JP2018143017A - 駆動制御回路、半導体装置、及び、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング動作を行うトランジスターを駆動するプリドライバーの駆動能力をソフトウェアによって調整することが可能なプログラマブルな駆動制御回路を提供する。【解決手段】この駆動制御回路は、第1の電源ノードと駆動ノードとの間に接続された第1のトランジスター、及び、駆動ノードと第2の電源ノードとの間に接続された第2のトランジスターを含む駆動回路を制御する駆動制御回路であって、第1のトランジスターを駆動する第1の駆動信号を出力する第1のプリドライバーと、第2のトランジスターを駆動する第2の駆動信号を出力する第2のプリドライバーと、駆動能力設定データを保持するレジスターと、レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、第1のプリドライバーの駆動能力を設定する駆動能力設定回路とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、直流モーターを駆動するモータードライバー等において用いられる駆動制御回路に関する。さらに、本発明は、そのような駆動制御回路を内蔵した半導体装置、及び、そのような駆動制御回路を用いた電子機器等に関する。
例えば、モータードライバーにおいて、ハイサイドのトランジスターとローサイドのトランジスターとを有するブリッジ回路で構成された駆動回路を用いて、直流モーターに電流を流すことが行われている。駆動回路を制御する駆動制御回路は、ハイサイドのトランジスター及びローサイドのトランジスターをそれぞれ駆動する複数のプリドライバーを含んでいる。
モーターの応答特性を向上させるためには、ハイサイドのトランジスターを駆動するプリドライバーの駆動能力を高めて、ハイサイドのトランジスターの動作速度を高速化することが有効である。しかしながら、その一方で、ハイサイドのトランジスターのスイッチング時に発生するEMI(電磁妨害)の影響が増大してしまう。
関連する技術として、特許文献1には、PWM制御の際のキャリア周波数を変えずにスイッチングノイズを低減するために、外部から供給される切替信号に基づいて、スイッチング動作を行う半導体素子のターンオン時間とターンオフ時間とをそれぞれ異なる値に切り替えることができる電力変換装置が開示されている。
特許文献1の図2を参照すると、スイッチング動作を行う半導体素子(IGBT31)を駆動する駆動回路50(本願における駆動制御回路に相当する)において、オン用抵抗14の抵抗値がオン用抵抗4の抵抗値よりも大きく設定され、オフ用抵抗16の抵抗値がオフ用抵抗6の抵抗値よりも大きく設定されている。それにより、切替信号に従って切替スイッチ13の下側の接点が閉じた状態では、IGBT31のゲート電圧の立ち上がり時間と立ち下がり時間とが増加して、スイッチングノイズを低減することができる。
特開平9−107673号公報(段落0006−0014、図2)
しかしながら、特許文献1においては、スイッチング動作を行う半導体素子(IGBT31)のゲート電圧の立ち上がり時間と立ち下がり時間とを増加させるために、外部から駆動回路50に切替信号を絶えず供給する必要があるので、駆動回路50の駆動能力をソフトウェアによって調整するアプリケーションには適していない。また、駆動回路50のオン用抵抗が2通りに設定されるだけなので、駆動回路50の駆動能力をきめ細かく調整することができない。
そこで、上記の点に鑑み、本発明の第1の目的は、スイッチング動作を行うトランジスターを駆動するプリドライバーの駆動能力をソフトウェアによって調整することが可能なプログラマブルな駆動制御回路を提供することである。また、本発明の第2の目的は、そのような駆動制御回路において、スイッチング動作を行うトランジスターを駆動するプリドライバーの駆動能力をきめ細かく調整できるようにすることである。さらに、本発明の第3の目的は、そのような駆動制御回路を内蔵した半導体装置、又は、そのような駆動制御回路を用いた電子機器等を提供することである。
以上の課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の第1の観点に係る駆動制御回路は、第1の電源ノードと駆動ノードとの間に接続された第1のトランジスター、及び、駆動ノードと第2の電源ノードとの間に接続された第2のトランジスターを含む駆動回路を制御する駆動制御回路であって、第1のトランジスターを駆動する第1の駆動信号を出力する第1のプリドライバーと、第2のトランジスターを駆動する第2の駆動信号を出力する第2のプリドライバーと、駆動能力設定データを保持するレジスターと、レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、第1のプリドライバーの駆動能力を設定する駆動能力設定回路とを備える。
本発明の第1の観点によれば、駆動能力設定データを保持するレジスターと、レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って第1のプリドライバーの駆動能力を設定する駆動能力設定回路とを設けたので、スイッチング動作を行う第1のトランジスターを駆動する第1のプリドライバーの駆動能力をソフトウェアによって調整することが可能なプログラマブルな駆動制御回路を提供することができる。
ここで、第1のプリドライバーが、第1の電源ノードと第1のプリドライバーの出力ノードとの間に接続されたPチャネルトランジスターと、出力ノードと第2の電源ノードとの間に並列接続された複数のNチャネルトランジスターとを含み、駆動能力設定回路が、レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、複数のNチャネルトランジスターの内から少なくとも1つのNチャネルトランジスターを選択することにより、第1のプリドライバーの駆動能力を設定するようにしても良い。
このように構成された第1のプリドライバーにおいて、並列接続された複数のNチャネルトランジスターの内から少なくとも1つのNチャネルトランジスターを選択する組み合わせは3通り以上存在するので、スイッチング動作を行う第1のトランジスターを駆動する第1のプリドライバーの駆動能力をきめ細かく調整することができる。
その場合に、複数のNチャネルトランジスターが、互いに異なる駆動能力を有するようにしても良い。それにより、互いに異なる駆動能力を有する複数のNチャネルトランジスターの内から少なくとも1つのNチャネルトランジスターを選択して第1のプリドライバーの駆動能力を設定することが可能となる。
例えば、スイッチング動作を行う第1のトランジスターの動作速度を低下させる場合に、第1のトランジスターを駆動する第1のプリドライバーにおいて、駆動能力の低いNチャネルトランジスターを選択することにより、第1のトランジスターのスイッチング時に発生するEMIの影響を低減することができる。
また、駆動制御回路が、互いに異なる抵抗値を有する第1の抵抗と第2の抵抗とをさらに備え、複数のNチャネルトランジスターの内の第1のNチャネルトランジスターが、第1の抵抗を介して出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続され、複数のNチャネルトランジスターの内の第2のNチャネルトランジスターが、第2の抵抗を介して出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続されるようにしても良い。それにより、複数のNチャネルトランジスターのサイズが同一でも、互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗を用いて第1のプリドライバーの駆動能力を調整することができる。
