JP2018138692A - 超電導線用の半製品を生成する方法 - Google Patents

超電導線用の半製品を生成する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、超電導線又はこのような超電導線用の半製品のNbTi材料内への人工ピン止め中心の導入を簡単にすることである。
【解決手段】超電導線用の半製品(50、51)を生成する方法に関する。半製品(50、51)は、少なくとも1つのNbTi含有構造(2)、特にNbTi含有ロッド構造を備え、NbTi含有構造(2)は、Nb及びTiを含有する粉末(6)の選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融によって層状に生成され、NbTi含有構造(2)の少なくともいくつかの層(5、5a、5b)の生成において、当該層(5、5a、5b)それぞれの材料堆積のために設けられる照射領域(20)の生成中に、選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融の1つ又は複数のプロセスパラメータが、照射領域(20)の1つ又は複数の第1の区間(23)内では、照射領域(20)の1つ又は複数の第2の区間(24)に比べて異なる。
【選択図】図2

Description

本発明は、超電導線用の半製品を生成する方法に関し、半製品は、少なくとも1つのNbTi(ニオブチタン)含有構造、特にNbTi含有ロッド構造を備える。
かかる方法は、例えば特許文献1から知られている。
NbTi超電導線は、特に、強い磁場を発生させるための超電導磁気コイルに、実質的に散逸損失なく大電流を流すために使用される。この場合、NbTiには、材料の処理を容易にする有利な延性があり、特に、有利な塑性変形が可能であるという利点がある。
NbTi超電導線の通電容量は、磁束管を適所に保持する、超電導材料内の人工ピン止め中心を用いて高めることができる。
ピン止め中心のNbTi材料への組み込みに頻繁に用いられる方法では、一連の熱処理及び引張変形を用いる(「棒及び線材の引抜き」)。これにより、ピン止め中心として働く、NbTi結晶粒界におけるα−Ti堆積物となる。さらに、この方法について、遷移金属(ニオブ、チタン、バナジウムなど)のフィラメントをNbTiマトリックスに組み込むこと、該フィラメントは人工ピン止め中心として働くことが知られている。この方法について、交互する層のニオブ及びチタンをブランクに組み込み、このブランクを引き抜き、次いでそのブランクを第2のブランクの中に束ねることも知られるようになった。第2のブランクは、熱間等静圧圧縮成形法(HIP法)を施され、押し出され、線状に形成される。NbTiはTiとNbとの境界面に生成されるが、不十分な反応のために常導電性材料が残る。この方法は、交互するNb層及びTi層のスタックをNbで包み、このスタックを銅押出スリーブ内に挿入することも知られている。HIP法、押出し、及び引抜きの後で、押出スリーブは取り除かれ、得られたフィラメントが積み重ねられる。この後、フィラメントは、Cu押出スリーブ内に再び導入され、HIP法を施され、押し出され、引き抜かれ、押出スリーブが取り除かれ、フィラメントは再び積み重ねられ、Nbで包まれる。Cu押出スリーブ内への挿入、HIP法、押出し、及び引抜きを再び行うことにより、完成したNbTi含有線が最終的に得られる。これらの方法は、例えば特許文献1に要約されている。
既知の方法によるNbTi超電導材料内へのピン止め中心の導入は複雑且つ困難である。α−チタンの析出には高精度のプロセスが要求される。他の材料をNbTiマトリックス内に挿入するには複雑な機械的組合せステップが要求され、この機械的組合せは、交互するNb層とTi層を組み合わせたものに該当する。
CADデータに基づいて金属構成要素を生成するために、上記方法は、レーザビーム又は電子ビームを用いた金属粉末の局所溶融(「選択的レーザ溶融」又は「選択的電子ビーム溶融」)により層内に金属構成要素を生成することも知られるようになり、例えば、非特許文献1(2016年7月6日にアクセスされたウェブページ)、又は非特許文献2(2016年11月22日にアクセスされたウェブページ)を参照されたい。この生成方法はネガ型(negative mold)を必要とせずに、アンダーカットを可能にする。
米国特許第5223348号明細書
http://netzkonstrukteur.de/fertigungstechnik/3d−druck/selektives−laserschmelzen/ http://netzkonstrukteur.de/fertigungstechnik/3d−druck/selektives−elektronenstrahlschmelzen/
