JP2018144122A - 打ち込み工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】トリガとコンタクトアームの双方がオン操作されたことを条件に打ち込みがなされる打ち込み工具において、トリガをオン操作したまま持ち運ぶ際にコンタクトアームが他部位に干渉等しても不用意な打ち込み動作がなされないようにする必要がある。従来の電気制御式のタイマー制御では、電力供給のない環境下では打ち込み工具を用いることができない。本発明では、電力供給のない環境下においてもタイマー制御がなされるようにする。
【解決手段】トリガ12のオン操作で、回転抵抗付与部材により回転抵抗を受けつつコンタクト規制部材21がロック側に回動し始める。トリガオン操作後、基準時間tが経過した後では、ロック部21eがロック受け部6cに進入してコンタクトアーム6のオン操作が禁止された状態となって不用意な打ち込み動作が禁止される。係る完全機械的構成のタイマー機構20により電力供給のない環境下においてタイマー制御がなされる。
【選択図】図12

Description

この発明は、釘打ち機等の打ち込み工具に関する。
例えば圧縮エアを動力源とする釘打ち機では、打ち込みノーズ部の先端に設けたコンタクトアームを被打ち込み材に押し付けて射出口に対して相対的に上動させる操作(コンタクトアームのオン操作)と、トリガを指先で引く操作(トリガのオン操作)の双方がなされることを条件に工具本体部で打ち込み動作がなされるようになっており、一方のオン操作のみでは打ち込み動作がなされず、これにより不用意な打ち込み動作が回避されるようになっている。
また、この種の打ち込み工具では、コンタクトアームを先に被打ち込み材に押し付けてオン操作した後にトリガを引き操作して行う狙い打ち、コンタクトアームをオン操作したまま当該打ち込み工具を移動させつつトリガをオン操作して行う引き摺り打ち、トリガを引き操作したまま当該打ち込み工具を上下に振ってコンタクトアームをオンオフさせる振り打ち等の様々な打ち込み動作を行うことができる。狙い打ちや引き摺り打ちでは、打ち込み動作後に一旦トリガをオフさせないと次の打ち込み動作がなされない(単発打ち)。これに対して振り打ちでは、トリガを引き操作したままコンタクトアームのオンオフを繰り返すことにより連続して打ち込み動作を行うことができる(連発打ち)。
下記の特許文献1には、打ち込み駆動部への圧縮エアの供給、遮断を切り替えるヘッドバルブの動作を、電子制御されるソレノイドバルブを用いて行う技術が開示されている。特許文献2、3には、電子制御されるソレノイドバルブを用いて連発打ち、単発打ちの切り替えを行う構成とした打ち込み工具が開示されている。電子制御式のソレノイドバルブ(起動バルブ)を用いることにより、単発打ちや連発打ち等の打ち込み動作が適切に制御されるようになっている。ところが、特許文献1〜3に開示された技術では、起動バルブのステムを移動させる一部動力源として圧縮エアを用いる構成であるので、当該起動バルブのオンオフ動作に時間が掛かって打ち込み動作の速射性能が低下する問題があった。
下記の特許文献4には、コンタクトアームのオン操作とトリガのオン操作をそれぞれ個別にマイクロスイッチで検知し、コンタクトアームのオン操作後の経過時間をタイマー計測する構成を備えたモード切り替え技術が開示されている。特許文献4に開示されたモード切り替え技術によれば、単発打ちモードでは、コンタクトアームのオン操作後一定時間経過前にトリガがオン操作されることにより打ち込み動作がなされる。1回の打ち込み動作がなされた後における、連続した打ち込み動作の禁止状態がトリガのオフ操作によりリセットされる。連発打ちモードでは、トリガのオン操作後一定時間経過前にコンタクトアームのオン操作がなされることを条件にタイマーのリセットと打ち込み動作を繰り返すことができ、タイマー計測による一定時間内にコンタクトアームのオン操作がなされない時点でその後のオン操作が無効となって打ち込み動作禁止状態となり、若しくはコンタクトアームにロックピンを係合させてオフ位置にロックすることにより同じく打ち込み動作禁止状態となる。係るモード切り替え技術によれば、例えば連発打ちモードでグリップ部を把持してトリガをオン操作したまま持ち運ぶ際等にコンタクトアームを誤って他部位に接触させてしまった場合でも不用意な打ち込み動作が回避される。
米国特許第5732870号明細書 米国特許公開第2014/0110450号公報 米国特許公開第2014/0110452号公報 特許第3287172号公報
しかしながら、上記特許文献4に開示された技術によれば、手動操作式の起動バルブを用いるため速射性能の低下といった問題は生じないものの、電池の残容量が低下してマイクロスイッチやこれらの入力信号を受けて作動するコントローラ等に対する電源供給がなくなった場合あるいは遮断された時点で、打ち込み動作が全くなされなくなるため作業を中止せざるを得なくなる問題があった。この点は、特許文献1〜3に開示された技術についても同様で、電力供給が停止されるとそもそも起動用のバルブが作動しないため打ち込み動作を一切することができなくなる。
本発明は、上記従来の問題を解消するためになされたもので、電気制御用の電池(電力供給)がなくなった場合等でも打ち込み作業を続行できるようにすることを目的とする。
上記の課題は以下の各発明により解決される。第1の発明は、トリガのオン操作とコンタクトアームのオン操作の双方がなされたことを条件に工具本体部の打ち込み動作がなされる打ち込み工具である。第1の発明に係る打ち込み工具は、コンタクトアームがオン操作されていない状態でトリガがオン操作されると作動開始するタイマー機構を備えている。タイマー機構は、トリガのオン操作から起算される基準時間の経過後におけるコンタクトアームのオン位置側への移動動作を規制するコンタクト規制部材を備えている。第1の発明では、コンタクト規制部材の、コンタクトアームのオン位置側への移動動作を許容するアンロック位置から移動動作を規制するロック位置への移動について基準時間が設定されている。
第1の発明によれば、先にトリガをオン操作した場合には、基準時間経過前にコンタクトアームをオン操作すれば打ち込み動作がなされ、基準時間経過後ではコンタクトアームのオン操作が規制されて打ち込み動作が禁止されるタイマー制御がなされる。係るタイマー制御により、例えばトリガをオン操作したまま当該打ち込み工具を持ち運ぶ場合に、基準時間経過後であればコンタクトアームを誤って他部位に干渉等させた場合であっても工具本体部における不用意な打ち込み動作を確実に防止することができる。
