JP2017215878A - 工事情報管理システム - Google Patents

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勝実 柴田
Katsumi Shibata
勝実 柴田
尚文 沢藤
Naofumi Sawafuji
尚文 沢藤
敏明 須藤
Toshiaki Sudo
敏明 須藤
林 稔
Minoru Hayashi
稔 林
康則 江口
Yasunori Eguchi
康則 江口
匡樹 松村
Masaki Matsumura
匡樹 松村
朋季 奥尾
Tomoki Okuo
朋季 奥尾
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Abstract

【課題】工事担当者の管理業務の更なる負担軽減を実現する。【解決手段】工事に関する工事情報を管理する工事情報管理システム1であって、工事を担当する工事担当者によって操作される工事担当者用端末2と、工事担当者用端末2を介して入力された工事情報を収集すると共に蓄積する工事情報管理装置3と、を備え、工事担当者用端末2は、入力部で受け付けられ前記工事情報に含まれる施工情報が表示された仮想表示板画像を作成する表示板画像作成処理部と、撮影部によって撮影された写真画像に前記仮想表示板画像を組み込んだ工事写真を作成する工事写真作成処理部と、前記施工情報および前記工事写真を工事情報管理装置3に送信する工事情報送信処理部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、工事情報管理システムに関する。
工事現場における管理業務の1つとして、工事写真(証拠写真)の撮影作業がある。国(又は地方公共団体)等から発注される公共工事の場合、工事写真の提出が求められており、工事過程毎の工事写真が必要となる。一枚の工事写真には、工事現場に加えて工事用の黒板が含まれる。工事用の黒板には、工事現場の内容(例えば「工事名」,「工事場所」等)や測量結果がチョークやペン等で記入される。これにより、工事の発注者は、撮影された工事写真を見ることで、工事現場の内容や様子を一目で確認することができる。
従来より、仮想の黒板(以下、「黒板画像」と呼ぶ)をコンピュータ上で作成し、撮影した写真に黒板画像を重ねることで工事写真を作成する技術が開発されている(特許文献1参照)。この技術によれば、工事担当者は、黒板を撮影現場まで持ち運ばなくてよいので、工事写真を撮影する作業の負担が軽減される。
特開2013−117943号公報
しかし、特許文献1に記載された技術は、工事写真の撮影を行う際に、表示画面に黒板画像のテンプレートを表示した上で手元に資料を用意して工事現場の内容に関する情報をコンピュータに入力しなければならなかった。その為、工事担当者によっては未だに工事写真を撮影する作業に負担を感じることがあった。
このような観点から、本発明は、工事担当者の管理業務の更なる負担軽減を実現することができる工事情報管理システムを提供する。
前記課題を解決するため、本発明に係る工事情報管理システムは、工事に関する工事情報を管理する工事情報管理システムである。工事情報管理システムは、工事を担当する工事担当者によって操作される工事担当者用端末と、前記工事担当者用端末を介して入力された工事情報を収集すると共に蓄積する工事情報管理装置とを備える。
前記工事担当者用端末は、工事現場を撮影する撮影部と、前記工事情報の入力を受け付ける入力部と、制御部とを備える。
前記制御部は、表示板画像作成処理部と、工事写真作成処理部と、工事情報送信処理部とを備える。表示板画像作成処理部は、前記入力部で受け付けられた前記工事情報に含まれる施工情報が表示された仮想表示板画像を作成する。工事写真作成処理部は、前記撮影部によって撮影された写真画像に前記仮想表示板画像を組み込んだ工事写真を作成する。工事情報送信処理部は、前記施工情報および前記工事写真を前記工事情報管理装置に送信する。
本発明に係る工事情報管理システムにおいては、入力部で受け付けられた施工情報から仮想表示板画像の作成を行う。これは、本発明の発明者が、工事報告書として工事発注者に提供する情報(例えば、施工情報)を、黒板画像を作成するための情報として流用できることに着目したことによる。これによって、黒板画像を作成するための情報(工事現場の内容に関する情報)の入力操作を施工情報の入力操作とは別に行わなくてよい。その為、工事担当者の管理業務の更なる負担軽減を実現することができる。
また、本発明に係る工事情報管理システムは、前記工事情報管理装置が、他の制御部を備える。前記他の制御部は、前記工事担当者用端末から収集した前記施工情報から前記工事の施工状況を判定し、判定した施工状況に基づいて前記工事担当者用端末に対して予定または警告を通知する通知部を備える。
本発明に係る工事情報管理システムにおいては、仮想表示板画像の作成を行った施工情報から施工状況の判定を行う。これによって、施工情報の入力操作とは別に施工状況の入力操作を行わずに、施工に関する予定または警告を工事担当者に知らせることができる。その為、工事担当者の管理業務の更なる負担軽減を実現することができる。
本発明によれば、工事担当者の管理業務の更なる負担軽減を実現することができる。
