JP2009245230A - 作業管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 リアルタイムに作業の進捗状況を把握することができるとともに、作業者に代わる「なりすまし」を排除し、その作業者から報告された作業内容の信頼性を保証する作業管理システムを提供する。
【解決手段】 作業管理システムは、所定の作業を行う作業者が保持するICタグ10と、ICタグ10に格納されている情報等作業者の情報を読み取りあるいは取得する情報取得装置20と、その情報取得装置20により読み取られたあるいは取得された情報等を受信し、この受信情報に基づいて作業者による作業の進捗状況を示す情報を作成し管理する作業管理サーバ30と、その作業管理サーバ30にアクセスして前述の作業の進捗状況を示す情報を閲覧するための閲覧端末装置40と、これら情報取得装置20、作業管理サーバ30及び閲覧端末装置40を接続するネットワーク50とを有して構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、作業管理システムに関し、特に、作業者が行う作業の進捗状況を把握し、その作業内容を管理する作業管理システムに関する。
従来、作業場所においてその監督責任者が不在であって、その責任者自らが監督管理業務を行うことが困難である場合には、監督責任者は、作業終了後に実際にその作業を行った作業者から日報等の形式で、その日の作業内容の報告を受けることが多い。
しかしながら、このように日報等の形式で報告を受けると、リアルタイムに進捗状況を把握することができず、次の日の作業予定を立てるのに相当の時間を要するという問題が生じる。
また、このように監督責任者が作業場所に不在である場合には、作業者が日報において虚偽の報告をし、実際にその作業場所へ行っていないケースもある。
上記のような問題を解決するための従来技術の1つとして、特許文献1に開示するところの作業進捗管理システムが提案されている。
この作業進捗管理システムは、予め作業者が保持しているIDタグから情報を読み取るIDタグリーダと、このIDタグリーダが読み取った情報を収集して作業者による作業の進捗状況を管理する管理サーバとを有して構成されるものである。
作業者は、作業場所への入退場時にIDタグを保持してIDタグリーダに接近すると、このIDタグリーダは、その作業者のIDタグからの情報を読み取り、上記管理サーバへ送信する。この管理サーバは、上記IDタグリーダからの情報に基づいて、どの作業者がどの時間帯に作業を行ったかを特定し、データベースに書き込んで進捗管理を行う。従って、この特許文献1に開示される作業進捗管理システムを用いることにより、作業進捗状況をリアルタイムで参照でき、適切な作業計画支援を行うことが可能となる。
また、作業者が、決められた作業場所にて決められた時間帯に作業を行ったことを容易に確認することができ、前述のような監督責任者不在の弊害を解消することが可能となる。
特開2007−188116
しかしながら、上記特許文献1に開示される作業進捗管理システムでは、まだ解決し得ない以下のような問題がある。それは、決められた作業者以外の者がIDタグを保持して作業場所へ行く、いわゆる「なりすまし」の問題である。すなわち、前述の作業進捗管理システムでは、IDタグを保持していさえすれば、作業者以外の者が、代わって進捗状況を入力することができ、結果として適切な作業が行われないおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、リアルタイムに作業の進捗状況を把握することができるとともに、作業者に代わる「なりすまし」を排除し、その作業者から報告された作業内容の信頼性を保証する作業管理システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明は、保持する作業者の識別情報を記録する情報記録媒体と、情報記録媒体から情報を取得する情報取得装置と、情報取得装置からネットワークを介して取得された情報を受信し受信した情報に基づいて作業者による作業を管理する作業管理サーバとを有する作業管理システムであって、情報取得装置は、情報記録媒体から作業者の識別情報を取得するとともに、作業者の生体情報を取得し、取得した情報を作業管理サーバへ送信し、作業管理サーバは、情報取得装置から受信した作業者の識別情報及び生体情報に基づいて、情報取得装置の設置場所において作業者が作業を行った旨を記録することを特徴とする。
また、本発明は、保持する作業者の識別情報を格納する情報端末装置と、情報端末装置へ測位情報を送信するGPS衛星と、情報端末装置から情報を取得する情報取得装置と、情報取得装置からネットワークを介して取得された情報を受信し受信した情報に基づいて作業者による作業を管理する作業管理サーバとを有する作業管理システムであって、情報端末装置は、GPS衛星から測位情報を受信し、情報取得装置は、情報端末装置から作業者の識別情報を取得するとともに、作業者の生体情報及び測位情報を取得し、取得した情報を作業管理サーバへ送信し、作業管理サーバは、情報取得装置から受信した測位情報に基づいて情報端末装置の現在位置を特定し、特定した現在位置の情報及び情報取得装置から受信した作業者の識別情報及び生体情報に基づいて、情報取得装置の設置場所において作業者が作業を行った旨を記録することを特徴とする。
また、本発明によれば、その作業管理サーバは、情報取得装置から受信した情報に基づいて、作業者の作業日報情報を作成することを特徴とする。
また、本発明によれば、その作業管理システムは、作業日報情報を閲覧するための閲覧端末装置をさらに有し、その作業管理サーバは、閲覧端末装置から作業日報情報の取得要求を受信すると、取得要求された作業日報情報を閲覧端末装置へ送信することを特徴とする。
また、本発明によれば、その情報取得装置は、自装置周囲の映像を撮影する撮影手段を有し、作業者の識別情報を取得すると、撮影手段による撮影を開始し、撮影した映像データを作業者の識別情報とともに作業管理サーバへ送信し、また、その作業管理サーバは、作業者の識別情報とともに、映像データを受信すると、映像データから作業者の顔画像を抽出し、抽出した顔画像と、予め自サーバに格納されていた作業者の顔画像とを比較照合し、認証を行うことを特徴とする。