本発明の目的は、超電導線又はこのような超電導線用の半製品のNbTi材料内への人工ピン止め中心の導入を簡単にすることである。
この目的は、上述したタイプの方法であって、NbTi含有構造が、Nb及びTiを含有する粉末の選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融によって層状に生成され、
NbTi含有構造の少なくともいくつかの層の生成において、材料堆積のために設けられる当該層の照射領域の生成中に、照射領域の1つ又は複数の第1の区間内における選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融の1つ又は複数のプロセスパラメータが、照射領域の1つ又は複数の第2の区間に比べて異なる、方法によって達成される。
本発明の枠組内で、NbTi含有構造は、NbTi超電導線用の半製品に使用される、又はNbTi超電導線用の半製品として直接使用されるものであり、粉末(粉末材料)の層状選択的レーザ溶融又は層状選択的電子ビーム溶融によって生成される。選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融による構造の層状生成は、付加製造の分野でも知られるようになった。
このプロセスでは、レーザビーム又は電子ビームが横切り、それによって局所的に溶解される領域が各層に設けられ、したがって、この領域内の粉末粒子は互いに結合される(「レーザ照射を受けた領域」又は「電子ビーム照射を受けた領域」、「照射領域」とも略される)。レーザ照射を受けた領域又は電子ビーム照射を受けた領域は、複数の分離された部分領域を含むこともできる。加えて、原則として、当該層の別の領域には、レーザビーム又は電子ビームが横切らず、したがって、この領域内の粉末粒子は互いに結合されない(「非照射領域」)。この非照射領域は、複数の分離された部分領域を含むこともできる。原則として、複数の層、少なくとも100層以上が交互に1つずつ積み重ねて生成され、各層では、当該レーザ照射を受けた領域又は電子ビーム照射を受けた領域が固化される。これらの層が全て生成された後、残存粉末は除去され、NbTi含有構造が保持される。
本発明によって提供される方法では、NbTi含有構造の生成において、当該レーザ照射を受けた領域又は電子ビーム照射を受けた領域内の層のうちの少なくともいくつか(随意に全部)が、均質なレーザ溶融処理又は電子ビーム溶融処理を施されず、レーザ照射を受けた領域又は電子ビーム照射を受けた領域は、1つ又は複数の第1の区間と1つ又は複数の第2の区間とに分割される。1つ又は複数の第1の区間では、レーザ溶融又は電子ビーム溶融は、1つ又は複数の第2の区間でのものとは異なるプロセスパラメータを用いて実施される。このようにして、1つ又は複数の第1の区間内で得られる固化材料(「第1の材料」)は、1つ又は複数の第2の区間内で得られる固化材料(「第2の材料」)とは異なる。
種々の区間が異なる得られた材料を有すると、磁束管の移動が妨げられる。区間相互間の1つ又は複数の境界面、1種類の1つ又は複数の区間(第2の区間など)、あるいは1種類の1つ又は複数の区間(第2の区間など)の成分が人工ピン止め中心として働く。
上記方法は、通常、得られる材料の一方(第1の材料など)が、例えばNb53wt%Ti47wt%相を有し、超電導性であり、他方の材料(第2の材料など)が超電導性でないか、又はいずれにせよ、純Nb相や例えばNb60wt%Ti40wt%相(=Nb44at%Ti56at%相)などの1つ又は複数の非超電導相の含有量を増大させたような態様で実行される。
1つ又は複数の第1の区間と1つ又は複数の第2の区間との間でレーザ溶融又は電子ビーム溶融におけるプロセスパラメータが異なることで、第1及び第2の材料の化学成分、相分布及び/又は構造に影響が及ぼされるようになる。特に、蒸発プロセス、溶融プロセス、拡散プロセス、硬化プロセス、析出プロセス、及び結晶化プロセスは、選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融のパラメータによって影響を受け得る。
レーザ溶融又は電子ビーム溶融のパラメータを変更するのは比較的簡単であり、層状生成において、生成されるべきNbTi含有構造の内部には問題なくアクセスすることができる。これにより、生成されるNbTi含有構造内の、実質的にどの所望の箇所にも、人工ピン止め中心を配置することが可能になる。特に、多数の人工ピン止め中心を全体構造の比較的低い体積百分率で導入することも容易であり、これによって超電導通電容量が高くなる。NbTi含有構造は、好ましくは、超電導NbTi相の少なくとも80重量%(wt%)に構成され、特に好ましくは、少なくとも95重量%に構成され、さらに特に好ましくは、少なくとも99重量%に構成される。