第1の発明では、コンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置への移動について基準時間が設定されていることから、コンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置への移動時間が基準時間に相当する。コンタクト規制部材がロック位置に移動した状態では当該コンタクト規制部材が干渉してコンタクトアームのオン操作が物理的に規制される。このように当該タイマー機構が電力を必要としない機械的構成により実現されていることから、電力供給がなされない環境下においても打ち込み作業を行うことができる。なお、第1の発明に係るタイマー機構は、先にトリガをオン操作した場合に機能する構成であり、先にコンタクトアームをオン操作した場合には機能しない。
第2の発明は、第1の発明において、コンタクト規制部材に移動抵抗を付加して基準時間を設定した打ち込み工具である。
第2の発明によれば、コンタクト規制部材の移動抵抗を適切に設定することにより、当該コンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置への移動時間を任意に設定することができ、ひいては基準時間を任意に設定することができる。移動抵抗を付加する手段としては、例えばエアダンパやオイルダンパ等の移動抵抗付与手段を用いることができる。
第3の発明は、第2の発明において、コンタクト規制部材のロック位置からアンロック位置への戻し動作については移動抵抗が付加されない構成とした打ち込み工具である。コンタクト規制部材のアンロック位置への戻し動作については、トリガのオフ位置への戻し動作を利用することができる。
第3の発明によれば、タイマー制御の初期状態への復帰(リセット)を迅速に行うことができ、これにより当該打ち込み工具の操作性及び作業性を高めることができる。第3の発明の場合、コンタクト規制部材の移動動作について、例えばワンウエイクラッチを用いることにより、1方向の移動動作(アンロック位置からロック位置への移動動作)についてのみ移動抵抗を与えることができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、コンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置に至る途中の段階では、コンタクト規制部材がコンタクトアームのオン位置に向かう移動動作によりアンロック位置へ戻される構成とした打ち込み工具である。
第4の発明によれば、基準時間を正確に設定することができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか一つの発明において、コンタクトアームのオン操作により、コンタクト規制部材のロック位置への移動が規制される構成とした打ち込み工具である。
第5の発明によれば、コンタクトアームをオン操作した時点でタイマー機構が停止される。トリガをオン操作したままコンタクトアームのオン操作を解除した時点でタイマー機構が作動して基準時間が経過した時点でコンタクトアームをオン操作できない状態となる。係るオン操作禁止状態は、例えばトリガのオン操作を解除してコンタクト規制部材を初期位置に戻す等してタイマー機構をリセットすることにより解除することができる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、トリガのオフ操作によりコンタクト規制部材がアンロック位置に戻される構成とした打ち込み工具である。
第6の発明によれば、トリガのオフ操作によりタイマー機構が初期状態にリセットされる。
第7の発明は、第1〜第6の何れか一つの発明において、コンタクト規制部材は、ロック位置とアンロック位置との間を回動可能に支持されており、コンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置への移動動作について回転式ダンパを用いて回転抵抗を付与して基準時間を設定した打ち込み工具である。
第7の発明によれば、コンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置に向かう回動動作について回転式ダンパにより回転抵抗を付与することにより基準時間が設定されている。コンタクト規制部材を回動可能に支持し、回転式ダンパにより回転抵抗を付与する構成とすることにより、簡易かつコンパクトな構成でタイマー制御を実現できる。
第8の発明は、第7の発明において、コンタクト規制部材と回転式ダンパとの間に、ギヤの噛み合い若しくはリンク機構を介在させてコンタクト規制部材のアンロック位置からロック位置の移動について基準時間を設定した打ち込み工具である。
第8の発明によれば、ギヤの噛み合い若しくはリンク機構の増減速比を適切に設定することによっても基準時間を任意に設定することができる。
本発明の実施形態に係る打ち込み工具の全体側面図である。 打ち込み工具の工具本体部及び第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。 第1実施形態に係る起動装置の斜視図である。 第1実施形態に係る起動装置の斜視図である。本図は、起動ベース及び起動バルブが省略されている点で図3とは異なっている。 第1実施形態に係る起動装置の一部構成の斜視図である。本図は、トリガ及び回転ダンパが省略されている点で図4とは異なっている。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。 第1実施形態に係る起動装置の平面図である。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、初期状態を示している。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図8に示す初期状態からトリガを先にオン操作した状態を示している。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、タイマーが作動し始めた状態を示している。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、タイマーの基準時間経過前にコンタクトアームがオン操作されて起動バルブがオンした状態を示している。