JPH07190473A - エアー吹き出し口の風向調整板支持構造 - Google Patents

エアー吹き出し口の風向調整板支持構造

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JPH07190473A
JPH07190473A JP34811893A JP34811893A JPH07190473A JP H07190473 A JPH07190473 A JP H07190473A JP 34811893 A JP34811893 A JP 34811893A JP 34811893 A JP34811893 A JP 34811893A JP H07190473 A JPH07190473 A JP H07190473A
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JP
Japan
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air
direction adjusting
adjusting plate
air outlet
plate
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Application number
JP34811893A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ogura
宏 小倉
Tadakatsu Ota
忠勝 太田
Masakatsu Fujiwara
正克 藤原
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JIYUKEN KK
Toppan Inc
Original Assignee
JIYUKEN KK
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/02Ducting arrangements
    • F24F13/06Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser
    • F24F13/072Outlets for directing or distributing air into rooms or spaces, e.g. ceiling air diffuser of elongated shape, e.g. between ceiling panels

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  • Air-Flow Control Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦長或は横長のエアー吹き出し口から吹き出
される空気の風向きを、室内の物品の配置等に合わせ
て、前記エアー吹き出し口の長手方向と交わる方向に細
かく分けて設定できるエアー吹き出し口の風向調整板支
持構造を提供する。 【構成】 長尺で互いに平行な一対のレール材13と、
これらレール材13の両端部間をそれぞれ接続する一対
の側面板とで構成されたエアー吹き出し口19と、該エ
アー吹き出し口19に配設された風向調整板25とを備
えるエアー吹き出し構造体5における風向調整板25の
支持構造であって、前記エアー吹き出し口19は、前記
両レール材13間に架設された中継板21により前記レ
ール材13の延在方向に2つに仕切られ、前記風向調整
板25は2枚設けられ、各風向調整板25は、前記仕切
られた各エアー吹き出し口部分23に、その両端を前記
側面板と中継板21で揺動可能に支持されてそれぞれ配
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度や湿度等を調整し
た空気や換気用の空気を吹き出すエアー吹き出し口に関
し、詳しくは、エアー吹き出し口から吹き出される空気
の風向を調整する風向調整板の支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばオフィスビルや店舗ビル等の建物
には、室内の空気の温度や湿度を快適な値に維持するた
