JP2018142178A - 工事データ管理方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】データの改ざんを有効に防止する工事データ管理方法を提供する。【解決手段】工事データの送信に先立って現場端末を管理サーバにログインさせる際に、上記現場端末において、GPS衛星から当該現場端末の端末位置を受信して上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記端末位置を工事区域の位置と照合して認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する仮ログイン状態とする第1のログインステップと、上記現場端末において、上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記工事区域認証データを認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する正式ログイン状態とする第2のログインステップと、を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、施工主・建築設計者・工務店などを含む関係者のあいだで工事に関するデータを管理する、工事データ管理方法およびプログラムに関するものである。
軟弱な地質の地盤に建築物を建てる場合、その地盤に合った適切な工法で基礎を補強することが行なわれる。深い位置に支持層がある地盤の場合、杭打ち工事によって基礎を補強する。この杭打ち工事では一般に、杭の先端が支持層に届くまで杭を打ち込み、先端支持による工法が行われる。
このような基礎杭の施工では、施工の際に杭打ちデータを取得することにより、杭の先端が支持層まで到達したことを確認する。たとえば、掘削時の駆動モータにかかる負荷電流を測定し、その電流値の変化に基づいて、杭の先端が支持層に到達と判断することが行われる。
ところが2015年、横浜市のマンションが傾いていることが発覚したことをきっかけに、杭打ち工事のデータが改ざんされていることが相次いで明らかになった。また、羽田空港の地盤改良工事において、東亜建設工業が施工データを改ざんし、発注者の国土交通省関東地方整備局に虚偽の報告をしていたことが明らかになった。このような施工データの改ざんが、大きな社会問題に発展した。一方、2016年には、九州熊本地方で大地震が発生し、建築物の基礎工事の安全性や確実性を確保することが、おおきな社会的要請となっている。
したがって、杭打ち工事等の地盤工事において取得された地盤工事データが改ざんされたものでないという確実性と透明性を確保し、基礎工事の安全性と確実性を担保するシステムを早急に開発することが強く望まれている。
このような地盤工事の工事データの管理に関するシステムとして、出願人は下記の特許文献1〜4を把握している。
〔特許文献1〕
特許文献1は、「工事現場写真撮影用プログラム」に関するものである。
特許文献1には、つぎの記載がある。
[請求項1]
デジタルカメラとディスプレイを備えたコンピュータを次の手段として機能させるためのプログラムであって、
デジタルカメラから入力される風景をディスプレイに表示する風景表示手段と、
工事名と工種を含む黒板情報を参照し、前記黒板情報が記載された黒板画像を、前記風景の上に重ねてディスプレイに表示する黒板画像表示手段と、
前記黒板画像が風景の上に重ねられた状態の画像を画像ファイルとして記録する画像記録手段と、
前記黒板情報を参照し、黒板情報に対応するフォルダを作成するフォルダ作成手段とを備え、
シャッターボタンがタップされたと判定されると、前記フォルダ作成手段が前記黒板情報に対応する工事名フォルダと工種フォルダを、工種フォルダが工事名フォルダより下層となるように作成するとともに、前記画像記録手段が、前記黒板情報を参照して、前記画像ファイルを、当該画像ファイルにおいて記録された黒板画像の黒板情報に対応するフォルダ内に保存すること
を特徴とするプログラム。
〔特許文献2〕
特許文献2は、「工事現場において現場写真の撮影業務を行うとき、その業務の効率化を図るとともに、撮影された現場写真の視認性及び編集性を向上させるアプリケーション・プログラム」に関するものである。
特許文献2には、つぎの記載がある。
[0095]
以上このように、本実施形態に係るスマートデバイス1では、作成された仮想黒板付き写真を保存する際、仮想黒板付き写真「画像」そのものとして保存せずに、記憶部101において、撮影された写真画像と、仮想黒板画像テンプレートと、「仮想黒板付き写真保存用管理情報」(写真画像上の仮想黒板画像の位置情報、サイズ情報と、仮想黒板画像の所定記入項目に入力されたデータ)とを対応付けて、それぞれ保存する。そして上述の如く、記憶部101に予め記憶されている仮想黒板画像テンプレートと、撮影された写真画像と、仮想黒板付き写真保存用管理情報とを使用して仮想黒板付き写真画像を再現することにより、スマートデバイス1の必ずしも大きいとは言えない記憶容量の節約を行うとともに、仮想黒板付き写真画像の編集性を向上させることができる。
〔特許文献3〕
特許文献3は、「工事現場撮影装置」に関するものである。
特許文献3には、つぎの記載がある。
[要約]
[課題]現場作業者が工事現場の各工程における工事現場画像を漏れなく確実に撮影できることを支援する。
[解決手段]工事現場を撮影するシステムは、工事現場における、所定の工程順序に従って各工程における工事現場画像を撮影することを指示する撮影指示データを送信するサーバ14と、撮影指示データを受信する工事現場撮影装置としてのデジタルカメラ10を備える。デジタルカメラ10は、撮影指示データを用いて、工事現場の各工程における工事現場画像を撮影するようにユーザに順次指示し、撮影された各工程における工事現場画像をサーバ14若しくは異なるサーバに送信する。
〔特許文献4〕
特許文献4は、「施工管理で求められる工事現場での測定の情報を、より簡単に収集することを支援する情報処理技術を提供するプログラム等」に関するものである。
特許文献4には、つぎの記載がある。
[要約]
[解決手段]工事における測点及び測定項目を含む計画情報を記憶するサーバと通信可能な携帯端末に、工事の計画情報をサーバから受信する計画情報受信ステップと、測点の選択を受け付ける測点選択受付ステップと、選択された測点における各測定項目を抽出する測定項目抽出ステップと、抽出された各測定項目の項目名を提示し、各測定項目に対する実測値それぞれの入力を受け付ける実測値入力受付ステップと、入力を受け付けた実測値をサーバへ送信して、サーバに、当該実測値の登録を要求する登録要求ステップとを実行させた。
[請求項3]
前記携帯端末は、被写体を撮像する撮像部を有し、
前記携帯端末に、
撮像操作を受け付けると、前記撮像部を制御して写真データを取得する写真取得ステップと、
前記取得された写真データを前記選択された測点との関連を示す情報とともに前記サーバへ送信して、前記サーバに、前記実測値の測点と関連付いた前記写真データの登録を要求する写真登録ステップと
を更に実行させる、
請求項1または2に記載のプログラム。
特許第5835780号公報 特許第5652447号公報 特開2013−125535号公報 特開2016−35145号公報
〔特許文献1および2の課題〕
上記特許文献1および2は、工事に関する現場の写真画像と黒板情報とを画面に表示するものである。
上記特許文献1および2では、写真画像と黒板情報とを画面に表示するだけであり、その写真画像が、ほんとうにその時その現場で取得されたものかを保証できない。したがって、取得時間や取得場所が異なる画像をつかった改ざんを防止できるものではない。
〔特許文献3の課題〕
上記特許文献3は、工事現場の各工程における工事現場画像を現場作業者が漏れなく確実に撮影できるようにするものである。
上記特許文献3では、工事現場画像の撮影タスクは管理できるものの、取得時間や取得場所が異なる画像をつかった改ざんを防止できるものではない。
〔特許文献4の課題〕
上記特許文献4は、工事現場での測定の情報を簡単に収集できるものである。
上記特許文献4では、測定の情報を簡単に収集できるものの、その改ざんを防止できるものではない。
〔目的〕
本発明は、上記問題を解決するため、つぎの目的をもってなされた。
工事に関するデータの改ざんを有効に防止する工事データ管理方法およびプログラムを提供する。
請求項1に記載の工事データ管理方法は、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信し、上記管理サーバにおいて工事データを管理する工事データ管理方法であって、
上記工事データの送信に先立って上記現場端末を上記管理サーバにログインさせる際に、
上記現場端末において、上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記工事区域認証データを認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する正式ログイン状態とするステップを実行する。
請求項2に記載の工事データ管理方法は、請求項1記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記現場端末において、上記正式ログイン状態とするステップに先立って、
GPS衛星から当該現場端末の端末位置を受信して上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記端末位置を工事区域の位置と照合して認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する仮ログイン状態とするステップを実行する。
請求項3に記載の工事データ管理方法は、請求項1または2記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記正式ログイン状態となった上記現場端末において、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードから読み取った現場識別データを上記管理サーバに送信し、
上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した現場識別データを認証するステップを実行する。
請求項4に記載の工事データ管理方法は、請求項3記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記現場識別データを認証することにより、
上記現場端末を、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信することを可能とする。
請求項5に記載の工事データ管理方法は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記工事データが、当該現場単位において取得した実測値である。
請求項6に記載の工事データ管理方法は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記工事データが、当該現場単位において取得した工程画像である。
請求項7に記載の工事データ管理方法は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記工事データが、当該現場単位において取得した施工データである。
請求項8に記載の工事データ管理方法は、請求項3〜7のいずれか一項に記載の構成に加え、つぎの構成を採用した。
上記現場端末において、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を上記管理サーバに送信し、
上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記現場コード画像を認証するステップを実行する。
請求項9に記載の工事データ管理プログラムは、上記目的を達成するため、つぎの構成を採用した。
