JP2018144633A - 弾性クローラ - Google Patents

弾性クローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2018144633A
JP2018144633A JP2017041301A JP2017041301A JP2018144633A JP 2018144633 A JP2018144633 A JP 2018144633A JP 2017041301 A JP2017041301 A JP 2017041301A JP 2017041301 A JP2017041301 A JP 2017041301A JP 2018144633 A JP2018144633 A JP 2018144633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lug
drive
crawler
vibration
lugs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017041301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6779583B2 (ja
Inventor
鎔宰 崔
Yosai Sai
鎔宰 崔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xenith Track Co Ltd
Original Assignee
Xenith Track Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xenith Track Co Ltd filed Critical Xenith Track Co Ltd
Priority to JP2017041301A priority Critical patent/JP6779583B2/ja
Priority to KR1020180019977A priority patent/KR20180102003A/ko
Priority to CN201880003156.1A priority patent/CN109789902B/zh
Priority to PCT/KR2018/002194 priority patent/WO2018164399A1/ko
Publication of JP2018144633A publication Critical patent/JP2018144633A/ja
Priority to KR1020200009281A priority patent/KR20200013007A/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP6779583B2 publication Critical patent/JP6779583B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/18Tracks
    • B62D55/24Tracks of continuously flexible type, e.g. rubber belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/20Off-Road Vehicles
    • B60Y2200/22Agricultural vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/20Off-Road Vehicles
    • B60Y2200/25Track vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/40Special vehicles
    • B60Y2200/41Construction vehicles, e.g. graders, excavators

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】振動、亀裂の発生を効果的に防止できる弾性クローラを提供する。【解決手段】クローラ本体10の外周側に駆動ラグ15を備えた弾性クローラにおいて、両端側が周方向に隣り合う駆動ラグ15に接続又は近接して配置され且つクローラ本体10の内周側の車輪転動域に対応する防振ラグ16を備える。クローラ本体10の外周側に左右二列のラグ列12a,12bを備えており、この各ラグ列12a,12bは駆動ラグ15と防振ラグ16とをクローラ本体10の周方向に交互に配置している。防振ラグ16は駆動ラグ15と略同高さである。【選択図】図3