さらに、駆動制御回路が、互いに異なる大きさの定電流を供給する第1の定電流源と第2の定電流源とをさらに備え、複数のNチャネルトランジスターの内の第1のNチャネルトランジスターが、第1の定電流源を介して出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続され、複数のNチャネルトランジスターの内の第2のNチャネルトランジスターが、第2の定電流源を介して出力ノードと第2の電源ノードとの間に接続されるようにしても良い。それにより、複数のNチャネルトランジスターのサイズが同一でも、互いに異なる大きさの定電流を供給する複数の定電流源を用いて第1のプリドライバーの駆動能力を調整することができる。
あるいは、駆動制御回路が、第1の電源ノードから供給される電源電位と第2の電源ノードから供給される電源電位との間の電源電位を選択的に生成して第3の電源ノードに供給するレギュレーターをさらに備え、第1のプリドライバーが、第1の電源ノードと第1のプリドライバーの出力ノードとの間に接続されたPチャネルトランジスターと、出力ノードと第3の電源ノードとの間に接続されたNチャネルトランジスターとを含み、駆動能力設定回路が、レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、レギュレーターによって生成される電源電位を選択することにより、第1のプリドライバーの駆動能力を設定するようにしても良い。
上記の構成によれば、レギュレーターによって生成される電源電位を選択することにより、第1のプリドライバーの駆動能力を調整することができる。例えば、スイッチング動作を行う第1のトランジスターの動作速度を低下させる場合に、第1の電源ノードと第3の電源ノードとの間の電源電圧を低く設定することにより、第1のトランジスターのスイッチング時に発生するEMIの影響を低減することができる。
以上において、駆動回路が、第1の電源ノードと第2の駆動ノードとの間に接続された第3のトランジスター、及び、第2の駆動ノードと第2の電源ノードとの間に接続された第4のトランジスターをさらに含み、駆動制御回路が、第3のトランジスターを駆動する第3の駆動信号を出力する第3のプリドライバーと、第4のトランジスターを駆動する第4の駆動信号を出力する第4のプリドライバーとをさらに備え、駆動能力設定回路が、レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、第3のプリドライバーの駆動能力を設定するようにしても良い。その場合には、第1〜第4のトランジスターがHブリッジ回路を構成するので、第1の駆動ノードと第2の駆動ノードとの間に接続される負荷に印加される電圧の方向を逆転させることができる。
本発明の第2の観点に係る半導体装置は、上記いずれかの駆動制御回路と、駆動制御回路によって制御される駆動回路とを備える。本発明の第2の観点によれば、スイッチング動作を行う第1のトランジスターを駆動する第1のプリドライバーの駆動能力をソフトウェアによって調整できるプログラマブルな駆動制御回路を用いて、第1のトランジスターの動作速度をプログラマブルに調整可能な半導体装置を提供することができる。
本発明の第3の観点に係る電子機器は、モーターと、上記いずれかの駆動制御回路と、モーターを駆動する駆動回路と、駆動制御回路のレジスターに駆動能力設定データを書き込む処理回路とを備える。本発明の第3の観点によれば、モーターを駆動する第1のトランジスターの動作速度を、電子機器又はモーターの機種又は状態に合わせて設定したり、あるいは、電子機器の動作モードに応じて設定したりすることができる。
本発明の第4の観点に係る電子機器は、複数のモーターを備えると共に、複数のモーターをそれぞれ駆動するために、上記いずれかの駆動制御回路と駆動回路とを各々が含む複数の組を備える。本発明の第4の観点によれば、複数のモーターをそれぞれ駆動する複数のモータードライバー間におけるEMIの影響による誤動作を防止するように、モーターを駆動する第1のトランジスターの動作速度を適切に設定することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電子機器の構成例を示す回路図。 図1に示す駆動制御回路の第1の構成例を示す回路図。 図2に示すNチャネルトランジスターのサイズ及び特性の例を示す図。 選択されるトランジスターによる駆動回路の出力電圧の変化を示す波形図。 選択されるトランジスターによる駆動回路の動作電流の変化を示す波形図。 図1に示す駆動制御回路の第2の構成例を示す回路図。 図1に示す駆動制御回路の第3の構成例を示す回路図。 図1に示す駆動制御回路の第4の構成例を示す回路図。 本発明の第2の実施形態に係る電子機器の構成例を示す回路図。 本発明の第3の実施形態に係る電子機器の構成例を示す回路図。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、重複する説明を省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器の構成例を示す回路図である。この電子機器は、例えば、プリンター、スキャナー、又は、プロジェクター等であり、図1に示すように、モーター100と、半導体装置(モータードライバーIC)200と、処理回路300と、半導体装置200の外付け部品として抵抗R1とを含んでいる。
モーター100は、例えば、直流ブラシモーターであり、電子機器がプリンターである場合に、プリントヘッド等を移動させたり、又は、プラテンローラー等を回転させるために用いられる。
半導体装置200は、駆動制御回路201と、駆動制御回路201によって制御されてモーター100を駆動する駆動回路202とを含んでいる。抵抗R1は、駆動電流測定用の抵抗であり、小さい抵抗値を有している。なお、駆動制御回路201及び駆動回路202の少なくとも一部がディスクリート部品で構成されても良いし、抵抗R1が半導体装置200に内蔵されても良い。
駆動回路202は、第1のトランジスターとして、第1の電源ノードN1と第1の駆動ノードNPとの間に接続されたPチャネルMOSトランジスターQP1と、第2のトランジスターとして、第1の駆動ノードNPと第2の電源ノードN2との間に接続されたNチャネルMOSトランジスターQN1とを含んでいる。
ハイサイドのトランジスターQP1は、第1の電源ノードN1に接続されたソースと、第1の駆動ノードNPに接続されたドレインと、第1の駆動信号T11が供給されるゲートとを有している。ローサイドのトランジスターQN1は、第1の駆動ノードNPに接続されたドレインと、抵抗R1を介して第2の電源ノードN2に接続されたソースと、第2の駆動信号T12が供給されるゲートとを有している。
また、駆動回路202は、第3のトランジスターとして、第1の電源ノードN1と第2の駆動ノードNMとの間に接続されたPチャネルMOSトランジスターQP2と、第4のトランジスターとして、第2の駆動ノードNMと第2の電源ノードN2との間に接続されたNチャネルMOSトランジスターQN2とを含んでいる。
ハイサイドのトランジスターQP2は、第1の電源ノードN1に接続されたソースと、第2の駆動ノードNMに接続されたドレインと、第3の駆動信号T21が供給されるゲートとを有している。ローサイドのトランジスターQN2は、第2の駆動ノードNMに接続されたドレインと、抵抗R1を介して第2の電源ノードN2に接続されたソースと、第4の駆動信号T22が供給されるゲートとを有している。
第1の電源ノードN1には、高電位側の電源電位VBB(例えば、42V)が供給され、第2の電源ノードN2には、低電位側の電源電位VSSが供給される。図1には、電源電位VSSが接地電位(0V)である場合が示されている。第1の駆動ノードNPと第2の駆動ノードNMとの間に接続される負荷であるモーター100は、駆動回路202によって駆動される。
