JP5282492B2 - スイッチング素子駆動回路 - Google Patents

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本発明は、電力変換を行なう電力変換回路を構成するスイッチング素子を駆動するスイッチング素子駆動回路に関する。
従来のスイッチング素子駆動回路としては、例えば、自身の主回路に流れている電流を検出してなる検出電流を出力できる機能を有する電流センスIGBTの駆動回路において、前記検出電流より前記主回路の過電流を判別する手段と、この判別手段が動作している間、前記IGBTのゲートに印加している電圧を時間の経過に伴い、少なくとも徐々に低下させる可変電圧源とを備えた電流センスIGBTの駆動回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、電源端子及び基準電位端子間に第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を直列に接続し、第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の接続点における電圧に相間する電圧を出力ゲート電圧として駆動スイッチング素子に供給するゲート駆動回路であって、過電流検出回路で駆動スイッチング素子の過電流を検出したときにラッチ回路から保護信号をそれぞれ外部オン/オフ入力信号が入力されたオン用スイッチ制御回路及びオフ用スイッチ制御回路に供給することにより、前記第1のスイッチング素子がオン状態である状態で、過電流検出回路で過電流を検出した時に前記第1のスイッチング素子をオフ状態に制御し、第2のスイッチング素子をオン状態に制御するようにしたゲート駆動回路も提案されている(例えば、特許文献2参照)。ここで、オフ用スイッチ制御回路は入力される基準電圧が変化される電源バッファ段を有し、この電源バッファ段の出力によって駆動状態及び非駆動状態が制御されるバッファ段を備え、バッファ段の出力が第2のスイッチング素子のゲートに接続されている。
さらに、直流電源及びアース間に直列に接続されたソースドライバ及びシンクドライバを有し、両ドライバの接続点で得られるゲート電圧を駆動対象とするIGBTのゲートに供給する構成を有し、IGBTの比較的短時間の過電流に対して両ドライバの接続点及び接地間に設けた過電流制限回路でIGBTのゲート電圧を低下させ、比較的長時間の過電流に対しては過電流保護回路で、先ず、両ドライバ及び接地間に設けた過電流保護用トランジスタによってゲート電圧を比較的緩やかに低下させ、その後にシンクドライバをオン状態としてゲート電圧を“0”まで急速に低下させて電流変動による跳ね上がり電圧を防止しつつIGBTの高速遮断を行なうようにした半導体スイッチング素子駆動回路も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平4−79758号公報(図5) 特開2006−229454号公報(図1、図2及び図4) 特開2001−345688号公報(図1及び図2)
上記特許文献1〜3に記載された従来例においては、何れも制御対象となるスイッチング素子の過電流を検出したときに、当該スイッチング素子の制御端子に印加する駆動電圧を低下させることにより、過電流からスイッチング素子を保護するようにしている。
しかしながら、過電流からスイッチング素子を保護する際の駆動電圧の制御態様は、特許文献1に記載の従来例では駆動対象となるスイッチング素子に印加する駆動電圧を、駆動電圧を形成する2つのスイッチング素子とは別の能動素子を使用して低下させるが、特許文献2に記載の従来例では駆動対象となるスイッチング素子に印加する駆動電圧を、駆動電圧を形成する2つのスイッチング素子のうち駆動電圧をオフさせるスイッチング素子を制御して駆動電圧を低下させるようにしており、さらには特許文献3に記載の従来例では、特許文献1及び2の双方の構成を備えている。
ところで、特許文献2に記載された従来例の場合には、駆動対象となるスイッチング素子に印加する駆動電圧を形成する第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子のうち駆動対象となるスイッチング素子をオフ状態に制御する第2のスイッチング素子を使用して過電流時の駆動電圧低下を制御するようにしているので、第2のスイッチング素子を駆動するためのオフ用スイッチ制御回路の構成が複雑となるという問題点がある。
このため、駆動対象となるスイッチング素子の駆動電圧を制御する2つのスイッチング素子に対する駆動を簡易に行なうには、特許文献1に記載された駆動対象スイッチング素子を駆動する2つのスイッチング素子以外の能動素子を使用して過電流時の駆動対象スイッチング素子の駆動電圧を低下させる方法を採用することが好ましい。
この場合の基本動作を、インバータ回路のIGBTを駆動する場合について図7を参照して説明する。
インバータ回路100は正極ラインP及び負極ラインN間に並列に接続した3つのスイッチングアームSA1〜SA3を有する。スイッチングアームSA1は2つのIGBT101及び102を直列に接続して構成され、両IGBT101及び102の接続点が3相交流負荷に接続されている。同様に、スイッチングアームSA2も2つのIGBT103及び104を直列に接続して構成され、両IGBT103及び104の接続点が3相交流負荷に接続されている。さらに、スイッチングアームSA3も2つのIGBT105及び106を直列に接続して構成され、両IGBT105及び106の接続点が3相交流負荷に接続されている。