本発明の実施形態に係る工事情報管理システムの概略構成図である。 工事担当者用端末の概略構成図である。 出来形情報および品質情報の取得処理を示すフローチャートの例示である。 歩掛情報の取得処理を示すフローチャートの例示である。 切羽情報の取得処理を示すフローチャートの例示である。 工事情報管理装置の概略構成図である。 関係者(発注者、店社)用端末の概略構成図である。 本発明の実施形態に係るトンネル工事支援システムのログイン画面の例示である。 本発明の実施形態に係るトンネル工事支援システムのメインメニュー画面の例示である。 出来形に関する情報の入力画面の例示である。 出来形に関する情報の入力画面の例示である。 出来形に関する情報の入力結果表示画面の例示である。 出来形における電子黒板確認画面の例示である。 出来形における黒板付撮影画面の例示である。
以下、本発明の実施をするための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪実施形態に係る工事情報管理システムの構成について≫
<システムの全体構成>
図1を参照して、実施形態に係る工事情報管理システム1の構成について説明する。
工事情報管理システム1は、工事に関する様々な情報(以下、「工事情報」と称する)を管理するシステムである。ここでの管理には、例えば、ユーザの操作によって工事情報を蓄積すると共に、蓄積している工事情報をユーザの要求に応じて提供することが含まれる。つまり、工事情報管理システム1は、工事情報を蓄積する機能と、工事情報を提供する機能とを有する。ユーザは、例えば、工事の担当者や発注者などの工事関係者である。
工事情報管理システム1は、図1に示すように、工事現場で工事担当者によって使用される工事担当者用端末2,・・と、現場事務所に設置される工事情報管理装置3と、発注者や施工業者の店社によって使用される関係者用端末4,・・とを備えて構成される。
工事担当者用端末2および関係者用端末4は、例えば、PC(Personal Computer)であってよく、工事担当者用端末2は、特に持ち運び可能なタブレット型のPCやノート型のPCなどである。工事情報管理装置3は、工事情報を管理するサービスを工事担当者や発注者等に対して提供するアプリケーションサーバである。工事情報管理装置3は、工事担当者用端末2,・・にLAN(Local Area Network)を介して接続されており、また、関係者用端末4にインターネットを介して接続されている。
<工事情報の説明>
工事情報管理システム1で管理される工事情報は、例えば、(1)施工に関する施工情報、(2)工事に関連する書類に関する書類情報、(3)現場運営に関する現場情報を含む情報である。本実施形態では、工事としてトンネル工事を想定することにし、工事情報もトンネル工事に関連した情報として説明を行う。なお、ここで説明する工事情報は、あくまでも一例であって、工事情報の内容は説明するものに限定されない。また、ここでの区分は例示であって、ある区分に属する情報が他の区分に属する場合もある。
(1)施工情報は、例えば、(1-1)出来形情報、(1-2)品質情報、(1-3)写真情報、(1-4)歩掛情報、(1-5)計測情報、(1-6)設計情報などである。施工情報の一部は、工事発注者に提供される情報である。以下では、工事発注者に提供するために特に管理が必要な情報を「施工管理情報」と呼ぶことにする。工事発注者に提供する情報であるか否かは、システム設計時に予め決められていればよい。なお、施工情報の全てが施工管理情報であってもよい。
(1-1)出来形情報は、出来形に関する情報であって、例えば、(1-1A)吹付工情報、(1-1B)ロックボルト工情報、(1-1C)覆工コンクリート工情報、(1-1D)インバート本体工情報などである。
(1-1A)吹付工情報は、吹付工に関する情報あって、例えば、吹付厚を含んだ情報である。
(1-1B)ロックボルト工情報は、ロックボルト工に関する情報であって、例えば、位置間隔、角度、削孔深さ、孔径、突出量を含んだ情報である。
(1-1C)覆工コンクリート工情報は、覆工コンクリート工に関する情報であって、例えば、基準高、全幅、高さ(内法)、コンクリート厚さ、巻立空間、延長を含んだ情報である。
(1-1D)インバート本体工情報は、インバート本体工に関する情報であって、例えば、基準高、全幅、厚さ、巻立空間、延長を含んだ情報である。
(1-2)品質情報は、施工に用いる各種材料の品質に関する情報であって、例えば、(1-2A)吹付コンクリート情報、(1-2B)ロックボルト情報、(1-2C)覆工コンクリート情報などである。
(1-2A)吹付コンクリート情報は、吹付コンクリートに関する情報であって、例えば、細骨材の表面水率試験、粗骨材の表面水率試験、塩化物総量規制、圧縮強度(コア抜き)、スランプ試験、空気量測定などに関する情報を含んだものである。
(1-2B)ロックボルト情報は、ロックボルトに関する情報であって、例えば、モルタルの圧縮強度、モルタルのフロー値試験、ロックボルトの引抜試験などに関する情報を含んだものである。
(1-2C)覆工コンクリート情報は、覆工コンクリートに関する情報であって、例えば、スランプ試験、単位水量、圧縮強度、塩化物総量規制、空気量測定などに関する情報を含んだものである。
