JP2004184307A - 静電容量検出回路及び静電容量検出方法 - Google Patents

静電容量検出回路及び静電容量検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンデンサマイクロホン等の微小な容量の変化を、高いSN比で、かつ、コンパクトな回路で検出することができる静電容量検出回路を提供する。
【解決手段】容量型センサ21の静電容量に対応する信号を出力する静電容量検出回路20aであって、寄生容量24と寄生抵抗25とを有する高入力インピーダンス増幅器23と、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子と第1バイアス電圧Vhとの間に接続される抵抗22と、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子と基準電位(グランド)との間に接続される容量型センサ21とを備える。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容量型センサ等の静電容量を検出する回路及び方法に関し、特に、微小な容量の変化を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、静電容量検出回路として、演算増幅器を用いた検出装置がある(特許文献1参照)。図9は、上記特許文献1に開示された静電容量検出回路の回路図である。この検出回路では、電極90、91で形成される容量型センサ92が、信号線93を介して演算増幅器95の反転入力端子に接続されている。そしてこの演算増幅器95の出力端子と前記反転入力端子との間に帰還コンデンサ96が接続されるとともに、非反転入力端子に交流電圧Vacが印加されている。また信号線93はシールド線94によって被覆され、外乱ノイズに対して電気的に遮蔽されている。そしてこのシールド線94は、演算増幅器95の非反転入力端子に接続されている。出力電圧Vdは、演算増幅器95の出力端子からトランス97を介して取り出される。
【0003】
この検出回路では、演算増幅器95の反転入力端子と非反転入力端子とがイマージナリショートの状態となり、反転入力端子に接続された信号線93と非反転入力端子に接続されたシールド線94とは、互いにほぼ同電位となる。これによって、信号線93はシールド線94によってガーディングされ、つまり、両者93、94間の浮遊容量はキャンセルされ、浮遊容量に影響されにくい出力電圧Vd、つまり、容量型センサの微小な容量に対応した信号が得られるというものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−280806号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来技術によれば、確かに容量型センサ92の容量がある程度に大きいときは信号線93とシールド線94との間の浮遊容量に影響されない正確な出力電圧Vdを得ることができるものの、演算増幅器95によって信号だけでなく信号線93に発生するノイズも増幅されることとなり、数pFオーダーの微小な容量の検出においては、十分なSN比が得られないという問題がある。
【0006】
さらに、携帯電話機等に代表される小型・軽量の音声通信機器においては、コンデンサマイクロホン等の容量型センサにおける変化容量を検出するコンパクトな回路が必要とされるが、上記の従来技術では、交流電源Vacやトランス97等が必要とされ、小型・軽量の音声通信機器には適さないという問題もある。
【0007】
そこで、この発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、コンデンサマイクロホン等の微小な容量の変化を、高いSN比で、かつ、コンパクトな回路で検出することができる静電容量検出回路等を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の静電容量検出回路は、被検出コンデンサの静電容量に対応する信号を出力する静電容量検出回路であって、寄生容量を有する高入力インピーダンス増幅器と、前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子と第1バイアス電圧との間に接続される第1抵抗と、前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子と基準電位との間に接続される被検出コンデンサとを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る第2の静電容量検出回路は、被検出コンデンサの静電容量に対応する信号を出力する静電容量検出回路であって、寄生容量を有する高入力インピーダンス増幅器と、前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子と第1バイアス電圧との間に接続される第1抵抗と、前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子に一端が接続されるカップリング用コンデンサと、前記カップリング用コンデンサの他端と接続される、寄生容量を有する信号線と、前記信号線と第2バイアス電圧との間に接続される第2抵抗と、前記信号線と基準電位との間に接続される被検出コンデンサとを備えることを特徴とする。