そして、各IGBT101〜106のそれぞれはスイッチングアームSA1のIGBT101で代表して示すように、電流検出用のIGBT107を備えている。
そして、各IGBT101〜106のゲートが駆動回路としてのドライバIC110によって駆動される。このドライバIC110は、IGBT101について代表的に示すように、直流制御電源120が接続された制御電圧入力端子tvccとインバータ回路100の負極ラインNが接続されたPGND端子tpgndとの間にPチャンネル電界効果型トランジスタ111とNチャンネル電界効果型トランジスタ112とが直列に接続され、これら電界効果型トランジスタ111及び112のゲートが互いに接続されて制御信号入力端子tinに接続され、電界効果型トランジスタ111及び112の接続点が出力端子toutを介してインバータ回路100のIGBT101のゲートに接続されている。
また、ドライバIC110は、電流検出用IGBT107のエミッタに接続された電流入力端子tocと、グランド接続されたグランド端子tgndとの間に分圧抵抗R1及びR2が接続され、これら分圧抵抗R1及びR2で分圧されたIGBT101を流れる電流を表す電圧値Viが比較器113の一方の入力側に入力され、この比較器113の他方の入力側に第1の基準電圧源114が接続されている。この比較器113は、入力される電圧値Viが第1の基準電源114の第1の基準電圧Vb1以上となると、高レベルの比較信号を出力する。この比較器113から出力される比較信号が前述したNチャンネル電界効果型トランジスタ112と並列に接続されたNチャンネル電界効果型トランジスタ115のゲートに供給されている。
このスイッチング素子駆動回路によると、ドライバIC110の制御信号入力端子tinに直流制御電源120の直流電圧VCCと等しい直流電圧Vcとグランド電圧とを取る矩形波信号を入力する。ここで、制御信号入力端子tinに入力される矩形波信号がグランド電圧であるときには、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111は導通状態となり、Nチャンネル電界効果型トランジスタ112は非導通状態となる。この結果、出力端子toutの出力電圧は直流制御電源120の直流電圧VCCとなり、インバータ回路100のIGBT101が導通状態となる。
逆に、制御信号入力端子tinに入力される矩形波信号が直流電圧Vcであるときには、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111は非導通状態となり、Nチャンネル電界効果型トランジスタ112は導通状態となる。この結果、出力端子toutの出力電圧はグランド電圧となり、インバータ回路100のIGBT101が非導通状態になる。
このようにして、インバータ回路100の各IGBT101〜106をそれぞれ個別のドライバIC110で駆動することにより、正極ラインP及び負極ラインN間の直流電圧を三相交流電圧として三相負荷に供給することができる。
ところで、例えば制御信号入力端子tinに入力される矩形波信号がグランド電圧となると、前述したようにPチャンネル電界効果型トランジスタ111が導通状態となり、Nチャンネル電界効果型トランジスタ112が非導通状態となる。この期間、出力端子toutの電圧は直流電圧VCCとなり高電圧となって、IGBT101が導通状態となる。
このIGBT101の導通状態の期間に、上アームのIBGT102が正常状態では非導通状態であるが、何らかの原因でIGBT102のコレクタ及びエミッタ間が短絡状態(この現象をアーム短絡と称す)となると、IGBT101のコレクタ及びエミッタ間には、300Vや400Vの直流高電圧(正極ラインP及び負極ラインN間電圧)が直接IGBT101に印加されてしまい、IGBT101のコレクタには過大な電流が流れることになる。
このため、IGBT101のコレクタ電流検出用IGBT107にはIGBT101のコレクタ電流に比例した電流が流れ、この電流は電流入力端子tocを介して、分圧抵抗R1及びR2に流入し、分圧抵抗R1及びR2の接続点から得られる電圧値Viも高くなる。
この電圧値Viが比較器113に入力されている第1の基準電圧Vb1以上となると、比較器113から出力される比較出力がグランド電圧から高電圧に反転する。このため、比較出力がゲートに供給されているNチャンネル電界効果型トランジスタ115が導通状態となって、出力端子toutの電圧つまりIGBT101のゲート電圧を低下させ、IBGT101のコレクタ電流を抑えることでIGBT101のデバイス破壊を回避する。
このように、IGBT101が過電流状態となり、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115が導通状態となると、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111と電流制限用Nチャンネル電界型効果トランジスタ115とが同時に導通状態となる。
この過電流期間中の出力端子toutの出力電圧は、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111と電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115とのソース及びドレイン間電圧対ソース電流特性によって決まる。Pチャンネル電界効果型トランジスタ111と電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115の出力端子電圧対ソース電流特性を図8に示す。
