JP3182452U - 両軸受リール - Google Patents

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Abstract

【課題】両軸受リールを用いたジギングにおいて、ドラグレバーの操作でジグの沈降速度を調整可能とし、その際の操作性も良好なものとした両軸受リールを提供する。
【解決手段】ドラグレバー方式の両軸受リール1において、ドラグレバー7の揺動操作領域は、自由回転操作位置と、自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に設定される第1制動調整領域と、自由回転操作位置から見て他方の揺動操作領域に設定される第2制動調整領域と、を有し、カム機構8は、ドラグレバー7が自由回転操作位置にあるとき、ドラグ機構10の制動力を解除してスプール5の自由回転を許容するようにスプール軸6を移動させ、ドラグレバー7が自由回転操作位置から第1制動調整領域または第2制動調整領域のいずれに操作されたときでも、その操作量に応じてドラグ機構10の制動力が増加するようにスプール軸6を移動させる。
【選択図】図2

Description

本考案は、ドラグレバーによるスプール軸の軸方向移動に応じてスプールの制動力を変化させるドラグ機構を備えた両軸受リールに関する。
ジグ(鉛製の疑似餌)を使用した釣り(以下、ジギングという)が盛んである。ジギングでは、通常、大きな巻き上げ力が要求されるので、スピニングリールより巻き上げ力が強い両軸受リールが使われることが多い(例えば、特許文献1参照)。
ジギングでは、ジグの重さに任せて釣り糸を繰り出し、沈降する際のジグの動きや、引き上げてくる際にジグに与える動きにより魚を誘引し、ジグに食いつかせて釣り上げる。特に、近年では、ジグを沈降させる際の速度を調整することにより、魚を誘引する手法が着目されている。
特開2004−135683号公報
両軸受リールには、大きく分けてスタードラグ方式とレバードラグ方式の2種類があり、釣り糸を繰り出す際は、スプールを自由回転させる。スタードラグ方式の両軸受リールは、スプール空転時の回転制御としてメカニカルブレーキという機構を備えるが、メカニカルブレーキは、一度調整すると一定の制動力を発揮し続けるものの、都度の調整は難しい。
一方、レバードラグ方式の両軸受リールでは、ドラグレバーの揺動操作に応じてスプールの制動力を変化させる摩擦式のドラグ機構を備え、ドラグレバーを自由回転操作位置(フリー)に操作すると、ドラグ機構の制動が解除されてスプールが自由回転するが、スタードラグ方式のように機構的なスプール回転制御手段を備えていないため、親指で糸巻き部を押さえるサミングと言う手法でジグの沈降速度を調整することが要求される。サミングは、指に入れる力の強弱でブレーキ力を自在に調整できる一方、糸巻き径が変化したり、釣り糸が水を含むことにより、精度の高い微調整が困難になる。
なお、レバードラグ方式の両軸受リールであっても、釣り糸の繰り出し中にドラグレバーを制動調整領域に操作すれば、サミングをしなくてもジグの沈降速度を調整可能であるが、ドラグレバーの制動調整領域は、魚を釣り上げる際の制動力調整に最適化されているので、ジグの沈降速度調整においては操作性に問題があった。
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、リール本体と、前記リール本体に回転自在に支持されたハンドル軸と、前記ハンドル軸を回転操作するハンドル部材と、釣り糸の巻き取り/繰り出しを行なうスプールと、前記ハンドル軸と平行に配置され、前記スプールを回転自在に支持するスプール軸と、前記スプール軸回りに揺動操作自在なドラグレバーと、前記ドラグレバーの揺動操作に応じて前記スプール軸を軸方向に移動させるカム機構と、前記スプールの回転を制動する制動部を有し、該制動部の制動力を前記スプール軸の軸方向の移動に応じて変化させるドラグ機構と、前記ハンドル軸の回転を前記ドラグ機構を介して前記スプールに伝達する回転伝達機構と、を備える両軸受リールにおいて、前記ドラグレバーの揺動操作領域は、自由回転操作位置と、前記自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に設定される第1制動調整領域と、前記自由回転操作位置から見て他方の揺動操作領域に設定される第2制動調整領域と、を有し、前記カム機構は、前記ドラグレバーが自由回転操作位置にあるとき、前記ドラグ機構の制動力を解除して前記スプールの自由回転を許容するように前記スプール軸を移動させ、前記ドラグレバーが前記自由回転操作位置から前記第1制動調整領域または前記第2制動調整領域のいずれに操作されたときでも、その操作量に応じて前記ドラグ機構の制動力が増加するように前記スプール軸を移動させることを特徴とする。