駆動制御回路201は、第1のプリドライバーとして、ハイサイドのトランジスターQP1を駆動する第1の駆動信号T11を出力するハイサイドプリドライバー11と、第2のプリドライバーとして、ローサイドのトランジスターQN1を駆動する第2の駆動信号T12を出力するローサイドプリドライバー12とを含んでいる。
また、駆動制御回路201は、第3のプリドライバーとして、ハイサイドのトランジスターQP2を駆動する第3の駆動信号T21を出力するハイサイドプリドライバー21と、第4のプリドライバーとして、ローサイドのトランジスターQN2を駆動する第4の駆動信号T22を出力するローサイドプリドライバー22とを含んでいる。
例えば、ハイサイドプリドライバー11は、入力信号S11から第1の駆動信号T11を生成し、ハイサイドプリドライバー21は、入力信号S21から第3の駆動信号T21を生成する。ハイサイドプリドライバー11及び21は、駆動能力が調整可能となっており、駆動能力設定回路40によって駆動能力が設定される。ここで、駆動能力とは、出力電圧が単位時間当りに上昇もしくは下降できる最大の電圧変化量で定義される。
ハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力を向上させることにより、ハイサイドのトランジスターQP1及びQP2の出力電圧の立ち上がり時間、立ち下がり時間、及び、伝播遅延時間が短くなり、モーター100の応答特性が向上する。その一方で、ハイサイドのトランジスターQP1及びQP2のスイッチング時に発生するEMIの影響が増大してしまう。
また、ローサイドプリドライバー12は、入力信号S12から第2の駆動信号T12を生成し、ローサイドプリドライバー22は、入力信号S22から第4の駆動信号T22を生成する。ローサイドプリドライバー12及び22は、例えば、電源電位VBB及び電源電位VSSが供給されて動作するインバーター等で構成される。
図1に示す例においては、駆動回路202のトランジスターQP1及びQN1とトランジスターQP2及びQN2とが、モーター100の2つの端子を駆動するフルブリッジ回路(Hブリッジ回路)を構成している。それにより、モーター100に印加される電圧の方向を逆転させることができる。
これに替えて、駆動回路202のトランジスターQP1及びQN1が、モーター100の一方の端子を駆動するハーフブリッジ回路を構成しても良い。その場合には、モーター100の他方の端子が、所定の電位(例えば、電源電位VSS)に固定され、駆動制御回路201において、ハイサイドプリドライバー21及びローサイドプリドライバー22が省略される。
さらに、駆動制御回路201は、レジスター30と、駆動能力設定回路40と、コンパレーター50と、スイッチング制御回路60とを含んでいる。レジスター30は、ハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力を設定するために用いられる駆動能力設定データを保持する。駆動能力設定回路40は、例えば、組み合わせ回路又は順序回路を含む論理回路で構成され、レジスター30に保持されている駆動能力設定データに従って、ハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力を設定する。
コンパレーター50は、モーター100に電流が流れる際に抵抗R1の両端間に発生する電圧が印加される非反転端子と、制御電圧VCが印加される反転端子とを有しており、抵抗R1の両端間電圧と制御電圧VCとを比較して、比較結果を表す出力信号を出力端子から出力する。なお、駆動制御回路201が、処理回路300から供給される制御データを制御電圧VCに変換するDAC(デジタル/アナログ変換器)を含んでも良い。
スイッチング制御回路60は、例えば、組み合わせ回路又は順序回路を含む論理回路で構成される。スイッチング制御回路60は、処理回路300から供給されるイネーブル信号EN及びコンパレーター50の出力信号に基づいて、ハイサイドプリドライバー11及び21の入力信号S11及びS21と、ローサイドプリドライバー12及び22の入力信号S12及びS22とを生成する。それにより、駆動回路202におけるハイサイドのトランジスターQP1及びQP2とローサイドのトランジスターQN1及びQN2との状態が制御される。
例えば、トランジスターQP1及びQN2をオン状態に制御すると共に、トランジスターQP2及びQN1をオフ状態に制御することにより、電源電位VBBから、トランジスターQP1、モーター100、トランジスターQN2、及び、抵抗R1を介して電源電位VSSに電流が流れて、モーター100が正転する。
一方、トランジスターQP2及びQN1をオン状態に制御すると共に、トランジスターQP1及びQN2をオフ状態に制御することにより、電源電位VBBから、トランジスターQP2、モーター100、トランジスターQN1、及び、抵抗R1を介して電源電位VSSに電流が流れて、モーター100が逆転する。
モーター100にブレーキをかける場合には、トランジスターQN1及びQN2をオン状態に制御すると共に、トランジスターQP1及びQP2をオフ状態に制御することにより、モーター100の2つの端子がショートされる。あるいは、トランジスターQP1及びQP2をオン状態に制御すると共に、トランジスターQN1及びQN2をオフ状態に制御しても良い。
モーター100をスタンバイ状態に制御する場合、又は、モーター100を惰性で回転させる場合には、トランジスターQP1及びQN1、又は、トランジスターQP2及びQN2をオフ状態に制御することにより、モーター100の少なくとも一方の端子がオープン状態とされる。
また、例えば、モーター100を正転させる場合に、モーター100の回転数又はトルクを制御するためには、トランジスターQP1が間欠的にオン状態とされる。トランジスターQP1及びQN2がオン状態である期間(チャージ期間)においては、モーター100に流れる電流が次第に増加して、抵抗R1の両端間電圧も次第に増加する。抵抗R1の両端間電圧が制御電圧VCよりも大きくなると、コンパレーター50の出力信号がハイレベルに活性化されて、スイッチング制御回路60がトランジスターQP1をオフ状態に制御する。
トランジスターQP1がオフ状態である期間(ディケイ期間)において、トランジスターQN2もオフ状態とし、トランジスターQP2及びQN1をオン状態としても良い。その場合には、モーター100の逆起電力によって、電源電位VSSから、抵抗R1、トランジスターQN1、モーター100、及び、トランジスターQP2を介して電源電位VBBに電流が流れて、電力回生動作が行われる。モーター100に流れる電流は、次第に減少する。
ディケイ期間においては、スイッチング制御回路60が、ディケイ期間の開始から経過した時間を計測するために、例えば、タイマー(カウンター回路)等を用いて、クロック信号に含まれているパルスの数をカウントする。スイッチング制御回路60は、ディケイ期間の開始から所定の時間が経過したことを検出すると、トランジスターQP1をオン状態に制御することにより、チャージ期間を再開する。チャージ期間においては、トランジスターQN2がオン状態とされ、トランジスターQP2及びQN1がオフ状態とされる。
以降、チャージ期間とディケイ期間とが繰り返されて、モーター100に流れる電流のピーク値が一定となるような制御を行うことにより、モーター100の回転速度又はトルクが略一定に保たれる。モーター100を逆転させる場合においても、同様の制御を行うことにより、モーター100の回転速度又はトルクを略一定に保つことができる。
処理回路300は、例えば、MCU(マイクロコントロールユニット)等のSoC(system on a chip)であり、電子機器の各部を制御する。なお、SoCとは、電子機器等に必要とされる一連の機能(システム)を1つの半導体チップに集積した半導体装置のことである。処理回路300は、駆動制御回路201のレジスター30に駆動能力設定データDATAを書き込むと共に、スイッチング制御回路60にイネーブル信号ENを供給する。
