JP4349195B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

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本発明は、PWM制御方式のスイッチング電源回路に関し、特に、スイッチング電源回路におけるノイズ等の微小幅パルスを除去する構成に関する。
従来から、スイッチング電源回路におけるスイッチング素子としてのトランジスタをPWM制御する、PWM制御方式のスイッチング電源装置が知られている。PWM制御方式のスイッチング電源装置は、例えば特許文献1に示すようなものがある。
また、PWM制御方式のスイッチング電源回路としては、図8に示すようなものがある。図8のスイッチング電源回路における誤差増幅器101は、出力電圧Voutを抵抗R1・R2により抵抗分圧して得られる電圧Vsと、目標となる基準電圧Vrとの差を一定の割合で増幅し、出力電圧Bを生成する。
この出力電圧VBとPWM三角波発生器103から出力されるPWM三角波信号Aは、PWM比較器102にて大小関係が比較され、B>AであるときはHiレベルのPWM信号Cが、B<A時はLoレベルのPWM信号Cを得る。
このPWM信号Cはレベルシフト回路104を経て、メインMOS駆動信号Dとなり、メインMOS素子105を駆動する。同様にPWM信号Cは反転器107を経て転流MOS駆動信号Eとなり、転流MOS素子106を駆動する。
すなわち、出力電圧Voutの分圧Vsが目標である基準電圧Vrより低い場合は、B>AとなってHiレベルのPWM信号Cが生成される。生成されたPWM信号CはHiレベルの信号D及びLoレベルの信号Eを生成し、転流MOS素子106をオフするとともにメインMOS素子105をオンさせることによって、出力電圧Voutを上昇させるよう動作する。
一方、出力電圧Voutの分圧Vsが目標である基準電圧Vrより高い場合は、B<Aとなり、LoレベルのPWM信号Cが生成される。生成されたPWM信号CはLoレベルの信号D及びHiレベルの信号Eを生成し、メインMOS素子105をオフするとともに転流MOS素子106をオンさせることによって、出力電圧Voutを下降させるよう動作する。
特開平9−172776号公報
前述の図8に示されるスイッチング電源回路においては、図9に示すように、PWM比較器102からのPWM比較器出力信号Cが、幅の狭いパルス信号として出力された場合、メインMOS素子105および転流MOS素子106といった出力トランジスタの駆動信号D・Eとして伝達される。
しかし、出力トランジスタのオン・オフ速度が、このパルス信号に追従できないため、メインMOS素子105および転流MOS素子106の中点電圧は変化せず、出力電圧Voutの制御には寄与しないゲート駆動損失が発生することとなる。
つまり、図8に示すスイッチング電源回路等の従来の回路には微小幅パルスの除去処理部がなく、この微小幅パルスにより出力トランジスタを駆動しようとする動作が行われるため、無駄な駆動電流を消費することとなってしまう。
そこで、本発明では、出力トランジスタ(メインMOS素子105および転流MOS素子106)のオン・オフ速度が追従できないような幅の狭い微小幅パルスを除去して、出力電圧Voutの制御に寄与できないような出力トランジスタのゲート駆動による電流損失を防止できる、スイッチング電源回路を提供するものである。
上記課題を解決するスイッチング電源回路は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、PWM制御により制御されるスイッチング電源回路において、該スイッチング電源回路の出力電圧を制御する出力トランジスタと、出力電圧からフィードバックされた電圧と予め設定された基準電圧とを比較増幅する手段と、比較増幅結果と基準信号とから前記出力トランジスタを駆動するPWM信号を発生する手段と、PWM信号の微小パルス幅の成分を除去する微小パルス除去手段とをし、前記微小パルス除去手段は、前記PWM信号が入力される積分回路と、前記PWM信号および積分回路からの出力信号が入力されるNANDゲートと、前記積分回路からの出力信号および前記NANDゲートからの出力信号がそれぞれ入力されるINVゲートと、前記INVゲートにより反転された積分回路からの出力信号および前記NANDゲートからの出力信号が入力されるフリップフロップとを備え、前記積分回路からの出力信号が入力されるNANDゲートおよびINVゲートの閾値が、前記NANDゲートおよびINVゲートの電源電圧の1/2に設定される