【0010】
ここで、前記第2の静電容量検出回路では、カップリング用コンデンサによって信号の直流分がカットされるので、第2バイアス電圧を前記第1バイアス電圧とは独立して調整することで、検出感度をコントロールしてもよい。この場合、第2バイアス電圧と基準電位との電位差の絶対値が、第1バイアス電圧と基準電位との電位差の絶対値よりも大きくなるように調整しておくことで、容量型センサにかかる電圧をより大きくでき、検出感度を良くすることができる。
【0011】
また、前記第1バイアス電圧を、前記高入力インピーダンス増幅器に供給される電源電圧の1/2とし、前記基準電位を、グランドとするのが好ましい。前記被検出コンデンサとしては、静電容量の変化に応じて物理量を検出する容量型センサ等であってもよい。
【0012】
また、本発明は、被検出コンデンサの静電容量を検出する方法であって、帰還が施された演算増幅器の非反転入力端子に第1抵抗を介して第1バイアス電圧を印加するとともに、前記非反転入力端子と基準電位との間に被検出コンデンサを接続し、前記非反転入力端子と前記基準電位との間に存在する寄生容量を利用して、前記被検出コンデンサの静電容量の変化分に対応する信号を前記演算増幅器から出力させる静電容量検出方法として実現することができる。
【0013】
同様に、被検出コンデンサの静電容量を検出する方法であって、帰還が施された演算増幅器の非反転入力端子に第1抵抗を介して第1バイアス電圧を印加するとともに、前記非反転入力端子にカップリング用コンデンサの一端を接続し、前記カップリング用コンデンサの他端に寄生容量を有する信号線を接続し、前記信号線に第2抵抗を介して第2バイアス電圧を印加するとともに、前記信号線と基準電位との間に被検出コンデンサを接続し、前記信号線と前記基準電位との間の寄生容量及び前記非反転入力端子と前記基準電位との間の寄生容量を利用して、前記被検出コンデンサの変化分に対応する信号を前記高入力インピーダンス増幅器から出力させる静電容量検出方法として実現することもできる。
【0014】
ここで、前記第1バイアス電圧は、要求仕様等に応じて任意に設定可能であるが、前記演算増幅器の動作電圧範囲における中央点の電圧となるように前記第1バイアス電圧を設定すると、動作電圧範囲を最大限に利用することができるので、より好ましい。
【0015】
また、前記被検出コンデンサの静電容量の変化分に対する前記演算増幅器の出力信号の感度を前記第2バイアス電圧によって調整してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
本願の発明者らは、図1に示されるような静電容量検出回路を試作した。
図1において、容量型センサ11は、コンデンサマイクロホン等の音によって容量Csが変化する被検出コンデンサであり、帰還コンデンサ12は、容量Cfのコンデンサである。これら2つのコンデンサは、それぞれ、図9に示された従来の回路における容量型センサ92と帰還コンデンサ96に対応する。
【0017】
寄生容量14は、高入力インピーダンスの演算増幅器13が有する入力容量等であり、MOSFET入力のオペアンプにおけるMOSFETのゲート容量等である。なお、本図において、寄生容量14を図示しているのは、容量型センサ11の容量が数pF等の微小値であるために、容量型センサ11と寄生容量14とが同程度の値となり、このような寄生容量を無視することができなくなるからである。なお、演算増幅器13の非反転入力端子には、容量型センサ11の変化容量を検出するためのバイアス電圧となる基準電位Vh(所定の直流電位)が印加されている。
【0018】
このような静電容量検出回路10では、演算増幅器13の反転入力端子と非反転入力端子とがイマージナリショートの状態となるので、容量型センサ11の両端には、基準電位Vhに等しい直流電圧が印加された状態となる。したがって、容量型センサ11の容量Csが変化した場合には、その変化分に相当する電荷が容量型センサ11と帰還コンデンサ12との間で移動することとなり、演算増幅器13の出力端子には、容量型センサ11の容量に対応する出力電圧Voutが出力される。