(1-3)写真情報は、工事現場を撮影して取得した写真(画像データ)であって、例えば、出来形の状況や品質試験の状況を撮影した写真である。
(1-4)歩掛情報は、歩掛に関する情報であって、例えば、爆薬量、雷管、吹付コンクリート、砂(吹付用)、砂利(吹付用)、セメント(吹付用)、急結材、ドライモルタル、インバートコンクリート、覆工コンクリートなどに関する情報を含んだものである。
(1-5)計測情報は、計測や観察によって得られる情報であって、例えば、工事の進捗(掘削,インバート,覆工)、切羽観察(切羽の三次元測量データを含む)、トンネルの内空や周辺の変形量、トンネル支保の変形量などに関する情報を含んだものである。
(1-6)設計情報は、工事の設計に関する情報であって、例えば、トンネル線形・断面、地形データ、地層データ、支保パターン及び支保数量(吹付け量,ロックボルト本数,鋼製支保工規格)、設置位置・形状などに関する情報を含んだものである。また、設計情報は、出来形・品質管理測点、覆工コンクリート打設割り、コンクリート配合一覧、工事担当者(職員・監督員・技術員を含む)一覧、使用材料の仕様、トンネルの3D構造モデルなどに関する情報を含んだものであってよい。
(2)書類情報は、工事に関連して作成された書類に関する情報であり、例えば、(2-1)契約図書、(2-2)工事関係文献(図面や仕様書を含む)などである。
(3)現場情報は、現場運営に関する情報であり、例えば、(3-1)トンネル工事の施工状況に関する施工状況情報や、(3-2)工事担当者間のコミュニケーションに関するコミュニケーション情報などである。施工状況情報は、例えば、トンネル坑口から切羽までの距離、日時などの進捗に関する進捗情報である。また、コミュニケーション情報は、例えば、会話情報などである。
<工事担当者用端末の構成>
次に、図2を参照して、工事担当者用端末2の構成について説明する。工事担当者用端末2は、主として、工事担当者の入力操作によって工事情報を取得し、取得した工事情報を工事情報管理装置3に送信する。工事担当者用端末2は、入出力部11と、撮影部12と、通信部13と、記憶部14と、制御部15とを備えて構成されている。
入出力部11は、例えば、タッチディスプレイであり、工事情報の入力操作が行われる。また、入出力部11は、工事担当者用端末2内の処理結果や工事情報管理装置3からの応答結果が表示される。撮影部12は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラであり、工事現場の撮影に使用される。通信部13は、例えば、無線通信用の送受信機であり、工事情報管理装置3や他の工事担当者用端末2との通信に使用される。
記憶部14は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。記憶部14には、工事情報の管理に必要な様々な情報が格納される。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。制御部15がプログラム実行処理により実現する場合、記憶部14には、制御部15の機能を実現するためのプログラム(工事情報管理アプリ14a)が格納される。
制御部15は、施工情報処理部21と、書類情報処理部22と、現場情報処理部23と、工事情報送受信部24とを備える。
施工情報処理部21は、工事担当者用端末2内での施工情報に関する処理を行う。施工情報処理部21は、例えば、入出力部11や撮影部12を介して施工情報を取得する。施工情報処理部21は、出来形情報取得部21aと、品質情報取得部21bと、歩掛情報取得部21cと、切羽情報取得部21dとからなる。書類情報処理部22は、工事担当者用端末2内での書類情報に関する処理を行う。現場情報処理部23は、工事担当者用端末2内での現場情報に関する処理を行う。工事情報送受信部24は、通信部13を介して、工事情報管理装置3との間で工事情報を送受信する。
出来形情報取得部21aおよび品質情報取得部21bの処理例を図3に示す。出来形情報取得部21aおよび品質情報取得部21bの処理は同様であってよい(取り扱う情報の種類が異なるのみ)。ここでは、出来形情報取得部21aの処理を例示して説明を行う。
最初に、出来形情報取得部21aは、取得する情報の種別(例えば、吹付工情報、ロックボルト工情報、覆工コンクリート工情報など)の選択を受け付ける(ステップS11)。これにより、出来形情報取得部21aは、例えば、種別に対応した入力画面を入出力部11に表示させる。そして、出来形情報取得部21aは、工事担当者による計測値の入力を受け付ける(ステップS12)。
続いて、出来形情報取得部21aは、工事写真の撮影が必要であるか否かの選択を受け付け、工事写真の撮影が必要であるか否かの判定を行う(ステップS13)。なお、出来形情報取得部21aは、情報の種別と工事写真の撮影が必要であるか否かの情報とを予めテーブルとして保有しておき、ステップS11で選択された種別に基づいて工事写真の撮影が必要であるか否かの判定を行ってもよい。工事写真の撮影が必要でないと判定した場合(ステップS13で“No”)に、出来形情報取得部21aは処理をステップS16に進めて、入力された計測値を記憶部14に格納させる(ステップS16)。そして、処理を終了する。一方、工事写真の撮影が必要であると判定した場合(ステップS13で“Yes”)に、出来形情報取得部21aは、種別の情報や計測値の情報に基づいて黒板画像を作成する(ステップS14)。出来形情報取得部21aは、例えば、情報の種別と黒板画像のテンプレートとを予め対応付けておき、取得した情報の種別から選択される黒板画像のテンプレートに所定項目を埋めた黒板画像を作成する。
