JP5133000B2 - 電動打ち込み工具 - Google Patents

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Description

この発明は、電動モータを駆動源として釘等の打ち込み具を打ち込み材に打ち込むための打ち込み工具に関する。
例えば、釘打ち機は一般には圧縮エアを駆動源とするもので、圧縮エアによりピストンを往復動させて大きな打撃力を得ることができる。これに対して、電動モータを駆動源として打ち込み用のドライバ(打撃棒)を往復動させて釘等の打ち込み具を打撃するものが提供されている。駆動源としての電動モータを直流電源(バッテリ)で駆動させることにより、エア式の場合のエアホースの接続及びコンプレッサ等の設備が不要になるため、当該打ち込み具の使い勝手及び取り扱い性を向上させることができる。
この電動式の打ち込み工具は、電動モータを駆動源として駆動ホイールを回転させ、この駆動ホイールの周面に、上記ドライバを支持したドライバ支持台を強く押し付けてドライバの打ち込み方向の直線運動(打撃動作)を得る基本的構成を備えている。
係る電動式の打ち込み工具に関する技術として従来例えば下記の特許文献に記載されたものが公知になっている。この特許文献に記載された技術は、被打ち込み材にコンタクトトリップを押し付け操作してこれを相対的に上動させる第1の操作、若しくはトリガ形式のスイッチレバー(トリガ)を指先で引き操作する第2の操作の一方がなされた時点で電動モータを起動させて予め駆動ホイールを待機回転させ、その後他方の操作がなされた時点でドライバ支持台を駆動ホイールに押し付けて打ち込み動作を行う構成としたもので、係る技術によれば、第1若しくは第2の操作の一方で予め電動モータを起動して駆動ホイールを待機回転させておくことにより、他方の操作がなされた時点で素早い打ち込み動作を実現することができる。
米国特許第7137541号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、第1の操作によりコンタクトトリップを上動させた状態では第2操作によりトリガを引き操作すると打ち込み動作がなされ、また第1操作を行う前に第2操作をすれば電動モータが起動して駆動ホイールが待機回転を始める構成であることから、当該打ち込み工具の誤作動を防止する観点から打ち込み動作開始の条件として第3の操作を含めることがより望ましい。
そこで、本発明は、従来の第1及び第2の操作に加えて第3の操作を行うことにより始めて打ち込み動作がなされるようにすることで、当該打ち込み工具の誤作動をより確実に防止できるようにすることを目的とする。
上記の課題は、下記の各発明によって解決される
第1の発明は、打ち込み具を打撃するドライバを取り付けたドライバ支持台と、電動モータを駆動源として回転する駆動ホイールを備え、駆動ホイールの回転運動をドライバ支持台の直線運動に変換してドライバを打撃方向に移動させることにより打ち込み具の打ち込み動作がなされる電動打ち込み工具であって、打ち込み具が打ち込まれる打ち込み材に押し付けて上動させるコンタクトトリップと、使用者が引き操作するトリガと、トリガの引き操作を規制するロック機構を備え、コンタクトトリップを上動させる第1の操作と、トリガを引き操作する第2の操作と、ロック機構を解除する第3の操作を行うと、打ち込み動作がなされる電動打ち込み工具である。
第1の発明によれば、トリガを引き操作するには、ロック機構を解除操作(第3の操作)をする必要がある。また、第1の操作前に第2の操作を行う場合にも、予め第3の操作によりロック機構を解除しておく必要がある。
このことから、トリガの引き操作(第2の操作)を行うためには予めロック機構を解除(第3の操作)する必要があり、これによりトリガの誤操作を防止して当該打ち込み工具の不用意な作動を確実に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、第1の操作若しくは第3の操作の一方を行うと電動モータが起動して駆動ホイールが待機回転する電動打ち込み工具である。
第2の発明によれば、最初に第1の操作を行うと電動モータが起動して駆動ホイールが待機回転し始め、その後第3の操作によりロック機構を解除して第2の操作を行うと打ち込み動作がなされ、若しくは最初に第3の操作をするとトリガのロック機構が解除されるとともに電動モータが起動して駆動ホイールが待機回転し始め、その後第1及び第2の操作を行うと打ち込み動作がなされる。このことから、トリガの引き操作をするには予め第3の操作によりロック機構を解除する必要があり、これによりトリガの誤操作を防止して、当該打ち込み工具の不用意な作動を防止することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、打ち込み具の打ち込み部位及びその周辺を明るく照らすための照明具を備え、第3の操作を行うとこの照明具が点灯する電動打ち込み工具である。
第3の発明によれば、トリガのロック機構を解除するために第3の操作を行うと照明具が点灯して打ち込み部位が明るく照らされるので、暗い場所での作業であっても打ち込み動作に先だって打ち込み部位の確認を目視で楽に行うことができ、この点で当該打ち込み工具の使い勝手を向上させることができる。
次に、本発明の実施形態を図1〜図17に基づいて説明する。図1及び図2は、本実施形態の打ち込み工具1を示している。この打ち込み工具1は、本体部2とハンドル部3とマガジン5を備えている。
本体部2は、概ね円筒形状の樹脂製かつ二つ割り構造の本体ハウジング7の内部に、電動モータ11を駆動源とする打ち込み機構10を内装した構成を備えている。この打ち込み機構10によって、1本の釘nが打撃されて打ち込み材Wに打ち込まれる。この打ち込み機構10の詳細については後述する。
ハンドル部3は本体部2の側部から側方へ突き出す状態に一体に設けられている。このハンドル部3は本体ハウジング7の側部に一体に形成された二つ割り構造を備えている。このハンドル部3の基部にトリガ4(トリガ形式のスイッチレバー)とロックレバー30が配置されている。このハンドル部3の先端に充電式のバッテリパック6が装着されている。このバッテリパック6を電源として電動モータ11が起動する。
また、本体部2の先端とハンドル部3の先端間には、多数の打ち込み具(本例では釘n〜nを例示する)が装填されたマガジン5が掛け渡した状態に装備されている。例示したマガジン5には、いわゆる仕上げ用の釘であって比較的細い多数の釘n〜nが並列に装填される。このマガジン5には、本体部2の打ち込み動作に連動して送り方向(図1では左方)に移動するプッシャプレート5aを備えている。このプッシャプレート5aによって本体部2の打ち込み位置に釘nが1本ずつ供給される。
図1は、本体部2の先端部を打ち込み材Wに向けた状態を示している。このため、図1において下向き方向が釘nの打ち込み方向となる。以下の説明では、特に断らない限り、打ち込み方向に沿った方向を上下方向とする。
この打ち込み機構10の駆動源である電動モータ11は本体ハウジング7の後部(図1において上部)に内蔵されている。この電動モータ11の出力軸には駆動プーリ12が取り付けられている。この駆動プーリ12に対応して、本体ハウジング7の長手方向(機長方向、図1において上下方向)ほぼ中央に従動プーリ13が配置されている。図3に示すようにこの従動プーリ13は、軸受け14a,14bを介して本体ハウジング7に回転可能に支持された駆動軸14の端部に取り付けられている。この駆動軸14には従動プーリ13の他、駆動ホイール15が取り付けられている。駆動ホイール15と従動プーリ13は、駆動軸14を介して同軸かつ一体で回転する。