【0019】
具体的には、出力電圧Voutは、以下の式で表される。
【数1】
Figure 2004184307
【0020】
なお、上記式における入力電圧Vinは、説明の便宜上の信号であり、直流電圧Vhの印加の下で容量型センサ11の容量Csが変化するという現象を、固定の容量Csの両端に対して交流電圧Vinが入力されるという現象に置き換えて説明するために用いられている。以後、Vinについては同じ意味で用いる。
【0021】
一方、ノイズに着目すると、信号線、つまり、演算増幅器13の反転入力端子に発生したノイズは、反転入力端子とグランド間の容量、つまり、容量型センサ11と寄生容量14との合計容量の影響と受けて増幅される。具体的には、演算増幅器13の反転入力端子で発生したノイズVop_nに対応する出力電圧Vout_nは、以下の式で表される。
【0022】
【数2】
Figure 2004184307
【0023】
このような静電容量検出回路10は、図9に示された従来の回路に比べ、演算増幅器の非反転入力端子に印加される電圧Vhが直流であること、及び、出力信号を取り出すためのトランスが不要になっていること等により、全体の回路がコンパクト化されている。
【0024】
ところが、SN比の点に着目すると、上記数2の式から分かるように、演算増幅器13の非反転入力端子に発生したノイズは、寄生容量14の影響を受け、信号よりも大きく増幅されている。具体的には、この静電容量検出回路10のSN比は以下の通りである。
【0025】
【数3】
Figure 2004184307
【0026】
以上のように、この静電容量検出回路10は、図9に示された従来の回路と比べ、回路規模がコンパクト化されたものの、SN比の点においては、従来の回路と同様の問題を残している。
【0027】
そこで、本願の発明者らは、この静電容量検出回路10におけるSN比の向上技術についてさらなる検討と実験を重ねた結果、回路のコンパクト化だけでなく、高いSN比で微小な容量を検出することが可能な静電容量検出回路を着想し、完成させるに至った。
【0028】
以下、本発明の実施の形態例について、図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の施の形態における静電容量検出回路20の回路図である。この静電容量検出回路20は、容量型センサ21の静電容量Csに対応する信号Voutを出力する検出回路であり、容量型センサ21と、抵抗22と、高入力インピーダンス増幅器23とから構成される。
【0029】
容量型センサ21は、検出対象となるコンデンサであり、ここでは、コンデンサマイクロホン等、静電容量Csの変化を利用して各種物理量を検出するセンサである。この容量型センサ21は、グランド等の基準電位と高入力インピーダンス増幅器23の入力端子間に接続されている。
【0030】
抵抗22は、1GΩ等の高い抵抗値Rhをもつ抵抗である。この抵抗22は、第1バイアス電圧Vhと高入力インピーダンス増幅器23の入力端子間に接続され、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子の直流電位(端子26の電位Vs)を固定するために用いられている。この第1バイアス電圧Vhは、より大きな振幅の信号出力Voutを得るために、高入力インピーダンス増幅器23に供給される電源電圧VDDの半分の値(1/2・VDD)が好ましい。
【0031】
高入力インピーダンス増幅器23は、極めて高い入力インピーダンスと極めて低い出力インピーダンスを持つインピーダンス変換器であり、図3(a)に示される、オペアンプを用いたボルテージフォロワ23aや、図3(b)に示される非反転増幅回路23b等が含まれる。
【0032】
図4は、図2に示された静電容量検出回路20の実際の回路図、つまり、図2に示された静電容量検出回路20に寄生容量(容量値Ct)24と寄生抵抗(抵抗値Rt)25とが付加された静電容量検出回路20aの回路図である。
【0033】
寄生容量24は、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子と基準電位(ここでは、グランド)間に生じる浮遊容量であり、主に、高入力インピーダンス増幅器23がもつ入力容量である。例えば、高入力インピーダンス増幅器23がMOSFET入力のオペアンプである場合には、寄生容量24は、MOSFETのゲート容量等に相当し、通常、数pF程度である。
【0034】
また、寄生抵抗25は、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子と基準電位(ここでは、グランド)間に生じる浮遊抵抗である。例えば、高入力インピーダンス増幅器23がMOSFET入力のオペアンプである場合には、寄生抵抗25は、ゲート電極のリーク電流等に起因する抵抗であり、通常、数百GΩ程度である。