電流制御用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115の特性は右肩上がりの曲線L1であり、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111は右肩下がりの曲線L2である。これら2つの曲線が交差する点POは、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111と電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115のコレクタ電流が同一となるため、出力端子toutを通過する電流は零となり、出力端子toutは一定電圧の安定状態にすることができる。
しかしながら、上記図7に示す従来例では、ドライバIC110の過電流制限動作を検証するためには、図9に示す過電流試験回路を構成する必要がある。この過電流試験回路は、ドライバIC110の制御信号入力端子tinに入力信号源120を接続し、IGBT101のコレクタとエミッタとの間には直流電圧源130を接続する。
この過電流試験回路で、入力信号源120にステップダウンの電圧を発生させた時のIGBT101のゲート電圧を図10に示す。この図10では、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111のサイズを固定とし、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115のサイズを変化させた時の電圧(サイズが小さい順にa,b,c,d,e)を記入してある。
入力信号源120の電圧VSが時点t1でステップダウンすると、IGBT101のコレクタ電流は増加し、比較器113が反転することで、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115も導通状態となり、IGBT101のゲート電圧VGは入力信号源120の電圧VCCよりも低い一定電圧(曲線a,b、c及びd)となる。これら曲線は過電流状態で、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115が導通状態を維持している場合である。
ここで、曲線eは、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115のサイズを大きくし、過電流制限を厳しくした時のIGBT101のゲート電圧VGである。これは持続振動となっている。この原因は、過電流状態において、電流制御用Nチャンネル電界効果型トランジスタが導通状態と非導通状態とを繰り返すことで発生する振動である。
制御信号入力端子tinのステップダウン変化によって、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111が導通状態となり、Nチャンネル電界効果型トランジスタ112は非導通状態となり、IGBT101のゲート電圧は上昇し、IGBT101は導通状態となって、コレクタには過大な電流が流れる。この電流に比例する電流がIGBT107に流れ、これがOC端子tocに流入して、抵抗R1及び抵抗R2で分圧された電圧Viが上昇し、第1の基準電圧Vb1の電圧を超えると、比較器113の出力がグランド電圧から高電圧に反転して、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115を導通状態とする。
電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115のサイズが大きいため、IGBT101のゲート電圧の降下も大きくなり、IGBT101のコレクタ電流は低下する。この電流低下が大きくなると、再度、比較器113の比較出力は反転し、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115が非導通状態となる。
上記電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115の導通状態及び非導通状態が繰り返されて曲線eの持続振動となり、ノイズが発生してドライバIC110の誤動作を誘発することがある。
この持続振動を回避するためには、ドライバIC110の設計時において、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115及び電流検出用IGBT107の正確なシミュレーションモデルが必要で設計が非常に困難となる。実用化するためには、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115のサイズを種々変えたドライバIC110を製作し試験で適正値を確認する必要があり、設計に多大な経費と時間が必要となっている。
また、ドライバIC110の制御電源電圧入力端子tvccに入力される直流制御電圧VCCを変更した時の短絡試験時のIGBT101のゲート電圧VGの波形を図11に示す。直流制御電圧VCCの大きさを変更すると、過電流時のIGBT101のゲート電圧VGの定常電圧値は変化するため、IGBT101のコレクタ電流の制限値も直流制御電圧VCCの大きさによって影響を受けてしまう問題もある。