続いて、工事担当者によって工事写真の撮影が開始されると、出来形情報取得部21aは、撮影部12によって撮影される写真画像に黒板画像を組み込んだ工事写真(画像データ)を入出力部11に表示させ、撮影の操作によって当該工事写真の撮影を行う(ステップS15)。ここで、写真画像に黒板画像を組み込むことには、写真画像に黒板画像を重ね合わせることや、写真画像の一部を切り抜いて黒板画像をはめ込むことなどの、写真画像と黒板画像とを一体にすることを広く含むものである。工事写真の撮影に関する説明の詳細は後記する。次に、出来形情報取得部21aは、入力された計測値および撮影した工事写真を記憶部14に格納させる(ステップS16)。そして、処理を終了する。
なお、出来形情報取得部21aの機能の内、ステップS14の機能(種別の情報や計測値の情報に基づいて黒板画像を作成する機能)を特に「表示板画像作成処理部」と呼ぶ場合がある。ここでの表示板は、黒板やホワイトボードなどを含む概念である。
また、出来形情報取得部21aの機能の内、ステップS15の機能(黒板画像を組み込んだ工事写真の撮影を行う機能)を特に「工事写真作成処理部」と呼ぶ場合がある。
歩掛情報取得部21c(図2参照)の処理例を図4に示す。最初に、歩掛情報取得部21cは、取得する情報の種別(例えば、爆薬情報、雷管情報など)の選択を受け付ける(ステップS21)。これにより、歩掛情報取得部21cは、種別に対応した入力画面を入出力部11に表示させる。次に、歩掛情報取得部21cは、選択された種別に関連する値の入力を受け付け(ステップS22)、入力された値を記憶部14に格納させる(ステップS23)。そして、処理を終了する。
切羽情報取得部21d(図2参照)の処理例を図5に示す。最初に、切羽情報取得部21dは、切羽の撮影操作を受け付け、撮影部12を用いて切羽の工事写真の撮影を行う(ステップS31)。次に、切羽情報取得部21dは、トンネルの形状に写真を切り抜き(ステップS32)、工事担当者の操作により切羽情報を写真上に挿入する(ステップS33)。続いて、切羽情報取得部21dは、切羽に関する評価の作成が必要であるか否かの選択を受け付け、切羽に関する評価の作成が必要であるか否かを判定する(ステップS34)。なお、切羽の評価の作成が必要であるか否かは、選択された種別から判定してもよい。
切羽の評価の作成が必要でないと判定した場合(ステップS34で“No”)に、切羽情報取得部21dは処理をステップS36に進めて、切羽情報が挿入された写真を記憶部14に格納させる(ステップS36)。そして、処理を終了する。一方、切羽の評価の作成が必要であると判定した場合(ステップS34で“Yes”)に、切羽情報取得部21dは、切羽評価の入力画面を入出力部11に表示させて、切羽評価の入力を受け付ける(ステップS35)。続いて、切羽情報取得部21dは、入力された切羽評価および切羽情報が挿入された写真を記憶部14に格納させる(ステップS36)。そして、処理を終了する。
<工事情報管理装置の構成>
次に、図6を参照して、工事情報管理装置3の構成について説明する。工事情報管理装置3は、主として、工事担当者用端末2から受信した工事情報を閲覧可能に蓄積すると共に、蓄積した工事情報に基づいた様々な機能(サービス)を工事担当者端末2や関係者用端末4に提供する。
工事情報管理装置3は、入力部31と、出力部32と、通信部33と、記憶部34と、制御部35とを備えて構成されている。入力部31は、例えば、キーボードやマウスであり、工事情報の管理操作が行われる。出力部32は、例えば、ディスプレイであり、工事情報管理装置3内の処理結果や、工事担当者用端末2および関係者用端末4からの応答結果が表示される。通信部33は、例えば、無線通信用や有線通信用の送受信機であり、工事担当者用端末2および関係者用端末4との通信に使用される。
記憶部34は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。記憶部34には、工事情報(施工情報など)および工事情報の管理に必要な様々な情報が格納される。
制御部35は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。制御部35がプログラム実行処理により実現する場合、記憶部34には、制御部35の機能を実現するためのプログラム(工事情報管理アプリ34a)が格納される。
制御部35は、工事情報収集部41と、工事情報提供部42と、通知部43と、コミュニケーション支援部44とを備える。
工事情報収集部41は、工事担当者用端末2から工事情報(施工情報を含む)を受信し、受信した工事情報を記憶部34に格納する。これにより、工事情報管理装置3には、すべての工事担当者用端末2で入力された工事情報が蓄積される。
