JP2018134021A - 両軸受リールのハンドル取付構造 - Google Patents

両軸受リールのハンドル取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】両軸受リールにおいて、緩み止め部材のコンパクト化を図り、釣糸が引っ掛かりにくいハンドル取付構造を提供する。【解決手段】ハンドル取付構造は、ハンドルアーム16と、第1固定部材と、リテーナ18と、第2固定部材とを備える。ハンドルアーム16は、ハンドル軸15の先端が挿通可能な点対称で形成された第1挿通孔20a及び第2挿通孔20bと第1挿通孔20aと第2挿通孔20bとの間に第1及び第2固定部を有する。第1固定部材は、ハンドル軸の先端に係合し、リテーナ18は、係止孔、第1固定部材を回り止めする回り止め部18f、及び第1取付姿勢のとき第1挿通孔20aを覆い、第2取付姿勢のとき第2挿通孔20bを覆うカバー部18c、を有する。第2固定部材は、係止孔を挿通して、第1及び第2固定部の一方に係合してリテーナ18をハンドルアーム16に固定する。【選択図】図4

Description

本発明は、両軸受リールのハンドル取付構造に関する。
両軸受リールにおいて、釣り上げる魚の種類や、釣糸を巻き取る時の負荷など、様々な釣り場の状況に合わせて対応できるようにハンドルの操作長さを変更できるのもが知られている。例えば、特許文献1の魚釣用リールでは、ハンドルアームに形成された2つの嵌合孔にハンドル軸の先端部を選択的に嵌合させることで、ハンドルの操作長さを変えることができる。また、特許文献1の魚釣用リールでは、ハンドルアームがハンドル軸の先端にねじ込まれたナットによってハンドル軸に固定されており、ナットがハンドルアームに取り付けられた板状の緩み止め部材によって回り止めされている。
特許第4871904号公報
特許文献1の魚釣用リールでは、緩み止め部材が板状であるため、ハンドルアームと緩み止め部材との間に釣糸が引っ掛かる恐れがある。また、緩み止め部材をハンドルアームに固定するための係止部が、2つの嵌合孔を間に挟んでハンドルアームの長手方向に振り分けて形成されているため、必要以上に緩み止め部材が長手方向に長くなり、緩み止め部材が大型化するといった問題がある。
本発明の課題は、両軸受リールのハンドル取付構造において、緩み止め部材のコンパクト化を図ることにある。また、本発明の別の課題は、釣糸が引っ掛かりにくい両軸受リールのハンドル取付構造を提供することにある。
本発明の一側面に係る両軸受リールのハンドル取付構造は、ハンドル軸にハンドルを取り付けるためのものであって、ハンドルアームと、第1固定部材と、リテーナと、第2固定部材と、を備えている。ハンドルアームは、ハンドル軸と交差する方向に延び、長手方向に並んでそれぞれハンドル軸の先端が選択的に挿通可能な第1挿通孔および第2挿通孔、及び第1挿通孔と第2挿通孔との間に形成された少なくとも1つの固定部、を含むリテーナ取付部を有している。第1固定部材は、ハンドルアームの第1挿通孔及び第2挿通孔の一方を挿通したハンドル軸の先端に係合して、ハンドルアームにハンドル軸を固定する。リテーナは、ハンドルアームのリテーナ取付部に取り付けられ、係止孔、第1固定部材を回り止めする回り止め部、及び第1取付姿勢のときハンドルアームの第1挿通孔を覆い、第2取付姿勢のときハンドルアームの第2挿通孔を覆うカバー部、を有している。第2固定部材は、リテーナの係止孔を挿通して、リテーナ取付部の少なくとも1つの固定部に係合してハンドルアームにリテーナを固定する。
この両軸受リールのハンドル取付構造では、第1挿通孔と第2挿通孔とが、長手方向に所定の間隔を隔てて形成されており、ハンドルアームの先端が選択的に第1挿通孔および第2挿通孔を挿通してハンドルアームに固定することで、ハンドルの操作長さの調節を行うことができる。そして、少なくとも1つの固定部が第1挿通孔と第2挿通孔との間のスペースに形成されている。このように、固定部を第1挿通孔と第2挿通孔との間に設けることで、リテーナが長手方向に必要以上に長くなることを抑えることができ、リテーナのコンパクト化を図ることができる。また、ハンドル軸の先端が挿通されなかった第1挿通孔および第2挿通孔のどちらか一方の挿通孔は、リテーナのカバー部によって塞がれるため、使用されない挿通孔への異物等の浸入や付着を防ぐことができる。