これにより、所定のパルス幅以下のPWM信号が微小パルス除去手段により除去されて、微小パルス除去手段から出力されることがなく、微小幅パルスによる出力トランジスタを駆動しようとする動作が行われることがなく、スイッチング電源回路の出力電圧制御に寄与しない無駄な駆動電流の損失を防止することができる。
また、PWM信号を発生する手段に乗るノイズにより出力トランジスタが誤作動することを防止することができる。
また、請求項2記載の如く、前記微小パルス除去手段にて除去されるPWM信号のパルス幅は、積分回路により立ち上がりを遅らせられた信号が、予め定められた電圧の閾値に達することなく立ち下がる信号となるパルス幅である。
これにより、出力トランジスタの仕様に合わせて積分回路の仕様を決定することで、除去する微小幅パルスのパルス幅を容易に設定することが可能となる。
また、請求項3記載の如く、前記積分回路は、抵抗とコンデンサとで構成されるCR積分回路であり、前記微小パルス除去手段にて除去されるPWM信号のパルス幅は、CR積分回路のコンデンサ値と抵抗値により定まる。
これにより、出力トランジスタの仕様に合わせてCR積分回路の仕様を決定することで、除去する微小幅パルスのパルス幅を容易に設定することが可能となる。
本発明によれば、微小幅パルスによる出力トランジスタを駆動しようとする動作が行われることがなく、スイッチング電源回路の出力電圧制御に寄与しない無駄な駆動電流の損失を防止することができる。
また、PWM信号を発生する手段に乗るノイズにより出力トランジスタが誤作動することを防止することができる。
さらに、出力トランジスタの仕様に合わせて積分回路の仕様を決定することで、除去する微小幅パルスのパルス幅を容易に設定することが可能となる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
まず、本発明のスイッチング電源回路について説明する。
図1に示すスイッチング電源回路は、PWM制御方式のスイッチング電源装置に構成されており、出力電圧Voutを制御する出力トランジスタであるメインMOS素子5および転流MOS素子6と、出力電圧Voutから抵抗R1・R2にて抵抗分圧された後にフィードバックされた電圧Vsと予め設定された基準電圧Vrとを比較増幅する手段である誤差増幅器1と、誤差増幅器1からの比較増幅結果である出力信号BとPWM三角波発生器3から出力される基準信号としてのPWM三角波信号Aとから、前記メインMOS素子5および転流MOS素子6を駆動するためのPWM信号Cを発生するPWM比較器2と、PWM信号Cにおけるノイズ等の微小パルス幅の成分を除去する微小パルス除去手段である微小パルス除去回路8・8、などを備えている。
このスイッチング電源回路における誤差増幅器1は、出力電圧Voutを抵抗R1・R2により抵抗分圧して得られる電圧Vsと、目標となる基準電圧Vrとの差を一定の割合で増幅し、出力信号Bを生成する。
なお、本例ではフィードバックされる電圧Vsは、出力電圧Voutを抵抗R1・R2により抵抗分圧して得られたものであるが、出力電圧Voutをそのままフィードバック電圧として用いることも可能である。つまり、出力電圧Voutをフィードバックした電圧Vsとは、出力電圧Voutを分圧した後にフィードバックした電圧だけでなく、出力電圧Voutを直接フィードバックした電圧をも含むものである。
この出力信号BとPWM三角波発生器3から出力されるPWM三角波信号Aは、PWM比較器2にて大小関係が比較され、B>AであるときはHiレベルのPWM信号Cを、B<A時はLoレベルのPWM信号Cを得る。