管理サーバと現場端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信し、上記管理サーバにおいて工事データを管理する工事データ管理プログラムであって、
上記工事データの送信に先立って上記現場端末を上記管理サーバにログインさせる際に、
上記現場端末において、GPS衛星から当該現場端末の端末位置を受信して上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記端末位置を工事区域の位置と照合して認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する仮ログイン状態とする第1のログインステップと、
上記現場端末において、上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記工事区域認証データを認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する正式ログイン状態とする第2のログインステップと、
をコンピュータ装置に実行させる。
請求項1記載の方法および請求項9記載のプログラムは、
上記工事データの送信に先立って上記現場端末を上記管理サーバにログインさせる際に、上記現場端末において上記工事区域の認証用コードから読み取った工事区域認証データを、上記管理サーバにおいて認証し、上記現場端末を正式ログイン状態とする。
このように、工事区域の認証用コードを利用した正式ログインのステップを実行する。これにより、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信する工事データは、確実に工事区域に存在する現場端末から送られたものであることが担保される。上記工事区域以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
請求項2記載の工事データ管理方法は、上記正式ログイン状態とするステップに先立って、上記現場端末においてGPS衛星から受信した当該現場端末の端末位置を、上記管理サーバにおいて工事区域の位置と照合して認証し、上記現場端末を仮ログイン状態とする。
このように、GPS衛星の位置情報を利用した仮ログインのステップと、工事区域の認証用コードを利用した正式ログインのステップを実行する。これにより、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信する工事データは、確実に工事区域に存在する現場端末から送られたものであることが担保される。上記工事区域以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
請求項3記載の工事データ管理方法は、
上記正式ログイン状態となった上記現場端末において、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードから読み取った現場識別データを、上記管理サーバで認証する。
これにより、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信する工事データは、確実に現場単位に存在する現場端末から送られたものであることが担保される。上記現場単位以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
請求項4記載の工事データ管理方法は、
上記現場識別データを認証した上記現場端末が、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信できるようになる。
これにより、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信する工事データは、確実に現場単位に存在する現場端末から送られたものであることが担保される。上記現場単位以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
請求項5記載の工事データ管理方法は、
上記工事データが当該現場単位において取得した実測値であり、上記実測値の改ざん防止が実現する。
請求項6記載の工事データ管理方法は、
上記工事データが当該現場単位において取得した工程画像であり、上記工程画像の改ざん防止が実現する。
請求項7記載の工事データ管理方法は、
上記工事データが当該現場単位において取得した施工データであり、上記施工データの改ざん防止が実現する。
請求項8記載の工事データ管理方法は、
上記現場端末において撮影した上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を、上記管理サーバで認証する。
これにより、上記現場端末から上記管理サーバに対して送信する工事データは、確実に現場単位に存在する現場端末から送られたものであることが担保される。上記現場単位以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
本発明における認証用コードや現場コードとしては、たとえばバーコード・QRコード(登録商標)・SQRCコードなどを用いることができる。ここで、コードとは、情報が表現された記号・符号の体系をいい、これらに類するものであれば、認証用コードや現場コードとして各種のものを用いることができ、上記のものに限定する趣旨ではない。
本発明の工事データ管理方法およびプログラムの第1実施形態を説明するシステム構成図である。 上記実施形態に用いる現場端末を説明するシステム構成図である。 閲覧画面の表示例を示す図である。 本発明の第2実施形態を説明するシステム構成図である。
つぎに、本発明を実施するための形態を説明する。
図1および図2は、本発明の工事データ管理方法およびプログラムの一実施形態を説明するシステム構成図である。
図1は、管理サーバ1の詳細と、現場端末2,承認者端末3および工程管理者端末4を含むシステム全体を示す図である。
図2は、現場端末2の詳細を示す図である。
◆概要の説明
本実施形態は、管理サーバ1と現場端末2を用い、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して工事データを送信し、上記管理サーバ1において工事データを管理する。このシステムにより、本発明の工事データ管理プログラムを実行し、本発明の工事データ管理方法を実施することができる。
本実施形態のシステムは、現場端末2において工程ごとに工事データを取得し、管理サーバ1に送信する。管理サーバ1では、各工程における工事データを受信し、あらかじめ格納しておいた対応する工程データと組み合わせ、インターネット経由でウェブサイトとして閲覧できるようにする。
上記各工程に関する工程データとしては、たとえば、工程番号,種目,内容などをあげることができる。
上記工程番号には、たとえば「A−1」「A−2」など、任意の記号・番号・それらの組合せを用いることができる。
上記種目としては、たとえば「工事名」「工事場所」「元請施工者」「工種」「測点」などをあげることができる。
上記内容としては、たとえば、上記工事名に対応するものとして「○○マンション新築工事」、上記工事場所に対応するものとして「△△市××1−2−3」、上記元請施工者に対応するものとして「◇◇工務店」、上記工種に対応するものとして「鉄筋工 配筋検査」、上記測点に対応するものとして「3階A−1エリア」のようなものを例示することができる。
本実施形態が管理の対象とする工事データとしては、実測値、工程画像、施工データをあげることができる。
上記実測値とは、施工現場が実際に設計通りに完成しているかを確認するために寸法などを実際に測定した値である。たとえば、布基礎の厚み、鉄筋の本数などをあげることができる。
上記工程画像とは、施工現場においてあらかじめ決められた工程が終了するごとに撮影する撮影画像である。従来は、工事データを記入した黒板を写し込んで撮影していたものである。
上記施工データとは、施工現場において計測装置を使用して取得されるデータである。たとえば、杭打ちデータ(掘削深度や回転トルク値等)や地盤調査データ(スウェーデン式サウンディング試験での調査深さや回転数等)などをあげることができる。
◆基本構成の説明
管理サーバ1と現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4は、インターネット5を介して相互に通信可能に接続されている。
上記管理サーバ1は、通信インターフェースや中央演算装置,大容量データ記憶装置などを備えたサーバシステムである。この管理サーバ1は、インターネット5を介してアクセスしてきた端末装置(現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4)と、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol)等のプロトコルに従ってデータ通信を行う。
上記管理サーバ1は、HTMLやPHP,XML等の所定の言語で構築されたウェブサイトが構築され、各端末装置(現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4)からの要求に応じて、HTMLやPHP等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータであるウェブページを各端末装置(現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4)へ向けて送信する。
上記管理サーバ1には、固有のネットワークアドレス(URL)が与えられている。各端末装置(現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4)の使用者は、それぞれの端末装置(現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4)で、上記URLを指定することにより、管理サーバ1にアクセスすることができる。
各端末装置(現場端末2と承認者端末3および工程管理者端末4)は、上記HTML等のデジタル文書記述言語により記述された文書や画像を含むデータについて、ブラウザにより上記ウェブサイトの閲覧をしうるようになっている。また、当該ウェブサイトにおいて、必要に応じて文書・画像等のデータや認証情報を入力して管理サーバ1に対して送信するなど、所定の処理を実行しうるようになっている。これらの動作の詳細は後述する。
上記管理サーバ1は、通信インターフェースや大容量データ記憶装置などを備えたサーバシステムであり、中央演算装置がハードディスク装置等の外部記憶装置に記録されたプログラムを読み出し、そのプログラムに従って処理を実行する。
上記現場端末2としては、たとえば、スマートフォン端末、タブレット端末、専用端末を用いることができる。上記現場端末2は、インターネット5を介して管理サーバ1と接続されて相互に通信するとともに処理を実行し、後述するような種々の機能を実現する。
上記承認者端末3および工程管理者端末4は、たとえば、コンピュータ装置を用いることができる。上記承認者端末3および工程管理者端末4は、インターネット5を介して管理サーバ1と接続されて相互に通信するとともに処理を実行し、後述するような種々の機能を実現する。
◆基本機能の説明
つぎに、本実施形態の基本機能を説明する。上記基本機能は、上述したように、現場端末2において工程ごとに工事データを取得し、管理サーバ1に送信する。管理サーバ1では、各工程に関する工事データを受信する。受信した工事データは、工事データ格納部21に格納する。各工程ごとの工程データは、あらかじめ工程データ格納部24に格納しておく。そして、データ公開手段19は、受信した工事データと格納しておいた工程データを組み合わせ、インターネット経由でウェブサイトとして閲覧できるようにする。
◆特徴的機能
本実施形態の特徴的機能には、ログイン機能,現場単位認証機能,現場コード認証機能がある。これら以外にも特徴的機能を有しているが、詳細は後述する。