また、本発明によれば、その情報取得装置は、自装置周囲の音声を集音し入力する音声入力手段を有し、作業者の識別情報を取得すると、音声入力手段による音声の入力を開始し、入力された音声データを作業者の識別情報とともに作業管理サーバへ送信し、作業管理サーバは、作業者の識別情報とともに、音声データを受信すると、音声データから作業者の声の音声データを抽出し、抽出した声の音声データと、予め自サーバに格納されていた作業者の声の音声データとを比較照合し、認証を行うことを特徴とする。
また、本発明によれば、作業管理サーバは、情報取得装置から受信した音声データをテキストデータに変換し、変換したテキストデータを作業者の作業日報情報として記録することを特徴とする。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、情報取得装置は、情報記録媒体又は携帯端末装置から作業者の識別情報を読み取るとともに、作業者の生体情報を読み取り、その読み取った情報を作業管理サーバへ送信し、作業管理サーバは、その情報取得装置から受信した作業者の識別情報及び生体情報に基づいて認証を行い、その認証結果に応じて情報取得装置の設置場所において作業者が作業を行った旨を記録するので、作業者の行動及び作業の進捗状況を容易に管理することができ、信頼性の高い内容の作業報告を作業の監督責任者や委託主に提供することが可能となる。
<第1の実施の形態>
(第1の実施の形態の概要)
本発明の第1の実施の形態における作業管理システムは、委託主は、所定の作業をその作業の受託会社に委託する際に、その委託主及び受託会社の監督責任者が不在の下、その受託会社から派遣される作業者の行動及びその作業者により行われる作業の進捗状況を管理するためのシステムである。
本システムにおいては、その作業者が保持するICタグの情報を作業場所に設置された装置が読み取り、この読み取った情報がサーバに履歴として蓄積され、前述の監督責任者及びその作業を委託した者は、作業者の行動内容及び作業者による作業の進捗状況を容易に確認できるというものである。
なお、本システム全体の管理については、例えば、委託主に対しその委託した作業内容改善のアドバイスを行う等、コンサルティングを事業とする第三者機関(組織)が行う。
以下、本実施の形態における作業管理システムの構成及び動作について、図を用いて説明を進める。
(第1の実施の形態の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態における作業管理システムの構成を示す図である。以下、図を用いて、この作業管理システムの構成について説明を進める。
作業管理システムは、所定の作業を行う作業者が保持するICタグ10と、ICタグ10に格納されている情報等作業者の情報を読み取りあるいは取得する情報取得装置20と、その情報取得装置20により読み取られたあるいは取得された情報等を受信し、この受信情報に基づいて作業者による作業の進捗状況を示す情報を作成し管理する作業管理サーバ30と、その作業管理サーバ30にアクセスして前述の作業の進捗状況を示す情報を閲覧するための閲覧端末装置40と、これら情報取得装置20、作業管理サーバ30及び閲覧端末装置40を接続するネットワーク50とを有して構成される。
前述のICタグ10は、作業者が保持する情報記録媒体であり、本実施の形態では、一例として、本体に電源を備えない受動型(パッシブ型)のRFID(Radio Frequency Identification)タグを用いるものとする。
このICタグ10には、保持する作業者を識別するための作業者IDが格納されており、情報取得装置20から無線信号(電力搬送電波)を受信すると、この作業者IDを示す無線信号(搬送電波)を情報取得装置20へ返信する。
情報取得装置20は、作業者の作業場所に設置される無線信号の送受信装置であって、ICタグ10に対し無線信号を送信するとともに、この無線信号に対してICタグ10から返信される無線信号を受信して、ICタグ10内の情報、すなわち前述の作業者IDを読み取る。本実施の形態においては、例えば、無線信号として所定の帯域の電波を用いる。
また、情報取得装置20は、周囲の映像を撮影するとともに、周囲の音声入力を行う機能を備える。
作業管理サーバ30は、前述の第三者機関が管理する情報処理装置であって、情報取得装置20から前述の作業者IDを含む作業内容を示す情報(以下、作業履歴情報という)を取得して、作業者による作業の進捗状況を自機内のデータベース(作業進捗状況データベース)で管理するとともに、作業者の作業日報情報を自動作成する。
また、作業管理サーバ30は、情報取得装置20から受信する作業者の顔画像データ及び作業者の声の音声データから作業者の生体認証を行う。
閲覧端末装置40は、上記作業の監督責任者や委託主等により操作されるPC(Personal Computer)又は携帯端末(携帯電話機など)の情報処理装置であって、作業管理サーバ30において管理されているデータベースや前述の作業日報情報にアクセスして、前述の作業の進捗状況の情報を自装置のディスプレイ上に表示することができるように構成されている。
次に、前述のICタグ10の構成について、図を用いてさらに詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態におけるICタグ10の構成を示す図である。
図に示すように、ICタグ10は、情報取得装置20からの電力搬送電波を受信するアンテナ11と、そのアンテナ11により受信された電波から電力を生成する電力生成部12と、前述の作業者IDを格納する作業者ID格納部13と、その作業者ID格納部13に格納されている作業者IDを示す電気信号を搬送電波に変調する通信部14とを有して構成される。
アンテナ11が情報取得装置20からの電力搬送電波を受信すると、電力生成部12は、その電波に基づいて電力を生成する。電力生成部12は、この生成した電力を前述の作業者ID格納部13及び通信部14へ供給すると、前述の作業者IDを示す電気信号が生成される。そして、通信部14は、この電気信号を搬送電波に変調する。アンテナ11は、この作業者IDが含まれる搬送電波を情報取得装置20へ送信する。
