JP2018143209A - スピニングリールのロータ制動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピニングリールのロータ制動装置において、制動力の安定化を図ることにある。【解決手段】ロータ制動装置6は、制動部材21と、移動部材15と、弾性部材22と、調整部材23と、を備えている。制動部材21は、リール本体1に装着されている。移動部材15は、ベールアーム4に連動して糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るようにロータ3に配置され、第2位置に移動したときに制動部材に向かって突出する第1突出部15aを有している。弾性部材22は、移動部材15の第1突出部15aに装着され、移動部材15が第2位置に移動したときに制動部材21の外周面に接触する。調整部材23は、移動部材15の突出部15aと弾性部材22との間に配置され、弾性部材22の位置を調整する。【選択図】図4

Description

本発明は、スピニングリールのロータ制動装置、特に、リール本体に対して回転自在に装着されたロータを、糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに揺動するベールアームの揺動に応じて制動するスピニングリールのロータ制動装置に関する。
スピニングリールには、釣り糸をスプールに案内するためのベールアームがロータに揺動可能に装着されている。ベールアームは、揺動に応じて、スプールに釣り糸を巻き付けるときの糸巻き取り姿勢と、スプールに巻き付けられた釣り糸を送り出すときの糸開放姿勢と、の2つの姿勢を取り得るように構成されている。
ベールアームが糸開放姿勢にあるときにロータが自由に回転してしまうと、ベールアームが糸巻き取り姿勢に復帰してしまうなど、キャスティング時の操作がしにくくなることがある。そこで、ベールアームが糸開姿勢にあるときにロータの回転を防止するロータ制動装置を設けたものが知られている。
例えば、引用文献1では、ベールアームの揺動に伴って移動する移動部材が設けられており、この移動部材の先端に装着されたキャップをリール本体に設けられた制動部材に接触させることで、ベールアームが糸開放姿勢にあるときのロータの回転を防止している。また、引用文献2では、移動部材に係合してリール本体に対して相対回転可能に摩擦係合する制動部材を設けて、制動部材とリール本体とを摩擦係合させてロータの回転を防止している。
特開2002−306032号公報 特開2003−084896号公報
例えば、引用文献1の制動装置では、製造誤差や取り付け誤差等によって制動部材に接触するキャップの接触位置がずれると、キャップの圧縮量が変動する。キャップの圧縮量が変動すると、制動力にばらつきが生じてしまい、安定した制動力を得ることが難しい。
引用文献2においても、製造誤差や取り付け誤差等によって制動部材に係合する移動部材の係合位置がずれると、制動部材と移動部材とが上手く係合せずに所定の制動力が得られないことがある。また、移動部材が制動部材をリール本体に向けて押圧する力が移動部材の係合位置によって変動するため、制動力にばらつきが生じてしまい、安定した制動力を得ることが難しい。
本発明の課題は、スピニングリールのロータ制動装置において、制動力の安定化を図ることにある。
本発明の一側面に係るスピニングリールのロータ制動装置は、リール本体に対して回転自在に装着されたロータを、糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに揺動するベールアームの揺動に応じて制動するものであって、制動部材と、移動部材と、弾性部材と、調整部材と、を備えている。制動部材は、リール本体に装着されている。移動部材は、ベールアームに連動して糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るようにロータに配置され、第2位置に移動したときに制動部材に向かって突出する突出部を有している。弾性部材は、移動部材の突出部に装着され、移動部材が第2位置に移動したときに制動部材の外周面に接触する。調整部材は、移動部材の突出部と弾性部材との間に配置され、弾性部材の位置を調整する。
このスピニングリールのロータ制動装置では、調整部材によって弾性部材の位置を調整することができるため、弾性部材が制動部材に接触したときに所定の制動力が得られる位置に、弾性部材を配置することができる。これにより、製造誤差や取り付け誤差等に左右されることなく、安定した制動力を得ることができる。
好ましくは、制動部材は、外周に複数の係合部を有する。移動部材の突出部は、移動部材が第2位置に移動したときに制動部材の係合部に係合する。弾性部材は、移動部材が第2位置に移動したときに制動部材の外周面に接触する。この場合も、製造誤差や取り付け誤差等に左右されることなく、安定した制動力を得ることができる。
好ましくは、調整部材は弾性部材の径方向の位置を調整する。この場合は、上記の効果に加えて、調整部材によって弾性部材が制動部材を押圧する力を調整することができるため、制動力の調整を容易に行うことができる。