駆動プーリ12と従動プーリ13との間には、駆動ベルト16が掛け渡されている。電動モータ11の起動により駆動プーリ12が回転するこの駆動ベルト16を介して従動プーリ13が回転し、従って駆動軸14を介して駆動ホイール15が一体で回転する。
本例の場合、駆動ホイール15は、内輪15aと外輪15bからなる二重構造を有している。内輪15aの外周側に外輪15bががたつきのない状態で同心に装着されている。外輪15bは内輪15aに対して回転方向に相対変位可能に装着されている。しかしながら、内輪15aと外輪15bとの間には、回転力伝達部材が挟み込まれており、内輪15aから外輪15bに電動モータ11の回転力が伝達されるようになっている。回転力伝達部材としては、アルミナ粉やセラミックス粉等の微細かつ硬質の顆粒状物質が用いられている。このような二重構造の駆動ホイール15によれば、打ち込み動作開始時等の過大な回転力が両輪15a,15bの滑り(相対回転)によって吸収されることにより当該打ち込み工具1の耐久性が高められている。一方、適正な回転力については回転力伝達部材を介して内輪15aから外輪15bに確実に伝達される。
外輪15bの幅方向両端部からはフランジ部15c,15dが張り出し形成されている。この両フランジ部15c,15d間において、当該外輪15bの外周面には、摩擦係数の高いゴムリング17が全周にわたって貼り付けられている。
次に、図1に示すように本体ハウジング7のほぼ中央には、図示省略したスライド支持機構を介してドライバ支持台20が打ち込み方向に沿って移動可能に設けられている。このドライバ支持台20の先端(図1において下面)には、ドライバ21が取り付けられている。このドライバ21は先方(図1において下方)へ向けて長く延びている。
ドライバ支持台20は、上記駆動ホイール15に対して接線方向に沿って移動可能に配置されており、その側面部(図1において右側面部)は駆動ホイール15の両フランジ部15c,15d間に位置している。また、このドライバ支持台20は後述する押圧機構40によって、駆動ホイール15の外周面に押圧された状態と僅かに離れた状態に移動する。図3は、駆動ホイール15の外周面であってゴムリング17に対してドライバ支持台20が離間した状態(駆動ホイール15の待機運転状態)を示している。ドライバ支持台20が駆動ホイール15から離間した待機運転状態(図3に示す状態)では、当該駆動ホイール15が空転して打ち込み動作はなされない。これに対して押圧機構40によってドライバ支持台20が駆動ホイール15の周面(ゴムリング17)に強い力で押し付けられると、当該駆動ホイール15の回転動力がドライバ支持台20に対して打ち込み方向(図1において下向き)の直線運動に変換されて伝達され、これによりドライバ21による釘nの打撃及び打ち込み動作がなされる。
ドライバ21はドライバ支持台20から下方へ延びて、その先端部は本体ハウジング7の先端に設けたドライバガイド25の打ち込み孔25a内に至っている。
このドライバガイド25にはマガジン5の供給側先端部が連結されている。マガジン5に装填された釘n〜nがプッシャプレート5aによって押されており、打ち込み孔25a内の釘nが打ち出されてドライバ21が上方へ退避すると、打ち込み孔25a内に次に打ち込まれる釘nが供給される。
次に、押圧機構40は、電磁アクチュエータ42を駆動源として備えている。この電磁アクチュエータ42は、本体ハウジング7内の前部に配置されている。この電磁アクチュエータ42の出力軸42aは円錐形の圧縮ばね42bによって突き出し側に付勢されている。電磁アクチュエータ42に通電されると、出力軸42aが圧縮ばね42bに抗して引き込み側に移動する。通電が遮断されると、出力軸42aは圧縮ばね42bによって突き出し側に戻される。アクチュエータ42への通電は、後述するトリガ4若しくはコンタクトトリップ26の操作に基づいて制御装置Cによりなされる。
この電磁アクチュエータ42の出力軸42aの先端には、ブラケット43を介して作動アーム44の一端側が相対回転可能に連結されている。このブラケット43には出力軸42aの伸縮方向に対して直交する方向に長い連結孔43bが形成されている。この連結孔43bに挿通された連結軸43aを介して当該ブラケット43に作動アーム44の一端側が連結されている。このため、作動アーム44の一端側は、連結軸43aを介して回転可能かつ回転中心となる連結軸43aが連結孔43b内で移動可能な範囲でその回転中心を変位可能な状態でブラケット43に連結されている。
作動アーム44は、L字形に屈曲して後方(図1において上方)へ延びている。この作動アーム44の他端側には、第1移動支軸45を介して規制アーム46の一端側が回転可能に連結されている。この規制アーム46は、本体ハウジング7に固定支軸47を介して回転可能に支持されている。また、作動アーム44の他端側は、第2移動支軸48を介して押圧アーム50に回転可能に連結されている。押圧アーム50は固定支軸49を介して本体ハウジング7に回転可能に支持されている。この押圧アーム50の回動先端側(図1において上端側)に支軸41aを介して二つの押圧ローラ41,41が回転自在に支持されている。
このように構成された押圧機構40によれば、図1及び図3に示す待機状態では、電磁アクチュエータ42への通電が遮断されており、従って出力軸42aは圧縮ばね42bによって突き出し側に戻されている。この待機状態では、作動アーム44の基端側(連結軸43a側)が図1において左斜め下方へ変位しているため、規制アーム46が固定支軸47を中心にして反時計回り方向へ傾動しており、これにより押圧アーム50が固定支軸49を中心にして反時計回り方向に傾動し、その結果押圧ローラ41,41がドライバ支持台20の背面(図1において左側面)から離間若しくはドライバ支持台20を駆動ホイール15側へ押圧しない状態となっている。このため、図3に示すようにこの状態ではドライバ支持台20は駆動ホイール15のゴムリング17に当接しない状態となっている。
これに対して図示は省略したが、電磁アクチュエータ42に通電されると、その出力軸42aが圧縮ばね42bに抗して引き込み側に作動する。すると、作動アーム44の基端側が右斜め上方へ変位するため、規制アーム46が固定支軸47を中心にして時計回り方向に傾動し、これにより押圧アーム50が固定支軸49を中心にして時計回り方向に傾動して押圧ローラ41,41がドライバ支持台20の背面に押圧された状態となる。押圧ローラ41,41が背面に押圧されると、ドライバ支持台20の伝達部20aが駆動ホイール15のゴムリング17に強い力で押し付けられる。
しかも、この状態では規制アーム46の固定支軸47と、作動アーム44との連結点である第1移動支軸45と、作動アーム44の押圧アーム50との連結点である第2移動支軸48が一直線上に位置する状態(トグル機構)となるよう各支軸の位置関係が設定されている。このため、押圧アーム50は、押圧ローラ41,41をドライバ支持台20の背面に押圧した状態にロックされ、これにより伝達部20aの駆動ホイール15に対する押圧状態が強固に維持されるようになっている。
