JP2008056144A - コラム式電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コラム部と操舵補助機構部とを円周方向の滑りを確実に防止しながら締結を容易に行う。
【解決手段】ステアリングシャフト2を回転自在に支持するコラム部4と、該コラム部4にその軸方向に連結されて操舵補助力を伝達する操舵補助機構部5とを備えたコラム式電動パワーステアリング装置であって、前記コラム部4と前記操舵補助機構部5とが、当該コラム部4の軸方向に対して所定の傾角を持つ方向で締結部材21によって連結されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム部と、該コラム部にその軸方向に連結されて操舵補助力を伝達する操舵補助機構部とを備えたコラム式電動パワーステアリング装置に関する。
この種のコラム式電動パワーステアリング装置としては、例えば舵輪に連動する舵軸及びこれを回転可能に収納するハウジングを有するコラム部を、前記舵輪に加わる操舵トルクに基づいて駆動制御される操舵補助用の電動モータに連動する動力側の軸を有する操舵補助部に緊締具で緊締することにより離脱/再結合することが可能に結合した電動式舵取装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、トルクセンサを内蔵するセンサハウジングと、その両側に連結されたコラムハウジング及び伝動ハウジングとを有し、センサハウジングとコラムハウジングとをコラムハウジングの軸方向と平行な締結ボルトで締結するようにした電動パワーステアリング装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−85596号公報(第2頁、図1、図2) 特開2004−114707号公報(第1頁、図1、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、コラム部と操舵補助部とを緊締具で緊締するようにしているが、近年電動モータから出力される操舵補助力が大きくなっている関係で、コラム部と操舵補助部とを単に緊締しただけでは両者間に円周方向の滑りを生じるおそれがあるという未解決の課題がある。
また、上記特許文献2に記載の従来例にあっては、コラム部に相当するコラムハウジングと操舵補助部の一部を構成するセンサハウジングとがコラム部の軸方向と平行な締結ボルトで締結されているので、上述した特許文献1に記載の従来例に比較して、コラム部と操舵補助部との間の滑りを抑制することができるものであるが、ボルト締めする関係で、コラム部及び操舵補助部の何れか一方にボルトを挿通する挿通孔を設ける必要があることからコラム部と操舵補助部との円周方向の滑りを完全に無くすことはできないという未解決の課題がある。さらに、この特許文献2に記載の従来例にあっては、締結ボルトをコラム部の軸方向と平行に挿通するようにしているので、近年のコラム部を高機能化する要求によってコラム部に多種多様の部品が装着されているため、ボルトを締結する工具の挿入スペースを確保することが困難であるという未解決の課題もある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、コラム部と操舵補助機構部とを円周方向の滑りを確実に防止しながら締結を容易に行うことができるコラム式電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム部と、該コラム部にその軸方向に連結されて操舵補助力を伝達する操舵補助機構部とを備えたコラム式電動パワーステアリング装置であって、前記コラム部と前記操舵補助機構部とが、当該コラム部の軸方向に対して所定の傾角を持つ方向で締結部材によって連結されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記コラム部と前記操舵補助機構部との連結部に両者の相対回転を止める回転止め部が形成されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、請求項2に係る発明において、前記回転止め部は、前記コラム部と前記操舵補助機構部との夫々に、前記コラム部の軸方向に対して所定の傾角を持つ方向に対して直交する平面を有して互いに当接する連結面が前記コラム部の円周方向に形成され、当該連結面において前記傾角方向からボルト締めするように構成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、請求項1乃至3の何れか1つに係る発明において、前記操舵補助機構部は、前記コラム部材にその軸方向に連結される減速ギヤハウジングと、該減速ギヤハウジングに連結された軸方向が前記コラム部の軸方向に対して交差する方向とされた電動モータとで構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、コラム部と操舵補助機構部とが、当該コラム部材の軸方向に対