NbTi含有構造は、典型的には30cm〜1.50m、好ましくは50cm〜1mの長さLを有し、さらに、典型的には5cm〜50cm、好ましくは10cm〜25cmの直径D(インゴット用途)、又は5mm〜100mmの直径を有する(マトリックスでの直接使用に適用)。NbTi含有構造は、典型的には軸線方向に沿って一定の外断面を有する(「ロッド構造」)。
発明の好ましい実施形態及び変形形態
本発明による方法の好ましい一変形形態では、1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、Tiの含有量が1つ又は複数の第1の区間に比べて劣化する。このようにして、超電導Nb53wt%Ti47wt%相に適した通常の組成比を有する粉末組成から、(通常使用温度の4.2Kで)超電導でなく且つ人工ピン止め中心の形成によく適しているNb60wt%Ti40wt%相(=Nb44at%Ti56at%相)を容易に生成することができる。Tiを劣化させる場合、Nbに比べて有意に低いTiの沸点が用いられる。局所粉末材料又は局所溶解プールへのレーザビーム又は電子ビームの印加に関して印加時間を短くするか又はベーム出力を下げると、Tiの劣化は全く又はほとんどなく、印加時間を長くするか又はビーム出力を上げることにより、Tiの劣化は押し進められ得る。
別の有利な変形形態では、1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、溶解プールの最高温度を1つ又は複数の第1の区間に対して高くする。このようにして、Nbの沸点(4927℃)よりも低い沸点(3287℃)を有するTiの劣化を促進することができる。典型的には、第2の区間における最高溶解プール温度は、Tiの沸点の範囲内(好ましくは約3200〜3300℃)にあり、第1の区間においては、最高溶解プール温度は有意に低い(好ましくは約1800〜3000℃)。しかしながら、第1の区間における最高溶解プール温度は、Tiの融点(1668℃)及びNbの融点(2469℃)を上回る。
1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、溶解プールの局所滞留時間を1つ又は複数の第1の区間に対して増やす変形形態も好ましい。これによって、第2の区間内の溶解プールからの蒸発プロセスの時間を長くし、これにより、例えばTiを劣化させるために化学成分を変性させることが可能になる。レーザビーム又は電子ビーム、あるいはこのビームの基準点を制御することにより、例えば、モータを使用して変位させ且つ/又は枢動させることができるミラー系あるいは電気的に制御可能なレンズ系を用いて、滞留時間に容易に影響を与えることができる。
有利な一変形形態では、1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、ビーム出力を1つ又は複数の第1の区間に対して高める。ビーム出力(レーザ出力又は電子ビーム出力)を用いることで、照射を受けた粉末に入力されるエネルギーは、例えば溶解プールの温度に影響を及ぼすために、変更できる。この変形形態では、所望であれば、レーザビーム又は電子ビームは照射領域に亘って一様に案内される。
1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、レーザビーム又は電子ビームの基準点の送り速度を1つ又は複数の第1の区間内における基準点の送り速度に対して下げる変形方法がさらに好ましい。送り速度を下げることにより、カバーされる面積当たり入力されるエネルギーは、例えば溶解プールの温度を上げるために増大させることができる。レーザビーム又は電子ビーム、あるいはこのビームの基準点を制御することにより、例えば、モータを使用して変位させ且つ/又は枢動させることができるミラー系あるいは電気的に制御可能なレンズ系を用いて、送り速度に容易に影響を与えることができる。
1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、レーザビーム又は電子ビームの集束を1つ又は複数の第1の区間に対して変更する変形方法も有利である。このようにして、単位面積当たり入力されるエネルギーが影響を受け得る。典型的には、1つ又は複数の第2区間内でのレーザビーム又は電子ビームは、1つ又は複数の第1の区間に対して狭められる。
1つ又は複数の第1の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、第1のレーザ光源又は第1の電子銃が使用され、1つ又は複数の第2の区間内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、第2のレーザ光源又は第2の電子銃が、第1のレーザ光源又は第1の電子銃の代わりに、もしくは第1のレーザ光源又は第1の電子銃に加えて使用される変形方法も有利である。これにより、局所的に作用するビーム出力は、個々のレーザ又は個々の電子銃の出力の調整を必要とすることなく変更することが可能になる。