さら、インバータ回路100の定格出力電流が大きいシステムでは、次の2つの問題がある。
第一は製造コストの増加である。効率の観点からIGBT101の抵抗を小さく設計する必要があり、IGBT101のサイズは大きくなる。このサイズが大きなIGBT101を駆動するために、Pチャンネル電界効果型トランジスタ111のドライブ能力も大きくする必要があるため、必然的にPチャンネル電界効果型トランジスタ111のサイズも大きくなる。Pチャンネル電界効果型トランジスタ111のサイズが大きい場合、過電流時において、出力端子toutの電圧を急速に制御するには、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115のサイズも大きくする必要があり、チップサイズが増加し、製造コストが嵩むという未解決の課題がある。
第二はノイズ誤動作である。IGBT101に流れる電流が大きくなると、インバータ回路100内で発生するノイズも大きくなる。通常の健全運転においても、このノイズがドライバIC110のOC端子tocに流入してしまい、電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタ115を誤動作させてしまうという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、チップサイズを小さくすると共に、製造コストが嵩むことのないスイッチング素子駆動回路を提供することを目的としている。また、本発明は上記目的に加えて、ノイズによる誤動作も回避することができるスイッチング素子駆動回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るスイッチング素子駆動回路は、スイッチング素子を有して電力変換を行なう電力変換回路と、該電力変換回路の前記スイッチング素子を動作状態とする場合に当該スイッチング素子の制御端子にソース電流を供給し、前記スイッチング素子を非動作状態とする場合に前記制御端子にシンク電流を供給する駆動回路とを備えたスイッチング素子駆動回路であって、前記スイッチング素子を流れる電流を電圧値として検出する電流検出部と、該電流検出部で検出した電圧値と第1の基準電圧とを比較して過電流状態を検出したときに過電流検出信号を出力して前記駆動回路の前記スイッチング素子の制御端子に対するソース電流の供給を停止させる過電流状態制御部と、前記電流検出部で検出した電圧値と第2の基準電圧とが入力され、出力が前記駆動回路の出力側に供給されると共に、前記過電流状態制御部から過電流検出信号が出力されたときに非動作状態から動作状態となる演算増幅器を有し、該演算増幅器が動作状態となったときに前記駆動回路の出力電圧を前記第2の基準電圧に合わせて安定化する出力電圧制御部とを備えたことを特徴としている。
また、請求項2に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項1に係る発明において、前記駆動回路は、制御電源に接続されて前記ソース電流を制御する第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子と前記直流電源の負極側との間に接続された前記シンク電流を制御する第2のスイッチング素子とを有し、前記第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の接続点が前記電力変換回路のスイッチング素子の制御端子に接続されていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項2に係る発明において、前記過電流状態検出部は、前記電流検出部で検出した電圧値と前記第1の基準電圧とを比較して、当該電圧値が前記第1の基準電圧以上となったときに検出信号を出力する比較回路と、該比較回路から出力される検出信号でセットされて前記過電流検出信号を出力するフリップフロップ回路と、一方の入力側に制御信号が入力され、他方の入力側に前記フリップフロップ回路の肯定出力が入力され、さらに出力が前記第1のスイッチング素子の制御端子に供給されるオア回路とを備えていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項3に係る発明において、前記過電流制御部は、前記比較回路と前記フリップフロップ回路との間に信号遅延回路を含むノイズ除去回路が介挿されていることを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項1乃至4の何れか1つに係る発明において、前記出力電圧制御部は、前記演算増幅器が動作状態となったときに、当該演算増幅器に入力される第2の基準電圧と前記電流検出部で検出した電圧値とが一致するように制御することを特徴としている。
また、請求項6に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項1乃至5の何れか1つに係る発明において、前記演算増幅器は、前記第2の基準電圧として前記過電流検出部の第1の基準電圧が入力されていることを特徴としている。