このように押圧機構40は、押圧ローラ41,41をドライバ支持台20の背面に押圧し、この押圧状態を固定支軸47と第1移動支軸45と第2移動支軸48により構成されるトグル機構によってロックし、これにより伝達部20aの駆動ホイール15に対する押圧状態を維持する機能を有している。この押圧機構40によってドライバ支持台20の伝達部20aが駆動ホイール15の外周に大きな力で押し付けられることにより、当該駆動ホイール15の回転駆動力がドライバ支持台20の打ち込み方向への直線運動に変換され、これが釘nを打撃して打ち込み材Wに打ち込む打ち込み力として出力される。
この場合、ドライバ支持台20の移動開始当初の過大な駆動トルクは、駆動ホイール15の内輪15aに対して外輪15bが回転方向に滑ることにより吸収され、これによりドライバ支持台20の伝達部20aに対する駆動ホイール15の外輪15b(ゴムリング17)の滑りが抑制され、ひいては伝達部20a及びゴムリング17の摩耗が回避される。
また、駆動ホイール15の外輪15bは、回転動力伝達部材を介して内輪15aの外周側にがたつきなく相対回転可能な状態で支持されている。このため、外輪15bの内周面に対して内輪15aの外周面がほぼ全面当たり状態で接触することから回転力伝達時の応力が分散され、これにより内輪15aの外周面及び外輪15bの内周面の摩耗が抑制される。
本体ハウジング7の後部(図1において上部)には、釘nの打ち込みが完了して下動端に至ったドライバ支持台20及びドライバ21を上方へ戻すための戻しゴム60及びこれを巻き取るための巻き取りホイール61が設けられている。戻しゴム60の一端側はドライバ支持台20に結合され、他端側は巻き取りホイール61に結合されている。巻き取りホイール61は、巻き取り軸62を介して本体ハウジング7に回転可能に支持されている。また、巻き取りホイール61は内装したゼンマイばね(図示省略)によって巻き取り方向に付勢されている。巻き取りホイール61の近傍であって本体ハウジング7の後部には、ドライバ支持台20の上動端位置(後退端位置)を規制するためのストッパ64が配置されている。このストッパ64には弾性ゴム体が用いられており、ドライバ支持台20が上動端位置に至った際の衝撃を吸収する機能も有している。
次に、ドライバガイド25には、当該打ち込み工具1の不用意な作動を防止するためのコンタクトトリップ26が設けられている。このコンタクトトリップ26は、ドライバガイド25に対して打ち込み方向に移動可能に支持されており、かつその下端部をドライバガイド25の先端から突き出す方向にばね付勢されている。図2に示すように本体ハウジング7の前部には、コンタクトトリップ26の上動動作を検知するためのトリップセンサ35が配置されている。トリップセンサ35には公知のリミットセンサ(マイクロスイッチ)が用いられており、検知バー35aが傾動されるとオンオフ信号を出力する。
コンタクトトリップ26を打ち込み材Wに当接させた状態で打ち込み工具1を打ち込み材W側に押し付け操作すると、このコンタクトトリップ26がばね付勢力に抗して相対的に上動する。これが特許請求の範囲に記載した第1の操作に相当する。
ドライバガイド25の先端が打ち込み材Wに当接するまで打ち込み工具1を押し付け操作してコンタクトトリップ26が相対的に上動すると、このトリップセンサ35がオンする。トリップセンサ35のオン信号は本体ハウジング7内に設けた制御装置Cに出力される。この制御装置Cには、上記トリップセンサ35のオンオフ信号の他、トリガ4の操作、電磁アクチュエータ42等の動作信号等が入出力される。制御装置Cによる各部の動作制御については後述する。
なお、ドライバガイド25は、本体部2の先端から突き出す状態に固定したガイドベース25bと、このガイドベース25bに対して開閉可能に支持された開閉蓋25cを有している。ガイドベース25bと開閉蓋25cとの間に打ち込み孔25aが形成される。開閉蓋25cはロック錠25dをアンロック操作すると開放することができ、これにより打ち込み孔25aに詰まった打ち込み具nの除去等を行うことができる。
次に、トリガ4の引き操作は、トリガセンサ8によって検知される。トリガ4の引き操作が特許請求の範囲に記載した第2の操作に相当する。トリガ4を引き操作するとこのトリガセンサ8がオンし、オン信号が制御装置Cに出力される。トリガセンサ8には公知のマイクロスイッチが用いられている。
トリガ4の引き操作によりトリガセンサ8がオンし、このオン信号が制御装置Cに入力され、かつ前記コンタクトトリップ26がオンしてトリップセンサ35のオン信号が制御装置に入力されると、電磁アクチュエータ42へ通電されて打ち込み動作がなされる。このため、コンタクトトリップ26のオン操作(第1の操作)とトリガ4の引き操作(第2の引き操作)の双方がなされた時点で打ち込み具nの打ち込み動作がなされ、いずれか一方のみの操作では打ち込み動作はなされない。
トリガ4は、ロックレバー30により引き操作が規制されている。本実施形態に係る打ち込み工具1はこのロックレバー30を備えている点に大きな特徴を有している。このロックレバー30及び後述するロックセンサ36が特許請求の範囲に記載したロック機構を構成している。図1及び図4は、このロックレバー30がアンロック位置に操作されてトリガ4が引き操作された状態を示している。これに対して、図8は、ロックレバー30がロック位置に戻されてトリガ4の引き操作が禁止された状態を示している。このロックレバー30のアンロック操作が特許請求の範囲に記載した第3の操作に相当する。
図5及び図6には、このロックレバー30が単独で示されている。このロックレバー30は指当て部30aと、機能部30bを有している。機能部30bには支軸30cが幅方向両側に突き出す状態で取り付けられている。この支軸30cを介して当該ロックレバー30がハンドル部3の下面側であってトリガ4の下側(図4,8において右側)において回動操作可能に支持されている。また、このロックレバー30は捩りばね37によって図8に示すロック側に付勢されている。
図5及び図6に示すように機能部30bには、その幅方向(支軸30cの軸線方向、図6において左右方向)に幅広のロック部30dと幅狭のアンロック部30eが設けられている。また、指当て部30aの背面側先端には突起部30fが設けられている。この突起部30fは、指当て部30aの背面から突き出す円柱体形状を有しており、その先端部は概ね半球形状に形成されている。
一方、図7及び図9に示すようにトリガ4の下部(図1において右部)には、相互に一定の間隔をおいた二つの係合部4a,4aが設けられている。この二つの係合部4a,4aの間隔は、上記ロックレバー30のロック部30dの幅よりも小さく、アンロック部30eの幅よりも大きな寸法に設定されている。このため、図7に示すようにロック部30dは両係合部4a,4a間に進入不能である一方、図9に示すようにアンロック部30eは両係合部4a,4a間に進入可能となっている。
ロックレバー30を図1及び図4に示すアンロック位置に回動操作すると、図7に示すように幅狭のアンロック部30eがトリガ4の両係合部4a,4aの引き操作方向後ろ側に位置する。この状態では両係合部4a,4a間にアンロック部30eが相対的に進入可能であり、当該両係合部4a,4aがアンロック部30eに干渉しないことからトリガ4を引き操作することができる。
これに対してロックレバー30が図8に示すロック位置に戻された状態では、図9に示すようにトリガ4の両係合部4a,4aの後ろ側から幅狭のアンロック部30eが退避して幅広のロック部30dが位置する。ロック部30dは両係合部4a,4a間に進入不能であるので、両係合部4a,4aがロック部30dに干渉することによりトリガ4の引き操作が禁止される。