NbTi含有構造が、長手方向の長さLと長手方向に垂直な最大直径Dとを有して生成され、L≧3*D、好ましくはL≧4*D、特に好ましくはL≧5*Dである変形形態も好ましい。本発明に従って用いられる選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融は、より大きなL/Dアスペクト比を作るのにもよく適している。さらに、長手方向の長さLに関して長手方向と直交する(通常は第2の)区間の(線形)最大拡張MAの大きなアスペクト比を構成することも容易に可能である。ほとんどの場合、L≧10*MA、又はL≧30*MAである。対応するアスペクト比は、多大な費用及び困難を伴ってしか機械的に(例えば、充填ロッドの穴ぐり及び使用によって)生成することができない。
この変形方法の改良であって、NbTi含有構造は、この構造の長手方向軸線に対して垂直に層状に生成される変形方法が特に好ましい。このようにして、2つの層の間に生成される面欠陥又は非超電導領域があればこれらは、長手方向に対して平行に、したがって電流の流れ方向に対して平行に向けられ、したがって、少しではあるが通電容量に影響がある。したがって、完成したNbTi超電導線の特に高い通電容量がこのプロセスで可能である。なお、この改善には、粉末材料並びにレーザビーム又は電子ビームが分散されなければならないか、もしくは比較的長い距離又は大きな生成領域に亘って案内されなければならないが、最低限の揚程しか要求されない。
上記変形方法の別の改良では、NbTi含有構造は、この構造の長手方向に沿って層状に生成される。この場合、比較的小さい構造プラットフォームを使用することができる。
照射領域内の1つ又は複数の第2の区間の各々が、5μm〜1000μmの最大拡張を有する変形方法も好ましい。最大(線形)拡張MAは、長手方向/通電方向に対して垂直な方向に測定される。ほとんどの場合、最大拡張MAは20μm以上であり、しばしば40μm以上である。さらに、最大拡張MAは通常は500μm以下であり、しばしば250μm以下である。このような最大拡張MAは、機械的方法とは対照的に、本発明による方法によって比較的簡単に生成することができる。
有利な一変形形態では、連続する層内で、第2の区間が重なり合わない、好ましくは、第2の区間が少なくとも5つの連続する層に亘って重なり合わない。これにより、NbTi含有構造内において、より大きな隣接非超電導領域の生成方向における発生を防止する。この変形形態は主に、生成方向(複数の層が互いに続く方向)が長手方向軸線に対して垂直であるときに使用される。
別の変形形態では、連続する層内の複数の第2の区間が少なくとも部分的に重なり合うことで、NbTi含有構造内に第2の区間の隣接空間構造が形成されるようにする。この変形形態により、磁束管用の領域を高度に選択的な方法で配置することが可能になり、特に、その領域を外部磁場の向きに選択的に適応させることが可能になる。これにより、通電容量を増大させることも可能となり得る。この変形形態は主に、生成方向(複数の層が互いに続く方向)が長手方向軸線に沿っているときに使用される。
好ましい一変形方法では、NbTi含有構造に横断面を縮小させる変形を施す。横断面を縮小させるこの変形においては、圧縮を行うこともできる。横断面を縮小させる変形は、特に、インゴット寸法のNbTi構造の層状生成後に行われ、次いで、変形されたNbTi構造を被覆管又は半製品において使用することができる。さらに、長手方向への伸延を伴う、横断面を縮小させる変形により、最終段階の超電導線に関する所望の寸法にすることを(随意に、中間の束を介して多段においても)実現することができる。加えて、ピン止め中心は長手方向に細長い。横断面を縮小させる変形には、例えば、押出し、引抜き、又は熱間等静圧圧縮成形を用いることができる。
NbTi含有構造の生成後に、この構造が被覆管、特にCu(銅)被覆管内に挿入される変形形態も好ましい。被覆管は、完成した超電導線において、電気的安定化のために、又は急冷する(quenching)場合の代替電流路として使用することができ、機械的引抜き特性も改善することができる。被覆管は、横断面を縮小させる変形の前後に使用することができる。
複数のNbTi含有構造、特に少なくとも6つのNbTi含有構造が、選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融によって層状に生成され、次いで、半製品ブロック、特にCu半製品ブロックの凹部内に挿入される変形形態が特に好ましい。半完成ブロックは、完成した超電導線内で、電気的安定化のために又は急冷する場合の代替電流路として働くことができ、機械的引抜き特性も改善することができる。被覆管は、横断面を縮小させる変形の前後に使用することができる。複数(しばしば50超)のNbTi含有構造を周囲のブロックに組み込むことができる。