さらに、請求項7に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項2乃至5の何れか1項に係る発明において、前記演算増幅器は、電流検出電圧として前記駆動回路の第2のスイッチング素子と並列に接続された分圧抵抗の分圧電圧が入力されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項8に係るスイッチング素子駆動回路は、請求項1乃至7の何れか1つに係る発明において、前記インバータ回路のスイッチング素子がIGBTであることを特徴としている。
本発明によれば、過電流状態制御部で、駆動対象となるスイッチング素子の過電流状態を検出したときに、駆動回路から駆動対象となるスイッチング素子に対するソース電流の供給を停止させ、同時に駆動電圧制御部で、電流検出部で検出した電圧値と第2の基準電圧とが入力された演算増幅器を動作状態として、駆動回路の出力電圧を第2の基準電圧に合わせて安定化するので、前述した従来例のように、Pチャンネル電界効果型トランジスタと等しいサイズの電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタを設ける必要がないと共に、駆動回路に供給される直流制御電圧の影響を受けることなく、演算増幅器で駆動回路の出力電圧を安定化制御することができ、チップサイズを増加させることを抑制して製造コストを低減することができるという効果が得られる。
また、過電流状態制御部で、過電流検出回路の過電流検出信号を信号遅延回路を含むノイズ除去回路を介してフリップフロップ回路に供給して、このフリップフロップ回路をセットするので、ノイズ除去回路で、ノイズの影響を除去することができるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を示すブロック図であって、図中、1は電力変換回路としてのインバータ回路であって、このインバータ回路1は、図示しない直流電圧源に接続された正極ラインP及び負極ラインN間に3つのスイッチングアームSA1〜SA3が並列に接続されている。スイッチングアームSA1は、スイッチング素子としての2つのIGBT11及びIGBT12とが負極ラインN及び正極ラインP間に直列に接続され、これらIGBT11及びIGBT12の接続点から交流出力端子tuが導出されている。また、スイッチングアームSA2は、スイッチング素子としての2つのIGBT13及び14とが負極ラインN及び正極ラインP間に直列に接続され、これらIGBT13及び14の接続点から交流出力端子tvが導出されている。さらに、スイッチングアームSA3は、スイッチング素子としての2つのIGBT15及び16とが負極ラインN及び正極ラインP間に直列に接続され、これらIGBT15及び16の接続点から交流出力端子twが導出されている。そして、各交流出力端子tu〜twに3相交流モータ等の三相負荷が接続される。
また、インバータ回路1を構成する各IGBT11〜16は、IGBT11で代表して示すように、コレクタがIGBT11のコレクタに接続され、ゲートがIGBT11のゲートに接続された電流検出用IGBT17を備えている。
そして、インバータ回路1を構成する各IGBT11〜16のゲート電圧VGが、IGBT11で代表して示すように、駆動回路としてのドライバIC20によって制御されている。
このドライバIC20は、インバータ回路1のIGBT11をオンオフ制御するオンオフ制御信号CSが入力される制御信号入力端子tin、直流制御電圧源30からの直流電圧VCCが入力される直流制御電源端子tvcc、インバータ回路1のIGBT11のゲートに接続される出力端子tout、インバータ回路1の負極ラインNに接続されるグランド端子tpgnd、インバータ回路1の電流検出用IGBT17のエミッタが接続される検出電流入力端子toc、グランドに接続されるグランド端子tgndを備えている。
そして、直流制御電圧端子tvcc及びグランド端子tpgnd間にソース電流を制御する第1のスイッチング素子としてのPチャンネル電界効果型トランジスタ21とシンク電流を制御する第2のスイッチング素子としてのNチャンネル電界効果型トランジスタ22とが直列に接続され、これら電界効果型トランジスタ21及び22で駆動回路23が構成されている。そして、Pチャンネル電界効果型トランジスタ21及びNチャンネル電界効果型トランジスタ22の接続点が出力端子toutに接続されている。
また、ドライバIC20は、電流入力端子tocとグランド端子tgndとの間に直列に接続された分圧抵抗R1及びR2を有し、分圧抵抗R1及びR2の接続点からインバータ回路1のIGBT11のコレクタに流れる電流値に応じた電圧値Viが出力される。これら分圧抵抗R1及びR2と電流検出用IGBT17とで電流検出回路40が構成されている。
また、ドライバIC20は、電流検出回路40で検出した電圧値Viを入力される過電流状態制御部50を有する。この過電流状態制御部50は、電流検出回路40から入力される電圧値Viが非反転入力側に、直流電源(第1の基準電圧源)51からの第1の基準電圧Vb1が反転入力側にそれぞれ入力され、Vi<Vb1であるときに論理値“0”、Vi≧Vb1であるときに論理値“1”となる比較信号Scを出力する比較器52を備えている。また、過電流状態制御部50は、比較器52から出力される比較信号Scがセット端子Sに入力されると共に、制御信号入力端子tinに入力される制御信号CSがリセット端子Rに入力されるフリップフロップ回路53を備えている。さらに、過電流状態制御部50はフリップフロップ回路53の肯定出力端子Qから出力される過電流検出信号Socが一方の入力側に、他方の入力側に制御信号入力端子tinに入力される制御信号CSが入力されるオア回路54を備えている。そして、オア回路54の出力がPチャンネル電界効果型トランジスタ21のゲートに供給される。