【0035】
なお、高入力インピーダンス増幅器23がJFETやバイポーラトランジスタ等を入力段とするオペアンプであっても、ジャンクション容量やリーク電流が存在するため、寄生容量及び寄生抵抗は発生する。また、高入力インピーダンス増幅器23がオペアンプ等の素子を含む場合には、その入力端子と電源及びグランド間に素子保護用のダイオードが接続され、そのダイオードに起因する寄生容量及び寄生抵抗が発生する。
【0036】
したがって、本図における寄生容量24及び寄生抵抗25は、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子側からその内部を見た時に観測されるものであるといえる。ただし、これらの値は、同種のオペアンプではほぼ一定の値であるが、異種のオペアンプでは異なる値となり得る。寄生容量24等は、高入力インピーダンス増幅器23の入力端子を容量計等に接続することにより測定可能である。
【0037】
以上のように構成された静電容量検出回路20aの動作は以下の通りである。まず、容量型センサ21の容量Csを、被検出物理量(音など)の変化に拘わらず一定な成分である基準容量Cdと、被検出物理量の変化に応じて変化する成分である変化容量ΔCとの合計値で表す。つまり、
Cs=Cd+ΔC
と表す。
【0038】
いま、容量型センサ21の容量Csが一定値である(つまり、Cs=Cdが成り立つ)場合を考える。この場合には、端子26の電圧Vsは、
【数4】
Figure 2004184307
と表される。ここで、Rt≫Rhが成り立つとすると、
Vs=Vh
が成り立つ。したがって、端子26に蓄えられる電荷量Qsは、容量型センサ21及び寄生容量24それぞれに蓄えられる電荷の合計となり、
Qs=(Cd+Ct)・Vs=(Cd+Ct)・Vh
と表される。
【0039】
次に、容量型センサ21の容量Csが変化している(つまり、Cs=Cd+ΔCが成り立つ)場合を考える。この場合には、端子26に蓄えられる電荷量Qs’は、
Qs’=(Cd+ΔC+Ct)・Vs’
となる。ここで、電圧Vs’は容量Csが変化しているときの端子26の電圧である。
【0040】
ところで、端子26と基準電位(ここでは、グランド)及び第1バイアス電圧Vh等との間はハイインピーダンスであり、端子26における電荷が保存されるので、
Qs=Qs’
が成り立つ。よって、上記Qs及びQs’の式より、電圧Vs’は、
【数5】
Figure 2004184307
となり、変化容量ΔCに比例する成分を含む。この電圧Vs’は、高入力インピーダンス増幅器23に入力され、一定倍されて出力される。したがって、高入力インピーダンス増幅器23の出力電圧Voutは、変化容量ΔCに比例する成分を含む値となる。
【0041】
次に、この静電容量検出回路20aのSN比について考察する。
いま、説明の便宜上、図4に示された静電容量検出回路20aを図5に示された静電容量検出回路20bに置き換えて説明する。つまり、容量型センサ21の容量Csが変化するという現象を、固定の容量Csに対して交流信号Vinが入力されるという現象に置き換えて説明する。また、高入力インピーダンス増幅器23の電圧ゲインは1(ボルテージフォロワ等)とする。
【0042】
すると、信号成分、つまり、高入力インピーダンス増幅器23の出力電圧Voutは、以下の式で表される。
【数6】
Figure 2004184307
【0043】
一方、ノイズ成分、つまり、信号線(高入力インピーダンス増幅器23の入力端子)におけるノイズVop_nに対応する出力電圧Vout_nは、高入力インピーダンス増幅器23の電圧ゲインが1であることから、以下の式で表される。
Vout_n=Vop_n
よって、SN比(dB)は以下の式で表される。
【数7】
Figure 2004184307
【0044】
図6は、この静電容量検出回路20bのSN比と図1に示された検討技術に係る静電容量検出回路10のSN比とを比較するグラフ、つまり、上記数7に示されるSN比と上記数3に示されるSN比とを比較するグラフである。本図において、縦軸はSN比(dB)を示し、横軸は寄生容量24の容量Ctを示す。点線は、図1に示された検討技術に係る静電容量検出回路10のSN比を示し、実線は、本実施の形態における静電容量検出回路20bのSN比を示す(提案技術)。なお、Vin=1、Cs=2pF、Cf=2pF、Vop_n=−100dBV(10μV)としている。
【0045】
このグラフから分かるように、本実施の形態における静電容量検出回路20bは、検討技術に係る静電容量検出回路10に比べ、SN比が向上されている。これは、容量型センサ21を、信号線を介して演算増幅器の非反転入力端子に接続することで、反転入力端子に接続した場合に比べ、信号線に発生したノイズが演算増幅器によって増幅されてしまうことが回避されるためである。