工事情報提供部42は、記憶部34に格納される工事情報を工事担当者や発注者等の要求に応じて提供する。これにより、工事担当者用端末2や関係者用端末4に蓄積された工事情報が表示される。なお、工事担当者と関係者とで閲覧できる工事情報に制限を設定してもよい。例えば、工事担当者はすべての工事情報を閲覧することができるが、発注者は施工情報のみを閲覧することができるようにしてもよい。また、工事担当者の中でも監督者とそうでない者とで閲覧することができる工事情報の範囲を異ならせるようにしてもよい。
通知部43は、工事担当者用端末2から収集した工事情報(特に、施工情報)に基づいてトンネル工事の施工状況(例えば、進捗状況や施工の異常など)を判定する。なお、通知部43が施工状況を判定する時期は特に限定されず、例えば、記憶部34に工事情報を格納する前の時点であってもよいし、記憶部34に工事情報を格納した後の所定の時点であってもよい。そして、通知部43は、判定した施工状況に基づいて、工事担当者用端末2に対して施工に関する予定や警告を通知する。
例えば、通知部43は、コンクリート強度試験日、箱抜き掘削日、測定毎の出来形・品質管理を行うタイミングなどの予定を通知し、また、異常変位、異常品質・異常出来形、異常材料消費、地山の悪化などの警告を通知する。
コンクリート強度試験日は、例えば、品質管理の試験日を基準として決められる。一般的には、品質管理の試験日の7日後と28日後にコンクリート強度試験を行うため、通知部43は、例えば、品質管理の試験日から数えて6日後(前日)、7日後(当日)、27日後(前日)、28日後(当日)に警告を通知する。なお、祝日がある場合には、それを考慮してさらに1日前に通知を送信するようにしてもよい。
箱抜き掘削日は、例えば、トンネル工事の進捗状況によって決められる。トンネルには、消火栓、非常電話、避難連絡坑などの付帯設備があり、これらの付帯設備に関する掘削を本坑の進行に合わせて行う必要がある。一般的には、変位が収束し、かつ掘削のための仮設備がない20m前後で箱抜き掘削を行う。通知部43は、例えば、進捗状況と設計による設備の位置との関係から、付帯設備が切羽より20m離れた時点で工事担当者に付帯設備に関する掘削が必要であることを知らせる。なお、ここで示した距離(20m)は、あくまでも例示であり、現場に応じて異なる距離を設定可能にするとよい。
測定毎の出来形・品質管理を行うタイミングは、例えば、トンネル工事の進捗状況によって決められる。出来形管理や品質管理は、日々行われるものや施工毎に行われるものの他に、決められた測定毎に行われるものも存在する。通知部43は、例えば、進捗状況と予め設定した測定点の位置との関係から測定の必要性を知らせる。国土交通省の基準によれば、覆工コンクリートは、40m毎に内空や基準高を測定する必要があり、通知部43は、例えば、測定点を含む部分に対するコンクリートの打設工程と、その1回前の打設工程との2回の打設工程に対して、測定の必要性を知らせる。
異常変位は、例えば、日々の計測結果が閾値を超えたか否かにより判定される。通知部43は、例えば、変位速度(1掘進長当たりまたは1日当たりの変位量)、累積変位量が事前に定めた閾値を超えた場合に警告を通知する。
異常品質は、例えば、品質に関する計測値が閾値を超えたか否かにより判定される。閾値は、発注者基準であってもよいし、社内基準であってもよい。通知部43は、例えば、品質に関する計測値が事前に定めた閾値を超えた場合に異常値として警告を通知する。
異常出来形は、例えば、出来形に関する計測値が閾値を超えたか否かにより判定される。閾値は、発注者基準であってもよいし、社内基準であってもよい。通知部43は、例えば、出来形に関する計測値が事前に定めた閾値を超えた場合に異常値として警告を通知する。
異常材料消費は、例えば、工事に必要な資機材の消費量が閾値を超えたか否かにより判定される。通知部43は、例えば、単位掘削数量当たりの必要な資機材の消費量が事前に定めた閾値を超えた場合に異常値として警告を通知する。
地山の悪化は、例えば、単位掘削数量当たりに消費する爆薬量が閾値を下回ったか否かにより判定される。通知部43は、例えば、単位掘削数量当たりに消費する爆薬量が事前に定めた閾値よりも低下した場合に地山の悪化として警告を通知する。
なお、通知部43は、施工状況(例えば、トンネル坑口から切羽までの距離など)の入力を入力部31を介して直接受け付けるか、または工事担当者用端末2を介して受信し、それらの情報に基づいて予定や警告を通知してもよい。
コミュニケーション支援部44は、例えば、他の工事担当者との間で文章による通信を行える仮想的な空間を提供する。コミュニケーション支援部44が提供する仮想的な空間は、例えば、チャットである。
<関係者用端末の構成>
次に、図7を参照して、関係者用端末4の構成について説明する。関係者用端末4は、主として、工事情報管理装置3に蓄積された工事情報を取得し、取得した工事情報を発注者等が閲覧できるように表示する。
関係者用端末4は、入力部51と、出力部52と、通信部53と、記憶部54と、制御部55とを備えて構成されている。入力部51は、例えば、キーボードやマウスであり、工事情報の閲覧操作が行われる。出力部52は、例えば、ディスプレイであり、関係者用端末4内の処理結果や工事情報管理装置3からの応答結果が表示される。通信部53は、例えば、有線通信用の送受信機であり、工事情報管理装置3との通信に使用される。
