JP6086469B2 - Nb3Al超伝導線材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、従来の超伝導線材では困難なGHzクラスの高磁場NMRマグネットに用いて好適なNbAl超伝導線材に関し、特にロッド・イン・チューブ(Rod-in-Tube) 法を用いたNbAl超伝導線材の製造方法に関する。
本出願人は、NbAl超伝導線材の開発を行っており、特許文献1、特許文献2、特許文献3等を提案している。特許文献1では、無酸素銅、キプロニッケルまたはこの両者から構成される母材中に芯径1μm以下の超極細NbAlフィラメントが線材中に極めて多数埋込まれた形状の超電導線材の製造法を提案してある。
特許文献2では、NbとAl共晶合金の複合化方法として、Nbマトリックス中に、共晶系のAl-Ge合金のバルク若しくは粉末、又はAlとGeとの混合粉末を芯として入れ、この複合体をある程度伸線し、線状に加工した後、急熱急冷処理する製造方法が提案してある。急熱により芯であるAl-Ge合金のバルク若しくは粉末、又はAlとGeとの混合粉末は溶融状態となった後、急冷により平均粒径が1μm以下の微細なAl-Ge合金の急冷凝固組織となる。
特許文献3では、あらかじめ過飽和のAl合金を作製せずに、伸線工程の初期の段階でAl合金芯を過飽和固溶体に変えて加工性を改善することが提案してある。この製造方法では、固溶限以上の元素添加を固溶体の状態で実現し、これにより微細で均一なNb/Al−SiあるいはAl−Ge合金の拡散対構造を形成させることにより、新規な超伝導線材を提供している。
しかしながら、上述の特許文献1〜3の発明によっても、強磁場用超伝導線材向けのNbAl線材の製造では、Nb/Al複合体の加工硬化のため、NbチューブとAlロッドの複合材を利用したロッド・イン・チューブ法においては途中で静水圧押出し加工ができなくなる課題があった。即ち、NbとAlは融点が著しく異なり、Nbが焼鈍されるほどの高温で焼鈍するとNbとAlが反応してしまうために、一般的な中間焼鈍を利用することができない。上述の特許文献1の発明では、Al芯に微量の添加元素を入れてNbとの硬さのバランスを改善する方法を開示しているが、Nbの加工硬化の問題を根本的に解決しておらず、押出し加工を利用することができない。
上述の特許文献2〜3の発明では、Al芯にAl-Ge合金もしくはAl-Si合金を用いることを前提とし、Nb/Al-Ge合金複合体、Nb/Al-Si合金複合体に対して中間急熱急冷技術を利用している。しかし、GeおよびSiは、NbAlの臨界磁場を向上させることを意図した添加元素であり、押出し加工が可能となるようにAl芯の硬さを低減して、加工限界の問題を解決する点は未解決のまま残されている。中間急熱急冷処理により生成されるAl芯は、GeあるいはSiが微細にAl芯の中に分散した2相組織あるいは固容体硬化したAl合金芯である。
さらに、非特許文献1には、中間急熱急冷技術を利用したNb(Al,Ge)およびNb(Al,Si)線材開発の方法が記載されている。基本的な工程は特許文献2〜3と同じであるが、使用するAl合金、制御する線材パラメータ(硬さ等)および急熱急冷処理した際の生成相が異なる。
非特許文献2は、Al−Mg合金を用いたロッド・イン・チューブ法NbAl線材の製造方法が記載されている。しかし、非特許文献2の製造工程では中間急冷処理を含まないため、加工に溝ロール等の粗い加工装置しか使えず、均一な断面形状を維持できていないという課題がある。
そこで製造にはNbシートとAlシートの複層体を利用したジェリーロール法が用いられてきたが、ジェリーロール法は複雑な工程であるため、製造コストの増大が問題となっていた。産業化には製法がより簡便なロッド・イン・チューブ法による製造が望ましい。
特公平6−36331号公報 特許第3780332号 特許第3997298号
N. Banno, T. Takeuchi, A. Kikuchi, Y. Iijima, K. Inoue, "MultifilamentaryNb/Al−Ge and Nb/Al−Si precursor fabrication by using intermediately rapid heating and quenching technique", Supercond. Sci. Technol., vol. 17, no. 3, pp. 320-326, 2004 T. Takeuchi, A. Kikuchi, N. Banno et al., "Status and perspective of the Nb3Al development", Cryogenics, vol. 48, pp. 371-380, 2008