好ましくは、調整部材は弾性部材を径方向内側に付勢するばね部材である。この場合は、上記の効果と同様に安定した制動力が得られるとともに、組立て時に位置調節をする手間が省けるため、組立作業の効率化を図ることができる。
好ましくは、弾性部材はゴム製のキャップ部材である。この場合は、弾性部材を移動部材に容易に取り付けることができるとともに、弾性部材の内周部で調整部材を保持することができる。
本発明によれば、スピニングリールのロータ制動装置において、制動力の安定化を図ることができる。
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリールの縦断面図。 糸巻き取り姿勢のベールアームを含む第1ロータアームの側面図。 糸開放姿勢のベールアームを含む第1ロータアームの側面図。 ロータ制動装置を含むリール本体の部分正面図。 ロータ制動装置を含むリール本体の部分側面図。 他の実施形態に係る図4に相当する図。 他の実施形態に係る図5に相当する図。 他の実施形態に係る図4の部分拡大図に相当する図。
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態が採用されたスピニングリール100の縦断面図である。スピニングリール100は、リール本体1と、スプール2と、ロータ3と、ベールアーム4と、ベール反転機構5と、ロータ制動装置6と、を有している。
リール本体1は、図1に示すように、内部に空間を有するリール本体部1aと、リール本体部1aの前方に形成されたフランジ部1bと、フランジ部1bの外径よりも小径の円筒部1cと、を有している。リール本体部1aの内部空間には、例えば、ロータ3が駆動されるロータ駆動機構7や、スプール2に釣り糸を均一に巻き付けるためのオシレーティング機構8などが収納されている。円筒部1cには、軸方向視で略D字状に形成された装着溝1dが形成されている。リール本体1の側部には、ハンドル9が回転可能に装着されている。
スプール2は、外周に釣り糸が巻き付けられる部材である。スプール2は、ハンドル9の回転に伴ってリール本体1を前後方向に往復移動する。
ロータ3は、スプール2に釣り糸を巻き付けるための部材である。ロータ3は、ロータ本体部3aと、第1ロータアーム3bと、第2ロータアーム3cと、を有している。第1ロータアーム3bと第2ロータアーム3cとは、ロータ本体部3aの側方にロータ本体部3aを挟んで互いに対向する位置に形成されている。ロータ3は、ハンドル9の回転に伴ってスプール2の中心軸を中心に回転する。
ベールアーム4は、第1ロータアーム3b及び第2ロータアーム3cのそれぞれの先端に揺動可能に装着されている。ベールアーム4は、図2に示す糸巻き取り姿勢と、図3に示す糸開放姿勢との間で揺動する。なお、糸巻き取り姿勢とは、スプール2に釣り糸を巻き付けるときのベールアーム4の姿勢であり、糸開放姿勢とは、スプール2に巻き付けられた釣り糸を送り出すときのベールアーム4の姿勢である。
ベールアーム4は、第1ベール支持部材4aと、第2ベール支持部材4bと、第1ベール支持部材4aと第2ベール支持部材4bとを連結する円弧状のベール部4cと、を有している。
第1ベール支持部材4aは、第1ロータアーム3bの先端にねじ込まれた第1取付ピン11によって第1ロータアーム3bに揺動可能に装着されている。
第2ベール支持部材4bは、第2ロータアーム3cの先端にねじ込まれた第2取付ピン12によって第2ロータアーム3cに揺動可能に装着されている。
ベール反転機構5は、第1ロータアーム3bの内部に配置されている。ベール反転機構5は、ベールアーム4が糸巻き取り姿勢もしくは糸開放姿勢にあるときの姿勢を保持する機構である。また、ベール反転機構5は、ベールアーム4が糸巻き取り姿勢にあるときにロータ3の回転に連動してベールアーム4を糸開放姿勢に復帰させる。
ベール反転機構5は、図1から図5に示すように、移動部材15と、トグルばね16と、切換部材17と、を有している。
移動部材15は、例えば金属製の線材からなり、両端を90度異なる方向に折り曲げて形成された第1突出部15a及び第2突出部15b、を有している。
第1突出部15aは、ロータ3の回転中心に向けて折り曲げられている。第2突出部15bは、ロータ3の回転中心から離れる方向に折り曲げられ、第1ベール支持部材4aに形成された係合凹溝4dに係止されている。
移動部材15は、ベールアーム4の糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢との揺動に伴って、図2に示す第1位置と図3に示す第1位置よりも後退した第2位置とに移動可能である。詳細には、移動部材15は、係合凹溝4d及び第1ロータアーム3bに前後方向に延びて形成された案内部3dに案内されて、ベールアーム4の揺動に伴って第1位置と第2位置との間で移動する。
トグルばね16は、ベールアーム4を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢し、かつ、ベールアーム4を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに保持するための部材である。トグルばね16は、後端側が第1ロータアーム3bに係止されている。トグルばね16はコイル状のばね部材であり、先端側からは第1ロータアーム3bに沿って延びたロッド18の一部がトグルばね16の内側を挿通している。