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、タイマーの基準時間が経過した後であってコンタクトアームのオン操作が規制されたコンタクトロック状態を示している。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図8に示す初期状態からコンタクトアームを先にオン操作した状態を示している。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図13に示すコンタクトアームオン操作状態からさらにトリガをオン操作して起動バルブをオンさせた状態を示している。この段階でタイマーは作動していない。 第1実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図14に示す起動バルブオン状態(打ち込み動作状態)からコンタクトアームをオフ位置に戻した状態であって、タイマー作動開始状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。 第2実施形態に係る起動装置の平面図である。本図では、起動ベースが省略されている。 第2実施形態に係る起動装置の斜視図である。本図では、起動ベース及び起動バルブが省略されている。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、初期状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図19に示す初期状態からトリガを先にオン操作した状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、タイマーが作動し始めた状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、タイマーの基準時間経過前にコンタクトアームがオン操作されて起動バルブがオンした状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、タイマーの基準時間が経過した後であってコンタクトアームのオン操作が規制されたコンタクトロック状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図19に示す初期状態からコンタクトアームを先にオン操作した状態を示している。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図24に示すコンタクトアームオン操作状態からさらにトリガをオン操作して起動バルブをオンさせた状態を示している。この段階でタイマーは作動していない。 第2実施形態に係る起動装置の縦断面図である。本図は、図25に示す起動バルブオン状態(打ち込み動作状態)からコンタクトアームをオフ位置に戻した状態であって、タイマー作動開始状態を示している。
次に、本発明の実施形態を図1〜図26に基づいて説明する。図1及び図2に示すように本実施形態では、打ち込み工具1の一例として圧縮エア駆動式の釘打ち機を例示する。この打ち込み工具1は、圧縮エアを動力源としてシリンダ15内を上下に往復動するピストン13を内装した工具本体部2と、工具本体部2の側部から側方へ突き出す状態に設けられたグリップ部3と、工具本体部2の下部から下方(打ち込み具の打ち込み方向)に延びる打ち込みノーズ部4と、打ち込みノーズ部4とグリップ部3との間に跨って装備されて多数本の打ち込み具を装填可能なマガジン5を備えている。
打ち込みノーズ部4の先端にコンタクトアーム6が上下に相対変位可能に支持されている。コンタクトアーム6を打ち込み材Wに押し付けて相対的に上動させることが打ち込み動作を行うための一つの条件となっている。コンタクトアーム6は、打ち込みノーズ部4の先端付近からトリガ12付近に至る範囲に延びている。コンタクトアーム6の下部には、打ち込みノーズ部4の先端であって射出口周辺に位置する円環形状の当接部6aが設けられている。コンタクトアーム6の上部には、トリガ12に向けて延びる帯板形状の延長部6bが設けられている。当接部6aと延長部6bを一体に有するコンタクトアーム6が打ち込みノーズ部4に沿って上下に一定の範囲で変位可能に支持されている。
グリップ部3の基部付近であって工具本体部2の側部に、本実施形態に係る起動装置10が配置されている。起動装置10の起動操作により起動バルブ11がオンする。起動バルブ11がオンすると、工具本体部2のピストン上室16に圧縮エアが供給される。ピストン上室16に圧縮エアが供給されると、ピストン13がシリンダ15内を下動して打ち込み動作がなされる。ピストン13の下面には長尺棒状の打撃ドライバ14が取り付けられている。この打撃ドライバ14がピストン13の下動に伴って打ち込みノーズ部4内を下動することにより、1本の打ち込み具が打ち込みノーズ部4の先端(射出口)から打ち出される。打ち込みノーズ部4内には、マガジン5から打ち込み具が1本ずつ供給される。
図1に示すように起動装置10の側部には、トリガロックレバー7が設けられている。このトリガロックレバー7を図1に示すように下側に回動操作した状態では、トリガ12を上方へ引き操作可能となる。トリガロックレバー7を上側へ回動操作した状態では、トリガ12の上方への引き操作ができないトリガロック状態となる。トリガロックレバー7を上側のロック位置に切り替えておくことにより、当該打ち込み工具1の不用意な打ち込み動作を未然に防ぐことができる。
本実施形態は、起動装置10について従来にない特徴を備えている。打ち込み工具1の基本的構成については本実施形態において特に変更を要しないので詳細な説明は省略する。起動装置10は、トリガ12のオン操作とコンタクトアーム6のオン操作の双方がなされたことを条件に起動バルブ11をオンさせる機能を有している。本実施形態の起動装置10は、上記した起動バルブ11と、トリガ12と、タイマー機構20を備えている。図2に示すように起動バルブ11はグリップ部3の基部側下面に収容されている。バルブステム11aの下部がトリガ12に向けて突き出されている。起動バルブ11のバルブステム11aは上下(オン位置とオフ位置)に移動可能に支持されている。バルブステム11aは、圧縮ばね11bにより下方のオフ位置側へ移動する方向に付勢されている。図2はバルブステム11aがオフ位置に位置する状態を示している。バルブステム11aがこのオフ位置からばね付勢力に抗して上動することにより起動バルブ11がオンする。