本発明が解決しようとする問題点は、ロッド・イン・チューブ法NbAl超伝導線材の製造において、融点が著しく異なるNbとAlを拡散反応させることなく焼鈍し、Nb/Al複合体の加工硬化を防止するNbAl超伝導線材の製造方法を提供することである。

本発明のNbAl超伝導線材の製造方法は、例えば図1に示すように、Al棒を芯として外周にNb層を有する初期ビレットAを、当該初期ビレットAの外径が縮小するように押出し後、伸線した初回伸線線材を所定本数束ねて初回束線材Bを製造する工程(S100)と、初回束線材Bを押出し後、伸線して所定線径の熱処理前線材を製造する工程(S102)と、当該所定線径の熱処理前線材を、急熱急冷装置を用いて、線材温度が900℃から1,400℃の範囲で中間急熱急冷処理する工程(S104)と、当該中間急熱急冷処理した所定線径の線材を所定本数束ねて熱処理後線材組込材Dを製造する工程(S106)と、熱処理後線材組込材Dを押出し後、伸線して所定線径のNb/Al極細多芯前駆体線材Eを製造する工程(S108)とを有することを特徴とする。
このように構成された本発明の製造方法において、初回束線材製造工程ではAl棒を芯として外周にNb層を有する初期ビレットAを、当該初期ビレットAの外径が縮小するように押出し後、伸線した初回伸線線材を所定本数束ねて初回束線材を製造する。ここで、初期ビレットAは、Al棒を芯として、所定外径と内径を有するNbチューブに挿入して製造しても良く、またAl棒を芯としてNbシートを巻装したものでもよい。当該所定線径の熱処理前線材を急熱急冷処理する場合に、焼鈍の目的を果たす限りにおいては、当該中間急熱急冷処理の回数は一回でもよく、また二回以上であってもよい。熱処理後線材組込材製造工程では、熱処理前線材を急熱急冷処理した線材を所定本数束ねて熱処理後線材組込材Dを製造する。極細多芯前駆体線材製造工程では、熱処理後線材組込材Dを押出し後、伸線して所定線径のNb/Al極細多芯前駆体線材Eを製造する。
本発明の製造方法において、好ましくは、初期ビレットAは、Nb:Alの原子が2.5〜3.5:1の範囲であるとよい。Nb/Al初期ビレットにおけるNb:Alの原子が、2.5〜3.5:1の範囲を超えると、最終的に単相のNbAl相が生成せず、優れた特性を有するNbAl超伝導線材を作製することができない。
本発明の製造方法において、好ましくは、熱処理前線材のAl芯径は、10μm以上であるとよい。Al芯径を10μm以下とするとAlが反応しやすくなり、中間急冷処理の際にNbとAlが反応して界面に化合物相を形成する。さらに好ましくは、熱処理前線材のAl芯径は、急冷速度も考慮して定めるとよい。
本発明の製造方法において、好ましくは、Nb/Al極細多芯前駆体線材EのAl芯径は600nm以下であるとよい。Nb/Al極細多芯前駆体線材のAl芯径が600nm以上の場合は、Nb/Alフィラメントを過飽和固溶体相に変化させるために行う1900〜2200℃の急熱急冷処理を施す際に、Nb/Al拡散反応が十分進まず、単相の過飽和固溶体を得ることができない。
本発明の製造方法において、必要ならば、Al棒は、MgやCu等を添加したAl合金であって、添加量はAlフィラメント部が加工性のある面心立方の固溶体相を保持できる範囲内であるとよい。
本発明のNbAl超伝導線材の製造方法によれば、融点が著しく異なるNbとAlを拡散反応させることなく焼鈍し、Nb/Al複合体の加工硬化を防止することができる。
図1は本方法発明の一実施の形態を示すロッド・イン・チューブ法NbAl線材の製造工程を説明するフローチャートである。 図2は本方法発明で製造されたNbAl線材の断面写真図である。 図3は本方法発明に用いる連続急熱急冷処理装置の一例を示す構成図である。 図4は本方法発明で製造されたNbAl線材と従来方法で製造されたNbAl線材の臨界電流密度特性の比較図である。
以下、図面を用いて本発明を説明する。
図1は本方法発明の一実施の形態を示すロッド・イン・チューブ法NbAl線材の製造工程を説明するフローチャートで、併せて製造工程でのNbAl線材の断面図を示している。