また、前記第2制動調整領域は、釣り糸を繰り出す際に使用され、前記ドラグレバーの操作に応じて前記ドラグ機構の制動力を無段階に変化させることを特徴とする。
また、前記第2制動調整領域は、操作ストロークが前記第1制動調整領域よりも短く、かつ前記ドラグレバーの操作量に対する制動力の変化量が前記第1制動調整領域よりも大きいことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、ドラグレバーの揺動操作領域は、自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に設定される第1制動調整領域と、自由回転操作位置から見て他方の揺動操作領域に設定される第2制動調整領域とを有し、いずれの制動調整領域でもドラグ機構の制動力を調整することができるので、一方の制動調整領域を魚を釣り上げる際の制動力調整に最適化しつつ、他方の制動調整領域を釣り糸を繰り出す際の制動力調整に最適化することができ、その結果、ジギングにおいて、サミングをしなくても、ドラグレバーの操作でジグの沈降速度を調整できるだけでなく、その際の操作性も良好なものとできる。しかも、釣り糸の繰り出しを開始する際、ドラグレバーを第1制動調整領域から自由回転操作位置に操作した後、自由回転操作位置を越える第2制動調整領域への連続的な操作でジグの沈降速度を調整することができるので、沈降開始直後からジグの速度調整を行ない、魚を誘引することができる。
また、請求項2の考案によれば、第2制動調整領域は、釣り糸を繰り出す際に使用され、ドラグレバーの操作に応じてドラグ機構の制動力を無段階に変化させるので、ジギングにおいて、ドラグレバーの操作でジグの沈降速度を無段階に調整することができる。
また、請求項3の考案によれば、第2制動調整領域は、操作ストロークが第1制動調整領域よりも短く、かつドラグレバーの操作量に対する制動力の変化量が第1制動調整領域よりも大きいので、ジグの沈降速度を調整する際、ドラグレバーの操作量を少なくして操作性を向上させることができるだけでなく、少ないレバー操作量で大きな速度変化を生じさせることができる。
本考案の実施形態に係る両軸受リールの側面図である。 図1のX−X断面図である。 (a)は本考案の実施形態に係る両軸受リールのドラグレバー揺動操作領域とカムの関係を示す説明図、(b)は従来例に係る両軸受リールのドラグレバー揺動操作領域とカムの関係を示す説明図である。 (a)は本考案の実施形態に係る両軸受リールのカムを示す斜視図、(b)はカムプレートを示す斜視図、(c)は従来例に係る両軸受リールのカムを示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る両軸受リールを使用したジギングにおけるドラグレバーの操作例(巻き上げ→繰り出し→沈降速度調整)を示す説明図である。
以下、本考案の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1および図2において、1はドラグレバー方式の両軸受リールであって、該両軸受リール1は、リール本体2と、リール本体2に回転自在に支持されたハンドル軸3と、ハンドル軸3を回転操作するハンドル部材4と、釣り糸の巻き取り/繰り出しを行なうスプール5と、ハンドル軸3と平行に配置され、スプール5を回転自在に支持するスプール軸6と、スプール軸回りに揺動操作自在なドラグレバー7と、ドラグレバー7の揺動操作に応じてスプール軸6を軸方向に移動させるカム機構8と、スプール5の回転を制動する制動部9を有し、該制動部9の制動力をスプール軸6の軸方向の移動に応じて変化させるドラグ機構10と、ハンドル軸3の回転をドラグ機構10を介してスプール5に伝達する回転伝達機構11と、を備えて構成されている。以下、本考案に関連する部分について順次説明する。
スプール5は、釣り糸が巻かれる胴部5aと、その左右両端部から外径方向に延出する円盤状のフランジ部5bと、を一体的に備え、胴部5aの内周側に配置される一対の軸受12を介してスプール軸6で回転自在に支持されるとともに、スプール軸6の軸方向の移動に対して従動するようになっている。