次に、前述の情報取得装置20の構成について、図を用いてさらに詳細に説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における情報取得装置20の構成を示す図である。
図に示すように、情報取得装置20は、CPU等により構成され情報取得装置20全体を制御する制御部21と、接続されている電源(図示せず)からの電気信号を前述のICタグ10へ送信する電力搬送電波に変調するとともに、ネットワーク50を介して通信を行う通信部22と、その通信部22により生成された電力搬送電波をICタグ10へ送信するアンテナ23と、自装置周囲の映像を撮影するカメラ等から構成される撮影部24と、自装置周囲の音声を集音し入力するマイク等から構成される音声入力部25と、自装置の設置場所を示す情報を格納する情報格納部26と、現在日時を計時する計時部27とを有して構成される。
次に、前述の作業管理サーバ30の構成について、図を用いてさらに詳細に説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態における作業管理サーバ30の構成を示す図である。
図に示すように、作業管理サーバ30は、CPU等により構成され作業管理サーバ30全体を制御する制御部31と、ネットワーク50を介して情報取得装置20及び閲覧端末装置40と通信を行う通信部32と、その通信部32により入力された音声データをテキストデータへ変換する音声変換部33と、前述の作業進捗状況のデータベース等を格納する情報格納部34とを有して構成される。
また、図に示すように、情報格納部34には、前述の作業進捗状況データベースと、各情報取得装置20の設置場所が示された情報取得装置データベースと、各作業者の作業予定が示されたスケジュール情報と、作業者の顔画像・声紋を示す生体認証用データと、情報取得装置20から受信した映像・音声データと、作業者が実際に行った作業内容を示す作業日報情報とを格納する。
(第1の実施の形態の動作)
以上のようにして構成される本実施の形態における作業管理システムによる動作について、以下詳細に説明する。
なお、本実施の形態では、一例として、上記委託主は、マンション等の集合住宅の住居者等で構成される管理組合(組合員)であるとする。また、作業者は、その管理組合からの委託を受けて集合住宅の管理業務を専門に行う管理会社から派遣された管理人であるとし、主にマンション等の集合住宅において設備の管理や清掃等を行うものとする。また、前述の第三者機関としては、例えば、上記管理人が行う作業内容が適切に行われているか否かを判断し、その委託主に対しその作業内容の改善等のアドバイスを行うコンサルティング事業者であるとする。
(1)作業の進捗状況の管理動作
図5,図6は、本発明の第1の実施の形態における作業管理システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。以下、図に沿って、本実施の形態における作業管理システムによる作業者が行う作業に対する管理動作について詳細に説明する。
まず、作業者は、自身の作業者IDを格納するICタグ10を保持して、前述の予め定められたスケジュール情報に沿って、決められた時間に集合住宅内の決められた作業場所へ向かう。作業者が、その作業場所を訪れ、その作業場所に設置された情報取得装置20のから定距離まで接近すると、作業者自身が保持するICタグ10は、その場に設置された情報取得装置20から送信される電力搬送電波を受信する(ステップS101)。
ICタグ10は、その電力搬送電波を受信すると、この受信した電力搬送電波に基づいて電力を生成し、自機に格納されている作業者IDを含む搬送電波を情報取得装置20へ送信する(ステップS102)。
情報取得装置20は、前述の作業者IDを示す搬送電波を受信すると、撮影部24を作動させ、その搬送電波受信後の所定時間、自装置の近傍にいる当該作業者の顔を含む自装置周囲の映像を撮影する(ステップS103)。
また、情報取得装置20は、前述の作業者IDを示す搬送電波を受信すると、音声入力部25を作動させ、その搬送電波受信後の所定時間、自装置の近傍にいる当該作業者の声を含む自装置周囲の音声を入力する(ステップS104)。
次に、情報取得装置20は、ICタグ10から受信した搬送電波を復調してその作業者ID情報を抽出する(ステップS105)。
次に、情報取得装置20は、情報格納部28を参照して、予め付与されている自装置の識別情報(以下、取得装置IDという)を読み込むとともに(ステップS106)、計時部27を参照して現在日時の情報を抽出する(ステップS107)。
そして、情報取得装置20は、前述の作業者IDに前述の取得装置ID及び現在日時の情報を対応付けて構成した作業履歴情報をネットワーク50を介して作業管理サーバ30へ送信する(ステップS108)。
また、このとき、情報取得装置20は、同様に、前述の作業者ID及び現在日時の情報に、前述の撮影した映像データ及び入力した音声データをそれぞれ対応付けて作業管理サーバ30へ送信する(ステップS108)。
作業管理サーバ30は、その作業履歴情報を情報取得装置20から受信すると、これらを対応付けたまま、情報格納部34内の作業進捗管理データベースに格納する(ステップS109)。
また、作業管理サーバ30は、同様に、前述の作業者ID及び現在日時の情報に対応付けたまま受信した映像データ及び音声データを情報格納部34に格納する(ステップS109)。
また、作業管理サーバ30の制御部31は、情報格納部34に格納されている情報取得装置データベースを参照し、その作業履歴情報に含まれる取得装置IDに対応付けられている情報取得装置20の設置場所を抽出し、これも同様に対応付けて作業進捗管理データベースに格納する(ステップS110)。
また、制御部31は、情報格納部34に格納されているスケジュール情報を参照し、その作業履歴情報に含まれる作業者ID、取得装置ID及び現在日時情報に基づいて、その作業者が、その情報取得装置20の設置場所においてその日時に予定している作業内容を示す情報を抽出し、これも同様に作業進捗管理データベースに格納する(ステップS111)。