〔ログイン機能〕
本実施形態では、上記工事データの送信に先立って上記現場端末2を上記管理サーバ1にログインさせる際に、第1のログインステップと、第2のログインステップとを実行する。
上記第1のログインステップは、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とするものである。上記第1のログインステップでは、上記現場端末2において、GPS衛星(図示せず)から当該現場端末2の端末位置を受信して上記管理サーバ1に送信する。上記管理サーバ1において、上記現場端末2から受信した上記端末位置を工事区域の位置と照合して認証する。これにより、上記現場端末2が上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態となる。
上記端末位置は、上記第1ログインステップを実行しているときに上記現場端末2が存在する位置の情報である。現場端末2が位置する緯度経度の情報を、GPS衛星から現場端末2に受信する。
上記工事区域は、本システムが管理対象とする工事データを取得する一連の工事が行われる区域である。上記管理サーバ1には、あらかじめ工事区域の位置が格納されており、上記現場端末2から受信した上記端末位置を照合する。
上記管理サーバ1では、上記照合の結果、端末位置が認証しうる範囲内にあれば認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とする。端末位置が認証しうる範囲外であれば認証せず、ログインを拒否する。
上記第2のログインステップは、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する正式ログイン状態とするものである。上記第2のログインステップでは、上記現場端末2において、上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを上記管理サーバ1に送信する。上記管理サーバ1において、上記現場端末2から受信した上記工事区域認証データを認証する。これにより、上記現場端末2が上記管理サーバ1に対する正式ログイン状態となる。
上記認証用コードは、上記工事区域に対して1つまたは複数設置されるコードである。たとえば、上記認証用コードを上記工事区域の入口に設置することができる。上記認証用コードを読み取って得られるデータが、上記工事区域認証データである。上記管理サーバ1には、あらかじめ工事区域に対応する工事区域認証データが格納されており、上記現場端末2から受信した上記工事区域認証データを照合する。
上記管理サーバ1では、上記照合の結果が合致すれば認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する正式ログイン状態とする。照合の結果が合致しなければ認証せず、ログインを拒否する。
GPSも位置情報確認であり、位置の特定が重複するが、地下や高層ビルではGPSを利用した第1のログインステップは行わず、認証用コードを利用した第2のログインステップだけを実行する。地盤工事などの屋外工事では第1のログインステップも併せて行う。
〔現場単位認証機能〕
上記正式ログイン状態となった上記現場端末2において、上記工事区域内の現場単位ごとにその現場単位を認証するステップを実行する。
上記正式ログイン状態となった上記現場端末2では、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードから読み取った現場識別データを上記管理サーバ1に送信する。上記管理サーバ1において、上記現場端末2から受信した現場識別データを認証する。
上記現場単位は、上記工事区域内に少なくともひとつ以上設定される現場の単位である。通常、工事区域内には複数の現場単位が設定される。上記工事区域が複数の現場単位に分割されている、と言い換えることもでき、複数の現場単位の集合体が工事区域である、と言い換えることもできる。
上記現場コードは、上記現場単位に対して1つ設置されるコードである。たとえば、上記現場コードを上記現場単位の範囲内か近傍に設置することができる。上記現場コードを読み取って得られるデータが、上記現場識別データである。上記管理サーバ1には、あらかじめ各現場単位に対応する現場識別データが格納されており、上記現場端末2から受信した上記現場識別データを照合する。
上記管理サーバ1において、上記現場識別データを認証する。つまり、上記照合において認証できれば、上記現場端末1を、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信することを可能とする。上記照合において認証できなければ、上記現場端末1は、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信できない。
〔現場コード認証機能〕
上記現場端末2では、現場コードを認証するステップを実行する。
上記現場端末2において、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を上記管理サーバ1に送信する。上記管理サーバ1において、上記現場端末2から受信した上記現場コード画像を認証する。
上記現場コード画像は、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した画像である。上記現場コード画像は、例えば、つぎのようなものを用いることができる。現場コードとしてたとえば、室内工事の壁面の上部、地上1.8m程度に承認者により設置された約5cm角のQRコード(登録商標)を使用する。上記現場コード画像は、QRコード(登録商標)とその周辺を含む約9cm角の範囲を撮影した画像、とすることができる。
上記管理サーバ1は、上記現場単位に対応する現場コード画像をあらかじめ格納しておき、上記現場端末2において撮影された現場コード画像を受信する。上記管理サーバ1では、格納しておいた現場コード画像と受信した現場コード画像の双方を画像解析し、解析画像を対比する。解析画像の対比の結果、両者の一致性を認められれば、認証する。解析画像の対比の結果、両者の一致性が認められなければ、認証を拒否する。上記現場端末2から受信した現場コード画像を認証することにより、当該現場コードが、対応する現場単位の設置場所から移動されていないことが担保される。
◆システム構成の説明
以下にシステム構成について説明する。
◇管理サーバ
上記管理サーバ1は、システム制御部11と、格納制御部12とを備えている。
上記システム制御部11は、通信制御部10と、利用認証部14と、解析認証部15と、時間管理部16とを備えている。
上記格納制御部12は、データ格納部18と、データ公開手段19とを備えている。
上記管理サーバ1では、上記システム制御部11と格納制御部12により、上述した基本機能および特徴的機能をはじめ、後述する各種機能を実現する。
〔格納制御部〕
上記格納制御部12について説明する。
〔データ格納部18〕
上記データ格納部18は、ログインデータ格納部23と、認証データ格納部22と、工事データ格納部21と、工程データ格納部24とを備えている。
〔ログインデータ格納部〕
上記ログインデータ格納部23は、上述したログイン機能を実行するために必要なデータを格納する。つまり、第1のログインステップを実行するときに用いる工事区域の位置に関するデータが格納される。また、第2のログインステップを実行するときに用いる工事区域認証データが格納される。
上記第1のログインステップでは、上記現場端末2においてGPS衛星(図示せず)から受信した当該現場端末2の端末位置を、上記管理サーバ1で受信する。上記管理サーバ1では、上記現場端末2から受信した上記端末位置を、ログインデータ格納部23に格納された工事区域の位置と照合する。
上記端末位置は、たとえば緯度経度を用いることができる。上記工事区域の位置は、工事区域内または近接する所定の一箇所の緯度経度を用いることができる。あるいは、所定の一箇所の緯度経度を基準とする一定の範囲とすることもできる。
上記第2のログインステップでは、上記現場端末2において上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを、上記管理サーバ1で受信する。上記管理サーバ1では、上記現場端末2から受信した上記工事区域認証データを、ログインデータ格納部23に格納された工事区域認証データと照合する。
〔認証データ格納部〕
上記認証データ格納部22は、上述した現場単位認証機能および現場コード認証機能を実行するために必要なデータを格納する。つまり、現場単位認証機能を実行するときに用いる各現場単位の現場コードから読み取られる現場単位ごとの現場識別データが格納される。また、現場コード認証機能を実行するときに用いる現場コード画像が格納される。
上記現場単位認証機能では、上記現場コードを現場端末2で読み取って現場識別データを取得し、管理サーバ1がそれを受信する。上記現場コードは、上記現場単位に対して1つ設置されるコードである。上記認証データ格納部22には、あらかじめ各現場単位に対応する現場識別データが格納されており、上記現場端末2から受信した上記現場識別データが照合される。
上記現場コード認証機能では、上記現場コードに移動等がないか認証する。上記現場端末2において、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を上記管理サーバ1に送信する。上記管理サーバ1では、認証データ格納部22に上記現場単位に対応する現場コード画像をあらかじめ格納しておく。格納しておいた現場コード画像と受信した現場コード画像の双方を画像解析し、解析画像を対比する。
〔工事データ格納部〕
上記工事データ格納部21は、現場端末2から受信した工事データを格納する。上記工事データとは、上述したように、実測値、工程画像、施工データ等である。
〔工程データ格納部〕
上記工程データ格納部24は、上記各工程に関する工程データを格納する。上記工程データは、上述したように、工程番号,種目,内容等である。
〔データ公開手段〕
上記データ公開手段19は、上記工事データ格納部21および工程データ格納部24に格納されたデータを、インターネット5経由でウェブサイトとして閲覧できるように格納する。このウェブサイトは、施主、工事会社、工程管理者、承認者、現場責任者などの関係者が工事データ等を閲覧するためのものである。当該ウェブサイトは、閲覧するためにIDやパスワードなどの入力と承認を必要とするよう、保護されている。
〔システム制御部〕
上記システム制御部11について説明する。
〔通信制御部10〕
上記通信制御部10は、インターネット5を経由した管理サーバ1と各端末装置との相互通信を制御する。具体的には、管理サーバ1と現場端末2との相互通信、管理サーバ1と承認者端末3との相互通信、管理サーバ1と工程管理者端末4との相互通信をそれぞれ制御する。これらの相互通信によってデータの授受が行われ、本実施形態における各種の機能を実現する。
〔利用認証部〕
上記利用認証部14は、上述したログイン機能を実現する。つまり、上記第1のログインステップと、第2のログインステップとを実行する。
上記第1のログインステップは、上記利用認証部14が、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とする。上記利用認証部14は、上記現場端末2から受信した当該現場端末2の端末位置を、ログインデータ格納部23に格納されていた工事区域の位置と照合する。上記照合の結果、端末位置が認証しうる範囲内にあれば認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とする。端末位置が認証しうる範囲外であれば認証せず、ログインを拒否する。