起動バルブ11がオンすると、ヘッドバルブ2eが下向きに作用するエア圧により下方へ変位して開かれる。ヘッドバルブ2eが開かれるとグリップ部3内の蓄圧室3aに蓄圧された圧縮エアがピストン上室16に供給される。バルブステム11aがばね付勢力で下方へ戻されると、起動バルブ11がオフする。起動バルブ11がオフすると、ヘッドバルブ2eが上向きに作用するエア圧及びばね力により上方へ変位し、これによりピストン上室16が蓄圧室3aに対して閉じられる。ピストン上室16は閉じられると同時に大気開放され、これより下動したピストン13が上死点(初期位置)に戻される。
トリガ12とタイマー機構20の詳細が図3〜図7に示されている。トリガ12とタイマー機構20は、工具本体部2の後面側に一体に設けられた起動ベース17に支持されている。トリガ12は、支軸18を介して上下に回動操作可能に支持されている。トリガ12は、グリップ部3を把持した手の指先で上方(オン位置)へ引き操作される。トリガ12は、捩じりばね12aにより下方のオフ位置側へ回動する方向に付勢されている。トリガ12の背面側(上面側)には、アイドラ19が支軸19aを介して上下に回動可能に支持されている。アイドラ19は、捩じりばね19bにより回動先端側(前側)を上方へ変位させる方向に付勢されている。捩じりばね19bの付勢力により、アイドラ19は常時起動バルブ11のバルブステム11aの先端に押し付けられた状態となっている。
トリガ12の下側にタイマー機構20が設けられている。タイマー機構20の後方に沿ってコンタクトアーム6の延長部6bが上下に変位可能に配置されている。タイマー機構20は、トリガ12の下側において起動ベース17に支持されたコンタクト規制部材21と、コンタクト規制部材21の下側において、同じく起動ベース17に支持されたタイマー設定部22を備えている。コンタクト規制部材21は、支軸23を介して前後に回動可能に支持されている。コンタクト規制部材21は、支軸23に支持された円筒形の支持筒部21aに、ギヤアーム部21bとストッパ部21cと解除アーム部21dを一体に備えた構成を有している。ギヤアーム部21bは支持筒部21aの右端部から概ね下方へ向けて延びている。ギヤアーム部21bの左側部にロック部21eが一体に設けられている。図示するようにロック部21eは、ブロック体形を有してギヤアーム部21bの左側部から側方へ突き出す状態に設けられている。ストッパ部21cは、支持筒部21aの右端部からギヤアーム部21bに対して支軸23の軸回りに約90°の間隔をおいて概ね後方へ張り出している。解除アーム部21dは、支持筒部21aの左端部からギヤアーム部21bに対して支軸23の軸回りに約45°の間隔をおいて概ね斜め下方に延びている。支持筒部21aの軸線回りの位置について、ギヤアーム部21bとストッパ部21cと解除アーム部21dの相互の位置関係は固定されており、一体で支軸23の軸回りに変位する。
コンタクト規制部材21は、捩じりばね24により、図6において反時計回り方向(コンタクトロック側)に付勢されている。トリガ12の下面には、ストッパ受け部12bが設けられている。ストッパ受け部12bは、ストッパ部21cの上方に位置している。図6に示すようにトリガ12が下側のオフ位置に位置する状態では、ストッパ部21cがストッパ受け部12bで下方へ押されてコンタクト規制部材21が捩じりばね24に抗して時計回り方向に回動した初期位置に保持される。コンタクト規制部材21が初期位置に位置する状態では、解除アーム部21dがコンタクトアーム6の延長部6bに対して前側(図6において上側)へ変位した状態となる。
コンタクトアーム6の延長部6bには、ロック受け部6cと解除案内部6dが設けられている。図5に示すようにロック受け部6cは、延長部6bの右側部に凹形に切り欠かれて設けられている。解除案内部6dは、延長部6bの左側部に設けられている。解除案内部6dは、当該延長部6bの板厚方向に傾斜した傾斜面で、下側ほど前側へ変位する方向に傾斜した状態に設けられている。
コンタクトアーム6がオン操作されていない状態で、コンタクト規制部材21がロック側(図6において反時計回り方向)に回動してロック部21eがコンタクトアーム6のロック受け部6cに進入することにより、当該コンタクトアーム6のオン操作が禁止された状態となる。
これに対して、コンタクト規制部材21がロック位置(ロック部21eをロック受け部6cに進入させた位置)に至るまでの間に、コンタクトアーム6がオン操作されると、解除アーム部21dの回動先端部が解除案内部6dに当接され、この当接状態でコンタクトアーム6がオン操作(上動)されることにより、解除アーム部21dが解除案内部6dの傾斜作用により前方へ押され、従ってコンタクト規制部材21が初期位置に戻されることから、コンタクトアーム6のオン位置側への移動操作(オン操作)が許容される。
コンタクト規制部材21の下方にタイマー設定部22が配置されている。タイマー設定部22は、コンタクト規制部材21のギヤアーム部21bに噛み合う中間ギヤ22aとワンウエイクラッチ22bと回転抵抗付与部材22cを備えている。回転抵抗付与部材22cはいわゆるロータリーダンパで、その作動軸22dには封入したシリコン油により軸回り両方向に一定の回転抵抗が与えられている。中間ギヤ22aとワンウエイクラッチ22bは、回転抵抗付与部材22cの作動軸22d上に支持されている。作動軸22dは、図7においてのみ見えている。ワンウエイクラッチ22bの受け側22bcは、作動軸22dに対して軸方向及び軸回りに固定されている。
中間ギヤ22aはワンウエイクラッチ22bの駆動側22bbに一体に設けられている。ワンウエイクラッチ22bの駆動側22bbと中間ギヤ22aは、作動軸22dに対して軸方向に変位可能かつ軸回りについては一体化(スプライン嵌合)されている。ワンウエイクラッチ22bの駆動側22bbと中間ギヤ22aは、圧縮ばね22eにより、当該駆動側22bbを受け側22baに噛み合わせる左方向(図7において紙面下向き)に付勢されている。コンタクト規制部材21のギヤアーム部21bの回動動作は、中間ギヤ22a及びワンウエイクラッチ22bを経て回転抵抗付与部材22cの作動軸22dに伝達される。
