JP2018144723A - 船舶 - Google Patents

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Abstract

【課題】液化ガス燃料タンクを船尾暴露甲板上で、かつ、居住区等の周囲に配置した場合でも、これらの区画において防熱処理を施す必要がある面積を最小限とするタンク配置を実現できる船舶を提供する。【解決手段】液化ガス燃料タンク10を、上部構造物4Aの後方の暴露甲板3上で、かつ、上部構造物を前方から見たときに、液化ガス燃料タンクのタンク本体11aとタンクドーム11bとからなるタンク構造物11の露出部分が見えない範囲内に配置し、上部構造物におけるタンク構造物の露出部分に対向する面である要防熱面Whに防熱処理を行うか、あるいは、タンク構造物の露出部分と要防熱面Whとの間に、タンク構造物の露出部分から要防熱面Whへの輻射熱を遮る、防熱処理をした防熱壁を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、船舶に関し、より詳細には、液化ガス燃料タンクを船尾暴露甲板上に配置した際に、防熱処理の範囲を最小にする船舶に関する。
最近は、排気ガス規制などの問題から、重油に代わる船舶の推進機関の燃料として、LNG、メタノール、エタンなどを燃料として採用することが考えられ、これに関連して、液化ガス燃料船の屋外暴露部にサドルと井桁枠の上に支持構造を介してタンク本体を支持し、このタンク本体を覆うタンクカバーを備えたデッキ置きタンク構造や、船橋構造物の後方の上甲板に船橋構造物から独立したガス燃料用タンクを備えた船舶が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
このような、LNG、メタノール、エタンなどを燃料として使用する液化ガス燃料船においては、液化ガス燃料タンクを居住区周囲の暴露部に配置する際には、この液化ガス燃料タンクに面する、居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室に対して、SOLAS条約(海上人命安全条約:海上における人命のための国際条約)により規定されているA60仕様の防熱対策を行うことが要求されている。
しかしながら、A60仕様の防熱を施す場合には、その防熱面にはエアコンの空気取り込みなどのような開口部を設けることができないという制約がある。これを考慮して、液化ガス燃料タンクに面する周辺区画におけるA60仕様の防熱処理を最小限に留めようとすると、液化ガス燃料タンクを一つにして、居住区の最大幅よりも小さくする必要がある。これに従って、一つの液化ガス燃料タンクでタンクの幅が小さくなるように設計すると、タンクの高さが高くなる。そのため、必要とされる液化ガス燃料タンクの容量によっては、タンクの高さが居住区の最上層である船橋(操舵室)に対して比較的高い位置となってしまい、後方の船橋視界(操舵室視界)を妨げるという問題がある。
特開2014−162430号公報 特開2016−222110号公報
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、液化ガス燃料タンクを船尾暴露甲板上で、かつ、居住区、サービススペース、制御室、避難通路、機械室の周囲に配置した場合でも、これらの区画において防熱処理を施す必要がある面積を最小限とするタンク配置を実現できる船舶を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明の船舶は、液化ガス燃料タンクを備えた船舶において、前記液化ガス燃料タンクを、上甲板上もしくは上甲板の上方でかつ船尾側に設けられた上部構造物よりも後方の暴露甲板上に配設すると共に、前記液化ガス燃料タンクのタンク本体とタンクドームとからなるタンク構造物を設ける範囲を、前記上部構造物を前方から見たときに前記タンク構造物の露出部分が見えない範囲内とし、前記上部構造物における前記タンク構造物の露出部分に対向する面である要防熱面に防熱処理を行う構成とするか、あるいは、前記タンク構造物の露出部分と前記要防熱面との間に、防熱処理をした防熱壁を設けて、該防熱壁により前記タンク構造物の露出部分から前記要防熱面への輻射熱を遮る構成とする。
なお、このタンク構造物の露出部分とは、タンク本体の表面や、タンク本体の上部に設けられ、液化ガスをタンク本体内に出し入れする出入口用配管が設けられているタンクドームの表面部分のことを言う。また、この防熱処理では、SOLAS条約のA60仕様の防熱処理をする。また、タンク構造物の露出部分に対向する面とは、露出部分の上を動く視点から見える全ての面のことをいう。