めに、空気調和設備が設けられる。空気調和設備は一般
に、例えば建物の屋上等に配設される室外機と、建物内
の地下室等に配設される空調機と、建物内の各室の天井
や天井寄りの壁面箇所に組み込んで配設されるエアー吹
き出し口と、各室の天井裏や壁裏に配設され前記室外
機、空調機、各室のエアー吹き出し口の間をそれぞれ接
続するダクトとを備え、前記エアー吹き出し口には風向
調整板が揺動可能に配設される。
【0003】この種の空気調和設備では、前記室外機に
よって取り入れた外気が前記空調機によって快適な温度
や湿度に調整され、調整後の調和空気が前記ダクトを介
して縦長或は横長のエアー吹き出し口から室内に吹き出
される。その際、前記風向調整板の揺動角度を適宜調整
することで、前記調和空気の風向きを所望の向きに設定
するようにしている。
【0004】ところで、上述したエアー吹き出し口に配
設される従来の風向調整板は、該エアー吹き出し口の長
手方向と交わる方向に一体的に揺動する単一或は複数の
部材により構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、縦長
或は横長に形成されたエアー吹き出し口から吹き出され
る空気の風向きが、該エアー吹き出し口の長手方向と交
わる方向において、前記風向調整板の揺動角度に応じた
一つの方向に設定されてしまい、よって、例えば前記エ
アー吹き出し口から吹き出される調和空気を受ける室内
領域の物品の配置に合わせて、該調和空気の風向きを細
かく分けて設定することができない不具合があった。ま
た、上述の不具合は、例えば熱交換器等と一体化された
エアーコンディショナーの室内機や、ガス又は石油ファ
ンヒータ、換気用の送風機等のエアー吹き出し口におい
ても同様に生じていた。本発明は上述の問題に鑑みてな
されたもので、本発明の目的は、室内の物品の配置等に
合わせて空気の風向きを細かく分けて設定することがで
きるエアー吹き出し口の風向調整板支持構造を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、長尺で互いに平行な一対の長辺部と、これら
長辺部の両端部間をそれぞれ接続する一対の短辺部とで
構成されたエアー吹き出し口と、前記エアー吹き出し口
に配設された風向調整板とを備えるエアー吹き出し口の
風向調整板の構造であって、前記エアー吹き出し口は、
前記両長辺部間に架設された仕切り板により前記長辺部
の延在方向に2つに仕切られ、前記風向調整板は2枚設
けられ、各風向調整板は、前記仕切られた各エアー吹き
出し口部分に、その両端を前記短辺部と仕切り板で揺動
可能に支持されてそれぞれ配設されていることを特徴と
する。
【0007】また、本発明は、長尺で互いに平行な一対
の長辺部と、これら長辺部の両端部間をそれぞれ接続す
る一対の短辺部とで構成されたエアー吹き出し口と、前
記エアー吹き出し口に配設された風向調整板とを備える
エアー吹き出し口の風向調整板の構造であって、前記エ
アー吹き出し口は、前記両長辺部間に架設された複数の
仕切り板により前記長辺部の延在方向に3つ以上に仕切
られ、前記風向調整板は3枚以上設けられ、各風向調整
板は、前記仕切られた各エアー吹き出し口部分に、その
両端を前記短辺部と仕切り板で揺動可能に支持され、或
は、その両端を前記仕切り板により揺動可能に支持され
てそれぞれ配設されていることを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、前記仕切り板が、前記
短辺部の延在方向に平行して配設される基部と、該基部
の両端から互いに逆向きにそれぞれ突設される取付部
と、該各取付部に前記基部の中央を中心に点対称に形成
された取付孔とで構成されているものとした。また、本
発明は、前記エアー吹き出し口が前記仕切り板により、
前記両長辺部の延在方向に複数に等分され、該各長辺部
には、前記取付孔と合致する取付孔が形成されているも
のとした。さらに、本発明は、前記風向調整板には、該
風向調整板取付用の凹溝が前記長辺部に平行してその全
長に亘って延出形成されているものとした。
【0009】
【作用】本発明によれば、一対の長辺部及び短辺部で構
成されるエアー吹き出し口が、仕切り板により長辺部の