記憶部54は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶媒体から構成される。記憶部54には、工事情報の管理に必要な様々な情報が格納される。
制御部55は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。制御部55がプログラム実行処理により実現する場合、記憶部54には、制御部55の機能を実現するためのプログラム(工事情報管理アプリ54a)が格納される。
制御部55は、工事情報受信部61と、工事情報閲覧部62とを備える。工事情報受信部61は、工事情報管理装置3に対して工事情報の提供を要求し、要求に基づいて工事情報を受信する。工事情報閲覧部62は、工事情報管理装置3から受信した工事情報を出力部52に発注者等が閲覧可能なように表示する。
≪実施形態に係る工事情報管理システムの動作について≫
図8ないし図14を参照(適宜、図2を参照)して、工事情報管理システム1の主な動作について説明する。工事担当者用端末2で工事担当者によって工事情報管理アプリ14aが起動されることによって、制御部15は、ログイン画面100を入出力部11に表示させる。ログイン画面100を図8に例示する。ログイン画面100は、ユーザ名選択欄101と、パスワード入力欄102と、ログインボタン103と、閉じるボタン104とを備える。
ユーザ名選択欄101は、例えば、プルダウンメニューとして構成されており、工事担当者によって自身のユーザ名が選択される。パスワード入力欄102は、例えば、テキストボックスとして構成されており、工事担当者によって予め決められたパスワードが入力される。ログインボタン103は、トンネル工事支援サービスへのアクセスを開始する際に、工事担当者によって選択される。閉じるボタン104は、トンネル工事支援サービスへのアクセスを中止する際に、工事担当者によって選択される。
ユーザ名が選択されると共にパスワードが入力された状態でログインボタン103が選択されることによって、制御部15は、入力された情報を工事情報管理装置3に問い合わせる。そして、制御部15は、問い合わせを行ったユーザ(ここでは、工事担当者)が正規の者であった場合に、メインメニュー画面200(図9参照)を表示させる。図9は、メインメニュー画面200の例示である。メインメニュー画面200は、例えば、施工情報処理領域210と、書類情報処理領域220と、現場情報処理領域230と、工事情報反映領域240とからなる。
<施工情報に関連する処理の説明>
施工情報処理領域210は、出来形情報処理ボタン211と、品質情報処理ボタン212と、材料情報処理ボタン213と、切羽観察情報処理ボタン214とからなる。
出来形情報処理ボタン211が選択されると、出来形情報の取得処理が開始される。品質情報処理ボタン212が選択されると、品質情報の取得処理が開始される。材料情報処理ボタン213が選択されると、材料情報の取得処理が開始される。切羽観察情報処理ボタン214が選択されると、切羽観察情報の取得処理が開始される。以下、各処理について説明する。
(出来形情報の取得処理)
出来形情報処理ボタン211が選択されると、出来形情報取得部21aは、出来形情報入力画面310(図10参照)を入出力部11に表示させる。出来形情報入力画面310は、入力項目欄311〜316と、値入力ボタン317を含んで構成されている。
入力項目欄311では、出来形の種別が選択される。図では「吹付コンクリート」が選択されている。
入力項目欄312では、測定項目が選択される。図では「吹付け厚さ」が選択されている。
入力項目欄313では、検測部位が選択される。図では「坑壁」が選択されている。
入力項目欄314では、路線(例えば、上り線や下り線)が選択される。図では「上り線」が選択されている。
入力項目欄315では、測定を行った場所(測点)が選択される。図では「Cycle815」が選択されている。
入力項目欄316では、測定を行った者(検測者)が選択される。図では「工事担当者A」が選択されている。
値入力ボタン317は、入力項目欄311〜316に入力された情報を確定するボタンである。値入力ボタン317が選択されると、出来形情報取得部21aは、出来形情報入力画面320(図11参照)を入出力部11に表示させる。
出来形情報入力画面320は、入力項目領域321と、戻るボタン322と、終了ボタン323と、結果へ移動ボタン324とを含んで構成されている。
入力項目領域321は、種別画像表示領域321aと、複数の入力項目欄321bとで構成されている。種別画像表示領域321aには、出来形の種別に対応した画像が表示される。入力項目欄321bには、測定した実際の値が工事担当者によって入力される。
戻るボタン322は、出来形情報入力画面310に処理を戻すためのボタンである。
終了ボタン323は、出来形情報の入力処理を終了するためのボタンである。
結果へ移動ボタン324は、入力された結果を画面として表示するためのボタンである。結果へ移動ボタン324が選択されると、出来形情報取得部21aは、出来形情報入力結果画面330(図12参照)を入出力部11に表示させる。
出来形情報入力結果画面330は、第1の入力結果表示領域331と、第2の入力結果表示領域332と、戻るボタン333と、終了ボタン334と、保存ボタン335と、電子黒板ボタン336とを含んで構成されている。