また、ドライバIC20は、第2の基準電圧Vb2として前述した第1の基準電圧Vb1が入力されると共に、電流検出回路40で検出した電圧値Viが入力される出力電圧制御部60を有する。この出力電圧制御部60は、非反転入力側に第1の基準電圧Vb2が入力されると共に、反転入力側に電圧値Viが入力され、外部信号によって動作状態が制御される演算増幅器61を有し、この演算増幅器61の出力側が前述した駆動回路23のPチャンネル電界効果型トランジスタ21及びNチャンネル電界効果型トランジスタ22の接続点と出力端子toutとの間に接続されている。演算増幅器61には、前述した過電流状態制御部50のフリップフロップ回路53から出力される過電流検出信号Socが外部信号として入力され、この過電流検出信号Socがオフ状態であるときには非動作状態となり、過電流検出信号Socがオン状態であるときには動作状態となる。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、インバータ回路1が正常である状態では、各スイッチングアームSA1〜SA3において、下アームを構成するIGBT11、13及び15がオン状態に制御されるときには上アームを構成するIGBT12、14及び16がオフ状態に制御され、各IGBT11〜16が個々のドライバICによってパルス幅変調制御されることにより、正極ラインP及び負極ラインNに供給される直流電力を交流電力に変換して出力端子tu〜twから三相負荷に供給する。
このインバータ回路1が正常状態であるときには、各IGBT11〜16に設けられた電流検出用IGBT17を流れる電流値は比較的小さい値であり、分圧抵抗R1及びR2で分圧された電圧値Viも第1の基準電圧Vb1未満の小さい値となる。
このため、比較器52から出力される比較信号Scも論理値“0”となり、フリップフロップ回路53はリセット端子Rに所定の直流電圧Vcとなるオン状態の制御信号CSが入力された時点でのリセット状態を維持し、過電流検出信号Socはオフ状態を維持する。
このため、出力電圧制御部60の演算増幅器61は入力される過電流検出信号Socがオフ状態であるので非駆動状態を維持する。
したがって、駆動回路23では、制御信号入力端子tinに入力される制御信号CSがグランド電圧であるオフ状態であるときにはPチャンネル電界効果型トランジスタ21が導通状態となり、Nチャンネル電界効果型トランジスタ22が非導通状態となる。このため、直流制御電圧源30からの直流電流がソース電流としてインバータ回路1のIGBT11のゲートに供給され、このゲート電圧VGが高電圧となってIGBT11が導通状態に制御される。
逆に、制御信号入力端子tinに入力される制御信号CSが所定の直流電圧となるオン状態であるときにはPチャンネル電界効果型トランジスタ21が非導通状態となり、Nチャンネル電界効果型トランジスタ22が導通状態となる。このため、Nチャンネル電界効果型トランジスタ22を通じてシンク電流が流れ、インバータ回路1のIGBT11のゲート電圧VGが低下されて、IGBT11が非導通状態となる。
インバータ回路1の他のIGBT12〜16についても、図示しないドライバICによって所定のタイミングで導通状態及び非導通状態が制御されることにより、交流出力端子tu〜twから三相交流電流が三相負荷に出力される。
このインバータ回路1の正常状態から、例えばドライバIC20にオフ状態の制御信号CSが入力されて、スイッチングアームSA1のIGBT11が導通状態に制御されている状態で、何らかの原因で上アームのIGBE12のコレクタ及びエミッタ間が短絡状態となるアーム短絡現象が生じると、IGBT11のコレクタ及びエミッタ間には、正極ラインP及び負極ラインN間に供給されている300Vや400Vの直流高電圧が直接印加されてしまい、IGBT11のコレクタには過大な電流が流れることになる。
このため、電流検出用IGBT17にはIGBT11のコレクタ電流に比例した電流が流れ、この電流が電流入力端子tocを介して分圧抵抗R1及びR2に流れるので、これら分圧抵抗R1及びR2の接続点における電圧値Viが正常時に比較して上昇して第1の基準電圧Vb1以上となる。
この結果、比較器52から出力される比較信号Scが論理値“0”から論理値“1”に反転し、これに応じてフリップフロップ回路53がセットされて、その肯定出力端子Qからオン状態の過電流検出信号Socが出力される。このため、オン状態の過電流検出信号がオア回路54を介してPチャンネル電界効果型トランジスタ21のゲートに入力されるので、このPチャンネル電界効果型トランジスタ21が非導通状態に制御される。このとき、制御信号入力端子tinに入力されている制御信号CSはオフ状態であるので、Nチャンネル電界効果型トランジスタ22は非導通状態を継続している。