上記第2のログインステップは、上記利用認証部14が、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する正式ログイン状態とする。上記利用認証部14は、上記現場端末2で認証用コードから読み取った工事区域認証データを受信し、ログインデータ格納部23に格納されていた工事区域認証データと照合する。上記照合の結果が合致すれば認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とする。照合の結果が合致しなければ認証せず、ログインを拒否する。
〔解析認証部〕
上記解析認証部15は、上述した現場単位認証機能と現場コード認証機能を実現する。
上記現場単位認証機能では、上記解析認証部15が、上記正式ログイン状態となった上記現場端末2において、上記工事区域内の現場単位ごとにその現場単位を認証する。
上記現場端末2で現場コードから読み取った現場識別データを受信し、上記解析認証部15は、ログインデータ格納部23に格納されていた現場識別データと照合する。上記照合において認証できれば、上記現場端末1を、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信することを可能とする。上記照合において認証できなければ、上記現場端末1は、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信できない。
上記現場コード認証機能では、上記解析認証部15が、現場コードが移動されていないかを認証する。上記現場端末2で撮影された現場コード画像を受信する。上記解析認証部15は、格納しておいた現場コード画像と受信した現場コード画像の双方を画像解析し、解析画像を対比する。解析画像の対比の結果、両者の一致性を認められれば、認証する。解析画像の対比の結果、両者の一致性が認められなければ、認証を拒否する。
〔時間管理部〕
上記時間管理部16は、上記ログイン機能,現場単位認証機能,現場コード認証機能を実行するときに、現場端末2から受信したデータについて、現場端末2から送信された時間タイミングを管理する。送信データの内容に応じて所定時間以内に送信されていないときに、所定のタイムオーバー処理を行う。上記タイムオーバー処理は、たとえば、現場端末、承認者端末4、工程管理者端末5に所定の内容のメッセージを送信するなどを行う。詳細は後述する。
◇現場端末
上記現場端末2として、上述したように、スマートフォン端末やタブレット端末を用いることができる。また、上記現場端末2には、専用端末を用いることもできる。上記専用端末としては、たとえばデータ送信機能、GPS機能、wi−fi機能、カメラ機構を内蔵し、専用アプリケーションソフトで動作するものとすることができる。
上記現場端末2は、送受信部40と、アプリケーション制御部41と、データ格納部42とを備えている。
また、上記現場端末2は、静止画や動画などの画像データを撮影し記録するためのカメラ機構51と、SDカードなどの外部メモリからデータを読み取るための読取機構52を接続できるようになっている。
また、上記現場端末2は、タッチパネルなどの入力部54、液晶ディスプレイ等の表示部55、バイブレーション機構や電子音発生機構などの報知部56を備えている。
また、上記現場端末2は、GPS衛星から当該現場端末2の位置情報を受信して取得するGPSデータ受信部58と、時刻を計測する内部クロック59を備えている。
上記アプリケーション制御部41は、本発明のアプリケーション機能を実現するために当該現場端末2にインストールされたアプリケーションプログラムの機能を実行する。上記アプリケーション制御部41は、送受信制御部44、カメラ制御部45、認証受付部46、プロセス管理部47、読取制御部48、格納制御部49を備えている。
上記現場端末2では、上記の構成により、上述した基本機能および特徴的機能をはじめ、後述する各種機能を実現する。
〔送受信部〕
上記送受信制御部44が上記送受信部40を制御し、上記送受信部40はインターネット5を経由して管理サーバ1と通信し、データの送受信等を行う。つまり、上述したログイン機能、現場単位認証機能、現場コード認証機能を実行するとき、第1のログインステップと第2のログインステップにおいて必要なデータの送受信を行う。
〔格納制御部〕
上記格納制御部49は、上記管理サーバ1からダウンロードした各種の情報を、上記データ格納部42に格納する。
〔カメラ制御部〕
上記カメラ制御部45は、カメラ機構51を制御し、静止画や動画などの画像データを撮影して取得する。撮像中の映像は表示部55に表示され、入力部54の操作により静止画を記録したり動画を記録することができる。撮影された画像データは、上述したデータ格納部42に格納することができる。
上記カメラ機構51による画像の撮影は、上述したように、本発明のアプリケーションプログラムの動作としてカメラ制御部45の制御によって撮影される。また、本発明のアプリケーションプログラムの動作としてカメラ制御部45の制御によらず、上記カメラ機構51によって画像を撮影することもできる。
〔読取制御部〕
上記読取制御部48は、読取機構52に差し込まれたSDカード等の外部メモリから工事データを読み取る。ここで読み取られる工事データは、上記データ格納部42に格納されることなく、上記送受信制御部44により管理サーバ1に送信される。
外部メモリから読み取る工事データは、たとえば、施工機械によって計測や測定された施工データ等である。
〔GPSデータ受信部〕
上記GPSデータ受信部58は、GPS衛星から当該現場端末2の位置情報を受信する。GPS衛星から受信した当該現場端末2の位置情報は、上記送受信制御部44により管理サーバ1に送信される。
〔認証受付部〕
上記認証受付部46は、上述したログイン機能、現場単位認証機能、現場コード認証機能を実行するとき、必要な認証情報を受け付ける。
第1のログインステップでは、現場端末2を仮ログイン状態とする認証情報を受け付ける。
第2のログインステップでは、現場端末2を正式ログイン状態とする認証情報を受け付ける。
現場単位認証機能では、上記現場端末2が送信した現場識別データを認証する情報を受け付ける。
現場コード認証機能では、現場単位認証機能では、上記現場端末2が送信した現場コード画像を認証する情報を受け付ける。
〔プロセス管理部〕
上記プロセス管理部47は、上記内部クロック59が計測した時刻に基づいて、上述したログイン機能、現場単位認証機能、現場コード認証機能を実行するときのプロセスを管理する。上記時間管理部16は、上記ログイン機能,現場単位認証機能,現場コード認証機能を実行するときに、現場端末2が送信するデータについて、それぞれ送信時刻や取得時刻を埋め込んでおく。これらの送信時刻や取得時間は、上述した管理サーバ1の時間管理部16による時間管理処理に用いられる。
〔報知制御部〕
上記報知制御部47は、報知部56による報知を制御する。報知部による報知は、たとえば警告音やバイブレーションで報知することができる。あるいは、上記表示部55に警告情報を表示してもよい。
◇承認者端末
上記承認者端末3は、IDやパスワード等の認証情報を管理サーバ1に送信してログインし、インターネット5を経由して管理サーバ1との相互通信を行う。承認者端末3は、まず承認者固有のIDおよびパスワードでシステムに仮ログインしたのち、現場ごとのIDおよびパスワードで正式ログインする。
上記承認者端末3は、上述した管理サーバ1の時間管理部16による時間管理処理において、タイムオーバー処理を行うときに、管理サーバ1が送信した所定の内容のメッセージを受信する。
◇工程管理者端末
上記工程管理者端末4は、承認者端末3と同様に、工程管理者固有のIDおよびパスワードで仮ログインしたのち、現場ごとのIDおよびパスワードで正式ログインする。そののち、インターネット5を経由して管理サーバ1との相互通信を行う。
上記工程管理者端末4は、上述した管理サーバ1の時間管理部16による時間管理処理において、タイムオーバー処理を行うときに、管理サーバ1が送信した所定の内容のメッセージを受信する。
◆動作の説明
上記システムは、つぎのように動作することにより、本発明の工事データ管理プログラムを実行し、本発明の工事データ管理方法を実施する。
◇現場端末の動作
(1)アプリケーションプログラムの起動
まず、現場端末2においてアプリケーションプログラムを起動する。起動されたアプリケーションプログラムは、アプリケーション制御部21で制御されて動作する。
つぎに、現場端末2を管理サーバ1にログインさせるログイン動作を実行する。上記ログイン動作では、まず第1のログインステップを行い、ついで第2のログインステップを行う。
(2)第1のログインステップ
第1のログインステップにより、現場端末2を管理サーバ1に仮ログインさせる。
まず、現場端末2から当該現場端末2のIDとパスワードを管理サーバ1に送信する。管理サーバ1では、利用認証部14がログインデータ格納部23に格納されたIDとパスワードを照会して認証を行う。
つぎに、第1のログインステップでは、GPS位置情報による認証を行う。現場端末2は、GPS衛星から端末位置を受信し、受信した端末位置を管理サーバ1に送信する。上記端末位置は、上記第1ログインステップを実行しているときに上記現場端末2が位置する緯度経度である。
管理サーバ1では、利用認証部14が受信した位置情報を認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とする。
上記ログインデータ格納部23に、あらかじめ工事区域の位置が格納されている。上記工事区域は、本システムが管理対象とする工事データを取得する一連の工事が行われる区域である。上記利用認証部14は、上記現場端末2から受信した上記端末位置を、ログインデータ格納部23に格納された工事区域の位置と照合する。
上記照合の結果、端末位置が認証しうる範囲内にあれば認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する仮ログイン状態とする。端末位置が認証しうる範囲外であれば認証せず、ログインを拒否する。
現場端末2では、認証受付部46が管理サーバ1から認証情報を受信し、正式ログイン状態となる。
(3)第2のログインステップ
第2のログインステップは、認証用コードを工事区域の入口などに設置しておき、上記認証用コードを現場端末2で読取って正式ログインさせるものである。上記認証用コードは、上記工事区域に対して1つまたは複数設置されるコードである。現地に設置した認証用コードを使って工事区域の認証を行う。第2のログインステップは、上述したGPSを利用した仮ログインから所定時間内に行なう。
まず、工事区域の入口などに設置された認証用コードを現場端末2で読みとる。読み取りは、カメラ機構51によって行い。カメラ制御部45が認証用コードに埋め込まれた工事区域認証データを取得する。取得された工事区域認証データを管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1では、利用認証部14が上記現場端末2から受信した上記工事区域認証データを認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する正式ログイン状態とする。ログインデータ格納部23には、あらかじめ工事区域に対応する工事区域認証データが格納されている。上記利用認証部14は、上記現場端末2から受信した上記工事区域認証データを、ログインデータ格納部23に格納された工事区域認証データと照合する。上記利用認証部14は、上記照合の結果が合致すれば認証し、上記現場端末2を上記管理サーバ1に対する正式ログイン状態とする。照合の結果が合致しなければ認証せず、ログインを拒否する。
現場端末2では、認証受付部46が管理サーバ1から認証情報を受信し、正式ログイン状態となる。
第2のログインステップを実行して現場端末2を正式ログインさせることにより、GPS電波が届かないところであっても、現場端末2の位置を特定することができる。たとえば、広域地下鉄工事などの場合に、工事区域の出入口で第2のログインステップとログアウトを実行する。認証用コードを複数使用すれば、大型の公共事業にも対応できる。たとえば、地下15mにある地下鉄工事入口のA駅付近に第1の認証用コードを設置し、そこから5km離れたB駅に第2の認証用コードを設置することができる。