このPWM信号Cは、微小幅パルス除去回路8およびレベルシフト回路4を経て、メインMOS駆動信号Dとなり、メインMOS素子5を駆動する。また、PWM信号Cは、反転器7および微小幅パルス除去回路8を経て、転流MOS駆動信号Eとなり、転流MOS素子6を駆動する。メインMOS素子5および転流MOS素子6の駆動により中点電圧Fが得られる。
すなわち、出力電圧Voutの分圧Vsが目標である基準電圧Vrより低い場合は、B>AとなってHiレベルのPWM信号Cが生成される。生成されたPWM信号Cは、Hiレベルの信号D及びLoレベルの信号Eを生成し、転流MOS素子6をオフするとともにメインMOS素子5をオンさせることによって、出力電圧Voutを上昇させるよう動作する。
一方、出力電圧Voutの分圧Vsが目標である基準電圧Vrより高い場合は、B<Aとなり、LoレベルのPWM信号Cが生成される。生成されたPWM信号Cは、Loレベルの信号D及びHiレベルの信号Eを生成し、メインMOS素子5をオフするとともに転流MOS素子6をオンさせることによって、出力電圧Voutを下降させるよう動作する。
また、PWM信号Cは、微小幅パルス除去回路8を経る際に、信号中に含まれるノイズ等の微小幅パルスが除去されるが、以下に微小幅パルス除去回路8の微小幅パルス除去動作について説明する。
図2に示す微小幅パルス除去回路8は、CR積分回路11、NANDゲート12、INVゲート13・13、およびフリップフロップ14を備えており、入力されたPWM信号C等の入力信号aに対して、出力信号eを出力するように構成されている。
そして、入力信号aのパルス幅が大きい場合(メインMOS素子5および転流MOS素子6のオン・オフ速度が追従可能なパルス幅の信号が入力された場合)は、具体的には以下のような動作を行う。
図2、図3に示すように、まず、入力信号aに対して、CR積分回路11により立ち上がりが遅らせられた信号bが生成される。NANDゲート12には入力信号aおよび信号bが入力され、NANDゲート12から出力された信号はINVゲート13により反転されて信号cとなる。
図3におけるVthは、信号bを受けるNANDゲート12およびINVゲート13の閾値である。信号cは、入力信号aがHiレベルで、かつ信号b>VthのときのみにHiレベルとなり、それ以外の状態のときには(入力信号aがHiレベルかつ信号b<Vth、入力信号aがLoレベルかつ信号b>Vth、および入力信号aがLoレベルかつ信号b<Vthのときには)、Loレベルとなる。
また、信号bはINVゲート13により反転されて信号dとなる。信号dは、信号b<VthのときにHiレベルとなる。
次に、フリップフロップ14に、前記信号cをセット信号として入力するとともに、信号dをリセット信号として入力することで、出力信号eが得られる。
フリップフロップ14では、信号cがHiレベルかつ信号dがLoレベルのときにはセット状態となって出力信号eがHiレベルとなり、信号cがLoレベルかつ信号dがHiレベルのときにはリセット状態となって出力信号eがLoレベルとなり、信号cおよび信号dが共にLoレベルのときには保持状態となって出力信号eは前状態を保持する。なお、信号cおよび信号dが共にHiレベルとなる入力は禁止入力とされている。
このように、微小パルス除去回路8においては、入力信号aがCR積分回路11に入力され、該入力信号a、およびCR積分回路11からの出力信号bが、NANDゲート12に入力され、NANDゲート12からの出力信号がINVゲート13を通過して生成された信号c、および信号bがINVゲート13を通過して生成された信号dが、フリップフロップ14に入力され、該フリップフロップ14から微小パルス除去手段の出力信号eが出力される。
そして、信号cおよび信号dをフリップフロップ14に入力して得た出力信号eは、入力信号aを所定の時間td1だけ遅延させた信号となる。
この遅延時間td1は、CR積分回路11における抵抗値R及びコンデンサ値Cによって決定される。
一方、入力信号aのパルス幅が小さい場合(メインMOS素子5および転流MOS素子6のオン・オフ速度が追従できないパルス幅以下の信号が入力された場合)は、具体的には以下のような動作を行う。