1つ又は複数の第2の区間が照射領域内に実質的に一様に分散される変形形態も好ましい。これにより、超電導線の通電容量を最適化することが可能になり、横方向電流が妨げられる。
超電導線用の半製品であって、本発明による上述した方法に従って生成された少なくとも1つのNbTi含有構造を備える、半製品も本発明の範囲内にある。半製品は、ピン止め中心が簡単な方法で組み込まれ得るものであり、高い通電容量を有する超電導線を生産するために使用することもできる。
本発明の他の利点は、下記の説明及び図面から理解することができる。本発明によれば、上述される特徴と以下でより詳細に説明される特徴とは、個々に又は任意所望の組合せで使用することもできる。図示され説明される諸実施形態は、網羅的列挙を構成するものと理解されるべきではなく、本質的に本発明を説明するための代表例である。
本発明は図面に示されており、例としてより詳細に説明される。各図は、原寸に比例して描かれておらず、以下を示す。
粉末の選択的レーザ溶融によって、超電導線用の半製品のNbTi含有構造を本発明に従って生成するための装置の概略図である。 本発明の一変形方法による、ビーム基準点、第1の区間及び第2の区間の経路のマーキングを有する、NbTi含有構造の生成されるべき層の上面図である。 本発明の一変形方法に従って生成されている層の概略断面図である。 長手方向軸線に沿った方向を生成方向として、本発明による方法によって生成されたNbTi含有構造の概略図である。 長手方向軸線に垂直な方向を生成方向として、本発明による方法によって生成された別のNbTi含有構造の概略図である。 本発明による一変形方法での被覆管内へのNbTi含有構造の導入の概略図である。 本発明による一変形方法での半完成ブロック内への6つのNbTi含有構造の導入の概略図である。 本発明による一変形方法での半製品の横断面縮小の概略図である。 粉末の選択的電子ビーム溶融によって、超電導線用の半製品のNbTi含有構造を本発明に従って生成するための装置の概略図である。
図1は、選択的レーザ溶融によって超電導線用の半製品のNbTi含有構造2を本発明に従って層状に生成するための装置1の概略的な部分断面図を示す。
装置1は、ガイド4内で鉛直方向に変位可能な構造プラットフォーム3を備える。部分的に生成されたNbTi含有構造2は構造プラットフォーム3上に配置され、NbTi含有構造2の複数の層5がすでに生成されている。
粉末(粉末材料)6を有するリザーバ9がさらに設けられ、粉末底部7がガイド8内で鉛直方向に変位可能である。粉末底部7を上げることにより、少量の粉末材料6が装置底面10のレベルより上に上がり、したがって、この粉末材料6を、水平に変位可能なスライダ11によって構造プラットフォーム3まで運ぶことができる。図示の例では、粉末材料6は、元素チタンと元素ニオブの混合物である。
さらにレーザ12が設けられ、レーザ12のレーザビーム13は、枢動可能且つ/又は変位可能なミラー系14によって、構造プラットフォーム3の表面全体に向けられ得る。
電子制御装置15によって、レーザ12(好ましくはレーザ12の出力)、ミラー系14、スライダ11、構造プラットフォーム3、及び粉末底部7を自動的に制御することができる。制御には、生成されるべきNbTi含有構造2に関するCADデータが入っている。
NbTi含有構造2の新たな最上層5aを生成するために、構造プラットフォーム3は1つの層の厚さ(通常、約25μm〜100μm)だけ下げられ、粉末底部7は上方に少々動かされ、スライダ11を使用して、粉末材料6は、構造プラットフォーム3の上の部分的に生成されたNbTi含有構造2の上に装置底面10のレベルまで充填され、平坦に均される。次いで、レーザビーム13又はレーザビーム13の基準点は、この層5aに定められた領域(照射領域)20の上を通る。粉末材料6は、この領域内で溶解され固化される。通常、高温材料又は溶融材料上の酸化プロセスを防ぐために、少なくとも最上層5aの周囲に保護ガス雰囲気(NやArなど、又は真空)が存在する。粉末材料6は、非照射領域16内ではばらばらのままである。
図9は、選択的レーザ溶融によって超電導線用の半製品のNbTi含有構造2を層状に生成するための別の装置1を示す。この装置1は、図1の装置にほとんど対応しているので、ここでは本質的な違いのみ論じる。
電子銃12aによって電子ビーム13aが生成され、電子ビーム13aはレンズ系14aによって偏向される。電子ビーム13aは、構造プラットフォーム3上の粉末6の最上層5aに定められた領域を走査する。この目的のために、電子銃12a(好ましくは電子銃12aの出力も)及びレンズ系14aは、制御装置15によって対応する方法で自動的に制御される。電子ビーム13a中の電子のエネルギーは、照射領域20内の粉末6を溶解又は固化させる。電子ビーム13aは真空下で伝搬する。