Description

本発明は、運搬車、農業用機械、除雪機、建設用機械等の履帯走行装置に使用する弾性クローラに関するものである。
運搬車等の履帯走行装置に使用する弾性クローラにおいて、走行中の振動を軽減すると同時に亀裂の発生を防止するために、クローラ本体の外周側の周方向に隣り合う駆動ラグ間に防振ラグを配置したものがある(特許文献1)。
この弾性クローラは、クローラ本体の内周側の幅方向の中央に駆動輪用係合部が、クローラ本体の外周側で駆動輪用係合部の幅方向の両側に左右二列の駆動ラグが夫々配置され、周方向に隣り合う駆動ラグ間に防振ラグが配置されている。左右の駆動ラグは、クローラ本体の駆動輪用係合部の両側の車輪転動域に対応して周方向に屈曲する内端屈曲部を有し、防振ラグは幅方向の中央部分に配置され、その幅方向の両端部が各車輪転動域に対応して配置されている。
特開昭54−83235号公報
従来の弾性クローラは、左右の車輪転動域に対応して各駆動ラグの内端屈曲部があり、また周方向に隣り合う駆動ラグの内端屈曲部間に防振ラグの両端部が位置しているため、内端屈曲部、防振ラグのないものに比較して、走行時に遊動転輪が車輪転動域を転動することにより発生する振動、クローラ本体が屈曲することにより発生する亀裂を一応防止することができる。
しかし、従来の弾性クローラでは、車輪転動域に対応して駆動ラグの内端屈曲部と防振ラグとがあるものの、その駆動ラグと防振ラグとの間には周方向に大きな隙間があるため、十分に振動、亀裂の発生を防止し得ない問題がある。
即ち、走行時には遊動転輪が車輪転動域を転動して弾性クローラを周方向に案内する。しかし、遊動転輪が車輪転動域を転動する際に、駆動ラグ、防振ラグのある部分では遊動転輪がそれらに乗り上がって上昇し、また駆動ラグ、防振ラグのない隙間部分では遊動転輪が逆に沈み込んで下降する。そのため遊動転輪は平坦な路面の走行中でも常に上下動を頻繁に繰り返すことになり、振動の発生を十分に防止できないという問題がある。
また弾性クローラは駆動輪、従動輪に巻き掛けられた状態で周方向に回動するため、駆動ラグと防振ラグとの間に隙間部分があると、その隙間部分からクローラ本体に亀裂が発生し易くなるという問題もある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、振動、亀裂の発生を効果的に防止できる弾性クローラを提供することを目的とする。
本発明は、クローラ本体の外周側に駆動ラグを備えた弾性クローラにおいて、前記クローラ本体の外周側に、両端側が周方向に隣り合う前記駆動ラグに接続又は近接して配置され且つ前記クローラ本体の内周側の車輪転動域に対応する防振ラグを備えたものである。
前記クローラ本体の外周側に左右二列のラグ列を備え、該各ラグ列は前記駆動ラグと前記防振ラグとを前記クローラ本体の周方向に交互に配置したものでもよい。前記防振ラグは前記駆動ラグと略同高さであることが望ましい。前記左右二列のラグ列の前記駆動ラグは、前記クローラ本体の幅方向の中央側が前記クローラ本体の周方向の一方側に位置し、幅方向の外側が前記クローラ本体の周方向の他方側に位置する傾斜状であり、前記防振ラグは前記駆動ラグとは逆向きの傾斜状であることが望ましい。
前記左右二列のラグ列は前記クローラ本体の幅方向に略線対称であってもよい。前記左右二列のラグ列は前記駆動ラグ及び前記防振ラグが前記クローラ本体の周方向に半ピッチずれていることもある。前記左右二列のラグ列の前記駆動ラグは、一方の前記駆動ラグの内端部が周方向に隣り合う他方の前記駆動ラグの内端部間に位置し且つ両内端部同士が前記クローラ本体の幅方向に重なるようにしてもよい。
前記左右二列の駆動輪用の係合部間に設けられた中央の車輪転動域に対応して前記左右両側の前記駆動ラグの内端部を配置し、前記左右二列の係合部の外側に設けられた左右の車輪転動域に対応して前記防振ラグを配置してもよい。前記防振ラグはその頂部が前記駆動ラグの頂部に接続又は近接することが望ましい。
本発明では、振動、亀裂の発生を効果的に防止することができる利点がある。
本発明の第1の実施形態を示す履帯走行装置の側面図である。 (a)は駆動輪側の断面図、(b)は従動輪側の断面図、(c)は遊動転輪側の断面図である。 弾性クローラの斜視図である。 弾性クローラの外周側の平面図である。 図4のA−A矢視断面図である。 弾性クローラの内周側の背面図である。 本発明の第2の実施形態を示す履帯走行装置の側面図である。 (a)は駆動輪側の断面図、(b)は従動輪側の断面図、(c)は遊動転輪側の断面図である。 弾性クローラの外周側の平面図である。 弾性クローラの内周側の背面図である。 本発明の第3の実施形態を示す弾性クローラの外周側の平面図である。 本発明の第4の実施形態を示す弾性クローラの外周側の平面図である。 弾性クローラの断面図である。 弾性クローラの底面図である。 本発明の第5の実施形態を示す弾性クローラの外周側の平面図である。 本発明の第6の実施形態を示す弾性クローラの外周側の平面図である。 弾性クローラの断面図である。 本発明の第7の実施形態を示す弾性クローラの要部の平面図である。 図17のB−B矢視断面図である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1〜図6は本発明の第1の実施形態を示す。この実施形態の履帯走行装置1は、図1、図2に示すように、上側に配置された駆動輪2と、下側に配置された前後一対の従動輪3と、これら駆動輪2及び従動輪3に巻き掛けられた無端帯状の弾性クローラ4と、駆動輪2の下側で前後の従動輪3間に配置され且つ弾性クローラ4を周方向に案内する前後方向に複数の遊動転輪5とを備えている。