好ましくは、少なくとも1つの固定部は、第1挿通孔の中心と第2挿通孔の中心とを結ぶ直線の中点を対称点として点対称に形成された第1固定部および第2固定部を有し、リテーナのカバー部は、第1取付姿勢のとき、第1固定部を覆い、第2取付姿勢のとき、第2固定部を覆う。この場合も上記と同様に、リテーナが長手方向に必要以上に長くなることを抑えることができ、さらに、使用されない第1固定部および第2固定部のどちらか一方の固定部がリテーナのカバー部によって塞がれるため、第1固定部および第2固定部への異物等の浸入や付着を防ぐことができる。
好ましくは、第1固定部は、第1挿通孔の中心と第2挿通孔の中心とを結ぶ直線を挟んだ一方側に形成されている。この場合は、例えば、第1挿通孔と第2挿通孔との長手方向の間隔が狭い場合でも、第1固定部を第1挿通孔の中心と第2挿通孔の中心とを結ぶ直線を挟んだ一方側に形成することで、リテーナのコンパクト化を図ることができる。
好ましくは、ハンドルアームのリテーナ取付部は、リテーナが取り付けられる側からハンドル軸の軸方向に凹んで形成され、リテーナは、リテーナ取付部に少なくとも一部が入り込んで取り付けられ、リテーナ取付部とリテーナとの境界部分が滑らかに接続されている。この場合は、リテーナとハンドルアームとの間に釣糸が入り込むのを防ぐことができる。
好ましくは、第1固定部材は、少なくとも外周の一部が非円形に形成された非円形部を有し、リテーナの回り止め部は、非円形部に係合して第1固定部材を回り止めする。
好ましくは、ハンドルアームの第1固定部および第2固定部はねじ孔であり、第2固定部材は、ねじ孔に螺合するねじ部材である。この場合は、ハンドルアームに固定されたリテーナの着脱が容易になる。
本発明によれば、両軸受リールのハンドル取付構造において、緩み止め部材のコンパクト化を図ることができる。また、釣糸が引っ掛かりにくい両軸受リールのハンドル取付構造を提供することができる。
本発明の一実施形態が採用された両軸受リールの側面図。 図1のII−II線断面図。 ハンドルアームの平面図。 ハンドル取付構造の縦断面図。 リテーナの第1取付姿勢を示した図。 リテーナの第2取付姿勢を示した図。 第1固定部材がリテーナに回り止めされるときの第1固定部材の係止位置を示した図。
本発明の一実施形態が採用された両軸受リール100は、図1及び図2に示すように、リール本体1と、スプール2と、ハンドル3と、回転伝達機構4と、を備えている。
リール本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側を覆うように装着された第1側カバー6及び第2側カバー7と、を有している。
フレーム5は、第1側板5aと、第1側板5aと所定の間隔を隔てて形成された第2側板5bと、第1側板5aと第2側板5bとを連結する複数の連結部5cと、釣竿が装着される竿装着部5dと、を有している。
第1側板5aは、第1側カバー6と一体に形成されている。第2側板5bは、スプール2取り出し用の開口5eが形成された概ね円板状の部材である。
スプール2は、第1側板5aと第2側板5bとの間で回転可能に配置されている。スプール2は、スプール2の中央を貫通するスプール軸10に固定されて、スプール軸10と一体的に回転する。スプール軸10は、リール本体1に配置された軸受11a,11bを介して、リール本体1に回転可能に支持されている。
ハンドル3は、リール本体1の第2側板5b側に設けられている。詳細には、ハンドル3は、第2側カバー7の側部に回転可能に装着されている。ハンドル3を回転操作することによって、ハンドル軸15を有する回転伝達機構4を介してスプール2が回転する。ハンドル3は、ハンドル取付構造14によってハンドル軸15に回転不能に連結されている。
ハンドル取付構造14は、ハンドル軸15にハンドル3を取り付けるための取付構造である。ハンドル取付構造14は、ハンドルアーム16と、第1固定部材17と、リテーナ18と、第2固定部材19(図1参照)と、を有している。