図2は、ガイド4内の粉末材料6の最上層5aの上面図を示す。図示の例では、円盤状の照射領域20が、材料堆積のために、すなわち粉末材料6を固化するために定められ、輪状の外層16はレーザ又は電子銃の照射を受けない。
照射領域20は、全領域20がビームにさらされた後で固化されるように、レーザビーム又は電子ビームの基準点のための軌道21で覆われる、又は軌道21が通される。この場合、レーザ溶融処理又は電子溶融処理において、ビームは軌道21をたどる(矢印の向きも参照)。
この場合、本発明によれば、軌道21を通じて変更され得るレーザ溶融処理又は電子溶融処理が行われる。軌道21の大部分がこの場合は第1の区間23内にあり、軌道21のごく一部が7つの第2の区間24(破線で示されている)内にある。磁束管用のピン止め中心は破線区間24内に構成されるべきである。この目的のために、レーザ処理又は電子ビーム処理の少なくとも1つのパラメータが、第2の区間24に比べて第1の区間23内で変更される。このようにして、第1の区間23内の固化材料は、第2の区間24内のものとは異なる特性を帯びる。
図示の例では、ビーム又はビームの基準点は、第1の区間23において軌道21上を第1の一定送り速度v1で進み、第2の区間24において軌道21上を第2の一定送り速度v2で進むものとする。この場合、第2の送り速度v2は、第1の送り速度v1よりも有意に小さく、例えば、v2≦(1/3)*v1である。
図3は、軌道21(図3で左から右に走る)の部分区間上でのレーザビーム13又は電子ビーム13aの進行の概略断面を示す。レーザビーム13又は電子ビーム13aは、ビームの基準点25を中心とする領域に、最上層5a内の局所粉末材料6から溶解プール26を生成し、この場合は、最上層5aの下にある(すでに生成され、固化された)層5bもわずかに溶解され得る。溶解プール26の前縁27では粉末材料6が溶解され、溶解プール26の後縁28では溶解プール26が固化材料として凝固する。
高い送り速度(第1の区間23における送り速度v1)では、溶解プール26の温度は、低い送り速度(第2の区間24における送り速度v2)での温度を下回る。この理由は、(ビーム出力が一定のままであるとすると)溶解されるべき材料の量当たりの送り速度が下がると、より多くのエネルギーが利用できるからである。溶解プール温度が上がると、溶解プールの成分の蒸発が、当該の成分(特に、その成分の沸点)に依存して増大する。液体Nbと液体Tiの混合物においては、TiがNbよりも有意に低い沸点又は蒸気圧を有するので、TiはNbよりも強く蒸発する。蒸発プロセスは全体的に、したがって、(第1の区間23における)低い温度であるか(第2の区間24における)高い温度であるかは関係なく、極めて極小であり、かなりの量のTiが蒸発するが、同時にNbはほとんど蒸発しない。したがって結果として、Tiは、(第2の区間24における)高い温度の溶解プール26内で著しく劣化する。加えて、送り速度が第2の区間24内で遅くなるため、軌道21上の与点での溶解プール26の滞留時間は第1の区間23に対して長くなり、このことも、より容易に揮発するTiの劣化を促進する。
その結果、第1の区間23内及び第2の区間24内に異なる相が形成される。特に第2の区間24内では、Nb及び/又はNb60wt%Ti40wt%相(=Nb44at%Ti56at%)などの非超電導相は、第2の区間内での人工ピン止め中心の形成をもたらす。このようにして、NbTi含有構造の超電導通電容量が改善される。
なお、レーザビーム又は電子ビームの送り速度を遅くする代わりに又はこれに加えて、例えば、第2の区間内でのビーム出力を増大させることもでき、又は第2の区間内で別のビーム源又は同時に第2のビーム源を使用することもでき、あるいはビームの集束を狭めることもでき、これによって、第2の区間24内において溶解プール温度がより高くなる。
図4は、本発明による方法によって生成された半製品用のNbTi含有構造2の一例を示す。
この場合、NbTi含有構造2は本質的に円筒形状であって、長手方向の長さL(図4の上から下まで)と長手方向軸線に垂直な直径Dとを有する。NbTi含有構造2は、超電導NbTiからなる(第1の区間に対応する)マトリックス30と、この場合は1つ又は複数の非超電導相を含む(第2の区間に対応する)7つの含有物31とを備える。含有物31は、NbTi含有構造2の超電導状態において磁束管用のピン止め中心として働く。含有物31は棒状の構成を有し、NbTi含有構造2の全長Lを貫通して一直線に延びる。NbTi含有構造2の横断面において、含有物31は、この場合は六角形格子上にほぼ均等に分散される。
