JP2018141667A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP2018141667A
JP2018141667A JP2017034923A JP2017034923A JP2018141667A JP 2018141667 A JP2018141667 A JP 2018141667A JP 2017034923 A JP2017034923 A JP 2017034923A JP 2017034923 A JP2017034923 A JP 2017034923A JP 2018141667 A JP2018141667 A JP 2018141667A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
signal
fluid
voltage
electrical conductivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017034923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6758226B2 (ja
Inventor
修 百瀬
Osamu Momose
修 百瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2017034923A priority Critical patent/JP6758226B2/ja
Priority to US15/905,161 priority patent/US10473498B2/en
Priority to CN201810159699.4A priority patent/CN108507632B/zh
Publication of JP2018141667A publication Critical patent/JP2018141667A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6758226B2 publication Critical patent/JP6758226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/56Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects
    • G01F1/58Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects by electromagnetic flowmeters
    • G01F1/60Circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/56Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects
    • G01F1/58Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects by electromagnetic flowmeters
    • G01F1/588Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects by electromagnetic flowmeters combined constructions of electrodes, coils or magnetic circuits, accessories therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/045Circuits
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/06Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a liquid
    • G01N27/08Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a liquid which is flowing continuously

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

【課題】計測精度および計測安定性の高い電気伝導率計測機能を備えた小型の電磁流量計を実現する。【解決手段】本発明に係る電磁流量計は、励磁コイルLexと、測定管1の外周面に、励磁コイルの磁界に対して垂直な方向に対向して配設された第1および第2電極11,12と、第1電極と第2電極との間に発生した起電力をコモン電位を基準として増幅する増幅回路13と、増幅部から出力された信号VFに基づいて流体の流量を算出する流量算出部63と、測定管の外周面に第1および第2電極と離間して形成された第3電極2と、コモン電位に接続され流体と接する第4電極3と、一端が第3電極に接続された抵抗R1と、抵抗の他端に交流信号を入力することによって第3電極に発生した信号の電圧を検出する電圧検出部5と、電圧検出部によって検出された電圧の振幅に基づいて流体の電気伝導率を算出する電気伝導率算出部62とを有する。

Description

本発明は、各種プロセス系において流体の流量を計測する電磁流量計に関し、特に、流体の電気伝導率を計測する機能を備えた電磁流量計に関する。
電磁流量計は、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して垂直な方向に磁界を発生させる励磁コイルと、測定管に配置され、励磁コイルによって発生した磁界と直交する方向に配置された一対の電極とを備え、励磁コイルに流す励磁電流の極性を交互に切り替えながら上記電極間に発生する起電力を検出することにより、測定管内を流れる被検出流体の流量を計測する計測機器である。
一般に、電磁流量計は、測定管に設けられた電極を計測対象の流体に直接接触させて、上記流体の起電力を検出する接触式と、測定管に設けられた電極を計測対象の流体に接触させることなく、上記流体の起電力を流体と電極間の静電容量を介して検出する容量式(非接触式)とに大別される。
容量式の電磁流量計は、電極間に発生した起電力を信号増幅回路(例えば差動増幅回路)によって増幅してから、アナログ・デジタル変換回路によってデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をマイクロコントローラ等のプログラム処理装置に入力して所定の演算処理を実行することにより、流量を算出している。このような容量式の電磁流量計は、電極が劣化し難くメンテナンスが容易であることから、近年、特に注目されている。容量式の電磁流量計の従来技術としては、例えば特許文献1,2に開示がある。
また、電磁流量計の中には、流体の流量のみならず、その流体の電気伝導率(所謂導電率)をも計測する機能を備えたものが存在する。例えば、特許文献3には、2つの電極間に正弦波や方形波などの交流信号を印加し、電極間を流れる電流を測定することによって電気伝導率を求める2電極方式の電気伝導率計を備えた電磁流量計が開示されている。この特許文献に開示された電気伝導率計は、2つの電極を共に計測対象の液体に浸すことよって、電気伝導率を計測している。
特開平5−172600号公報 特開平8−261808号公報 特開平7−5005号公報
本発明者は、容量式の電磁流量計に、流体の電気伝導率を計測する機能を追加することを検討した。しかしながら、本発明者の検討によれば、以下に示す課題があることが明らかとなった。
一般に、容量式の電磁流量計は、計測対象の流体と電極とが非接触となるように構成されていることから、計測対象の流体と電極との間のインピーダンスが高くなる。そのため、電極と信号増幅回路の入力端子との間の配線にノイズが重畳すると、電磁流量計の計測精度および計測安定性が低下するという問題がある。そこで、一般的な容量式の電磁流量計では、励磁電流の周波数を、一般的な接触式の電磁流量計よりも高い数十Hz〜数百Hzに設定している。
一方、2つの電極を共に検出対象の流体(液体)に浸して電気伝導率を計測する電気伝導率計は、一般に、2つの電極間に印加する交流信号の周波数を数十Hz〜数百Hzに設定している。
したがって、従来の容量式の電磁流量計と、従来の2電極方式の電気伝導率計とを組み合わせた場合には、流量の計測に必要な励磁電流の周波数帯と電気伝導率の計測に必要な交流信号の周波数帯とが重なるため、励磁電流と交流信号とが互いに干渉し、流量および電気伝導率の計測精度と計測安定性が低下するおそれがある。