ドラグ機構10は、摩擦ブレーキ方式の制動部9を構成するドラグワッシャ13とドラグディスク14を備えている。ドラグワッシャ13は、スプール5の一方のフランジ部5bの外面側に一体回転可能に嵌合され、ドラグディスク14は、スプール軸6で回転自在に支持されるとともに、回転伝達機構11を介してハンドル軸3に連結されている。そして、図2の上半部に示すように、ドラグワッシャ13とドラグディスク14が離間している状態では、スプール5の自由回転を許容するが、図2の下半部に示すように、スプール軸6の軸方向の移動に応じて、ドラグワッシャ13がドラグディスク14に接触すると、その間に発生する摩擦力でスプール5の回転が制動されるようになっている。
回転伝達機構11は、ハンドル軸3に一体的に設けられる大径ギヤ15と、スプール軸6に回転自在に設けられる小径ギヤ16とを備えて構成されている。小径ギア16は、大径ギヤ15と噛合するとともに、ドラグディスク14と一体的に連結されており、大径ギア15から入力されるハンドル軸3の回転をドラグ機構10を介してスプール5に伝達する。
カム機構8は、スプール軸6の軸方向に並ぶカム17とカムプレート18を備えて構成されている。カム17は、ドラグレバー7と一体的に回転する一方、カムプレート18は、スプール軸6に回転不能に設けられている。ドラグレバー7の揺動操作に応じてカム17が回転すると、カムプレート18と当接するカム面が変位し、それに伴ってカムプレート18がスプール軸6の軸方向に移動する。そして、カムプレート18は、スプール軸6の一端部に螺着されるプリセットノブ19にブッシュ20を介して当接するため、カムプレート18の移動に応じてスプール軸6が軸方向に移動し、それに応じて前述したドラグ機構10の制動力調整が行なわれるようになっている。なお、プリセットノブ19を回し操作すると、その進退に応じてスプール軸6の軸方向の初期位置が変化し、それに伴ってドラグレバー7による制動力の調整範囲が変動するようになっている。
ドラグレバー7は、スプール軸6を中心として揺動操作自在であり、その揺動操作範囲には、スプール5を自由回転させる自由回転操作位置と、自由回転操作位置からの操作量に応じてドラグ機構10の制動力を変化させる制動調整領域とが設定される。図3の(B)に示すように、従来の両軸受リールでは、ドラグレバー107の揺動操作範囲の一端部に自由回転操作位置を設け、自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に制動調整領域を設定している。したがって、従来のカム117は、図3の(B)および図4の(C)に示すように、カムプレート18の凸部18aを落とし込み、スプール軸6を制動解除方向に移動させる自由回転操作用の凹部117aと、カムプレート18の凸部18aを徐々に押し出し、スプール軸6を制動力増加方向に移動させる制動調整用の傾斜面117bとを備える。
一方、本考案の実施形態に係る両軸受リール1では、図3の(A)に示すように、ドラグレバー7の揺動操作領域に、自由回転操作位置と、自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に設定される第1制動調整領域と、自由回転操作位置から見て他方の揺動操作領域に設定される第2制動調整領域とが設定されており、カム機構8は、ドラグレバー7が自由回転操作位置にあるとき、ドラグ機構10の制動力を解除してスプール5の自由回転を許容するようにスプール軸6を移動させ、ドラグレバー7が自由回転操作位置から第1制動調整領域または第2制動調整領域のいずれに操作されたときでも、その操作量に応じてドラグ機構10の制動力が増加するようにスプール軸6を移動させるように構成されている。
つまり、図3の(A)および図4の(C)に示すように、本実施形態のカム17は、従来のカム117と同様に、カムプレート18の凸部18aを落とし込み、スプール軸6を制動解除方向に移動させる自由回転操作用の凹部17aと、カムプレート18の凸部18aを徐々に押し出し、スプール軸6を制動力増加方向に移動させる制動調整用の傾斜面17bとを備えるが、自由回転操作用の凹部17aから見て、傾斜面17bとは反対側に第2の傾斜面17cを備え、この傾斜面により第2制動調整領域を現出させる。