図1(A)は、例えば外径20mm、内径14mmのNbチューブ2を準備し、当該Nbチューブ2に芯として純Al棒1を挿入して初期ビレットAを作製する状態を示している。この初期ビレットAを押出し・伸線したのち、37本をスタックして、初回束線材Bを製造する(S100)。37本をスタックしているのは、初期ビレットAを六角形に伸線し、この六角形の初期ビレットを芯として、更に3層束ねるための幾何学的条件だからである。
図1(B)は、初回束線材Bに対して更に押出し後、伸線し(S102)、熱処理前線材としての線径1.0mmの線材とする状態を示している。初回束線材Bは、中心部にS100の押出し・伸線・スタックをへた初期ビレットAが位置し、円周部にNb又はTaの管状被覆部3Bが設けられている。この熱処理前線材は、Nb/Alの微細拡散対からなるフィラメントを多数マトリクスに埋め込んだ線材である。
熱処理前線材は、例えば図3に示すような通電加熱による急熱急冷装置を用いて、NbとAlを拡散反応させることなく焼鈍する(S104)。この急熱急冷装置によって、線材温度が900℃から1,400℃の範囲で急加熱し急冷却される。900℃未満ではNbを焼鈍することができず、また1400℃を超えるとNbとAlが拡散反応を起こして、伸線加工に望ましくない化合物相を界面に形成する可能性がある。この時、Nbのビッカース硬度は200Hvから100Hv程度、Alの硬さは40Hv程度に低減され、この組み込み材をスタックしたビレットを押出し加工する際の圧力が低減される。
図1(C)は、急冷した熱処理後の線材を241本スタックして製造された第一次の熱処理後線材組込材Cを示すものである。ここでは、第一次の熱処理後線材組込材Cの中心部には、S104の中間急熱急冷処理をへた熱処理後の線材および加工度のバランスを取るための同サイズのNb又はTa中心ダミー材4Cが位置してスタックされており、円周部にはNb又はTaの管状被覆部3Cが設けられている。第一次の熱処理後線材組込材Cに対して3度目の押出しを行ったのち、伸線して、第二次の熱処理後線材組込材Dを製造する状態を示している(S106)。241本をスタックしているのは、芯となる線材を六角形で伸線し、この六角形の線材を芯として、37本をスタックしたものに、更に5層束ねるための幾何学的条件として217本必要で、更に超伝導線材として円形に近くするために、6辺について各4本を配置している為である。
図1(D)は、第二次の熱処理後線材組込材Dを再度241本スタックして4度目の押出しを行った後、伸線して線径1.0mm、Al芯径600nm以下のNb/Al極細多芯前駆体線材Eを製造する状態を示している(S108)。ここでは、第二次の熱処理後線材組込材Dの中心部には、S106の押出し・伸線・スタックをへた第一次の熱処理後線材組込材Cおよび加工度のバランスを取るための同サイズのNb又はTa中心ダミー材4Dが位置してスタックされており、円周部にはNb又はTaの管状被覆部3Dが設けられている。Al芯径600nm以下としているのは、得られた極細多芯前駆体線材Eの組織構造を、次の1900〜2200℃での急熱急冷処理(図示せず)によりNb−Al過飽和固溶体へ確実に変化させるためである。1900℃未満ではNb−Al過飽和固溶体を生成することができず、また2200℃を超えると高温で生成されたNb−Al過飽和固溶体が相分離してしまい、優れたNbAl超伝導特性を得ることができない。
図2は本方法発明で製造されたNbAl線材の断面写真図である。急熱急冷法NbAl超伝導線材は、複数回の押出し加工・伸線・スタックを経て製造される。この製造工程では、最初に、Nb/Alの微細拡散対からなるフィラメントを多数マトリクスに埋め込んだ極細多芯前駆体線材を製造する。そして、最終的な急熱急冷工程では、得られた前駆体線材に最高到達温度約2000℃の急熱急冷処理を施し、Nb/Alの微細拡散対からなるフィラメントをNb−Al過飽和固溶体にしたのち、約800℃での後熱処理によってNb−Al過飽和固溶体をNbAl超伝導相へ変態させる。そして、この急熱急冷法NbAl超伝導線材は、強磁場マグネット用として用いられる。
図3は本方法発明に用いる連続急熱急冷処理装置の一例を示す構成図である。急熱急冷装置は、熱処理前線材20の巻装された供給リール12、銅ホイール14、溶融金属槽リール16、巻取りリール18、通電加熱部22、液体ガリウム槽24、転回ジグ26、放射温度計28、電源装置30、並びに真空室10を有している。通電加熱部22は、銅ホイール14と溶融金属槽リール16との間に設けられるもので、熱処理前線材20を通電加熱する。通電加熱部22は、放射温度計28による測定では最高到達温度約2000℃となっており、熱処理前線材20は線材温度が900℃から1,400℃の範囲で急加熱される。液体ガリウム槽24は冷却用の液体ガリウム金属を収容するものである。ガリウムは、融点が29.8℃で、沸点が2403℃であり、通電加熱した熱処理前線材20の冷却に適している。電源装置30は、通電加熱部22に電力を供給する。