して所定の傾角を持つ方向で締結部材によって連結されているので、締結部材を挿通する連結面を所定の傾角を持つ方向に対して直交する平面とすることにより、連結面同士を当接させたときに円周方向の滑りを生じることを確実に防止することができ、しかも締結部材の挿通方向がコラム部の軸方向に対して所定の傾角を持った方向とされているので、コラム部に装着される多種多様な部品に干渉することなく装着工具を挿入することができ、コラム部と操舵補助機構部との組付作業を容易に行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る電動パワーステアリング装置の一実施形態を示す全体構成図、図2は図1のコラム部及び操舵補助機構部の連結状態を示す斜視図、図3は図2の電動モータ及びコントロールユニットを取り外した斜視図、図4は図2の締結ボルト位置での縦断面図、図5はコントロールユニットを示すブロック図である。
図1において、後端(図1において右端)にステアリングホイール1を装着したステアリングシャフト2がステアリングコラム3に回転自在に保持されてコラム部4が構成されている。このコラム部4の前端(図1において左端)には、ステアリングシャフト2に操舵補助トルクを付与するウォーム減速機11と、このウォーム減速機11に操舵補助トルクを発生する電動モータ12とで構成される操舵補助機構部5が連結されている。
ウォーム減速機11の出力軸25には、自在継手17Aを介して中間シャフト18が連結され、この中間シャフト18が自在継手17Bを介して例えばラックピニオン式のステアリングギヤ機構6のピニオン軸19に連結されている。
ステアリングギヤ機構6のラック軸(図示せず)は、タイロッド7を介して図示しない転舵輪に連結されている。
ここで、ステアリングシャフト2は、アウターシャフト2aとインナーシャフト2bとを有し、アウターシャフト2aの前端部とインナーシャフト2bの後端部とをスプライン結合させると共に、合成樹脂を介して結合されている。したがって、アウターシャフト2aとインナーシャフト2bとは、衝突時にステアリングホイール1に所定値以上の衝撃荷重が負荷された場合に上記合成樹脂を破断させて、全長を縮めることができる。
また、ステアリングシャフト2を挿通した筒状のステアリングコラム3は、アウターコラム9とインナーコラム10とをテレスコープ状に組み合わせてなり、軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる所謂コラプシブル構造としている。
そして、アウターコラム9の前端部を、ウォーム減速機11のギヤハウジング11aの後端面に固定し、インナーシャフト2bが後述するウォーム減速機11のギヤハウジング11a内に回転自在に支持された入力軸23に連結されている。ここで、アウターコラム9及びインナーコラム10はアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、スチール等の金属材料で形成され、ギヤハウジング11aは、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金等の金属材料をダイキャスト成形して形成されている。
そして、ステアリングコラム3のインナーコラム10がアッパブラケット15Uによって車体側部材16にチルト及びテレスコ位置調整可能に支持されていると共に、操舵補助機構部5におけるウォーム減速機11のギヤハウジング11aが車体側部材16に取付けられたロアブラケット15Lに回動自在に支持されたピボットピン15pを中心として上下方向に揺動可能に支持されている。
そして、コラム部4と操舵補助機構部5のギヤハウジング11aとが以下に述べるように連結されている。
先ず、コラム部4のアウターコラム9の前端側には、図4に示すように、その前端から後方寄りに所定長さの嵌入部9aが形成され、この嵌入部9aの後端側の外周面における円周方向を3等分した3個所に夫々連結板部9bが形成されている。
これら連結板部9bの夫々は、図4に示すように、前後端面がコラム部4の中心軸に対して所定の傾角θ(例えば約25°)を持って延長する線L1に対して直交する平面即ちコラム部4の中心軸と直交する平面に対して前方側に傾角θだけ傾斜して延長されている。そして、連結板部9bに、それらの前後面に対して直交する方向即ち前述した所定の傾角θを持って延長する線L1に中心軸が一致するボルト挿通孔9cが形成されている。
一方、ギヤハウジング11aのコラム部4の連結板部9bに対向する位置に、連結板部9bの傾斜角と同一の傾斜角の装着面を有する3つの取付部11bが形成され、これら取付部11bに連結板部9bのボルト挿通孔9cの中心軸と中心軸を一致させて雌ねじ部11cが形成されていると共に、取付部11bの内側にアウターコラム9の嵌入部9aが内嵌する嵌合孔11dが形成されている。