また、トリガ4を引き操作した後、ロックレバー30のアンロック操作を解除しても、そのロック部30dが両係合部4a,4aに干渉するため当該ロックレバー30はアンロック位置に保持される。その後トリガ4の引き操作解除すると、当該トリガ4がトリガセンサ8のオフ位置側への付勢力によりオフ位置に戻され、これによりロックレバー30が捩りばね37によって図8に示すロック位置側に戻される。
ロックレバー30のロック位置とアンロック位置は、ロックセンサ36によって検知される。このロックセンサ36もハンドル部3内に取り付けられている。このロックセンサ36には、公知のマイクロスイッチが用いられている。このロックセンサ36の検知ボタン36aは、ハンドル部3に設けた検知孔3aを経て外部から押し込み操作可能となっている。検知孔3aは、ロックレバー30の突起部30fに対応して設けられており、ロックレバー30が図4に示すアンロック位置に回動操作されると、この検知孔3aに突起部30fが進入する。このため、ロックレバー30をアンロック位置に回動操作すると、その突起部30fが検知孔3aを経て検知ボタン36aを押し込み操作し、これによりロックセンサ36がオンする。ロックセンサ36がオンするとそのオン信号が制御装置Cに出力される。制御装置Cに入力されたロックセンサ36のオン信号に基づいて、本実施形態では電動モータ11が起動して駆動ホイール15が待機回転し始める。また、ロックセンサ36がオンすると、本実施形態では照明具55が点灯する。
照明具55は、図10に示すように本体部2の先端側部であってドライバガイド25付近に配置されている。この照明具55は、本体ハウジング7の側部に設けた凹部7a内からドライバガイド25の先端部及びその周辺に向けて光を照射する状態に取り付けられている。本実施形態において照明具55には一つのLED(発行ダイオード)が用いられている。この照明具55によって打ち込み部及びその周辺が明るく照らされるので、夜間等の暗い場所での打ち込み作業の便宜が図られる。
このように、ロックレバー30は、トリガ4の引き操作を許容する状態と禁止する状態の切り換えを行う機能と、照明具55の点灯スイッチとしての機能と、電動モータ11の起動スイッチとしての機能を併せ持っている。また、ロックレバー30のアンロック位置への回動操作により照明具55が点灯することから、打ち込み動作に先立って打ち込み部を明るく照らして確認することができる。
使用者がロックレバー30の回動操作を止めるとこのロックレバー30は、捩りばね37の付勢力によって図8に示すロック位置に戻される。ロックレバー30がロック位置に戻されると、検知ボタン36aの押し込み操作が解除されてロックセンサ36がオフする。ロックレバー30がロック位置に戻されると、ロックセンサ36のオン信号が遮断されて上記照明具55が消灯するとともに、前記したようにトリガ4の引き操作が禁止された状態となる。
次に、制御装置Cに入力されるトリップセンサ35、トリガセンサ8、ロックセンサ36のオンオフ信号等に基づく当該打ち込み工具1の動作制御について説明する。先ず、図11には、コンタクトトリップ26、トリガ4及びロックレバー30の操作に伴う電動モータ11の動作状態が示されている。
図4に示すようにロックレバー30を指先で下方へ傾動させてアンロック操作を行うと、ロックレバー30の突起部30fがロックセンサ36の検知ボタン36aを押し込み、これによりロックセンサ36がオンする。このオン信号が制御装置Cに入力され、これに基づいて電動モータ11が起動する。また、ロックレバー30がアンロック操作されるとロックセンサ36がオンして、照明具55が点灯する。このようにロックレバー30は、電動モータ11の起動スイッチ、照明具55の点灯スイッチの機能を併せ持っている。
一方、図8に示すようにロックレバー30をアンロック操作していない状態(ロック位置)では、本体部2を押し下げ操作してコンタクトトリップ26をオン(トリップセンサ35をオン)させても電動モータ11は起動せず、照明具55の点灯のみがなされる。コンタクトトリップ26をオンさせた後、ロックレバー30をアンロック操作すると、電動モータ11が起動する。
また、既述したようにロックレバー30をアンロック操作すると、トリガ4を引き操作可能となる。従って、コンタクトトリップ26をオンした状態でロックレバー30をアンロック操作すると、電動モータ11が起動して駆動ホイール15が待機回転し、かつ照明具55が点灯し、その後トリガ4を引き操作すると、電磁アクチュエータ42がオンして押圧ローラ41,41がドライバ支持台20に押圧され、これによりドライバ支持台20が下動して打ち込み具nがドライバ21によって打撃されて打ち込み材Wに打ち込まれる。
また、本実施形態に係る打ち込み機1では、コンタクトトリップ26のオン操作(トリップセンサ35のオン)とロックレバー30のアンロック操作(ロックセンサ36のオン)の操作順を制御装置Cで監視、制御することにより、従来のような面倒なレバー操作をすることなく、本体部2の動作モードを、単発モード又は連射モードに切り換えることができるようになっている。また、一定の操作順では打ち込み動作がなされない制御がなされている。
以下様々な制御形態(第1〜第5制御形態)について図12〜図17に従って説明する。図12には、各制御形態における六つの操作順A〜Fについてそれぞれ本体部2の動作モードが一覧で示されている。図13〜図17には、第1〜第5制御形態がフローチャートで示されている。
なお、図12〜図17に用いる符号について以下の通り定義する。コンタクトトリップ26を「CT」、ロックレバー30を「LL」、トリガ4を「T」とそれぞれ略記する。制御装置Cにおいて判断対象としない操作については括弧が付されている。
また、図12において操作順D,E,Fは、いずれもロックレバー30のアンロック操作前にトリガ4が引き操作される誤った操作順であり、これは当該打ち込み工具1においてロックレバー30が正常に機能しない不正な動作であるので、工具故障(エラー)として各制御形態では全て「非動作モード(エラーモード)」となって打ち込み動作はなされない。
さらに、図13〜図17の各フローチャートにおいて、工具故障時(例えば上記したようにロックレバー30のアンロック操作前にトリガ4がオン操作された場合等)のエラーフラグを「EF」と表記してEF=1を故障時とし、打ち込み完了フラグを「SF」と表記してSF=1を打ち込み完了時とし、ロックレバーフラグを「LF」と表記し、CTをLLよりも先にオン操作した時をLF=1とする。また、モード切り換えフラグを「MF」と表記し、単発モード時をMF=1とする。
また、図13〜図17に示すフローチャートでは、各ステップ番号に符号STを付記している。
第1制御形態では、コンタクトトリップ26とロックレバー30のオン操作の先後によって連射モードと単発モードの切り換えがなされる。始めにロックレバー30をオン操作し、次にコンタクトトリップ26をオン操作すると、本体部2は連射モードで動作する。なお、本体部2の打ち込み動作は、コンタクトトリップ26のオン操作に加えてトリガ4がオン操作されることによりなされる。トリガ4のオン操作順は、動作モードの切り換わりに関与していない。
これに対して、始めにコンタクトトリップ26をオン操作し、次にロックレバー30をオン操作すると、本体部2は単発モードで動作する。なお、この場合も、本体部2の打ち込み動作は、コンタクトトリップ26のオン操作に加えてトリガ4がオン操作されることによりなされ、またトリガ4のオン操作順は動作モードの切り換わりに関与していない。
以上のようにして一旦設定した動作モードを切り換えるには、コンタクトトリップ26とロックレバー30の双方をオフ操作してリセットする必要がある。