ワンウエイクラッチ22bのトルク伝達方向は、ギヤアーム部21bが下方へ移動する際の回転トルクを駆動側22bbから受け側22baに伝達する一方、ギヤアーム部21bの上方への戻し動作については駆動側22bbが受け側baに対して相対回転してトルクを伝達しない方向に設定されている。このため、タイマー作動時におけるギヤアーム部21bのロック位置側(図6において時計回り方向)への回動動作について回転抵抗付与部材22cにより一定の回転抵抗が持たせられる一方、タイマー解除時におけるギヤアーム部21bのアンロック位置側(図6において反時計回り方向)への回動動作については回転抵抗付与部材22cから切り離されて係る回転抵抗は持たせられない。
トリガ12のオン操作後におけるコンタクト規制部材21の動作についてタイマー設定部22の回転抵抗付与部材22cにより一定の動作抵抗が与えられることにより、ロック部21eがロック受け部6cに進入してコンタクトアーム6のオン操作がロックされるまでに必要な一定時間(基準時間t)が設定されている。このように構成されたタイマー機構20がトリガ12とコンタクトアーム6の延長部6bとの間に介在されることにより、トリガ12のオン操作状態における不用意な打ち込み動作が防止される。
トリガ12及びコンタクトアーム6がそれぞれオン操作されると、アイドラ19によりステム11aが上方へ押されて起動バルブ11がオンする。前記したように起動バルブ11がオンすることによりピストン上室16に圧縮エアが供給されて打ち込み動作がなされる。例えば、先にトリガ12をオン操作し、その後コンタクトアーム6をオン操作して行う打ち込み作業形態(例えば連発打ち)では、トリガ12のオン操作後、上記タイマー機構20により設定された基準時間tの経過後にコンタクトアーム6のオン操作が禁止される。コンタクトアーム6のオン操作禁止状態は、トリガ12のオン操作を解除することによりリセットされる。また、例えば先にコンタクトアーム6をオン操作し、その後トリガ12をオン操作して行う打ち込み作業形態(例えば単発打ち)では、上記タイマー機構20による時間的制約は発生しない。以下、各作業形態についてタイマー機構20の動作状態を説明する。
先ず、連発打ちを行うために図8に示す初期位置から、図9に示すようにトリガ12を上方へ引き操作するとタイマー機構20が作動する。トリガ12を上方へ引き操作するとストッパ受け部12bが上方へ変位する結果、ストッパ部21cが上方へ変位可能となる。ストッパ部21cが上方へ変位可能となると、図10に示すようにコンタクト規制部材21が捩じりばね24によりロック側(図10において反時計回り方向)に回動する。コンタクト規制部材21がロック側に回転すると、解除アーム部21dとロック部21eが一体で後方に変位する。
図12に示すようにコンタクト規制部材21のロック側への回動端位置は、そのストッパ部21cがオン位置に位置するトリガ12のストッパ受け部12bに当接することにより規制される。また、コンタクト規制部材21のロック側への回動動作については、タイマー設定部22により一定の回転抵抗が付与されて、図12に示すロック側への回動端位置に至るまでに要する基準時間tが設定されている。図11は、トリガ12のオン操作後であってタイマー機構20が作動し始めてから基準時間tが経過する前にコンタクトアーム6をオン操作した状態が示されている。
図11に示すように基準時間t経過前にコンタクトアーム6がオン操作されると、コンタクト規制部材21の解除アーム部21dが解除案内部6dに当接した状態となる。解除アーム部21dの先端部が解除案内部6dに当接した状態でコンタクトアーム6が上方へ変位することにより、解除アーム部21dが解除案内部6dの傾斜面作用により前方へ押され、その結果コンタクト規制部材21が図11において白抜き矢印で示すように時計回り方向(アンロック側)に回動して初期位置に戻される。コンタクト規制部材21のアンロック側への回転動作については、タイマー設定部22においてワンウエイクラッチ22bにより回転抵抗付与部材22cが切り離されるため、当該コンタクト規制部材21は回転抵抗を受けることなく迅速にアンロック側(初期位置側)に戻される。コンタクト規制部材21がアンロック側に戻されるためコンタクトアーム6をオン位置まで操作することができる。図11に示すようにトリガ12がオン操作された状態で基準時間t経過前にコンタクトアーム6がオン操作されることにより、アイドラ19がコンタクトアーム6の延長部6bにより所定のオン位置まで押されて起動バルブ11がオンし、これにより工具本体部2において打ち込み動作がなされる。
トリガ12のオン操作後、基準時間tの経過前にコンタクトアーム6がオン操作されないと、図12に示すようにコンタクト規制部材21のロック部21eがロック受け部6cに進入した状態となる。ロック部21eがロック受け部6cに進入した状態では、コンタクトアーム6のそれ以上の上方への変位が規制されるためアイドラ19がオン位置まで押されず、従って起動バルブ11がオンしないため打ち込み動作はなされない。
このように、先にトリガ12をオン操作して行う連発打ちにおいて、トリガ12のオン操作後、基準時間t経過後におけるコンタクトアーム6のオン操作が禁止される。これにより、トリガ12を引き操作したまま当該打ち込み工具1を持ち運ぶ際における不用意な打ち込み動作を確実に防止することができる。上記例示したタイマー機構20では、ロータリーダンパとも称される回転抵抗付与部材22cによりコンタクト規制部材21の回転動作にのみ抵抗を与えて基準時間tの設定がなされる構成であり、例えば圧縮エアを動力源とする動作部を介在させない構成であるので、当該タイマー機構20をスムーズに動作させることができる。
上記したように先にトリガ12をオン操作して行う連発打ちにおいては、タイマー機構20が作動して工具本体部2の不用意な打ち込み動作が禁止される。本実施形態に係る打ち込み工具1は、先にコンタクトアーム6をオン操作しても打ち込み動作がなされる。先にコンタクトアーム6をオン操作して行う単発打ちにおいては、タイマー機構20は作動しない。単発打ちでは、先にコンタクトアーム6がオン操作され、その後使用者による明確な意図をもってトリガ12がオン操作されるため、工具本体部2において不用意な打ち込み動作がなされることを想定する必要性は低い。
単発打ちでは、図8に示す初期位置から、図13に示すように先にコンタクトアーム6がオン操作される。トリガ12がオン操作されていないため、そのストッパ受け部12bがストッパ部21cを下方へ押した状態(図13では見えていない)であるため、コンタクト規制部材21が初期位置に位置する状態のままとなっている。このため、解除アーム部21dは、コンタクトアーム6の延長部6bの移動経路から前側へ外れた位置に保持され、かつロック部21eはロック受け部6cに対して前方へ大きく外れた位置に保持された状態となっている。コンタクト規制部材21により移動を規制されない状態であるので、コンタクトアーム6の延長部6bは図13に示すようにオン位置まで移動してアイドラ19をオン位置まで押し上げた状態となる。