この場合、長さLは直径Dの約3倍である。含有物31は、長手方向と直交に、NbTi含有構造2の直径Dの1/10未満に対応する最大拡張MA(直径)を有する。したがってMA≦1/30*Lも適用される。
NbTi含有構造2は、複数の層5が長手方向に互いに続くように長手方向に沿って生成された(図4の拡大部分参照)。棒状含有物31を形成するには、連続的する層5における第2の区間のそれぞれが重なり合う形で配置され、したがって、各棒状含有物31は、第2の区間の隣接空間構造32として理解することができる。NbTi含有構造2は、比較的小さい装置を使用して生成することができる(図1又は図9参照)。
図5は、本発明による方法によって生成された半製品用のNbTi含有構造2の別の例を示す。
この場合、NbTi含有構造2は本質的に円筒形状であって、長手方向の長さL(図5の左から右まで)と長手方向軸線に垂直な直径Dとを有する。NbTi含有構造2は、超電導NbTiからなる(第1の区間に対応する)マトリックス30と1つ又は複数の非超電導相を含む(第2の区間に対応する)複数の含有物31とを備える。含有物31は、NbTi含有構造2の超電導状態において磁束管用のピン止め中心として働く。この場合、含有物31は、ほぼ球状の構成を有し、NbTi含有構造2内に分散して配置される。このようにして、連続する層5内の様々な含有物31の重なり合いが妨げられる。図5の拡大部分も参照されたい。
この場合、長さLは直径Dの3倍超である。含有物31は、長手方向と直交に、NbTi含有構造2の直径Dの1/10未満に対応する最大拡張MA(直径)を有する。したがってMA≦1/30*Lも適用される。
NbTi含有構造2は、長手方向と直交に生成されて、複数の層5が長手方向に平行に且つ長手方向に対して垂直に連続的に位置するように生成された(図5の拡大部分参照)。これにより、連続する層5の間に面欠陥又は非超電導領域があっても、確実に長手方向の超電導電流の流れを妨げないようにできる。
図6は、半製品を生成するための本発明の範囲内にある被覆管40内への、例えば図4に示されているようなNbTi含有構造2の挿入を概略的に示す。図7に概略的に示されているように、半製品を生成するための半完成ブロック41内に複数のNbTi含有半製品2を挿入することも可能である。なお、しかしながら、NbTi含有構造2は単独でも超電導線の半製品を構成できる。
最後に、図8は、この場合は被覆管40及びNbTi含有構造2からなる半製品50がどのようにして押し出されることによって横断面を縮小した半製品51を得るかを示す。横断面縮小及びバンドリングが随意に何度も行われることにより、多数の個々の超電導フィラメントを有する超電導線を得ることができる。
1 装置
2 NbTi含有構造
3 構造プラットフォーム
4 ガイド
5 層
5a 最上層
5b 最上層の下にある層
6 粉末/粉末材料
7 粉末底部
8 ガイド
9 リザーバ
10 装置底面
11 スライダ
12 レーザ(レーザ光源)
12a 電子銃
13 レーザビーム
13a 電子ビーム
14 ミラー系
14a レンズ系
15 電子制御装置
16 非照射領域
20 照射領域
21 軌道
23 第1の区間
24 第2の区間
25 基準点
26 溶解プール
27 前縁
28 後縁
30 マトリックス
31 含有物
32 隣接空間構造
40 被覆管
41 半完成ブロック
50 半製品
51 横断面縮小後の半製品
D 直径
L 長さ
MA 最大拡張

Claims (19)

  1. 超電導線用の半製品(50、51)を生成する方法であって、
    前記半製品(50、51)は、少なくとも1つのNbTi含有構造(2)、特にNbTi含有ロッド構造を備え、
    前記NbTi含有構造(2)は、Nb及びTiを含有する粉末(6)の選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融によって層状に生成され、
    前記NbTi含有構造(2)の少なくともいくつかの層(5、5a、5b)の生成において、前記層(5、5a、5b)それぞれの材料堆積のために設けられる照射領域(20)の生成中に、前記選択的レーザ溶融又は前記選択的電子ビーム溶融の1つ又は複数のプロセスパラメータが、前記照射領域(20)の1つ又は複数の第1の区間(23)内では、前記照射領域(20)の1つ又は複数の第2の区間(24)に比べて異なることを特徴とする方法。