また、従来の容量式の電磁流量計では、上述した磁界と直交する方向に配置された一対の電極の他に、計測対象の流体と接触し、且つ流量計測の基準となるコモン電位に接続されたコモン電極が必要となる。そのため、従来の容量式の電磁流量計に電気伝導率計を組み合わせた場合、測定管の周辺に少なくとも5つの電極が必要となるため、電磁流量計の小型化が困難となるという課題がある。特に、特許文献3に開示された従来の電磁流量計では、流量の計測に用いる電極と電気伝導率の計測に用いる電極との間に、コモン電位に接続されたアースリングを設けているため、電磁流量計の小型化が更に困難となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、より高い計測精度および計測安定性を有する電気伝導率計測機能を備えた小型の電磁流量計を実現することにある。
本発明に係る電磁流量計(100)は、電気絶縁材料から成り、計測対象の流体が流れる測定管(1)と、測定管の外側に配設され、供給された交流電流(Iex)に応じた磁界を発生させる励磁コイル(Lex)と、測定管の外周面に設けられ、励磁コイルから発生した磁界に対して垂直な方向に互いに対向して配設された第1電極(11)および第2電極(12)と、コモン電位(Vcom)を基準として動作し、第1電極と第2電極との間に発生した起電力を増幅した信号(VF)を出力する増幅回路(13)と、増幅回路から出力された信号に基づいて流体の流量を算出する流量算出部(63)と、測定管の外周面に、第1電極および第2電極と離間して形成された第3電極(2)と、コモン電位に接続され、流体と接する第4電極(3)と、一端が第3電極に接続された抵抗(R1)と、抵抗の他端に交流信号を入力することによって第3電極に発生した信号の電圧を検出する電圧検出部(5)と、電圧検出部によって検出された電圧(VH,VL)の振幅に基づいて、流体の電気伝導率を算出する電気伝導率算出部(62)とを有することを特徴とする。
上記電磁流量計において、交流信号の周波数(f1)は、励磁コイルに供給される交流電流の周波数の少なくとも100倍であってもよい。
上記電磁流量計において、増幅回路は、起電力を増幅した信号に含まれる、交流信号に対応する周波数成分を減衰させるフィルタ(131,132)を含んでもよい。
上記電磁流量計において、電気伝導率算出部によって算出された流体の電気伝導率に基づいて、測定管内の流体の有無を判定する判定部(64)を更に有していてもよい。
上記電磁流量計において、電圧検出部は、交流信号が第1極性となる第1期間(Tp)において、第3電極の電圧をサンプリングして保持する第1サンプルホールド回路(51)と、交流信号が第1極性と反対の第2極性となる第2期間(Tn)において、第4電極の電圧をサンプリングして保持する第2サンプルホールド回路(52)とを含み、電気伝導率算出部62は、第1サンプルホールド回路によってサンプリングされた電圧(VH)と第2サンプルホールド回路によってサンプリングされた電圧(VL)とに基づいて、流体の電気伝導率を算出してもよい。
上記電磁流量計において、第4電極は、一端が測定管と連結され、他端が外部の配管と連結可能な金属から成る管状の継手(3A)であってもよい。
上記電磁流量計において、第3電極の少なくとも一部と対面して配置された、金属から成るシールドカバー(21)を更に有してもよい。
なお、上記説明では、発明の構成要素の一例として、その構成要素に対応する図面上の参照符号を括弧を付して記載している。
本発明によれば、より高い計測精度および計測安定性を有し、且つより小型の電気伝導率計測機能を備えた電磁流量計を実現することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る電磁流量計の構成を示す図である。 電圧検出部の動作タイミングを示すタイミングチャート図である。 信号源V1から非接触電極2を介してコモン電位Vcomに至る電流経路の等価回路を示す図である。 信号源V1から非接触電極2を介してコモン電位Vcomに至る電流経路のより簡易な等価回路を示す図である。 図3Aに示した等価回路200における信号V2のシミュレーション結果を示す図である。 信号源V1から非接触電極2を介してコモン電位Vcomに至る電流経路の別の等価回路を示す図である。 図5に示す等価回路202においてパルスV1の周波数f1=160kHzとした場合の信号V2のシミュレーション波形を示す図である。 図5に示す等価回路202においてパルスV1の周波数f1=1600kHzとした場合の信号V2のシミュレーション波形を示す図である。 信号V2の振幅(VH−VL)と被測定流体の電気伝導率との関係を示す図である。 本実施の形態に係る電磁流量計100の実現例を示す斜視図である。 筐体20内部を示す斜視断面図である。 筐体20の内部を示す正面断面図である。 シールドカバーの配置例を示す斜視図である。 シールドカバーの配置例を示す側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
〈本実施の形態に係る電磁流量計の構成〉
図1は、本発明の一実施の形態に係る電磁流量計の構成を示す図である。
同図に示される電磁流量計100は、2電極方式で流体の電気伝導率を計測する機能を備えた容量式の電磁流量計である。
図1に示されるように、電磁流量計100は、測定管1、第1電極11、第2電極12、励磁コイルLex、励磁回路15、データ処理制御部6、増幅回路13、信号検出部14、第3電極2、第4電極3、交流信号生成部4、電圧検出部5、アナログ・デジタル変換部(ADC)7、クロック信号生成部8、設定・表示部9、およびアナログ出力部10を有している。
電磁流量計100は、上述した各機能部により、測定管1内を流れる流体の流量の計測を実現するとともに、測定管1内を流れる流体の電気伝導率の計測を実現する。
以下、流量を計測する流量計測機能と、電気伝導率を計測する電気伝導率計測機能とに分けて、各機能部について詳細に説明する。
(1)流量計測機能
電磁流量計100は、測定管1内を流れる流体の流れ方向に対して磁界発生方向が垂直となるよう配置された励磁コイルLexへ、極性が交互に切り替わる交流電流(以下、「励磁電流Iex」と称する。)を供給し、励磁コイルLexからの発生磁界と直交して測定管1に配設された一対の第1電極11および第2電極12の間に生じる起電力を検出することにより、測定管1内を流れる流体の流量を計測する。
この流量計測機能は、測定管1、励磁コイルLex、励磁回路15、第1電極11、第2電極12、データ処理制御部6、増幅回路13、信号検出部14、設定・表示部9、およびアナログ出力部10によって実現される。
測定管1は、流量および電気伝導率の計測対象の流体(被測定流体)が流れる管である。測定管1は、電気絶縁材料から構成されている。上記電気絶縁材料としては、電気的絶縁性が比較的高い材料であることが好ましく、例えばセラミックである。
励磁コイルLexは、印加された励磁電流Iexに応じて、測定管1に対して磁界を発生させる部品である。
励磁回路15は、励磁コイルLexに励磁電流Iexを印加する回路である。励磁回路15は、データ処理制御部6によって励磁電流Iexの出力が制御される。
データ処理制御部6は、電磁流量計100を構成する各機能部の統括的な制御を行う機能部であり、例えば、マイクロコントローラやCPU等のプログラム処理装置によって構成されている。具体的に、データ処理制御部6は、基準クロック生成部61、電気伝導率算出部62、流量算出部63、空状態判定部64、および励磁制御部65を含む。データ処理制御部6を構成するこれらの機能部は、例えば、上記プログラム処理装置を構成するハードウェア資源をプログラムにしたがって制御することによって実現される。
励磁制御部65は、励磁回路15を制御することにより、励磁コイルLexに供給する励磁電流Iexの極性を周期的に切り替えることで測定管1内に磁界を発生させる機能部である。
ここで、励磁電流Iexの周波数は、数十Hz〜数百Hzである。以下、励磁電流Iexの周波数を「励磁周波数」とも称する。
なお、データ処理制御部6における励磁制御部65以外の機能部の詳細な説明については、後述する。
第1電極11および第2電極12は、金属材料から構成された起電力検出用の一対の電極である。第1電極11および第2電極12は、例えば薄膜状の金属材料(例えば、銅箔)から成り、測定管1の外周面の一部の領域において、励磁コイルLexから発生した磁界に対して垂直な方向に互いに対向して配設されている。第1電極11および第2電極12と測定管1とは、例えば接着材によって接合されている。被測定流体は測定管1の内部を流れるため、第1電極11および第2電極12は、被測定流体に接触しない。以下、第1電極11を「検出電極11」、第2電極12を「検出電極12」とも称する。
増幅回路13は、コモン電位Vcomを基準として動作し、一対の検出電極11,12間に発生した起電力を増幅して流量信号VFとして出力する回路である。