図13に示すようにコンタクトアーム6がオン操作された後、図14に示すようにトリガ12をオン操作するとバルブステム11aが上方へ押されて起動バルブ11がオンする。起動バルブ11がオンすることにより、工具本体部2において打ち込み動作がなされる。単発打ちでは、1回の打ち込み動作がなされた後には、トリガ12がオフ位置に戻され、かつコンタクトアーム6がオフ位置に戻されて当該打ち込み工具1が一旦初期状態に戻される。
単発打ちにおいて、1回の打ち込み動作がなされた後に、図15に示すようにトリガ12をオン操作したままコンタクトアーム6のオン操作のみを解除すると、連発打ちの作業形態に切り替わる。図15では、連発打ちにおいてトリガ12を先にオン操作し、コンタクトアーム6をオン操作する前の状態を示す図9と同じ状態が示されている。1回の単発打ち後に、トリガ12をオン操作したままコンタクトアーム6をオフ操作すると、解除アーム部21dの後方からコンタクトアーム6の延長部6bが退避するため、コンタクト規制部材21がロック側へ回動可能な状態となる。また、トリガ12がオン操作されたままであることから、ストッパ受け部12bがストッパ部21cから上方へ離間した状態となっている。このため、単発打ちにおいて1回の打ち込み動作後、コンタクトアーム6をオフ位置に戻すと、タイマー機構20が作動し始める。具体的には、前記連発打ちと同じくコンタクト規制部材21がロック側へ回動し始める。このため、その後基準時間tを経過する前に再びコンタクトアーム6をオン操作することにより連発打ちを行うことができる。基準時間tが経過した後には、コンタクトアーム6のオン操作が禁止されることにより不用意な打ち込み動作が禁止される。
タイマー機構20による打ち込み動作禁止状態(コンタクトアーム6のオン操作禁止状態)は、トリガ12のオン操作を一旦解除することによりリセットすることができる。トリガ12をオフ位置に戻すと、そのストッパ受け部12bによりストッパ部21cが下方へ押されて、コンタクト規制部材21が捩じりばね24の付勢力に抗して初期位置に戻されて、当該起動装置10が図8に示す初期状態にリセットされる。
以上のように構成した第1実施形態に係る起動装置10によれば、トリガ12がオン操作され、コンタクトアーム6がオン操作されていない状態ではタイマー機構20が作動する。このため、例えば連発打ちを行うためトリガ12をオン操作したまま当該打ち込み工具1を持ち運ぶ際に、基準時間tの経過後であれば誤ってコンタクトアーム6を他部位に干渉させる等した場合であっても工具本体部2における不用意な打ち込み動作を防止することができる。
また、第1実施形態に係る起動装置10は、電力を必要とする電気的制御によらず、完全に機械的構成によるタイマー機構20を備えていることから、電力供給のない環境下においても機能させることができる。
さらに、例示したタイマー装置20では、圧縮エアを動力源として作動する部位を備えないことから、回転抵抗付与部材22cによる回転抵抗を除いて各部のスムーズな動作性(応答性)を確保して、当該打ち込み工具1の作業性(速射性)を高めることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば図16以降には、第2実施形態のタイマー機構31を備えた起動装置30が示されている。第2実施形態のタイマー機構31は、コンタクト規制部材32とタイマー設定部33との間が、ギヤの噛み合いではなく、リンク機構を介して連携されている点で第1実施形態のタイマー機構20とは異なっている。変更を要しない部材及び構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。
第2実施形態に係るタイマー機構31は、トリガ12の下側において起動ベース17に支持されたコンタクト規制部材32と、コンタクト規制部材32の下側において、同じく起動ベース17に支持されたタイマー設定部33を備えている。コンタクト規制部材32は、支軸34を介して前後に回動可能に支持されている。コンタクト規制部材32は、捩じりばね35により、図16において反時計回り方向(コンタクトロック側)に付勢されている。コンタクト規制部材32は、支軸34に支持された円筒形の支持筒部32aに、リンクアーム部32bとストッパ部32cとロックアーム部32dを一体に備えた構成を有している。第2実施形態の場合、リンクアーム部32bとストッパ部32cに加えてロックアーム部32dも、支持筒部32aの右端部寄りに配置されている。このため、第2実施形態では、コンタクトアーム6の延長部6bの右端部に沿って解除案内部6dが設けられている。解除案内部6dの上端部にロック受け部6cが設けられている。
ロック受け部6cと解除案内部6dの前方にロックアーム部32dが位置している。コンタクト規制部材32のロック側への回動によりロックアーム部32dがその回動先端部を後方へ変位させる方向に一体で回動して、当該回動先端部がロック受け部6cの上方に進入した状態では、コンタクトアーム6のオン位置側への変位が当該ロックアーム部32dによって規制された状態(コンタクトアームロック状態)となる。これに対して、コンタクトアーム6のロック受け部6cが先にロックアーム部32dの後方を通過し、その結果ロックアーム部32dの回動先端部が解除案内部6dの上面に当接した状態では、解除案内部6dの傾斜作用によりロックアーム部32dが前方へ押されて初期位置側へ戻されることから、コンタクトアーム6のオン位置側への移動操作が許容される状態となる。この点は第1実施形態と同様である。
コンタクト規制部材32の下方にタイマー設定部33が配置されている。第2実施形態のタイマー設定部33は、中間ギヤ22aに代えて中間アーム部33aを備える点以外は第1実施形態のタイマー設定部22と同様に構成されている。同様の部材及び構成については同位の符号を用いる。中間アーム部33aは、ワンウエイクラッチ22bの駆動側22bbに一体に設けられている。中間アーム部33aの先端に設けた連携軸部33bを介して当該中間アーム33aとリンクアーム部32bが相互に反対方向に回転可能に連携されている。中間アーム33aとリンクアーム部32bとの連携、及びワンウエイクラッチ22bを経て回転抵抗付与部材22cの回転抵抗がコンタクト規制部材32に付加される。