このため、インバータ回路1のIGBT11のゲートに供給されるゲート電圧VGは高電圧状態に維持されることになるが、フリップフロップ回路53から出力される過電流検出信号Socがオン状態となることにより、出力電圧制御部60の演算増幅器61が非動作状態から動作状態となる。このため、演算増幅器61で、入力側に供給されている第1の基準電圧Vb1と電流検出回路40の分圧抵抗R1及びR2で検出される電圧値Viとが一致するようにゲート電圧VGが減少されて、所定の固定電圧に収束される。このとき、Pチャンネル電界効果型トランジスタ21は非導通状態に制御されているので、直流制御電圧源30の直流制御電圧VCCの影響を受けることがないと共に、前述した従来例のようにPチャンネル電界効果型トランジスタ21のサイズに合わせた電流制限用Nチャンネル電界効果型トランジスタを設ける必要がないので、設計が容易であると共に、IGBTのサイズを大きくした場合でもその影響を受けることがなく、製造コストを低減することができる。すなわち、電流制御用Nチャンネル電界効果型トランジスタを設ける必要がないので、ドライバIC20のチップサイズも小さくなり、製造コストも低減することができる。
なお、上記第1の実施形態での短絡試験時のIGBT11のゲート電圧VGの波形は図2に示すようになり、ゲート電圧VGの電圧が収束する一定電圧は直流制御電圧VCCとして15V及び20Vの2種類適用した場合でも変化がなく、略同一波形となった。
次に、本発明の第2の実施形態を図3について説明する。
この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態において、インバータ回路1内で発生するノイズの影響を受けないようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、図3に示すように、過電流状態制御部50の比較器52とフリップフロップ回路53との間にノイズ除去回路55を介挿したことを除いては上記第1の実施形態と同様の構成を有し、図1との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
ここで、ノイズ除去回路55の具体的構成は、図4に示すように、比較器52から出力される比較信号Scを遅延させる信号遅延回路56と、比較器52から出力される比較信号Scと信号遅延回路56で遅延された遅延比較信号Sc′とが入力されるナンド回路57と、このナンド回路57の出力を反転させるインバータ58とで構成されている。
ここで、信号遅延回路56は、比較器52から出力される比較信号Scが入力されるC−MOS56aと、このC−MOS56aに抵抗R3を介して接続されたC−MOS56bと、抵抗R3及びC−MOS56b間と接地との間に介挿されたコンデンサC1とで構成されている。そして、比較信号Sc及びC−MOS56bの出力が入力されるナンド回路57と、このナンド回路57の出力側に接続されたインバータ58とで構成されている。したがって、信号遅延回路56で、入力される比較信号Scが抵抗R3の抵抗値及びコンデンサC1の容量で決定される時定数に応じた遅延時間(例えば数百nsec)だけ遅延される。そして、ナンド回路57で、信号遅延回路56で遅延された遅延比較信号Sc′と比較器52から入力される比較信号Scとの論理積が演算されることにより、インバータ回路1で発生する高周波のノイズ成分が、電流検出用IGBT17を介して比較器52に伝達されたとしても、このノイズ成分を除去することができる。
この第2の実施形態によると、インバータ回路1内で発生する高周波のノイズ成分が電流検出用IGBT17を介し、電流入力端子tocを介してドライバIC20内に伝達されたときに、このノイズ成分が分圧抵抗R1及びR2の電圧値Viに含まれて比較器52に入力されるので、この比較器52から出力される比較信号Scにノイズ成分が含まれことになる。しかしながら、ノイズ成分を含む比較信号Scがノイズ除去回路55に供給されて、信号遅延回路56で所定時間だけ遅延された遅延比較信号Sc′と比較信号Scとの論理積がナンド回路57で演算されるので、ノイズ成分を除去した比較信号Scをフリップフロップ回路53のセット端子Sに供給することができる。したがって、フリップフロップ回路53から出力される過電流検出信号Socにノイズ成分が影響することを確実に阻止することができ、ノイズ成分による誤動作を確実に防止することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、出力電圧制御部60の演算増幅器61に第2の基準電圧Vb2として比較器52に供給する第1の基準電圧Vb1を供給する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、直流電圧源51とは異なる第2の基準電圧Vb2を発生する直流電圧源を設けるようにしてもよい。さらに、第1及び第2の実施形態に対応させて図5及び図6に示すように、駆動回路23のPチャンネル電界効果型トランジスタ21及びNチャンネル電界効果型トランジスタ22の接続点と負極ラインNとの間にNチャンネル電界効果型トランジスタ22と並列に分圧抵抗R4及びR5を接続し、これら分圧抵抗R4及びR5の接続点から得られるゲート電圧VGに比例した電圧を演算増幅器61の反転入力端子に入力するようにしてもよい。
また、上記第1及び第2の実施形態においては、電力変換装置としてインバータ回路1を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、コンバータ回路に本発明を適用することができる、要はスイッチング素子を駆動回路で導通、非導通に制御する場合に本発明を適用することができる。