また、情報取得装置20から作業管理サーバ30へ送信される音声データは、前述のようにそのまま情報格納部34に格納されるとともに、音声変換部33によりテキストデータに変換され、この変換されたテキストデータも同様に作業進捗管理データベースに格納する(ステップS112)。
次に、制御部31は、情報格納部34により格納された映像データから作業者の顔画像部分を抽出する(ステップS113)。
また、制御部31は、情報格納部34により格納された作業者IDに基づいて、この作業者IDに該当する作業者の顔画像データを情報格納部34から抽出する(ステップS114)。
そして、制御部31は、受信映像データにおける顔画像と、予め情報格納部34に格納されていた作業者の顔画像とを比較照合し、認証を行う(ステップS115)。
ここで、顔画像の認証が失敗した場合には(ステップS115/No)、制御部31は、受信映像データから顔画像の抽出箇所を変更する等して、再度顔画像を抽出し、認証を行う(ステップS113)。
一方、顔画像の認証が成功した場合には(ステップS115/Yes)、制御部31は、情報格納部34により格納された音声データから作業者の声部分を抽出する(ステップS116)。
また、制御部31は、情報格納部34により格納された作業者IDに基づいて、このIDに該当する作業者の声の音声データを情報格納部34から抽出する(ステップS117)。
そして、制御部31は、受信した声の音声データと、予め情報格納部34に格納されていた作業者の声の音声データとを比較照合し、声紋認証を行う(ステップS118)。
ここで、声紋認証が失敗した場合には(ステップS118/No)、制御部31は、受信音声データから作業者の声の抽出箇所を変更する等して、再度声の音声データを抽出し、声紋認証を行う(ステップS116)。
一方、声紋認証が成功した場合には(ステップS118/Yes)、作業管理サーバ30は、進捗管理データベースに格納された作業履歴情報に基づき、所定のフォーマットに沿って、該当する作業者の作業日報の情報を自動作成し(ステップS119)、情報格納部34に格納する。
なお、作業管理サーバ30は、情報取得装置20から作業履歴情報を受信するごとに前述の作業日報情報に受信した内容を追記するようにしてもよいし、スケジュール情報において一日の最後に予定されている作業が終了した旨の作業履歴情報を受信した時点で作成するようにしてもよい。
(2)作業者の行動及び作業の進捗状況の確認動作
次に、集合住宅の管理組合の組合員(居住者など)又は管理会社の監督責任者が、閲覧端末装置40を操作して、作業管理サーバ30にアクセスし、前述の作業日報情報を閲覧し、予定されていた作業が作業者により行われたか否か、作業の進捗状況はどのようになっているか等を確認するときの作業管理システムによる動作について説明する。
図7は、その作業管理システムによる作業者の行動及び作業の進捗状況の確認動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、その作業管理システムによる作業の進捗状況の確認動作について説明する。
まず、管理組合の組合員又は管理会社の監督責任者は、閲覧端末装置40を操作して、作業日報情報の閲覧を作業管理サーバ30へ要求すると(ステップS121)、作業管理サーバ30は、該当する作業者の要求された日付の作業日報の情報を情報格納部34から抽出し(ステップS122)、その抽出した作業日報の情報を閲覧端末装置40へ送信する(ステップS123)。
閲覧端末装置40は、上記作業日報情報を作業管理サーバ30から受信すると、自機のディスプレイに表示する(ステップS124)。
管理組合の組合員又は管理会社の監督責任者は、ディスプレイ上に表示された作業日報情報を閲覧することにより、管理人が予定通り集合住宅の管理業務を遂行しているか否かを容易に確認することができる。
また、前述のように、作業管理サーバ30は、情報取得装置20の撮影部24により撮影された映像データ(動画/静止画)を格納している。
管理組合の組合員又は管理会社の監督責任者は、閲覧端末装置40を用いて、作業日報情報と同様にこの映像についても取得して閲覧することができ、作業者本人が実際に作業場所を訪れているか否か、作業者が実際に所定の管理業務を行っているか否かを容易にリアルタイムで確認することができる。
(第1の実施の形態におけるデータベース構成・画面情報の具体例)
前述のように、作業管理サーバ30は、情報取得装置20から受信した作業履歴情報を情報格納部34に格納し、作業進捗状況データベースを構成する。
図8は、その作業進捗状況データベースのデータ構成例を示す図である。
図に示すように、作業進捗状況データベースには、「作業者ID」に対応付けて、「作業日時」、「作業場所」、「作業内容」及び「作業報告」等が格納されている。
このうち、「作業者ID」にはICタグ10内の作業者IDが、「作業日時」には情報取得装置20の計時部27により計時された日時が、「作業場所」及び「作業内容」には作業管理サーバ30の情報格納部34内のデータベース等に管理されていた情報が、それぞれ格納される。また、「作業報告」には、前述のように作業者の発声により生成されたテキストデータが格納される。
また、前述のように、作業管理サーバ30は、作業進捗状況データベースに格納されている情報に基づいて、作業者・作業日ごとに作業日報情報を自動作成する。
図9は、閲覧端末装置40の画面上に表示される、上記作業日報情報の一例を示す図である。
図に示す例では、作業者ID「0001」の作業者が、所定の作業日(2008年3月3日)に行った作業に関する日報が示されている。
図に示すように、作業日報情報には、所定の作業が行われる時間及び場所、その作業の内容及び報告が示される。
前述のように、管理組合の組合員(居住者)又は管理会社の監督責任者は、閲覧端末装置40を用いて、作業管理サーバ30に作業日報の閲覧を要求すると、作業管理サーバ30は、自動作成して情報格納部34に格納された作業日報情報のうち該当するものを閲覧端末装置40へ送信し、閲覧端末装置40は、受信した作業日報情報を表示する。
管理組合の組合員等は、その閲覧端末装置40の画面上に表示された作業日報情報を確認して、集合住宅の管理人(作業者)が、作業を行っているか否かを容易に把握することができる。
