネス固定部
50 電力・信号用コネクタ
60 3相出力用コネクタ
81 電源ライン
81a 正極端子
82 接地ライン
82a 負極端子
90 3相出力部
91a a相出力ライン
91b b相出力ライン
91c c相出力ライン
141、142 リレー接点
A1、A2 カバー合せ部
A3 コネクタ部
Claims (7)
- 自身のコネクタにハーネスが接続される電子制御ユニットの防滴構造であって、
前記ハーネスを前記電子制御ユニットの筐体に固定するためのハーネス固定用ブラケットを備え、
前記ハーネス固定用ブラケットは、前記筐体に後付けで着脱可能な装着構造を有する装着部と、前記ハーネスを固定するハーネス固定部と、前記電子制御ユニットの使用姿勢において前記筐体の必要な防滴部をその上方から覆う一または複数のひさし部と、が一体に設けられていることを特徴とする電子制御ユニットの防滴構造。 - 前記ハーネス固定用ブラケットは、一枚の板部材から形成されるとともに、前記電子制御ユニットの使用姿勢において、前記筐体の上面を覆う天面部を更に有し、
前記装着部および前記一または複数のひさし部は、前記天面部から側方に張り出して前記天面部と一体に設けられ、前記ハーネス固定部は、前記装着部の部分と一体に設けられている請求項1に記載の電子制御ユニットの防滴構造。 - 前記ひさし部の上面は、前記天面部から斜め下方向に且つ前記筐体の外側に向けて傾斜する傾斜面を有する請求項2に記載の電子制御ユニットの防滴構造。
- 前記ひさし部による防滴範囲が、前記防滴部として、前記コネクタをその上方から部分的に覆う位置に設けられている請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子制御ユニットの防滴構造。
- 前記ひさし部による防滴範囲が、前記防滴部として、前記筐体のカバー合せ部をその上方から部分的に覆う位置に設けられている請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子制御ユニットの防滴構造。
- 前記ひさし部の防滴構造は、IPX2規格に適応する構造である請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子制御ユニットの防滴構造。
但し、Xは、防水規格の第一記号1〜6のうち任意の数である。 - 前記電子制御ユニットは、操舵補助用の電動モータを備える電動パワーステアリングに用いられ、
前記ハーネス固定用ブラケットは、前記電子制御ユニットへの電源供給用ハーネスを固定するためのものであり、
前記電動パワーステアリングの車両搭載時の使用姿勢において、前記ブラケット部は、前記電源供給用ハーネスを、前記筐体と前記電動モータとの間の位置であって、前記天面部および前記電動モータの上面よりも低い位置にて固定するとともに、前記電動モータの回転センサから導出されたセンサハーネスを、当該ブラケット部よりも低い位置を通過させる位置に設けられている請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子制御ユニットの防滴構造。
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