本実施の形態では、コモン電位Vcomが0V(グラウンド電位)であるとして、説明する。
具体的に、増幅回路13は、プリアンプU2,U3、差動増幅回路U4、ローパスフィルタ回路131、ハイパスフィルタ回路132、およびバッファアンプU5から構成されている。
プリアンプU2は、例えばオペアンプ等から構成され、検出電極11の電圧を増幅する回路である。プリアンプU3は、例えばオペアンプ等から構成され、検出電極12の電圧を増幅する回路である。差動増幅回路U4は、例えばオペアンプ等から構成され、プリアンプU2によって増幅された電圧とプリアンプU3によって増幅された電圧との差に応じた差動信号を生成する回路である。
ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132は、検出電極11と検出電極12との間に発生した起電力を増幅した信号に含まれる、所定の周波数成分を減衰させる回路である。ここで、上記所定の周波数成分とは、後述する電気伝導率の計測に利用される交流信号V1に対応する周波数成分である。
ローパスフィルタ回路131は、例えば、抵抗R3および容量C3を含む。ハイパスフィルタ回路132は、例えば容量C4と抵抗R4とを含む。ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132を構成する抵抗R3,R4、および容量C3,C4の定数は、上述した所定の周波数成分を減衰させるために適切な値に設定されている。
バッファアンプU5は、例えばオペアンプ等から構成され、ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132を介して出力された上記差動信号をバッファして、流量信号VFとして出力する回路である。
信号検出部14は、バッファアンプU5から出力された流量信号VFの電圧を検出して、データ処理制御部6における流量算出部63に供給する機能部である。具体的に、信号検出部14は、流量信号VFの電圧を所定のサンプリング周期でサンプリングして保持し、その電圧(アナログ信号)をデジタル信号に変換して流量算出部63に与える。
流量算出部63は、信号検出部14によって検出された流量信号VFの電圧に基づいて、測定管1内を流れる流体の流量を算出する。流量算出部63による流量算出処理は、例えば、従来の容量式の電磁流量計における公知の流量算出手法によって実現される。
設定・表示部9は、作業者の設定操作入力を検出してデータ処理制御部6へ出力する機能と、データ処理制御部6からの表示出力をLEDやLCDによって表示する機能とを有している。例えば、作業者の操作入力を検出し、データ処理制御部6に対して流量計測の実行を指示するとともに、データ処理制御部6による流量計測結果の情報をLEDやLCD等によって表示する。
アナログ出力部10は、データ処理制御部6による演算結果を外部機器に出力するための機能部である。具体的に、アナログ出力部10は、データ処理制御部6による演算結果を4−20mAのアナログ信号によって出力する。例えば、流量算出部63によって算出された流量計測結果の情報を、4−20mAのアナログ信号によって出力する。
以上説明した機能部により、電磁流量計100による流量計測機能が実現される。
(2)電気伝導率計測機能
電磁流量計100は、測定管1内を流れる流体と接触する第4電極3をコモン電位Vcomに接続した状態で、測定管1の外周面に設けられた第3電極2に抵抗R1を介して交流信号を印加し、そのときの第3電極2に発生する信号V2の振幅を検出することにより、測定管1を流れる流体の電気伝導率を計測する。
この電気伝導率計測機能は、測定管1、第3電極2、第4電極3、交流信号生成部4、電圧検出部5、データ処理制御部6、アナログ・デジタル変換部(ADC)7、クロック信号生成部8、設定・表示部9、およびアナログ出力部10によって実現される。
第3電極2は、測定管1の外周面に形成された金属材料から構成されている。第3電極2は、例えば薄膜状の金属材料(例えば、銅箔)から成り、測定管1の一部の領域において、検出電極11,12と離間して、測定管1の円周方向に延在している。第3電極2と測定管1とは、例えば接着材によって接合されている。被測定流体は測定管1の内部を流れるため、第3電極2は被測定流体と接触しない。以下、第3電極2を「非接触電極2」とも称する。
第4電極3は、コモン電位Vcomに接続され、被測定流体と接触する電極である。第4電極3は、例えば、図1に示すように、測定管1と連結された管状の金属材料から構成されている。以下、第4電極3を「接触電極3」とも称する。
クロック信号生成部8は、各機能部の動作タイミングを制御するためのクロック信号を生成する回路である。具体的に、クロック信号生成部8は、後述するデータ処理制御部6の基準クロック生成部61から出力された基準クロック信号CLK0を分周することによって、各種のクロック信号CLK1,CLKp,CLKnを生成する。なお、クロック信号CLK1,CLKp,CLKnの具体例については後述する。
交流信号生成部4は、非接触電極2に印加する交流信号を生成する回路である。交流信号生成部4は、交流信号として、例えばパルスV1を発生させる。交流信号生成部4は、図1に示すように、例えば、コモン電位Vcomに接続された第1端子P1と、基準電位Vref(>Vcom)に接続された第2端子P2と、抵抗R1に接続される第3端子P3とを有するスイッチSW3によって実現することができる。
スイッチSW3は、クロック信号生成部8から出力された一定周期のクロック信号CLK1に応じて、第3端子P3の接続先を第1端子P1と第2端子P2との間で切り替える。これにより、ローレベルの電圧がコモン電位Vcom、ハイレベルの電圧が基準電位Vref、周波数f1がクロック信号CLK1と同一のパルスV1が第3端子P3から出力される。
ここで、パルスV1の周波数f1は、励磁周波数fexの少なくとも100倍であることが望ましい。なお、周波数f1の具体的な数値範囲については、後述する。
抵抗R1は、一端が交流信号生成部4の出力端子(スイッチSW3の上記第3端子)に接続され、他端が非接触電極2に接続されている。これにより、交流信号生成部4から出力されたパルスV1は、抵抗R1を介して非接触電極2に入力される。
電圧検出部5は、非接触電極2に発生した信号V2の電圧を検出する回路である。具体的に、電圧検出部5は、パルスV1が第1極性(例えば、ハイレベル(=Vref))となる期間Tpにおける信号V2の電圧を検出するとともに、パルスV1が第1極性と反対の第2極性(例えばローレベル(=Vcom))となる期間における信号V2の電圧を検出する。
より具体的には、電圧検出部5は、例えば、バッファアンプU1およびサンプルホールド回路51,52を含む。バッファアンプU1は、例えばオペアンプ等から構成され、非接触電極2に発生した信号V2をバッファして出力する。バッファアンプU1から出力される信号V2bの電圧と信号V2の電圧は、略等しい(V2b≒V2)。
サンプルホールド回路51,52は、バッファアンプU1から出力された信号V2bの電圧を、所定のタイミングでサンプリングし、保持する回路である。
サンプルホールド回路51は、例えば、一端がバッファアンプU1の出力端子に接続されたスイッチSW1と、スイッチSW1の他端とコモン電位Vcomとの間に接続された容量C1とを含む。スイッチSW1は、例えば、クロック信号CLKpに応じてオン・オフが切替られる。これにより、サンプルホールド回路51は、クロック信号CLKpに応じて信号V2bの電圧のサンプリングを行うことができる。
サンプルホールド回路52は、例えば、一端がバッファアンプU1の出力端子に接続されたスイッチSW2と、スイッチSW2の他端とコモン電位Vcomとの間に接続された容量C2とを含む。スイッチSW2は、例えば、クロック信号CLKnに応じてオン・オフが切替られる。これにより、サンプルホールド回路52は、クロック信号CLKnに応じて信号V2bの電圧のサンプリングを行うことができる。
図2は、電圧検出部5の動作タイミングを示すタイミングチャート図である。
図2に示すように、クロック信号生成部8は、クロック信号CLK1として、周期Tのパルス(例えば、デューティ比:50%)を生成し、交流信号生成部4に与える。交流信号生成部4は、クロック信号CLK1がハイレベルであるときに、第3端子P3を第2端子P2(=Vref)に接続し、クロック信号CLK1がローレベルであるときに、第3端子P3を第1端子P1(=Vcom)に接続する。これにより、図2に示すように、クロック信号CLK1がハイレベル(第1極性)となるときに基準電位Vrefとなり、クロック信号CLK1がローレベル(第2極性)となるときにコモン電位VcomとなるパルスV1が第3端子P3から出力される。交流信号生成部4の第3端子P3から出力されたパルスV1は、抵抗R1を介して非接触電極2に入力される。