なお、図示していないが、作業管理サーバ30の情報格納部34には、作業者IDに対応付けられて、前述の映像データ及び音声データが格納されている。
管理組合の組合員等は、閲覧端末装置40を用いて、作業日報情報上の各作業ごとに付されたボタンをクリックすると、閲覧端末装置40は、所定の作業に関連した前述の映像データ及び音声データの取得を作業管理サーバ30に対し要求する。
作業管理サーバ30は、その取得要求を受信すると、情報格納部34に格納されている映像データ及び音声データのうち、該当するものを抽出して、要求元の閲覧端末装置40へ送信し、閲覧端末装置40は、この映像、音声又はそれら両方を再生する。
管理組合の組合員等は、この映像・音声から、作業者により作業がどのように行われたかを容易に確認することができる。
また、図10は、前述の情報取得装置20の設置場所を示す情報取得装置データベースのデータ構成例を示す図である。
図に示すように、情報取得装置データベースには、各情報取得装置20の取得装置IDに対応付けて、各装置の設置場所と、これに対応する緯度・経度・高度の情報とが示されている。
例えば、図には、取得装置IDが「001」の情報取得装置20は、「東京都世田谷区○○」に設置され、その緯度が北緯○○度、東経○○度、高度××mであることが示されている。
作業管理サーバ30は、情報取得装置20から取得装置IDを受信すると、この取得装置IDに対応付けられている情報取得装置20の設置場所を情報取得装置データベースから抽出し、作業進捗状況データベースに記録する。
また、図11は、前述の作業者の作業予定が示されたスケジュール情報の一例を示す図である。
図に示すように、スケジュール情報には、各日ごとに各作業者が行う作業内容が示されている。また、その各作業が行われる場所として、その場所に設置されている情報取得装置20の取得装置IDが対応付けられているとともに、各作業の予定時間が示されている。
作業管理サーバ30は、情報取得装置20から作業者ID、取得装置ID及び現在日時の情報を受信すると、これら各情報に対応付けられている作業内容をそのスケジュール情報から抽出し、作業進捗状況データベースに記録する。
例えば、図には、作業者ID「0001」の作業者は、2008年3月3日の9:00〜10:00に、取得装置ID「005」の設置場所で「備品のチェック」の作業を行うことが示されている。
(第1の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、作業者から作業の進捗状況の報告を受ける際に、作業管理サーバ30は、情報取得装置20から受信する映像や音声に基づいて作業者の生体認証を行うので、作業者の「なりすまし」による虚偽の作業報告を防止することができ、作業の監督責任者及び作業の委託主に対して信頼性の高い作業報告を容易に提供することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、情報取得装置20は、ICタグ10が所定距離内に接近し、ICタグ10から情報を受信すると、カメラ等の撮影部24を作動させ、作業者による作業風景を撮影するので、作業の監督責任者及び作業の委託主は、この映像を確認することにより、作業者による作業が的確に行われているか否かを容易に確認することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、作業管理サーバ30は、作業者が発声した作業報告をテキストデータに変換し、このテキストデータ及びその他の作業に関する情報(作業者ID、作業日時、作業内容)から自動的に作業日報情報を作成し、これを閲覧可能な状態にするので、作業の監督責任者及び作業の委託主は、見やすいレイアウトに整理された作業報告を容易に閲覧することが可能となる。
また、前述のように、作業管理サーバ30は、作業者からの作業報告を音声データにより取得した際に、この取得した音声データに基づいて作業者の声から音声認証を行うので、作業報告の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
また、前述のように、カメラ等の撮影部24及びマイク等の音声入力部25は、ICタグ10、すなわち作業者が所定距離内に接近したときに作動するように構成されているので、必要なときだけ撮影及び集音することで、無駄な映像を撮影したり無駄な音声を録音したりすることを防止することができ、その撮影及び録音するための電力及びハードウェア資源を有効に利用することが可能となる。
<第2の実施の形態>
(第2の実施の形態の概要)
次に、本発明の第2の実施の形態の構成及び動作について説明するが、以下、特記しない限り、本実施の形態は、第1の実施の形態と同様であるものとして、説明を進める。
(第2の実施の形態の構成)
図12は、本発明の第2の実施の形態における作業管理システムの構成を示す図である。
図に示すように、本実施の形態における作業管理システムは、第1の実施の形態におけるICタグ10に代えて、作業者は、携帯端末装置100を保持するものとする。
また、本実施の形態における作業管理システムは、第1の実施の形態における作業管理システムの構成に加えて、前述の携帯端末装置100の現在位置を測位するためのGPS(Global Positioning System)衛星60をさらに有して構成される。
GPS衛星60は、地球を周回し、GPSに使用される衛星である。その測位する対象の緯度・経度・高度が測位できるように、その測位対象から常に4機以上の衛星が観測可能な軌道上を周回することが好ましい。
また、GPS衛星60には、原子時計を有しており、現在時刻を正確に計時することができる。GPS衛星60は、この原子時計により現在時刻を計時することにより、電波の発信時刻を示す情報(以下、発信時刻情報という)等の航法データを含む電波を所定時間の間隔で地球上に向かって発信することができるように構成されている。
図13は、本発明の第2の実施の形態における携帯端末装置100の構成を示す図である。
図に示すように、携帯端末装置100は、CPU等から構成され携帯端末装置100全体を制御する制御部101と、情報取得装置20と無線信号の送受信を行うとともに、GPS衛星60から電波を受信するアンテナ102と、前述の情報取得装置20と送受信する無線信号及びGPS衛星60から受信する電波の変調・復調を行う通信部103と、作業者ID等を格納する情報格納部104と、現在時刻を計時する計時部105とを有して構成される。