第2及び第4制御形態では、コンタクトトリップ26のオン操作(センサ35のオン)と、ロックレバー30のアンロック操作(センサ36のオン、以下、単にオン操作とも言う)と、トリガ4の引き操作(センサ8のオン、以下、単にオン操作とも言う)の操作順序について、一旦リセット(オフ操作)した操作については操作順を繰り下げて判断される操作順序、すなわち本体部2の打ち込み動作直前の操作から時間的に遡って有効な三つの操作の順序に基づいて本体部2の動作モードが決定される。このため、第2及び第4制御形態では、トリガ4又はコンタクトトリップ26の一方をオフ操作することによって動作モードを切り換えることができるようになっている。
これに対して、第3及び第5制御形態では、第2及び第4制御形態と同様の条件で動作モードが決定される。但し、動作モード切り換えは、連射モード→単発モードに限定され、その逆のモード切り換えはなされない。単発モード→連射モードのモード切り換えを行うためにはトリガ4とコンタクトトリップ26の双方を一旦オフしてリセットする必要がある。第2制御形態と第3制御形態では各操作順について同じ動作モードで本体部2が動作し、また第4制御形態と第5制御形態でも各操作順について同じ動作モードで本体部2が動作する。
図12に示すように第1制御形態の操作順Aは、先にロックレバー30のオン操作がなされ、その後にコンタクトトリップ26のオン操作がなされた場合(LL→CT)であり、この場合には連射モードで本体部2が動作制御される。逆に、操作順Cは、先にコンタクトトリップ26のオン操作がなされ、その後にロックレバー30のオン操作がなされた場合(CT→LL)であり、この場合には単発モードで本体部2が動作制御される。
操作順B(LL→T→CT)では、各制御形態全てについて本体部2の打ち込み動作は、連射モードに制御される。
操作順C(CT→LL→T)では、各制御形態全てについて本体部2の打ち込み動作は単発モードに制御される。
第2制御形態の操作順Aでは、直前の操作から時間的に遡ってなされた三つの操作について、ロックレバー30のオン操作→コンタクトトリップ26のオン操作→トリガ4のオン操作の順で操作順序(LL→CT→T)が判断されると、本体部2での打ち込み動作はなされない。
第2制御形態の操作順Bでは、同じく直前の操作から時間的に遡ってなされた三つの操作について、ロックレバー30のアンロック操作→トリガ4の引き操作→コンタクトトリップ26のオン操作の順で操作順序(LL→T→CT)が判断されると、本体部2の動作モードは連射モードに切り換わる。この連射モードでは、コンタクトトリップ26のオン操作を繰り返すことにより打ち込み動作を連続して行うことができる。
第2制御形態の操作順Cでは、同じく直前の操作から時間的に遡ってなされた三つの操作について、コンタクトトリップ26のオン操作した後、ロックレバー30をアンロック操作し、その後トリガ4のオン操作を行うと(CT→LL→T)、本体部2は単発モードに切り換わる。
第4制御形態の操作順Aでは、直前の操作から時間的に遡ってなされた三つの操作について、ロックレバー30のアンロック操作→コンタクトトリップ26のオン操作→トリガ4のオン操作の順で操作順序(LL→CT→T)が判断されると、本体部2が単発モードで動作制御される。操作順B〜Fについては第2制御形態と同様の制御がなされ、操作順Bでは連射モードで動作制御され、操作順Cでは単発モードで動作制御される。
第3制御形態の操作順A〜Fでは、リセット直後からの三つの操作順序に基づいて操作順序が判断されて第2制御形態と同じモード切り換えがなされる。
また、第5制御形態の操作順A〜Fでは、リセット直後からの三つの操作順序に基づいて操作順序が判断されて第4制御形態と同じモード切り換えがなされる。
以下、各制御形態を制御フローに従って説明する。
図13は、第1制御形態の制御フローを示している。第1制御形態では、コンタクトトリップ26とロックレバー30の2部材の操作順序に基づいて、本体部2の動作モードが制御され、トリガ4のオン操作の操作順序はモード切り換えに関係しない。
また、第1制御形態では、エラーフラグEF、打ち込み完了フラグSF、モード切り換えフラグMFが制御対象となっている。
以下、初期状態(非操作状態)のステップ100から順を追って説明する。
ステップ100(以下、ST100と略記する)で制御フローがスタートする。ST101で、各フラグがリセットされ、またタイマーカウンタがリセットされる。ロックレバー30、コンタクトトリップ26及びトリガ4のいずれも操作されていない状態では、ST102でEF=0が確認(故障診断)され、その後ST103→ST111→ST115でMF=0にリセットされ、ST116→ST119でタイマーカウンタが始動する。タイマーカウンタで10秒間が計測(ST120)されるまでの間、ST102→ST103→ST111→ST115→ST116→ST119→ST120→ST102の制御フローが繰り返される。ST120でタイマーカウンタ始動後10秒経過が確認されると、ST121で電動モータ11が停止して駆動ホイール15が停止し、また照明具55が消灯され、あるいはこれらの停止、消灯状態が確認される。
上記の非操作状態の制御フローにおいて、先ず、操作順A(LL→CT→T)及び操作順B(LL→T→CT)について説明する。いずれの操作順A,Bによっても本体部2の動作モードは連射モードに制御される。
ロックレバー30のオン操作のみを行った状態では、ST102でEF=0(非故障状態)が確認され、ST103でロックレバー30のアンロック操作が確認されると、ST104で一旦タイマーカウンタがリセットされ、その後ST105で電動モータ11が起動して駆動ホイール15が待機回転し始め、また照明具55が点灯する。以上の待機状態が、ST102→ST103→ST104→ST105→ST106→ST1222→ST125→ST102の循環フローで制御される。
この待機状態において、コンタクトトリップ26をオン操作すると、これがST122で確認され、ST123でMF=0が確認され、ST124でSF=0がリセットされる。このため、その後トリガ4をオン操作するとST106でこれが確認され、ST107→ST108でSF=0が確認されてST109で打ち込み動作がなされる。打ち込み動作後、ST110でSF=1に切り換わる。しかしながら、ロックレバー30をオン操作している限りST111に入らないためMF=0に維持され、従ってST123でMF=1が確認されないため、一旦トリガ4をオフするとST124で打ち込み完了フラグSFがリセットされてSF=0に戻される。このため、その後再度トリガ4をオン操作するたびにST107→ST108→ST109で打ち込み動作を連続的に行うことができる。
また、ロックレバー30をオン操作した状態を維持する限り、トリガ4を引き操作した状態のままであっても、コンタクトトリップ26のオン操作を一旦解除すると、ST106→ST107→ST123→ST124でSF=0にリセットされることから、再度コンタクトトリップ26をオン操作するたびにST107→ST108→ST109で打ち込み動作を連続的に行うことができる。
このようにST110でSF=1となった打ち込み完了フラグは、ロックレバー30のオン操作を維持してMF=0を維持する限り、トリガ4若しくはコンタクトトリップ26を一旦オフすることによりST124でSF=0にリセットされる。以上が第1制御形態における操作順A若しくは操作順Bによる連射モードの動作制御である。