【0046】
このように、図9に示された従来の回路と比較し、本実施の形態における静電容量検出回路20、20a、20bでは、演算増幅器の帰還路にコンデンサを挿入するのではなく、演算増幅器等が元来有する寄生容量が積極的に利用され、回路のコンパクト化とSN比の向上が実現されていることが分かる。
【0047】
(第2の実施の形態)
次に、本発明に係る第2の実施の形態における静電容量検出回路について説明する。
【0048】
図7は、本発明の第2の実施の形態における静電容量検出回路30の回路図である。この静電容量検出回路30は、容量型センサ21の静電容量Csに対応する信号Voutを出力する検出回路であり、第1の実施の形態における静電容量検出回路20に抵抗31とカップリング用のコンデンサ32とが付加された構成を備える。なお、第1の実施の形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
抵抗31は、1GΩ等の高い抵抗値Reをもつ抵抗である。この抵抗31は、第2バイアス電圧Vbと容量型センサ21の一端(端子37)との間に接続され、容量型センサ21に直流電圧を印加するために用いられている。第2バイアス電圧Vbは、第1バイアス電圧Vhとは独立した電圧に設定することができ、例えば、高入力インピーダンス増幅器23に供給される電源電圧VDDに設定しておく。
【0050】
コンデンサ32は、端子37と端子38(抵抗22と高入力インピーダンス増幅器23の入力端子との接続点)との間に挿入して接続され、端子37の電圧Vsの交流分だけを高入力インピーダンス増幅器23に入力させるためのカップリングコンデンサである。
【0051】
図8は、図7に示された静電容量検出回路30の実際の回路図、つまり、図7に示された静電容量検出回路30に第1寄生容量(容量値Ci)33と第1寄生抵抗(抵抗値Ri)34と第2寄生容量(容量値Cg)35と第2寄生抵抗(抵抗値Rg)36とが付加された静電容量検出回路30aの回路図である。
【0052】
第1寄生容量33は、端子37と基準電位(ここでは、グランド)間に生じる浮遊容量であり、例えば、本静電容量検出回路30aのうちの容量型センサ21を除く部分をIC化した場合における端子37と電源電圧及びグランド間に付加される素子保護用ダイオード等に起因して発生する容量である。
【0053】
同様に、第1寄生抵抗34は、端子37と基準電位(ここでは、グランド)間に生じる浮遊抵抗であり、例えば、上述の素子保護用ダイオード等に起因して発生する抵抗である。
【0054】
以上のように構成された静電容量検出回路30aの動作は以下の通りである。まず、容量型センサ21の容量Csを、被検出物理量(音など)の変化に拘わらず一定な成分である基準容量Cdと、被検出物理量の変化に応じて変化する成分である変化容量ΔCとの合計値で表す。つまり、
Cs=Cd+ΔC
と表す。
【0055】
いま、容量型センサ21の容量Csが一定値である(つまり、Cs=Cdが成り立つ)場合を考える。この場合には、端子37の電圧Vs及び端子38の電圧Vgは、それぞれ、
【数8】
Figure 2004184307
と表される。ここで、Ri≫Re、Rg≫Rhが成り立つとすると、
Vs=Vb
Vg=Vh
が成り立つ。したがって、端子37及び端子38に蓄えられる電荷量Qs及びQgは、それぞれ、
Figure 2004184307
となる。
【0056】
次に、容量型センサ21の容量Csが変化している(つまり、Cs=Cd+ΔCが成り立つ)場合を考える。この場合には、端子37及び端子38に蓄えられる電荷量Qs’は、それぞれ、
Qs’=(Cd+ΔC+Ci+Ce)・Vs’−Ce・Vg’
Qg’=(Ce+Cg)・Vg’−Ce・Vs’
となる。ここで、電圧Vs’及び電圧Vg’は、それぞれ、容量Csが変化しているときの端子37及び端子38の電圧である。
【0057】
ところで、端子37と基準電位(ここでは、グランド)及び第2バイアス電圧Vbとの間はハイインピーダンスであり、同様に、端子38と基準電位(ここでは、グランド)及び第1バイアス電圧Vhとの間はハイインピーダンスであり、端子37及び端子38における電荷が保存されるので、
Qs=Qs’
Qg=Qg’
が成り立つ。よって、上記Qs及びQs’、Qg及びQg’の式より、電圧Vg’をVhとVbで表すと、
【数9】
Figure 2004184307
となり、特に、ΔC≪Cdのときには、
【数10】
Figure 2004184307