駆動輪2は、図1、図2(a)に示すように、所定の間隔をおいて左右に配置された駆動輪体6a,6bと、この駆動輪体6a,6b間に周方向に略等間隔をおいて固定された係合具7とを備え、駆動源(図示省略)の駆動により正逆転可能に支持枠(図示省略)に支持されている。従動輪3は、図1、図2(b)に示すように、一体回転可能に配置された左右一対の従動輪体8a,8bを備え、支持枠の前後両端側に支持されている。各遊動転輪5は、図1、図2(c)に示すように、一体回転可能に配置された左右一対の転動輪体9a,9bを備え、支持枠に個別に上下動可能に支持されている。
弾性クローラ4は、図2〜図6に示すように、ゴムその他の弾性材料により構成された帯状のクローラ本体10と、クローラ本体10の内周側に設けられた駆動輪2用の係合部11と、クローラ本体10の外周側に周方向に設けられた左右二列のラグ列12a,12bとを備えている。
クローラ本体10は芯金を備えておらず、スチールワイヤ等の抗張体13が幅方向に複数埋入されている。係合部11は駆動輪2の係合具7が係合するものであって、クローラ本体10から内周側に突出する突起により構成され、クローラ本体10の幅方向の略中央部に周方向に略等間隔をおいて一列状に多数(複数)設けられている。クローラ本体10の内周側には、図2、図4、図6に示すように、係合部11の左右両側に車輪転動域14a,14bが設けられており、この各車輪転動域14a,14bを駆動輪2の駆動輪体6a,6b、従動輪3の従動輪体8a,8b、遊動転輪5の転動輪体9a,9bが転動するようになっている。
左右二列のラグ列12a,12bは、図2〜図4に示すように、クローラ本体10の幅方向の両側に配置され、その各ラグ列12a,12bには多数(複数)の駆動ラグ15と防振ラグ16とが周方向に交互に配置されている。左右の各駆動ラグ15は、クローラ本体10の幅方向の中央側の内端部15Aと、幅方向の外側の外端部15Bとの間で緩やかに湾曲する円弧状であって、内端部15Aがクローラ本体10の周方向の一方側に、外端部15Bが周方向の他方側に夫々位置するように、クローラ本体10の周方向及び幅方向の線分に対して斜め方向に傾斜状に配置されている。
左右のラグ列12a,12bの駆動ラグ15は、図4に示すように、周方向に1/2ピッチずれて配置されており、一方のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内端部15A間に他方のラグ列12b,12aの駆動ラグ15の内端部15Aが配置され、しかも左右のラグ列12a,12bの各駆動ラグ15の内端部15A同士は、クローラ本体10の幅方向に寸法Xだけ重なって配置されている。そのためクローラ本体10の幅方向の中央部分では、左右二列のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内端部15A同士が交互に入り組んで配置されている。
各防振ラグ16は、周方向に隣り合う駆動ラグ15を接続するものであって、図3、図4に示すように、駆動ラグ15と同様に緩やかな円弧状に湾曲しており、駆動ラグ15と逆向きの傾斜状に配置されている。また各防振ラグ16は、図3、図4に示すように、クローラ本体10の周方向の両端に接続部16A,16Bを有し、その周方向の一方側の接続部16Aが周方向の一方側の駆動ラグ15に、周方向の他方側の接続部16Bが周方向の他方側の駆動ラグ15に夫々一体に接続されている。そして、各防振ラグ16は、各接続部16A,16Bを含む全体又は一部(少なくとも一部)が各車輪転動域14a,14bに対応する範囲内で周方向に隣り合う駆動ラグ15間の略全長に位置するように配置されている。
また各防振ラグ16は、その一方側の接続部16Aが周方向の一方側の駆動ラグ15に対して長手方向の外端部15Bの近傍に接続され、他方側の接続部16Bが周方向の他方側の駆動ラグ15に対して長手方向の中央近傍(略中央又は中央よりも若干外側若しくは内側)に接続して、駆動ラグ15と逆向きに傾斜状に配置されている。
駆動ラグ15、防振ラグ16は、図2〜図5に示すように、クローラ本体10と同じ弾性材料により断面台形状に形成されており、そのクローラ本体10から駆動ラグ15及び防振ラグ16の頂部15C、16Cまでの高さは略同じになっている。
なお、各駆動ラグ15はクローラ本体10の幅方向の外側が膨らむ円弧状になっているが、逆向きの円弧状に構成してもよい。また駆動ラグ15、防振ラグ16は略真直ぐでもよいし、ジグザグその他に屈曲してもよい。抗張体13の幅は、遊動転輪5の両端間の寸法と略同程度である。
このような構成の弾性クローラ4では、両端側が周方向に隣り合う駆動ラグ15に接続する防振ラグ16を車輪転動域14a,14bに対応して配置し、その駆動ラグ15と防振ラグ16との頂部15C,16Cまでの高さを略同じにしているため、遊動転輪5の転動輪体9a,9bがクローラ本体10の車輪転動域14a,14bを転動する際にも、駆動ラグ15間で遊動転輪5が上下方向に不安定に振動するようなことがなくなり、従来に比較して走行時の振動の発生を効果的に防止できる。
また駆動ラグ15と略同高さの防振ラグ16の両端を周方向に隣り合う駆動ラグ15に接続しているため、駆動ラグ15と防振ラグ16との間に大きな隙間がある従来に比較して、クローラ本体10の亀裂の発生を未然に防止できる利点がある。