次に、前記非操作状態の制御フロー(ST102→ST103→ST111→ST115→ST119→ST120)において、先にコンタクトトリップ26をオン操作し、その後ロックレバー30をオン操作する操作順Cについて説明する。操作順Cでは工具本体部2が単発モードに動作制御される。
この場合、ST111→ST112でタイマーカウンタによる計時がリセットされた後、ST113で照明具55が点灯され、またモード切り換えフラグMFがMF=1に切り換えられる。その後、ロックレバー30がオン操作されると、ST103→ST104→ST105→ST106→ST122→ST123→ST102の循環フローで制御される。この待機運転状態においてトリガ4を引き操作すると、ST106→ST107→ST108→ST109で打ち込み動作がなされる。打ち込み動作完了後、ST110で打ち込み完了フラグSFがSF=1に切り換えられる。
その後、コンタクトトリップ26のオン操作状態を維持しつつトリガ4の引き操作を一旦解除すると、ST103→ST104→ST105→ST106→ST122→ST123でMF=1が確認され、従ってフローはST102に戻される。この制御フローにおいてモード切り換えフラグMFはMF=1に維持され、また打ち込み完了フラグSFは、ST125又はST124でリセットされないためSF=1のまま維持される。このため、再度トリガ4を引き操作してもST106→ST107→ST108でSF=0が確認されないため、制御フローは、ST102に戻され、従って打ち込み動作はなされない。
この単発モードでは、再度打ち込みを行うためには打ち込み完了フラグSFをSF=0にリセットする必要があり、そのためにはトリガ4及びコンタクトトリップ26のオン操作を一旦全て解除する必要がある。これらのオン操作が全て解除されると、ST103→ST104→ST105→ST106→ST122→ST125で打ち込み完了フラグSFがSF=0にリセットされる。その後、コンタクトトリップ26、トリガ4の順でオン操作すると、ST106→ST107→ST108→ST109で再度打ち込みがなされる。打ち込み後、SF=1に切り換わるため、再度打ち込みを行うためにはトリガ4及びコンタクトトリップ26のオン操作を解除してSF=0にリセットする必要がある。この間、ロックレバー30はオン操作状態に維持される。
トリガ4、コンタクトトリップ26及びロックレバー30の全てが解除されると、ST102→ST103→ST111→ST115→ST116→ST119→ST120→ST102の制御フローが10秒間維持された後、ST121を経て電動モータ11が停止され、照明具55が消灯されて、当該打ち込み工具1は初期状態(停止状態)に戻される。以上が第1制御形態における操作順Cによる単発モードの動作制御である。
このように第1制御形態によれば、コンタクトトリップ26とロックレバー30のオン操作の先後によって、本体部2の打ち込み動作モードを、連射モード若しくは単発モードに切り換えることができる。トリガ4は、ロックレバー30がオン操作された状態でのみオン操作することができる。このトリガ4の操作順は、ロックレバー30の操作後であれば足り、動作モードの切り換えには関与しない。第1制御形態において動作モードは、コンタクトトリップ26とロックレバー30の操作順によって決定される。
次に、第2制御形態の制御フローが図14に示されている。第2〜第5制御形態では、コンタクトトリップ26、ロックレバー30及びトリガ4の3部材の操作順に基づいて動作モードが切り換えられる。この点で、上記した第1制御形態とは異なっている。
この第2制御形態では、エラーフラグEF、打ち込み完了フラグSF、ロックレバーフラグLFが制御対象となっている。
図14に示すように、制御フローがスタート(ステップ200、以下ST200と略記する)されると、打ち込み完了フラグSF、工具故障フラグEF及びロックレバーフラグLFがそれぞれゼロにリセットされる(ST201)。その後、先ず工具故障フラグEFが確認され(ST202)、EF=1でない場合にロックレバー30のアンロック操作(ロックセンサ36のオン)がなされると(ST203)、ST204でタイマーカウンタがリセットされた後、ST205で電動モータ11が起動して駆動ホイール15が待機回転し始め、また照明具55が点灯する。その後、トリガ4及びコンタクトトリップ26をオン操作しない状態では、ST206→ST222→ST225を経て制御フローがST202に戻される。
操作順Aでは、上記循環フローにおいて、コンタクトトリップ26をオン操作すると、ST222→ST226→ST227で打ち込み完了フラグSFがSF=1に切り換えられた後、制御フローはST202に戻される。このため、その後トリガ4を引き操作しても、ST206→ST207→ST208を経て制御フローはSF=1のままST202に戻されて打ち込み動作はなされない。
操作順Bでは、ロックレバー30をオン操作した状態において、トリガ4をオン操作した後(ST206)、コンタクトトリップ26をオン操作すると(ST207)、ST208でSF=0が確認され、従って本体部2で電磁アクチュエータ42がオンして打ち込み動作がなされる(ST209)。打ち込み完了後、打ち込み完了フラグSFがSF=1に切り換えられ、フローはST202に戻される。このため、その後ロックレバー30のオン操作を維持しつつ、コンタクトトリップ26及びトリガ4をオフ操作すればST225で打ち込み完了フラグSFがSF=0に戻されて、再度打ち込み可能な状態となる。また、打ち込み完了後、ロックレバー30及びトリガ4のオン操作状態を維持しつつ、コンタクトレバー26のオン操作を解除すると、ST207→ST228で打ち込み完了フラグSFがSF=0にリセットされて再度コンタクトトリップ26をオン操作することにより連続的に打ち込み可能な状態となる(連射モード)。このように第2制御形態において操作順Bによりトリガ4をコンタクトトリップ26よりも先にオン操作すると、本体部2が連射モードで動作制御される。
この連射モードにおいて、先にトリガ4をオフ操作すると、ST206→ST222→ST226→ST227を経て打ち込み完了フラグSFがSF=1に切り換わるため操作順Aと同様以後打ち込み動作がなされない状態となる。
また、操作順Bにおいて、ロックレバー30、コンタクトトリップ26及びトリガ4のオン操作を全て解除すると、ST203→ST211→ST215→ST216→ST219→ST220を経て制御フローはST202に戻され、このフローが10秒間継続された後、ST221で電動モータ11が停止されて駆動ホイール15が停止され、また照明具55が消灯されて、当該打ち込み工具1が初期状態(非操作状態)に戻される。
第2制御形態における操作順C(CT→LL→T)では、先ずコンタクトトリップ26がオン操作されることにより、ST211→ST212→ST213→ST214によりロックレバーフラグLFがLF=1に切り換えられ、この状態でロックレバー30をオン操作すると、制御フローがST203→ST204→ST205→ST206→ST222→ST226→ST202に移行し、この状態でトリガ4がオン操作されるとST206→ST207→ST208→ST209で打ち込み動作がなされる。打ち込み動作完了後、ST210で打ち込み完了フラグSFがSF=1に切り換えられて、制御フローはST202に戻される。