ハンドルアーム16は、ハンドル軸15と交差する方向に延びている。ハンドルアーム16の先端側には、ハンドル3を回転操作するための把持部3aが回転可能に装着されている。ハンドルアーム16は、図2及び図3に示すように、リテーナ取付部20を有している。
リテーナ取付部20は、図3に示すように、ハンドルアーム16の基端側から長手方向に延びて形成されている。リテーナ取付部20は、図2に示すように、第2側カバー7側から軸方向に凹んで形成されている。リテーナ取付部20は、第1挿通孔20aと、第2挿通孔20bと、第1固定部20cと、第2固定部20dと、係止凹部20eと、を有している。
第1挿通孔20aは、ハンドル軸15の先端が選択的に挿通可能な非円形の貫通孔である。第1挿通孔20aには、ハンドル軸15の先端が回転不能に挿通される。これにより、ハンドル軸15とハンドルアーム16とが一体回転可能に接続される。
第2挿通孔20bは、第1挿通孔20aからハンドルアーム16の長手方向に所定の間隔を隔てて形成されている。第2挿通孔20bは、第1挿通孔20aよりもハンドルアーム16の基端側に形成されている。すなわち、第2挿通孔20bからハンドルアーム16の先端までの長さは、第1挿通孔20aからハンドルアーム16の先端までの長さよりも長い。
第2挿通孔20bは、第1挿通孔20aと同じ形状であり、ハンドル軸15の先端が選択的に挿通可能な非円形の貫通孔である。第2挿通孔20bには、ハンドル軸15の先端が回転不能に挿通される。なお、第1挿通孔20aと第2挿通孔20bとは、第1挿通孔20aの中心Aと第2挿通孔20bの中心Bとを結ぶ直線X1がハンドルアーム16の延びる方向に対して平行な直線になるように形成されている。
第1固定部20cは、第1挿通孔20aと第2挿通孔20bとの間に形成されている。詳細には、第1固定部20cは、直線X1を挟んだ一方側に形成されている。ここでは、第1固定部20cはねじ孔である。
第2固定部20dは、直線X1の中点Cに対して第1固定部20cと点対称に形成されている。ここでは、第2固定部20dは、第2挿通孔20bの中心Bよりも第1挿通孔20aの中心Aに僅かに近い位置に形成されている。これに対して、第2固定部20dと点対称の関係にある第1固定部20cは、第1挿通孔20aの中心Aよりも第2挿通孔20bの中心Bに僅かに近い位置に形成されている。ここでは、第2固定部20dはねじ孔である。
係止凹部20eは、リテーナ取付部20の長手方向の両端に形成されている。係止凹部20eは、図4に示すように、リテーナ取付部20の底面から軸方向に凹んで形成されている。
第1固定部材17は、図2及び図4に示すように、ハンドルアーム16にハンドル軸15を固定するための部材である。第1固定部材17は、ハンドルアーム16の第1挿通孔20a及び第2挿通孔20bの一方を挿通したハンドル軸15の先端に係合する。これにより、ハンドルアーム16がハンドル軸15に回転不能に固定されている。
第1固定部材17は、ここでは袋ナットであり、略円錐台形状の袋部17aと、非円形部17bと、を有している。非円形部17bは、多角形状(ここでは六角形状)に形成されたナット部分である。非円形部17bの外径は、袋部17aの外径よりも大径である。
リテーナ18は、第1固定部材17を回り止めするための部材であり、リテーナ取付部20に取り付けられている。リテーナ18は、ここでは合成樹脂で成型されている。図2及び図4に示すように、リテーナ18は、リテーナ取付部20に取り付けられたときにおいて、概ねハンドルアーム16の外縁に近づく方向に滑らかに傾斜する曲面で形成されている。
リテーナ18は、図2に示すように、リテーナ取付部20に少なくとも一部が入り込んで取り付けられており、リテーナ18とリテーナ取付部20との外表面の境界部分が滑らかに接続されている。このような構成にすることで、リテーナ18とハンドルアーム16との間への釣糸の入り込みを防ぐことができる。