そして、コラム部4とギヤハウジング11aとが嵌入部9aを嵌合孔11dに内嵌させると共に、両者の3つの連結板部9bと取付部11bとを夫々当接させた状態で、締結部材としての締結ボルト21をコラム部4の連結板部9bの後端側からボルト挿通孔9cを通じて雌ねじ部11cに螺合させて締付けることにより、コラム部4とギヤハウジング11aとを円周方向の滑りを生じることなく固定される。
すなわち、コラム部4の3つの連結板部9b及びギヤハウジング11aにおける3つの取付部11bの傾斜方向が夫々異なる方向となっているため、コラム部4の連結板部9bとギヤハウジング11aの取付部11bとを当接させた状態で、コラム部4及びギヤハウジング11a間の円周方向における回り止めの作用を発揮し、この状態で締結ボルト21によってコラム部4の連結板部9bとギヤハウジング11aの取付部11bをボルト締めすることにより、両者を円周方向の滑りを生じることなく確実に連結することができる。
しかも、締結ボルト21の挿通方向が従来例のようにコラム部4の軸方向と平行ではなく、コラム部4の軸方向に対して所定の傾角θを持って傾斜した線L1上となるので、コラム部4に高機能化の要求によって多種多様の部品が装着された場合でも、これら装着された部品に締結ボルト21及びその装着工具が干渉することなくボルト装着工具の挿通領域を容易に確保することができ、組付作業を短時間で効率良く行うことができる。
また、ギヤハウジング11aは、図4に示すように、嵌合孔11dに連接する嵌合孔11dよりは小径のトルクセンサ収納筒部11eを有し、このトルクセンサ収納筒部11eの軸方向中央部から半径方向に外方に延長する円板状のフランジ部11fが形成され、このフランジ部11fの外周縁から前方に延長するウォームホイール収納円筒部11gが形成され、このウォームホイール収納円筒部11gの前端に蓋部11hがボルト締めされている。ここで、蓋部11hには、図2〜図4に示すように、車体側部材16に取付られたロアブラケット15Lのピボットピン15pを挿通する挿通孔11iを有する支持部11jが形成されている。
そして、コラム部4及びギヤハウジング11a内には、図4に示すように、インナーシャフト2bの前端にカップリング部22を介して連結された入力軸23と、この入力軸23にトーションバー24を介して連結された出力軸25とが配設されている。入力軸23は、トルクセンサ収納筒部11eの後端側に支持された玉軸受26及び出力軸25の後端内周面に支持されたニードル軸受27によって回転自在に支持されている。出力軸25は、その後端外周面に一体に固定されたウォームホイール28がトルクセンサ収納筒部11eの外周面に支持された玉軸受29及び蓋部11hの内周面に支持されたシール付き玉軸受30によって回転自在に支持されることにより、ギヤハウジング11aに回転自在に保持されている。
そして、トルクセンサ収納筒部11eにトルクセンサ31が内装されている。このトルクセンサ31は、入力軸23及び出力軸25間の捩じれ状態を磁気的に検出するように構成され、ステアリングシャフト2に伝達された操舵トルクを一対の検出コイル32a及び32bで検出する。これら一対の検出コイル32a及び32bの巻き始め及び巻き終わりから導出されるハーネスが後述するコントロールユニット35に接続されている。
さらに、ギヤハウジング11aの右側面には側面から見てコラム部4の中心軸と直交し、正面から見てコラム部4の中心軸から右方に所定距離だけ離れた垂直軸を中心軸とする電動モータ12が取付けられ、この電動モータ12の回転軸に連結されたウォーム(図示せず)がウォームホイール28に噛合されている。ここで、ギヤハウジング11aには、図3に示すように、電動モータ12を取付けるモータ装着部11kが形成され、このモータ装着部11iにモータ取付板33を介して電動モータ12が取付けられ、このモータ取付板33に電動モータ12と並列にコントロールユニット35が配設されている。
このコントロールユニット35には、図5に示すように、トルクセンサ31で検出した操舵トルクが入力されると共に、車速センサ36で検出した車速が入力され、操舵トルク及び車速に基づいて操舵補助指令値を演算するマイクロコンピュータ等で構成される指令値演算部37と、該指令値演算部37で演算された操舵補助指令値に基づいて電動モータ12を駆動制御するインバータ等で構成されるモータ駆動部38とで構成され、モータ駆動部38から出力される3相のモータ駆動電流が電動モータ12に供給される。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
電動パワーステアリング装置を組立てるには、先ず、アウターコラム9及びインナーコラム10内にアウターシャフト2a及びインナーシャフト2bで構成されるステアリングシャフト2を回転自在に支持してコラム部4を構成すると共に、ギヤハウジング11aに入力軸23、トーションバー24、ウォームホイール28を組付けた出力軸25及びトルクセンサ31を内装する。