(4)工事開始前処理
上述した現場コード認証機能の準備を行う処理である。
まず、現場端末2により現場コードを読み取り、取得した現場識別データを管理サーバ1に送信する。なお、Wi−fiの中継器などを使用し、地下空間のようにGPS電波が届かないところでも通信は可能である。管理サーバ1では、受信した現場識別データを該当する現場単位と関連付けて認証データ格納部22に格納する。
ついで、上記現場端末2では、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影する。撮影した現場コード画像は、上記管理サーバ1に送信する。管理サーバ1では、上記現場端末2から受信した上記現場コード画像を、該当する現場単位の現場識別データと関連付けて認証データ格納部22に格納する。認証データ格納部22に格納した現場コード画像は、現場コード認証機能を実行するときに比較解析するための元画像とする。
(5)現場コードの読取と撮影
上記正式ログイン状態となった上記現場端末2において、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードを利用して、その現場単位を認証する。
<1>まず、現場端末2において、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードを読み取る。読み取りは、カメラ機構51によって行い。カメラ制御部45が現場コードに埋め込まれた現場識別データを取得する。取得された現場識別データを管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1では、受信した現場識別データを指標に、それに対応する解析用の元画像として認証データ格納部22に格納した現場コード画像を解析認証部15が検索する。
<2>ついで、上記現場端末2において、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を上記管理サーバ1に送信する。撮影は、カメラ制御部45がカメラ機構51を制御して行う。
<3>上記管理サーバ1では、認証データ格納部22に格納しておいた元画像の現場コード画像と、受信した現場コード画像の双方を画像解析し、解析画像を対比する。解析画像の対比の結果、両者の一致性を認められれば、認証する。
解析画像の対比の結果、両者の一致性が認められなければ、認証を拒否する。1度目の認証拒否においては、解析認証部15は、もう一度現場コード画像の撮影と送信を求めるリトライ要求を現場端末2に送信する。リトライにおいて二度目の認証拒否があった場合、解析認証部15は、承認者端末3にその旨の通知を送信する。
上記現場端末2から受信した現場コード画像を認証することにより、当該現場コードが、対応する現場単位の設置場所から移動されていないことが担保される。
<4>現場端末2では、上記現場識別データを認証し、管理サーバ1から現場コード画像の認証情報を受信することにより、認証受付部46は、上記現場端末2が、当該現場単位における工事データを管理サーバ1に送信することを可能とする。
上記工事データは、実測値、工程画像、施工データである。
管理サーバ1に工事データを送信可能となった現場端末2では、「実測値の入力」「工程画像の撮影」「施工データの送信」のいずれかの操作を選択する。
(5−1)「実測値の入力」を選択した場合
上記実測値は、施工現場が実際に設計通りに完成しているかを確認するために寸法などを実際に測定した値である。現場端末2において上記実測値を入力し、管理サーバ1に送信する。
現場端末2において、「実測値の入力」を選択すると、『実測値入力画面』が表示部55に表示される。上記実測値入力画面には、上記現場コードで識別された現場単位において実施される工程と、その工程で入力すべき実測値の入力欄が表示されている。また、上記実測値入力画面には、『工程確認完了』ボタンが選択可能に表示される。
上記実測値の入力欄に測定した実測値を入力する。実測値の入力が完了したら、『工程確認完了』ボタンを押して実測値の入力を終了させ、管理サーバ1へ入力情報を送信する。上記『工程確認完了』ボタンは、連続して複数の実測値入力がある工程の場合、一つの工程が完了し終了したことをサーバに送信するためのボタンである。上記『工程確認完了』ボタンを押すことにより、入力された実測値が管理サーバ1に送信されるとともに、以下に説明する<改ざん防止処理>のタイマーがスタートする。
<改ざん防止処理>
実測値を入力するには、現場で計測しながら等、それなりの時間が必要である。入力が済めばすみやかに次の操作を行わせることにより、改ざんを防止する。
工程確認完了ボタンを押したら、所定時間内(たえば10秒)に最初に読取ったのと同じ現場コードを現場端末2に読み、つぎの所定時間内(たえば10秒)に現場コード画像を撮影し、管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1では、受信した現場コード画像を解析し、現場識別データを指標に認証データ格納部22の元画像を検索して対比し、一致すれば認証する。
これにより、確実に入力前と入力後にその位置にいたことが確認できる。つまり、所定時間内(たとえば3分以内)に、入力者が現場を離れて入力をすることによる改ざんが行われていないことが確認できる。
上述した(5)現場コードの読取と撮影の手順は、<1>→<2>→<3>→<4>実測値入力→工程確認完了ボタン→<1>→<2>→<3>→<4>である。実測値入力の直前まで現場コードの設置位置にいなければ、<1>→<2>→<3>→<4>の操作が出来ない。
したがって、実測値入力選択後、所定時間(たとえば3分)以内に入力者が現場を離れ、どこで実測値を入力していてもわからないところ、工程確認完了ボタン後(実測値入力終了直後)、時間内(たとえば10秒)に<1>→<2>→<3>→<4>の操作をさせることにより、現場コードの設置位置にいたことが確認される。
従来は、現場作業での設計に対する実測値の入力は、メモに書くなどして記録し、後の事務所作業でコンピュータ装置等へ入力が行われていた。このため、メモへの記入ミス、コンピュータ装置への入力ミス等の不具合があった。
本実施形態では、実測値は現場で現場端末へ入力させようとしている。実測値はメジャーで測るなどの動作が必要なためたとえば3分以内とし、実測値入力が済んだら他に用事はないはずなのでたとえば10秒以内で<1>→<2>→<3>→<4>の各動作を要求する。
ここで、上記改ざん防止処理では、現場コードを読取・認証、現場コード画像の解析・認証の双方を行う。以下の理由による。現場コードの読取・認証だけでは、現場コードが移動されたときに、それを判別できないからである。また、現場コード画像の解析・認証だけでは、精巧に偽装されたコードを撮影されると偽装を判別できないからである。
実測値の入力を連続して行う場合も同様である。最終入力時間より所定時間内(たとえば1分以内)につぎの入力をし、最終入力が終了したら所定時間内に現場コードを読取って認証を受け、現場コード画像を撮影して解析・認証を受ける。
(5−2)「工程画像の撮影」を選択した場合
現場端末2では、カメラ制御部45およびカメラ機構51により、上記選択から所定時間内に工程画像を撮影する。
まず、所定時間内に現場コードを読み取り、取得した現場識別データを管理サーバ1に送信する。ついで現場コード画像を撮影して管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1では、受信した現場識別データに基づいて元画像を検索し、受信した現場コード画像を解析してそれと対比する。両画像の一致を確認することにより認証する。
現場端末2では認証情報を受付ると、撮影した上記工程画像を、外部の管理サーバ1に送信する。このとき、撮影した工程画像は、管理サーバ1に保存され、現場端末2には保存しない。現場端末2で写真データを改ざんすることを防止するためである。
以上が完了したら、上述した<改ざん防止処理>を行ない、撮影までの所定時間内(たとえば1分)に撮影者が移動して他の位置を撮影していないこと、他の位置に現場コードを移動させていないこと、を確認する。
「工程画像の撮影」では、カメラ機構51のシャッターボタンが工程確認完了ボタンとして機能する。
写真撮影の場合は、つぎのことをしようと思えば可能になる。
撮影選択後時間内(1分)に現場コードの設置位置で<1><2><3><4>の動作後、現場を離れて違う場所でシャッターを押して撮影してから、時間内(たとえば5分)に戻ってきて同じ現場コードの設置位置で<1><2><3><4>の動作を行う。
撮影選択後の所定時間内(たとえば1分)に現場コードの設置位置以外の違う場所に現場コードを移動し、<1><2><3><4>の動作後シャッターを押して撮影してから、時間内(たとえば5分)に現場コードを元の位置に戻して<1><2><3><4>の動作を行う。
本実施形態では、シャッターボタンを押してから所定時間内(たとえば10秒)に上記の動作はできないので、現場コードの設置位置にいたことが確認できる。
連続して撮影する場合も同様である。最終撮影時間より所定時間内(たとえば1分以内)につぎの撮影をし、最終撮影が終了したら所定時間内に現場コードを読取って認証を受け、現場コード画像を撮影して解析・認証を受ける。
(5−3)「施工データの送信」を選択した場合
現場端末2では、上記選択から所定時間内に施工データを送信する。
まず、所定時間内に現場コードを読み取り、取得した現場識別データを管理サーバ1に送信する。ついで現場コード画像を撮影して管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1では、受信した現場識別データに基づいて元画像を検索し、受信した現場コード画像を解析してそれと対比する。両画像の一致を確認することにより認証する。
施工データは、施工現場において計測装置を使用して取得されるデータであり、現場端末2では、読取機構52によりSDカードなどから読み取り、管理サーバ1に送信する。
現場端末2から送信された施工データを管理サーバ1が受信する。管理サーバ1は施工データをログイン認証した現場端末2からのみ受信し、それ以外のコンピュータ装置などからは原則として受信しない。現場端末2に故障が生じるなどの緊急事態のときに限り、承認者の許諾を受けて受信することができる。
施工機械で測定や計測された施工データは管理サーバ1の解析認証部15が解析する。
施工機械で測定や計測された施工データは、施工データの記録された時刻が、設定時間として設定された記録可能時間の外であったときに、管理サーバ1の解析認証部15は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
管理サーバ1の解析認証部15が上記承認者端末3に対して報告を送信するとき、解析認証部15は、同時に工程管理者端末4にも同じ報告を送信する。この通知により、承認者の事後許諾を得られるようになる。
解析認証部15による解析の結果、施工データの送信時刻が送信可能時間内であるにもかかわらず、記録時刻が所定の記録可能時間を外れている場合、管理サーバ1は承認者端末3に対して報告を送信する。
たとえば、記録可能時間の設定が9:00〜17:00まで、送信可能時間の設定が9:00〜18:00である場合、たとえば17:50に送信された施工データのなかに17:40に記録された施工データがあるケースである。送信可能時間内に送られているので、現場より送信は可能であるが、たとえば現場に小型ノートパソコンなどを持ち込んで修正したデータである可能性を否定できない状態である。このような場合には、なぜ作業完了後(現場監督や管理者が不在であろう時間)に記録したのかを承認者に対して説明させる必要があるからである。