リテーナ18は、第1取付姿勢および第2取付姿勢の2通りの取付姿勢でリテーナ取付部20に取り付け可能である。詳細には、第1取付姿勢は、図4及び図5に示すように、ハンドル軸15の先端が第2挿通孔20bを挿通するときの取付姿勢である。第2取付姿勢は、図6に示すように、ハンドル軸15の先端が第1挿通孔20aを挿通するときの取付姿勢であり、リテーナ18を第1取付姿勢から180度回転させた取付姿勢である。なお、図5及び図6は、ハンドルアーム16のリテーナ取付部20にリテーナ18のみを取り付けたときの模式図である。
リテーナ18は、係止孔18aと、筒状のボス部18bと、カバー部18cと、係止突起18dと、を有している。
係止孔18aは、第2固定部材19(図1参照)が挿通する貫通孔である。係止孔18aは第2固定部材19の一部が当接する当接面18gを有している。当接面18gは、リテーナ18の表面から軸方向に凹んだ位置に形成されている。係止孔18aは、リテーナ18が第1取付姿勢(図5参照)のとき、軸方向において第2固定部20dの位置と重なり、リテーナ18が第2取付姿勢(図6参照)のとき、軸方向において第1固定部20cの位置と重なる位置に形成されている。
ボス部18bは、図2及び図4に示すように、リテーナ18を軸方向に貫通して形成されている。ボス部18bは、リテーナ18が第1取付姿勢(図5参照)のとき、軸方向において第2挿通孔20bの位置と重なり、リテーナ18が第2取付姿勢(図6参照)のとき、軸方向において第1挿通孔20aの位置と重なる位置に形成されている。
ボス部18bは、第1固定部材17の袋部17aが貫通する環状孔18eと、ボス部18bの内周面に形成された回り止め部18fと、を有している。環状孔18eには、袋部17aの一部が収納されている。このため、環状孔18eと袋部17aとの軸方向における段差が小さくなり、第1固定部材に釣糸が引っ掛かりにくい。
回り止め部18fは、多角形状(ここでは12角形状)に形成されており、第1固定部材17の非円形部17bに係合して、第1固定部材17を回り止めしている。回り止め部18fの外径は、環状孔18eの外径よりも大径に形成されている。
カバー部18cは、第1挿通孔20a及び第2挿通孔20bの一方と、第1固定部20c及び第2固定部20dの一方と、を覆う部分である。詳細には、リテーナ18が第1取付姿勢(図5参照)のとき、カバー部18cは第1挿通孔20a及び第1固定部20cを覆う。また、リテーナ18が第2取付姿勢(図6参照)のとき、カバー部18cは第2挿通孔20b及び第2固定部20dを覆う。カバー部18cによって使用されない固定部を塞ぐことにより、使用されない固定部への異物等の浸入や付着を防ぐことができる。
係止突起18dは、図4に示すように、リテーナ18の長手方向の両端に形成されている。係止突起18dの端面が、リテーナ取付部20の係止凹部20eに当接することで、リテーナの長手方向の取り付け位置が位置決めされる。なお、第2取付姿勢(図6参照)でリテーナ18をリテーナ取付部20に取り付けた場合でも、係止突起18dの端面は、リテーナ取付部20の係止凹部20eに当接する。
第2固定部材19(図1参照)は、リテーナ18の係止孔18aを挿通して、リテーナ取付部20の少なくとも1つの固定部に係合する。ここでは、第2固定部材19は、第1固定部20c及び第2固定部20dのねじ孔に螺合する頭部が丸みを帯びたねじ部材である。第2固定部材19がリテーナ18の係止孔18aを挿通して、第1固定部20c及び第2固定部20dの一方に螺合することで、リテーナ18がハンドルアーム16に固定される。
第2固定部材19は、リテーナ18が第1取付姿勢(図5参照)のとき、リテーナ18の係止孔18aを挿通して第2固定部20dに係合する。第2固定部材19は、リテーナ18が第2取付姿勢(図6参照)のとき、リテーナ18の係止孔18aを挿通して第1固定部20cに係合する。
第2固定部材19の頭部の端面は、係止孔18aを挿通して第1固定部20c及び第2固定部20dの一方に係合したとき、当接面18gに当接する。これにより、リテーナ18がリテーナ取付部20に固定される。ここでは、少なくとも第2固定部材19の頭部の一部が係止孔18aに侵入して配置されるため、第2固定部材19とリテーナ18との間の釣糸の引っ掛かりを防ぐことができる。