携帯端末装置100は、第1の実施の形態におけるICタグ10と同様に、作業者IDを含む電波を情報取得装置20に対し発信する。
これに加えて、携帯端末装置100は、GPS衛星60から電波を受信すると、この受信電波に含まれる航法データ(発信時刻情報など)と、当該電波を携帯端末装置100が実際に受信した時刻を示す情報(以下、受信時刻情報という)とについても情報取得装置20へ送信する。この発信時刻情報及び受信時刻情報は、携帯端末装置100の現在位置の測位に使用される。
(第2の実施の形態における動作)
図14,図15は、本発明の第2の実施の形態における作業管理システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。以下、図に沿って、本実施の形態における作業管理システムによる作業者が行う作業に対する管理動作について詳細に説明する。
前述のように、GPS衛星60は、所定時間おきに発信時刻情報を含む電波を地球上に向かって発信する(ステップS201)。
携帯端末装置100が、そのGPS衛星60から発信された電波を受信すると、制御部101は、計時部105を参照し、そのGPS衛星60からの電波を受信した時刻を示す受信時刻情報を生成し、情報格納部104に一旦格納する(ステップS202)。
そして、作業者は、自身の作業者IDを格納する携帯端末装置100を携帯して、前述の予め定められたスケジュール情報に沿って、決められた時間に集合住宅内の決められた作業場所へ向かう。作業者が、その作業場所を訪れ、その作業場所に設置された情報取得装置20の所定距離まで接近すると、作業者自身が携帯する携帯端末装置100は、その情報取得装置20から送信される電力搬送電波を受信する(ステップS203)。
携帯端末装置100は、その電力搬送電波を受信すると、自機に格納されている作業者IDを示す搬送電波を情報取得装置20へ送信する(ステップS204)。
その後の情報取得装置20が、その作業者IDを示す搬送電波を受信してから、作業履歴情報、映像データ及び音声データを作業管理サーバ30へ送信するまでの動作(ステップS205〜S210)は、第1の実施の形態におけるステップS103〜S108の動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ただし、情報取得装置20は、さらに、GPSに関する航法データ(発信時刻情報など)及び受信時刻情報についても作業者IDに対応付けて作業管理サーバ30へ送信する(ステップS210)。
また、その後の作業管理サーバ30が、作業履歴情報、映像データ、音声データ、発信時刻情報及び受信時刻情報を受信してから、顔画像の認証を行うまでの動作(ステップS211〜S220)は、第1の実施の形態におけるステップS109〜ステップS118の動作と同様であるので、詳細な説明は省略する。
その後、作業管理サーバ30の制御部31は、情報取得装置20から受信した発信時刻情報及び受信時刻情報に基づいて、GPS衛星60が電波を発信してから携帯端末装置100が受信するまでに要した時間を、好ましくは衛星4機以上分計算し、これらから、携帯端末装置100の現在位置(緯度・経度・高度)を算出する。
次に、制御部31は、情報格納部34の作業進捗状況データベースを参照し、現在作業者が作業をしているはずの作業場所の情報を抽出する。
そして、制御部31は、取得装置データベースを参照して、前述のGPSを利用した現在位置と、作業進捗状況データベース内の取得装置IDによる作業場所とを比較照合し、両情報が適合しているか否かを判断する(ステップS221)。
GPSによる現在位置と、取得装置IDによる作業場所との間に一定以上の距離の乖離がある場合には(ステップS221/No)、GPSのシステム上の異常、情報取得装置20の故障、作業者によるデータの偽造等の各要因が考えられるので、この作業履歴については、作業日報情報に記録せずに、そのまま終了する。
その後、管理会社等は、作業管理システムを構成する各装置の点検を行う等する。
一方、GPSによる現在位置と、取得装置IDによる作業場所とが、一定の範囲内で一致している場合には(ステップS221/Yes)、作業管理システムが正常に動作しており、作業者も適切に作業を行っていることを確認できるので、作業管理サーバ30は、この認証に関する作業履歴情報を反映させて作業日報情報を作成する(ステップS222)。
(第2の実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1の実施の形態の構成に加えて、GPSによる作業者の位置特定を行うので、作業者が決められた場所で作業を行っていること及びシステムが正常に動作していることを、作業の監督責任者及び作業の委託主は、さらに正確に確認することが可能となる。
<実施の形態全体のまとめ>
以上説明したように、本発明の実施の形態における作業管理システムによれば、顔画像及び声紋で認証した上で記録された作業履歴情報に基づいて作業日報情報を作成するので、作業に関する信頼性の高い情報を提供することができ、作業の監督責任者及び作業の委託者は、その作業場所にいなくても作業の進捗状況及び作業者の作業内容を容易に確認することが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、ICタグ10又は携帯端末装置100が情報取得装置20から所定距離内(電波の届く距離)に接近すると、情報取得装置20の撮影部24及び音声入力部25は、これら撮影部24及び音声入力部25を作動させるための所定の指示を必要とすることなく自動的に作動するように構成されているので、必要なときだけ撮影及び録音が行われ、電力や保存用のハードウェア資源を有効的に利用することが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、作業者が、作業場所を訪れると、作業管理サーバ30は、その作業者の作業日報情報を自動作成するので、作業者は、自ら日報を記入するという繁雑な作業をすることなく、信頼性の高い内容の作業日報を作業の監督責任者及び委託者に対して閲覧可能な状態で容易に提供することが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、作業者は、情報取得装置20の音声入力部25に対して作業内容等を示すコメントを発声すると、作業管理サーバ30は、その入力された音声をテキストデータに変換して、これに基づいて作業日報情報を作成するので、作業者自身が作業内容を日報に書き込むという繁雑な作業をすることなく、信頼性の高い内容の作業日報を作業の監督責任者及び委託者に対して閲覧可能な状態で容易に提供することが可能となる。