プリンター等の電子機器を製造するメーカーは、処理回路300を用いて駆動能力設定データDATAをレジスター30に書き込むことにより、モーター100を駆動するトランジスターQP1及びQP2の動作速度(スイッチングスピード)を、電子機器又はモーター100の機種又は状態に合わせて設定したり、あるいは、電子機器の動作モードに応じて設定したりすることができる。
例えば、電子機器がプリンターである場合に、高速印刷モードにおいては、高画質印刷モードにおけるよりも、トランジスターQP1及びQP2の出力電圧の立ち上がり時間を短く設定することにより、モーター100の応答特性が向上する。あるいは、メンテナンスモードにおいては、印刷モードにおけるよりも、トランジスターQP1及びQP2の出力電圧の立ち上がり時間を長く設定することにより、トランジスターQP1及びQP2のスイッチング時に発生するEMIの影響が低下する。
<駆動制御回路の第1の構成例>
図2は、図1に示す駆動制御回路の第1の構成例を示す回路図である。図2には、駆動制御回路201の構成要素の内で、ハイサイドプリドライバー11と、駆動能力設定回路40と、スイッチング制御回路60とが示されているが、図1に示すハイサイドプリドライバー21の構成も、図2に示すハイサイドプリドライバー11の構成と同様でも良い。
ハイサイドプリドライバー11は、第1の電源ノードN1とハイサイドプリドライバー11の出力ノードOUTとの間に接続されたPチャネルMOSトランジスターQP11と、出力ノードOUTと第2の電源ノードN2との間に並列接続された複数のNチャネルMOSトランジスターQN11〜QN14と、抵抗R10と、AND回路111〜114とを含んでいる。
トランジスターQP11は、第1の電源ノードN1に接続されたソースと、出力ノードOUTに接続されたドレインと、スイッチング制御回路60から入力信号S11が供給されるゲートとを有している。また、トランジスターQN11〜QN14の各々は、抵抗R10を介して出力ノードOUTに接続されたドレインと、第2の電源ノードN2に接続されたソースとを有している。抵抗R10は、トランジスターQN11〜QN14を保護するためと、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度を調整するために設けられている。
駆動能力設定回路40は、レジスター30(図1)に保持されている駆動能力設定データを読み出してデコードすることにより、制御信号A1〜A4の内の少なくとも1つをハイレベルに活性化する。AND回路111〜114は、駆動能力設定回路40から供給される制御信号A1〜A4とスイッチング制御回路60から供給される入力信号S11との論理積をそれぞれ求め、それらの論理積を表す複数の出力信号をトランジスターQN11〜QN14のゲートにそれぞれ供給する。
例えば、駆動能力設定回路40が制御信号A1をハイレベルに活性化することにより、AND回路111が、入力信号S11をトランジスターQN11のゲートに供給する。このようにして、駆動能力設定回路40は、レジスター30に保持されている駆動能力設定データに従って、複数のNチャネルMOSトランジスターQN11〜QN14の内から少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスターを選択することにより、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力を設定する。
入力信号S11がハイレベルになると、トランジスターQP11がオフ状態となり、選択されたNチャネルMOSトランジスターがオン状態となるので、ローレベルの駆動信号T11が出力ノードOUTから出力される。それにより、図1に示す駆動回路202において、トランジスターQP1がオン状態となる。
一方、入力信号S11がローレベルになると、トランジスターQP11がオン状態となり、選択されたNチャネルMOSトランジスターがオフ状態となるので、ハイレベルの駆動信号T11が出力ノードOUTから出力される。それにより、図1に示す駆動回路202において、トランジスターQP1がオフ状態となる。
ハイサイドプリドライバー11において、並列接続された複数のNチャネルMOSトランジスターの内から少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスターを選択する組み合わせは3通り以上存在するので、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1を駆動するハイサイドプリドライバー11の駆動能力をきめ細かく調整することができる。
トランジスターQN11〜QN14は、互いに異なるサイズを有しても良い。MOSトランジスターのチャネル幅をWとし、チャネル長をLとすると、MOSトランジスターの利得係数はW/Lに比例するので、チャネル幅W又はチャネル長Lが異なるトランジスターを選択することにより、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力を変化させることができる。
図3は、図2に示すNチャネルMOSトランジスターのサイズ及び特性の例を示す図である。図3には、チャネル長Lが同一(1μm)でチャネル幅W[μm]が異なるトランジスターQN11〜QN14のオン抵抗Ron[Ω]及びドレイン電流Id[mA]が示されている。
トランジスターQN11を基準として、チャネル長Lを大きくすると利得係数が小さくなるので、チャネル幅Wを大きくして利得係数が大きくなるようにトランジスターQN12〜QN14のサイズを設定することが望ましい。このように、トランジスターQN11〜QN14が互いに異なるサイズを有する場合には、駆動能力の選択範囲をさらに広げることができる。
<モータードライバーの特性例>
図2に示す第1の構成例に係る駆動制御回路を用いたモータードライバーの特性例について、図1〜図5を参照しながら説明する。図4は、図2に示すハイサイドプリドライバーにおいて選択されるトランジスターによる駆動回路の出力電圧の変化を示す波形図である。図4において、横軸は、時間を表しており、縦軸は、図1に示す駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧(V)のシミュレーション値を表している。
また、図5は、図2に示すハイサイドプリドライバーにおいて選択されるトランジスターによる駆動回路の動作電流の変化を示す波形図である。図5において、横軸は、時間を表しており、縦軸は、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1によってノードN1に流れる動作電流(mA)のシミュレーション値を表している。なお、駆動回路202において、他のトランジスターはオフ状態であるものとする。
図2を参照すると、駆動能力設定回路40が制御信号A1〜A4の内の1つを活性化する場合に、制御信号A1がハイレベルに活性化されると、ハイサイドプリドライバー11において、4μmのチャネル幅Wを有するトランジスターQN11が選択される。トランジスターQP11及びQN11は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。
入力信号S11がローレベルのときには、トランジスターQP11がオン状態となり、トランジスターQN11がオフ状態となって、ハイサイドプリドライバー11が、ハイレベルの駆動信号T11を出力する。それにより、図1に示す駆動回路202において、トランジスターQP1がオフ状態となって、第1の駆動ノードNPにおける出力電圧がローレベルとなっている。
次に、入力信号S11がローレベルからハイレベルに遷移すると、トランジスターQP11がオフ状態となり、トランジスターQN11がオン状態となって、ハイサイドプリドライバー11が、ローレベルの駆動信号T11を出力する。それにより、図1に示す駆動回路202において、トランジスターQP1がオン状態となって、第1の駆動ノードNPにおける出力電圧がハイレベルに立ち上がる。