その後、トリガ4及びコンタクトトリップ26の双方のオン操作を解除すると、ST206→ST222→ST225で打ち込み完了フラグSFがSF=0にリセットされ、かつロックレバーフラグLFがLF=0にリセットされる。このため、再度コンタクトトリップ26をオン操作し、その後トリガ4をオン操作すると、ST203→ST204→ST205→ST206→ST207→ST208→ST209で打ち込み動作がなされる。
これに対して打ち込み動作完了後、ST210で打ち込み完了フラグSFがSF=1に切り換わった後に、一旦トリガ4をオフし、再度オン操作してもST206→ST222→ST226→ST227により打ち込み完了フラグSFがSF=0にリセットされないためコンタクトトリップ26も一旦オフしない限り再度打ち込み動作を行うことができない(単発モード)。
次に、図15は、第3制御形態に係る制御フローを示している。前記したように第2制御形態と第3制御形態では、各操作順について同じ動作モードが出力される。
第2制御形態と同様、操作順A(LL→CT→T)では本体部2は動作せず、操作順B(LL→T→CT)では本体部2は連射モードで動作し、操作順C(CT→LL→T)では本体部2は単発モードで動作する。
この第3制御形態では、モード切り換えフラグMFが制御対象に加えられている点で第2制御形態と異なっている。また、図14と図15を比較すると明らかなように、モード切り換えフラグMFが、ST201、ST215、ST225に付加されており、ST207とST228との間のST230でそれぞれ判断され、かつST222とST226との間のST231でMF=1に切り換えられる点で、第2制御形態と第3制御形態は異なっている。その他、第2制御形態と同じステップについては同位のステップ番号を付してその説明に代える。
この第3制御形態の場合、操作順A(LL→CT→T)の操作を行うと、ロックレバー30、コンタクトトリップ26の順にオン操作することにより、ST203→ST204→ST205→ST206→ST222→ST231→ST226→ST227を経てSF=1に切り換わるため、その後にトリガ4を引き操作してもST206→ST207→ST208→ST202で制御フローが戻されるため打ち込み動作はなされない。この点は、第2制御形態と同じである。
操作順B(LL→T→CT)の操作を行うと、ST203→ST204→ST205→ST206→ST207→ST208→ST209により打ち込み動作がなされる。初回の打ち込み動作後、ST210でSF=1に切り換えられ、その後一旦コンタクトトリップ26をオフ操作すると、ST228でSF=0にリセットされるため、再度コンタクトトリップ26をオン操作すると、連続的に打ち込み動作を行うことができる(連発モード)。
操作順C(CT→LL→T)の操作を行うと、LF=1に切り換えられた後、ST203→ST204→ST205→ST206→ST207→ST208→ST209により初回の打ち込み動作がなされ、SF=1に切り換えられる。初回の打ち込み動作後、一旦トリガ4の引き操作をオフすると、ST231でMF=1に切り換わり、制御フローはSF=1のままST203に戻される。このため、その後に再度トリガ4を引き操作してもST208を経て制御フローはST203に戻されるための打ち込み動作はなされない(単発モード)。また、初回打ち込み後、一旦コンタクトトリップ26をオフした場合にも、ST207→ST230を経てMF=1が確認されるため制御フローはST203に戻されて打ち込みはなされない(単発モード)。
これに対して、初回の打ち込み動作後、トリガ4及びコンタクトトリップ26の双方をオフすると、ST206→ST222→ST225を経て各フラグが全てリセットされる。このため、ロックレバー30をオンしたまま、一旦トリガ4及びコンタクトトリップ26の双方をオフし、その後再度トリガ4(操作順B)又はコンタクトトリップ26(操作順A)をオン操作すると、前者の場合操作順Bに切り換わり、後者の場合操作順Aに切り換わるため、動作モードは前者の場合連射モードに切り換わり、後者の場合には非動作モードに切り換わる。また、初回打ち込み動作後、トリガ4、コンタクトトリップ26及びロックレバー30の全てをオフすると、ST216→ST219→ST220でトリガオフ後に10秒経過したことが確認され、その結果を受けてST211で駆動ホイール15の待機回転が停止され、また照明具55が消灯されて、当該打ち込み工具1が初期状態に戻される。
次に、図16は第4制御形態に係る制御フローを示し、図17は第5制御形態に係る制御フローを示している。この第4、第5制御形態では、操作順Aの場合にも単発モードが出力される点で、第1〜第3制御形態と異なっている。操作順Bの場合は、第2、第3制御形態と同じく連射モードが出力され、操作順Cの場合は、第1〜第3制御形態と同じく単発モードが出力される。また、操作順D,E,Fでは、エラーモードが出力され、本体部2は動作しない。
この第4、第5制御形態の場合には、ロックレバーフラグLFが制御対象から外されている。第4制御形態では、エラーフラグEFと打ち込み完了フラグSFの二つのフラグに基づいて本体部2が制御される。第5制御形態では、モード切り換えフラグMFが制御対象に加えられている点で第4制御形態とは異なっている。このため、図16に示す第4制御形態の制御フローは、図14に示す第2制御形態の制御フローに対してST201、ST215、ST225が異なり(ST240、ST241、ST242)、ST214、ST226、ST227が省略されている点で異なっている。また、図17に示す第5制御形態の制御フローは、図15に示す第3制御形態の制御フローに対してST201、ST215、ST225が異なり、ST214、ST226、ST227が省略されている点で異なっている。変更を要しないステップについては、同じステップ番号を付してその説明に代える。
この第4及び第5制御形態の場合、操作順A(LL→CT→T)の操作を行うと、先ずLL→CTの操作により制御フローは、ST203→ST204→ST205→ST206→ST222を経てST202に戻され、その後トリガ4をオン操作すると、ST206→ST207→ST208→ST209で初回の打ち込み動作がなされる。打ち込み動作完了によりSF=1に切り換わる。
その後にトリガ4のオン操作を一旦解除してもSF=1のまま制御フローがST202に戻されるため、その後再度トリガ4をオン操作しても、ST208→ST202で制御フローが戻されて打ち込み動作はなされない(単発モード)。この点は、第5制御形態とも同じである。
第4制御形態の場合、初回の打ち込み動作後、コンタクトトリップ26のオン操作を一旦解除すると、ST207→ST228によりSF=0にリセットされるため操作順Bに切り換わり、従ってその後再度コンタクトトリップ26をオン操作すると、連射モードで打ち込みがなされる。
これに対して第5制御形態の場合、ST231でMF=1に切り換わり、これが維持されているため、初回の打ち込み動作後、コンタクトトリップ26のオン操作を一旦解除しても、ST230→ST202で制御フローが戻されてSF=0に切り換わらないため打ち込み動作はなされず、従って単発モードが維持される。この第5制御形態の場合、トリガ4及びコンタクトトリップ26のオン操作を共に解除することにより、ST206→ST222→ST252を経てSF=0、MF=0に切り換わるため、その後の打ち込み動作が可能となる。
また、第4及び第5制御形態において、操作順B(LL→T→CT)及び操作順C(CT→LL→T)の操作をした場合の動作は、第2及び第3制御形態と基本的に同様であるのでその説明を省略する。