このように構成された連続急熱急冷処理装置において、熱処理前線材の急熱急冷処理は次のように行われる。供給リール12に巻装された熱処理前線材20は、銅ホイール14経由で通電加熱部22に送られて加熱される。次に、熱処理前線材20は、溶融金属槽リール16経由で液体ガリウム槽24にて冷却されて、転回ジグ26をへて巻取りリール18に巻き取られる。転回ジグ26は、溶融金属槽リール16と巻取りリール18の間に設けられ、熱処理後の線材に加える張力を調整する。線材の急熱急冷処理での加熱速度は、例えば1000〜80000℃/secがよく、例えば4000℃/secとする。熱処理前線材の送り速度は、この加熱速度を実現できれば足り、例えば0.1〜4m/secの範囲で設定可能であるが、例えば1m/secとする。
次に超伝導特性を調べるために、図1(D)の極細多芯前駆体線材に対して、図3の装置を用いて、最高到達温度1900〜2200℃の急熱急冷処理を施してNb/Alフィラメントを過飽和固溶体にしたのち、続けて800℃で後熱処理をして過飽和固溶体フィラメントをNbAlフィラメントとしたNbAl線材を製造した。
図4は本方法発明で製造されたNbAl線材と、従来方法で製造されたNbAl線材の臨界電流密度特性の比較図である。得られた線材の特性は、従来のジェリーロール法線材の特性と同等であることが示された。
次に、比較例として、本方法発明で製造されたNbAl線材と比較すると、中間急冷処理を施さない点を除いて同じ工程でNbAl線材を製造した場合を説明する。比較例では、図1(B)に示す、Nb/Al単芯線を37本スタックしたビレットに対する2度目の押出しまではうまくいった。しかし、図1(C)に示す工程では、2度目の押出しの後伸線して241本スタックしたビレットに対する3度目の押出しは、押出し圧が異常に高くなりできなかった。
なお、上記の実施の形態では、Nb/Al初期ビレットの構成として、NbチューブとAl棒を使用した場合を示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、Nb:Alの原子を2.5〜3.5:1の範囲に設定できるのであれば、多芯であっても構わないし、NbシートをAl棒の周りに巻いた構造でも構わない。

本発明のNbAl超伝導線材の製造方法は、これまで課題とされていたロッド・イン・チューブ法での加工硬化の問題を、中間急冷処理という斬新な技術を利用することで解決し、急熱急冷NbAl線材の工業化へつなげることができる。
A 初期ビレット
B 初回束線材
C 第一次の熱処理後線材組込材
D 第二次の熱処理後線材組込材
E 極細多芯前駆体線材
1 純Al棒
2 Nbチューブ
3B、3C、3D 管状被覆部
4C、4D 中心ダミー材

Claims (4)

  1. Al棒を芯として外周にNb層を有する初期ビレットを、当該初期ビレットの外径が縮小するように押出し後、伸線した初回伸線線材を所定本数束ねて初回束線材を製造する工程と、
    当該初回束線材を押出し後、伸線して所定線径の熱処理前線材を製造する工程と、
    当該所定線径の熱処理前線材を、急熱急冷装置を用いて、線材温度が900℃から1,400℃の範囲で中間急熱急冷処理する工程と、
    当該中間急熱急冷処理した所定線径の線材を所定本数束ねて熱処理後線材組込材を製造する工程と、
    当該熱処理後線材組込材を押出し後、伸線して所定線径のNb/Al極細多芯前駆体線材を製造する工程と、
    を有することを特徴とするNbAl超伝導線材の製造方法。
  2. 前記初期ビレットは、Nb:Alの原子比が2.5〜3.5:1の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のNbAl超伝導線材の製造方法。
  3. 前記熱処理前線材のAl芯径は、10μm以上であることを特徴とする請求項1に記載のNbAl超伝導線材の製造方法。
  4. 前記Nb/Al極細多芯前駆体線材のAl芯径は600nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のNbAl超伝導線材の製造方法。
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