更に左右二列のラグ列12a,12bが周方向に1/2ピッチずれており、その一方のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内端部15A間に他方のラグ列12b,12aの駆動ラグ15の内端部15Aが配置される一方、左右のラグ列12a,12bの各駆動ラグ15の内端部15A同士がクローラ本体10の幅方向に重なって配置されているため、各駆動ラグ15の長さを十分に確保することができ、地面側に対する駆動力を十分に確保できる。
また左右二列の各ラグ列12a,12bの周方向に隣り合う駆動ラグ15を防振ラグ16により周方向に接続しているため、各駆動ラグ15間の泥、雪等が駆動ラグ15に沿って幅方向の外側へと移動するようなことがなく、左右二列の各ラグ列12a,12bの防振ラグ16よりも内側の駆動ラグ15間で泥、雪等を抱き込むことができる。そのため駆動ラグ15を周方向に接続する防振ラグ16がないものに比較して、乾燥した圃場、降雪地等を走行する際の駆動力を更に向上させることができる。
図7〜図10は本発明の第2の実施形態を例示する。この履帯走行装置1は、図7に示すように、前後の大径の駆動輪2と小径の従動輪3との間に複数の遊動転輪5が配置され、これらに跨がって弾性クローラ4が巻き掛けられている。
クローラ本体10の内周側には、図8、図10に示すように、幅方向に左右二列の駆動輪2用の係合部11a,11bが設けられており、その二列の係合部11a,11b間が中央の車輪転動域14cとなり、各係合部11a,11bの外側が左右の車輪転動域14a,14bとなっている。またクローラ本体10の外周側には、図8、図9に示すように、第1の実施形態と同様に左右二列のラグ列12a,12bが設けられている。
駆動輪2は、図8(a)に示すように、中央の車輪転動域14cを転動可能な駆動輪体6と、この駆動輪体6の両側に固定された係合具7a,7bとを備え、その両側の係合具7a,7bが、二列の係合部11a,11bに係合するようになっている。従動輪3は、図8(b)に示すように、中央の車輪転動域14cを転動可能な中央従動輪体8cと、外側の車輪転動域14a,14bを転動可能な外側従動輪体8a,8bとを一体回転可能に備えている。また各遊動転輪5は、図8(c)に示すように、中央の車輪転動域14a,14bを転動可能な中央の転動輪体9cと、外側の車輪転動域14a,14bを転動可能な外側の転動輪体9a,9bとを一体回転可能に備えている。他の構成は第1の実施形態と同様である。
このような履帯走行装置1の場合にも、第1の実施形態と同様に実施可能である。特に左右の係合部11a,11b間に中央の車輪転動域14cがあり、その車輪転動域14cを駆動輪2、従動輪3、遊動転輪5の各輪体6,8c,9cが転動するようになっているが、この中央の車輪転動域14cに対応してクローラ本体10の外周側には、左右二列のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内端部15Aが左右両側から交互に入り組んだ状態で配列されているため、この中央の車輪転動域14cでの振動の発生も極力防止することができる。
図11は本発明の第3の実施形態を例示する。この弾性クローラ4は、図11に示すように、左右二列のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内、一方のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内端部15Aが他方のラグ列12b,12aの駆動ラグ15側に延びて、左右二列の駆動ラグ15が中央の車輪転動域14c内で互いに接続されている。
このように左右二列のラグ列12a,12bの各駆動ラグ15の内端部15A側を相手側に延ばして、中央の車輪転動域14cに対応する範囲で相手側の駆動ラグ15に接続することにより、中央の車輪転動域14cに対応して各駆動ラグ15の内端部15A側を周方向にジグザグ状に連続的に接続することができる。そのため中央の車輪転動域14cを輪体8c,9cが転動するにも拘わらず、外側の車輪転動域14a,14bの場合と同様に輪体8c,9cが上下動しなくなり、走行時の振動の発生を防止することができる。
また左右二列のラグ列12a,12bの各駆動ラグ15は、クローラ本体10の幅方向の中央及び外側の三箇所で周方向に接続されるため、クローラ本体10の亀裂の発生を更に低減することができる。
図12〜図14は本発明の第4 の実施形態を例示する。この弾性クローラ4は、図12〜図14に示すように、クローラ本体10内に周方向に等間隔をおいて配置された芯金18と、この芯金18の外周側に配置された抗張体13とが埋入されている。芯金18はクローラ本体10の幅方向の中央部に位置する係合部11と、係合部11の両側からクローラ本体10の幅方向の外側に伸びる翼部19a,19bと、係合部11の両側からクローラ本体10の内周側に突出する案内突起20a,20bとを一体に備えている。
クローラ本体10には芯金18の係合部11間に係合孔20が形成され、駆動輪2の外周に設けられた係合突起が係合孔20内から係合部11に係合するようになっている。クローラ本体10の内周側には、案内突起20a,20bに対してクローラ本体10の幅方向の外側に左右の車輪転動域14a,14bが設けられており、この車輪転動域14a,14bを遊動転輪5の転動輪体9a,9b等が転動するようになっている。
左右二列のラグ列12a,12bは、駆動ラグ15と防振ラグ16とを周方向に交互に配置して構成され、クローラ本体10の幅方向の両側に係合部11、係合孔20を挟んで略線対称に配置されている。左右の各駆動ラグ15は、係合孔20の近傍の内端部15Aと、幅方向の外側の外端部15Bとの間で緩やかに湾曲する円弧状であって、内端部15Aがクローラ本体10の周方向の一方側に、外端部15Bが周方向の他方側に夫々位置している。また各駆動ラグ15は各芯金18に対応して周方向に等間隔に設けられ、この各駆動ラグ15の長手方向の略中央部分に芯金18の翼部19a,19bが交差状に配置されている。