トリガ12のオン操作後におけるコンタクト規制部材32の動作についてタイマー設定部33の回転抵抗付与部材22cにより一定の動作抵抗が与えられることにより、ロックアーム部32dがロック受け部6cの上方に進入してコンタクトアーム6のオン操作がロックされるまでに必要な一定時間が設定されている。このように構成されたタイマー機構31がトリガ12とコンタクトアーム6の延長部6bとの間に介在されることにより、トリガ12のオン操作状態における不用意な打ち込み動作が防止される。
第2実施形態に係るタイマー機構31を備える起動装置30の動作状態は前記例示した第1実施形態に係るタイマー機構20を備える起動装置10と概ね同様であり、以下簡単に説明する。図18には第2実施形態に係るタイマー機構31を備えた起動装置30の初期状態が示されている。図18以降では、タイマー設定部33の回転抵抗付与部材22c及びワンウエイクラッチ22bの図示が省略されている。また、起動ベース17も省略され、コンタクトアーム6は延長部6bのみが示されている。
図19に示す初期状態から先にトリガ12をオン操作すると、図20に示すようにトリガ12のストッパ受け部12bが上方へ変位してコンタクト規制部材32がロック側へ回転可能な状態となり、これによりタイマー機構31が作動し始める。図21に示すようにタイマー機構31が作動し始めると、コンタクト規制部材32がロック側(図21において反時計回り方向)に回動する。コンタクト規制部材32がロック側へ回動する段階では、リンクアーム部32bと中間アーム部33aとの連携を経て回転抵抗付与部材22cの回転抵抗が当該コンタクト規制部材32の回転動作に付加される。このため、コンタクト規制部材32は、回転抵抗付与部材22cの回転抵抗を受けながら捩じりばね35の付勢力によりロック側へ回転する。
コンタクト規制部材32が、そのストッパ部32cがトリガ12のストッパ受け部12bに当接することにより規制されるロック側の回動端位置に至るまでの間(基準時間tが経過するまでの間)に、コンタクトアーム6がオン操作されると、図22に示すようにアイドラ19が上方へ押されて起動バルブ11がオンし、従って工具本体部2において打ち込み動作がなされる。この際、コンタクト規制部材32のロックアーム部32dがコンタクトアーム6の解除案内面6dに当接した状態でコンタクトアーム6が上動することにより、コンタクト規制部材32がアンロック側に戻される。
基準時間tが経過するまでの間にコンタクトアーム6がオン操作されないと、図23に示すようにストッパ部32cがトリガ12のストッパ受け部12bに当接してコンタクト規制部材32がロック側の回動端位置に至る。この状態では、ロックアーム部32dがロック受け部6cの上方に進入した状態となるため、コンタクトアーム6のオン操作が禁止された状態となる。このようにトリガ12のオン操作後、基準時間tが経過する前であればコンタクトアーム6をオン操作して打ち込み動作を行うことができる一方、基準時間tが経過した後にはコンタクトアーム6のオン操作が禁止されて打ち込み動作を行うことができなくなる。これにより、例えばトリガ12をオン操作したまま当該打ち込み工具1を持ち運ぶ際に、基準時間tの経過後にコンタクトアーム6を誤って他部位に接触等させた場合であっても不用意な打ち込み動作がなされることがない。
タイマー機構31によるコンタクトアーム6のロック状態は、図24に示すようにトリガ12を一旦オフ操作することにより解除することができる。トリガ12をオフ位置に戻すと、そのストッパ受け部12bによりストッパ部32cが下方へ押されることによりコンタクト規制部材32が捩じりばね35の付勢力に抗してアンロック側(図23において時計回り方向)に回動され、最終的に初期位置に戻される。コンタクト規制部材32が初期位置に戻されると、ロックアーム部32dがロック受け部6cの上方から退避するため、コンタクトアーム6をさらに上動させてオン操作できるようになる。
起動装置30の図24に示す状態は、単発打ちを行うために先にコンタクトアーム6をオン操作した状態に相当する。トリガ12のオフ状態でコンタクトアーム6を打ち込み材Wに押し付けて先にオン操作すると、アイドラ19が上方へ押される。トリガ12がオン操作されていない状態では、そのストッパ受け部12bによりストッパ部32cが下方へ押されてコンタクト規制部材32が初期位置に保持された状態であるためコンタクトアーム6のオン操作が許容される。コンタクトアーム6のオン操作後、図25に示すようにトリガ12をオン操作すると、アイドラ19でステム11aが上方へ押されて起動バルブ11がオンし、従って工具本体部2において打ち込み動作がなされる。
なお、トリガ12がオン操作されることによりそのストッパ受け部12bによるコンタクト規制部材32の初期位置保持状態は解除されるものの、この段階ではロックアーム部32dがコンタクトアーム6の延長部6bに当接して当該コンタクト規制部材32のロック位置側(図25において反時計回り方向)への回動が規制された状態となっているため、タイマー機構31は作動しない。
図25に示すようにトリガ12のオン操作で打ち込み動作がなされた後、図26に示すようにトリガ12をオン操作したままコンタクトアーム6をオフ操作すると、タイマー機構31が作動し始める。図26に示す状態は、先にトリガ12をオン操作した結果タイマー機構31が作動し始めた状態を示す図20と同じ状態となっている。このため、図26に示すようにトリガ12をオン操作したままコンタクトアーム6をオフ操作し、基準時間tが経過する前にコンタクトアーム6を再度打ち込み材Wに押し付けてオン操作することにより連発打ちを行うことができる。基準時間tが経過する前にコンタクトアーム6をオン操作しない場合には、タイマー機構32によりコンタクトアーム6のオン操作が禁止された状態となる。係るコンタクトアームロック状態はトリガ12をオフ操作することによりリセットすることができる。
以上のように構成した第2実施形態に係るタイマー機構31を備えた起動装置30によっても、トリガ12がオン操作され、コンタクトアーム6がオン操作されていない状態ではタイマー機構31が作動するため、例えばトリガ12をオン操作したまま当該打ち込み工具1を持ち運ぶ際に、基準時間tの経過後であれば誤ってコンタクトアーム6を他部位に干渉させる等した場合であっても工具本体部2における不用意な打ち込み動作を防止することができる。