トランジスターQN11のオン抵抗は5600Ωと大きく、ドレイン電流Idは0.38mAと小さいので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力は低く、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度は遅くなる。その結果、図4に示すように、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が長くなる。そのかわり、図5に示すように、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が小さいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は小さくなる。
一方、図2において、制御信号A4がハイレベルに活性化されると、ハイサイドプリドライバー11において、400μmのチャネル幅Wを有するトランジスターQN14が選択される。トランジスターQP11及びQN14は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。
トランジスターQN14のオン抵抗は56Ωと小さく、ドレイン電流Idは38mAと大きいので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力が向上し、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度が高速化される。その結果、図4に示すように、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が短くなる。そのかわり、図5に示すように、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が大きいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は大きくなる。
このように、第1の構成例によれば、互いに異なる駆動能力を有する複数のトランジスターQN11〜QN14の内から少なくとも1つのNチャネルMOSトランジスターを選択してハイサイドプリドライバー11の駆動能力を設定することが可能となる。例えば、駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度を低下させる場合に、駆動回路202のトランジスターQP1を駆動するハイサイドプリドライバー11において、駆動能力の低いNチャネルMOSトランジスターを選択することにより、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響を低減することができる。
あるいは、トランジスターQN11〜QN14は、同一のサイズを有しても良い。その場合に、1つのトランジスターが選択される場合と比較して、N個(Nは、2以上の整数)のトランジスターが選択される場合には、N個のトランジスターが並列動作するので、トランジスターのチャネル幅がN倍になったのと同じ駆動能力が得られる。
<駆動制御回路の第2の構成例>
図6は、図1に示す駆動制御回路の第2の構成例を示す回路図である。第2の構成例においては、複数のトランジスターQN11〜QN14(第1〜第4のNチャネルトランジスター)が、互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗R11〜R14(第1〜第4の抵抗)をそれぞれ介して、ハイサイドプリドライバー11の出力ノードOUTと第2の電源ノードN2との間に並列接続されている。その他の点に関しては、第2の構成例は、図2に示す第1の構成例と同様でも良い。
例えば、図6に示すように、トランジスターQN11〜QN14のドレインが、互いに異なる抵抗値を有する抵抗R11〜R14をそれぞれ介して、ハイサイドプリドライバー11の出力ノードOUTに接続されている。その場合には、抵抗R10を省略しても良い。以下においては、抵抗R11の抵抗値>抵抗R12の抵抗値>抵抗R13の抵抗値>抵抗R14の抵抗値の関係を有するように抵抗R11〜R14の抵抗値が設定されており、トランジスターQN11〜QN14のサイズが同一であるものとする。
駆動能力設定回路40が制御信号A1〜A4の内の1つを活性化する場合に、制御信号A1がハイレベルに活性化されると、ハイサイドプリドライバー11において、抵抗R11に接続されたトランジスターQN11が選択される。トランジスターQP11及びQN11は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。
抵抗R11の抵抗値は大きいので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力は低く、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度は遅くなる。その結果、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が長くなる。そのかわり、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が小さいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は小さくなる。
一方、図6において、制御信号A4がハイレベルに活性化されると、ハイサイドプリドライバー11において、抵抗R14に接続されたトランジスターQN14が選択される。トランジスターQP11及びQN14は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。
抵抗R14の抵抗値は小さいので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力が向上し、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度が高速化される。その結果、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が短くなる。そのかわり、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が大きいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は大きくなる。
このように、第2の構成例によれば、複数のトランジスターQN11〜QN14のサイズが同一でも、互いに異なる抵抗値を有する複数の抵抗R11〜R14を用いてプリドライバー11の駆動能力を調整することができる。
<駆動制御回路の第3の構成例>
図7は、図1に示す駆動制御回路の第3の構成例を示す回路図である。第3の構成例においては、複数のトランジスターQN11〜QN14(第1〜第4のNチャネルトランジスター)が、互いに異なる大きさの定電流を供給する複数のトランジスターQN15〜QN18(第1〜第4の定電流源)をそれぞれ介して、ハイサイドプリドライバー11の出力ノードOUTと第2の電源ノードN2との間に並列接続されている。その他の点に関しては、第3の構成例は、図2に示す第1の構成例と同様でも良い。
例えば、図7に示すように、トランジスターQN11〜QN14のソースが、互いに異なる大きさの定電流を供給するNチャネルMOSトランジスターQN15〜QN18をそれぞれ介して、第2の電源ノードN2に接続されている。また、トランジスターQN15〜QN18の各々は、NチャネルMOSトランジスターQN10とカレントミラー回路を構成している。