と近似でき、電圧Vg’は変化容量ΔCに比例する成分を含む。この電圧Vg’は、高入力インピーダンス増幅器23に入力され、一定倍されて出力される。したがって、高入力インピーダンス増幅器23の出力電圧Voutは、変化容量ΔCに比例する成分を含む値となる。
【0058】
また、この式から、第2バイアス電圧Vbを大きくするほど、変化容量ΔCに対する感度が上がることが分かる。つまり、この静電容量検出回路30aでは、第2バイアス電圧Vbの値によって検出感度を大きくする等の調整が可能となる。
【0059】
なお、この静電容量検出回路30aのSN比については、第1の実施の形態における静電容量検出回路と同様のことが言える。
つまり、ノイズ成分については、高入力インピーダンス増幅器23による増幅が回避される。高入力インピーダンス増幅器23がボルテージフォロワ等である場合には、信号線(高入力インピーダンス増幅器23の入力端子)におけるノイズVop_nに対応する出力電圧Vout_nは、高入力インピーダンス増幅器23の電圧ゲインが1であることから、以下の式で表される。
【0060】
Vout_n=Vop_n
よって、本実施の形態における静電容量検出回路30aは、検討技術に係る静電容量検出回路10に比べ、SN比が向上される。つまり、図9に示された従来の回路と比較し、本実施の形態における静電容量検出回路30、30aでは、演算増幅器の帰還路にコンデンサを挿入するのではなく、演算増幅器等が元来有する寄生容量が積極的に利用され、回路のコンパクト化とSN比の向上が実現されていることが分かる。
【0061】
以上、本発明に係る静電容量検出回路について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
本発明では、寄生容量の値と被検出コンデンサ(容量型センサ21)の容量値との関係においては、いずれが大きくても、また、互いに値が大きく異なっていても、本発明を適用することができる。経験的には、請求項に記載された寄生容量の値は、被検出コンデンサの値と同等レベル以下であることが好ましい。たとえば、容量型センサ21の値が10pF程度の場合であって、寄生容量は元より小さい方が感度は良くなるが、寄生容量が5〜13pF程度と容量型センサの容量値と同レベルまで大きくなっても高いSN比を得ることができる。
【0062】
また、例えば、上記実施の形態では、静電容量検出回路の検出対象となる容量型センサ21は、コンデンサマイクロホン等であったが、これだけに限られず、加速度センサ、地震計、圧力センサ、変位センサ、変位計、近接センサ、タッチセンサ、イオンセンサ、湿度センサ、雨滴センサ、雪センサ、雷センサ、位置合わせセンサ、接触不良センサ、形状センサ、終点検出センサ、振動センサ、超音波センサ、角速度センサ、液量センサ、ガスセンサ、赤外線センサ、放射線センサ、水位計、凍結センサ、水分計、振動計、帯電センサ、プリント基板検査機等の公知の容量型センサなど、静電容量の変化を利用して各種物理量を検出する全てのトランスデューサ(デバイス)が含まれる。
【0063】
また、上記実施の形態では、寄生容量及び寄生抵抗は、オペアンプの入力段や保護回路等に起因する容量及び抵抗であったが、配線パターンや電極、信号線等と基準電位(グランドや電源等)との間に存在する浮遊容量及びリーク電流に起因する浮遊抵抗であってもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によって、高入力インピーダンス増幅器が有する浮遊容量を利用した被検出コンデンサの静電容量(変化容量)の検出が可能となり、必要な部品が削減され、回路規模がコンパクト化され、高いSN比が得られる。
【0065】
また、本発明によって、高入力インピーダンス増幅器、信号線、信号線に付加される保護回路等が有する浮遊容量を利用した被検出コンデンサの静電容量(変化容量)の検出が可能となり、必要な部品が削減され、回路規模がコンパクト化され、高いSN比が得られる。
【0066】
さらに、本発明によって、被検出コンデンサの変化容量に対する検出感度を大きくすることができる。したがって、携帯電話機等の軽量・小型の電子機器に備えられるコンデンサマイク等の容量型センサの微小容量の検出回路として好適であり、その実用的価値は極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検討技術に係る静電容量検出回路の回路図である。
【図2】本発明の第1の施の形態における静電容量検出回路の回路図である。
【図3】図における高入力インピーダンス増幅器の具体例を示す回路図である。
【図4】図2に示された静電容量検出回路に寄生容量と寄生抵抗とが付加された回路図である。
【図5】図4に示された静電容量検出回路の動作を説明するための等価回路図である。
【図6】図5に示された静電容量検出回路のSN比と図1に示された検討技術に係る静電容量検出回路のSN比とを比較するグラフである。