なお、管理サーバ1には全ての施工機械の専用ソフトがインストールされ、各機種のデータが処理可能である。管理サーバ1では、施工データを読み取り専用とし、上書きが出来ないようにしている。承認者や承認者以外のログイン可能者(設計者・現場監督など)は、ログインしたコンピュータ装置やスマートフォン端末、タブレット端末で閲覧のみが可能である。同じソフトがコンピュータ装置にインストールしてあっても改ざんはできない。
上述した施工データは、管理サーバ1の解析認証部15の解析により、最終記録時刻を決定する。つまり、送信された複数の施工データの記録時刻うち、最も遅い記録時刻を決定する。そして、上記送信時刻が上記最終記録時刻より一定の経過許容時間を過ぎていると、管理サーバ1の解析認証部15は、上記承認者端末3に対して報告を送信する。
たとえば、最終記録時刻より60分、90分、120分、150分などの経過許容時間が設定されていて、送信時刻が上記経過許容時間を過ぎているときには、記録終了からなぜ許容時間内に送信が完了できなかったかを承認者に対して説明させる必要があるからである。このような処理をデータ改ざんに対する障壁とすることにより、データの改ざんを防止する。
上述した(5−1)(5−2)(5−3)の処理において、現場コード画像の認証には、つぎのパターンAとパターンBがある。
パターンA:実測値入力・工程画像の撮影・施工データ送信のいずれの場合も、その後に送信する現場コード画像を解析して一致しなければ、上述したリトライ要求などの処理を行い、管理サーバが受信した実測値や送信データや画像は削除される。
パターンB:あらかじめ登録された現場コード画像ではなく、作業直前の現場コード画像と作業直後の現場コード画像について、解析・対比を行う。現場管理者の立会のもと上述したリトライ要求でOKなら認証する。つまり移動されていないからである。現場では、設置された現場コードに突発的な事情で汚れやキズが発生する可能性があるため、直前・直後の遠写画像を使用する。
工程画像と工程データの関連付けを行う。
撮影された工程画像には、直前・直後に現場コードを読取って得られた現場識別データを関連付ける。これにより、現場ID・現場コード設置位置情報などを工程画像に関連付けることができる。
現場単位を移動して上述した(5)の各処理を繰り返す。
(6)ログアウト処理
認証用コードを使用したログアウト処理を行う。
現場端末2では、認証用コードを読取って工事区域認証データを管理サーバ1に送信する。
管理サーバ1では、受信した工事区域認証データ(現場ID)に対応した工事区域における当該作業日に予定されていた工程を工程データ格納部24に照会する。
予定の工程が残っていない場合は、ログアウト許可を現場端末2に送信する。現場端末2は、ログアウト許可を受信し、ログアウト状態となる。
予定の工程が残っている場合、その旨を警告する通知を現場端末2に送信する。このように、予定されている工程の工事データの送信がすべて終わっていない場合、その現場端末2に対して警告を送る。
<終了イレギュラー処理>
上記ログアウト処理において、終了にイレギュラーが生じた場合、管理サーバ1はつぎの処理を実行する。
A:認証用コードを読まずに現場を離れた
まず、予定されている工程の工事データ送信がすべて終了していない状態で、現場端末2が認証用コードを読まずに現場から離れることが考えられる。例えば地下鉄工事で地上についたなどである。このようなイレギュラーでは、管理サーバ1は、エリア内・外をGPSで検知して警告し、ログアウトさせる。
詳しく説明する。
現場端末2でアプリケーションプログラムが起動している場合、現場端末2のGPSスイッチはアプリケーションプログラムで強制的にONにされている。
現場端末2がGPS衛星で測位できる位置になったときに、その位置情報を管理サーバ1に送信する。
そのGPS位置情報が、ログアウトしていない現場端末2から送信され、しかも工程が残っていると管理サーバ1の利用認証部14が判断した。
そうすると、GPSエリア(たとえば半径20m)の内か外かを照査する。
上記照査は、現場端末2がGPS衛星から経度緯度情報を受信し、現場端末2がGPS衛星から受信した経度緯度情報を管理サーバ1が受信する。つまり、現場端末2が管理サーバ1と交信し、現場端末2がGPSエリア内にあるのか否かを管理サーバ1が検知し、現場端末2の位置情報を調べて掌握することになる。
上記照査の結果、エリア外であれば警報する。上記警報では、現場端末2に、工程の変更動作、工程の削除動作、工程の終了動作いずれかを行うように指示する。エリア外でも工程を変更または削除すればログアウト状態にする。このとき管理サーバ1は承認者端末3にその旨を通知する。このような処理をしておくことにより、現場端末2の担当者は承認者に理由を質されることになるので、担当者が工程を守るようになるのである。
上記照査の結果、エリア内であれば注意を促す表示をする。上記表示は、工程が残っていてGPS感知した旨を画面表示する。以上により、確実に工程が残っていない状態にする。
例えば、地下鉄工事の場合、地下でログアウトせず、工程が残った状態で地上の現場事務所で打合せ後、地下鉄現場に戻って工程作業を行う場合がある。エリア内であれば、注意を促す表示のみ与える。エリアの内外に応じて「警告」か「表示」か、変わるようにする。
B:その他のイレギュラー
現場端末2がアプリケーションプログラムを終了させるなどすると、エリア内・外をGPSで検知して警告し、ログアウトさせる。
詳しく説明する。
<ア>工程が残った状態でアプリケーションプログラムの終了動作をした。
この場合、管理サーバ1は現場端末2に対し、「工程が残っているので、終了できない」旨の警告表示をし、アプリケーションプログラムは終了しない。
<イ>電源を切る動作をした。
この場合、管理サーバ1は現場端末2に対し、「工程が残っているので、終了できない」旨の警告表示をし、アプリケーションプログラムは終了しない。
<ウ>バッテリー切れ(機種によっては強制OFF)
この場合は、上記<ア><イ>のような警告処理ができない。電源が復元され、アプリ起動、ログイン要求処理の後に、上記Aと同様の処理を実行する。
ここで、工事データ送信が未処理の工程が残った状態で現場端末2の電源が復元され、アプリケーションプログラムを再起動すると、現場端末2は初期のログイン待機状態となる。
この電源復元による再起動した現場端末2が、工事データ送信が未処理の工程が残っていて、上記未処理の工程が残った工事区域のGPSエリア内であれば、管理サーバ1は、第1のログインステップで仮ログインさせる。ついで第2のログインステップで工事区域認証データを読んで正式ログインとなる。このようにすれば問題なく処理を継続できる。通常よくあるバッテリー切れの場合などが想定される。
また、電源復元による再起動した現場端末2が、工事データ送信が未処理の工程が残っている場合、管理サーバ1は、その工程の残っている工事区域以外全ての工事区域へのログインを拒否する。工程を変更または削除することにより、ログアウト状態とし、承認者端末3にメール等で通知する。そうすることにより、承認者に理由を質されることになり、信用をなくすおそれが生じるので、現場端末2の担当者は工程を守るようになる。
また、工事データ送信が未処理の工程が残っている現場端末2が、上記未処理の工程が残った現場のGPSエリア外であったり、あるいは予定していた工程日以外である場合、承認者端末3に通知を送信する。
そのときの現場端末2が上記未処理の工程が残った工事区域のGPSエリア外であれば、その工程の残っている工事区域以外全ての工事区域へのログインを拒否する。工程を変更または削除することにより、ログアウト状態とし、承認者端末3にメール等で通知する。
そのときの現場端末2が上記未処理の工程が残った工事区域のGPSエリア内で予定されている工程日以外であれば、以下の処理を行う。
工程日を変更する場合は、工程日を変更し、第1のログインステップにより仮ログインし、第2のログインステップで認証用コードを読んで正式ログインとなる。工程日の変更は管理サーバ1から承認者端末3に通知される。そうすることにより、承認者に理由を質されることになり、信用をなくすおそれが生じるので、現場端末2の担当者は工程を守るようになる。
工程日を変更しない場合は、工程を削除し、工程が無い状態でログアウトを行う。工程削除が管理サーバ1から承認者端末3に通知される。そうすることにより、承認者に理由を質されることになり、信用をなくすおそれが生じるので、現場端末2の担当者は工程を守るようになる。
◇管理サーバの動作
管理サーバ1は、現場端末2と通信を行ないながら、以下の処理を行う。
(1)現場端末の[仮]ログインの認証処理(上述)
(2)現場端末の[正式]ログインの認証処理(上述)
(3)現場端末による工事開始前処理(上述)
(4)現場端末による現場コードの読取と撮影(上述)
(5)現場端末のログアウト処理(上述)
上述した現場端末2の動作のなかで説明した上記(1)〜(5)にともなって、以下の処理を行う。
◎指定時間内に実測値入力や工程画像の撮影が行われなかった場合、所定のタイミング(たとえば10分前)に、管理サーバ1より現場端末2にメールで警告を送信する。
◎予定された工程の実測値入力・工程画像の撮影・施工データの送信が完了した場合、管理サーバ1から承認者端末3と工程管理者端末4にメール等で、予定された工程の実測値入力・工程画像の撮影・施工データの送信が完了したことを通知する。
なお、指定時間内に実測値入力や撮影が行われなかった場合にも、その旨を管理サーバ1から承認者端末3と工程管理者端末4にメール等で通知する。
ここで、工程管理者とは、主に下請け会社で元請け会社との工程調整に従事し、主に現場端末使用者の所属会社の管理者である。
このシステムは、大きな意味のある工程は、承認者への通知が必要となる。承認者は主に権威者(発注者サイド、設計監理会社等)である。
ヒューマンエラー防止の観点から、小さな意味の工程を守る為には、受注者(末端の下請けサイド、地盤調査会社等)にも通知が必要である。そこで、工程管理者にも通知することとした。
また、このシステムは、改ざん防止の観点からは、承認者サイド(発注者サイドの施主・設計監理者)向けのシステムである。ヒューマンエラー防止の観点からは、受注者サイド(末端の下請けの地盤調査会社等)向けのシステムでもある(業務の効率化アップ)。
◎指定された工程が残った状態で認証用コードによるログアウト動作が行われた場合は警告を出す。この場合、管理サーバ1は現場端末2に対し、「工程が残っているので、終了できない」旨の警告表示をし、アプリケーションプログラムは終了しない。
◎指定された工程が残った状態で認証用コードによるログアウト動作をせず、現場端末2が現場から離れた場合、GPSで検知して警告を出す。つまり上述した終了イレギュラー処理のAと同様の処理行う。
◎機械等による施工データは、現場端末2からのみ受信して解析する。なお、管理サーバ1には、事前に必要なソフトウェア(施工機械専用ソフト)をインストールしておく。受信した施工データの記録時間を読み取る。それが設定した時間外であれば、承認者端末3に通知を送信し、事後許諾を受けられるようにする。ただし、市販のデジタルカメラで撮影された画像は受信せず、専用のアプリケーションプログラムで撮影した画像だけに限定して受信する。
◎時間外送信待機処理を行う。現場端末2からの実測値・撮影画像・施工データ送信が時間外の場合、現場端末2に「移動せず待機」と表示させ、ログアウトできないようにする。また、現場端末2がエリア外に出ると警告し、承認者端末3からの承諾待ちとする。
管理サーバ1は、上述した(4)現場端末による現場コードの読取と撮影の処理により、現場端末2から受信した工事データ(実測値、工程画像、施工データ)を、工事データ格納部21に格納する。また、データ公開手段19により、工事データ格納部21に格納した工事データ(実測値、工程画像、施工データ)をインターネット5を経由して閲覧可能にする。
また、上記データ公開手段19は、上記工程画像を工程データと併せて閲覧可能にする処理を行う。工程データとは、設計データ、許容値データ、実測データ等である。上記工程データは、入力された実測値等を反映させ、閲覧用として工事データ格納部21に格納しておいたものである。