防振ラグ16は各車輪転動域14a,14bに対応する位置で周方向に隣り合う駆動ラグ15を接続しており、駆動ラグ15と逆向きに傾斜し且つ両端の接続部16A,16Bが周方向の両側の駆動ラグ15に接続されている。なお、防振ラグ16はその略全体が車輪転動域14a,14bの幅内に収まることが望ましいが、主要部が車輪転動域14a,14bに対応しておればよい。この場合にも、防振ラグ16は車輪転動域14a,14bの中心に対して若干外側にずれて配置されている。
このようにクローラ本体10内に芯金18を埋め込んだ弾性クローラ4においても、周方向に隣り合う駆動ラグ15を接続する防振ラグ16を各車輪転動域14a,14bに対応して設けることにより、走行時の振動を防止することができる等、第1の実施形態を含む各実施形態と同様の効果を得ることができる。
図15は本発明の第5の実施形態を例示する。この弾性クローラ4は、図15に示すように、左右二列のラグ列12a,12bの駆動ラグ15、防振ラグ16が周方向に1/2ピッチずれて配置されている。他の構成は第3の実施形態と略同様である。
このようにクローラ本体10内に芯金18を埋め込んだ弾性クローラ4の場合には、左右二列のラグ列12a,12bの駆動ラグ15、防振ラグ16を周方向に1/2ピッチずらして配置した場合にも、第4の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図16、図17は本発明の第6の実施形態を例示する。この弾性クローラ4は、図16、図17に示すように、左右二列のラグ列12a,12bの駆動ラグ15の内端部15A同士を連結する連結部15Dがクローラ本体10の幅方向の中央に設けられている。
このように左右の駆動ラグ15を中央の連結部15Dで一体に連結することも可能である。また左右の駆動ラグ15を一体に構成した場合、左右の防振ラグ16の他に、二点鎖線で示すように、必要に応じて連結部15D同士を周方向に接続する防振ラグ16Dを設けてもよい。
図18、図19は本発明の第7の実施形態を例示する。左右二列のラグ列12a,12bは、図18、図19に示すように、頂部15C,16Cまでの高さが略同じ駆動ラグ15と防振ラグ16とを周方向に交互に備えている。各防振ラグ16の両端側には、駆動ラグ15との間に浅い溝部22があり、防振ラグ16の頂部16Cの両端は、溝部22を介して駆動ラグ15の頂部15Cに近接している。
このように駆動ラグ15と防振ラグ16との頂部15C,16Cが周方向に近接する状態であれば、駆動ラグ15と防振ラグ16との間に溝部22を設けることも可能である。従って、必ずしも頂部15C,16Cが連続するように、駆動ラグ15と防振ラグ16とを設ける必要はない。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、クローラ本体10の外周側に左右二列のラグ列12a,12bを構成する駆動ラグ15、防振ラグ16の形状は、オンロード、オフロードを問わず走行路側の条件に応じて適宜変更することができる。従って、各実施形態に例示のラグパターンに限定されるものではない。また弾性クローラ4を採用する履帯走行装置1の用途は限定されるものではなく、運搬車、農業用機械、除雪機、建設用機械、その他の何れを対象とするものでもよい。
左右二列のラグ列12a,12bは、駆動ラグ15と防振ラグ16とを周方向に交互に配置するのが一般的であるが、駆動ラグ15は、幅方向に長い主ラグと、この主ラグよりも短く、しかも防振ラグ16よりも幅方向の内側に配置される補助ラグとの2本のラグにより構成し、周方向に隣り合う主ラグを防振ラグ16により周方向に接続するようにしてもよい。
防振ラグ16は車輪転動域14a,14b内において、周方向に隣り合う駆動ラグ15間の周方向の略全長に配置されておればよい。従って、防振ラグ16は車輪転動域14a,14bの全幅に対応するように配置してもよいが、必ずしも全幅に設ける必要はない。また防振ラグ16は駆動ラグ15と略同高さであることが望ましいが、振動が発生しない範囲内であれば多少の高低差があってもよい。
駆動ラグ15は傾斜状に配置することが望ましいが、幅方向に直線状に設けてもよい。また防振ラグ16は駆動ラグ15が傾斜状又は幅方向に直線状の何れの場合にも、車輪転動域14a,14bに沿って周方向に直線状に設けてもよい。左右二列のラグ列12a,12bは同一のラグパターンとし、そのラグ列12a,12bをクローラ本体10の幅方向に略線対称であるか、周方向に1/2ピッチずらして配置することが望ましいが、左右二列のラグ列12a,12bを異なるラグパターンとしてもよい。
クローラ本体10の二列の係合部11間を中央の車輪転動域14cとして、この中央の車輪転動域14cを遊動転輪5の中央の転動輪体9cが転動する場合には、中央の車輪転動域14cに対応して、左右の駆動ラグ15の内端部15Aが周方向に交互に位置するようにしてもよいし、その中央の車輪転動域14cに対応する防振ラグ16を設けて、この防振ラグ16により駆動ラグ15を周方向に接続してもよい。
4 弾性クローラ
5 遊動転輪
10 クローラ本体
11,11a,11b 係合部
12a,12b ラグ列
14a,14b,14c 車輪転動域
15 駆動ラグ
15A 内端部
15B 外端部
15C,16C 頂部
16 防振ラグ
16A,16B 接続部