図2、図4に示すように、まず、入力信号aに対して、CR積分回路11により立ち上がりが遅らせられた信号bが生成される。NANDゲート12には入力信号aおよび信号bが入力されるが、入力信号aのパルス幅taが小さいため信号bは閾値Vthに達することなく立ち下り、b>Vthとなることがないので、NANDゲート12から出力されINVゲート13を経た信号VcはLoレベルに固定される。また、信号bがINVゲート13を経て得られた信号dはHiレベルに固定される。
従って、フリップフロップ14から出力される出力信号eはLoレベルに固定されることとなる。
フリップフロップ14からの出力信号eは、信号DとしてメインMOS素子5に入力されるとともに、信号Eとして転流MOS素子6に入力されるが、出力信号eはLoレベルに固定されるため、メインMOS素子5および転流MOS素子6を駆動することはない。
つまり、この場合、b>Vthとなることがない入力信号aのパルス幅taの大きさは、CR積分回路11の抵抗値R及びコンデンサ値Cにより定まり、このパルス幅taよりも小さなパルス幅の入力信号aが入力された場合には、その信号はノイズとして判断されて出力信号eから除去されることとなる。
ここで、微小幅パルス除去回路8のCR積分回路11における抵抗R及びコンデンサCの定数決定方法について説明する。
図3、図4におけるVth、すなわち信号bを受けるNANDゲート12及びINVゲート13の閾値が、これら論理ゲートの電源電圧の1/2に設定されている場合、図3の出力信号eは入力信号Vaに対して略0.7×RCで決定される時間だけ遅延することになる。また、図4に示すように0.7×RCより短いパルス幅taを有する入力信号aは出力信号eには伝達されない。
一方、図5に示すように、最終出力であるメインMOS素子5または転流MOS素子6の動作(出力される中点電圧F)は、入力される信号D・Eに対して、出力トランジスタのターンオン遅延時間等で規定される時間td2だけ遅れるが、CR積分回路11において0.7×RC=td2を満足するような抵抗値Cとコンデンサ値Rを選択することにより、ターンオン遅延に起因する、メインMOS素子5および転流MOS素子6が追従動作不可能なパルス幅td2以下のパルス信号を除去することが可能となる。
例えば、td2=0.1μsecであった場合に、0.7×RC=td2を満足する抵抗値Cおよびコンデンサ値Rは、例えばC=28kΩ、R=5pFとなる。
このように、微小幅パルス除去回路8により、メインMOS素子5および転流MOS素子6が追従動作不可能な微小幅パルスを除去することにより、微小幅パルスによるメインMOS素子5および転流MOS素子6を駆動しようとする動作が行われることがなく、スイッチング電源回路の出力電圧制御に寄与しない無駄な駆動電流の損失を防止することができる。また、PWM比較器2に乗るノイズによりメインMOS素子5および転流MOS素子6が誤作動することを防止することができる。
また、微小幅パルス除去回路8にて除去されるPWM信号のパルス幅は、CR積分回路により立ち上がりを遅らせられた信号が、予め定められた電圧の閾値に達することなく立ち下がる信号となるパルス幅であるように構成しているので、メインMOS素子5および転流MOS素子6の仕様に合わせてCR積分回路11の仕様を決定することで、除去する微小幅パルスのパルス幅を容易に設定することが可能となる。
なお、図1には、本発明の適用例として、降圧型の同期整流方式スイッチング電源への適用例を示したが、昇圧型や反転型、またはダイオードによる整流方式のスイッチング電源にも適用することが可能である。
次に、微小幅パルス除去回路の第二実施例について説明する。
図6、図7に示すように、微小幅パルス除去回路28は2度読みフィルタに構成されており、入力信号gがフリップフロップ31を経ることで得られた信号h、および信号hがフリップフロップ32を経ることで得られた信号iが、エクスクルシブORゲート33に入力される。信号hは入力信号gを1クロック分遅延させた信号となり、信号iは信号hを1クロック分遅延させた信号となっている。