延在方向に2又は3以上に仕切られ、仕切られた各エア
ー吹き出し口部分に風向調整板が、その両端を前記短辺
部と仕切り板で揺動可能に支持され、或は、その両端を
2つの仕切り板により揺動可能に支持されてそれぞれ配
設されるため、前記エアー吹き出し口から吹き出される
空気の風向きを、前記各エアー吹き出し口部分毎に風向
調整板で個別に設定し変えることができ、よって、前記
エアー吹き出し口から吹き出される空気を受ける室内領
域の物品の配置等に合わせて、前記空気の風向きを、前
記エアー吹き出し口の長手方向と交わる方向について、
細かく分けて設定することができる。
【0010】尚、前記仕切り板を、前記短辺部の延在方
向に平行して配設される基部と、該基部の両端から互い
に逆向きにそれぞれ突設される取付部と、該各取付部に
前記基部の中央を中心に点対称に形成された取付孔とで
構成することで、前記仕切り板の表裏の向きを合わせる
ことなく該仕切り板を前記両長辺部に取り付けることが
でき、取り付け作業の手間を少なくすることができ、ま
た、前記エアー吹き出し口を前記仕切り板により、前記
両長辺部の延在方向に複数に等分割した場合であって
も、前記エアー吹き出し口の各長辺部の構成を共通化で
き、部品点数を削減し部品コストの低減を図ることがで
き、さらに、長辺部の取り付け作業を簡易化できる。
【0011】また、前記風向調整板に、該風向調整板取
付用の凹溝を前記長辺部に平行してその全長に亘って延
出形成することで、風向調整板取付用の単なる孔を風向
調整板に形成する場合に比べて、風向調整板の高さを短
縮でき、しかも、前記凹溝は拡開し易いので、凹溝の公
差を大きくしても、該凹溝に取付用の部材を容易に嵌挿
することができ、これらにより、エアー吹き出し口のコ
ンパクト化やコストダウンを図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例に係るエアー吹き出し構
造体が配設された建物の室内天井の断面図を示す。図に
おいて1はTバー、3は天井、5はエアー吹き出し構造
体で、前記Tバー1は逆T字状を呈し、複数本が室内の
上部空間に配置され、前記天井3はその上面が各Tバー
1にねじ止め等によりそれぞれ取着され、前記エアー吹
き出し構造体5は2本のTバー1を介して支持され、該
エアー吹き出し構造体5が支持された2本のTバー1間
の天井3箇所には隙間7が設けられ、エアー吹き出し構
造体5には、不図示の空調機に接続するダクト9が連結
されている。
【0013】前記エアー吹き出し構造体5は、図2
(a),(b),(c)に正面図、底面図、及び側面図
でそれぞれ示すように、上辺1101、下辺1103、
左右の側辺1105及び斜辺1107で略台形状に形成
されグラスウール材からなる一対の断熱板11と、各断
熱板11の下辺1103側にそれぞれ嵌着される金属製
のレール材13(長辺部に相当)と、両レール材13の
各端面間にそれぞれ取着される金属製の側面板15(短
辺部に相当)と、前記両断熱板11の各斜辺1107間
にそれぞれ架設されグラスウール材からなるサイドボー
ド17とを備え、前記両断熱板11の上辺1101間は
連結され、一方の断熱板11には前記ダクト9の接続口
1109が突設されている。
【0014】また、前記エアー吹き出し構造体5の底部
には、前記両レール材13及び両側面板15により横長
で矩形状のエアー吹き出し口19が形成され、このエア
ー吹き出し口19は、前記エアー吹き出し構造体5を前
記2本のTバー1に支持させた状態で前記隙間7に臨
み、前記エアー吹き出し口19の長手方向の中間箇所に
は、前記両レール材13に取着されて中継板21(仕切
り板に相当)が配設され、該中継板21により前記エア
ー吹き出し口19が前記長手方向に2つに分割され、分
割された各エアー吹き出し口部分23にはそれぞれ風向
調整板25が配設されている。
【0015】前記各レール材13は、例えば押し出し成
形により前記断熱板11に対応した長さで均一な断面形
状に形成されており、図3に断面図で示すように、レー
ル材13は、前記各断熱板11が嵌挿される断面二股状
の受壁1301と、前記風向調整板25が収容される脚
壁1303で構成されている。
【0016】前記受壁1301は、底壁部1305と、
該底壁部1305の両側縁からそれぞれ異なる長さで立