この構成によれば、タンク構造物を設ける範囲を、タンク構造物の露出部分が上部構造物を前方から見たときに見えない範囲内とすることにより、タンク構造物の露出部分に対向する面である要防熱面の面積を少なくすることができる。これにより、この要防熱面以外の部分に開口部を設けることができるようになるので、この上部構造物に関係する居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等におけるレイアウトの自由度を増すことができる。
また、この要防熱面を防熱処理することにより、居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等を、液化ガス燃料タンクの事故による火災などから防護できる。また、要防熱面をタンク構造物の露出部分からの輻射熱を遮る防熱壁を設けた場合には、この防熱壁を設けることにより、要防熱面をA60仕様にする必要がなくなるので、この上部構造物に関係する居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等のレイアウトに対する、液化ガス燃料タンクを配設することによる制約をなくすことができる。
上記の船舶において、前記防熱壁を、A60仕様の防熱材を施工した太鼓張り構造の壁で構成していると、防熱壁の面積を、上部構造物の要防熱面の面積よりも小さくすることができると共に、太鼓張り構造とすることで壁の奥行を持たせることができるので、大きな壁面を軽い構造で支持できるようになる。
上記の船舶において、前記太鼓張り構造の壁を密閉構造にしていないと、太鼓張り構造の製造が容易となる。
上記の船舶において、前記タンク本体がタンクカバーで覆われて、前記タンクドームのみが露出している場合に対しては、前記防熱壁を前記タンクカバー上に設けている構成にすると、タンクカバーからタンクドームが突出している場合であっても、防熱壁によりタンクドームからの輻射熱が要防熱面に到達することを防止できる。また、この防熱壁をタンクカバー上に設けることにより、防熱壁の大きさを著しく小さくすることができる。
上記の船舶において、前記タンクカバーの内側の防熱材を施工していない部分に前記タンクカバーの内部と外部とを連通する開口部を有していると、つまり、密閉構造ではない構成にして、雨風や荷役用のクレーンなどによる損傷等からタンク本体を保護できる程度の構造のカバーとすることができ、密閉構造でない分だけ、タンクカバーの構造を簡易化できる。
上記の船舶において、前記タンク本体を、船幅方向に2基設けると共に、前記タンク本体の長手方向を船体前後方向にして設けている構成にすると、船尾側の暴露甲板上にタンク本体を効率よく配置できると共に、タンク構造物の高さが低くなって、後方視界の悪化を抑制できる。
本発明の船舶によれば、液化ガス燃料タンクのタンク構造の露出部分からの輻射熱を防熱処理を施した要防熱面で、又は、防熱処理をした防熱壁で遮ることができ、要防熱面を持つ上部構造物等におけるレイアウトの自由度を増すことができる。また、この要防熱面の防熱処理または防熱壁により、居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等を、液化ガス燃料タンクの事故による火災などから防護できる。
本発明に係る第1の実施の形態の船舶における、直方体形状の上部構造物に対する要防熱面を示す船尾側の側面図である。 図1の平面図である。 本発明に係る第1の実施の形態の船舶における、側面に凸部を持つ直方体形状の上部構造物に対する要防熱面を示す船尾側の側面図である。 図3の平面図である。 本発明に係る第1の実施の形態の船舶における、後部に段差を持つ上部構造物に対する要防熱面を示す船尾側の側面図である。 図5の平面図である。 本発明に係る第1の実施の形態の船舶における、後部に段差及び面取り部を持つ直方体形状の上部構造物に対する要防熱面を示す船尾側の側面図である。 図7の平面図である。 本発明に係る第1の実施の形態の船舶における、船橋部分の幅が小さくかつ後部に段差を持つ直方体形状の上部構造物に対する要防熱面を示す船尾側の側面図である。 図9の平面図である。 本発明に係る第2の実施の形態の船舶における、上部構造物に対する要防熱面と防熱壁を示す船尾側の側面図である。 図11の平面図である。 本発明に係る第3の実施の形態の船舶における、タンク本体をタンクカバーで覆ったタンク構造物に対する要防熱面と防熱壁を示す船尾側の側面図である。 図13の平面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の船舶について図を参照しながら説明する。なお、この実施の形態では、液化ガス燃料タンクとして、タンク本体を、IMO(国際海事機関)のSOLAS(海上人命安全)条約の国際規約の一つである、貨物タンク並びに燃料タンクの要件(IGCコード並びにIGFコード)が適用される独立型のタイプC(円筒型)の圧力容器で構成しているが、独立タイプB(方形)の圧力容器等であってもよい。