Claims (9)

  1. クローラ本体の外周側に駆動ラグを備えた弾性クローラにおいて、
    前記クローラ本体の外周側に、両端側が周方向に隣り合う前記駆動ラグに接続又は近接して配置され且つ前記クローラ本体の内周側の車輪転動域に対応する防振ラグを備えた
    ことを特徴とする弾性クローラ。
  2. 前記クローラ本体の外周側に左右二列のラグ列を備え、
    該各ラグ列は前記駆動ラグと前記防振ラグとを前記クローラ本体の周方向に交互に配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾性クローラ。
  3. 前記防振ラグは前記駆動ラグと略同高さである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾性クローラ。
  4. 前記左右二列のラグ列の前記駆動ラグは、その前記クローラ本体の幅方向の内端部側が前記クローラ本体の周方向の一方側に位置し、幅方向の外端部側が前記クローラ本体の周方向の他方側に位置する傾斜状であり、
    前記防振ラグは前記駆動ラグとは逆向きの傾斜状である
    ことを特徴とする請求項2に記載の弾性クローラ。
  5. 前記左右二列のラグ列は前記クローラ本体の幅方向に略線対称である
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載の弾性クローラ。
  6. 前記左右二列のラグ列は前記駆動ラグ及び前記防振ラグが前記クローラ本体の周方向に半ピッチずれている
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載の弾性クローラ。
  7. 前記左右二列のラグ列の前記駆動ラグは、一方の前記駆動ラグの内端部が周方向に隣り合う他方の前記駆動ラグの内端部間に位置し且つ両内端部同士が前記クローラ本体の幅方向に重なる
    ことを特徴とする請求項6に記載の弾性クローラ。
  8. 前記左右二列の駆動輪用の係合部間に設けられた中央の車輪転動域に対応して前記左右両側の前記駆動ラグの内端部を配置し、前記左右二列の係合部の外側に設けられた左右の車輪転動域に対応して前記防振ラグを配置した
    ことを特徴とする請求項7に記載の弾性クローラ。
  9. 前記防振ラグはその頂部が前記駆動ラグの頂部に接続又は近接する
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の弾性クローラ。
JP2017041301A 2017-03-06 2017-03-06 弾性クローラ Active JP6779583B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017041301A JP6779583B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 弾性クローラ
KR1020180019977A KR20180102003A (ko) 2017-03-06 2018-02-20 탄성 크롤러
CN201880003156.1A CN109789902B (zh) 2017-03-06 2018-02-22 弹性履带
PCT/KR2018/002194 WO2018164399A1 (ko) 2017-03-06 2018-02-22 탄성 크롤러
KR1020200009281A KR20200013007A (ko) 2017-03-06 2020-01-23 탄성 크롤러