トランジスターQN15〜QN18は、トランジスターQN11〜QN14のソースにそれぞれ接続されたドレインと、第2の電源ノードN2に接続されたソースと、トランジスターQN10のドレイン及びゲートに接続されたゲートとを有している。トランジスターQN10は、定電流源110を介して第1の電源ノードN1に接続されたドレイン及びゲートと、第2の電源ノードN2に接続されたソースとを有している。
以下においては、トランジスターQN15〜QN18のチャネル長が同一で、トランジスターQN15のチャネル幅<トランジスターQN16のチャネル幅<トランジスターQN17のチャネル幅<トランジスターQN18のチャネル幅の関係を有するようにトランジスターQN15〜QN18のサイズが設定されており、トランジスターQN11〜QN14のサイズが同一であるものとする。
駆動能力設定回路40が制御信号A1〜A4の内の1つを活性化する場合に、制御信号A1がハイレベルに活性化されると、ハイサイドプリドライバー11において、トランジスターQN15に接続されたトランジスターQN11が選択される。トランジスターQP11及びQN11は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。
トランジスターQN15のチャネル幅は小さいので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力は低く、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度は遅くなる。その結果、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が長くなる。そのかわり、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が小さいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は小さくなる。
一方、図7において、制御信号A4がハイレベルに活性化されると、ハイサイドプリドライバー11において、トランジスターQN18に接続されたトランジスターQN14が選択される。トランジスターQP11及びQN14は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。
トランジスターQN18のチャネル幅は大きいので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力が向上し、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度が高速化される。その結果、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が短くなる。そのかわり、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が大きいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は大きくなる。
このように、第3の構成例によれば、複数のトランジスターQN11〜QN14のサイズが同一でも、互いに異なる大きさの定電流を供給する複数のトランジスターQN15〜QN18を用いてハイサイドプリドライバー11の駆動能力を調整することができる。
<駆動制御回路の第4の構成例>
図8は、図1に示す駆動制御回路の第4の構成例を示す回路図である。第4の構成例においては、駆動制御回路201が、第1の電源ノードN1から供給される電源電位VBBと第2の電源ノードN2から供給される電源電位VSSとの間の電源電位を選択的に生成して第3の電源ノードN3に供給するレギュレーター70をさらに含んでいる。
レギュレーター70は、例えば、オペアンプ71と、PチャネルMOSトランジスターQP71〜QP74と、NチャネルMOSトランジスターQN71と、抵抗R71〜R75とを含んでいる。トランジスターQN71は、第3の電源ノードN3に接続されたドレインと、第2の電源ノードN2に接続されたソースと、オペアンプ71の出力端子に接続されたゲートとを有している。
抵抗R71〜R75は、第1の電源ノードN1と第3の電源ノードN3との間に直列接続されて分圧回路を構成している。トランジスターQP71〜QP74のソース及びドレインは、抵抗R71〜R75の4つの接続点とオペアンプ71の非反転入力端子とにそれぞれ接続されている。トランジスターQP71〜QP74のゲートには、駆動能力設定回路40から制御信号A5〜A8がそれぞれ供給される。
駆動能力設定回路40は、レジスター30(図1)に保持されている駆動能力設定データを読み出してデコードすることにより、制御信号A5〜A8の内の少なくとも1つをローレベルに活性化する。それにより、トランジスターQP71〜QP74の内の少なくとも1つがオン状態となって、抵抗R71〜R75によって生成される分圧電圧をオペアンプ71の非反転入力端子に供給する。
オペアンプ71は、反転入力端子に供給される参照電圧VREFと、非反転入力端子に供給される分圧電圧との差を増幅して出力電圧を生成し、出力電圧をトランジスターQN71のゲートに印加する。トランジスターQN71は、オペアンプ71の出力電圧に従って電流を流すことにより、第3の電源ノードN3において電源電位VN3を生成する。その結果、抵抗R71〜R75によって生成される分圧電圧が参照電圧VREFに略等しくなるように電源電位VN3が生成される。
また、ハイサイドプリドライバー11は、第1の電源ノードN1とハイサイドプリドライバー11の出力ノードOUTとの間に接続されたPチャネルMOSトランジスターQP11と、出力ノードOUTと第3の電源ノードN3との間に接続されたNチャネルMOSトランジスターQN11とを含んでいる。
トランジスターQP11及びQN11は、入力信号S11に従ってスイッチング動作を行う。駆動能力設定回路40は、レジスター30に保持されている駆動能力設定データに従って、レギュレーター70によって生成される電源電位VN3を選択することにより、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力を設定する。
例えば、駆動能力設定回路40が制御信号A5〜A8の内の1つを活性化する場合に、制御信号A5がローレベルに活性化されると、レギュレーター70において、トランジスターQP71がオン状態となって、比較的低い電源電位VN3が生成される。一方、制御信号A8がローレベルに活性化されると、レギュレーター70において、トランジスターQP74がオン状態となって、比較的高い電源電位VN3が生成される。
電源電位VN3が高い場合には、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力は低く、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度は遅くなる。その結果、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が長くなる。そのかわり、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が小さいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は小さくなる。
一方、電源電位VN3が比較的低い場合には、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力が向上し、図1に示す駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度が高速化される。その結果、駆動回路202の第1の駆動ノードNPにおける出力電圧の立ち上がり時間が短くなる。そのかわり、駆動回路202のトランジスターQP1のスイッチング時の電流変化が大きいので、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響は大きくなる。