ロッド18は、トグルばね16によって第1ベール支持部材4aに向かって付勢されている。ロッド18の中間部には、係止突起18aが設けられており、係止突起18aとトグルばね16の先端との間にワッシャ19が配置されている。ロッド18の先端は、第1ベール支持部材4aに形成された係止穴4eに係止され、第1ベール支持部材4aの揺動に伴って、第1ベール支持部材4aの揺動中心を中心に揺動する。これにより、トグルばね16の後端側からロッド18の先端部までの距離が変化して、トグルばね16が圧縮される。
トグルばね16の死点は、ロッド18の先端が基端側の中心と第1ベール支持部材4aの揺動中心とを結ぶ直線上に位置するときであり、このときにトグルばね16が最も圧縮される。トグルばね16は、死点を挟んでベールアーム4を糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに振り分けて付勢する。
切換部材17は、ロータ3の回転に連動して移動部材15を図5の実線で示す第2位置から破線で示す第1位置に移動させる部材である。切換部材17は、図4に示すように、後述する制動部材21の直線部21cの外周部に配置されている。なお、図5の破線で示す移動部材15の第1位置は、図2に示す移動部材15の第1位置に対応している。同様に、図5の実線で示す移動部材15の第2位置は、図3に示す移動部材15の第2位置に対応している。
切換部材17には、移動部材15が第2位置(図5参照)にあるとき、ロータ3が釣り糸巻き取り方向LWに回転して所定位置に到達すると、移動部材15の第1突出部15aに装着された後述する弾性部材22が接触する。詳細には、切換部材17は、移動部材15を徐々に第1位置方向(前方)へ押し上げる方向に傾斜した傾斜面17aを有している。ロータ3の回転に伴って移動部材15の第1突出部15aが傾斜面17aを通過するとき、移動部材15の第1突出部15aが徐々に第1位置方向へ押し上げられる。そして、移動部材15がトグルばね16の死点を越える位置まで押し上げられると、糸開放姿勢側に付勢されていたベールアーム4が糸巻き取り姿勢側に付勢されて、最終的にベールアーム4が糸開放姿勢に復帰する。
ロータ制動装置6は、ベールアーム4が糸開放姿勢にあるときにロータ3の回転を制動する。ロータ制動装置6は、図4及び図5に示すように、制動部材21と、移動部材15と、弾性部材22と、調整部材23と、を有している。
制動部材21は、本実施形態では、例えばゴム等からなる弾性変形可能なリング状の部材である。制動部材21は、軸方向視で略D字状に形成され、リール本体1の円筒部1cに形成された装着溝1dに装着されている。制動部材21の外周面は、前端の外縁が滑らかな曲面21aで形成されている。制動部材21の外周面は、環状部21bと、直線部21cと、を有している。環状部21bには、後述する弾性部材22が接触する。直線部21cの外周部には、ベール反転機構5の一部を構成する切換部材17が配置されている。
移動部材15は、ベール反転機構5の一部を構成するとともに、ロータ制動装置6の一部も構成している。移動部材15の第1突出部15aは、ロータ3の回転中心に向けて折り曲げられている。第1突出部15aは、移動部材15が第1位置から第2位置移動したとき、制動部材21の径方向外側に位置するとともに、第1突出部15aの先端が制動部材21の環状部21bに対向する。
弾性部材22は、例えば弾性変形可能なゴム製のキャップ部材であり、先端が球面状に形成されている。弾性部材22は、移動部材15の第1突出部15a及び調整部材23を収容可能な内部空間を有している。弾性部材22の内部空間には、移動部材15の第1突出部15aの先端が収容されている。言い換えると、移動部材15の第1突出部15aは、弾性部材22によって覆われている。
弾性部材22は、図4に示すように、軸方向視で、先端が制動部材21の環状部21bの少なくとも一部に重なる位置に配置されている。これにより、ベールアーム4の糸開放姿勢への揺動に伴って移動部材15が第2位置に移動したとき、弾性部材22は制動部材21の環状部21bに接触する。この弾性部材22と制動部材21の環状部21bとが接触して摩擦することで、ベールアーム4が糸開放姿勢にあるときのロータ3の回転が制動される。
調整部材23は、弾性部材22の内部空間に収容され、移動部材15の第1突出部15aの先端と内部空間の底面との間に配置されている。本実施形態では、調整部材23は、例えばシムや座金であり、弾性部材22の径方向の位置を調整している。これにより、弾性部材22を所定の制動力が得られる位置に配置することができるため、製造誤差や取り付け誤差等に左右されることなく、安定した制動力を得ることができる。また、調整部材23によって弾性部材22の径方向の位置を調整することで、弾性部材22が制動部材21を押圧する力の調整が可能となり、ロータ制動装置6の制動力の調整も容易に行うことができる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態が採用されたスピニングリールは、図6及び図7に示すように、制動部材121の構成が第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、第1実施形態と異なる構成について詳細に説明する。なお、図6及び図7において、第1実施形態と同様の構成については第1実施形態と同じ符号を付している。