次に、ハンドル3の操作長さを調節する手順について説明する。ここでのハンドル3の操作長さとは、ハンドル軸15からハンドルアーム16の先端までの長さを意味している。ここでは、ハンドル3の操作長さを短くするときの手順、すなわち、第1挿通孔20bを挿通してハンドルアーム16に固定されたハンドル軸15の先端を、第2挿通孔20aに挿通させて、リテーナ18を第2取付姿勢(図6参照)で取り付けるときの手順について説明する。
まず、第2固定部材19(図1参照)をリテーナ18から取り外す。そして、リテーナ18をリテーナ取付部20から取り外す。次に、ハンドル軸15の先端に係合している第1固定部材17を取り外す。そして、ハンドル軸15の先端を第1挿通孔20aから抜き出して、第2挿通孔20bに挿通させる。次に、第2挿通孔20bを挿通したハンドル軸15の先端に第1固定部材17を係合させて、ハンドル軸15とハンドルアーム16とを回転不能に固定する。
ここで、ハンドル軸15の先端に第1固定部材17をねじ込んで固定するとき、第1固定部材17の非円形部17bにボス部18bの回り止め部18fを係合させるために、第1固定部材17を所定の位置で係止させる必要がある。
詳細には、リテーナ取付部20は、図3及び図4に示すように、リテーナ取付部20の底面から僅かに凹んで形成された第1環状凹部25及び第2環状凹部26を有している。第1環状凹部25は、第1挿通孔20の中心Aから第1固定部材17の非円形部17bの外径よりも僅かに大径に形成されている。第2環状凹部26は、第2挿通孔20bの中心Bから第1固定部材17の非円形部17bの外径よりも僅かに大径に形成されている。第1環状凹部25及び第2環状凹部26は、第1固定部材17によってハンドル軸15とハンドルアーム16とが固定されたときに、第1固定部材17の非円形部17bの端面が当接する部分である。
さらに、リテーナ取付部20は、第1環状凹部25の外周に一部が侵入するようにして形成された少なくとも1つの第1位置決め孔25aと、第2環状凹部26の外周に一部が侵入するようにして形成された少なくとも1つの第2位置決め孔26aと、を有している。ここでは、第1位置決め孔25a及び第2位置決め孔26aが、それぞれ2つずつ形成されている。
例えば、図7に示すように、リテーナ18を第2取付姿勢で取り付ける場合は、第1位置決め孔25aのいずれかに、非円形部17b(ここでは六角形状のナット部分)の角が合わさる位置で第1固定部材17を係止する。これにより、リテーナ18をリテーナ取付部20に取り付けるときに、12角形状の回り止め部18fが第1固定部材17の六角形状の非円形部17bに係合して、第1固定部材17が回り止めされる。
リテーナを第2取付姿勢でリテーナ取付部20に取り付けた後は、リテーナ18の係止孔18aから第2固定部材19を第1固定部20cに係合させて、リテーナ18をハンドルアーム16に固定する。以上の手順により、ハンドル3の操作長さを短くすることができる。このとき、使用されない第2挿通孔20b及び第2固定部20dは、リテーナ18のカバー部18cで覆われる。
なお、第1固定部20c又は第1固定部20cと点対称の位置に形成される第2固定部20dは、本実施形態のように第1挿通孔20aと第2挿通孔20bとの長手方向の間隔が狭いときにおいて、第1挿通孔20aと第2挿通孔20bとの間、かつ第1固定部材17の外周に近接する位置に形成することが好ましい。
詳細には、図7に示すように、第1固定部20c又は第2固定部20dは、第1挿通孔20aと第2挿通孔20bとの間、かつハンドル軸15の先端を第1挿通孔20a及び第2挿通孔20bのそれぞれで固定したときの第1固定部材17の回転軌跡の接線X2に少なくとも一部が重なる位置、もしくは接線X2に近接した位置に形成することが好ましい。このような位置に第1固定部20c及び第2固定部20dの一方を形成することで、リテーナ18の長手方向のコンパクト化だけでなく、リテーナ18の幅(図7において上下方向の長さ)も抑えることができ、よりリテーナ18のコンパクト化を図ることができる。
<他の実施形態>
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、種々の変形又は修正が可能である。