エクスクルシブORゲート33から出力される信号jは、入力信号g、信号h、および信号iの全てがHiレベルにあるか、または全てがLoレベルにある場合のみLoレベルとなり、それ以外のときはHiレベルとなる。
次に、信号jはINVゲート34により反転されて信号kとなる。信号kおよび前記入力信号gをANDゲート35に入力して信号mを得るとともに、ANDゲート36に信号jおよび微小幅パルス除去回路28の出力信号qを入力して信号nを得て、これらの信号m・nをORゲート37に入力して信号pを得る。
最後に信号pをフリップフロップ38に入力することで出力信号qが得られる。
以上のごとく得られた出力信号qは、入力信号gを所定時間tbだけ遅延した信号となっており、入力信号gに含まれていたパルス幅が2クロック分の幅よりも小さな微小幅パルスが除去されている。
このように、微小幅パルス除去回路28を、入力信号gをフリップフロップ31・32に2度通す2度読みフィルタに構成しても微小幅パルスを除去することができる。
なお、本第二実施例の場合に、前述のtd2が0.1μsecであると想定すると、入力するクロック周波数は20MHzとすればよい。
本発明の微小幅パルス除去回路を備えたスイッチング電源回路を示す回路図である。 微小幅パルス除去回路を示す回路図である。 入力信号のパルス幅が大きいときの微小幅パルス除去回路の各部の信号波形を示す図である。 入力信号のパルス幅が小さいときの微小幅パルス除去回路の各部の信号波形を示す図である。 出力トランジスタの動作の入力信号に対する遅れ時間を示す図である。 微小幅パルス除去回路の第二実施例を示す回路図である。 図6に示す微小幅パルス除去回路の各部の信号波形を示す図である。 従来のスイッチング電源回路を示す回路図である。 従来のスイッチング電源回路における、微小幅パルス出力されたときの各部の信号波形を示す図である。
1 誤差増幅器
2 PWM比較器
3 PWM三角波発生器
5 メインMOS素子
6 転流MOS素子
8 微小幅パルス除去回路

Claims (3)

  1. PWM制御により制御されるスイッチング電源回路において、
    該スイッチング電源回路の出力電圧を制御する出力トランジスタと、
    出力電圧からフィードバックされた電圧と予め設定された基準電圧とを比較増幅する手段と、
    比較増幅結果と基準信号とから前記出力トランジスタを駆動するPWM信号を発生する手段と、
    PWM信号の微小パルス幅の成分を除去する微小パルス除去手段とをし、
    前記微小パルス除去手段は、前記PWM信号が入力される積分回路と、前記PWM信号および積分回路からの出力信号が入力されるNANDゲートと、前記積分回路からの出力信号および前記NANDゲートからの出力信号がそれぞれ入力されるINVゲートと、前記INVゲートにより反転された積分回路からの出力信号および前記NANDゲートからの出力信号が入力されるフリップフロップとを備え、
    前記積分回路からの出力信号が入力されるNANDゲートおよびINVゲートの閾値が、前記NANDゲートおよびINVゲートの電源電圧の1/2に設定される、
    スイッチング電源回路。
  2. 前記微小パルス除去手段にて除去されるPWM信号のパルス幅は、積分回路により立ち上がりを遅らせられた信号が、予め定められた電圧の閾値に達することなく立ち下がる信号となるパルス幅であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源回路。
  3. 前記積分回路は、抵抗とコンデンサとで構成されるCR積分回路であり、
    前記微小パルス除去手段にて除去されるPWM信号のパルス幅は、CR積分回路のコンデンサ値と抵抗値により定まる、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチング電源回路。
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