被測定流体が測定管1および接触電極3の内部を流れているときに、上述のパルスV1が出力されると、抵抗R1、非接触電極2、被測定流体、および接触電極3を介してコモン電位Vcomに電流が流れ込む。これにより、抵抗R1と、抵抗R1の他端側のインピーダンスとに応じた電圧の信号V2が非接触電極2に発生する。このときの信号V2は、図2に示すように、パルスV1と同期して電圧が変動する信号となる。
また、クロック信号生成部8は、クロック信号CLKpとして、クロック信号CLK1がハイレベルとなる期間Tp、すなわちパルスV1が第1極性(例えば、ハイレベル(=Vref))となる期間にハイレベルとなるパルスをサンプルホールド回路51に供給する。
サンプルホールド回路51のスイッチSW1は、クロック信号CLKpがハイレベルであるときにオンし、クロック信号CLKpがローレベルであるときにオフする。これにより、サンプルホールド回路51は、非接触電極2に発生した信号V2(V2b)がハイレベルとなるときの電圧VHをサンプリングする。
更に、クロック信号生成部8は、クロック信号CLKnとして、クロック信号CLK1がローレベルとなる期間Tn、すなわちパルスV1が第2極性(例えば、ローレベル(=Vcom))となる期間にハイレベルとなるパルスをサンプルホールド回路52に供給する。
サンプルホールド回路52のスイッチSW2は、クロック信号CLKnがハイレベルであるときにオンし、クロック信号CLKnがローレベルであるときにオフする。これにより、サンプルホールド回路52は、非接触電極2に発生した信号V2(V2b)がローレベルとなるときの電圧VLをサンプリングする。
アナログ・デジタル変換部7は、サンプルホールド回路51によって取り込まれた電圧VHとサンプルホールド回路52によってサンプルホールドされた電圧VLとの電位差を、デジタル信号に変換する回路である。
データ処理制御部6における基準クロック生成部61は、クロック信号生成部8に供給する基準クロック信号CLK0を生成する機能部である。基準クロック生成部61は、例えば、外付けされた水晶やセラミック発振子を用いて信号を生成する発振回路等によって実現することができる。
また、データ処理制御部6における電気伝導率算出部62は、電圧検出部5によって検出された電圧の振幅に基づいて被測定流体の電気伝導率を算出する機能部である。なお、電気伝導率算出部62による具体的な処理内容については後述する。
更に、データ処理制御部6は、測定管1内の流体の有無を判定する空状態判定部64を含む。空状態判定部64は、電気伝導率算出部62によって算出された電気伝導率に基づいて、測定管1内の流体の有無を判定する。例えば、空状態判定部64は、電気伝導率算出部62によって算出された電気伝導率が所定の閾値よりも小さい場合に、測定管1内に流体が存在しないと判定する。
設定・表示部9は、例えば、作業者の操作入力を検出し、データ処理制御部6に対して電気伝導率の計測や空状態判定処理の実行を指示するとともに、データ処理制御部6による電気伝導率の計測結果の情報をLEDやLCD等によって表示する。また、アナログ出力部10は、例えば、電気伝導率算出部62によって算出された流量計測結果や空状態判定部64による判定結果の情報を、4−20mAのアナログ信号によって出力する。
〈電気伝導率の算出原理〉
次に、本実施の形態に係る電磁流量計100における電気伝導率の算出原理について説明する。
上述したように、被測定流体が測定管1および接触電極3の内部を流れている状態においてパルスV1が抵抗R1の一端に入力された場合、抵抗R1、非接触電極2、被測定流体、および接触電極3を介してコモン電位Vcomに電流が流れ込む。この電流の電流経路は、図3Aに示す等価回路200によって表すことができる。
具体的に、等価回路200は、抵抗R1,Rb、容量Ca,Cb,およびパルスV1を出力する信号源V1から構成される。ここで、Rbは、被測定流体の抵抗値、Caは、接触電極3と被測定流体との間の分極容量、Cbは、被測定流体と非接触電極2との間の容量を示している。
被測定流体と非接触電極2との間の容量Cbは、従来の2つの電極を共に被測定流体に接触させる従来の2電極方式の電気導電率計に比べて、その値が小さくなる。そのため、被測定流体の抵抗Rbの値を高精度且つ再現性良く測定するためには、等価回路200において、パルスV1の周波数f1をできるだけ高くして抵抗Rbに対する容量Cbによるリアクタンス成分をできるだけ小さくすることが望ましい。
容量Ca,Cbのインピーダンスが無視できるレベルまでパルスV1の周波数f1を高くした場合、等価回路200は、図3Bに示す等価回路201に描き直すことができる。すなわち、信号源V1から非接触電極2を介してコモン電位Vcomに至る電流経路の等価回路201は、電圧Vref/2を基準として±Vref/2の振幅を有する信号V1と、抵抗R1および抵抗Rbから成る抵抗分圧回路と、カップリングコンデンサCxとによって表すことができる。
等価回路201において、信号V2の電圧がハイレベルとなる期間Tpにおける抵抗R1と抵抗Rbの電圧降下の比は、下記式(1)で表される。ここで、Vr1_Hは、信号V2の電圧がハイレベルとなる期間Tpでの抵抗R1の両端の電圧を表し、Vrb_Hは、信号V2の電圧がハイレベルとなる期間Tpでの抵抗Rbの両端の電圧を表している。
Figure 2018141667
また、等価回路201において、信号V2の電圧がローレベルとなる期間Tnにおける抵抗R1と抵抗Rbの電圧降下の比は、下記式(2)で表される。ここで、Vr1_Lは、信号V2の電圧がローレベルとなる期間Tnでの抵抗R1の両端の電圧を表し、Vrb_Lは、信号V2の電圧がローレベルとなる期間Tnでの抵抗Rbの両端の電圧を表している。また、上述したように、VHは、信号V2b(V2)がハイレベルとなったときの電圧であり、VLは、信号V2b(V2)がローレベルとなったときの電圧である(図2参照)。
Figure 2018141667
上記式(1)および上記式(2)から、電圧Vr1_Hと電圧Vr1_Lとの和の電圧Vr1_HLと、電圧Vrb_Hと電圧Vrb_Lとの和の電圧Vrb_HLとの比は、下記式(3)で表される。
Figure 2018141667
式(3)より、抵抗R1と抵抗Rbとの比は、下記式(4)で表される。
Figure 2018141667
上記式(4)より、抵抗Rbは、下記式(5)で表される。
Figure 2018141667
上記式(5)において、基準電位Vrefと抵抗R1はいずれも既知の値である。したがって、信号V2b(V2)がハイレベルであるときの電圧VHと信号V2b(V2)がローレベルであるときの電圧VLとの差(VH−VL)、すなわち信号V2b(V2)の振幅がわかれば、式(5)に基づいて、被測定流体の抵抗Rb、すなわち被測定流体の電気伝導率(=1/Rb)を求めることができる。
図4は、図3Aに示した等価回路200における信号V2のシミュレーション結果を示す図である。
同図には、等価回路200において、R1=10[kΩ]、Rb=20[kΩ]、Ca=0.1[μF]、Cb=100[pF]とし、パルスV1の周波数を15[MHz]、振幅を1[V]としたときの信号V2のシミュレーション結果が示されている。
図4に示されるシミュレーション結果において、信号V2がハイレベルとなるときの電圧VHは、約0.8333Vであり、信号V2がローレベルとなるときの電圧VLは、約0.1667Vである。したがって、この場合の被測定流体の抵抗Rbは、式(5)より、約19.99[Ω]となる。
本実施の形態に係る電磁流量計100では、電気伝導率算出部62が、アナログ・デジタル変換部7を介して入力された電圧VH,VLの値を上述の式(5)に代入することによって、測定管1を流れる被測定流体の電気伝導率を算出する。
上述したように、被測定流体の抵抗Rbの値を高精度且つ再現性良く測定するためには、パルスV1の周波数f1をできるだけ高くして、抵抗Rbに対する容量Cbによるリアクタンス成分をできるだけ小さくすることが望ましい。しかしながら、周波数f1を高くし過ぎると、被測定流体の抵抗Rbの測定精度が低下するおそれがある。そこで、被測定流体の抵抗Rbの測定精度と再現性の更なる向上を図る場合には、パルスV1の周波数f1を適切な値に設定する必要がある。以下、詳細に説明する。
図5は、電磁流量計100における信号源V1から非接触電極2を介してコモン電位Vcomに至る電流経路の別の等価回路を示す図である。
同図の等価回路202に示すように、実際には、パルスV1を発生する信号源V1とコモン電位Vcomとの間に、抵抗R1、Rbおよび容量Ca,Cbに加えて、接触電極3と非接触電極2との間の容量Ccと、接触電極3と被測定流体との間の分極抵抗Raとが存在する。ここで、Ca>>Cb>>Cc、Ra>>Rbである。