次いで、ギヤハウジング11aとコラム部4とを連結する。この場合、ギヤハウジング11a内の入力軸23に固定されたカップリング部22にインナーシャフト2bをセレーション結合させると共に、コラム部4のインナーコラム10に形成した嵌入部10aをギヤハウジング11aの嵌合孔11dに内嵌させ、コラム部4の3つの連結板部10bをギヤハウジング11aの3つの取付部11bに個別に当接させる。このように、コラム部4の連結板部10bをギヤハウジング11aの取付部11bに当接させることにより、各連結板部10b及び取付部11bの傾斜方向が正面から見て異なるので、ギヤハウジング11aに対するコラム部4の円周方向の回り止めとしての機能が発揮されると共に、位置決め機能も発揮される。
この状態で、コラム部4の連結板部10bに形成されたボルト挿通孔10cを通じて締結ボルト21を直線L1に沿って挿通し、取付部11bに形成された雌ねじ部11cに螺合させて締付けることにより、コラム部4とギヤハウジング11aとを円周方向に滑りを生じることなく確実に締結することができる。
しかも、締結ボルト21の挿通方向がコラム部4の中心軸に対して所定の傾角θを持った直線L1上となり、コラム部4の中心軸と平行ではないので、コラム部4に多種多様な部品を装着した場合でも、これら装着された部品に締結ボルト21及びその装着工具が干渉することなくボルト装着工具の挿通領域を容易に確保することができ、組付作業を短時間で効率良く行うことができる。
その後又はその前に、ギヤハウジング11aに電動モータ12及びコントロールユニット35を装着し、この状態で、ギヤハウジング11aの蓋部11hに形成された支持部11jの挿通孔11i内に車体側部材16に支持されたロアブラケット15Lのピボットピン15pを挿通することにより、ロアブラケット15Lに上下方向に揺動自在に取付け、次いで、コラム部4のアウターコラム9を車体側部材16に取付けたアッパブラケット15Uに図示しないチルト機構を介して取付け、コラム部4から突出するステアリングシャフト2にステアリングホイール1を装着することにより、電動パワーステアリング装置を車体側部材16に固定することができる。
この状態で、ギヤハウジング11a内の出力軸25に、自在継手17Aを装着した中間シャフト18を連結し、この中間シャフト18の自在継手17Bをステアリングギヤ機構6のピニオン軸19に連結することにより、電動パワーステアリング装置を構成することができる。
このように、電動パワーステアリング装置を構成した状態で、運転者がステアリングホイール1を操舵すると、その操舵トルクがギヤハウジング11a内のトルクセンサ31で検出され、このトルクセンサ31で検出された操舵トルクと車速センサ36で検出された車速とがコントロールユニット35内の指令値演算部37に入力されることにより、この指令値演算部37で操舵トルクと車速とに基づいて例えば操舵補助指令値算出マップを参照して操舵補助指令値を演算し、演算した操舵補助指令値をモータ駆動部38に出力する。このため、モータ駆動部38から操舵補助指令値に応じた3相のモータ電流が電動モータ12に供給され、この電動モータ12で操舵補助指令値に応じた操舵補助力を発生し、この操舵補助力が図示しないウォームを介し、さらにギヤハウジング11a内のウォームホイール28を介して出力軸25に伝達されてステアリングホイール1を軽い操舵力で操舵することができる。
このように、上記実施形態によると、コラム部4と操舵補助機構部5のギヤハウジング11aとがコラム部4の軸方向に対して所定の傾角θを持つ方向で締結ボルト21によって連結されているので、コラム部4に多種多様の部品が装着された場合でも、これら装着された部品に締結ボルト21及びその装着工具が干渉することなくボルト装着工具の挿通領域を容易に確保することができ、組付作業を短時間で効率良く行うことができる。
また、締結ボルト21を挿通するコラム部4の連結板部9b及びギヤハウジング11aの取付部11bの連結面がコラム部4の軸方向に対して所定の傾角θを有する直線に直交する平面内に形成されているので、連結板部9b及び取付部11bを当接させた状態で、コラム部4及びギヤハウジング11aの相対回転を止める円周方向の回り止め機能を発揮することができ、コラム部4及びギヤハウジング11a間の円周方向の滑りを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、締結ボルト21の挿通方向をコラム部4の軸方向に対して約25°の傾角となる直線L1に一致させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直線L1の傾角θは30°、45°、60°等の任意の角度に設定することができ、コラム部4に装着する部品に干渉することが無い任意の角度に設定すればよい。
また、上記実施形態においては、コラム部4の連結板部9b及びギヤハウジング11aの取付部11bを円周方向に3個所配置した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、円周方向に2以上の任意数個配置することができ、さらには複数の連結板部9b及び取付部11bのうち少なくとも1つの連結面を傾斜面とし、残りの連結板部9b及び取付板部11bの連結面をコラム部4の軸方向と平行としてもよい。