以上説明した本実施形態に係る電動打ち込み工具1によれば、トリガ4をオン操作するためには併設されたロックレバー30をアンロック操作(オン操作)する必要があり、これによりトリガ4の不用意な引き操作が防止され、ひいては当該電動打ち込み工具1の誤作動が防止される。
また、使用者が指先でロックレバー30を捩りばね37に抗してアンロック操作すると、電動モータ11が起動して駆動ホイール15が待機回転し始める。このため、トリガ4をオン操作するに先だって予め電動モータ11を起動してその適切な回転数で待機回転させておくことができ、これによりトリガ4をオン操作した時点で素早い打ち込み動作を実現することができる。
しかも、本実施形態に係るロックレバー30によれば、アンロック操作すると、照明具55が点灯してドライバガイド25の先端部付近(打ち込み具nの打ち込み部付近)が明るく照らされることから、打ち込み動作を行う前に、あるいはコンタクトトリップ25を打ち込み部位に押し付ける操作をしなくとも打ち込み部位の確認を容易に行うことができ、これにより暗い場所での作業であっても精確な打ち込み作業を行うことができるようになる。
さらに、本実施形態の電動打ち込み工具1によれば、ロックレバー30とコンタクトトリップ26の操作順を代えることにより(第1制御形態)、連射モードと単発モードの切り換えを行うことができるので、作業形態に合わせて最適な動作モードを選択することができ、これにより種々形態の打ち込み作業を効率よく行うことができる。
また、第2〜第5制御形態によれば、ロックレバー30のアンロック操作と、コンタクトトリップ26のオン操作と、トリガ4のオン操作の操作順序を変えることによっても単発モードと連射モードの切り換えを行うことができ、この場合にも作業形態に合わせて最適な動作モードを選択して種々形態の打ち込み作業を効率よく行うことができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、トリガ4の引き操作を規制するロック機構としてロックレバー30を例示したが、これに代えて押しボタンあるいはスライドレバーをロック機構として用いる構成としてもよい。
また、駆動ホイール15が内輪15aと外輪15bの二重構造である構成を例示したが、一体構成の駆動ホイールを備えた打ち込み機構についてもロック機構を同様に適用することができる。
また、照明具55を本体ハウジング7の側部に設けた凹部7a内に設ける構成を例示したが、照明具の配置位置は任意であり、また複数箇所に照明具を配置する構成としてもよい。さらに、コンタクトトリップ26のオン操作により照明具55が点灯する構成(ST213)を例示したが、この制御を省略してロックレバー30のオン操作のみによって点灯する構成としてもよい。
本発明の実施形態に係る電動打ち込み工具の全体正面図である。本図では、打ち込み機構等の内部構造及びハンドル部の内部が示されている。 打ち込み工具の本体部を図1において矢印(2)方向から見た背面図である。 図1の(3)−(3)線断面矢視図であって、駆動ホイール及びその周辺の断面図である。 トリガ及びロックレバー周辺の正面図である。本図は、ロックレバーがアンロック操作されてトリガがオン操作された状態を示している。 ロックレバー単体の側面図である。 ロックレバー単体の正面図である。 図4の(7)−(7)線断面矢視図であって、トリガ及びロックレバー周辺の横断面図である。本図では、ロックレバーがアンロック操作されてそのアンロック部がトリガの係合部の後ろ側に位置する状態が示されている。 トリガ及びロックレバー周辺の正面図である。本図は、ロックレバーがロック位置に戻されてトリガの引き操作が規制された状態を示している。 図8の(9)−(9)線断面矢視図であって、トリガ及びロックレバー周辺の横断面図である。本図では、ロックレバーがロック位置に戻されてそのロック部がトリガの係合部の後ろ側に位置する状態が示されている。 本実施形態に係る電動打ち込み工具の全体正面図である。本図では、照明具が示されている。 本実施形態に係る電動打ち込み工具の各部の動作タイミングを示す図である。 ロックレバーとコンタクトトリップとトリガの操作順を変更した場合における動作モードを一覧表で示す図である。 第1制御形態の制御フローを示す図である。 第2制御形態の制御フローを示す図である。 第3制御形態の制御フローを示す図である。 第4制御形態の制御フローを示す図である。 第5制御形態の制御フローを示す図である。
符号の説明
W…打ち込み材
n…釘(打ち込み具)
1…電動打ち込み工具
2…本体部
3…ハンドル部、3a…検知孔
4…トリガ(T)、4a…係合部
5…マガジン、5a…プッシャプレート
6…バッテリパック
7…本体ハウジング、7a…凹部
8…トリガセンサ
10…打ち込み機構
11…電動モータ
12…駆動プーリ
13…従動プーリ
14…駆動軸
15…駆動ホイール
15a…内輪、15b…外輪、15c,15d…フランジ部
16…駆動ベルト
17…ゴムリング
20…ドライバ支持台、20a…伝達部
21…ドライバ
25…ドライバガイド
25a…打ち込み孔、25b…ガイドベース、25c…開閉蓋、25d…ロック錠
26…コンタクトトリップ(CT)
30…ロックレバー(LL)
30a…指当て部、30b…機能部、30c…支軸、30d…ロック部
30e…アンロック部、30f…突起部
35…トリップセンサ、35a…検知バー
36…ロックセンサ、36a…検知ボタン
37…捩りばね
40…押圧機構
41…押圧ローラ、41a…支軸
42…電磁アクチュエータ、42a…出力軸、42b…圧縮ばね
43…ブラケット、43a…連結軸、43b…連結孔
44…作動アーム
45…第1移動支軸
46…規制アーム
47…固定支軸
48…第2移動支軸
49…固定支軸
50…押圧アーム
55…照明具
60…戻しゴム
61…巻き取りホイール
62…巻き取り軸
63…ゼンマイばね
64…ストッパ
C…制御装置

Claims (2)

  1. 打ち込み具を打撃するドライバを取り付けたドライバ支持台と、電動モータを駆動源として回転する駆動ホイールを備え、該駆動ホイールの回転運動を前記ドライバ支持台の直線運動に変換して前記ドライバを打撃方向に移動させることにより前記打ち込み具の打ち込み動作がなされる電動打ち込み工具であって、
    前記打ち込み具が打ち込まれる打ち込み材に押し付けて上動させるコンタクトトリップと、該コンタクトトリップの上動動作を検知するトリップセンサと、使用者が引き操作するトリガと、該トリガの引き操作を検知するトリガセンサと、該トリガの引き操作を規制するロック機構と、該ロック機構のロック位置とアンロック位置を検知するロックセンサを備え、前記トリップセンサと前記トリガセンサと前記ロックセンサのオンオフ信号に基づいて、前記コンタクトトリップを上動させる第1の操作と、前記トリガを引き操作する第2の操作と、前記ロック機構を解除する第3の操作のうち、前記第1の操作若しくは前記第3の操作の一方の操作を行うと前記電動モータが起動して前記駆動ホイールが待機回転し始め、該待機回転状態で前記第1の操作若しくは前記第3の操作の他方の操作と前記第2の操作を行うと、前記打ち込み動作がなされる電動打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の電動打ち込み工具であって、前記打ち込み具の打ち込み部位及びその周辺を明るく照らすための照明具を備え、前記第3の操作を行うと該照明具が点灯する電動打ち込み工具。
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