このように、第4の構成例によれば、レギュレーター70によって生成される電源電位を選択することにより、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力を設定することができる。例えば、駆動回路202のトランジスターQP1の動作速度を低下させる場合に、第1の電源ノードN1と第3の電源ノードN3との間の電源電圧を低く設定することにより、トランジスターQP1のスイッチング時に発生するEMIの影響を低減することができる。
第4の構成例において、図2及び図6〜図7に示す第1〜第3の構成例におけるのと同様に、ハイサイドプリドライバー11が、出力ノードOUTと第3の電源ノードN3との間に並列接続された複数のNチャネルMOSトランジスターQN11〜QN14を含むようにしても良い。
その場合には、駆動能力設定回路40が、レジスター30(図1)に保持されている駆動能力設定データを読み出してデコードすることにより、制御信号A1〜A4の内の少なくとも1つをハイレベルに活性化すると共に、制御信号A5〜A8の内の少なくとも1つをローレベルに活性化する。それにより、ハイサイドプリドライバー11の出力インピーダンスを選択すると共に、ハイサイドプリドライバー11に印加される電源電圧を選択できるので、ハイサイドプリドライバー11の駆動能力を広い範囲で調整することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、駆動能力設定データを保持するレジスター30と、レジスター30に保持されている駆動能力設定データに従ってハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力を設定する駆動能力設定回路40とを設けたので、駆動回路202のトランジスターQP1及びQP2を駆動するハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力をソフトウェアによって調整することが可能なプログラマブルな駆動制御回路201を提供することができる。
また、本実施形態によれば、プログラマブルな駆動制御回路201を用いて、トランジスターQP1及びQP2の動作速度をプログラマブルに調整可能な半導体装置を提供することができる。さらに、本実施形態に係る電子機器によれば、モーター100を駆動するトランジスターQP1及びQP2の動作速度を、電子機器又はモーター100の機種又は状態に合わせて設定したり、あるいは、電子機器の動作モードに応じて設定したりすることができる。
また、本実施形態に係る電子機器は、複数のモーター100と、それらのモーター100をそれぞれ駆動するために、複数の駆動制御回路201及び複数の駆動回路202を含んでも良い。その場合には、複数のモーター100をそれぞれ駆動する複数のモータードライバー間におけるEMIの影響による誤動作を防止するように、モーター100を駆動するトランジスターQP1及びQP2の動作速度を適切に設定することができる。
<第1の実施形態の変形例>
本発明の第1の実施形態の変形例においては、図2及び図6〜図8に示す第1〜第4の構成例に係る駆動制御回路において、駆動能力設定回路40がレジスター30(図1)に保持されている駆動能力設定データに従ってハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力を設定する替りに、ヒューズを用いてハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力が設定される。
例えば、図2に示す駆動制御回路201において、制御信号A1〜A4をハイレベルにプルアップする4つの第1のヒューズと、抵抗を介して制御信号A1〜A4をローレベルにプルダウンする4つの第2のヒューズとが設けられる。制御信号A1〜A4の各々について、第1のヒューズと第2のヒューズとの内の一方を切断することにより、ハイレベルとローレベルとの内の一方が設定される。
第1の使用例として、プリンター等の電子機器を製造するメーカーは、複数のモータードライバーICに内蔵された第1のヒューズ又は第2のヒューズを切断することにより、それらのモータードライバーICにおいて駆動能力が異なるようにハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力を設定する。
さらに、そのメーカーは、それらのモータードライバーICを電子機器に搭載して実機試験を行うことにより、試験結果に基づいて、ハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力が最適であるモータードライバーICを選択する。電子機器の製造においては、それと同一の設定状態となるように第1のヒューズ又は第2のヒューズが切断されたモータードライバーICが使用される。
第2の使用例として、プリンター等の電子機器を製造するメーカーは、図2及び図6〜図8に示すようなプログラマブルな駆動制御回路201を内蔵するモータードライバーICを電子機器に搭載して実機試験を行うことにより、試験結果に基づいて、ハイサイドプリドライバー11及び21の駆動能力の最適な設定状態を選択する。電子機器の製造においては、それと同一の設定状態となるように第1のヒューズ又は第2のヒューズが切断されたモータードライバーICが使用される。
<第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態に係る電子機器の構成例を示す回路図である。第2の実施形態においては、図1に示すレジスター30及び駆動能力設定回路40の替りに周波数測定回路80及び駆動能力設定回路40aを含む駆動制御回路201aが用いられる。なお、駆動制御回路201aの少なくとも一部は、ディスクリート部品で構成されても良い。その他の点に関しては、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様でも良い。
周波数測定回路80は、ハイサイドプリドライバー11の入力信号S11又はハイサイドプリドライバー21の入力信号S21の周波数を測定する。例えば、周波数測定回路80は、入力信号S11又はS21に含まれているパルスの数を所定の時間においてカウントして、カウント値を表す測定結果信号を生成するカウンターを含んでいる。周波数測定回路80は、測定結果信号を駆動能力設定回路40aに出力する。
駆動能力設定回路40aは、周波数測定回路80から出力される測定結果信号に従って、ハイサイドプリドライバー11又は21の駆動能力を設定する。例えば、駆動能力設定回路40aは、測定結果信号によって表されるカウント値を第1〜第3の所定の値と比較して、図2及び図6〜図7に示す制御信号A1〜A4の内の少なくとも1つをハイレベルに活性化し、又は、図8に示す制御信号A5〜A8の内の少なくとも1つをハイレベルに活性化する。
一例として、駆動能力設定回路40aは、カウント値が第1の所定の値よりも小さい場合に制御信号A1を活性化し、カウント値が第1の所定の値以上で第2の所定の値よりも小さい場合に制御信号A2を活性化する。また、駆動能力設定回路40aは、カウント値が第2の所定の値以上で第3の所定の値よりも小さい場合に制御信号A3を活性化し、カウント値が第3の所定の値以上の場合に制御信号A4を活性化する。
それにより、駆動能力設定回路40aは、入力信号S11又はS21の周波数が低い場合にハイサイドプリドライバー11又は21の駆動能力を低く設定し、入力信号S11又はS21の周波数が高い場合にハイサイドプリドライバー11又は21の駆動能力を高く設定することができる。
<第3の実施形態>