さらに、上記第1及び第2の実施形態においては、スイッチング素子としてIGBTを適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、パワーMOS等の他のスイッチング素子を適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示す回路図である。 第1の実施形態における短絡試験時のゲート電圧波形を示す特性線図である。 本発明の第2の実施形態を示す回路図である。 第2の実施形態におけるノイズ除去回路の具体例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態の変形例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態の変形例を示す回路図である。 従来例を示す回路図である。 従来例の出力端子電圧対ソース電流特性を示す特性線図である。 従来例の過電流試験回路を示す回路図である。 電界効果型トランジスタのサイズをパラメータとした短絡時のIGBTゲート電圧波形を示す特性線図である。 直流制御電圧VCCをパラメータとした短絡時のIGBTゲート電圧波形を示す特性線図である。
符号の説明
1…インバータ回路
SA1〜SA3…スイッチングアーム
11〜16…IGBT
17…電流検出用IGBT
20…ドライバIC
21…Pチャンネル電界効果型トランジスタ
22…Nチャンネル電界効果型トランジスタ
23…駆動回路
30…直流制御電圧源
40…電流検出回路
50…過電流制御部
51…第1の基準電圧源
52…比較器
53…フリップフロップ回路
54…オア回路
55…ノイズ除去回路
56…信号遅延回路
57…ナンド回路
58…インバータ
60…出力電圧制御部
61…演算増幅器

Claims (8)

  1. スイッチング素子を有して電力変換を行なう電力変換回路と、該電力変換回路の前記スイッチング素子を動作状態とする場合に当該スイッチング素子の制御端子にソース電流を供給し、前記スイッチング素子を非動作状態とする場合に前記制御端子にシンク電流を供給する駆動回路とを備えたスイッチング素子駆動回路であって、
    前記スイッチング素子を流れる電流を電圧値として検出する電流検出部と、
    該電流検出部で検出した電圧値と第1の基準電圧とを比較して過電流状態を検出したときに過電流検出信号を出力して前記駆動回路の前記スイッチング素子の制御端子に対するソース電流の供給を停止させる過電流状態制御部と、
    前記電流検出部で検出した電圧値と第2の基準電圧とが入力され、出力が前記駆動回路の出力側に供給されると共に、前記過電流状態制御部から過電流検出信号が出力されたときに非動作状態から動作状態となる演算増幅器を有し、該演算増幅器が動作状態となったときに前記駆動回路の出力電圧を前記第2の基準電圧に合わせて安定化する出力電圧制御部と
    を備えたことを特徴とするスイッチング素子駆動回路。
  2. 前記駆動回路は、制御電源に接続されて前記ソース電流を制御する第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチング素子と前記直流電源の負極側との間に接続された前記シンク電流を制御する第2のスイッチング素子とを有し、前記第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子の接続点が前記電力変換回路のスイッチング素子の制御端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング素子駆動回路。
  3. 前記過電流状態検出部は、前記電流検出部で検出した電圧値と前記第1の基準電圧とを比較して、当該電圧値が前記第1の基準電圧以上となったときに検出信号を出力する比較回路と、該比較回路から出力される検出信号でセットされて前記過電流検出信号を出力するフリップフロップ回路と、一方の入力側に制御信号が入力され、他方の入力側に前記フリップフロップ回路の肯定出力が入力され、さらに出力が前記第1のスイッチング素子の制御端子に供給されるオア回路とを備えていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング素子駆動回路。
  4. 前記過電流制御部は、前記比較回路と前記フリップフロップ回路との間に信号遅延回路を含むノイズ除去回路が介挿されていることを特徴とする請求項3に記載のスイッチング素子駆動回路。
  5. 前記出力電圧制御部は、前記演算増幅器が動作状態となったときに、当該演算増幅器に入力される第2の基準電圧と前記電流検出部で検出した電圧値とが一致するように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のスイッチング素子駆動回路。
  6. 前記演算増幅器は、前記第2の基準電圧として前記過電流検出部の第1の基準電圧が入力されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のスイッチング素子駆動回路。
  7. 前記演算増幅器は、電流検出電圧として前記駆動回路の第2のスイッチング素子と並列に接続された分圧抵抗の分圧電圧が入力されていることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載のスイッチング素子駆動回路。
  8. 前記インバータ回路のスイッチング素子がIGBTであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のスイッチング素子駆動回路。
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