パルスV1の周波数f1を高くし過ぎた場合、信号源V1とコモン電位Vcomとの間の電流経路は、上述の図3Bに示す単純な等価回路201ではなく、等価回路202とみなす必要がある。そのため、容量Ccの影響により、抵抗Rbに印加される電圧の波形が歪み、抵抗Rbの測定精度が低下するおそれがある。
そこで、容量Ccによる抵抗Rbの測定精度の低下を抑えるためには、容量Cbによるインピーダンスの影響を考慮する必要がある。具体的には、容量Cbによるリアクタンス成分Zcb(=1/(2πf1×Cb))が下記式(6)で示される条件を満足する必要がある。
Figure 2018141667
式(6)を周波数f1の式に書き換えると、式(7)が得られる。
Figure 2018141667
したがって、パルスV1の周波数f1を式(7)で示される範囲内の値に設定することにより、流体抵抗(液体抵抗)Rb、すなわち電気伝導率の測定精度の低下を抑えることが可能となる。
ここで、容量Cbは、主に非接触電極2の面積と測定管1を構成する電気的絶縁体材料の比誘電率によって決まり、分極容量の影響は無視できるほど小さいため、予めその値を把握しておくことは可能である。
例えば、式(7)において、Rb=10[kΩ]、Cb=100[pF]としたとき、パルスV1の周波数f1は、約160kHz〜1600kHzの範囲となる。
この場合、励磁周波数fexは、約1.6kHz〜16kHzの範囲の値か、それ以下の値に設定することが望ましい。これにより、流量計測機能に係る励磁電流Iexの周波数帯と、電気伝導率計測機能に係る交流信号(パルスV1)の周波数帯とを相違させることができる。
図6A,6Bに、パルスV1の周波数f1を160kHz〜1600kHzの範囲の値に設定したときのシミュレーション結果を示す。図6Aは、等価回路202においてパルスV1の周波数f1=160kHzとした場合の信号V2のシミュレーション波形を示す図であり、図6Bは、等価回路202においてパルスV1の周波数f1=1600kHzとした場合の信号V2のシミュレーション波形を示す図である。本シミュレーションでは、Ra=1[MΩ]、Rb=10[kΩ]、Ca=0.1[uF]、Cb=100[pF]、Cc=10[pF]としている。
以上のように、被測定流体の抵抗Rbの測定精度と再現性の向上を図る場合には、等価回路202を考慮し、パルスV1の周波数f1を適切な範囲(式(7))に設定すればよい。
ただし、パルスV1の周波数f1を適切な範囲に設定した場合であっても、信号源V1とコモン電位Vcomとの間の電流経路は、上述の図3Bに示す単純な等価回路201と完全にみなすことはできないため、式(5)に基づく算出手法では、多少の誤差が発生する場合がある。
例えば、図5に示した等価回路202において信号V2の振幅(VH−VL)と被測定流体の電気伝導率との関係は、例えば図7に示す非線形な特性300によって表される。
そこで、被測定流体の抵抗Rbの測定精度と再現性を更に向上させたい場合には、予め作成した信号V2の振幅(VH−VL)と被測定流体の電気伝導率との対応関係を示すルックアップテーブルを用いて、電気伝導率を算出すればよい。
例えば、予め、電気伝導率が既知の流体(液体)を用いて、信号V2の振幅(VH−VL)と被測定流体の電気伝導率と関係を調べる試験を行い、その試験結果に基づいて、信号V2の振幅(VH−VL)と被測定流体の電気伝導率との対応関係を示すルックアップテーブルを作成する。作成したルックアップテーブルは、例えばデータ処理制御部6として機能するマイクロコントローラ等のプログラム処理装置内の不揮発性メモリ等の記憶部に格納される。
そして、被測定流体の電気伝導率を算出する際には、電気伝導率算出部62が、上記記憶部に記憶されているルックアップテーブルを参照し、アナログ・デジタル変換部7を介して入力された電圧VH,VLの値から算出した振幅(VH―VL)の値に対応する電気伝導率の値を読み出すことにより、被測定流体の電気伝導率を算出する。
これによれば、被測定流体の抵抗Rbの測定精度および再現性を更に向上させることが可能となる。
次に、電磁流量計100の実現例を示す。
図8は、本実施の形態に係る電磁流量計100の実現例を示す斜視図である。
同図に示されるように、電磁流量計100は、測定管1、非接触電極2、および接触電極3と、交流信号生成部4、電圧検出部5、データ処理制御部6、アナログ・デジタル変換部7、クロック信号生成部8、およびアナログ出力部10等の電子回路等が形成されたプリント基板とを、金属や樹脂等から成る筐体20内に収容し、その筐体20の開口部を、設定・表示部9によって蓋をすることによって実現される。
設定・表示部9は、作業者の設定操作入力を検出してデータ処理制御部6へ出力する機能を実現するための操作用ボタン91や、データ処理制御部6からの表示出力を表示する機能を実現するためのLEDやLCD等の表示装置92を備えている。
筐体20の対向する一対の側面には、電磁流量計100の外部に設けられる配管(図示せず)と測定管1とを連結可能な、金属材料(例えば、SUS)から構成された管状の継手3A,3Bが配設されている。
図9Aは、筐体20内部を示す斜視断面図であり、図9Bは、筐体20の内部を示す正面断面図である。
図9A,9Bに示されるように、測定管1は、筐体20の長手方向に沿って筐体20内に配設される。測定管1の両端部には、継手3Aと継手3Bが夫々連結されている。
ここで、2つの継手3A,3Bのうち一方は、接触電極3として機能する。例えば、継手3Aは、コモン電位Vcomに接続されることにより、外部の配管と測定管1とを連結するだけでなく、接触電極3としても機能する。この場合の非接触電極2は、測定管1における継手3Aが接続される端部に近い外周面に形成される。
また、流量計測のための検出電極11,12は、測定管1の外周面における、非接触電極2と継手3Bとの間の領域に形成される。
このように、接触電極3を金属から成る継手3Aによって実現することにより、接触電極3の被測定流体と接触する面積が広くなる。これにより、接触電極3に異物の付着や腐食が生じた場合であっても、異物の付着や腐食が生じた部分の面積が接触電極3の全面積に対して相対的に小さくなるため、分極容量の変化による測定誤差を抑えることが可能となる。
一方、非接触電極2は、例えばコモン電位Vcomに接続された金属から成るシールドカバー21によって囲まれていることが望ましい。例えば、図10Aに示すように、筐体20内において非接触電極2がシールドカバー21によって囲まれるように、測定管1を配置する。これによれば、非接触電極2から筐体20の外部に放射される電磁波ノイズを低減することが可能となる。
ここで、シールドカバー21は、非接触電極2の少なくとも一部と対面して配置されていればよい。例えば、図10Bに示すように、シールドカバー21を側面視コの字状に形成し、シールドカバー21の開口側に、上述した交流信号生成部4やデータ処理制御部6等を構成する電子回路等が主面22Aに形成されたプリント基板22を配置すればよい。この場合、プリント基板22の主面22Aに対向する主面22Bには、金属べたパターン23を全面的に形成しておく。
これによれば、プリント基板22上に配置された交流信号生成部4や電圧検出部5と非接触電極2とを接続する信号線の引き回し等が容易となるとともに、その信号線の大部分をシールドカバー21内に配置することができるので、その信号線から筐体20の外部に放射される電磁波ノイズをも低減することが可能となる。
また、シールドカバー21は、非接触電極2のみならず、流量計測のための検出電極11,12の少なくとも一部と対面して配置してもよい。これによれば、検出電極11,12が筐体20の外部から受ける電磁波ノイズを低減することが可能となる。
≪本実施の形態に係る電磁流量計100の効果≫
以上、本実施の形態に係る電磁流量計100は、電気伝導率の計測に必要な2つの電極のうち一方の電極を被測定流体と接しない非接触電極2によって実現しているので、2つの電極を共に流体に接触させる従来の2電極方式の電気伝導率計に比べて、両電極間に印加する交流信号の周波数を高くする必要がある。そのため、電磁流量計100では、流量の計測に必要な励磁電流の周波数帯と電気伝導率の計測に必要な交流信号(パルスV1)の周波数帯とが相違することになるので、励磁電流と交流信号とが互いに干渉することを防止することが可能となる。これにより、容量式の電磁流量計に電気伝導率計測機能を追加した場合における、流量および電気伝導率の計測精度と計測安定性の低下を防止することができる。
また、本実施の形態に係る電磁流量計100では、上述した電気伝導率の計測に必要な2つ電極のうちの他方の電極(接触電極3)を被測定流体に接触させ、且つコモン電位に接続しているので、従来の容量式の電磁流量計に従来の電気伝導率計を単に組み込む場合に比べて、測定管1の周辺の電極数を減らすことが可能となる。すなわち、本実施の形態に係る電磁流量計100では、電気伝導率の計測に利用される接触電極3が、流量計測に利用されるコモン電極を兼ねているので、必要な電極数を減らすことができる。これにより、電気伝導率計測機能を備えた電磁流量計の小型化が可能となる。