設された外壁部1307及び内壁部1309とで構成さ
れている。一方、前記脚壁1303は、前記底壁部13
05の外壁部1307側の側縁部分から垂設された縦壁
部1311と、該縦壁部1311の下端から前記内壁部
1309側に延設された横壁部1313により略L字状
に形成されており、該縦壁部1311には、前記中継板
21の取付用のねじ挿通孔1315(取付孔に相当)が
形成されている。前記ねじ挿通孔1315は、図7にレ
ール材13と中継板21との取り付け状態を示す一部截
断平面図で示すように、レール材13の前記長手方向の
中央Cから該長手方向に僅かな長さLだけ変位した縦壁
部1311箇所に形成されている。
【0017】本実施例では、このような構成のレール材
13が、図3に示すように、互いの内壁部1309を向
かい合わせて前記各断熱板11の下辺1103側部分に
それぞれ嵌着され、この状態で両レール材13の脚壁1
303間に、前記風向調整板25の収容部27が形成さ
れる。そして、前記各断熱板11にそれぞれ前記レール
材13を嵌着した状態で、各レール材13の前記ねじ挿
通孔1315は、図7に示すように、前記長手方向の中
央Cを中心に線対称の縦壁部1311箇所に位置する。
【0018】前記各側面板15は、図4に側面図で示
し、且つ、図5にレール材に対する取り付け状態を示す
斜視図で示すように、矩形で縦長の下壁部1501と、
該下壁部1501の上端に前記断熱板11の斜辺110
7と等しい角度傾斜して連設された上壁部1503と、
前記下壁部1501の下端に連設された屈曲壁部150
5で構成され、該下壁部1501は、前記各レール材1
3の受壁1301に前記断熱板11の下端を嵌着した状
態で、両レール材13の外壁部1307間と略々等しい
幅で形成され、且つ、各レール材13の下端から前記断
熱板11の側辺1105上端までと略々等しい高さで形
成されている。
【0019】前記側面板15は、前記下壁部1501の
両側に挿通した取付ねじ29を前記両レール材13の端
面のねじ孔1317に螺合することで配設され、側面板
15を取着した状態で、両レール材13の端部間と、前
記断熱板11の側辺1105間及び側辺1105寄りの
斜辺1107間が側面板15により閉塞され、また、前
記屈曲壁部1505が各レール材13の下方に延出して
両レール材13の横壁部1313の端部間に臨み、レー
ル材13の両端の屈曲壁部1505と、一対のレール材
13の横壁部1313との間に前記エアー吹き出し口1
9が画成される。
【0020】そして、前記断熱板11の上辺1101寄
りの斜辺1107間が前記サイドボード17により閉塞
され、さらに前記両断熱板11の上辺1101間が連結
されて閉塞されることで、前記両断熱板11間から前記
両レール材13の内壁部1309間に亘り、前記接続口
1109から前記エアー吹き出し口19に連通する空気
通路31が画成される。
【0021】前記中継板21は、図6(a),(b),
(c)に正面図、側面図、及び底面図でそれぞれ示すよ
うに、前記収容部27の断面に対応した輪郭で形成され
た基部2101と、該基部2101の左右両端から互い
に逆向きに突設された取付部2103で構成され、各取
付部2103には、前記基部2101の厚さ方向の中央
から前記長さLだけ変位した箇所に、前記基部2101
の中央を中心に点対称にねじ孔2105(取付孔に相
当)が形成され、該基部2101の中央よりもやや上端
寄りの箇所にはピン挿通孔2107が形成されている。
【0022】前記各ねじ孔2105は、図7に示すよう
に、前記基部2101を前記レール材13の前記長手方
向の中央Cに位置させ、前記各取付部2103を各レー
ル材13の脚壁1303にそれぞれ当て付けることで、
前記各脚壁1303のねじ挿通孔1315に合致する。
従って、前記中継板21は、前記各ねじ孔2105を前
記各ねじ挿通孔1315に合致させた状態で、該各ねじ
挿通孔1315に挿通した取付ねじ33を各ねじ孔21
05にそれぞれ螺合することで、前記両レール材13に
取着され、中継板21を取着した状態で、前記基部21
01により前記収容部27が前記長手方向に分割されて
2つの収容部部分35、前記エアー吹き出し口部分23
がそれぞれ画成される。