(a)前記実施形態では、ボス部18bは、第1固定部材17の袋部17aが貫通する環状孔18eを有していたが、環状孔18eを必ずしも設ける必要はなく、第1固定部材を覆うようにしてボス部18bを有底筒状に形成してもよい。
(b)前記実施形態では、ハンドルアーム16のリテーナ取付部20に第1固定部20c及び第2固定部20dの2つの固定部を形成していたが、固定部は、少なくとも1つあればよい。固定部を1つにする場合は、中点(対称点)C上に固定部を形成すればよい。
(c)前記実施形態では、第1固定部20cを直線X1を挟んだ一方側に形成していたが、第1固定部20c及び第2固定部20dの一方を中点(対称点)Cを除いた直線X1上に形成してもよい。
(d)前記実施形態では、リテーナ18を合成樹脂で成型していたが、リテーナ18をアルミ鍛造等で成型してもよい。この場合は、リテーナの強度が向上するとともに、リテーナの外観が向上する。
14 ハンドル取付構造
15 ハンドル軸
16 ハンドルアーム
17 第1固定部材
17b 非円形部
18 リテーナ
18a 係止孔
18f 回り止め部
18c カバー部
19 第2固定部材
20 リテーナ取付部
20a 第1挿通孔
20b 第2挿通孔
20c 第1固定部
20d 第2固定部
100 両軸受リール
X1 直線
C 中点(対称点)

Claims (6)

  1. ハンドル軸にハンドルを取り付けるための両軸受リールのハンドル取付構造であって、
    前記ハンドル軸と交差する方向に延び、長手方向に並んでそれぞれ前記ハンドル軸の先端が選択的に挿通可能な第1挿通孔および第2挿通孔、及び前記第1挿通孔と前記第2挿通孔との間に形成された少なくとも1つの固定部、を含むリテーナ取付部を有するハンドルアームと、
    前記ハンドルアームの第1挿通孔及び第2挿通孔の一方を挿通した前記ハンドル軸の先端に係合して、前記ハンドルアームに前記ハンドル軸を固定するための第1固定部材と、
    前記ハンドルアームのリテーナ取付部に取り付けられ、係止孔、前記第1固定部材を回り止めする回り止め部、及び第1取付姿勢のとき前記ハンドルアームの第1挿通孔を覆い、第2取付姿勢のとき前記ハンドルアームの第2挿通孔を覆うカバー部、を有するリテーナと、
    前記リテーナの係止孔を挿通して、前記リテーナ取付部の少なくとも1つの固定部に係合して前記ハンドルアームに前記リテーナを固定するための第2固定部材と、
    を備えた、両軸受リールのハンドル取付構造。
  2. 前記少なくとも1つの固定部は、前記第1挿通孔の中心と前記第2挿通孔の中心とを結ぶ直線の中点に対して点対称に形成された第1固定部および第2固定部を有し、
    前記リテーナのカバー部は、第1取付姿勢のとき、前記第1固定部を覆い、前記第2取付姿勢のとき、前記第2固定部を覆う、
    請求項1に記載の両軸受リールのハンドル取付構造。
  3. 前記第1固定部は、前記直線を挟んだ一方側に形成された、
    請求項2に記載の両軸受リールのハンドル構造。
  4. 前記ハンドルアームのリテーナ取付部は、前記リテーナが取り付けられる側から前記ハンドル軸の軸方向に凹んで形成され、
    前記リテーナは、前記リテーナ取付部に少なくとも一部が入り込んで取り付けられ、
    前記リテーナ取付部と前記リテーナとの境界部分が滑らかに接続された、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リールのハンドル取付構造。
  5. 前記第1固定部材は、少なくとも外周の一部が非円形に形成された非円形部を有し、
    前記リテーナの回り止め部は、前記非円形部に係合して前記第1固定部材を回り止めする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の両軸受リールのハンドル取付構造。
  6. 前記ハンドルアームの第1固定部および第2固定部はねじ孔であり、
    前記第2固定部材は、前記ねじ孔に螺合するねじ部材である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の両軸受リールのハンドル取付構造。
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