したがって、本実施の形態に係る電磁流量計100によれば、高い計測精度および計測安定性を有する電気伝導率計測機能を備えた小型の電磁流量計を実現することが可能となる。
また、本実施の形態に係る電磁流量計100によれば、流量の計測のための検出電極11,12と電気伝導率の計測のための非接触電極2とを、同一の製造工程において形成することができる。
本実施の形態に係る電磁流量計100において、交流信号としてのパルスV1の周波数f1は、励磁周波数fexの100倍以上に設定することにより、励磁電流IexとパルスV1とがより干渉し難くなるので、流量および電気伝導率の計測精度と計測安定性の低下を更に防止することができる。
また、抵抗R1を介して非接触電極2に入力されるパルスV1の周波数f1を、式(7)で示される範囲内の値に設定することにより、上述したように、被測定流体の電気伝導率(抵抗Rb)の測定精度と再現性をより向上させることが可能となる。
また、流量計測機能を実現するための増幅回路13に、パルスV1に対応する周波数成分を減衰させるフィルタ(ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132)を設けることにより、流量信号VFにパルスV1の周波数成分を含むノイズが重畳した場合であっても、そのノイズを除去することができる。これにより、流量の計測精度と計測安定性の低下を更に防止することが可能となるとともに、検出電極11,12と非接触電極2とを近接して配置することができるので、電磁流量計の更なる小型化が可能となる。
また、電磁流量計100は、電気伝導率算出部62によって算出された流体の電気伝導率に基づいて測定管1内の流体の有無を判定する空状態判定部64を備えているので、測定管1の空状態の判定をより確実に行うことが可能となる。
例えば、従来の容量式の電磁流量計における空状態の判定手法として、測定管内を流体が正常に流れているときの流量信号の理想波形と実際に計測された流量信号とを比較することにより、測定管の空状態の判定を行う技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この従来技術は、流量信号が正常時の波形と異なる場合に空状態と判定する間接的な手法であって、空状態の検出精度が高いとは言えない。これに対し、本実施の形態1に係る電磁流量計100では、測定管内に流体があるか否かを電気伝導率に基づいて判定するので、従来の間接的な手法に比べて、空状態の判定精度を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態に係る電磁流量計100によれば、上述した電気伝導率の計測に必要な2つ電極のうちの一方の電極(非接触電極2)が被測定流体と接触しないので、従来の2つの電極を共に接触させる2電極方式の電気伝導率計に比べて、電極の異物の付着や腐食による測定誤差を抑えることが可能となる。
また、従来の2電極方式の電気伝導率計では、電極の異物の付着や腐食を防止するために、電気伝導率の計測に用いる2つの電極に高価な白金黒を用いていたが、本実施の形態に係る電磁流量計100では、少なくとも非接触電極2には白金黒を用いなくてもよいので、電気伝導率計測機能を備えた電磁流量計の製造コストを更に抑えることが可能となる。
また、接触電極3を、外部の配管と接続するための金属から成る継手3Aと兼用することにより、接触電極3の被測定流体と接触する面積を広くすることが可能となる。これにより、上述したように、接触電極3に異物の付着や腐食が生じた場合であっても、接触電極3の全接触面積に対する異物の付着や腐食が生じた部分の面積が相対的に小さくなるので、電極の異物の付着や腐食による測定誤差をより低減することが可能となる。
また、金属配管を継手3Aに連結した場合には、その金属配管が継手3Aを介してコモン電位Vcomに接続されるため、継手3Aのみならず金属配管も接触電極3とみなすことができる。これにより、接触電極3の接触面積が更に拡大し、接触電極3の全接触面積に対する異物の付着や腐食が生じた部分の面積が相対的に更に小さくなるので、電極の異物の付着や腐食による測定誤差の更なる低減を図ることが可能となる。
また、金属配管を使用した場合であっても、接触電極3としての継手3Aと金属配管とが同電位(コモン電位Vcom=0V)となるので、金属配管に電流が流れ込むことによる電気伝導率の測定誤差は生じない。
また、接触電極3をコモン電位Vcom(=0V)に接続しているので、金属配管を使用した場合であっても、金属配管がアンテナとなって周辺に電磁波ノイズを放射することを防止できる。
また、図10A,10Bに示したように、金属から成るシールドカバー21を、非接触電極2の少なくとも一部と対面して配置することにより、上述したように、非接触電極2から筐体20の外部に放射される電磁波ノイズを低減することが可能となる。
≪実施の形態の拡張≫
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態では、流量信号に含まれるパルスV1の周波数成分を除去するためのフィルタとして、ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132を設ける場合を例示したが、ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132の何れか一方を設けてもよい。
また、ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132は、図1に示す回路構成に限定されず、目的とするフィルタ特性できる回路構成を有していればよい。
また、上記実施の形態では、電磁流量計100の実現例として図8に示す構成を例示したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施の形態において、交流信号生成部4や電圧検出部5は、その機能を発揮することができるのであれば、図1に示した回路構成例に限定されるものではない。
また、アナログ・デジタル変換部7、クロック信号生成部8、および信号検出部14の一部は、データ処理制御部6と同様に、マイクロコントローラ等のプログラム処理装置の機能によって実現してもよい。
100…電磁流量計、1…測定管、2…非接触電極(第3電極)、3…接触電極(第4電極)、3A,3B…継手、4…交流信号生成部、5…電圧検出部、6…データ処理制御部、7…アナログ・デジタル変換部、8…クロック信号生成部、9…設定・表示部、10…アナログ出力部、11…検出電極(第1電極)、12…検出電極(第2電極)、13…増幅回路、14…信号検出部、15…励磁回路、20…筐体、21…シールドカバー、22…プリント基板、23…金属べたパターン、51,52…サンプルホールド回路、61…基準クロック生成部、62…電気伝導率算出部、63…流量算出部、64…空状態判定部、65…励磁制御部、200,201,202…等価回路、91…操作用ボタン、92…表示装置、Lex…励磁コイル、Iex…励磁電流、SW1,SW2,SW3…スイッチ、U1,U5…バッファアンプ、U2,U3…プリアンプ、U4…差動増幅回路、131…ローパスフィルタ回路、132…ハイパスフィルタ回路、CLK0…基準クロック信号、CLK1,CLKp,CLKn…クロック信号、V1…パルス(信号源)、V2,V2b…信号、Vcom…コモン電位、VH,VL…信号V2の電圧、VF…流量信号、Tp…パルスV1が第1極性となる期間、Tn…パルスV1が第2極性となる期間、Ra…分極抵抗、Rb…流体抵抗,R1…抵抗、C1,C2,Cb,Cc…容量、Ca…分極容量。
上記電磁流量計において、電圧検出部は、交流信号が第1極性となる第1期間(Tp)において、第3電極の電圧をサンプリングして保持する第1サンプルホールド回路(51)と、交流信号が第1極性と反対の第2極性となる第2期間(Tn)において、第3電極の電圧をサンプリングして保持する第2サンプルホールド回路(52)とを含み、電気伝導率算出部62は、第1サンプルホールド回路によってサンプリングされた電圧(VH)と第2サンプルホールド回路によってサンプリングされた電圧(VL)とに基づいて、流体の電気伝導率を算出してもよい。
設定・表示部9は、例えば、作業者の操作入力を検出し、データ処理制御部6に対して電気伝導率の計測や空状態判定処理の実行を指示するとともに、データ処理制御部6による電気伝導率の計測結果の情報をLEDやLCD等によって表示する。また、アナログ出力部10は、例えば、電気伝導率算出部62によって算出された電気伝導率や空状態判定部64による判定結果の情報を、4−20mAのアナログ信号によって出力する。