【0023】前記風向調整板25は、前記各側面板15
と前記中継板21との間隔より若干短い長さで形成さ
れ、図8に側面図で示すように、略扇形の取付基部25
01と、該取付基部2501から突設された羽根部25
03で構成され、前記取付基部2501の上部には断面
円形の凹溝2505が該風向調整板25の長手方向全長
に亘って形成され、この凹溝2505の上部には、風向
調整板25の長手方向全長に亘って開口されたスリット
2507が形成されている。前記風向調整板25の両端
は、ブッシュ37、セルフタッピングねじ39、及び支
持ピン41を介して前記側面板15及び中継板21にそ
れぞれ支持されている。
【0024】前記ブッシュ37は、図9(a),(b)
に側面図及び正面図で示すように、前記凹溝2505よ
り若干大径に形成され該凹溝2505の両端部分に嵌挿
される挿入部3701と、該挿入部3701の一端に連
設されたフランジ部3703と、これら挿入部3701
及びフランジ部3703に亘って貫設された孔3705
で構成されている。前記挿入部3701及びフランジ部
3703に掛けてはスリット3707が形成され、該ス
リット3707により前記挿入部3701は拡縮可能に
構成されている。
【0025】前記支持ピン41は、図10(a),
(b)に側面図及び正面図で示すように、前記ブッシュ
37の孔より若干小径に形成された軸部4101と、該
軸部4101の中央箇所に軸部4101より大径で前記
ピン挿通孔2107と略々同径に形成された挿通部41
03で構成され、該挿通部4103の中央には、前記中
継板21の厚さより若干長い間隔を置いて2つの環状溝
4105が形成されている。前記支持ピン41は、前記
両環状溝4105間の挿通部4103部分を前記中継板
21のピン挿通孔2107に挿通し、この状態で、前記
両環状溝4105にストップリング43(図7)を嵌着
することで軸方向への動きが阻止されている。
【0026】前記風向調整板25の側面板15への取り
付けは、図4及び図5に示すように、前記ブッシュ37
の挿入部3701を前記風向調整板25の一端側から前
記凹溝2505に嵌挿し、この状態で、前記側面板15
の屈曲壁部1505寄りの下壁部1501箇所に挿通さ
れた前記セルフタッピングねじ39を前記ブッシュ37
のフランジ部3703側から前記孔3705にねじ込む
ことで行われ、この取り付けにより、前記風向調整板2
5の一端側が、前記ブッシュ37及び前記セルフタッピ
ングねじ39を介して前記側面板15に揺動可能に支持
される。
【0027】また、前記風向調整板25の中継板21へ
の取り付けは、図7に示すように、前記ブッシュ37の
挿入部3701を前記風向調整板25の他端側から前記
凹溝2505に嵌挿し、この状態で、前記中継板21に
支持された前記支持ピン41の軸部4101を前記ブッ
シュ37のフランジ部3703側から前記孔3705に
挿通することで行われ、この取り付けにより、前記風向
調整板25の他端側が、前記ブッシュ37及び前記支持
ピン41を介して前記中継板21に揺動可能に支持され
る。
【0028】上述した構成による本実施例のエアー吹き
出し構造体5では、前記空調機からの調和空気が、前記
ダクト9及び接続口1109を介して前記エアー吹き出
し構造体5の空気通路31内に送り込まれ、該空気通路
31内の調和空気が前記各収容部部分35を通って前記
各エアー吹き出し口部分23から、前記各風向調整板2
5の揺動角度に応じた風向きでそれぞれ吹き出される。
【0029】このとき、前記ブッシュ37が前記側面板
15に固着され、該ブッシュ37の挿入部3701が前
記風向調整板25の凹溝2505より若干大径に形成さ
れていることから、例えば手操作により風向調整板25
の揺動角度を所望の角度に設定すると、前記挿入部37
01と前記凹溝2505との摩擦により風向調整板25
がその揺動角度で保持され、前記エアー吹き出し口部分
23から吹き出される調和空気の風向きが一定に保持さ
れる。
【0030】このように、本実施例によれば、エアー吹
き出し構造体5のエアー吹き出し口19を、中継板21
によりエアー吹き出し構造体5の長手方向に分割して2
つのエアー吹き出し口部分23を画成し、それら各エア
ー吹き出し口部分23にそれぞれ風向調整板25を揺動