図3は、上記データ公開手段19によって工程画像と工程データを閲覧可能にした表示例を示す図である。インターネット5に接続されたコンピュータ装置やタブレット端末等の各種端末装置による表示例である。
工程の表示設定で表示される工程情報(工事名・工事場所といった文字情報や図形情報(豆図))を、工程画像とともに表示する。
表示例1は標準型である。工程に関連付けされた工程画像に、工程情報の表を並べて表示する。
表示例2はテロップ型である。表示されている工程画像に、工程情報の文字を重ねて表示する。
表示位置、表示の大きさ、表示色等は、承認者により設定されたものを閲覧者が選択できる。例えば、つぎのような指定ができる。
表示方法:テロップ型
表示位置:左下
表示の大きさ:写真の4分の1
表示色:黒
文字枠:無し
このような表示方法を選択できるようにすることにより、ニーズにあわせて閲覧表示を見やすくできる。
なお、標準型・テロップ型いずれもあくまで表示であり、工程画像や工程データへの書込み保存は行わない。
管理サーバ1で閲覧させる画像等は、現場端末2でも閲覧できる。したがってその画像は現場端末2の内部メモリに保存することができる。しかし、現場端末2の内部メモリからその画像ファイルを管理サーバ1に送信出来ないので、改ざんの原因にはならない。
上記データ公開手段19により、上記工程画像を各種の端末装置に表示させるときに、工程画像の重要度に応じた順位で表示させることができる。
上記重要度は、工程画像ごとに設定されるものである。
具体的には、工程表(たとえば工程Aの設定)を、管理サーバ1に事前にアップロードしておく。アップロードされた工程表は工程データ格納部24に格納する。予定された工程画像ごとに重要度を事前に設定しておく。撮影された工程画像を現場端末2から受信する。即時に画像を解析して、撮影時刻と現場識別データを取得する。記録されている現場識別データ(工事IDや現場コード位置情報)により設定された工程Aを検索し、あらかじめ設定された工程画像に応じた重要度に従って表示するよう格納する。
たとえば、重要度が「2−ABC」であれば、「2」は役所提出用の重要度である。「ABC」は「A」施主、「B」建設会社、「C」専門会社が閲覧した場合に表示させる。つまり固有のIDでログインして閲覧し、それが施主なのか、工事会社なのかがわかるので、閲覧するIDによって表示を変える。これにより、閲覧しやすくなる。例えば重要度「ALL」であれば全ての閲覧者が閲覧できる。なお、重要度は承認者の承認が必要な項目とする。
◆変形例1
上記第1実施形態において、現場コード画像の解析と認証をしないようにすることもできる。
たとえば、地盤工事等の場合、第1のログインステップでGPSによる位置特定を行ない、第2のログインステップで認証用コードの認証により、実測値・工程画像・施工データの送信を可能とする。この変形例1では、屋外作業において、天候や外力により現場コード画像の解析による認証が難しい場合に対応できる。
この変形例1においても、認証用コードを使った第2のログインは行う。認証用コードから読み取った工事区域認証データを工程画像と関連付けて利用する。
◆変形例2
変形例2は、上記第1実施形態において、単独の工程を組み合わせ、工程をセット化して扱うようにするものである。
例えば、(イ)測点A(実測値入力)、(ロ)測点B(実測値入力&工程画像撮影)、(ハ)施工データ送信を工程のセットとし、(イ)と(ロ)が完了しなければ(ハ)が出来ないようにする。(ハ)が終了した段階で工程の完了とする。
このようにすることで、設定時間内であれば、施工順序には関係なく工程をセット化し、単純工程の反復の作業ミスを防ぐ。
たとえば、単純工程が20くらいあると通知が多くなる。1番〜20番まである単純工程のうち、18番,20番,6番,2番が必須で、最終工程が4番である場合、設定時間内の9時から17時までに、18番,20番,6番,2番を終わらせ、4番を完了させると、通知される。管理サーバ1と現場端末2がそれぞれの単純工程の完了ごとに通信し、現場端末2には何番の必須工程が残っているかが表示される。
現場コードを使用するかしないかも個別に設定できるようにする。たとえば地盤調査などのように、同じ作業の繰り返しを違う現場で行っている工事に対応したものである。
変形例2が前提とするモデルは、つぎのようなものである。
例えば、住宅の地盤調査の場合、同じ日に住宅の地盤調査が可能なのは3か所程度である。大きな分譲地内で場所は異なるものの、連宅で近接しており、調査内容が同じとすると、単純工程とは、建設予定地の北側・南側・西側・東側の写真撮影である(それぞれ単純工程1番,2番,3番,4番)。これらは、必須写真ではあるが毎回写真撮影ごとに承認者への通知等は必要ない。
重要なのは、調査機械で取得した地盤の施工データである。調査ポイントNo.1、No.2、No.3、No.4(それぞれ単純工程5番,6番,7番,8番)である。
実測値の入力として『現場に水道が有る』『現場に水道が無い』を、単純工程9番とし、施工データの送信として(No.1〜No.4)を単純工程10番とする。
作業時間内(9時〜17時)であれば、工程作業順序は問わない。ただし、最終作業工程を単純工程10番(施工データを送信)と設定する。
変形例2の工程のセット化を説明する。
現場で単純工程1番〜9番までを終了させなければ、単純工程10番が出来ないようにすること。
単純工程10番が完了したときに作業工程が終了となり、管理サーバ1から承認者端末3および工程管理者端末4に、単純工程10番が終わったことをメール等で通知する。
このようにすることにより、作業工程の完了を伝えれば、同時に単純工程1番〜9番も完了していることになる。工程管理者は、工程遂行の内容をチェックし、顧客満足度アップのために現場作業員の作業ミスを事前に防ぐことができる。
変形例2では、作業ミスを防止するという観点から、現場端末2と管理サーバ1が、単純工程1番〜9番が完了するたびに交信し、現場端末2にどの単純工程が残っているかを表示させ、作業忘れの防止を行う。
工程管理者(下請けの地盤調査会社など)が、この細かいミスを無くすことで、ミスによる見えない損失を出さないようにし、顧客満足度を高めることができる。
このように、工程のセット化機能により、作業工程の忘れを防止させる。
変形例2では、各単純工程完了時の通知や現場コードの使用を、個別に設定できるようにした。つまり、工程のセット化において、単純工程の完了ごとに、つぎの動作を個別に設定できるのである。
・承認者端末3・工程管理者端末4のどちらかに通知する
・承認者端末3・工程管理者端末4の両者に通知する
・現場コードの読取動作を要求する/しない
たとえば、単純工程1(簡単な写真撮影)が完了したときに、『工程管理者にのみメールで完了を通知』とすれば、作業者が何も動作することもなく、工程管理者が作業者が現場で作業が開始されたことがわかり作業完了までは約1.5時間程度だと作業内容を熟知している工程管理者は、メール到着後1時間後に工程管理者がピンボケ写真の有無を確認し、単純工程10が完了するまでなら絶対現場に作業者は存在するので、ピンボケ写真の撮り直しを現場端末への通話やメールで指示すればよい。
例えば、単純工程5の施工データ取得位置が重要な場合、承認者が事前に現場の施工位置に木杭や丁張に現場コードを設置し、撮影後、時間以内(たとえば10秒)に、現場コード読取のみ行い、送信せよという指示ができる。
屋外で現場コード画像による確認はできないが、GPSエリア内で、撮影後の所定時間内に現場コードの読取をしたということは、間違いなくその位置を撮影したことになる。
このように、現場のロケーションや作業内容により、単純工程の一つ一つに、誰に通知するしない、現場コードを使用するしないを細かく設定できるようにした。
変形例2では、GPSによる仮ログインと認証用コードによる正式ログインを必須とする。工程1〜10の全ての作業は、GPSエリア内・時間内ならOKで、GPSエリア外・時間外であればOUTとする。
変形例2では、工程画像に工事区域認証データを関連づける。地盤調査など屋外作業は大雨でも作業がある。現場コードの読取や現場コード画像の取得を義務づけると、降雨による精度低下と不安全行動の原因になりかねない。GPSを利用し、工程画像への関連付け用として、認証用コードを1回だけ読取ればよいようにする。
たとえば上記の例のように、地盤調査の作業内容が同じで、同一の敷地内(分譲販売の更地)に3戸の住宅工事をするときに、3戸分の撮影を実行させると、ほぼ全ての工程が同じような感じとなる。そうすると、勘違いを起こし、何か工程を忘れて帰ってしまう、ブレブレの写真を撮ってしまう(雨天時に小さいデジカメの液晶では確認しづらい)などのケアレスミスが発生する。1枚の写真の撮り忘れのために、撮り直すなどの手間がかかっていた。つまり、作業者のケアレスミスを、管理サイドが時間とお金をかけて解決していた。変形例2ではそれを防止でき、そのような無駄がなくなる。
以前は作業者が会社に戻ってこないと何もわからなかったところ、変形例2では、作業者が現場にいる時に、施工データや工程画像を確認することが可能となる。また、追加の指示や写真の撮り直しの指示がその場で出来る。このように、精度の向上に繋がる。地盤調査・地盤工事、家屋調査、機械設備の保守定期点検など多くの分野での施工業者の課題が解決する。
◆第2実施形態
図4は、本発明の第2実施形態を説明するシステム構成図である。
第2実施形態は、工程を追加作成して設定する機能を付加したものである。管理サーバ1は、当該付加機能をになう工程作成部43を有する。これにより、現場端末2のアプリケーションプログラムの操作において工程を追加して管理サーバ1に送信し、管理サーバ1ではそれを受け付けて設定する。事前に工程が設定されていない場合に、事前に設定されていない撮影や実測値の入力を行いうるようになっている。
現場端末2を正式ログインさせた状態で、『現場工程作成』メニューを表示させ、そこに表示されている工程画像の撮影か実測値入力を選択する。
撮影を選択した場合、工程画像を撮影してから、測点、入力項目があれば入力し、写真重要度を入力して送信する。
実測値入力を選択した場合、実測値を入力する。
この場合、工程画像の画像ファイルおよび現場で作成された工程に、認証用コードから読み取った工事区域認証データを関連づける。
一般に、後々、写真整理ソフト等で画像の整理を簡単に行うため、画像ファイルに検索できるデータを記録しておくことが行なわれる。そうしなければ、その画像ファイルからは撮影時間しかわからない。つまり従来のデジタルカメラで撮影した画像とおなじである。
このシステムでは、撮影された工程画像と、それに対応する工程データを関連付けるため、画像ファイルに認証用コードから読み取った工事区域認証データを関連付けることを行う。
例えば、現場で不意な事故が発生し、それを工程画像として撮影する場合、現場端末2の『現場工程作成』メニューのなかにある「事故工程」という選択肢を選択し、新規の現場工程を作成する。
新しく作成した現場工程『事故工程』で工程画像を撮影する。
そして、たとえば下記の情報を入力・設定して管理サーバ1へ送信する。
・実測値入力:『2階階段付近での事故!けが人なし』
・写真重要度:初期値『ALL』のまま、変更なし
・通知:初期値『承認者』のまま、変更なし
ここで『通知』とは、管理サーバ1から承認者端末3および工程管理者端末4へ送るメール等による通知である。例えば、事故工程であれば、事故工程で工程画像が撮影され、管理サーバ1が受信すると、承認者端末3と工程管理者端末4にメールで通知が行われる。
このようにすることにより、事故・相談・など個別の現場状況に応じて必要なあらかじめ予想される工程以外の写真撮影や、実測値入力が可能となる。
上述した第1実施形態では、(5)現場端末による現場コードの読取と撮影において、「実測値入力」「工程画像の撮影」「施工データ送信」のいずれかを選択する。
予め現場での行動が予想され、結果を実測値入力や工程画像の撮影で、その工程に対して出来形を記録し、その現場での出来形情報をリアルタイムにインターネット経由でウエブサイトに閲覧できるようにしている。