図10は、本発明の第3の実施形態に係る電子機器の構成例を示す回路図である。第3の実施形態においては、図1に示すレジスター30及び駆動能力設定回路40の替りに駆動電流測定回路90及び駆動能力設定回路40bを含む駆動制御回路201bが用いられる。なお、駆動制御回路201bの少なくとも一部は、ディスクリート部品で構成されても良い。その他の点に関しては、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様でも良い。
駆動電流測定回路90は、ハイサイドのトランジスターQP1又はQP2に流れる電流を測定する。例えば、駆動電流測定回路90は、抵抗R1の両端間に発生する電圧を第1〜第3の所定の電圧と比較して、比較結果を表す第1〜第3の測定結果信号をそれぞれ生成する第1〜第3のコンパレーターを含んでいる。駆動電流測定回路90は、第1〜第3の測定結果信号を駆動能力設定回路40bに出力する。
駆動能力設定回路40bは、駆動電流測定回路90から出力される第1〜第3の測定結果信号に従って、ハイサイドプリドライバー11又は21の駆動能力を設定する。例えば、駆動能力設定回路40bは、第1〜第3の測定結果信号をデコードして、図2及び図6〜図7に示す制御信号A1〜A4の内の少なくとも1つをハイレベルに活性化し、又は、図8に示す制御信号A5〜A8の内の少なくとも1つをハイレベルに活性化する。
一例として、駆動能力設定回路40bは、抵抗R1の両端間電圧が第1の所定の電圧以下である場合に制御信号A1を活性化し、抵抗R1の両端間電圧が第1の所定の電圧よりも大きく第2の所定の値以下である場合に制御信号A2を活性化する。また、駆動能力設定回路40bは、抵抗R1の両端間電圧が第2の所定の電圧よりも大きく第3の所定の値以下である場合に制御信号A3を活性化し、抵抗R1の両端間電圧が第3の所定の電圧よりも大きい場合に制御信号A4を活性化する。
それにより、駆動能力設定回路40bは、ハイサイドのトランジスターQP1又はQP2に流れる電流が小さい場合にハイサイドプリドライバー11又は21の駆動能力を低く設定し、ハイサイドのトランジスターQP1又はQP2に流れる電流が大きい場合にハイサイドプリドライバー11又は21の駆動能力を高く設定することができる。
以上の実施形態においては、モーターを駆動するモータードライバーについて説明したが、本発明は、モーター以外にもインダクター等の様々な素子やデバイスを駆動する場合に適用することができる。このように、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
100…モーター、200…半導体装置、201、201a、201b…駆動制御回路、202…駆動回路、300…処理回路、11、21…ハイサイドプリドライバー、12、22…ローサイドプリドライバー、30…レジスター、40、40a、40b…駆動能力設定回路、50…コンパレーター、60…スイッチング制御回路、70…レギュレーター、71…オペアンプ、80…周波数測定回路、90…駆動電流測定回路、110…定電流源、111〜114…AND回路、QP1〜QP74…PチャネルMOSトランジスター、QN1〜QN71…NチャネルMOSトランジスター、R1〜R75…抵抗

Claims (10)

  1. 第1の電源ノードと駆動ノードとの間に接続された第1のトランジスター、及び、前記駆動ノードと第2の電源ノードとの間に接続された第2のトランジスターを含む駆動回路を制御する駆動制御回路であって、
    前記第1のトランジスターを駆動する第1の駆動信号を出力する第1のプリドライバーと、
    前記第2のトランジスターを駆動する第2の駆動信号を出力する第2のプリドライバーと、
    駆動能力設定データを保持するレジスターと、
    前記レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、前記第1のプリドライバーの駆動能力を設定する駆動能力設定回路と、
    を備える駆動制御回路。
  2. 前記第1のプリドライバーが、前記第1の電源ノードと前記第1のプリドライバーの出力ノードとの間に接続されたPチャネルトランジスターと、前記出力ノードと前記第2の電源ノードとの間に並列接続された複数のNチャネルトランジスターとを含み、
    前記駆動能力設定回路が、前記レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、前記複数のNチャネルトランジスターの内から少なくとも1つのNチャネルトランジスターを選択することにより、前記第1のプリドライバーの駆動能力を設定する、請求項1記載の駆動制御回路。
  3. 前記複数のNチャネルトランジスターが、互いに異なる駆動能力を有する、請求項2記載の駆動制御回路。
  4. 互いに異なる抵抗値を有する第1の抵抗と第2の抵抗とをさらに備え、
    前記複数のNチャネルトランジスターの内の第1のNチャネルトランジスターが、前記第1の抵抗を介して前記出力ノードと前記第2の電源ノードとの間に接続され、
    前記複数のNチャネルトランジスターの内の第2のNチャネルトランジスターが、前記第2の抵抗を介して前記出力ノードと前記第2の電源ノードとの間に接続されている、請求項2記載の駆動制御回路。
  5. 互いに異なる大きさの定電流を供給する第1の定電流源と第2の定電流源とをさらに備え、
    前記複数のNチャネルトランジスターの内の第1のNチャネルトランジスターが、前記第1の定電流源を介して前記出力ノードと前記第2の電源ノードとの間に接続され、
    前記複数のNチャネルトランジスターの内の第2のNチャネルトランジスターが、前記第2の定電流源を介して前記出力ノードと前記第2の電源ノードとの間に接続されている、請求項2記載の駆動制御回路。
  6. 前記第1の電源ノードから供給される電源電位と前記第2の電源ノードから供給される電源電位との間の電源電位を選択的に生成して第3の電源ノードに供給するレギュレーターをさらに備え、
    前記第1のプリドライバーが、前記第1の電源ノードと前記第1のプリドライバーの出力ノードとの間に接続されたPチャネルトランジスターと、前記出力ノードと前記第3の電源ノードとの間に接続されたNチャネルトランジスターとを含み、
    前記駆動能力設定回路が、前記レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、前記レギュレーターによって生成される電源電位を選択することにより、前記第1のプリドライバーの駆動能力を設定する、請求項1記載の駆動制御回路。
  7. 前記駆動回路が、前記第1の電源ノードと第2の駆動ノードとの間に接続された第3のトランジスター、及び、前記第2の駆動ノードと前記第2の電源ノードとの間に接続された第4のトランジスターをさらに含み、
    前記駆動制御回路が、前記第3のトランジスターを駆動する第3の駆動信号を出力する第3のプリドライバーと、前記第4のトランジスターを駆動する第4の駆動信号を出力する第4のプリドライバーとをさらに備え、
    前記駆動能力設定回路が、前記レジスターに保持されている駆動能力設定データに従って、前記第3のプリドライバーの駆動能力を設定する、請求項1〜6のいずれか1項記載の駆動制御回路。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の駆動制御回路と、
    前記駆動制御回路によって制御される前記駆動回路と、
    を備える半導体装置。
  9. モーターと、
    請求項1〜7のいずれか1項記載の駆動制御回路と、
    前記モーターを駆動する前記駆動回路と、
    前記駆動制御回路の前記レジスターに駆動能力設定データを書き込む処理回路と、
    を備える電子機器。
  10. 複数のモーターを備えると共に、
    前記複数のモーターをそれぞれ駆動するために、請求項1〜7のいずれか1項記載の駆動制御回路と前記駆動回路とを各々が含む複数の組を備える電子機器。
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