可能に設けたので、各エアー吹き出し口部分23毎に調
和空気の風向きを設定することができ、従って、例えば
前記エアー吹き出し口19からの調和空気を受ける室内
領域の物品の配置に合わせて、調和空気の風向きを、前
記エアー吹き出し口19の長手方向と交わる方向におい
て細かく分けて設定することができる。
【0031】また、本実施例によれば、前記中継板21
を、前記収容部27の断面に対応した輪郭で形成された
基部2101と、該基部2101の左右両端から互いに
逆向きに突設された取付部2103で構成し、各取付部
2103に、該各取付部2103を前記各レール材13
の脚壁1303に当て付けた状態で、前記ねじ孔131
5に合致するように、前記基部2101の中央を中心に
点対称にねじ孔2105をそれぞれ形成したので、各レ
ール材13に中継板21を取着する際に、表裏に関係な
く中継板21を取着することができ、該中継板21の向
き合わせ等を行う手間を省くことができる。
【0032】さらに、本実施例によれば、中継板21を
前記のように構成したので、各レール材13に前記中継
板21の取付用のねじ挿通孔1315を、各レール材1
3の前記長手方向の中央Cから該長手方向に僅かな長さ
Lだけ変位した縦壁部1311箇所にそれぞれ形成で
き、これにより、前記エアー吹き出し口19の長手方向
の中央Cに前記中継板21の基部2101を配置して該
エアー吹き出し口19を2等分するにも拘らず、前記2
つのレール材13を共通化することができ、部品点数を
削減し部品コストを低減することができ、しかも、2つ
のレール材13が共通化されるため、その取り付け作業
も簡易化できる。
【0033】また、本実施例によれば、前記ブッシュ3
7の挿入部3701と前記風向調整板25の凹溝250
5との摩擦で、前記各風向調整板25を所望の揺動角度
に保持できるので、揺動角度保持用に特別な機構を設け
る必要がなく構成を簡略化でき、しかも、エアー吹き出
し構造体5の施工後にも各エアー吹き出し口部分23か
ら吹き出される調和空気の風向きを手操作により容易に
調整することができる。
【0034】さらに、本実施例によれば、風向調整板2
5の取付基部2501の上部に、スリット2507を有
する凹溝2505を、該風向調整板25の長手方向全長
に亘って形成し、前記側面板15や前記中継板21に取
り付けたブッシュ37の挿通部3701を前記風向調整
板25の両端から前記凹溝2505に嵌挿することで、
風向調整板25を揺動可能に支持した。このため、前記
ブッシュ37の挿通部3701が嵌挿される風向調整板
25部分を単なる孔により構成する場合に比べて、風向
調整板25の高さを短縮でき、しかも、前記凹溝250
5は拡開し易いので、前記挿通部3701や前記凹溝2
505の公差を大きくしても、挿通部3701を凹溝2
505に容易に嵌挿することができ、これらにより、エ
アー吹き出し構造体5のコンパクト化やコストダウンを
図ることができる。
【0035】尚、本実施例では、中継板21がエアー吹
き出し口19の長手方向の中間箇所に配設され、該中継
板21により前記エアー吹き出し口19が前記長手方向
に2つに分割される構成について説明したが、前記長手
方向に間隔を置いて前記中継板21を複数配設して、前
記エアー吹き出し口19を前記長手方向に3つ以上に分
割し、各分割されたエアー吹き出し口部分にそれぞれ風
向調整板を配設し、各風向調整板の両端を、側面板15
と中継板21、或は、2つの中継板21により揺動可能
に支持する構成としてもよい。
【0036】また、本実施例では、風向調整板25がブ
ッシュ37や支持ピン41を介して側面板15や中継板
21に支持される場合について説明したが、側面板15
や中継板21のエアー吹き出し口部分23側の面と、風
向調整板25の端部との一方に凸部を形成し、他方に凹
部を形成し、前記凸部を凹部で枢支することで、風向調
整板25を側面板15や中継板21で直接支持するよう
に構成してもよい。さらに、本実施例では、手操作によ
り風向調整板25の揺動角度を調整するものとしたが、
モータ等の駆動源により風向調整板25を揺動させる
等、風向調整板25を揺動させるための手段は、実施例
で示した手段に限らず任意である。
【0037】そして、本実施例では、天井3の隙間7の