この第2実施形態では、「工程画像の撮影」と「実測値の入力」を、一連の流れのなかで両方行なう。
現場工程(事故工程など)は、予想していなかったことをインターネット経由でウエブサイトでリアルタイムに伝える為に写真だけでは伝達できない情報を伝えるために、工程画像の撮影(事故写真)と実測値入力(現場状況説明)を一連の流れで両方行う必要があるからである。
ここで、この第2実施形態において、現場コードを使用しない場合、ログイン時に読取った認証用コードから読み取った工事区域認証データ(現場ID等)を現場端末2の内部メモリに記録する。
メニュー操作で事故工程を選択すると、事故撮影が可能となり、シャッターを押すと外部サーバに送信され、所定時間内に管理サーバ1に送信される。
管理サーバ1では、「メニュー操作で事故工程選択」を現場端末2より受信したら、事故工程を受信時刻名で作成し、認証用コードから読み取った工事区域認証データを事故工程画像と関連づけする。認証用コードから読み取った工事区域認証データを事故工程画像に書き込んで、工程とは別の事故フォルダに保存する。
「メニュー操作で事故工程を選択」すると、事故工程の選択時に、管理サーバ1で事故工程が受信時間名で作成されている。「メニューで事故実測値入力」を選択すると、事故実測値入力が可能となり、たとえば『クレーン転倒!けが人ゼロ!』のような入力を可能とする。
「メニュー操作で事故工程選択」では、写真重要度は予めALL(全員閲覧可能)に設定することができる。事故工程の表示も設定ができるようにする。したがって、事故工程画像は管理サーバ1でネット閲覧可能な状態に保存される。この閲覧表示において、事故工程画像を工事区域認証データで検索し、それに関連づけされている事故工程実測値を表示することができる。事故工程や相談工程など、事前に工程設定されていない場合の工程を現場工程とする。予め予想される事象を現場ごとに設定する。
アプリケーションプログラムで撮影した工程画像のデータは外部の管理サーバ1に送信され、現場端末2には保存させない。現場端末2で写真データを改ざんすることを防止するためである。また、外部の管理サーバ1に工程画像のデータ送信する理由は、撮影に失敗した画像は、シャッターを押してから一定時間内(たとえば10秒)なら消去できるようにしたことにもある。
このとき、ログイン時には認証用コードから読み取った工事区域認証データを用いる。したがって、写真重要度に応じて実測値入力項目を管理サーバ1でリアルタイムに閲覧可能とでき、承認者端末3に通知する。
第1の実施形態で述べたように、工程画像の改ざん防止や工程管理、現場管理を正確に行うことが重要な目的である。第2実施形態では、改ざん防止や工程管理・現場管理以外に、事故現場の撮影や現場の不具合の相談などの情報を、安易かつ迅速に伝えることも可能となる。したがって、位置情報として現場コードを使用せず、全て認証用コードで行うようにした。
第2実施形態では、工程名・写真重要度・通知・実測値入力について、初期値を事前に設定し、現場端末2で表示し選択しうるようになっている。たとえば、事故工程・緊急相談工程・スナップ写真工程などがあげられる。つまり、それぞれに応じた写真重要度、通知、実測値入力の初期値を設定する。現場端末2による現場での手動での入力を出来るだけ簡素にし、誤入力や誤変換のリスクをへらすことができる。
〔各実施形態の作用効果〕
以上のように、上記各実施形態では、つぎの作用効果を奏する。
本実施形態は、
上記工事データの送信に先立って上記現場端末2を上記管理サーバ1にログインさせる際に、第1のログインステップと第2のログインステップを実行する。
上記第1のログインステップは、上記現場端末2においてGPS衛星から受信した当該現場端末2の端末位置を、上記管理サーバ1において工事区域の位置と照合して認証し、上記現場端末2を仮ログイン状態とする。
第2のログインステップは、上記現場端末2において上記工事区域の認証用コードから読み取った工事区域認証データを、上記管理サーバ1において認証し、上記現場端末2を正式ログイン状態とする。
このように、GPS衛星の位置情報を利用した第1のログインステップと、工事区域の認証用コードを利用した第2のログインステップを実行する。これにより、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して送信する工事データは、確実に工事区域に存在する現場端末2から送られたものであることが担保される。上記工事区域以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
本実施形態は、
上記正式ログイン状態となった上記現場端末2において、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードから読み取った現場識別データを、上記管理サーバ1で認証する。
これにより、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して送信する工事データは、確実に現場単位に存在する現場端末2から送られたものであることが担保される。上記現場単位以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
本実施形態は、
上記現場識別データを認証した上記現場端末2が、当該現場単位における工事データを管理サーバ1に送信できるようになる。
これにより、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して送信する工事データは、確実に現場単位に存在する現場端末2から送られたものであることが担保される。上記現場単位以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
本実施形態は、
上記工事データが当該現場単位において取得した実測値であり、上記実測値の改ざん防止が実現する。
本実施形態は、
上記工事データが当該現場単位において取得した工程画像であり、上記工程画像の改ざん防止が実現する。
本実施形態は、
上記工事データが当該現場単位において取得した施工データであり、上記施工データの改ざん防止が実現する。
本実施形態は、
上記現場端末2において撮影した上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を、上記管理サーバ1で認証する。
これにより、上記現場端末2から上記管理サーバ1に対して送信する工事データは、確実に現場単位に存在する現場端末2から送られたものであることが担保される。上記現場単位以外の場所で工事データを取得したり送信したりすることを防止でき、データの改ざん防止が実現する。
〔他の変形例〕
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
1:管理サーバ
2:現場端末
3:承認者端末
4:工程管理者端末
5:インターネット
10:通信制御部
11:システム制御部
12:格納制御部
14:利用認証部
15:解析認証部
16:時間管理部
18:データ格納部
19:データ公開手段
21:工事データ格納部
22:認証データ格納部
23:ログインデータ格納部
24:工程データ格納部
40:送受信部
41:アプリケーション制御部
42:データ格納部
43:工程作成部
44:送受信制御部
45:カメラ制御部
46:認証受付部
47:プロセス管理部
48:読取制御部
49:格納制御部
51:カメラ機構
52:読取機構
54:入力部
55:表示部
56:報知部
58:GPSデータ受信部
59:内部クロック

Claims (9)

  1. 管理サーバと現場端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信し、上記管理サーバにおいて工事データを管理する工事データ管理方法であって、
    上記工事データの送信に先立って上記現場端末を上記管理サーバにログインさせる際に、
    上記現場端末において、上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記工事区域認証データを認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する正式ログイン状態とするステップを実行する
    ことを特徴とする工事データ管理方法。
  2. 上記現場端末において、上記正式ログイン状態とするステップに先立って、
    GPS衛星から当該現場端末の端末位置を受信して上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記端末位置を工事区域の位置と照合して認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する仮ログイン状態とするステップを実行する
    請求項1記載の工事データ管理方法。
  3. 上記正式ログイン状態となった上記現場端末において、上記工事区域内の現場単位ごとに設置された現場コードから読み取った現場識別データを上記管理サーバに送信し、
    上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した現場識別データを認証するステップを実行する
    請求項1または2記載の工事データ管理方法。
  4. 上記現場識別データを認証することにより、
    上記現場端末を、当該現場単位における工事データを管理サーバに送信することを可能とする
    請求項3記載の工事データ管理方法。
  5. 上記工事データが、当該現場単位において取得した実測値である
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の工事データ管理方法。
  6. 上記工事データが、当該現場単位において取得した工程画像である
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の工事データ管理方法。
  7. 上記工事データが、当該現場単位において取得した施工データである
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の工事データ管理方法。
  8. 上記現場端末において、上記現場コードとその周辺を含む範囲を撮影した現場コード画像を上記管理サーバに送信し、
    上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記現場コード画像を認証するステップを実行する
    請求項3〜7のいずれか一項に記載の工事データ管理方法。
  9. 管理サーバと現場端末を用い、上記現場端末から上記管理サーバに対して工事データを送信し、上記管理サーバにおいて工事データを管理する工事データ管理プログラムであって、
    上記工事データの送信に先立って上記現場端末を上記管理サーバにログインさせる際に、
    上記現場端末において、GPS衛星から当該現場端末の端末位置を受信して上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記端末位置を工事区域の位置と照合して認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する仮ログイン状態とする第1のログインステップと、
    上記現場端末において、上記工事区域に設置された認証用コードから読み取った工事区域認証データを上記管理サーバに送信し、上記管理サーバにおいて、上記現場端末から受信した上記工事区域認証データを認証することにより、上記現場端末を上記管理サーバに対する正式ログイン状態とする第2のログインステップと、
    をコンピュータ装置に実行させることを特徴とする工事データ管理プログラム。
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