さらに、上記実施形態においては、3つの連結板部9b及び取付部11bの連結面の傾斜角が等しい場合について説明したが、これに限定されるものではなく、各組の連結板部9b及び取付部11b毎に連結面を異なる傾斜角に設定するようにしてもよい。さらには、連結板部9b及び取付部11bの連結面を線L1に直交する面とする場合に限らず、線L1と交差する面とするようにしてもよい。
さらにまた、上記実施形態においては、コラム部4に連結板部9bを形成し、ギヤハウジング11aに取付部11bを形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図6に示すように、ギヤハウジング11aにボルト挿通孔11mを有する連結板部11nを形成し、コラム部4のアウターコラム9に雌ねじ部9mを有する取付部9nを形成し、ボルト挿通孔11mを介して締結ボルト21を雌ねじ部9mに螺合させてコラム部4とギヤハウジング11aとを締結するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、取付部11bに雌ねじ部11cを形成して、これに締結ボルト21を螺合させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、取付部11bを連結板部9bと同様の板部として締結ボルト21及びナットで取付部11b及び連結板部9bを締結するようにしてもよく、さらにリベット等の他の締結部材を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、コラム部4のアウターコラム9をギヤハウジング11aに連結する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アウターコラム9とインナーコラム10とを入れ換えて、インナーコラム10をギヤハウジング11aに連結するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、電動モータ12が3相モータである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直流モータを適用することもでき、この場合にはモータ駆動部38をHブリッジ回路で構成すればよい。
本発明の全体構成を示す全体構成図である。 図1のコラム部及び操舵補助機構部の連結状態を示す斜視図である。 図2の電動モータを取り外し、且つコラム部及び操舵補助機構部を切り離した状態の斜視図である。 コラム部及び操舵補助機構部の縦断面図である。 コントロールユニットの構成を示すブロック図である。 本発明の変形例を示す図4と同様の縦断面図である。
符号の説明
1…ステアリングホイール、2…ステアリングシャフト、3…ステアリングコラム、4…コラム部、5…操舵補助機構部、6…ステアリングギヤ機構、9…アウターコラム、10…インナーコラム、10a…嵌入部、10b…連結板部、10c…ボルト挿通孔、11…減速ギヤ機構、11a…ギヤハウジング、11b…取付部、11c…雌ねじ部、11d…嵌合孔、11e…トルクセンサ収納筒部、11f…フランジ部、11g…ウォームホイール収納円筒部、11h…蓋部、11k…モータ装着部、12…電動モータ、21…締結ボルト、23…入力軸、24…トーションバー、25…出力軸、28…ウォームホイール

Claims (4)

  1. ステアリングシャフトを回転自在に支持するコラム部と、該コラム部にその軸方向に連結されて操舵補助力を伝達する操舵補助機構部とを備えたコラム式電動パワーステアリング装置であって、
    前記コラム部と前記操舵補助機構部とが、当該コラム部の軸方向に対して所定の傾角を持つ方向で締結部材によって連結されていることを特徴とするコラム式電動パワーステアリング装置。
  2. 前記コラム部と前記操舵補助機構部との連結部に両者の相対回転を止める回転止め部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコラム式電動パワーステアリング装置。
  3. 前記回転止め部は、前記コラム部と前記操舵補助機構部との夫々に、前記コラム部の軸方向に対して所定の傾角を持つ方向に対して直交する平面を有して互いに当接する連結面が形成され、当該連結面において前記傾角方向からボルト締めするように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のコラム式電動パワーステアリング装置。
  4. 前記操舵補助機構部は、前記コラム部にその軸方向に連結されるギヤハウジングと、該ギヤハウジングに連結された軸方向が前記コラム部の軸方向に対して交差する方向とされた電動モータとで構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のコラム式電動パワーステアリング装置。
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