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017041301A JP6779583B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 弾性クローラ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019207964A Division JP6799127B2 (ja) 2019-11-18 2019-11-18 弾性クローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018144633A true JP2018144633A (ja) 2018-09-20
JP6779583B2 JP6779583B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63589355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017041301A Active JP6779583B2 (ja) 2017-03-06 2017-03-06 弾性クローラ

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6779583B2 (ja)
KR (2) KR20180102003A (ja)
CN (1) CN109789902B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021079782A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 鎔宰 崔 弾性クローラ
US11970226B2 (en) 2019-11-18 2024-04-30 Yong Jae Choi Elastic crawler

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3283630B2 (ja) * 1993-05-25 2002-05-20 オーツタイヤ株式会社 クローラベルト
WO2002046029A1 (fr) * 2000-12-07 2002-06-13 Bridgestone Corporation Chenille en caoutchouc
JP4087619B2 (ja) * 2002-02-27 2008-05-21 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ
JP4142932B2 (ja) * 2002-10-11 2008-09-03 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ
JP4549138B2 (ja) * 2004-09-03 2010-09-22 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ
WO2006059704A1 (ja) * 2004-12-02 2006-06-08 Bridgestone Corporation 芯金レスゴムクロ-ラ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021079782A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 鎔宰 崔 弾性クローラ
JP7013436B2 (ja) 2019-11-18 2022-01-31 鎔宰 崔 弾性クローラ
US11970226B2 (en) 2019-11-18 2024-04-30 Yong Jae Choi Elastic crawler

Also Published As

Publication number Publication date
KR20180102003A (ko) 2018-09-14
CN109789902B (zh) 2021-12-03
CN109789902A (zh) 2019-05-21
KR20200013007A (ko) 2020-02-05
JP6779583B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5264367B2 (ja) ゴムクローラおよびクローラ式走行体
JP5411627B2 (ja) ゴムクローラ
JP2003252259A (ja) 弾性クローラ
JP2018144633A (ja) 弾性クローラ
JP5469163B2 (ja) ゴムクローラ
JP6799127B2 (ja) 弾性クローラ
JP5548277B2 (ja) 脱輪及び耐久性の改善のための芯金を備えたゴムクローラー
JP6570258B2 (ja) 弾性クローラ
JP6472676B2 (ja) 弾性クローラ
JP4922017B2 (ja) ゴムクローラ
JP2019089457A (ja) ゴムクローラ
JP4157863B2 (ja) 弾性クローラ
JP4549138B2 (ja) 弾性クローラ
JP6017949B2 (ja) 弾性クローラ
JP7013436B2 (ja) 弾性クローラ
WO2018193918A1 (ja) 弾性クローラ
JP5348992B2 (ja) 弾性履帯
JP7002595B2 (ja) 弾性クローラ
JP5462960B2 (ja) ゴムクローラおよびクローラ式走行体
JP5683991B2 (ja) ゴムクローラ
JP4621482B2 (ja) 弾性クローラとクローラ式走行装置
JP6479319B2 (ja) ゴムクローラ
JPH042583A (ja) 弾性クローラ
JP2007276734A (ja) ゴムクロ−ラ
JP2012006471A (ja) クローラ式走行装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190528

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20191114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20191114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6779583

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250