【図7】本発明の第2の施の形態における静電容量検出回路の回路図である。
【図8】図7に示された静電容量検出回路の動作を説明するための等価回路図である。
【図9】従来の静電容量検出回路の回路図である。
【符号の説明】
20、20a、20b 静電容量検出回路
21 容量型センサ
22 抵抗
23 高入力インピーダンス増幅器
23a ボルテージフォロワ
23b 非反転増幅回路
24 寄生容量
25 寄生抵抗
26 端子
30、30a 静電容量検出回路
31 抵抗
32 コンデンサ
33 第1寄生容量
34 第1寄生抵抗
35 第2寄生容量
36 第2寄生抵抗
37、38 端子

Claims (9)

  1. 被検出コンデンサの静電容量に対応する信号を出力する静電容量検出回路であって、
    寄生容量を有する高入力インピーダンス増幅器と、
    前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子と第1バイアス電圧との間に接続される第1抵抗と、
    前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子と基準電位との間に接続される被検出コンデンサと
    を備えることを特徴とする静電容量検出回路。
  2. 被検出コンデンサの静電容量に対応する信号を出力する静電容量検出回路であって、
    寄生容量を有する高入力インピーダンス増幅器と、
    前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子と第1バイアス電圧との間に接続される第1抵抗と、
    前記高入力インピーダンス増幅器の入力端子に一端が接続されるカップリング用コンデンサと、
    前記カップリング用コンデンサの他端と接続される、寄生容量を有する信号線と、
    前記信号線と第2バイアス電圧との間に接続される第2抵抗と、
    前記信号線と基準電位との間に接続される被検出コンデンサと
    を備えることを特徴とする静電容量検出回路。
  3. 前記第2バイアス電圧と前記基準電位との電位差の絶対値は、前記第1バイアス電圧と前記基準電位との電位差の絶対値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項2記載の静電容量検出回路。
  4. 前記第1バイアス電圧は、前記高入力インピーダンス増幅器に供給される電源電圧の1/2であり、
    前記基準電位は、グランドである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の静電容量検出回路。
  5. 前記被検出コンデンサは、静電容量の変化に応じて物理量を検出する容量型センサである
    ことを特徴とする請求項1記載の静電容量検出回路。
  6. 被検出コンデンサの静電容量を検出する方法であって、
    帰還が施された演算増幅器の非反転入力端子に第1抵抗を介して第1バイアス電圧を印加するとともに、前記非反転入力端子と基準電位との間に被検出コンデンサを接続し、
    前記非反転入力端子と前記基準電位との間に存在する寄生容量を利用して、前記被検出コンデンサの静電容量の変化分に対応する信号を前記演算増幅器から出力させる
    ことを特徴とする静電容量検出方法。
  7. 被検出コンデンサの静電容量を検出する方法であって、
    帰還が施された演算増幅器の非反転入力端子に第1抵抗を介して第1バイアス電圧を印加するとともに、前記非反転入力端子にカップリング用コンデンサの一端を接続し、
    前記カップリング用コンデンサの他端に寄生容量を有する信号線を接続し、
    前記信号線に第2抵抗を介して第2バイアス電圧を印加するとともに、前記信号線と基準電位との間に被検出コンデンサを接続し、
    前記信号線と前記基準電位との間の寄生容量及び前記非反転入力端子と前記基準電位との間の寄生容量を利用して、前記被検出コンデンサの変化分に対応する信号を前記高入力インピーダンス増幅器から出力させる
    ことを特徴とする静電容量検出方法。
  8. 前記第1バイアス電圧が前記演算増幅器の動作電圧範囲における中央点の電圧となるように前記第1バイアス電圧を設定する
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の静電容量検出方法。
  9. 前記被検出コンデンサの静電容量の変化分に対する前記演算増幅器の出力信号の感度を前記第2バイアス電圧によって調整する
    ことを特徴とする請求項7記載の静電容量検出方法。
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