制動部材121は、例えばゴム等からなる弾性変形可能な環状の部材である。制動部材121は、リール本体1の円筒部1cに環状に形成された装着溝101dに装着され、装着溝101dに対して相対回転可能に摩擦係合する。
制動部材121は、外周から径方向外側に延びて、互いに所定の間隔を隔てて形成された複数の係合部121aを有している。ベールアーム4が糸開放姿勢に揺動して、移動部材15が第2位置に移動したとき、係合部121aには弾性部材22が係合するとともに、弾性部材22が係合部121aの底部121bに接触して、制動部材121を装着溝101dに向けて押圧する。
これにより、ベールアーム4が糸開放姿勢にあるときにおいて、ロータ3が回転しようとしたときに、リール本体1の装着溝101dと制動部材121とが摩擦係合することで、ロータ3の回転が制動される。
本実施形態では、移動部材15が第2位置に移動したとき、弾性部材22が係合部121aの底部121bに接触して押圧するように、調整部材23によって弾性部材22の径方向の位置が調整されているため、製造誤差や取り付け誤差等に左右されることなく、安定した制動力を得ることができる。また、第1実施形態と同様に、調整部材23によって制動部材21を押圧する力の調整が可能となり、ロータ制動装置6の制動力の調整も容易に行うことができる。
さらに、移動部材15が第2位置に移動したとき、弾性部材22が制動部材121を押圧する位置に配置されることで、係合部121aを径方向外側に短く形成した場合でも弾性部材22が係合部121aに係合する。これにより、制動部材121の径方向におけるコンパクト化を図ることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、弾性部材22と移動部材15の第1突出部15aとの間に、シムや座金等の調整部材23を配置していたが、調整部材23はこれらに限定されるものではない。例えば、図8に拡大して示すように、調整部材23に弾性部材22を径方向内側に付勢する皿ばね等のばね部材を用いてもよい。この場合は、安定した制動力が得られるとともに、組立て時に位置調節をする手間が省けるため、組立作業の効率化を図ることができる。なお、第2実施形態ついても同様に調整部材23にばね部材を用いてもよい。
(b)制動部材21,121の形状は前記実施形態に限定されるものではない。例えば、板ばね部材をプレス加工して、リール本体1に密着するように制動部材を形成してもよいし、係合部121aの形状も弾性部材22が係合する形状であればよい。
1 リール本体
3 ロータ
4 ベールアーム
6,106 ロータ制動装置
15 移動部材
15a 第1突出部
21,121 制動部材
22 弾性部材
23 調整部材
100 スピニングリール
121a 係合部

Claims (5)

  1. リール本体に対して回転自在に装着されたロータを、糸巻き取り姿勢と糸開放姿勢とに揺動するベールアームの揺動に応じて制動するスピニングリールのロータ制動装置であって、
    前記リール本体に装着された制動部材と、
    前記ベールアームに連動して前記糸巻き取り姿勢に対応する第1位置と前記糸開放姿勢に対応する第2位置とを取り得るように前記ロータに配置され、前記第2位置に移動したときに前記制動部材に向かって突出する突出部を有する移動部材と、
    前記移動部材の突出部に装着され、前記移動部材が前記第2位置に移動したときに前記制動部材の外周面に接触する弾性部材と、
    前記移動部材の突出部と前記弾性部材との間に配置され、前記弾性部材の位置を調整するための調整部材と、
    を備えた、
    スピニングリールのロータ制動装置。
  2. 前記制動部材は、外周に複数の係合部を有し、
    前記移動部材の突出部は、前記移動部材が前記第2位置に移動したときに前記制動部材の係合部に係合し、
    前記弾性部材は、前記移動部材が前記第2位置に移動したときに前記制動部材の外周面に接触する、
    請求項1に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  3. 前記調整部材は前記弾性部材の径方向の位置を調整する、
    請求項1又は2に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  4. 前記調整部材は、前記弾性部材を径方向内側に付勢するばね部材である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
  5. 前記弾性部材はゴム製のキャップ部材である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールのロータ制動装置。
JP2017044319A 2017-03-08 2017-03-08 スピニングリールのロータ制動装置 Active JP6964998B2 (ja)

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