また、本発明の実施の形態によれば、GPSを利用して作業者の位置を特定するので、より信頼性の高い作業報告を作業の監督責任者及び委託者に対して容易に行うことが可能となる。
なお、上記の情報取得装置20、作業管理サーバ30、閲覧端末装置40又は携帯端末装置100は、主にCPUとメモリにロードされたプログラムによって実現される。ただし、それ以外の任意のハードウェアおよびソフトウェアの組合せによってこの装置またはサーバを構成することも可能であり、その設計自由度の高さは当業者には容易に理解されるところである。
また、上記の情報取得装置20、作業管理サーバ30、閲覧端末装置40又は携帯端末装置100をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
本発明の実施の形態では、作業者は管理会社から派遣される集合住宅の管理人であり、閲覧端末装置40を用いて作業の進捗を確認する者は、その管理会社の監督責任者又は集合住宅の管理組合員であるが、これに限定されることなく、その他の場合にも当然に利用することができる。
例えば、建築物の進捗管理及びその作業者の行動管理に利用することもできる。
この場合、例えば、作業者は「建築現場の施工者・職人」など、監督責任者は「建築会社の現場責任者」や「不動産デベロッパー」など、委託主は「建築物件の所有者(将来の居住者)」など、第三者機関は「建築コンサルタント」など、作業場所は「建築現場」などとなる。
また、前述の実施の形態においては、ICタグ10として、受動型(パッシブ型)のRFIDタグを用いているが、能動型(アクティブ型)のRFIDタグを用いるようにしてもよい。
また、RFIDタグを用いる場合、ICタグ10のアンテナ11のコイルと情報取得装置20のアンテナ23のコイルとを磁束結合させて、エネルギー・信号を伝達する方式である電磁誘導方式、又はICタグ10のアンテナ11と情報取得装置20のアンテナ23とで電磁波をやりとりし、エネルギー・信号を伝達する電波方式のいずれを用いるようにしてもよく、また他の方式を用いるようにしてもよい。
また、このRFIDタグに使用する電波の周波数帯は、従来使用されている135kHz,13.56MHz,433MHz,860−960MHz,2.45GHzのいずれを用いるようにしてもよいし、これら以外の周波数帯を用いるようにしてもよい。
また、同様の機能を備える情報記録媒体であれば、LED(Light Emitting Diode)タグのような他の規格のものを用いるようにしてもよい。
また、ICタグ10の形状は特に限定せず、カード型、チップ型、携帯電話機等の携帯端末に組み込まれているもの又はその他の形状のいずれであってもよい。
また、顔認証の精度を向上させるため、作業者を情報取得装置20の撮影部24の撮影方向正面に位置させるように音声ガイダンス又は文字によるガイダンス等で促すようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、作業者の声の音声データをテキストデータに変換して、「作業内容」として作業進捗状況データベースに蓄積されるが、その変換されたテキストデータは、その他の内容を示すものであってもよい。
また、「開始」、「終了」、「欠品なし」等、作業報告において頻出の単語のみを情報格納部28に予め格納しておき、作業者が、その決められた単語のみを発語するようにすることことにより、音声認識の精度を向上させることが可能となる。
また、作業者に適切なタイミングで発声させるため、音声ガイダンス又は文字によるガイダンス等で促すようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態によれば、情報取得装置20は、ICタグ10又は携帯端末装置100からの電波を受信すると、撮影部24及び音声入力部25を作動させるものであるが、その他のトリガーにより作動させるようにしてもよい。
例えば、情報取得装置20に音感センサ又は光量センサを備え、その装置周囲に所定レベル以上の音や光を感知したときに、撮影部24及び音声入力部25を作動させるように構成してもよい。この場合、情報取得装置20は、防犯用のカメラ等として利用することができる。
なお、本発明の実施の形態では、作業管理サーバ30が、作業者の顔画像及び声紋等の生体認証を行うものであるが、情報取得装置20が行うように構成することもできる。このとき、照合用のデータは、情報取得装置20自体が保持するようにしてもよいし、作業管理サーバ30が保持し認証の際に情報取得装置20の要求に応じて送信するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、生体認証として、顔画像及び声紋を利用しているが、その他、指紋や静脈を利用するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態における作業管理システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるICタグの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における情報取得装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における作業管理サーバの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における作業管理システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