また、上部構造物として、図1と図2の直方体形状の上部構造物、図3と図4の側面に凸部を持つ直方体形状の上部構造物、図5と図6の後部に段差を持つ上部構造物、図7と図8の後部に段差及び面取り部を持つ直方体形状の上部構造物、図9と図10の船橋部分の幅が小さくかつ後部に段差を持つ直方体形状の上部構造物を例にして説明しているが、本発明では、上部構造物の形状は、これらの形状に限定されず、その他の形状であってもよい。
そして、図1〜図10に示すように、本発明に係る第1の実施の形態の船舶1(「1A〜1E」の総称として、「1」を用いる)は、液化ガス燃料タンク10を備えた船舶1において、液化ガス燃料タンク10を、上甲板2上もしくは上甲板2より上でかつ船尾側に設けられた上部構造物4(「4A〜4E」の総称として、「4」を用いる)よりも後方の暴露甲板3上に配設している。
この液化ガス燃料タンク10は、タンク本体11aとタンクドーム11bとから構成されているタンク構造物11を有している。タンク本体11aが、Cタイプの円柱形状タンクの場合は、円筒の胴板部分の中心軸が横置きされる状態で載置されたときに、その円筒部分の最上部となる位置に、タンクドーム11bが設けられる。タンクドーム11bには、液化ガスをタンク本体内に出し入れする出入口用配管が設けられている。このタンク構造物11のタンク本体11aは暴露甲板3上に据え付けられた据付部材12の上に載置されている。なお、この第1の実施の形態の船舶1では、タンクカバーは設けられていない。
この液化ガス燃料タンク10のタンク本体11aとタンクドーム11bとからなるタンク構造物11を設ける範囲を、上部構造物4を船体前後方向に関して前方から見たときにタンク構造物11の露出部分が見えない範囲Ra内とする。なお、このタンク構造物11の露出部分とはタンクカバー等で覆われておらず、外部から視認できるタンク本体11aの表面部分やタンクドーム11bの表面部分のことをいう。
そして、タンク本体11aを、船幅方向に2基設けると共に、タンク本体11aの長手方向を船体前後方向に配置した構成にすると、1基のタンクで構成する場合に比べて、液化ガス燃料タンク10の設置高さを低くでき、液化ガス燃料タンク10の設置高さが著しく高くなることを抑制しながら、船尾側の暴露甲板3上にタンク本体11aを効率よく配置できる。
そのため、液化ガス燃料タンク10によって、船橋4aから船舶1の後方(船尾側)を見た場合の船橋視界の悪化を抑制できる。なお、3基以上にすると1基当たりのタンク容量が小さくなり、液化ガス燃料タンク10の全体としての必要容量を確保することが難しくなる。
そして、上部構造物4におけるタンク構造物11の露出部分に対向する面である要防熱面WhにSOLAS条約のA60仕様の防熱処理を行う。この露出部分に対向する面とは、露出部分に視点を置いて、この視点を露出部分の上で動かした場合に、この視点から見える全ての面、言い換えれば、露出部分からの輻射熱が到達する面のことをいう。なお、図中の直線Lhは、タンク構造物11の最も高い位置や最も側方となる位置から上部構造物4を見たときの視線を示す。
なお、このA60仕様とは、標準火災試験において、炎にさらされない側の平均温度が最初の温度から摂氏140度を超えて上昇せず、かつ、継手を含むいかなる点においても最初の温度から摂氏180度を超えて上昇しない時間である「標準火災試験における防熱時間」が60分以上の仕様である。
この構成によれば、タンク構造物11を設ける範囲を、タンク構造物11の露出部分が上部構造物4を前方から見たときに見えない範囲Ra内とすることにより、上部構造物4の側方部分が、タンク構造物11の露出部分に対向する面となることを回避できる場合が多いので、タンク構造物11の露出部分に対向する面である要防熱面Whの面積を少なくすることができる。
これにより、この要防熱面Wh以外の部分に開口部を設けることができるようになるので、この上部構造物4に関係する居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等におけるレイアウトの自由度を増すことができる。また、この要防熱面Whを防熱処理することにより、居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等を、液化ガス燃料タンクの事故による火災などから防護できる。
次に本発明に係る第2の実施の形態の船舶1Fについて説明する。この第2の実施の形態の船舶1Fは、図11及び図12に示すように、タンク構造物11の露出部分と要防熱面Whとの間に、A60仕様の防熱処理をした防熱面Wtを備えた防熱壁20Aを設けて、この防熱壁20Aによりタンク構造物11の露出部分から要防熱面Whへの輻射熱を防熱面Wtで遮る構成とする。
この要防熱面Whをタンク構造物11の露出部分からの輻射熱を遮る防熱壁20Aを支持部材21で支持して設けることにより、防熱壁20Aの防熱面Wtの面積を、上部構造物4Fにおける要防熱面Whの面積よりも小さくすることができる。それと共に、要防熱面WhをA60仕様にする必要がなくなるので、この上部構造物4Fに関係する居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等のレイアウトに対する、液化ガス燃料タンク10を配設することによる制約をなくすことができる。