第2制動調整領域は、主に釣り糸を繰り出す際に使用され、ドラグレバー7の操作に応じてドラグ機構10の制動力を無段階に変化させる。例えば、本実施形態の両軸受リール1は、ドラグレバー7の揺動位置を保持するレバー保持機構21を備え、該機構を構成するボール22aと、プレート23に形成される複数の孔23aとの係合により、ドラグレバー7の揺動位置を自由回転操作位置および第1制動調整領域で段階的に保持するが、第2制動調整領域では、レバー保持機構21によるレバー保持を行なわず、円滑で、かつ無段階のレバー操作を実現している。
また、第2制動調整領域は、操作ストロークが第1制動調整領域よりも短く、かつドラグレバー7の操作量に対する制動力の変化量が第1制動調整領域よりも大きくなるように設定されている。具体的には、カム17に形成される傾斜面17cのストロークを傾斜面17bよりも短くし、かつ、傾斜面17cの傾斜角を傾斜面17bよりも大きくする。なお、本実施形態では、ドラグレバー7の揺動操作限界位置を一対のストッパ24、25で規定しており、第1制動調整領域の最大制動調整位置では、ストッパ24によってそれ以上の揺動操作が規制され、第2制動調整領域の最大制動調整位置では、ストッパ25によってそれ以上の揺動操作が規制される。因みに、本実施形態の両軸受リール1では、ドラグレバー7を第1制動調整領域の最大制動調整位置に操作すると、例えば、スプール5に40kgの制動力を与え、ドラグレバー7を第2制動調整領域の最大制動調整位置に操作すると、スプール5に10kgの制動力を与えることができる。
つぎに、本考案の実施形態に係る両軸受リール1を使用したジギングにおけるドラグレバー7の操作例(巻き上げ→繰り出し→沈降速度調整)を図5を参照して説明する。
ジギングでは、ジグの重さに任せて釣り糸を繰り出し、沈降する際のジグの動きや、引き上げてくる際にジグに与える動きにより魚を誘引し、ジグに食いつかせて釣り上げる。図5の上側に示す図では、ドラグレバー7が第1制動調整領域に操作されており、この状態でハンドル部材4を所定方向に回し操作すると、スプール5が巻き取り方向に回転し、釣り糸がスプール5に巻き取られる。このとき、ハンドル部材4の操作速度を調整することにより、ジグに動きを与えて魚を誘引することができる。なお、ジグの引き上げ時に魚が食いついたら、第1制動調整領域の範囲内でドラグ機構10の制動力を調整し、適正な制動をかけながら魚を釣り上げることができる。
ジグを水面まで引き上げたら、図5の中央に示すように、ドラグレバー7を自由回転操作位置に操作してスプール5の自由回転を許容し、ジグの重さで釣り糸を繰り出す。このとき、ジグの沈降速度に変化を与えて魚を誘引する場合は、図5の下側に示すように、ドラグレバー7を第2制動調整領域に操作し、ドラグ機構10の制動力を調整する。例えば、ドラグレバー7を第2制動調整領域内で往復揺動させれば、制動力の増減に伴ってジグの沈降速度が変化し、ジグに動きを与えることができる。そして、ジグの沈降中に魚が食いついたら、ドラグレバー7を第2制動調整領域から第1制動調整領域に操作し、適正な制動をかけながら魚を釣り上げる。また、魚が食いつくことなく、ジグが所定の深さまで沈降したら、図5の上側に示すように、ドラグレバー7を第1制動調整領域に操作し、ジグの引き上げを開始する。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、リール本体2と、リール本体2に回転自在に支持されたハンドル軸3と、ハンドル軸3を回転操作するハンドル部材4と、釣り糸の巻き取り/繰り出しを行なうスプール5と、ハンドル軸3と平行に配置され、スプール5を回転自在に支持するスプール軸6と、スプール軸回りに揺動操作自在なドラグレバー7と、ドラグレバー7の揺動操作に応じてスプール軸6を軸方向に移動させるカム機構8と、スプール5の回転を制動する制動部9を有し、該制動部9の制動力をスプール軸6の軸方向の移動に応じて変化させるドラグ機構10と、ハンドル軸3の回転をドラグ機構10を介してスプール5に伝達する回転伝達機構11と、を備える両軸受リール1において、ドラグレバー7の揺動操作領域は、自由回転操作位置と、自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に設定される第1制動調整領域と、自由回転操作位置から見て他方の揺動操作領域に設定される第2制動調整領域と、を有し、カム機構8は、ドラグレバー7が自由回転操作位置にあるとき、ドラグ機構10の制動力を解除してスプール5の自由回転を許容するようにスプール軸6を移動させ、ドラグレバー7が自由回転操作位置から第1制動調整領域または第2制動調整領域のいずれに操作されたときでも、その操作量に応じてドラグ機構10の制動力が増加するようにスプール軸6を移動させるので、一方の制動調整領域を魚を釣り上げる際の制動力調整に最適化しつつ、他方の制動調整領域を釣り糸を繰り出す際の制動力調整に最適化することができ、その結果、ジギングにおいて、サミングをしなくても、ドラグレバー7の操作でジグの沈降速度を調整できるだけでなく、その際の操作性も良好なものとできる。