第1の入力結果表示領域331には、出来形情報入力画面310を介して入力された情報が表示される。
第2の入力結果表示領域332には、出来形情報入力画面320を介して入力された情報が表示される。
戻るボタン333は、出来形情報入力画面320に処理を戻すためのボタンである。
終了ボタン334は、出来形情報の入力処理を終了するためのボタンである。
保存ボタン335は、入力結果表示領域331,332に表示される情報を記憶部14(図2参照)内に保存するためのボタンである。
電子黒板ボタン336は、入力された結果から電子黒板(黒板画像)の作成を開始するためのボタンである。電子黒板ボタン336が選択されると、出来形情報取得部21aは、電子黒板確認画面340(図13参照)を入出力部11に表示させる。
電子黒板確認画面340は、電子黒板表示領域341と、入力項目欄342〜344と、戻るボタン345と、撮影画面ボタン346とを含んで構成されている。
電子黒板表示領域341には、図10ないし図12の画面から入力された情報に基づいて作成された電子黒板(黒板画像)が表示される。
入力項目欄342では、工事写真の撮影日が選択される。
入力項目欄343では、工事写真の撮影の立合者が選択される。
入力項目欄344では、測定を行った箇所が選択される。
戻るボタン345は、出来形情報入力結果画面330に処理を戻すためのボタンである。
撮影画面ボタン346は、工事写真の撮影を開始するためのボタンである。撮影画面ボタン346が選択されると、出来形情報取得部21aは、黒板付撮影画面350(図14参照)を入出力部11に表示させる。黒板付撮影画面350は、撮影部12(図2参照)によって撮影された写真画像が表示される表示画面の一部に黒板画像を組み込んで表示させたものである。なお、黒板画像を表示させる位置や黒板画像の大きさは特に限定されず、工事担当者によって任意に設定できるようにするのがよい。
黒板付撮影画面350は、撮影画像表示領域351と、電子黒板表示領域352と、OKボタン353と、戻るボタン354とを含んで構成されている。
撮影画像表示領域351には、撮影部12(図2参照)によって撮影された写真画像が表示される。
電子黒板表示領域352には、入力項目欄342〜344で入力された情報が反映された電子黒板が写真画像に重ねて表示される。
OKボタン353は、電子黒板を重畳した工事写真の撮影を行うためのボタンである。OKボタン353が選択されると、撮影画像表示領域351に表示される写真画像を工事写真として記憶部14(図2参照)内に保存する。
戻るボタン354は、電子黒板確認画面340に処理を戻すためのボタンである。
(品質情報の取得処理)
メインメニュー画面200(図9参照)の品質情報処理ボタン212が選択されると、品質情報取得部21bは、品質情報の取得処理を開始する。品質情報の取得処理は、出来形情報の取得処理と同様の処理であってよい。例えば、品質情報処理ボタン212が選択されると、品質情報取得部21bは、品質情報入力画面(図示せず)を入出力部11に表示させて、品質情報の入力を受け付ける。また、品質情報取得部21bは、入力された品質情報に基づいて電子黒板(黒板画像)を作成し、撮影部12(図2参照)によって撮影された写真画像の一部に電子黒板を表示させた黒板付撮影画面(図示せず)を入出力部11に表示させる。そして、品質情報取得部21bは、品質情報や黒板付写真画像を記憶部14(図2参照)内に保存する。
(材料情報の取得処理)
メインメニュー画面200(図9参照)の材料情報処理ボタン213が選択されると、歩掛情報取得部21cは、歩掛情報の取得処理を開始する。材料情報の取得処理は、出来形情報や品質情報の取得処理から電子黒板(黒板画像)の作成および工事写真の撮影に関する処理を除いたものであってよい。例えば、材料情報処理ボタン213が選択されると、歩掛情報取得部21cは、材料情報入力画面(図示せず)を入出力部11に表示させて、材料情報の入力を受け付ける。そして、歩掛情報取得部21cは、入力された材料情報を記憶部14(図2参照)内に保存する。
(切羽情報の取得処理)
メインメニュー画面200(図9参照)の切羽観察情報処理ボタン214が選択されると、切羽情報取得部21dは、切羽情報の取得処理を開始する。例えば、切羽観察情報処理ボタン214が選択されると、切羽情報取得部21dは、撮影部12による切羽の撮影を工事担当者に促す。また、切羽情報取得部21dは、切羽評価の入力画面(図示せず)を入出力部11に表示させて、切羽評価の入力を受け付ける。そして、切羽情報取得部21dは、撮影された切羽の工事写真や切羽評価を記憶部14(図2参照)内に保存する。
<書類情報に関連する処理の説明>
メインメニュー画面200(図9参照)の図面情報処理ボタン221が選択されると、書類情報処理部22は、定期的に工事情報管理装置3より取得し、記憶部14に蓄積した設計図の一覧表を入出力部11に表示する。工事担当者によって、一覧表から特定の設計図が選択された場合に、書類情報処理部22は、選択された設計図のファイルを定期的に工事情報管理装置3より取得し、記憶部14に蓄積した中より取得し、入出力部11に表示する。また、情報の取得は工事情報管理装置3より直接取得する方法であってもよい。