2本のTバーに支持されたエアー吹き出し構造体5に本
発明を適用した場合の構成について説明したが、本発明
は、室内の壁部に設けられるエアー吹き出し構造体や、
熱交換器等と一体化されたエアーコンディショナーの室
内機や、ガス又は石油ファンヒータ、換気用の送風機等
のエアー吹き出し口の構造にも適用可能であることは言
うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
尺で互いに平行な一対の長辺部と、これら長辺部の両端
部間をそれぞれ接続する一対の短辺部とで構成されたエ
アー吹き出し口と、前記エアー吹き出し口に配設された
風向調整板とを備えるエアー吹き出し口の風向調整板の
構造であって、前記エアー吹き出し口は、前記両長辺部
間に架設された仕切り板により前記長辺部の延在方向に
2つに仕切られ、前記風向調整板は2枚設けられ、各風
向調整板は、前記仕切られた各エアー吹き出し口部分
に、その両端を前記短辺部と仕切り板で揺動可能に支持
されてそれぞれ配設されている構成とした。
【0039】また、本発明によれば、長尺で互いに平行
な一対の長辺部と、これら長辺部の両端部間をそれぞれ
接続する一対の短辺部とで構成されたエアー吹き出し口
と、前記エアー吹き出し口に配設された風向調整板とを
備えるエアー吹き出し口の風向調整板の構造であって、
前記エアー吹き出し口は、前記両長辺部間に架設された
複数の仕切り板により前記長辺部の延在方向に3つ以上
に仕切られ、前記風向調整板は3枚以上設けられ、各風
向調整板は、前記仕切られた各エアー吹き出し口部分
に、その両端を前記短辺部と仕切り板で揺動可能に支持
され、或は、その両端を前記仕切り板により揺動可能に
支持されてそれぞれ配設されている構成とした。
【0040】このため、前記エアー吹き出し口から吹き
出される空気の風向きを、各エアー吹き出し口部分毎に
風向調整板で個別に設定し変えることができ、よって、
前記エアー吹き出し口から吹き出される空気を受ける室
内領域の物品の配置等に合わせて、前記空気の風向き
を、前記エアー吹き出し口の長手方向と交わる方向にお
いて、細かく分けて設定することができる。
【0041】さらに、前記仕切り板を、前記短辺部の延
在方向に平行して配設される基部と、該基部の両端から
互いに逆向きにそれぞれ突設される取付部と、該各取付
部に前記基部の中央を中心に点対称に形成された取付孔
とで構成することで、前記仕切り板の表裏の向きを合わ
せることなく該仕切り板を前記両長辺部に取り付けるこ
とができ、取り付け作業の手間を少なくすることがで
き、また、前記エアー吹き出し口を前記仕切り板によ
り、前記両長辺部の延在方向に複数に等分割した場合で
あっても、前記エアー吹き出し口の各長辺部の構成を共
通化でき、部品点数を削減し部品コストの低減を図るこ
とができ、さらに、長辺部の取り付け作業を簡易化でき
る。
【0042】また、前記風向調整板に、該風向調整板取
付用の凹溝を前記長辺部に平行してその全長に亘って延
出形成することで、風向調整板取付用の単なる孔を風向
調整板に形成する場合に比べて、風向調整板の高さを短
縮でき、しかも、前記凹溝は拡開し易いので、凹溝の公
差を大きくしても、該凹溝に取付用の部材を容易に嵌挿
することができ、これらにより、エアー吹き出し口のコ
ンパクト化やコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係るエアー吹き出し
構造体が配設された建物の室内天井の断面図である。
【図2】図1のエアー吹き出し構造体を示すもので、図
2(a)は正面図、図2(b)は底面図、図2(c)は
側面図である。
【図3】図2に示すレール材の断面図である。
【図4】図2に示す側面板の側面図である。
【図5】図4の側面板のレール材に対する取り付け状態
を示す斜視図である。
【図6】図2の中継板を示すもので、図6(a)は正面
図、図6(b)は側面図、図6(c)は底面図である。
【図7】図2の中継板のレール材への取り付け状態を示
す一部截断平面図である。
【図8】図1の風向調整板の側面図である。
【図9】図5及び図7のブッシュを示すもので、図9
(a)は側面図、図9(b)は正面図である。
【図10】図7の支持ピンを示すもので、図10(a)