また、ローパスフィルタ回路131およびハイパスフィルタ回路132は、図1に示す回路構成に限定されず、目的とするフィルタ特性を実現できる回路構成を有していればよい。

Claims (8)

  1. 電気絶縁材料から成り、計測対象の流体が流れる測定管と、
    前記測定管の外側に配設され、供給された交流電流に応じた磁界を発生させる励磁コイルと、
    前記測定管の外周面に設けられ、前記励磁コイルから発生した磁界に対して垂直な方向に互いに対向して配設された第1電極および第2電極と、
    コモン電位を基準として動作し、前記第1電極と前記第2電極との間に発生した起電力を増幅した信号を出力する増幅回路と、
    前記増幅回路から出力された信号に基づいて前記流体の流量を算出する流量算出部と、
    前記測定管の外周面に、前記第1電極および前記第2電極と離間して形成された第3電極と、
    前記コモン電位に接続され、前記流体と接する第4電極と、
    一端が前記第3電極に接続された抵抗と、
    前記抵抗の他端に交流信号を入力することによって前記第3電極に発生した信号の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電圧検出部によって検出された電圧の振幅に基づいて、前記流体の電気伝導率を算出する電気伝導率算出部と、を有する
    電磁流量計。
  2. 請求項1に記載の電磁流量計において、
    前記交流信号の周波数は、前記励磁コイルに供給される交流電流の周波数の少なくとも100倍である
    ことを特徴とする電磁流量計。
  3. 請求項1または2に記載の電磁流量計において、
    前記増幅回路は、
    前記起電力を増幅した信号に含まれる、前記交流信号に対応する周波数成分を減衰させるフィルタを含む
    ことを特徴とする電磁流量計。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の電磁流量計において、
    前記電気伝導率算出部によって算出された前記流体の電気伝導率に基づいて、前記測定管内の前記流体の有無を判定する判定部を更に有する
    ことを特徴とする電磁流量計。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の電磁流量計において、
    前記流体の抵抗値をRb、前記測定管内を流れる前記流体と前記第3電極との間の容量をCbとしたとき、前記抵抗に入力される前記交流信号の周波数f1は、式(A)で表される条件を満たす
    ことを特徴とする電磁流量計。
    Figure 2018141667
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の電磁流量計において、
    前記電圧検出部は、
    前記交流信号が第1極性となる第1期間において、前記第3電極の電圧をサンプリングし、保持する第1サンプルホールド回路と、
    前記交流信号が前記第1極性と反対の第2極性となる第2期間において、前記第4電極の電圧をサンプリングし、保持する第2サンプルホールド回路と、を含み、
    前記電気伝導率算出部は、前記第1サンプルホールド回路によってサンプリングされた電圧と前記第2サンプルホールド回路によってサンプリングされた電圧とに基づいて、前記流体の電気伝導率を算出する
    ことを特徴とする電磁流量計。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の電磁流量計において、
    前記第4電極は、一端が前記測定管と連結され、他端が外部の配管と連結可能な金属から成る管状の継手である
    ことを特徴とする電磁流量計。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の電磁流量計において、
    前記第3電極の少なくとも一部と対面して配置された、金属から成るシールドカバーを更に有する
    ことを特徴とする電磁流量計。
JP2017034923A 2017-02-27 2017-02-27 電磁流量計 Active JP6758226B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034923A JP6758226B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 電磁流量計
US15/905,161 US10473498B2 (en) 2017-02-27 2018-02-26 Electromagnetic flow meter including a function of measuring electrical conductivity of a fluid
CN201810159699.4A CN108507632B (zh) 2017-02-27 2018-02-26 电磁流量计

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017034923A JP6758226B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 電磁流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018141667A true JP2018141667A (ja) 2018-09-13
JP6758226B2 JP6758226B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=63246180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017034923A Active JP6758226B2 (ja) 2017-02-27 2017-02-27 電磁流量計

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10473498B2 (ja)
JP (1) JP6758226B2 (ja)
CN (1) CN108507632B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186934A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 アズビル株式会社 容量式電磁流量計および計測制御方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110678761B (zh) * 2017-07-07 2022-03-08 株式会社岛津制作所 导电率检测器以及求相位调整值的方法
JP6988925B2 (ja) * 2018-02-09 2022-01-05 株式会社島津製作所 電気伝導度検出器及びバックグランド減算信号の位相調整値を求めるための方法
EP3781934A1 (en) * 2018-04-18 2021-02-24 Universiteit Twente System and method for measuring conductivity
JP7132014B2 (ja) * 2018-07-24 2022-09-06 アズビル株式会社 電気伝導率計
EP3867605A1 (en) * 2018-10-18 2021-08-25 EICON GmbH Magnetic flow meter
DE102018132600B4 (de) * 2018-12-18 2024-02-22 Endress+Hauser Flowtec Ag Magnetisch-induktive Durchflussmesssonde und Messstelle zur Ermittlung eines Durchflusses und/oder eines Einbauwinkels
US20200217698A1 (en) * 2019-01-09 2020-07-09 Georg Fischer Signet Llc Magnetic flowmeter with media conductivity measurement
DE102019107904B3 (de) * 2019-03-27 2020-08-13 Krohne Messtechnik Gmbh Magnetisch-induktives Durchflussmessgerät mit Leitfähigkeitsmesseinrichtung und Verfahren zum Betreiben eines magnetisch-induktiven Durchflussmessgerätes mit Leitfähigkeitsmesseinrichtung