メインメニュー画面200(図9参照)の仕様書情報処理ボタン222が選択されると、書類情報処理部22は、定期的に工事情報管理装置3より取得し、記憶部14に蓄積した仕様書の一覧表を入出力部11に表示する。工事担当者によって、一覧表から特定の仕様書が選択された場合に、書類情報処理部22は、選択された仕様書のファイルを定期的に工事情報管理装置3より取得し、記憶部14に蓄積した中より取得し、入出力部11に表示する。また、情報の取得は工事情報管理装置3より直接取得する方法であってもよい。
メインメニュー画面200(図9参照)の文献情報処理ボタン223が選択されると、書類情報処理部22は、定期的に工事情報管理装置3より取得し、記憶部14に蓄積した図面や仕様書を除く文献の一覧表を入出力部11に表示する。工事担当者によって、一覧表から特定の文献が選択された場合に、書類情報処理部22は、選択された文献のファイルを定期的に工事情報管理装置3より取得し、記憶部14に蓄積した中より取得し、入出力部11に表示する。また、情報の取得は工事情報管理装置3より直接取得する方法であってもよい。
<現場情報に関連する処理の説明>
メインメニュー画面200(図9参照)の通知情報表示欄231には、工事情報管理装置3から通知される情報(施工に関する予定や警告を含む)が表示される。例えば、現場情報処理部23(図2参照)は、コンクリート強度試験日、箱抜き掘削日などの通知を工事情報管理装置3の通知部43(図6参照)から受信し、受信した通知を入出力部11に表示する。
メインメニュー画面200(図9参照)のコミュニケーション開始ボタン232が選択されると、工事情報管理装置3のコミュニケーション支援部44(図6参照)は、他の工事担当者との間で文章による会話を行える仮想的な空間を提供する。
<工事情報の反映に関連する処理の説明>
メインメニュー画面200(図9参照)のダウンロードボタン241が選択されると、工事情報送受信部24は、他の工事担当者が操作する工事担当者用端末2で入力された情報を工事情報管理装置3を介して取得し、取得した情報を自身の工事担当者用端末2に反映する。
メインメニュー画面200(図9参照)のアップロードボタン242が選択されると、工事情報送受信部24は、自身の処理によって取得し、記憶部14に格納された工事情報を工事情報管理装置3に対して送信する。
メインメニュー画面200(図9参照)のオプションボタン243が選択されると、工事情報送受信部24は、工事情報以外の情報(例えば、黒板画像のテンプレート)を自身の工事担当者用端末2に反映する。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
本実施形態では、工事担当者用端末2(図2参照に)に工事情報管理装置3から提供されるサービスを受けるための機能を持たせていた。しかしながら、工事情報管理装置3で全ての処理を担当し、工事担当者用端末2にブラウザ機能のみを持たせるクラウド型のシステムとして工事情報管理システム1を構築することもできる。
また、本実施形態では、工事担当者用端末2(図2参照に)が撮影部12を備える構成として説明したが、工事担当者用端末2は、撮影部12を一体型として自身に備えていなくてもよい。その場合、例えば、撮影部12を備える装置とUSB(Universal Serial Bus)を介して接続される。
1 工事情報管理システム
2 工事担当者用端末
3 工事情報管理装置
4 関係者用端末
11 入出力部
12 撮影部
13 通信部
21 施工情報処理部
21a 出来形情報取得部
21b 品質情報取得部
21c 歩掛情報取得部
21d 切羽情報取得部

Claims (2)

  1. 工事に関する工事情報を管理する工事情報管理システムであって、
    工事を担当する工事担当者によって操作される工事担当者用端末と、
    前記工事担当者用端末を介して入力された工事情報を収集すると共に蓄積する工事情報管理装置と、を備え、
    前記工事担当者用端末は、
    工事現場を撮影する撮影部と、
    前記工事情報の入力を受け付ける入力部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記入力部で受け付けられた前記工事情報に含まれる施工情報が表示された仮想表示板画像を作成する表示板画像作成処理部と、
    前記撮影部によって撮影された写真画像に前記仮想表示板画像を組み込んだ工事写真を作成する工事写真作成処理部と、
    前記施工情報および前記工事写真を前記工事情報管理装置に送信する工事情報送信処理部と、を備えており、
    前記工事情報管理装置は、
    前記施工情報および前記工事写真を蓄積する記憶部を備える、
    ことを特徴とする工事情報管理システム。
  2. 前記工事情報管理装置は、他の制御部を備え、
    前記他の制御部は、
    前記工事担当者用端末から収集した前記施工情報から前記工事の施工状況を判定し、判定した施工状況に基づいて前記工事担当者用端末に対して予定または警告を通知する通知部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の工事情報管理システム。
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