また、第2実施形態に係るタイマー機構31についても、電力を必要とする電気的制御によらず、完全に機械的構成により基準時間tを設定する構成であることから、電力供給のない環境下においても機能させることができる。
さらに、第2実施形態に係るタイマー装置31も、圧縮エアを動力源として作動する部位を備えないことから、回転抵抗付与部材22cによる回転抵抗を除いて各部の動作の機敏性(応答性)を確保して、当該打ち込み工具1の作業性(速射性)を高めることができる。
以上説明した第1、第2実施形態にはさらに変更を加えることができる。例えば、ロータリーダンパ(回転抵抗付与部材22c)によりコンタクト規制部材21に対して回転方向の抵抗を直接与える構成を例示したが、回転する部材(例えばコンタクト規制部材21の支持筒部21a)に対して側方から抵抗部材を押し付けて当該部材に回転抵抗を与える構成としてもよい。
また、回転抵抗付与部材22cとして、作動軸22dの回転方向の両方向について回転抵抗が持たせられたものを用いる構成を例示したが、一方向(コンタクトロック側)についてのみ回転抵抗が持たせられ、逆方向については特別の回転抵抗が付加されずに空回りする一方向タイプの回転抵抗付与部材を用いる構成としてもよい。係る一方向タイプのダンパを用いることにより、ワンウエイクラッチ22bを省略することができる。
また、コンタクト規制部材21のロック側への回動動作についてのみ回転抵抗を持たせるためにワンウエイクラッチ22bを用いる構成を例示したが、係るワンウエイクラッチ22bを省略してコンタクト規制部材21のロック側及びアンロック側への両方向の回転動作について回転抵抗付与部材22cによる回転抵抗を持たせる構成としてもよい。当該両方向について回転抵抗を持たせる構成とする場合、あるいは上記一方向タイプの回転抵抗付与部材を用いる場合には、コンタクト規制部材21,32の支持筒部21a,32aに回転抵抗付与部材を直結して、ギヤアーム部21b若しくはリンクアーム32b及びタイマー設定部22を省略することができるので、当該タイマー機構20,31の構成の大幅な簡略化を図ることができる。
打ち込み工具1として圧縮エア駆動式の釘打ち機を例示したが、誤作動防止用のコンタクトアームを備える電動式タッカ等その他形態の打ち込み工具についても同様に適用することができる。
1…打ち込み工具
W…打ち込み材
2…工具本体部
2e…ヘッドバルブ
3…グリップ部、3a…蓄圧室
4…打ち込みノーズ部
5…マガジン
6…コンタクトアーム
6a…当接部、6b…延長部、6c…ロック受け部、6d…解除案内部
7…トリガロックレバー
10…起動装置
11…起動バルブ、11a…バルブステム、11b…圧縮ばね
12…トリガ、12a…捩じりばね、12b…ストッパ受け部
13…ピストン
14…打撃ドライバ
15…シリンダ
16…ピストン上室
17…起動ベース
18…支軸
19…アイドラ、19a…支軸、19b…捩じりばね
20…タイマー機構(第1実施形態)、t…基準時間
21…コンタクト規制部材
21a…支持筒部、21b…ギヤアーム部、21c…ストッパ部
21d…解除アーム部、21e…ロック部
22…タイマー設定部
22a…中間ギヤ、22b…ワンウエイクラッチ
22c…回転抵抗付与部材(ロータリーダンパ)、22d…作動軸
23…支軸
24…捩じりばね
30…起動装置
31…タイマー機構(第2実施形態)
32…コンタクト規制部材
32a…支持筒部、32b…リンクアーム部、32c…ストッパ部
32d…ロックアーム部
33…タイマー設定部、33a…中間アーム部
34…支軸
35…捩じりばね

Claims (8)

  1. トリガのオン操作とコンタクトアームのオン操作の双方がなされたことを条件に本体部の打ち込み動作がなされる打ち込み工具であって、
    前記コンタクトアームがオン操作されていない状態で前記トリガがオン操作されると作動開始するタイマー機構を備えており、
    該タイマー機構は、前記トリガのオン操作から起算される基準時間の経過後における前記コンタクトアームのオン位置側への移動動作を規制するコンタクト規制部材を備えており、
    該コンタクト規制部材の、前記コンタクトアームのオン位置側への移動動作を許容するアンロック位置から該移動動作を規制するロック位置への移動について前記基準時間を設定した打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記コンタクト規制部材に移動抵抗を付加して前記基準時間を設定した打ち込み工具。
  3. 請求項2記載の打ち込み工具であって、前記コンタクト規制部材の前記ロック位置から前記アンロック位置への戻し動作については前記移動抵抗が付加されない構成とした打ち込み工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載にした打ち込み工具であって、前記コンタクト規制部材の前記アンロック位置から前記ロック位置に至る途中の段階では、該コンタクト規制部材が前記コンタクトアームのオン位置に向かう移動動作により前記アンロック位置へ戻される構成とした打ち込み工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記コンタクトアームのオン操作により、前記コンタクト規制部材の前記ロック位置への移動が規制される構成とした打ち込み工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記トリガのオフ操作により前記コンタクト規制部材が前記アンロック位置に戻される構成とした打ち込み工具。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記コンタクト規制部材は、前記ロック位置と前記アンロック位置との間を回動可能に支持されており、該コンタクト規制部材の前記アンロック位置から前記ロック位置への移動動作について回転式ダンパを用いて回転抵抗を付与して前記基準時間を設定した打ち込み工具。
  8. 請求項7記載の打ち込み工具であって、前記コンタクト規制部材と前記回転式ダンパとの間に、ギヤの噛み合い若しくはリンク機構を介在させて前記コンタクト規制部材の前記アンロック位置から前記ロック位置の移動について前記基準時間を設定した打ち込み工具。
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