WO2020257452A1 (en) * 2019-06-20 2020-12-24 Saudi Arabian Oil Company Alternating magnetic field flow meters with embedded quality assurance and control
CN214333909U (zh) * 2020-10-12 2021-10-01 深圳市大疆创新科技有限公司 一种双通道电磁流量计
DE102021124962B4 (de) * 2021-09-27 2023-07-06 Krohne Messtechnik Gmbh Messsystem und Verfahren zum Betreiben eines Messsystems
CN115507904B (zh) * 2022-07-21 2024-02-23 浙江迪元仪表有限公司 一种电磁水表

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0215634B2 (ja) * 1985-03-08 1990-04-12 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp
JP2932448B2 (ja) * 1991-12-20 1999-08-09 横河電機株式会社 容量式電磁流量計
JP3175261B2 (ja) * 1992-02-05 2001-06-11 株式会社日立製作所 電磁流量計
JP3263296B2 (ja) * 1995-10-26 2002-03-04 株式会社東芝 電磁流量計
JP3277747B2 (ja) * 1995-01-26 2002-04-22 横河電機株式会社 容量式電磁流量計
US20120031196A1 (en) * 2008-06-05 2012-02-09 Siemens Ag Electromagnetic Flowmeter and Method Incorporating the same
US20120036941A1 (en) * 2009-04-21 2012-02-16 Endress + Hauser Flowtec Ag Magneto-inductive flow measuring system and method for operating such
CN103792266A (zh) * 2012-11-16 2014-05-14 开封开德流量仪表有限公司 一种电磁流量计中的电导率测量方法
JP5997633B2 (ja) * 2013-03-18 2016-09-28 アズビル株式会社 電磁流量計
JP6170616B2 (ja) * 2013-06-11 2017-07-26 セント・ジュード・メディカル・エイトリアル・フィブリレーション・ディヴィジョン・インコーポレーテッド マルチ電極インピーダンス・センシング

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH075005A (ja) 1993-06-18 1995-01-10 Yokogawa Electric Corp 電磁流量計
JP6515634B2 (ja) * 2015-03-27 2019-05-22 東亜ディーケーケー株式会社 電磁誘導式電気伝導率検出器および電磁誘導式電気伝導率計

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0215634B2 (ja) * 1985-03-08 1990-04-12 Intaanashonaru Bijinesu Mashiinzu Corp
JP2932448B2 (ja) * 1991-12-20 1999-08-09 横河電機株式会社 容量式電磁流量計
JP3175261B2 (ja) * 1992-02-05 2001-06-11 株式会社日立製作所 電磁流量計
JP3277747B2 (ja) * 1995-01-26 2002-04-22 横河電機株式会社 容量式電磁流量計
JP3263296B2 (ja) * 1995-10-26 2002-03-04 株式会社東芝 電磁流量計
US20120031196A1 (en) * 2008-06-05 2012-02-09 Siemens Ag Electromagnetic Flowmeter and Method Incorporating the same
US20120036941A1 (en) * 2009-04-21 2012-02-16 Endress + Hauser Flowtec Ag Magneto-inductive flow measuring system and method for operating such
CN103792266A (zh) * 2012-11-16 2014-05-14 开封开德流量仪表有限公司 一种电磁流量计中的电导率测量方法
JP5997633B2 (ja) * 2013-03-18 2016-09-28 アズビル株式会社 電磁流量計
JP6170616B2 (ja) * 2013-06-11 2017-07-26 セント・ジュード・メディカル・エイトリアル・フィブリレーション・ディヴィジョン・インコーポレーテッド マルチ電極インピーダンス・センシング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186934A (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 アズビル株式会社 容量式電磁流量計および計測制御方法
JP7260390B2 (ja) 2019-05-10 2023-04-18 アズビル株式会社 容量式電磁流量計および計測制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN108507632A (zh) 2018-09-07
US10473498B2 (en) 2019-11-12
CN108507632B (zh) 2020-01-14
JP6758226B2 (ja) 2020-09-23
US20180245956A1 (en) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6758226B2 (ja) 電磁流量計
US11209480B2 (en) Non-contact DC voltage measurement device with oscillating sensor
JP3448058B2 (ja) 空のパイプ検出器を有する磁気流量計
CN110274641B (zh) 电磁流量计
KR20010005556A (ko) 임피던스-전압 변환기
JP2007334690A (ja) 静電容量センサ回路
EP1426772B1 (en) Impedance measuring circuit, its method, and capacitance measuring circuit
JP2003028900A (ja) 非接触電圧測定方法およびその装置
KR102190189B1 (ko) 전자 유량계
JP6752167B2 (ja) 電気伝導率計
CN110274638A (zh) 电磁流量计
JP2023169302A (ja) 自動車電池電流検知システム
JP2004184307A (ja) 静電容量検出回路及び静電容量検出方法
JPH09211046A (ja) 非接触電位検出方法とその装置
JP2006349450A (ja) 濃度測定装置
JP4072030B2 (ja) センサ容量検出装置及びセンサ容量検出方法
JP4722717B2 (ja) 電流センサ
JPH0569631U (ja) 容量式電磁流量計
JP4676643B2 (ja) 電位固定装置および容量測定装置
US7046016B2 (en) Potential fixing device, potential fixing method, and capacitance measuring instrument
JP4150624B2 (ja) 校正用冶具
JP6625422B2 (ja) 測定装置
JPH0329820A (ja) 容量式電磁流量計
JPH05172602A (ja) 容量式電磁流量計
JPH0755520A (ja) 容量式電磁流量計

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180222

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6758226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150