さらに、防熱壁20Aを、A60仕様の防熱材を施工した太鼓張り構造の壁で構成していると、太鼓張り構造とすることで防熱壁20Aの奥行を持たせることができるので、大きな壁面を軽い構造で容易に暴露甲板3の上に配設できるようになる。特に、この太鼓張り構造の壁を密閉構造にしていないと、太鼓張り構造の製造が容易となる。
次に、本発明に係る第3の実施の形態の船舶1Gについて説明する。この本発明に係る第3の実施の形態の船舶1Gでは、図13及び図14に示すように、タンク本体11aがタンクカバー13で覆われて、タンクドーム11bのみが露出している。この状態では、タンク本体11aから上部構造物4への輻射熱はタンクカバー13で遮られるので、上部構造物4側では、タンクドーム11bからの輻射熱についてのみ考慮することになる。
これに対して、タンクドーム11bからの輻射熱が届く範囲の上部構造物4の要防熱面Whとの間に設ける防熱壁20Bをタンクカバー13上に設ける。この構成により、タンクカバー13からタンクドーム11bが突出している場合であっても、防熱壁20Bによりタンクドーム11bからの輻射熱が要防熱面Whに到達することを防止できる。また、防熱面Wtを有する防熱壁20Bをタンクカバー13上に設けることにより、防熱面Wtと防熱壁20Bの大きさを著しく小さくすることができる。
従って、上記の実施の形態の船舶1によれば、液化ガス燃料タンク10のタンク構造物11の露出部分からの輻射熱をA60仕様の防熱処理を施した要防熱面Whで、又は、A60仕様の防熱処理をした防熱壁20A、20Bで遮ることができ、要防熱面Whを持つ上部構造物4等におけるレイアウトの自由度を増すことができる。また、この要防熱面Whの防熱処理または防熱壁20A、20Bにより、居住区、サービススペース、避難通路、制御室、機械室等を、液化ガス燃料タンク10の事故による火災などから防護できる。
さらに、タンクカバー13の内側の防熱材を施工していない部分にタンクカバー13の内部と外部とを連通する開口部を有していると、つまり、密閉構造ではない構成にすることで、雨風や荷役用のクレーンなどによる損傷等からタンク本体11aを保護できる程度の構造のカバーとすることができ、密閉構造でない分だけ、タンクカバー13の構造を簡易化できる。
1、1A〜1G 船舶
2 上甲板
3 暴露甲板
4、4A〜4G 上部構造物
4a 船橋(操舵室)
4b 上部構造物の凸部
10 液化ガス燃料タンク
11 タンク構造物
11a タンク本体
11b タンクドーム
12 据付部材
13 タンクカバー
20A、20B 防熱壁
21 支持部材
Lh 視線の例
Ra タンク構造物の露出部分が上部構造物の前方から見えない範囲
Wh 要防熱面
Wt 防熱面

Claims (6)

  1. 液化ガス燃料タンクを備えた船舶において、
    前記液化ガス燃料タンクを、上甲板上もしくは上甲板の上方でかつ船尾側に設けられた上部構造物よりも後方の暴露甲板上に配設すると共に、前記液化ガス燃料タンクのタンク本体とタンクドームとからなるタンク構造物を設ける範囲を、前記上部構造物を前方から見たときに前記タンク構造物の露出部分が見えない範囲内とし、
    前記上部構造物における前記タンク構造物の露出部分に対向する面である要防熱面に防熱処理を行う構成とするか、あるいは、前記タンク構造物の露出部分と前記要防熱面との間に、防熱処理をした防熱壁を設けて、該防熱壁により前記タンク構造物の露出部分から前記要防熱面への輻射熱を遮る構成とすることを特徴とする船舶。
  2. 前記防熱壁を、防熱材を施工した太鼓張り構造の壁で構成していることを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記太鼓張り構造の壁を密閉構造にしていないことを特徴とする請求項2に記載の船舶。
  4. 前記タンク本体がタンクカバーで覆われて、前記タンクドームのみが露出している場合に対しては、前記防熱壁を前記タンクカバー上に設けていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の船舶。
  5. 前記タンクカバーの内側の防熱材を施工していない部分に前記タンクカバーの内部と外部とを連通する開口部を有していることを特徴とする請求項4に記載の船舶。
  6. 前記タンク本体を、船幅方向に2基設けると共に、前記タンク本体の長手方向を船体前後方向にして設けていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の船舶。
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