は側面図、図10(b)は正面図である。
【符号の説明】 13 レール材(長辺部) 1315 ねじ挿通孔(取付孔) 15 側面板(短辺部) 19 エアー吹き出し口 21 中継板(仕切り板) 2101 基部 2103 取付部 2105 ねじ孔(取付孔) 23 エアー吹き出し口部分 25 風向調整板 2505 凹溝
フロントページの続き (72)発明者 藤原 正克 東京都千代田区神田佐久間町2−11 株式 会社寿研内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺で互いに平行な一対の長辺部と、こ
    れら長辺部の両端部間をそれぞれ接続する一対の短辺部
    とで構成されたエアー吹き出し口と、 前記エアー吹き出し口に配設された風向調整板と、 を備えるエアー吹き出し口における風向調整板の支持構
    造であって、 前記エアー吹き出し口は、前記両長辺部間に架設された
    仕切り板により前記長辺部の延在方向に2つに仕切ら
    れ、 前記風向調整板は2枚設けられ、各風向調整板は、前記
    仕切られた各エアー吹き出し口部分に、その両端を前記
    短辺部と仕切り板で揺動可能に支持されてそれぞれ配設
    されている、 ことを特徴とするエアー吹き出し口の風向調整板支持構
    造。
  2. 【請求項2】 長尺で互いに平行な一対の長辺部と、こ
    れら長辺部の両端部間をそれぞれ接続する一対の短辺部
    とで構成されたエアー吹き出し口と、 前記エアー吹き出し口に配設された風向調整板と、 を備えるエアー吹き出し口における風向調整板の支持構
    造であって、 前記エアー吹き出し口は、前記両長辺部間に架設された
    複数の仕切り板により前記長辺部の延在方向に3つ以上
    に仕切られ、 前記風向調整板は3枚以上設けられ、各風向調整板は、
    前記仕切られた各エアー吹き出し口部分に、その両端を
    前記短辺部と仕切り板で揺動可能に支持され、或は、そ
    の両端を前記仕切り板により揺動可能に支持されてそれ
    ぞれ配設されている、 ことを特徴とするエアー吹き出し口の風向調整板支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記仕切り板は、前記短辺部の延在方向
    に平行して配設される基部と、該基部の両端から互いに
    逆向きにそれぞれ突設される取付部と、該各取付部に前
    記基部の中央を中心に点対称に形成された取付孔とで構
    成されている請求項1又は2記載のエアー吹き出し口の
    風向調整板支持構造。
  4. 【請求項4】 前記エアー吹き出し口は前記仕切り板に
    より、前記両長辺部の延在方向に複数に等分され、該各
    長辺部には、前記取付孔と合致する取付孔が形成されて
    いる請求項3記載のエアー吹き出し口の風向調整板支持
    構造。
  5. 【請求項5】 前記風向調整板には、該風向調整板取付
    用の凹溝が前記長辺部に平行してその全長に亘って延出
    形成されている請求項1、2、3又は4記載のエアー吹
    き出し口の風向調整板支持構造。
JP34811893A 1993-12-25 1993-12-25 エアー吹き出し口の風向調整板支持構造 Pending JPH07190473A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018134021A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社シマノ 両軸受リールのハンドル取付構造
CN110966742A (zh) * 2019-10-30 2020-04-07 广东美的制冷设备有限公司 用于新风模块的蜗壳组件及具有其的空调器

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JP2018134021A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社シマノ 両軸受リールのハンドル取付構造
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