  2. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、Tiの含有量は、前記1つ又は複数の第1の区間(23)に比べて劣化することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、溶解プール(26)の最高温度を前記1つ又は複数の第1の区間(23)に対して高くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、溶解プール(26)の局所滞留時間を前記1つ又は複数の第1の区間(23)に対して増やすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、ビーム出力を前記1つ又は複数の第1の区間(23)に対して高めることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、レーザビーム(13)又は電子ビーム(13a)の基準点(25)の送り速度(v2)を前記1つ又は複数の第1の区間(23)における前記基準点(25)の送り速度(v1)に対して下げることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、前記レーザビーム(13)又は電子ビーム(13a)の集束を前記1つ又は複数の第1の区間(23)に対して変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記1つ又は複数の第1の区間(23)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、第1のレーザ光源又は第1の電子銃が使用され、前記1つ又は複数の第2の区間(24)内での選択的レーザ溶融又は選択的電子ビーム溶融において、第2のレーザ光源又は第2の電子銃が、前記第1のレーザ光源又は前記第1の電子銃の代わりに、もしくは前記第1のレーザ光源又は前記第1の電子銃に加えて使用されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記NbTi含有構造(29)は、長手方向の長さLと長手方向軸線に垂直な最大直径Dとを有して生成され、L≧3*D、好ましくはL≧4*D、特に好ましくはL≧5*Dであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記NbTi含有構造(2)は、前記NbTi含有構造(2)の長手方向軸線に対して垂直に層状に生成されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記NbTi含有構造(2)は、前記NbTi含有構造(2)の長手方向軸線に沿って層状に生成されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記照射領域(20)内の前記1つ又は複数の第2の区間(24)の各々が、5μm〜1000μmの最大拡張(MA)を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 複数の第2の区間(24)が、連続する層(5、5a、5b)内で重なり合わない、
    好ましくは、前記複数の第2の区間(24)が少なくとも5つの連続する層(5、5a、5b)に亘って重なり合わないことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 複数の第2の区間(24)が、連続する層(5、5a、5b)内で少なくとも部分的に重なり合って、前記複数の第2の区間(24)の隣接空間構造(32)が前記NbTi含有構造(2)内に形成されるようにすることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記NbTi含有構造(2)に、横断面を縮小させる変形が施されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記NbTi含有構造(2)の生成後に、該NbTi含有構造(2)が被覆管(40)、特にCu被覆管内に挿入されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 複数のNbTi含有構造(2)、特に少なくとも6つのNbTi含有構造(2)が、前記選択的レーザ溶融又は前記選択的電子ビーム溶融によって層状に生成され、次いで、半製品ブロック(41)、特にCu半製品ブロックの凹部内に挿入されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記1つ又は複数の第2の区間(24)は、前記照射領域(20)内に実質的に一様に分散されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 超電導線用の半製品(50、51)であって、請求項1乃至18のいずれか1項に記載のように生成された少なくとも1つのNbTi含有構造(2)を備えることを特徴とする半製品(50、51)。
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