における作業管理システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における作業管理システムによる作業の進捗状況の確認動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施の形態における作業進捗状況データベースのデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における閲覧端末装置の画面上に表示される、上記作業日報情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における情報取得装置の設置場所を示す情報取得装置データベースのデータ構成例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における作業者の作業予定が示されたスケジュール情報の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における作業管理システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における携帯端末装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における作業管理システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。 本発明の第2の実施の形態における作業管理システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
符号の説明
10 ICタグ
11,23,102 アンテナ
12 電力生成部
13 作業者ID格納部
14,22,32,103 通信部
20 情報取得装置
21,31,101 制御部
24 撮影部
25 音声入力部
26,34,104 情報格納部
27,105 計時部
30 作業管理サーバ
33 音声変換部
40 閲覧端末装置
50 ネットワーク
60 GPS衛星
100 携帯端末装置

Claims (7)

  1. 保持する作業者の識別情報を記録する情報記録媒体と、該情報記録媒体から情報を取得する情報取得装置と、該情報取得装置からネットワークを介して前記取得された情報を受信し該受信した情報に基づいて前記作業者による作業を管理する作業管理サーバとを有する作業管理システムであって、
    前記情報取得装置は、前記情報記録媒体から前記作業者の識別情報を取得するとともに、前記作業者の生体情報を取得し、該取得した情報を前記作業管理サーバへ送信し、
    前記作業管理サーバは、前記情報取得装置から受信した作業者の識別情報及び生体情報に基づいて、前記情報取得装置の設置場所において前記作業者が作業を行った旨を記録することを特徴とする作業管理システム。
  2. 保持する作業者の識別情報を格納する情報端末装置と、該情報端末装置へ測位情報を送信するGPS衛星と、該情報端末装置から情報を取得する情報取得装置と、該情報取得装置からネットワークを介して前記取得された情報を受信し該受信した情報に基づいて前記作業者による作業を管理する作業管理サーバとを有する作業管理システムであって、
    前記情報端末装置は、前記GPS衛星から測位情報を受信し、
    前記情報取得装置は、前記情報端末装置から前記作業者の識別情報を取得するとともに、前記作業者の生体情報及び前記測位情報を取得し、該取得した情報を前記作業管理サーバへ送信し、
    前記作業管理サーバは、前記情報取得装置から受信した測位情報に基づいて前記情報端末装置の現在位置を特定し、該特定した現在位置の情報及び前記情報取得装置から受信した作業者の識別情報及び生体情報に基づいて、前記情報取得装置の設置場所において前記作業者が作業を行った旨を記録することを特徴とする作業管理システム。
  3. 前記作業管理サーバは、前記情報取得装置から受信した情報に基づいて、前記作業者の作業日報情報を作成することを特徴とする請求項1又は2記載の作業管理システム。
  4. 前記作業日報情報を閲覧するための閲覧端末装置をさらに有し、
    前記作業管理サーバは、前記閲覧端末装置から前記作業日報情報の取得要求を受信すると、該取得要求された作業日報情報を前記閲覧端末装置へ送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の作業管理システム。
  5. 前記情報取得装置は、自装置周囲の映像を撮影する撮影手段を有し、前記作業者の識別情報を取得すると、前記撮影手段による撮影を開始し、該撮影した映像データを前記作業者の識別情報とともに前記作業管理サーバへ送信し、
    前記作業管理サーバは、前記作業者の識別情報とともに、前記映像データを受信すると、前記映像データから前記作業者の顔画像を抽出し、該抽出した顔画像と、予め自サーバに格納されていた前記作業者の顔画像とを比較照合し、認証を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の作業管理システム。
  6. 前記情報取得装置は、自装置周囲の音声を集音し入力する音声入力手段を有し、前記作業者の識別情報を取得すると、前記音声入力手段による音声の入力を開始し、該入力された音声データを前記作業者の識別情報とともに前記作業管理サーバへ送信し、
    前記作業管理サーバは、前記作業者の識別情報とともに、前記音声データを受信すると、前記音声データから前記作業者の声の音声データを抽出し、該抽出した声の音声データと、予め自サーバに格納されていた前記作業者の声の音声データとを比較照合し、認証を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の作業管理システム。
  7. 前記作業管理サーバは、前記情報取得装置から受信した音声データをテキストデータに変換し、該変換したテキストデータを前記作業者の作業日報情報として記録することを特徴とする請求項6記載の作業管理システム。
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