しかも、釣り糸の繰り出しを開始する際、ドラグレバー7を第1制動調整領域から自由回転操作位置に操作した後、自由回転操作位置を越える第2制動調整領域への連続的な操作でジグの沈降速度を調整することができるので、沈降開始直後からジグの速度調整を行ない、魚を誘引することができる。
また、第2制動調整領域は、釣り糸を繰り出す際に使用され、ドラグレバー7の操作に応じてドラグ機構10の制動力を無段階に変化させるので、ジギングにおいて、ドラグレバー7の操作でジグの沈降速度を無段階に調整することができる。
また、第2制動調整領域は、操作ストロークが第1制動調整領域よりも短く、かつドラグレバー7の操作量に対する制動力の変化量が第1制動調整領域よりも大きいので、ジグの沈降速度を調整する際、ドラグレバー7の操作量を少なくして操作性を向上させることができるだけでなく、少ないレバー操作量で大きな速度変化を生じさせることができる。
1 両軸受リール
2 リール本体
3 ハンドル軸
4 ハンドル部材
5 スプール
6 スプール軸
7 ドラグレバー
8 カム機構
9 制動部
10 ドラグ機構
11 回転伝達機構
17 カム
18 カムプレート
19 プリセットノブ
21 レバー保持機構

Claims (3)

  1. リール本体と、
    前記リール本体に回転自在に支持されたハンドル軸と、
    前記ハンドル軸を回転操作するハンドル部材と、
    釣り糸の巻き取り/繰り出しを行なうスプールと、
    前記ハンドル軸と平行に配置され、前記スプールを回転自在に支持するスプール軸と、
    前記スプール軸回りに揺動操作自在なドラグレバーと、
    前記ドラグレバーの揺動操作に応じて前記スプール軸を軸方向に移動させるカム機構と、
    前記スプールの回転を制動する制動部を有し、該制動部の制動力を前記スプール軸の軸方向の移動に応じて変化させるドラグ機構と、
    前記ハンドル軸の回転を前記ドラグ機構を介して前記スプールに伝達する回転伝達機構と、を備える両軸受リールにおいて、
    前記ドラグレバーの揺動操作領域は、
    自由回転操作位置と、
    前記自由回転操作位置から見て一方の揺動操作領域に設定される第1制動調整領域と、
    前記自由回転操作位置から見て他方の揺動操作領域に設定される第2制動調整領域と、を有し、
    前記カム機構は、
    前記ドラグレバーが自由回転操作位置にあるとき、前記ドラグ機構の制動力を解除して前記スプールの自由回転を許容するように前記スプール軸を移動させ、
    前記ドラグレバーが前記自由回転操作位置から前記第1制動調整領域または前記第2制動調整領域のいずれに操作されたときでも、その操作量に応じて前記ドラグ機構の制動力が増加するように前記スプール軸を移動させることを特徴とする両軸受リール。
  2. 前記第2制動調整領域は、釣り糸を繰り出す際に使用され、前記ドラグレバーの操作に応じて前記ドラグ機構の制動力を無段階に変化させることを特徴とする請求項1記載の両軸受リール。
  3. 前記第2制動調整領域は、操作ストロークが前記第1制動調整領域よりも短く、かつ前記ドラグレバーの操作量に対する制動力の変化量が前記第1制動調整領域よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の両軸受リール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108450426A (zh) * 2017-02-21 2018-08-28 株式会社岛野 双轴承渔线轮的手柄安装结构
JP2018174791A (ja) * 2017-04-12 2018-11-15 株式会社シマノ 両軸受リール

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